霞ヶ関・永田町旅行記(ブログ) 一覧に戻る
ついに歌舞伎デビューです!<br />もちろん、出る方ではなく、観る方です。<br /><br />文楽は大好きで、2007年の2月公演に初めて観てから年に4回ある公演は欠かさず観るようになって、はや3年目。<br />文楽と歌舞伎は共通の演目が多いです。<br />でも、歌舞伎には、とんと興味が沸きませんでした。<br />実写のドラマよりもアニメ好きの私の傾向がここにも出ているかもしれません。<br /><br />ところが、駅の地下道で歌舞伎版の西遊記のポスターを見て、ものすごく興味が沸きました。<br />ちょうどその頃、次の京劇の鑑賞日も迫っていて、気分が京劇っぽくなっていたせいもあるかもしれません。<br /><br />国立劇場は、文楽公演の小劇場とそれからチケット売り場は10回以上も往復しています。<br />が、歌舞伎公演が行われる大劇場に足を踏み入れるのは、今回初めてです。<br /><br />今回は少し早めに国立劇場付近に到着することになったので、いつも気になっていた伝統芸能情報館にも寄ってみることにしました。<br /><br />国立劇場の公式サイト<br />http://www.ntj.jac.go.jp/kokuritsu/index.html<br /><br />というわけで、歌舞伎鑑賞だけでなく、フォートラベルで、久々に劇場シリーズの旅行記も作成しようとはりきって出かけました。<br /><br />それは思った以上の収穫でした。<br />伝統芸能情報館は撮影禁止で残念でしたが、国立劇場の前庭に近付いてみたら、なんとそこにはネジバナが!<br /><br />デジカメを手にして4年目。<br />すなわち、私が花の写真を撮るようになってからも、4年目です。<br />花の本やネットの写真で見て、いつか撮れたらいいな、ぜひ撮りたいな、と思った花と、たくさん出会えました。<br />しかし、まだ出会えていない花もあります。<br />ありそうでいて、たまたまチャンスがなかっただけのようです。<br />その筆頭が、ネジバナなんです。<br /><br />それが、歌舞伎の西遊記を観に来た国立劇場の前庭で見つけるなんて!<br />いまの時期、前庭にはほとんど花なんてないと思っていたから、時間が余っていなかったら、そして、少し離れたところから国立劇場の入口を撮ろう、なんて気を起こさなかったら、近付きもしなかったでしょう。<br />───強く思えば、チャンスは偶然の形を装ってやってくる、ということかもしれません。<br /><br />それから国立劇場の大劇場。<br />2階の回廊(ギャラリー部分)には、超有名な日本画家の作品がずらり。<br />せっせと写真を撮ってしまいました@<br />あいにく絵はガラスに覆われていて、背後の照明が映り込んで撮影には厳しかったですが、斜めから撮ったりしゃがんだりカメラを頭上に構えたり、あるいは思い切って部分だけにしたり。<br />そのチャレンジのおかげで、ついついやりたくなるただの記録写真にならずにすみました@<br /><br />※今までアップした国内の劇場シリーズ<br />東京宝塚劇場(有楽町)<br />「手にしたばかりのオモチャに夢中:デジカメ持って宝塚劇場へ(その1)」(2006年3月)<br />http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10059201/<br />「手にしたばかりのオモチャに夢中:デジカメ持って宝塚劇場へ(その2)」(2006年4月)<br />http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10062015/<br />宝塚劇場の公式サイト<br />http://kageki.hankyu.co.jp/<br /><br />東京文化会館(上野)<br />「何十回と訪れて、初めてまともに歩いた上野公園その3:もろもろ&最近の上野での過ごし方」(2006年5月)<br />http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10065823/<br />東京文化会館の公式サイト<br />http://www.t-bunka.jp/<br /><br />新国立劇場(初台)<br />「今宵は初台の新国立劇場へ」(2007年3月)<br />http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10130385/<br />新国立劇場の公式サイト<br />http://www.nntt.jac.go.jp/<br /><br />新橋演舞場(東銀座)<br />「今宵は東銀座の新橋演舞場へ」(2007年3月)<br />http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10131883/<br />新橋演舞場の公式サイト<br />http://www.shochiku.co.jp/play/enbujyo/<br /><br />国立劇場(半蔵門)<br />「国立劇場で文楽を見たよ@」(2007年5月)<br />http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10150477/<br />国立劇場の公式サイト<br />http://www.ntj.jac.go.jp/kokuritsu/index.html<br /><br />帝国劇場(有楽町)<br />「帝国劇場でミュージカルを見よう」(2007年12月)<br />http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10206152/<br />帝国劇場のお知らせサイト<br />http://www.tohostage.com/teigeki/index.html<br />劇場を直営している東宝演劇の公式サイト<br />http://www.toho.co.jp/stage/<br /><br />東京国際フォーラム(有楽町)<br />「国際フォーラムでもバレエを見るよ」(2007年12月)<br />http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10206978/<br />東京国際フォーラム公式サイト<br />http://www.t-i-forum.co.jp/general/index.php<br /><br />東京芸術劇場(池袋)<br />「池袋の東京芸術劇場、ミュージカル観劇の日は雪でした」(2008年1月)<br />http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10216358/<br />東京芸術劇場公式サイト<br />http://www.geigeki.jp/<br /><br />劇団四季劇場(浜松)<br />「劇団四季・自由劇場ときれいになった浜松町駅界隈」(2008年3月)<br />劇団四季公式サイト<br />http://www.shiki.gr.jp/index.html<br />春・夏劇場(東京・浜松町)<br />http://www.shiki.gr.jp/theatres/shiki/index.html<br />自由劇場(東京・浜松町)<br />http://www.shiki.gr.jp/theatres/jiyu/index.html<br /><br />新国立劇場(初台)<br />「クリスマス色の新国立劇場でバレエ「シンデレラ」を鑑賞」(2008年12月)<br />http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10296524/新国立劇場の公式サイト<br />新国立劇場の公式サイト<br />http://www.nntt.jac.go.jp/<br /><br />赤坂ACTシアターと赤坂サカス(赤坂)<br />「イルミネーションの赤坂サカスでバレエ「くるみ割り人形」を鑑賞」(2008年12月)<br />http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10297306/<br />赤坂ACTシアター公式サイト<br />http://www.tbs.co.jp/act/<br />赤坂サカス公式サイト<br />http://sacas.net/

歌舞伎の西遊記を観に行こう!───国立劇場の大劇場は日本画の宝庫@

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2009/06/23 - 2009/06/23

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4

44

まみ

まみさん

ついに歌舞伎デビューです!
もちろん、出る方ではなく、観る方です。

文楽は大好きで、2007年の2月公演に初めて観てから年に4回ある公演は欠かさず観るようになって、はや3年目。
文楽と歌舞伎は共通の演目が多いです。
でも、歌舞伎には、とんと興味が沸きませんでした。
実写のドラマよりもアニメ好きの私の傾向がここにも出ているかもしれません。

ところが、駅の地下道で歌舞伎版の西遊記のポスターを見て、ものすごく興味が沸きました。
ちょうどその頃、次の京劇の鑑賞日も迫っていて、気分が京劇っぽくなっていたせいもあるかもしれません。

国立劇場は、文楽公演の小劇場とそれからチケット売り場は10回以上も往復しています。
が、歌舞伎公演が行われる大劇場に足を踏み入れるのは、今回初めてです。

今回は少し早めに国立劇場付近に到着することになったので、いつも気になっていた伝統芸能情報館にも寄ってみることにしました。

国立劇場の公式サイト
http://www.ntj.jac.go.jp/kokuritsu/index.html

というわけで、歌舞伎鑑賞だけでなく、フォートラベルで、久々に劇場シリーズの旅行記も作成しようとはりきって出かけました。

それは思った以上の収穫でした。
伝統芸能情報館は撮影禁止で残念でしたが、国立劇場の前庭に近付いてみたら、なんとそこにはネジバナが!

