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春を 告げるは、峠を越えた先の 景色と息吹…<br /><br />GWの この日は、用事を済ませた知人(車あり)と 岩内町で合流することになり、ただ単に バスで向かったのだが…、 一筋縄には いかず;<br /><br />春うらら氏に、春風の心地よい解放感をと、はたまた運動不足解消にも、と そそのかされて;…<br /><br />雪に覆われ続けた、長い冬から脱した解放感たるや 北海道人には ひとしおのもので、それはGWの行動力に現る。それがこの年は 常軌を逸し、陽気な 春うらら氏の誘いに まんまと屈して、岩内行きのバスを途中下車;…<br /><br />もはや、旅行記のテーマすら どれにも当てはまらない、歩く旅に 興じたのであった。<br />安直に 下車したのは “国富”という集落で、岩内町までの距離は 約13km;<br /><br />それでも 歩き始めると、<br />国鉄 岩内線の残影に、遠くから見守る 蝦夷富士、美瑛を思わせる 丘陵の景色に、疲労のシグナル的 脳内BGM…… と、歩き飽きることはなく なんとか岩内町へ。<br /><br />歩き倒したその先には、情感に沁みる 茜色のフィニッシュテープと、胃袋にしみる ほっぺ落ちフードが待っていて。そんなこんなで、実に思い出深い苦行…、じゃなかった; 実に愉快な旅路となった。

春うらら北海道 ・ 茜色の日本海へと、トコとん歩く旅。 残雪のニセコ連峰を 眺めながら…【共和町 国富 ~幌似鉄道記念公園~ 港町 岩内】

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2014/05/04 - 2014/05/04

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tokotoko

tokotokoさん

春を 告げるは、峠を越えた先の 景色と息吹…

GWの この日は、用事を済ませた知人(車あり)と 岩内町で合流することになり、ただ単に バスで向かったのだが…、 一筋縄には いかず;

春うらら氏に、春風の心地よい解放感をと、はたまた運動不足解消にも、と そそのかされて;…

雪に覆われ続けた、長い冬から脱した解放感たるや 北海道人には ひとしおのもので、それはGWの行動力に現る。それがこの年は 常軌を逸し、陽気な 春うらら氏の誘いに まんまと屈して、岩内行きのバスを途中下車;…

もはや、旅行記のテーマすら どれにも当てはまらない、歩く旅に 興じたのであった。
安直に 下車したのは “国富”という集落で、岩内町までの距離は 約13km;

それでも 歩き始めると、
国鉄 岩内線の残影に、遠くから見守る 蝦夷富士、美瑛を思わせる 丘陵の景色に、疲労のシグナル的 脳内BGM…… と、歩き飽きることはなく なんとか岩内町へ。

歩き倒したその先には、情感に沁みる 茜色のフィニッシュテープと、胃袋にしみる ほっぺ落ちフードが待っていて。そんなこんなで、実に思い出深い苦行…、じゃなかった; 実に愉快な旅路となった。

交通手段
高速・路線バス 徒歩
旅行の手配内容
個別手配

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  • 共和町 国富(くにとみ)<br /><br /><br />GWながらも、そこまでの混雑ではない バスに揺られる。文庫本を 読みながらとあって(持つべきものは 地図じゃないか自分…;)、あっという間に 余市町を通過。<br /><br />それから 車窓左右には、にわかに 山が迫りはじめ、稲穂峠へ。<br /><br />冬の間、特段の用事が無い限り 気軽に 峠越えをする機会など皆無なため(雪道峠を攻めるほどの運転技術と度胸なし;)、峠の向こう側に足を運ぶのが、春 到来を大いに実感できて 嬉しい。<br /><br />稲穂峠を 下りきると 町が現れ、そこが 国富地区。(写真)

    共和町 国富(くにとみ)


