2013/10/06 - 2013/10/06
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tokotokoさん
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“ よぐ来たじゃ~ 蟹田さ ”
降り立った駅でさっそく、旅心地を深める土着のコトバ。
そんな うららかゲートウエーから、小さな町の小さな旅へ。
2007年以来、2度目の蟹田散策。
前回には無かった、貸自転車で 港町へ繰り出し、トップマストからの むつ湾に下北半島、遠く 八甲田山の眺望 (+ヒヤヒヤも;)まで を堪能。
また道中では、カニ汁&イギリストースト という日英異色コンビで 腹ごしらえしたりと、潮風に誘われ 港町・“風の町”をふらり漂った。
小さな旅はそれで終わらず(欲張り発揮;)、再び 列車の人となり、津軽線の終着駅・三厩(みんまや)へも。
旅の終着地を そぞろ歩き、誰そ彼の海岸で落日を見届け・・・
最終列車にて(夕刻にして;)、奥津軽を後に。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- JR特急 JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
道南 ・ 日暮山
用事により やって来た函館。
道南とあって、秋の訪れが ワンテンポ
遅いことを実感しながら。
そして、用事の空き時間を利用し
さらに南へ‥思いきって北海道脱出!
津軽半島の北部、奥津軽を訪ねることに。
写真は函館の手前、
大沼公園・日暮山の眺望。大沼公園 公園・植物園
-
上磯 【 函館 → 木古内 】
国道228号線で木古内へ。
ここを通るのは これまで、
“夜行急行はまなす”で ばかりだったため、
日中の風景は なんとも新鮮。
函館山を海越しに見ながら 進む。
上磯地区では、セメント工場施設が
海上にのびていて‥ 異国のような光景、
北海道にも こんな風景があったんだ・・・ -
木古内駅
新幹線駅の建設が進む木古内から、
特急で青森へ。
2015年には東京と線で結ばれる町、
といっても小さな港町にかわりなく、
その大きな建造物は なおのこと、
巨大なものに感じるのでした。 -
木古内駅
北海道新幹線の開業で逆に、
終焉を迎えるものも。木古内〜江差駅
区間の廃止が決定済みで・・; 新幹線で
この駅に降り立つ旅人は増えるだろうに〜残念;
“おしまつるおか”と記された駅名標の、
引退カウントダウンも刻々と‥‥ -
特急スーパー白鳥 【 木古内 ⇒ 蟹田 】
もぐりもぐる青函トンネル
前回乗ったときは、トンネル内の通過時間等の
こうした案内は無かったような‥。
乗ったのは、竜飛海底駅に停車する便で、
ちょうど 竜飛海底駅停車中。
なにやら、新幹線開業を控えこの海底駅も
降りられなくなることから、見学券は
駆け込み的に人気があるのだとか。たしかに
ゾロゾロと大勢の方々が 海底に消えていった。 -
JR蟹田駅
北海道・木古内から 50分ほどで到着。
海底トンネルを かっ飛ばすとはいえ、
奥津軽は近いものです。
駅舎の新装にあわせて、駅名標も
地域色豊かに。蟹田駅 駅
-
JR蟹田駅
駅舎内では、☆観光カニスマ☆
“津軽蟹夫”駅長が にっこりお出迎え。
黒い足(ほそい;)が なんとも かわい可笑しく☆
かつては、色は違えど 蟹夫駅長(本物)が
この駅舎内に駐在していたのだそう。蟹田駅 駅
-
ウェル蟹 ( 蟹田駅前市場 )
蟹田駅前には、前回(2007年)には まだ
無かった“ウェル蟹”という産地直売施設も。
西に“ウェルカメ”(徳島・美波)、
東に“ウェルカニ”‥‥なんて ところでしょうか〜
そして、写真のように自転車が並んでいて‥
嬉しいことに貸自転車も 新設していた!