デジカメを手にして4年目。
すなわち、私が花の写真を撮るようになってからも、4年目です。
花の本やネットの写真で見て、いつか撮れたらいいな、ぜひ撮りたいな、と思った花と、たくさん出会えました。
しかし、まだ出会えていない花もあります。
ありそうでいて、たまたまチャンスがなかっただけのようです。
その筆頭が、ネジバナなんです。

それが、歌舞伎の西遊記を観に来た国立劇場の前庭で見つけるなんて!
いまの時期、前庭にはほとんど花なんてないと思っていたから、時間が余っていなかったら、そして、少し離れたところから国立劇場の入口を撮ろう、なんて気を起こさなかったら、近付きもしなかったでしょう。
───強く思えば、チャンスは偶然の形を装ってやってくる、ということかもしれません。

それから国立劇場の大劇場。
2階の回廊(ギャラリー部分)には、超有名な日本画家の作品がずらり。
せっせと写真を撮ってしまいました@
あいにく絵はガラスに覆われていて、背後の照明が映り込んで撮影には厳しかったですが、斜めから撮ったりしゃがんだりカメラを頭上に構えたり、あるいは思い切って部分だけにしたり。
そのチャレンジのおかげで、ついついやりたくなるただの記録写真にならずにすみました@

※今までアップした国内の劇場シリーズ
東京宝塚劇場(有楽町)
「手にしたばかりのオモチャに夢中:デジカメ持って宝塚劇場へ(その1)」(2006年3月)
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10059201/
「手にしたばかりのオモチャに夢中:デジカメ持って宝塚劇場へ(その2)」(2006年4月)
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10062015/
宝塚劇場の公式サイト
http://kageki.hankyu.co.jp/

東京文化会館(上野)
「何十回と訪れて、初めてまともに歩いた上野公園その3:もろもろ&最近の上野での過ごし方」(2006年5月)
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10065823/
東京文化会館の公式サイト
http://www.t-bunka.jp/

新国立劇場(初台)
「今宵は初台の新国立劇場へ」(2007年3月)
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10130385/
新国立劇場の公式サイト
http://www.nntt.jac.go.jp/

新橋演舞場(東銀座)
「今宵は東銀座の新橋演舞場へ」(2007年3月)
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10131883/
新橋演舞場の公式サイト
http://www.shochiku.co.jp/play/enbujyo/

国立劇場(半蔵門)
「国立劇場で文楽を見たよ@」(2007年5月)
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10150477/
国立劇場の公式サイト
http://www.ntj.jac.go.jp/kokuritsu/index.html

帝国劇場(有楽町)
「帝国劇場でミュージカルを見よう」(2007年12月)
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10206152/
帝国劇場のお知らせサイト
http://www.tohostage.com/teigeki/index.html
劇場を直営している東宝演劇の公式サイト
http://www.toho.co.jp/stage/

東京国際フォーラム(有楽町)
「国際フォーラムでもバレエを見るよ」(2007年12月)
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10206978/
東京国際フォーラム公式サイト
http://www.t-i-forum.co.jp/general/index.php

東京芸術劇場(池袋)
「池袋の東京芸術劇場、ミュージカル観劇の日は雪でした」(2008年1月)
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10216358/
東京芸術劇場公式サイト
http://www.geigeki.jp/

劇団四季劇場(浜松)
「劇団四季・自由劇場ときれいになった浜松町駅界隈」(2008年3月)
劇団四季公式サイト
http://www.shiki.gr.jp/index.html
春・夏劇場(東京・浜松町)
http://www.shiki.gr.jp/theatres/shiki/index.html
自由劇場(東京・浜松町)
http://www.shiki.gr.jp/theatres/jiyu/index.html

新国立劇場(初台)
「クリスマス色の新国立劇場でバレエ「シンデレラ」を鑑賞」(2008年12月)
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10296524/新国立劇場の公式サイト
新国立劇場の公式サイト
http://www.nntt.jac.go.jp/

赤坂ACTシアターと赤坂サカス(赤坂)
「イルミネーションの赤坂サカスでバレエ「くるみ割り人形」を鑑賞」(2008年12月)
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10297306/
赤坂ACTシアター公式サイト
http://www.tbs.co.jp/act/
赤坂サカス公式サイト
http://sacas.net/