    GWながらも、そこまでの混雑ではない バスに揺られる。文庫本を 読みながらとあって(持つべきものは 地図じゃないか自分…;)、あっという間に 余市町を通過。

    それから 車窓左右には、にわかに 山が迫りはじめ、稲穂峠へ。

    冬の間、特段の用事が無い限り 気軽に 峠越えをする機会など皆無なため(雪道峠を攻めるほどの運転技術と度胸なし;)、峠の向こう側に足を運ぶのが、春 到来を大いに実感できて 嬉しい。

    稲穂峠を 下りきると 町が現れ、そこが 国富地区。(写真)

  • 共和町 国富<br /><br /><br />国富のバス停では、土地の人 2、3人が下車し、各々の帰る場所へと散っていく。<br />私も 浮足立たないよう住人を装い、バスを降りても 立ち止まらず&途方に暮れず、岩内町の方向へと すみやかに歩行開始。お、降りてしまった…<br /><br />もう地道に、歩くしかないのであった;

    共和町 国富


    国富のバス停では、土地の人 2、3人が下車し、各々の帰る場所へと散っていく。
    私も 浮足立たないよう住人を装い、バスを降りても 立ち止まらず&途方に暮れず、岩内町の方向へと すみやかに歩行開始。お、降りてしまった…

    もう地道に、歩くしかないのであった;

  • 国富駅跡<br /><br /><br />この先の 遠い道程に、内心 穏やかではないものの、焦らず気ままに 国富を散策。<br /><br />つま先の勘が働き、国道から脇道へと入り 突き当たると、写真の光景。<br />家並みは途切れ、林に囲まれた 場末に、駅のホーム跡が ゆるやかにカーブを描いていた。

    国富駅跡


    この先の 遠い道程に、内心 穏やかではないものの、焦らず気ままに 国富を散策。

    つま先の勘が働き、国道から脇道へと入り 突き当たると、写真の光景。
    家並みは途切れ、林に囲まれた 場末に、駅のホーム跡が ゆるやかにカーブを描いていた。

  • 国鉄 岩内線跡 ・ 国富<br /><br /><br />昭和60年(1985)に終焉した鉄路・岩内線は、 国富を通って 日本海へと抜けていた。この煉瓦遺構も、国富駅跡の近くに ひっそりと残っていて。もはや、周囲の自然と寄添うように。<br /><br />先のホーム跡 同様、その余生全貌は、鬱蒼とする前の限定風景。

    国鉄 岩内線跡 ・ 国富


    昭和60年(1985)に終焉した鉄路・岩内線は、 国富を通って 日本海へと抜けていた。この煉瓦遺構も、国富駅跡の近くに ひっそりと残っていて。もはや、周囲の自然と寄添うように。

    先のホーム跡 同様、その余生全貌は、鬱蒼とする前の限定風景。

  • 国富<br /><br /><br />廃線跡を偲びつつ 国道へと戻ると、澄んだ川面の向こうに 鳥居が見えて、吸い寄せられるように それを くぐる。

    国富


    廃線跡を偲びつつ 国道へと戻ると、澄んだ川面の向こうに 鳥居が見えて、吸い寄せられるように それを くぐる。

  • 共和町 ・ 国富稲荷神社<br /><br /><br />春色が ゆらゆらと。<br /><br />参道を上りきると、見晴らしも良くて。

    共和町 ・ 国富稲荷神社


    春色が ゆらゆらと。

    参道を上りきると、見晴らしも良くて。

  • 国富稲荷神社

    国富稲荷神社

  • 国富稲荷神社<br /><br /><br />神社前の路地で、土地の おばぁさんと 「こんにちは」の挨拶。<br /><br />手押し車に 眼を向けると、その空いた中央のスペースに、黄色い花一輪が ぽつんと添えてあって。(野菊だったのかな…)<br /><br />思わず 頬を緩め、国道の歩道を 私とは逆方向へ、ゆっくり遠ざかる 小さな その後ろ姿を、立ち止まって しばらく眺めた。

    国富稲荷神社


    神社前の路地で、土地の おばぁさんと 「こんにちは」の挨拶。

    手押し車に 眼を向けると、その空いた中央のスペースに、黄色い花一輪が ぽつんと添えてあって。(野菊だったのかな…)