しかも料金は、18時半まで 一律100円、
鍵なし・受付すらなし〜 というラフ具合; これまで色んな
町で貸自転車を利用したが、ここまでのアバウトぶりは
初! そんなわけで、前かごに 物は入れるべからず;蟹田駅 駅
-
ウェル蟹 ・ ミニ食堂
今回の旅のおともが ラフ自転車に決まり、
道筋が拓けたからまず、カニ汁で腹ごしらえ。
(ウェル蟹 食堂にて)
やはり、味つけは気持ち濃い目で‥; それもまた、
青森に来た実感が湧いて。カニの身も たっぷり美味しく。
食堂は、施設内・市場の野菜・魚・肉を 積極的に
使用しているそうだ。 -
蟹田 ( 外ヶ浜町 )
カニの匂いが うっすら染み付いた手で、
案内マップとハンドルを握り、港町散策へ。
“風の町”‥ かの太宰治は そう残したそうだが、
この日は潮風穏やか サイクル日和。蟹田駅 駅
-
蟹田 ・ 長楽寺
町のランドマーク・トップマストを
折り返し地点と定め、あとは 当てもなく散策。
お寺に 寄ってみたり、蟹田駅 駅
-
蟹田 ・ 鍛冶屋の一本松
立派な松 を見上げたり。
樹齢約500年、
周囲の低地が潟と呼ばれていた昔、
この松には 千石船が とも網をとった
といわれるそう。蟹田駅 駅
-
蟹田 ・ 鍛冶屋の一本松
潮風に揉まれた生命力が、ひしひしと蟹田駅 駅
-
蟹田 ( 外ヶ浜町 )
一本松 の側を通る道は、
“かかしロード280” という愛称も。
住む町への まっすぐな気持ちが記された、
小学生の作品に ココロ和む ひと時☆蟹田駅 駅
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蟹田川
以前の旅・黒石でも 見かけた
郷土フェンス。
むつ湾へ合流目前の、蟹田川河岸に
多く実っていて。 -
蟹田
蟹田川に沿って少し進むと、
海原は すぐそこに。蟹田駅 駅
-
蟹田
町並みの先に霞むのは、
前回には見えなかった
八甲田山(?)の山並み。 -
蟹田 ( 外ヶ浜町 )
蟹田漁港から、
むつ湾 越しに 半島の稜線を遠望。蟹田駅 駅
-
蟹田 ( 外ヶ浜町 )
蟹田駅 駅
-
蟹田漁港
港の番犬かな‥
役割十分に、吠えておりました・・;蟹田駅 駅
-
蟹田 ・ トップマスト
町散策の折り返し点にして、ハイライト施設。
物産・飲食コーナーも兼ねた、むつ湾フェリーの
“海の駅”。2度目の訪問、物産コーナーが
以前の方が充実していたような;〜 -
トップマスト
海の駅・トップマストは、
むつ湾沿岸随一のビューポイントでもあり。風のまち交流プラザ トップマスト 名所・史跡
-
トップマスト
ただしかし、エレベーターで びゅーんと
展望スペースへ‥なんて 容易く拝ませては
もらえず。2階から、らせん階段を ぐるぐる
108段・・・ 自力で地上30mへ;
しかも 階段床は、 すけすけスリリング;;
「かなりスリリングなスカイウォーク気分が
味わえます。」(パンフレット引用;)風のまち交流プラザ トップマスト 名所・史跡
-
トップマスト
そうした ヒヤヒヤウォークの先には、
眺望絶佳の空間。生憎の曇り空なものの、
前回には見えなかった 夏泊半島や下北半島の稜線、
青森平野の先の山並みまで 望めて。
また海原には、青函を往来するフェリーも。風のまち交流プラザ トップマスト 名所・史跡
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トップマスト
津軽半島 北部方面、
右手は 下北半島風のまち交流プラザ トップマスト 名所・史跡
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トップマスト
展望スペース より風のまち交流プラザ トップマスト 名所・史跡
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トップマスト
むつ湾の先、下北半島の稜線も 望めて。風のまち交流プラザ トップマスト 名所・史跡