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  • 国立劇場と伝統芸能情報館<br /><br />半蔵門駅から国立劇場に向かうと、このように伝統芸能情報館が目に入ります。<br />いつも気になっていたのですが、今回は開場前に1時間近くも時間があるので、入ってみることにしました。<br />入場無料ですが、展示の撮影は禁止となっていました。残念!<br />2階以上は資料室などですが、1階では企画展示「歌舞伎の音楽 入門編」をやっていました。<br /><br />中は思ったより見学者がいました。<br />私のように開場までここで時間をつぶす人がいるようです。<br />展示は1室のみで、思ったより少なく、30分もかかりませんでした。<br />もっとも、デジタルギャラリーや映像資料も見ていたら、もっと時間がたったろうと思います。<br /><br />展示は少なかったものの、興味深かったです。<br />文楽の場合、音楽は三味線のみなのですが、歌舞伎はいろんなものが使われているのにちょっと驚きました。<br />以下は資料館でのチラシや、今回の公演の一部の、役者たちによる歌舞伎鑑賞入門での説明から仕入れたウンチクです。<br /><br />歌舞伎の音楽は、「出囃子(でばやし)音楽」と「下座(げざ)音楽」とがあるそうです。<br /><br />出囃子音楽は、役者が踊りや動作を行うための伴奏です。<br />長唄や常磐津、清元、竹本(義太夫節)などで、必ず歌(語り)と三味線があります。<br />文楽の場合は、このうちの義太夫節しかないのですが、歌舞伎には義太夫節と、それとはちょっと音色などが異なるけれどほとんど似ている「常磐津」というのもあって驚きです。<br />今回の歌舞伎版・西遊記では、義太夫節と常磐津の両方が登場して、代わる代わる語ったり同時に語ったりなどの「掛け合い」がなされていました。<br /><br />下座音楽の役割は、BGMとして舞台の雰囲気を作り上げることです。<br />雨、風、波や雪の音などの自然現象や、場面の情景・人物の心理描写などの効果音も作り上げます。<br />幽霊や妖怪が登場しそうなおどろおどろしい雰囲気作りも下座音楽の役割です。<br />主な楽器は太鼓や笛で、大太鼓が一番重要だそうです。<br /><br />伝統芸能情報館に展示されていた様々な楽器は、主に「下座音楽」の方でした。<br />舞台の、向かって左手である「下手(しもて)」の、黒く縁取りされた御簾の向こうで演奏されているので、「黒御簾音楽」とも呼ばれるそうです。<br />ちなみに出囃子の方は舞台の間、向かって右手の「上手(かみて)」にいて、御簾の後ろに隠れていません。<br />ただし出ずっぱりではなく、必要なときだけ姿を見せます。<br /><br />竹本(義太夫節)の太夫の見台(楽譜台みたいなもの)と三味線もありました。<br />見台は文楽のものと比べるとずっとシンプルでした。<br />竹本見台とあったので、展示を見ていた最中は、てっきり、竹本さんの見台かと思ってしまいました(笑)。<br /><br />展示の中でほかに面白いと思ったものに、効果音をたてる道具「風音」、「雷車」、「波音」などがありました。<br />「風音」は、でっかいおみくじみたいなやつで、回転するところに布が張ってあります。<br />そのハンドルを回すと横棒にこすれ、その布の摩擦で風の音を出すそうです。<br />「雷車」は、珠がすごく少ない、巨大なそろばんのような形状をしていました。<br />珠ならぬ滑車は12個あり、舞台の床を転がして雷の音を出すようです。<br />そういえば子供の頃、床にそろばんを転がせて遊んだものです。<br />じゃらじゃらという音は楽しかったですが、さすがにそろばんでは、雷の音とまでいきませんでしたね。<br />「波音」は、横の長さが1.5mくらいある箱の中に、竹の取っ手がついていました。<br />箱の中に大豆・小豆などを入れて、左右に揺すって音を出すそうです。箱自体がとても重そうでした。<br /><br />これらの写真をここで披露できないのが残念です。<br /><br />こちらの「黒御簾講座」というサイトで、写真付の詳しい解説がありました。<br />http://homepage2.nifty.com/kuromisu/framepage1.htm<br /><br />こちらのサイトには、歌舞伎の音楽を含めた、歌舞伎の基本の解説があります。<br />http://www.sen-nen-bi.com/<br /><br />あいにく、「風音」や「雷車」や「波音」の写真はネットでは見つかりませんでした。

    国立劇場と伝統芸能情報館

    半蔵門駅から国立劇場に向かうと、このように伝統芸能情報館が目に入ります。
    いつも気になっていたのですが、今回は開場前に1時間近くも時間があるので、入ってみることにしました。
    入場無料ですが、展示の撮影は禁止となっていました。残念!
    2階以上は資料室などですが、1階では企画展示「歌舞伎の音楽 入門編」をやっていました。

    中は思ったより見学者がいました。
    私のように開場までここで時間をつぶす人がいるようです。
    展示は1室のみで、思ったより少なく、30分もかかりませんでした。
    もっとも、デジタルギャラリーや映像資料も見ていたら、もっと時間がたったろうと思います。

    展示は少なかったものの、興味深かったです。
    文楽の場合、音楽は三味線のみなのですが、歌舞伎はいろんなものが使われているのにちょっと驚きました。
    以下は資料館でのチラシや、今回の公演の一部の、役者たちによる歌舞伎鑑賞入門での説明から仕入れたウンチクです。

    歌舞伎の音楽は、「出囃子(でばやし)音楽」と「下座(げざ)音楽」とがあるそうです。

    出囃子音楽は、役者が踊りや動作を行うための伴奏です。
    長唄や常磐津、清元、竹本(義太夫節)などで、必ず歌(語り)と三味線があります。
    文楽の場合は、このうちの義太夫節しかないのですが、歌舞伎には義太夫節と、それとはちょっと音色などが異なるけれどほとんど似ている「常磐津」というのもあって驚きです。
    今回の歌舞伎版・西遊記では、義太夫節と常磐津の両方が登場して、代わる代わる語ったり同時に語ったりなどの「掛け合い」がなされていました。

    下座音楽の役割は、BGMとして舞台の雰囲気を作り上げることです。
    雨、風、波や雪の音などの自然現象や、場面の情景・人物の心理描写などの効果音も作り上げます。
    幽霊や妖怪が登場しそうなおどろおどろしい雰囲気作りも下座音楽の役割です。
    主な楽器は太鼓や笛で、大太鼓が一番重要だそうです。

    伝統芸能情報館に展示されていた様々な楽器は、主に「下座音楽」の方でした。
    舞台の、向かって左手である「下手(しもて)」の、黒く縁取りされた御簾の向こうで演奏されているので、「黒御簾音楽」とも呼ばれるそうです。
    ちなみに出囃子の方は舞台の間、向かって右手の「上手(かみて)」にいて、御簾の後ろに隠れていません。
    ただし出ずっぱりではなく、必要なときだけ姿を見せます。

    竹本(義太夫節)の太夫の見台(楽譜台みたいなもの)と三味線もありました。
    見台は文楽のものと比べるとずっとシンプルでした。
    竹本見台とあったので、展示を見ていた最中は、てっきり、竹本さんの見台かと思ってしまいました(笑)。

    展示の中でほかに面白いと思ったものに、効果音をたてる道具「風音」、「雷車」、「波音」などがありました。
    「風音」は、でっかいおみくじみたいなやつで、回転するところに布が張ってあります。
    そのハンドルを回すと横棒にこすれ、その布の摩擦で風の音を出すそうです。
    「雷車」は、珠がすごく少ない、巨大なそろばんのような形状をしていました。
    珠ならぬ滑車は12個あり、舞台の床を転がして雷の音を出すようです。
    そういえば子供の頃、床にそろばんを転がせて遊んだものです。
    じゃらじゃらという音は楽しかったですが、さすがにそろばんでは、雷の音とまでいきませんでしたね。
    「波音」は、横の長さが1.5mくらいある箱の中に、竹の取っ手がついていました。
    箱の中に大豆・小豆などを入れて、左右に揺すって音を出すそうです。箱自体がとても重そうでした。

    これらの写真をここで披露できないのが残念です。

    こちらの「黒御簾講座」というサイトで、写真付の詳しい解説がありました。
    http://homepage2.nifty.com/kuromisu/framepage1.htm

    こちらのサイトには、歌舞伎の音楽を含めた、歌舞伎の基本の解説があります。
    http://www.sen-nen-bi.com/

    あいにく、「風音」や「雷車」や「波音」の写真はネットでは見つかりませんでした。

  • 伝統芸能情報館から見えた花を撮りに行く<br /><br />国立劇場と道路挟んで隣接する空き地に鮮やかな紫のつる性の花が咲いていたので、なんだろうと近付きました。<br />