    思わず 頬を緩め、国道の歩道を 私とは逆方向へ、ゆっくり遠ざかる 小さな その後ろ姿を、立ち止まって しばらく眺めた。

  • 国富<br /><br /><br />国富を出て いよいよ、岩内町への長い道程へ;<br /><br />どんな道程なのか、どれくらいの時間が かかるのか…、待ち受けるは 陽だまりの道か、それとも…<br />なんて思案するだけで 見当もつかず、目標すら 掲げず 歩きだす、という暴挙;<br /><br />でも、ひとたび歩き出せば ワクワク、すがすがしい空の下、実に脳天気なのであった;・・

    国富


    国富を出て いよいよ、岩内町への長い道程へ;

    どんな道程なのか、どれくらいの時間が かかるのか…、待ち受けるは 陽だまりの道か、それとも…
    なんて思案するだけで 見当もつかず、目標すら 掲げず 歩きだす、という暴挙;

    でも、ひとたび歩き出せば ワクワク、すがすがしい空の下、実に脳天気なのであった;・・

  • 国富 〜 共和町市街<br /><br /><br />国道を 少し歩くと、看板に“跨線橋”という名が 記された橋を渡る。鉄路は無くなれど、その名残が 30年弱 経った今も。<br /><br />ちょうど 線路跡の真上に差し掛かると、ワンワンと汽笛に代わり、元気なワンコの声が響いてきた。というか 私への警笛か; 、変人ですが 怪しい者では ございません;…

    国富 〜 共和町市街


    国道を 少し歩くと、看板に“跨線橋”という名が 記された橋を渡る。鉄路は無くなれど、その名残が 30年弱 経った今も。

    ちょうど 線路跡の真上に差し掛かると、ワンワンと汽笛に代わり、元気なワンコの声が響いてきた。というか 私への警笛か; 、変人ですが 怪しい者では ございません;…

  • 国富 〜 共和町市街<br /><br /><br />国富の町から 歩くこと15分、雄大な山並みを 望見しながらの道に。<br />まだまだ 白を まとう それらは、ニセコ連峰だそうな。<br /><br />間近には、半年近くぶりのミドリも。長い冬は 白一色、木々も寒々しい光景だったから、情感にも 眼にも嬉しい、彩色。

    国富 〜 共和町市街


    国富の町から 歩くこと15分、雄大な山並みを 望見しながらの道に。
    まだまだ 白を まとう それらは、ニセコ連峰だそうな。

    間近には、半年近くぶりのミドリも。長い冬は 白一色、木々も寒々しい光景だったから、情感にも 眼にも嬉しい、彩色。

  • 国富 〜 共和町市街<br /><br /><br />15時を回り、風はあるものの まだまだ暖かい。ただ、国道は 思いのほか車の往来が多い。勝手ながら、そんな喧騒から 早くも 逃れたくなってきて…<br /><br />写真左手に、国鉄 岩内線の残影。

    国富 〜 共和町市街


    15時を回り、風はあるものの まだまだ暖かい。ただ、国道は 思いのほか車の往来が多い。勝手ながら、そんな喧騒から 早くも 逃れたくなってきて…

    写真左手に、国鉄 岩内線の残影。

  • 国富 〜 共和町市街<br /><br /><br />新緑のなかに 満ちみちた流れ。でも実に なめらかに、瀬音も 聞こえないくらい…。どこから流れてきた 雪解け水なのかな。<br /><br />ひとつ明白なのは、すこぶる 冷たそう;…

    国富 〜 共和町市街


    新緑のなかに 満ちみちた流れ。でも実に なめらかに、瀬音も 聞こえないくらい…。どこから流れてきた 雪解け水なのかな。

    ひとつ明白なのは、すこぶる 冷たそう;…

  • 共和町 幌似<br /><br /><br />食傷気味になってきた 喧騒国道を逸れて、共和町の静かな市街を 横断。<br /><br />蛇行する川を 再び渡る橋の上、ふと振り返れば、町並み越しに ニセコ連峰のパノラマビュー。 横たえる それを前に、日常から遊離している 幸せを噛みしめる。

