3週間でアフリカ南部を縦断 #4 ザンジバル (#4 Zanzibar)

2014/02/16 - 2014/02/18

タンザニアの首都ダルエスサラームまでバスで10時間のはずが、首都近郊の渋滞がひどく4時間遅れで到着です。アフリカに来て１週間、未だに晴間を見ることなく旅を続けています。内陸から海側に移動すれば天気も変わるかと期待していましたが、相変わらずの曇り空です。2月は乾季のはずなんですが。。今回の旅で唯一の海沿いですが、ビーチでこの天気では気が滅入ります。晴間のザンジバルのビーチは楽しめませんでしたが、その分オールドタウンは趣のある雰囲気だったと思うことにしましょう。

エリア ザンジバル(タンザニア)

• 旅行の満足度: 3.5

• 交通手段: 高速・路線バス

ダルエスサラームから高速カタマランで２時間、ザンジバルのスト−ンタウンが見えてきました。今までのアフリカの町並では見たことがない歴史を感じさせる雰囲気です。雨が降ってきているのが気になります。

海沿いにはミュージアムが並んでおり、ザンジバルの歴史を学べます。この建物そのものが動かぬ証拠です。

この週末は音楽祭が行われており、ホテルは軒並み満室。ホテルを探すため客引きに連れられて細い路地を歩き廻ります。細い路地が密集するスト−ンタウンはまるで迷路の様です。5件ほど廻り、ようやく空きが見つかりました(写真はホテルではありません)。

街歩きの開始。イスラムの影響が強いのが印象的です。タンザニアのアルーシャに入ってから、女性はスカーフをかぶっているのを見かけました。ダルエスサラームではアラブ系の人が増えました。ザンジバルでは男性でも正装をしている人も増えて完全にイスラムです。ツーリスト向けのレストラン以外、アルコールは売っていません。

アラブの影響が見える建物(ドア)。刺が出たドアはドバイでも見かけました。

教会です。この街はアフリカ・ヨーロッパ・イスラムが混在しており、教会とモスクが共存してします。

マーケットです。タイムスリップしたような昔と変わらない雰囲気。

ストーンタウンは、昔ながらの生活をしている人も多くローカル色が強いです(その中に観光客が混ざっています)。東側のCreek Rdを境にその濃さは薄まります。こちら側が100万人が住むザンジバル島の実質的な街の中心です。

ストーンタウンのビーチです。目立ちませんが高級ホテルが並んでいます。このビーチで泳いでいる人はいなかったですが、天気が良ければ気持ちいいでしょう。

ストーンタウンの港は、ツーリストと漁港が混在しています。夕方になると、地元の若者が集まってきて海に飛び込んで遊んでる姿が目立ちます。ツーリストはその後ろの公園でフリーWifiを楽しんでいます。夜になると屋台が並び、再びツーリストが目立ちます。今晩は音楽祭もあり、ツーリストは多いのでしょう。

翌朝も天気が悪いですが、どこかのビーチに行くことにします。島の東のPajeや北端のNungwiは外国人向けのリゾートですが、もっと静かな所に行こうと思っていました。Creek Rdにダラダラ(公共バス)乗り場に行き、そこに#118のトラックが停まっていたので、それに乗って島の北東のMatemweに向かいます。所要1時間。写真はMatemweのビーチです。天気が悪いのに砂浜は真白です(写真の編集はしていません)。天気が良かったらどんなに白いのか見当もつきません。

漁師が捕った魚やタコをこねまわしているのを見ました。でもビーチ以外にはなにもないただの村です。泳ぐこともできず、これからどうしようと困っていると、近くのリゾートの人が声を掛けてきて、スノーケルに行くことにしました。近くにザンジバル一番のスノーケルのスポットがあるそうです。US$30で、ストーンタウンのツアーの半額以下なんで即決です。

地味ですがこの村にもリゾートがあり、そこに滞在しているフランス人のグループに混ざって朝10時に出発。ここから車で30分ほどオフロードを走り、目指すMnemba島の側に着きました。ここからはボートで沖合2kmの島のリーフを目指します。

Mnemba島はこんな感じ。天気は最悪なのに海中はすばらしかった。アフリカらしいコラルリーフかどうかは分りませんが、期待を裏切らない綺麗さ。海の中の写真は残念ながらありません、すいません。

ザンジバル島には3日間滞在して、十分満足しました。高速カタマランで本土に帰りました。船は先進国のものと同じレベルですが値段も先進国並み、片道US$35でした。

高速で走行するカタマランのすぐそばには、昔ながらのダウ(漁船)が。写真のは大型ですが、一人乗りの小さなものも遥か沖合で漁をしており、そのすぐ側を高速カタマランが走ります。波を受けての漁は本当に大変でしょう。

ダルエスサラームを観光する時間が数時間あったので、海沿いを歩きます。この辺は近代的な高層ビルがいくつも建設中です。

フィッシュマーケットです。魚の臭いが充満しており、衛生的ではないなと感じました。でもせっかくなんでマーケットのレストランで魚を食べました。まずかったです。でもこの時は気にしていませんでした。明日からの長いバスの旅にこれが影響するとは。。>> ザンビア編に続く