    伝統芸能情報館から見えた花を撮りに行く

    国立劇場と道路挟んで隣接する空き地に鮮やかな紫のつる性の花が咲いていたので、なんだろうと近付きました。

  • 隣のビルを背景に、正体不明の紫のつる性の花を撮る<br /><br />なんだか給水タンクのようなものに覆いかぶさるように広がっていたつる性の花。<br />ちょうど日が射し、太陽の光が当たって輝いていました。<br />

    隣のビルを背景に、正体不明の紫のつる性の花を撮る

    なんだか給水タンクのようなものに覆いかぶさるように広がっていたつる性の花。
    ちょうど日が射し、太陽の光が当たって輝いていました。

  • 花の中央に見える小さな花にむずむず@<br /><br />紫の花びらが葉っぱみたいだなあと思ったら、花びらではなく「包葉」という葉っぱでした。<br />そしてこの花の正体は、なんとブーゲンビリアでした。<br />ブーゲンビリアというと南国のリゾートの花、それもどこか高貴な花というイメージがあったので、まさか空き地に隣接した給水タンクの花がそうだとは、撮影中は思いもしませんでした。<br />いや、どこで咲こうと花の勝手、イメージを押し付けるのは人間の勝手ですけどネ@<br />

    花の中央に見える小さな花にむずむず@

    紫の花びらが葉っぱみたいだなあと思ったら、花びらではなく「包葉」という葉っぱでした。
    そしてこの花の正体は、なんとブーゲンビリアでした。
    ブーゲンビリアというと南国のリゾートの花、それもどこか高貴な花というイメージがあったので、まさか空き地に隣接した給水タンクの花がそうだとは、撮影中は思いもしませんでした。
    いや、どこで咲こうと花の勝手、イメージを押し付けるのは人間の勝手ですけどネ@

  • はとバスがやってきた!<br /><br />開場までまだ時間があって中に入れないので、国立劇場の前庭に足を伸ばしてみました。<br />はとバスがやってきました!<br />ひょっとしてはとバスに国立劇場の歌舞伎鑑賞コースがあるのかな?<br />と思ったら、通りかかっただけでした@<br />車内ではきっと「ここが国立劇場です」と紹介されているのでしょう。<br /><br />いつかはとバスに乗ってみようかしら。<br />その気になれば1時間以内で都心に出られる埼玉在住の私にとって、はとバスツアーはベタもベタでいまさらなのですが、かえって面白いかもしれませんし、東京再発見になるかもしれませんネ。<br />

    はとバスがやってきた!

    開場までまだ時間があって中に入れないので、国立劇場の前庭に足を伸ばしてみました。
    はとバスがやってきました!
    ひょっとしてはとバスに国立劇場の歌舞伎鑑賞コースがあるのかな?
    と思ったら、通りかかっただけでした@
    車内ではきっと「ここが国立劇場です」と紹介されているのでしょう。

    いつかはとバスに乗ってみようかしら。
    その気になれば1時間以内で都心に出られる埼玉在住の私にとって、はとバスツアーはベタもベタでいまさらなのですが、かえって面白いかもしれませんし、東京再発見になるかもしれませんネ。

  • 大劇場入口前には高校生がうじゃうじゃ<br /><br />半蔵門駅から国立劇場に向かう途中で、やたらぞろぞろ高校生とすれ違ったので、もしや、と思ったところ。<br />どうやら本日は高校生の歌舞伎鑑賞教室でもあったようです。<br />今回の公演は、最初に約30分、役者たちによる歌舞伎の説明がある上に、上演される演目も有名な「西遊記」の歌舞伎版。<br />話は分かりやすいですし、香取慎吾主演のドラマもまだ記憶に新しく(私は見たことはないですけど@)、上演時間も1時間と初心者には適度。<br />高校生の芸術鑑賞教室に利用されるのも、さもありなんと思いました。<br />行きにすれ違った高校生たちは、おそらく午前の部の観劇帰りでしょう。<br /><br />かくいう私が高校生のときのうちの女子高では、クラッシック音楽とミュージカル「ジーザス・クライスト・スーパースター」、それから演目は忘れましたが日本でも有名なヨーロッパ文学の演劇鑑賞だったと思います。<br />見事に欧米かぶれ@<br /><br />ちなみに今日は高校生の貸切りではなく、私のような個人客もいれば、どうやら歌舞伎鑑賞がハイライトと思われるガイド付きのツアー客もいました。はとバスではなかったようですけどネ。<br />

    大劇場入口前には高校生がうじゃうじゃ

    半蔵門駅から国立劇場に向かう途中で、やたらぞろぞろ高校生とすれ違ったので、もしや、と思ったところ。
    どうやら本日は高校生の歌舞伎鑑賞教室でもあったようです。
    今回の公演は、最初に約30分、役者たちによる歌舞伎の説明がある上に、上演される演目も有名な「西遊記」の歌舞伎版。
    話は分かりやすいですし、香取慎吾主演のドラマもまだ記憶に新しく(私は見たことはないですけど@)、上演時間も1時間と初心者には適度。
    高校生の芸術鑑賞教室に利用されるのも、さもありなんと思いました。
    行きにすれ違った高校生たちは、おそらく午前の部の観劇帰りでしょう。

    かくいう私が高校生のときのうちの女子高では、クラッシック音楽とミュージカル「ジーザス・クライスト・スーパースター」、それから演目は忘れましたが日本でも有名なヨーロッパ文学の演劇鑑賞だったと思います。
    見事に欧米かぶれ@

    ちなみに今日は高校生の貸切りではなく、私のような個人客もいれば、どうやら歌舞伎鑑賞がハイライトと思われるガイド付きのツアー客もいました。はとバスではなかったようですけどネ。

  • 思いがけない嬉しい出会い!<br /><br />花なんてないと思っていたこの季節の国立劇場の前庭に、なんと、ネジバナです、ネジバナです!<br />

    思いがけない嬉しい出会い!

    花なんてないと思っていたこの季節の国立劇場の前庭に、なんと、ネジバナです、ネジバナです!

  • ネジバナってほんとにねじれてるんだ!

    ネジバナってほんとにねじれてるんだ!

  • 1つ1つの花も鈴みたいに可愛い@

    1つ1つの花も鈴みたいに可愛い@

  • 新体操のリボン競技の2人組の選手!?

    新体操のリボン競技の2人組の選手!?

  • ちょっと時間をずらして入場しようかな。<br />いやいや、ロビーの写真を撮るんだから……負けるな、私@

    ちょっと時間をずらして入場しようかな。
    いやいや、ロビーの写真を撮るんだから……負けるな、私@

  • 大劇場は思ったより広い!<br /><br />大劇場なので、見慣れている小劇場より広かろうと思っていましたが、私の予想以上でした。<br />とはいえ、ロビーの1階は学生でぎっしりなので、さっさと2階へ避難します。<br />エスカレーターで昇ってる最中です。<br />2階の回廊には絵が飾ってあります。みんな撮影してますネ。私も、私も!<br />

    大劇場は思ったより広い!

    大劇場なので、見慣れている小劇場より広かろうと思っていましたが、私の予想以上でした。
    とはいえ、ロビーの1階は学生でぎっしりなので、さっさと2階へ避難します。
    エスカレーターで昇ってる最中です。
    2階の回廊には絵が飾ってあります。みんな撮影してますネ。私も、私も!