    共和町 幌似


    食傷気味になってきた 喧騒国道を逸れて、共和町の静かな市街を 横断。

    蛇行する川を 再び渡る橋の上、ふと振り返れば、町並み越しに ニセコ連峰のパノラマビュー。 横たえる それを前に、日常から遊離している 幸せを噛みしめる。

  • 共和町 幌似<br /><br /><br />そして 青々とした流れの先には、羊蹄山の姿も。5月になれど まだまだ真っ白。<br />今回の道程で 望めるとは予想外で、また これまでの経験上、その山頂まで 顔を出している確率は 半々くらいだったから、ことさら嬉しい光景。<br /><br />その気分上々は、このオカシナ歩き旅を 蝦夷富士も見守ってくれている、なんて勘違いを誘発; いやいや、見守っているはず…

    共和町 幌似


    そして 青々とした流れの先には、羊蹄山の姿も。5月になれど まだまだ真っ白。
    今回の道程で 望めるとは予想外で、また これまでの経験上、その山頂まで 顔を出している確率は 半々くらいだったから、ことさら嬉しい光景。

    その気分上々は、このオカシナ歩き旅を 蝦夷富士も見守ってくれている、なんて勘違いを誘発; いやいや、見守っているはず…

    羊蹄山(えぞ富士) 自然・景勝地

  • 幌似鉄道記念公園(共和町)<br /><br /><br />そんな思案橋から 少し進めば、この全行程で唯一;の 観光的施設。

    幌似鉄道記念公園(共和町)


    そんな思案橋から 少し進めば、この全行程で唯一;の 観光的施設。

  • 幌似鉄道記念公園<br /><br /><br />ホーム跡だけが残る 「国富駅」の、次の駅だったのが ここ「幌似駅」。<br />その駅間距離は 3.5kmとのことだから、岩内町のゴールまでは、まだまだ10km弱;<br /><br />幌似駅跡は 沿線で唯一、その原形を とどめていて、“ 昭和 ”が 一時停止ボタンを押されたようで。

    幌似鉄道記念公園


    ホーム跡だけが残る 「国富駅」の、次の駅だったのが ここ「幌似駅」。
    その駅間距離は 3.5kmとのことだから、岩内町のゴールまでは、まだまだ10km弱;

    幌似駅跡は 沿線で唯一、その原形を とどめていて、“ 昭和 ”が 一時停止ボタンを押されたようで。

  • 幌似鉄道記念公園<br /><br /><br />この光景は、まるで現役の駅のよう…

    幌似鉄道記念公園


    この光景は、まるで現役の駅のよう…

  • 幌似鉄道記念公園<br /><br /><br />岩内まで一枚ください、と切実に思いながら…<br /><br /><br />小さな駅舎内も 見学可能で、利用できる 記念スタンプが置いてあるのも、嬉しい演出。<br /><br />家族連れも やって来て、駅は 束の間の賑わい。

    幌似鉄道記念公園


    岩内まで一枚ください、と切実に思いながら…


    小さな駅舎内も 見学可能で、利用できる 記念スタンプが置いてあるのも、嬉しい演出。

    家族連れも やって来て、駅は 束の間の賑わい。

  • 幌似鉄道記念公園(共和町)<br /><br /><br />古びた客車内にも、入ることができて。ボックスシートや扇風機を懐かしむ。

    幌似鉄道記念公園(共和町)


    古びた客車内にも、入ることができて。ボックスシートや扇風機を懐かしむ。

  • 幌似鉄道記念公園<br /><br /><br />車内が綺麗な光景に、土地の方の愛着も うかがえる…

    幌似鉄道記念公園


    車内が綺麗な光景に、土地の方の愛着も うかがえる…

  • 幌似鉄道記念公園

    幌似鉄道記念公園

  • 幌似鉄道記念公園

    幌似鉄道記念公園

  • 幌似鉄道記念公園<br /><br /><br />ここからも 羊蹄山の白き頂を 望めて。<br /><br />

    幌似鉄道記念公園


    ここからも 羊蹄山の白き頂を 望めて。

  • 共和町 幌似 〜 岩内町<br /><br /><br />庭の お手入れをしていた住人の方に 道を教えてもらい、再出発。<br /><br />しばらくは、ニセコ連峰が横目に流れる、絶佳の一本道。<br />自然と 視線も長く延びる。