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トップマスト
屋外にある、開放的展望スペース。
なわけですが、
ここもまた、スリリング世界;
展望スペースの床までも・・・
すけすけに徹しています;;風のまち交流プラザ トップマスト 名所・史跡
-
トップマスト
足もとが 穏やかじゃない上、
さすがに地上30mは 風が強く;
ふらふらと、また集中し眺望とスリルを
ダブルに満喫。
津軽半島内陸 、 蟹田市街地 方面風のまち交流プラザ トップマスト 名所・史跡
-
トップマスト
展望スペース より。風のまち交流プラザ トップマスト 名所・史跡
-
蟹田 ・ 国道280号線
商店や旅館などが並ぶ 道の一角。
自転車で、なおかつ 2度目の訪問だから
迷うこともない ここまでの散策・・・
それは逆に、地元のヒトと接する機会もなく‥蟹田駅 駅
-
蟹田 ( 外ヶ浜町 )
なので、いつものように 地元の商店に
足を運んでみる。地元の方とか、お店の
方との会話に発展せずも、地元の方同士の
交流や生活感が 垣間見れ、この時も 津軽弁が
耳に入ってきて☆
そして、青森のソウルフード・イギリストーストと
数年ぶりにご対面!焼かれていない山型パン(なのに
トーストの名;)、2枚のその間に、マーガリンと
グラニュー糖が挟まれているシンプルパンだが、
クセになる美味しさ☆ 山型のパンをイギリスパンという
ことに由来するらしい。久々でうまい、けど美味しい物には
訳がある‥‥450kcal超!;
撮影には、サビサビ貸自転車;を背景に。
それにしても 凄まじし錆具合。
貸自転車では珍しいほどだが、徹するという
その一貫性が ここにもまた‥。蟹田駅 駅
-
蟹田
駅までの復路は
海辺にも足を運んで。蟹田駅 駅
-
蟹田
漁で使うモノ、使っていたモノたちが
置かれている風景、雑然としたその光景が
なおのこと港町風情を ひきたてていて。蟹田駅 駅
-
蟹田 ( 外ヶ浜町 )
蟹田駅 駅
-
蟹田
2007年 訪問時に撮ったもの蟹田駅 駅
-
JR津軽線 【 蟹田 ⇒ 三厩 】
懐かしき蟹田の散策を終え今度は、
津軽線タンコロで 車窓を堪能。 -
JR津軽線 【 蟹田 ⇒ 三厩 】
終着駅・三厩(みんまや)まで、40分ほど列車の人に。
収穫の時期だが、車窓には 黄金色も
まだ ちらほらと。 -
JR津軽線 【 蟹田 ⇒ 三厩 】
北海道へとのびる津軽海峡線と別れ、
実りを迎えた津軽半島を 一路北へ。 -
JR津軽線 【 蟹田 ⇒ 三厩 】
しばらくは、田んぼや山あいを
ガタゴト -
JR津軽線 【 蟹田 ⇒ 三厩 】
脱穀を待つ、
この時期限定車窓 -
津軽浜名駅
終着までもう少し、の
あたりで 海が近づいてきて。津軽浜名駅 駅
-
JR津軽線 【 蟹田 ⇒ 三厩 】
カラフルな海辺の車窓も。 -
JR津軽線 【 蟹田 ⇒ 三厩 】
海辺は 束の間。
気動車は内陸へと舵を取り、
まもなくして ゆっくりと終着駅のホームへ。 -
JR津軽線 ・ 三厩駅
終点にして、津軽半島の終着駅。三厩駅 駅
-
三厩駅
タンコロには十分な車庫と、
その奥にそびえる山々の 光景が印象深い。
鉄路が、行き止りを直前に か細くも見えるし、
奥の山へと さらに延びているようにも みえて‥三厩駅 駅
-
三厩駅
三厩駅 駅
-
三厩駅
1日・5往復の、小ぶりな駅ながら 有人駅。
津軽半島の北端、本州の袋小路・ 竜飛崎は、ここからもう近い。三厩駅 駅
-
三厩駅
岩泉(岩手)、江差、増毛‥‥
終着駅は、旅愁かきたてる というか、
なんとも静かな空気が漂っているもので、
三厩駅もまた然り‥。三厩駅 駅
-
三厩 ( 外ヶ浜町 )
折り返しは約1時間後、
夕刻にして最終列車のそれに
乗り遅れたら大変なことになるが、
ひとまず 気の向くままに、駅前通りを海辺へ。 -
三厩
名所旧跡があるわけでもないが、
被写体には困らず。 -