  • DVDや書籍や一筆書きやレターセットを売ってるカウンター<br /><br />エスカレーターで昇ってる最中に見下ろして撮りました。<br /><br />DVDは歌舞伎しかなかったのですが、今度文楽でも「菅原伝授手習鑑」の全段のDVDが発売されます@<br />全部はいらないんだけど、すごく泣けた「寺子屋の段」はまた見たいナァ。<br />

    DVDや書籍や一筆書きやレターセットを売ってるカウンター

    エスカレーターで昇ってる最中に見下ろして撮りました。

    DVDは歌舞伎しかなかったのですが、今度文楽でも「菅原伝授手習鑑」の全段のDVDが発売されます@
    全部はいらないんだけど、すごく泣けた「寺子屋の段」はまた見たいナァ。

  • 2階から見下ろした劇場への入口付近と、2階の売店<br /><br />売店には、外国人が喜びそうな日本情緒たっぷりのおみやげがたくさんです。<br />いや、日本人だって喜びます@<br />

    2階から見下ろした劇場への入口付近と、2階の売店

    売店には、外国人が喜びそうな日本情緒たっぷりのおみやげがたくさんです。
    いや、日本人だって喜びます@

  • 2階から見下ろしたロビーの1階<br /><br />それにしても大劇場は広いです。<br />だって小劇場のロビーってこうですよ。2階はレストランだけですもの。<br /><br />関連の写真<br />http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/12227281/<br />関連の旅行記<br />「国立劇場で文楽を見たよ@」<br />http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10150477/<br />

    2階から見下ろしたロビーの1階

    それにしても大劇場は広いです。
    だって小劇場のロビーってこうですよ。2階はレストランだけですもの。

    関連の写真
    http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/12227281/
    関連の旅行記
    「国立劇場で文楽を見たよ@」
    http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10150477/

  • 同じようなアングルで、シャンデリアに露出を合わせた写真@<br /><br />光るテマリか、宝石の輝きのようです。<br />

    同じようなアングルで、シャンデリアに露出を合わせた写真@

    光るテマリか、宝石の輝きのようです。

  • 宝石か結晶のようなシャンデリア

    宝石か結晶のようなシャンデリア

  • 2階の日本画ギャラリーより、堅山南風の「鯉」<br /><br />ここから日本画の写真が続きます。<br />ガラスの映り込みをなるべく少なくするために、画面の一部を切り取ったり、ななめから撮ったりしています。<br />すなおにそのまま撮った写真はありませんので、あしからず@<br />

    2階の日本画ギャラリーより、堅山南風の「鯉」

    ここから日本画の写真が続きます。
    ガラスの映り込みをなるべく少なくするために、画面の一部を切り取ったり、ななめから撮ったりしています。
    すなおにそのまま撮った写真はありませんので、あしからず@

  • 超有名な川端龍子の「天橋図」に、こんなところでお目にかかれるなんて!

    超有名な川端龍子の「天橋図」に、こんなところでお目にかかれるなんて!

  • 実は上村松篁の作品かと思ってしまった、鏑木清方の「野崎村」

    実は上村松篁の作品かと思ってしまった、鏑木清方の「野崎村」

  • ハッとするような美しい「残照」(小野竹喬・画)

    ハッとするような美しい「残照」(小野竹喬・画)

  • つぶらな瞳が愛らしいワンちゃんの絵は、タイトルはそのまんま「花と犬」(中村岳陵・画)

    つぶらな瞳が愛らしいワンちゃんの絵は、タイトルはそのまんま「花と犬」(中村岳陵・画)

  • ここで後ろを振り向いて、向かいのおみやげ屋の写真を撮る<br /><br />観劇後に覗いてみました。<br />やはり小劇場のおみやげ屋より品揃えは多く、特にお菓子がいろいろありました。<br />が、今回はおみやげを物色する時間も、商品の写真を撮る時間もありませんでした。<br /><br />小劇場のおみやげ屋<br />http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/12227284/<br />関連の旅行記<br />「国立劇場で文楽を見たよ@」<br />http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10150477/<br />

    ここで後ろを振り向いて、向かいのおみやげ屋の写真を撮る

    観劇後に覗いてみました。
    やはり小劇場のおみやげ屋より品揃えは多く、特にお菓子がいろいろありました。
    が、今回はおみやげを物色する時間も、商品の写真を撮る時間もありませんでした。

    小劇場のおみやげ屋
    http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/12227284/
    関連の旅行記
    「国立劇場で文楽を見たよ@」
    http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10150477/

  • 再び日本画の世界に戻り、端正な鶴を<br />「冬田」(金島桂華・画)<br />

    再び日本画の世界に戻り、端正な鶴を
    「冬田」(金島桂華・画)

  • おお、なつかしや、この間まで追いかけていた「花菖蒲」(山口蓬春・画)

    おお、なつかしや、この間まで追いかけていた「花菖蒲」(山口蓬春・画)

  • 日本画のこういう華やかさは大好きです@<br />「花と銀鶏」(児玉希望・画)<br /><br />ここで開演10分前を切ったので、目についた2階のロッカーに慌てて荷物を預け、トイレをすませて席に着きました。<br />ちなみに私の座席は1階なんですけどネ。<br />

    日本画のこういう華やかさは大好きです@
    「花と銀鶏」(児玉希望・画)

    ここで開演10分前を切ったので、目についた2階のロッカーに慌てて荷物を預け、トイレをすませて席に着きました。
    ちなみに私の座席は1階なんですけどネ。

  • 劇場入口前に堂々と立つ、鏡獅子の彫刻(平櫛田中・作)<br /><br />幕間に撮りました。<br />どうしてもガラスに明かりが反射してしまうので、上半身のみ撮りました。<br />

    劇場入口前に堂々と立つ、鏡獅子の彫刻(平櫛田中・作)

    幕間に撮りました。
    どうしてもガラスに明かりが反射してしまうので、上半身のみ撮りました。

  • こちらのアングルも面白いヨ。<br />なんだか子供のポーズみたいで@<br />

    こちらのアングルも面白いヨ。
    なんだか子供のポーズみたいで@

  • 再び2階の日本画ギャラリーへ、気の強そうな踊り子さんの絵から<br />「娘道場寺を踊る吾妻徳彌」(伊東深水・画)<br /><br />ちょうど通りかかった女性2人がタイトルを確認し、「ああ、やっぱり吾妻さん!」と言ってました。<br />有名な方なのですね。そしてきっとよく似てるのね。<br />

    再び2階の日本画ギャラリーへ、気の強そうな踊り子さんの絵から
    「娘道場寺を踊る吾妻徳彌」(伊東深水・画)

    ちょうど通りかかった女性2人がタイトルを確認し、「ああ、やっぱり吾妻さん!」と言ってました。
    有名な方なのですね。そしてきっとよく似てるのね。

  • 雪のように清楚なハトたち@<br />「鳩の庭」(上村松篁・画)<br /><br />こちらが上村さんの絵でありやしたか@<br />

    雪のように清楚なハトたち@
    「鳩の庭」(上村松篁・画)