    共和町 幌似 〜 岩内町


    庭の お手入れをしていた住人の方に 道を教えてもらい、再出発。

    しばらくは、ニセコ連峰が横目に流れる、絶佳の一本道。
    自然と 視線も長く延びる。

  • 共和町 幌似 〜 岩内町

    共和町 幌似 〜 岩内町

  • 共和町 〜 岩内町<br /><br /><br />景色を 遮るものもなく、雄大さを 余すことなく。

    共和町 〜 岩内町


    景色を 遮るものもなく、雄大さを 余すことなく。

  • 共和町 〜 岩内町<br /><br /><br />たしか 前田(共和町)という名のエリア。<br /><br />この地区にも、岩内線の駅があったようだが、その跡は わからず通過。

    共和町 〜 岩内町


    たしか 前田(共和町)という名のエリア。

    この地区にも、岩内線の駅があったようだが、その跡は わからず通過。

  • 共和町 〜 岩内町<br /><br /><br />幌似鉄道記念公園から ちょうど1時間。時刻は17時を回り、西の空が 顔色を 変えはじめた。<br /><br />場末ゆえ 大きく感じる、共和高校を 過ぎたあたりから、大地も印象を 変えはじめ、美瑛に似た 丘陵セカイの中へ。

    共和町 〜 岩内町


    幌似鉄道記念公園から ちょうど1時間。時刻は17時を回り、西の空が 顔色を 変えはじめた。

    場末ゆえ 大きく感じる、共和高校を 過ぎたあたりから、大地も印象を 変えはじめ、美瑛に似た 丘陵セカイの中へ。

  • 共和町 〜 岩内町<br /><br /><br />足を止めて 休むには、格好の場所。<br />歩き始めて かれこれ3時間ほど…、このあたりから 脳内に ある喚起が;。<br /><br />ウォーキング・ハイ発動か、ただの疲れからか、はたまた ナミナミの丘陵セカイに 肌が合わなかったのか …… 脳内では、日本人から愛される歌謡曲・2曲の、リピートが止まらない;<br /><br />「負けないで」 & 「サライ」…<br /><br />もう気分は、“24時間マラソン”なのであった…(歩いているから、その終盤という体);。

    共和町 〜 岩内町


    足を止めて 休むには、格好の場所。
    歩き始めて かれこれ3時間ほど…、このあたりから 脳内に ある喚起が;。

    ウォーキング・ハイ発動か、ただの疲れからか、はたまた ナミナミの丘陵セカイに 肌が合わなかったのか …… 脳内では、日本人から愛される歌謡曲・2曲の、リピートが止まらない;

    「負けないで」 & 「サライ」…

    もう気分は、“24時間マラソン”なのであった…(歩いているから、その終盤という体);。

  • 共和町 〜 岩内町<br /><br /><br />愉快に 口ずさみつつも、丘の アップダウンが、足の疲労に 追い打ちをかける;<br />さらに 岩内の町並みが、一向に 見えてこない状況を前に、いよいよ不安感も 湧いてきて… 。<br /><br />残り 何キロあるのか、このペースだと何時に着くのか…<br />かくなる上は、無理は禁物、 知人に車で 迎えに来てもらおう・・・<br /><br />って ここまで来ての よこしまイカンイカン;

    共和町 〜 岩内町


    愉快に 口ずさみつつも、丘の アップダウンが、足の疲労に 追い打ちをかける;
    さらに 岩内の町並みが、一向に 見えてこない状況を前に、いよいよ不安感も 湧いてきて… 。