三厩 ・ 増川
夕空うつすミナモ -
三厩
三厩湾へと注ぐ ほんの手前、
辺りと同様の 静かな増川と
三厩の町なみ。
また、この風景奥の、地中どこかを
青函トンネルが貫いている。 -
三厩
たまに通る車のほかは、
潮風のみが流るる町の通り -
三厩 ( 外ヶ浜町 )
-
三厩湾
三厩駅から、近くもなく遠くもない
距離の先に広がる三厩湾。ちょうど黄昏、
空が顔色をかえている最中で。 -
三厩湾
-
三厩湾
-
JR 三厩駅
海辺に長居したため、
もう薄暗い 駅前通りを早足で・・;
無事、最終列車のシートに落ち着き・・・
最終列車といっても、時計の短針は まだ
“6”の手前‥‥ではあるが、北海道に
戻るには良い頃合い。
最後に、とっておいたイギリストーストを
ほおばり、充たされて帰路に。三厩駅 駅
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この旅行記へのコメント (4)
-
- pedaruさん 2013/11/14 06:13:58
- 蟹田 三厩
- tokotokoさん お早うございます。
妻が青森県出身ですので、蟹田、三厩と言う名前はよく耳にしました。しかし、寂れた町をわざわざ歩くほど旅人ではないので、行ったことはありません。
想像できるのは、安っぽいカラートタンの屋根の決して高級とは言えない家々がまばらに点在し、文化財とは無縁な小さな町、コーラでもと立ち寄った小さな店、店番の老婆の人懐っこい笑顔と理解しがたい発音と語彙、アンパンなど買おうものなら、賞味期限はとっくに過ぎてたりします。
tokotokoさんに見てもらいたかったのは、50年前の家々です。屋根は木を薄く切った板で葺いたマサ屋根で、上に丸い石をいくつも乗せて強い風を防ぎ、外壁は、丸太をそのまま板にして不規則な形のまま張り付けてありました。(と言っても、pedaruは実際見てはいません、妻から聞きました。)
煙たなびく苫屋こそ わが懐かしき 棲家なれ・・・こんな感じですかね。
悪乗りして沢山書いてしましました。
pedaru
- tokotokoさん からの返信 2013/11/20 17:34:39
- RE: われは海の子
- pedaruさん こんばんは。
お返事が遅くなり、大変失礼しました。
青森は奥様の郷里なのですね☆
丸い石とともに耐えていたマサ屋根、澄んだ空にたなびく煙‥‥厳しい北の地の50年前を、見てみたい・歩いてみたいという気持ちに駆られました。その頃はまだまだ、地域の郷土や生活感を、より色濃く感じられそうです☆ 青森に限らず、ヨコ並びの地域づくり・観光地化に至ってしまう以前の日本に、タイムスリップしてみたい〜、と時々思ったりします。。
悪乗り(なんかじゃないですよ!)大歓迎です!!、いつもありがとうございます☆ tokotoko
-
- こあひるさん 2013/10/31 17:06:18
- なんにもないような・・・寂れた町・・・
- tokotokoさん、こんばんは〜。
何にもない田舎町・・・港町・・・のブラブラ歩き・・・相変わらずいい感じですね〜。
夕暮れ時の海も美しく・・・でもなんだかお家に帰りたくなっちゃうような郷愁さそう風景ですね。
こあひる
- tokotokoさん からの返信 2013/11/03 21:12:56
- RE: なんにもないような・・・寂れた町・・・
- こあひるさん 、 こんばんは☆
夕暮れの風景、北の地ともあって 溢れんばかりの郷愁さですね;
まさに寂しい町で、徒歩&自転車の範囲に見所も無く‥、ただ、
イギリストーストに ありつけただけでも 旅の収穫でした〜
でも、このようなエリアにも どんっと新幹線駅が出来上がる
わけですから、不可思議なものですね。ありのまま、のうちに
足を運べて良かった気もします〜
いつもありがとうございます☆ tokotoko
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