    こちらが上村さんの絵でありやしたか@

  • ガラスの映り込みがちょっと厳しい……。<br />「瀑」(杉山寧・画)<br /><br />蛍光灯が映らない上半分だけの写真も撮ってみましたが……いくらなんでそれでは「瀑」ではなくなってしまうと思ったので、仕方がなく。<br />

    ガラスの映り込みがちょっと厳しい……。
    「瀑」(杉山寧・画)

    蛍光灯が映らない上半分だけの写真も撮ってみましたが……いくらなんでそれでは「瀑」ではなくなってしまうと思ったので、仕方がなく。

  • ひと目で分かりました、私の大好きな東山魁夷さんの絵だと@<br />タイトルは「雪原譜」<br />

    ひと目で分かりました、私の大好きな東山魁夷さんの絵だと@
    タイトルは「雪原譜」

  • 知っている画家の作品だと思ったんですよーーっ!<br /><br />タイトルは「朝映桜島」。でも画家の名前をメモしてくるのを忘れてしまいました(泣)。<br />

    知っている画家の作品だと思ったんですよーーっ!

    タイトルは「朝映桜島」。でも画家の名前をメモしてくるのを忘れてしまいました(泣)。

  • お菓子のディスプレイ@<br /><br />これはおみやげ屋さんにはなかったです。<br />あったら買ってたかも。ディスプレイにすぐ影響される私だから@<br />

    お菓子のディスプレイ@

    これはおみやげ屋さんにはなかったです。
    あったら買ってたかも。ディスプレイにすぐ影響される私だから@

  • 工芸菓子……ってどこが?<br /><br />っていうか、工芸菓子ってさっきの柿の和菓子のことで、これはただ単に造花の花車ってことかな。<br />同じショーケースですから。<br />

    工芸菓子……ってどこが?

    っていうか、工芸菓子ってさっきの柿の和菓子のことで、これはただ単に造花の花車ってことかな。
    同じショーケースですから。

  • 大劇場のロビーから提灯の飾りと中庭を望む<br /><br />終演4時半。<br />きれいな青空が広がっていたのですが、提灯に露出を合わせたので、空は白とびとしてしまいましたが、あしからず@<br />

    大劇場のロビーから提灯の飾りと中庭を望む

    終演4時半。
    きれいな青空が広がっていたのですが、提灯に露出を合わせたので、空は白とびとしてしまいましたが、あしからず@

  • 家路につく女子高生たちのシルエット・その1

    家路につく女子高生たちのシルエット・その1

  • 家路につく女子高生たちのシルエット・その2

    家路につく女子高生たちのシルエット・その2

  • 終演後の1階ロビーと2階の日本画ギャラリーの様子<br /><br />座席は1階だったのですが、開演前に2階の日本画の撮影をしていた関係で、席に向かう直前に目に飛び込んできた2階のロッカーに荷物を預けてしまいました。<br />なので、帰る前に荷物を取りにもう一度2階に行きました。<br /><br />ちなみに国立劇場のロッカー代は有料ですが、10円です。<br />うん、そうこなくっちゃねぇ!<br />どこぞの新しい劇場やミュージーアムでは300円も取るところがあるんですヨ。見習って欲しいナァ@<br />あるいは劇場ならクロークくらい置いて欲しい。。。<br />荷物をひざや足下に置いた観客がずらり、ってスマートぢゃないヨ。<br />

    終演後の1階ロビーと2階の日本画ギャラリーの様子

    座席は1階だったのですが、開演前に2階の日本画の撮影をしていた関係で、席に向かう直前に目に飛び込んできた2階のロッカーに荷物を預けてしまいました。
    なので、帰る前に荷物を取りにもう一度2階に行きました。

    ちなみに国立劇場のロッカー代は有料ですが、10円です。
    うん、そうこなくっちゃねぇ!
    どこぞの新しい劇場やミュージーアムでは300円も取るところがあるんですヨ。見習って欲しいナァ@
    あるいは劇場ならクロークくらい置いて欲しい。。。
    荷物をひざや足下に置いた観客がずらり、ってスマートぢゃないヨ。

  • 2階にあるおみやげ屋さんも入れて<br /><br />ちょっとだけ覗いてから帰りました。<br />

    2階にあるおみやげ屋さんも入れて

    ちょっとだけ覗いてから帰りました。

  • すっかり寂しくなった1階ロビーと2階の日本画ギャラリーの様子

    すっかり寂しくなった1階ロビーと2階の日本画ギャラリーの様子

  • 2階の日本画ギャラリーと休憩スペース

    2階の日本画ギャラリーと休憩スペース

  • 鏡獅子さんが1人で守る劇場入口前付近<br /><br />うわぁ、私ってば、また、劇場を出るのが最後の人になっちゃうのかしら。<br />いやいや、さっきのおみやげ屋で買い物してる人たちがまだいましたな。<br />

