2014/02/08 - 2014/03/03
61位(同エリア228件中)
ノーーウォリーズさん
- ノーーウォリーズさんTOP
- 旅行記202冊
- クチコミ16件
- Q&A回答114件
- 393,200アクセス
- フォロワー68人
アフリカに行ってきました。アフリカは広大で未開で長期旅行でしかいけない場所、ここに来るには会社を辞めて世界一周の時かな、と漠然と感じていましたがその時は意外と早くやってきました。遥か遠くの場所というのは誤解だったようで、インフラは整っており3週間あれば南部なら十分に縦断できると分かってきました。3週間の休みが取れる機会はめったにないんですが、偶然その時が来たんで、南米に行くか散々悩んだあげくアフリカ行きを決めました。ケニアのナイロビから南アフリカのヨハネスブルクまで、約5000kmすべて陸路の旅です。3週間でヨハネスブルクまで辿りつけるか、かなり駆け足の旅となってしまいました。
最初の旅行記はナイロビ編です。それに帰国後のシドニーでのアフリカンフェスティバルもおまけで付け加えました。昨年のこれが私のアフリカ魂を呼び起こし、旅のきっかけになったのかもしれません。シドニーでもアフリカ気分を味わえます。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 交通手段
- 徒歩
- 航空会社
- エミレーツ航空
PR
-
これがGoogle Mapsでの今回の旅程。ケニア、タンザニア、ザンビア、ボツアナ、ジンバブエ、南アフリカのアフリカ6カ国縦断の5000km以上の陸路の旅です。おまけで帰りにドバイで2日間のトランジットです。世界で最もリッチな国と貧困だけどこれから発展の国を歩き廻りました。アフリカは今後10年間に世界で最も発展が見込まれている場所です。中国や日本などによりインフラ投資と資源開発の競争が行われており、旅はしやすくなっています。
実はケニアのみ2回目の訪問です。もう10年以上前の話ですが。 -
エミレーツ航空でドバイ経由20時間の長いフライトです。気分を盛り上げるために観た映画はキャプテンフィリップス。ソマリアでの誘拐事件ノンフィクションの話を映画化したものですが、偶然にもこの映画をソマリア上空で見てしまい、アフリカの怖さを目のあたりにします。ケニアにもソマリアのテロリストが潜んでいます。自分はとんでもないところへ向かっているのではと、盛り上がるどころか恐怖心いっぱいとなってしまった。
夜8時にナイロビ空港に辿りつきました。イミグレは倉庫の様な殺風景で薄暗い雰囲気、アフリカを代表する空港にはとても見えません(10年以上前に来た時はそんな印象はなかったのですが。。)周りに観光客風の人もおらず恐怖心は高まる一方。もしかして違う所に到着してそのまま拉致されるのでは、と本気で思いました。写真は後日昼間に空港に寄った時のものです。2014年現在、空港は拡張工事中で駐車場が仮のイミグレになっているのが理由だった様です。それを知らないで夜に着くと本気で心細くなります。 -
翌朝、ナイロビのダウンタウンを歩きます。ナイロビはアフリカでも有数の犯罪多発地域ですが、見た感じは整然としていてビジネスマンも多く女性でも普通にバッグを肩にかけて歩いています。何でもありの無法地帯ではなかったので、昨日の不安は少し安らぎました。でもホテルで訊くと、やはり外国人は注意が必要で貴重品はホテルに置いていくべきと。カメラ以外は置いていきましたが、替えのレンズなどでバッグは結構大きい。不安になりながらも街歩きのスタートです。
-
写真はナイロビ中心地のMoi Avenueからバークレイバンクを見たところ。現在の2014年の様子です。日曜日の朝なので普段より人は少ないです。
-
同じ場所で10年以上前に撮った写真、私は典型的なバックパッカーでした。今でもですが(笑。その当時と今のナイロビのダウンタウンは何も変わっていません。何か新しいビルが建つこともなく、昔のイメージのままでした。Upper Hill, Westgateなど経済の中心地は郊外に移転しているようです。
-
ダウンタウンからマタツ(乗合バス)に乗ってナイロビミュージアムに来ました。入場料1200Ksh。法外な外国人料金ですが、仕方がないので払います。ケニアの渡り鳥や、文化の展示がありますが、入場料の割にはいまいち。。
-
唯一印象にのこったのは、200万年前のホモサピエンスの展示です。頭の上からウルトラマンの様に先が伸びています。チンパンジーとの比較で人間と認定されましたが、現代とは大違いです。
-
ダウンタウンに戻り、街を歩いているとマサイマーケットを発見。気軽に入ってみましたが、ここでの客引きのしつこさは強烈。普段土産物を買わない私でも欲しくないものを買わされました。詳しくは後ほど。
-
ナイロビ一の高さを誇るKenyatta Conference Centerへ(入場料400ksh)。ナイロビ市内を360度見渡せます。写真は東側、遠くに空港が見えるはずですが、曇っているため視界は良くなかったです。その後、サファリの会社Big Time Safaris(左端のビルの7階)に行き、明日からのマサイマラ3日ツアーを予約します。