    残り 何キロあるのか、このペースだと何時に着くのか…
    かくなる上は、無理は禁物、 知人に車で 迎えに来てもらおう・・・

    って ここまで来ての よこしまイカンイカン;

  • 岩内町<br /><br /><br />そんな ヨソ者を 不憫に思ったのか、不意に 歩道横の草陰から “ガサゴソ” と音がして、ハッと見ると キタキツネの姿。おお、沿道に応援かな、でも そそくさと 走り去って行ったが;。<br /><br />国道へと 戻り、しばらく進んだ 18時少し前、ようやく念願のカントリーサイン。 共和町と岩内町との境界は、意外や 町の中。<br /><br />日本海に面して 良港を有する 岩内町、描かれているのは、名所・弁慶の刀掛岩と 茜色の夕陽を、ゆるキャラ「たら丸」が眺めている…というデザイン。<br />ゴールが近い この光景に、気力は挽回。

    岩内町


    そんな ヨソ者を 不憫に思ったのか、不意に 歩道横の草陰から “ガサゴソ” と音がして、ハッと見ると キタキツネの姿。おお、沿道に応援かな、でも そそくさと 走り去って行ったが;。

    国道へと 戻り、しばらく進んだ 18時少し前、ようやく念願のカントリーサイン。 共和町と岩内町との境界は、意外や 町の中。

    日本海に面して 良港を有する 岩内町、描かれているのは、名所・弁慶の刀掛岩と 茜色の夕陽を、ゆるキャラ「たら丸」が眺めている…というデザイン。
    ゴールが近い この光景に、気力は挽回。

  • 岩内町<br /><br /><br />いよいよ 日本海が近づき、カントリーサインのように 落陽との共演が観賞できるかもしれない、と 気持ちが はやる。<br /><br />またまた つま先の勘が働き、ゆるやかな上り坂が 延びる脇道へ。

    岩内町


    いよいよ 日本海が近づき、カントリーサインのように 落陽との共演が観賞できるかもしれない、と 気持ちが はやる。

    またまた つま先の勘が働き、ゆるやかな上り坂が 延びる脇道へ。

  • 岩内町<br /><br /><br />その道は 市街地と 丘の上とを結ぶ、ちょうど 見晴らし抜群の ルートで。<br /><br />そして、まさに絶妙な タイミング、惚れ惚れするような光景に、立ち止まって 息を呑む。迎え(軟弱SOS)を 頼まなくて 良かった;〜

    岩内町


    その道は 市街地と 丘の上とを結ぶ、ちょうど 見晴らし抜群の ルートで。

    そして、まさに絶妙な タイミング、惚れ惚れするような光景に、立ち止まって 息を呑む。迎え(軟弱SOS)を 頼まなくて 良かった;〜

  • 岩内町<br /><br /><br />夕陽氏の 激励をサンサンと受け、ラストスパート。<br /><br />坂を 下り、港町の家並みを抜け、国鉄 岩内線の路盤跡と 再び合流(写真)。ゴールとする 「道の駅〜いわない」(元 岩内駅跡)が、いよいよ 近づく。<br /><br />真に 合流予定の知人は、その待ち時間で 悠々とカラオケに 興じているのであった…(「負けないで」&「サライ」を メールで リクエスト;)

    岩内町


    夕陽氏の 激励をサンサンと受け、ラストスパート。

    坂を 下り、港町の家並みを抜け、国鉄 岩内線の路盤跡と 再び合流(写真)。ゴールとする 「道の駅〜いわない」(元 岩内駅跡)が、いよいよ 近づく。

    真に 合流予定の知人は、その待ち時間で 悠々とカラオケに 興じているのであった…(「負けないで」&「サライ」を メールで リクエスト;)