    鏡獅子さんが1人で守る劇場入口前付近

    うわぁ、私ってば、また、劇場を出るのが最後の人になっちゃうのかしら。
    いやいや、さっきのおみやげ屋で買い物してる人たちがまだいましたな。

  • 公演チラシと、鑑賞教室のときだけ特別に無料で配布される小冊子<br /><br />チラシは、駅の地下道で見たポスターと同じです。<br />それまで歌舞伎にはちっとも興味が沸かなかったのですが、この華やかなポスターを目にして、とても観たくなりました。<br /><br />「華果西遊記」の「華果」とは、作者・市川猿之助の俳人としての俳号だそうです。<br />だからこのタイトルの意味は、猿之助版「西遊記」となるのです。<br /><br />小冊子には、今回の公演のあらすじと観どころ、それから出演者の方の写真と言葉が載っていました。<br />鑑賞教室で説明されたような内容は一切なかったのはちょっと残念。文楽のときにはありましたから。<br /><br />2009年6月歌舞伎鑑賞教室公式サイト<br />http://www.ntj.jac.go.jp/performance/2404.html<br /><br /><タイムテーブル><br />解説 歌舞伎のみかた:2:30〜3:05<br />─幕間20分─<br />華果西遊記:3:25〜4:25<br /> 第一場 西梁国智籌殿の場<br /> 第二場 雲中の場<br /> 第三場 盤糸嶺山頂の場<br /><br /><主な出演者><br />孫悟空:市川右近<br />猪八戒:市川猿弥<br />沙悟浄:市川弘太郎<br />芙蓉実は妹蜘蛛の精:市川春猿<br />女王実は姉蜘蛛の精:市川笑三郎<br />玄奘三蔵法師:市川笑也<br /><br />本当は19時開演の「社会人のための歌舞伎鑑賞教室」のチケットを取りたかったのですが、2回しかなかったうえ、とっくに6月はいってからチケットをゲットしたので、もう席は残っていませんでした@<br /><br /><感想><br />歌舞伎は江戸時代の庶民のエンタテイメントなので、ちょっと約束事を知れば、現代人にも十分楽しめるエンタテイメントでしょう。<br />しかもそれが西遊記なら!<br />チラシの役者たちの衣装の美しさはもとより、歌舞伎ならではの技も披露されるでしょう。<br />と期待したとおりでした。<br />さすがに宙吊りはなかったのですが(孫悟空が&#35284;斗雲に乗って空を飛ぶときに宙吊りにされるかなぁと期待したのですが@)、美しい女王姉妹がクモの妖怪に変化するときに衣装がぱっと変わる早業や、華麗な御殿がたちまちクモの妖怪の根城の洞窟に変わったり。<br />美しい舞踊もあれば、群舞と言いたくなるぐらい見事な動きとポーズの立ち回りもあり。<br />クモの妖怪が繰り出す糸は和紙を細かく切って作ったテープだそうで、それがふわっと宙に舞って孫悟空ちたちを絡めるところはすばらしかったです。白い花火のようでした@<br />また、孫悟空の手品のような技も披露されましたし、髪の毛から生まれる分身の小猿たちは、子供たちが演じていました。<br />妖怪退治に出かける前の分身の小猿たちの景気づけの踊りの可愛らしかったこと!<br />ついでに孫悟空たちは、顔も始終笑っているようなメイクで、動きもセリフもとてもコミカル。<br />舞台背景も衣装も、役者たちの動きやポーズ、どれもがビジュアル的にとても華やかで美しく、絵になっていました。<br />そしてなにより、役者が人形でなく人間ですからね。<br />花道から玄奘一行が登場したとき、「でかいっ!」と思ってしまいました(笑)。<br />文楽の人形は小学生低学年の子くらいの大きさはある大きなものですが、それに見慣れていたもので。<br />歌舞伎にとっつきにくいという偏見を持ちそうな初心者にも文句なく楽しめる演目でした。<br /><br />そして初めての歌舞伎鑑賞で、最初に解説が聞けたのは、やはりよかったです。<br />書籍やネットで巷にたくさん基礎知識を仕入れる場はありますが、今回は時間がなくて、そういう下調べをしませんでしたからネ。<br />「華果西遊記」では正体はクモ妖怪だった女王姉妹を演じる市川笑三郎さんと市川春猿さんが面白おかしく分かりやすく解説してくれました。<br />私が見慣れている文楽は、太夫・三味線・人形遣いと人形、という3大柱で成り立っているのですが、歌舞伎の複雑さには驚きました。<br />歌舞伎の解説では、歌舞伎の「歌」=音楽、「舞」=舞踊、「伎」=演出、という3本立てで説明してくれました。もちろん、実演を交えて。<br />「歌」では、下座音楽と出囃子音楽の説明と大太鼓による効果音、「舞」では、本物の女性より女性らしく演じる「女形(おやま)」の基本のポーズと踊りを披露してくれました。<br />そして「伎」では、映像ならクローズアップに相当する役者の「見得(みえ)」と、舞台に黒装束で登場し、小道具を操ったり俳優を後ろから手助けする「後見(こうけん)」の役割が紹介されました。<br />全身黒ずくめの後見は、いてもいないものとして観るのが約束事です。<br />その後見の役割のひとつに、「差し金」という黒い棒を使って、チョウチョや鳥、火の玉などを操ったりすることがありますが、影で誰かをそそのかして操ることを「差し金」というのは、歌舞伎のここからきているそうです。<br />今回はその差し金の実演を、火の玉やチョウチョだけでなく、本当は歌舞伎では使われないバレーボールを使って、解説者の2人と客席の高校生とがバレーボールをする、なんて一幕もありました。<br /><br />というわけで、期待どおりすっごく楽しめたけれど、そうですね、やっぱり「西遊記」は歌舞伎の入門というか、イレギュラーな作品という気がします。<br />私のイメージする歌舞伎は、文楽同様、どろどろとした人間感情のもつれや心の機微や情愛を丁寧に(現代人の感覚からするとじれったいくらいに)描いたもの、というのには変わりありません。<br />そして同じ題材なら文楽で観たいですね。<br />本物でないものが本物以上に本物らしく演じるというところに魅力を感じます。<br />それをいうなら歌舞伎の女形もそうなのですが、私にとって、人形が人間のように動く所作一つ一つの魅力にはまだまだかないません@<br />また、最近は、文楽の義太夫節も気に入っています。<br />口にしてみるととても滑らかな言葉なのです。日本語ってこんなに美しい言葉だったんだなぁと改めて惚れ惚れしてしまいます。<br />現代語訳されないと意味は分からないところはたくさんありますが@<br />だけど歌舞伎の場合、役者はそれぞれが台詞を語り、義太夫節はト書き程度しかありません。それが若干不満だったかな。<br /><br />とはいえ、この入門鑑賞をきっかけに、これから歌舞伎も観るようになりそうです。<br />文楽のように年に何回かある公演を毎回必ず1つは見よう、というところまではいかないにしても、今回のように気になる演目があれば、観劇するのにハードルはもう高く感じないでしょう。<br />そう、たぶん私はこれからも当分、歌舞伎役者ではなく、演目で選ぶでしょうね。

    公演チラシと、鑑賞教室のときだけ特別に無料で配布される小冊子

    チラシは、駅の地下道で見たポスターと同じです。
    それまで歌舞伎にはちっとも興味が沸かなかったのですが、この華やかなポスターを目にして、とても観たくなりました。

    「華果西遊記」の「華果」とは、作者・市川猿之助の俳人としての俳号だそうです。
    だからこのタイトルの意味は、猿之助版「西遊記」となるのです。

    小冊子には、今回の公演のあらすじと観どころ、それから出演者の方の写真と言葉が載っていました。
    鑑賞教室で説明されたような内容は一切なかったのはちょっと残念。文楽のときにはありましたから。

    2009年6月歌舞伎鑑賞教室公式サイト
    http://www.ntj.jac.go.jp/performance/2404.html

    <タイムテーブル>
    解説 歌舞伎のみかた:2:30〜3:05
    ─幕間20分─
    華果西遊記:3:25〜4:25
     第一場 西梁国智籌殿の場
     第二場 雲中の場
     第三場 盤糸嶺山頂の場

    <主な出演者>
    孫悟空:市川右近
    猪八戒:市川猿弥
    沙悟浄:市川弘太郎
    芙蓉実は妹蜘蛛の精:市川春猿
    女王実は姉蜘蛛の精:市川笑三郎
    玄奘三蔵法師:市川笑也

    本当は19時開演の「社会人のための歌舞伎鑑賞教室」のチケットを取りたかったのですが、2回しかなかったうえ、とっくに6月はいってからチケットをゲットしたので、もう席は残っていませんでした@