-
ナイロビ駅前から再度マタツ #125(乗合バス)に乗ります。トヨタのハイエースですが中にはビヨンセと巨大なスピーカーが。レゲエミュージックをガンガンかけて車は爆走します。昔はコンゴのミュージックが主流でしたが今ではアメリカナイズされています。
-
目指すはBomas of Kenya(入場料600ksh)、マタツを降りて10分ほど歩く必要があります。ここでは毎日午後からダンスショーが行われます(開始時間は曜日によって違うので確認してください)。ケニアではこういった文化はほぼ絶滅状態で、ここは伝統ダンスを見られる数少ない場所だそうです。
-
ケニアには沢山の少数民族がいて文化も異なるのですが、ここでは一気にそれらを見ることができます。とはいってもダンサーは同じで、衣装だけ変えて代わる代わる登場しています。
-
彼らにとっては毎日同じ事を繰り返しているのでしょうが、表情をみると心底楽しんで毎日踊っているみたいです。観客も飛び入り参加したりで盛り上がっており楽しかったです。ここはお勧めです。
-
ダウンタウンに戻り、レストランからLatema Rdを見たところ。ここはマタツ乗り場が集まっており、昼間は多くの人がいます。個人的には、歩いていても特に視線を感じることもなく危険な印象はなかったですが、ガイドブックには超危険地帯として警告されている場所です。ダウンタウンを歩いている白人は皆無で、やはり十分な警戒は必要なんでしょう。
-
日が暮れた後同じ場所を撮りました。夜8時までは人も結構いますが、マタツがなくなる頃には人も少なく、超危険地帯になるのでしょう。さすがに私も夜は歩かずタクシーを使いました。
-
今日は沢山歩き回り、何事もなく1日を終えました。これらは今日の戦利品。右上から、マラリアの予防薬Malanil、1錠200kshを36錠買うことで180kshにディスカウント。Malanilは一般的にはMalaroneという名前で売られていますがこれらの成分は同じです。アフリカで売っているMalanilの方が安く、他の地域ではこの数倍はします。次にBig Time Safarisでのマサイマラ3日ツアーが言い値US$330がUS$310。時間がなくて他のツアー会社と比較できず即決したので、粘ればUS$300もいけそうです。マサイマーケットで買ったブレスレットが2つで300Ksh、紫色のサイが100ksh、アフリカの形をしたコンテナが500ksh、多分適正価格です。左上のサイとカバはぼられて2つで1500ksh。マサイマーケットに入って、物売りに囲まれて訳が分からず買ってしまった。最初の言い値は2500kshで貴重な石でできてると言っていましたが、ただの粘土です。マサイマーケットに行く前に適正価格とディスカウントの交渉術を勉強していくべきです。例えば希望価格が1500だとしても1000から交渉を始めるなど。彼らは最初10倍位の値段を言うので、こちらも遠慮はいりません、値切りましょう。
-
ナイロビの観光はこんなものでしょうか。危険を冒してまで歩かず、タクシーを使っても勿論個人で廻れます。
ちょっと旅行記の内容が少ないんで、ここからは旅行後の2014/3/15に開催された私の地元シドニーでのアフリカンフェステイバルを紹介します。去年もこれに参加してアフリカに行きたいと私を思わせたものなんで旅行記に関係しているかなと。 -
オーストラリアにいるアフリカンはかつて難民として来た人が多いため、国はエチオピア、スーダン、ソマリアが多くあとは西アフリカから少々、ケニア人は見かけませんでした。アフリカンフェステイバルに来ている8割はアフリカンなんで、シドニーでもアフリカ気分を味わえます。
-
アフリカンファッションショーです。彼女はエリトリア出身。
-
彼は、ナイジェリア出身。この前にはジャンベも叩いていました。
-
他にも載せたい写真は沢山あるのですが、まとめとして全員集合したところを載せます。
-
伝統的な服装もあれば、アフリカンぽいけど普通の洋服もあります。華やかに見えますが、彼女らの友人親戚は今でも祖国で難民として苦労していると思うと複雑な気分です。
-
いよいよグランプリの発表です。
-
選ばれたのはソマリア出身の女の子、スタイルがスーパーモデル級です。ソマリア人やスーダン人はスタイル抜群で、足の長さがやけに目立ちます。それに比べるとケニア人は普通に見えます。しかし、2013年に起きたWestlandsの爆破事件もあり、ケニアでは隣人のソマリア人は歓迎されていない現実もあります。
後半はシドニーのアフリカンフェスティバルでした。次はマサイマラ編をアップします。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
ノーーウォリーズさんの関連旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
24