  • 岩内港

    岩内港

  • 岩内港

    岩内港

  • 岩内町<br /><br /><br />共和町 国富を 歩き始めたのが、かれこれ14時のこと。 春風の中、山あり谷ありを 越えて(いや、ただの計画&体力不足・・;)ようやく、18時10分に 到着。ふぅー<br /><br />沿道に 人影はなく、ゴールといえど 特段なにもない 殺風景(知人は もはや、マイクを離せず カラオケに夢中…)。<br />ならば、 気分だけでも盛り上がろう・達成感を噛みしめよう、と マラソン選手のフィニッシュ・ポーズでも しようか…、と思ったが、感動も何も、それどころではない。

    岩内町


    共和町 国富を 歩き始めたのが、かれこれ14時のこと。 春風の中、山あり谷ありを 越えて(いや、ただの計画&体力不足・・;)ようやく、18時10分に 到着。ふぅー

    沿道に 人影はなく、ゴールといえど 特段なにもない 殺風景(知人は もはや、マイクを離せず カラオケに夢中…)。
    ならば、 気分だけでも盛り上がろう・達成感を噛みしめよう、と マラソン選手のフィニッシュ・ポーズでも しようか…、と思ったが、感動も何も、それどころではない。

  • 岩内港<br /><br /><br />もう さっきの落陽の行方に 夢中で、余力を振り絞って 近くの港へと急ぐ。<br /><br />港ゆえに 水平線までは望めないが、それでも十分な 情感に沁みる光景。これまた 絶妙のタイミングで、嬉しさに 疲労も忘れる。しばし その茜色を、しみじみと 目に焼きつけた。

    岩内港


    もう さっきの落陽の行方に 夢中で、余力を振り絞って 近くの港へと急ぐ。

    港ゆえに 水平線までは望めないが、それでも十分な 情感に沁みる光景。これまた 絶妙のタイミングで、嬉しさに 疲労も忘れる。しばし その茜色を、しみじみと 目に焼きつけた。

  • 岩内町 ・ Bee NuTs Cafe(びーなっつ かふぇ)<br /><br /><br />冬の閉塞感と 運動不足を解消した 私に対し、その表情から 熱唱で何かを発散した知人と、ようやく合流。そして、もはや 薄暗い 港町の路地を抜けて、お目当ての お店へ。<br /><br />夕景からの ジューシー ハンバーガー〜<br /><br />厚み十分の その頂きには、夕陽のような まん丸 トマトも。さらに、それをオニオン氏が支えるという、疲れた身体には 有難いヘルシー具合。大地の恵みに感謝。<br /><br />ボリューミーをペロリと たいらげて、車で帰路に。まさに 歩いて来た道を、国富方面へと 抜けるルート。ここを、 ついさっきまで ひとりで歩いたのか、脳内の異変に見舞われながらも歩いたのだな… なんて感慨が 湧く…ことも 一切なく;。<br />というか辺りは すっかり闇の夜道と化していて、今 どの辺りか すらも、 てんで把握できない…。 そうこうしてるうちに(岩内を出て ものの何分か)気付けば、 小さな“国富集落”を あっという間に 通過しているのだった…。<br /><br />嗚呼 道楽。

    岩内町 ・ Bee NuTs Cafe(びーなっつ かふぇ)


    冬の閉塞感と 運動不足を解消した 私に対し、その表情から 熱唱で何かを発散した知人と、ようやく合流。そして、もはや 薄暗い 港町の路地を抜けて、お目当ての お店へ。

    夕景からの ジューシー ハンバーガー〜

    厚み十分の その頂きには、夕陽のような まん丸 トマトも。さらに、それをオニオン氏が支えるという、疲れた身体には 有難いヘルシー具合。大地の恵みに感謝。

    ボリューミーをペロリと たいらげて、車で帰路に。まさに 歩いて来た道を、国富方面へと 抜けるルート。ここを、 ついさっきまで ひとりで歩いたのか、脳内の異変に見舞われながらも歩いたのだな… なんて感慨が 湧く…ことも 一切なく;。
    というか辺りは すっかり闇の夜道と化していて、今 どの辺りか すらも、 てんで把握できない…。 そうこうしてるうちに(岩内を出て ものの何分か)気付けば、 小さな“国富集落”を あっという間に 通過しているのだった…。

    嗚呼 道楽。

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