    <感想>
    歌舞伎は江戸時代の庶民のエンタテイメントなので、ちょっと約束事を知れば、現代人にも十分楽しめるエンタテイメントでしょう。
    しかもそれが西遊記なら!
    チラシの役者たちの衣装の美しさはもとより、歌舞伎ならではの技も披露されるでしょう。
    と期待したとおりでした。
    さすがに宙吊りはなかったのですが(孫悟空が觔斗雲に乗って空を飛ぶときに宙吊りにされるかなぁと期待したのですが@)、美しい女王姉妹がクモの妖怪に変化するときに衣装がぱっと変わる早業や、華麗な御殿がたちまちクモの妖怪の根城の洞窟に変わったり。
    美しい舞踊もあれば、群舞と言いたくなるぐらい見事な動きとポーズの立ち回りもあり。
    クモの妖怪が繰り出す糸は和紙を細かく切って作ったテープだそうで、それがふわっと宙に舞って孫悟空ちたちを絡めるところはすばらしかったです。白い花火のようでした@
    また、孫悟空の手品のような技も披露されましたし、髪の毛から生まれる分身の小猿たちは、子供たちが演じていました。
    妖怪退治に出かける前の分身の小猿たちの景気づけの踊りの可愛らしかったこと!
    ついでに孫悟空たちは、顔も始終笑っているようなメイクで、動きもセリフもとてもコミカル。
    舞台背景も衣装も、役者たちの動きやポーズ、どれもがビジュアル的にとても華やかで美しく、絵になっていました。
    そしてなにより、役者が人形でなく人間ですからね。
    花道から玄奘一行が登場したとき、「でかいっ!」と思ってしまいました(笑)。
    文楽の人形は小学生低学年の子くらいの大きさはある大きなものですが、それに見慣れていたもので。
    歌舞伎にとっつきにくいという偏見を持ちそうな初心者にも文句なく楽しめる演目でした。

    そして初めての歌舞伎鑑賞で、最初に解説が聞けたのは、やはりよかったです。
    書籍やネットで巷にたくさん基礎知識を仕入れる場はありますが、今回は時間がなくて、そういう下調べをしませんでしたからネ。
    「華果西遊記」では正体はクモ妖怪だった女王姉妹を演じる市川笑三郎さんと市川春猿さんが面白おかしく分かりやすく解説してくれました。
    私が見慣れている文楽は、太夫・三味線・人形遣いと人形、という3大柱で成り立っているのですが、歌舞伎の複雑さには驚きました。
    歌舞伎の解説では、歌舞伎の「歌」=音楽、「舞」=舞踊、「伎」=演出、という3本立てで説明してくれました。もちろん、実演を交えて。
    「歌」では、下座音楽と出囃子音楽の説明と大太鼓による効果音、「舞」では、本物の女性より女性らしく演じる「女形(おやま)」の基本のポーズと踊りを披露してくれました。
    そして「伎」では、映像ならクローズアップに相当する役者の「見得(みえ)」と、舞台に黒装束で登場し、小道具を操ったり俳優を後ろから手助けする「後見(こうけん)」の役割が紹介されました。
    全身黒ずくめの後見は、いてもいないものとして観るのが約束事です。
    その後見の役割のひとつに、「差し金」という黒い棒を使って、チョウチョや鳥、火の玉などを操ったりすることがありますが、影で誰かをそそのかして操ることを「差し金」というのは、歌舞伎のここからきているそうです。
    今回はその差し金の実演を、火の玉やチョウチョだけでなく、本当は歌舞伎では使われないバレーボールを使って、解説者の2人と客席の高校生とがバレーボールをする、なんて一幕もありました。

    というわけで、期待どおりすっごく楽しめたけれど、そうですね、やっぱり「西遊記」は歌舞伎の入門というか、イレギュラーな作品という気がします。
    私のイメージする歌舞伎は、文楽同様、どろどろとした人間感情のもつれや心の機微や情愛を丁寧に(現代人の感覚からするとじれったいくらいに)描いたもの、というのには変わりありません。
    そして同じ題材なら文楽で観たいですね。
    本物でないものが本物以上に本物らしく演じるというところに魅力を感じます。
    それをいうなら歌舞伎の女形もそうなのですが、私にとって、人形が人間のように動く所作一つ一つの魅力にはまだまだかないません@
    また、最近は、文楽の義太夫節も気に入っています。
    口にしてみるととても滑らかな言葉なのです。日本語ってこんなに美しい言葉だったんだなぁと改めて惚れ惚れしてしまいます。
    現代語訳されないと意味は分からないところはたくさんありますが@
    だけど歌舞伎の場合、役者はそれぞれが台詞を語り、義太夫節はト書き程度しかありません。それが若干不満だったかな。

    とはいえ、この入門鑑賞をきっかけに、これから歌舞伎も観るようになりそうです。
    文楽のように年に何回かある公演を毎回必ず1つは見よう、というところまではいかないにしても、今回のように気になる演目があれば、観劇するのにハードルはもう高く感じないでしょう。
    そう、たぶん私はこれからも当分、歌舞伎役者ではなく、演目で選ぶでしょうね。

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この旅行記へのコメント (4)

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  • 白い華さん 2009/07/02 20:21:28
    まみさんの 劇場 シリーズ! 楽しい〜 デスネ。
    今晩は。
    皇居の お堀!の 目の前!に 建つ 「国立 劇場」。

    私の 姉の 家!が、 国立 劇場に 品物を 収めて いる 関係!で
    「歌舞伎の チケット!を 頂いたり・・・ する そうで、 
     私も 時々、誘われるんですが、尻込み! して しまいます。
     何度・・・か、 歌舞伎! 見たんですが、 良く 理解 出来ません。」

    でも、 美しい 歌舞伎の 衣装!の 続き! でしょうか・・・、劇場の ロビー!に 並ぶ・・・ 豪華な 「日本画」 の 数々! は 素晴らしいですね〜。

    洋画 は、 あまり 好き! では 無いのですが、
    日本画!は、 好き! ナンデス。
    「美人画」 の 華やかさ! が 気に入って います。

    今度、 三宅坂の 「国立 劇場」・・・ 姉と、 行って見ようかしら?
    「歌舞伎」 より、 「館内 拝見!」 と なってしまう かなぁ〜。(笑)

    まみさん、 いろいろな 舞台!を 見に 行かれる ので、
    それぞれの 劇場!の 特長・・・を 見せて 頂き、 楽しませて 頂いて います。
    自分では、 なかなか 行けないので・・・。

    「ネジネジ草」 の 発見! は、 良かったデスね。
    きっと、 なかなか 気付く・・・人!も 居ない・・・で あろう
    目立たない 植物。

    「まみさんに 喜ばれて・・・ ネジネジ草!も 喜んで いますよ」(♪)

    ウクライナ 旅行!は 17日間・・・と、 長期!の 日程で ユックリ! 楽しめそうですね。
    いろいろ、 準備も 忙しい・・・コトでしょうし、
    お体を 大切!に 出発 して 下さいね。

        それでは また  

    まみ

    まみさん からの返信 2009/07/03 12:59:12
    RE: まみさんの 劇場 シリーズ! 楽しい〜 デスネ。
    白い華さん、こんにちは。コメントありがとうございます。

    そうですか、歌舞伎のチケットを誘われることがあったのにもったいないですね。
    今度いっそ、劇場を見に行くつもりでお出かけになるのもいいかもしれません。
    それに納品されているのなら、おみやげ屋を覗くのも楽しいかもしれません。
    あと、時間帯によりますが、食堂を利用されるのも楽しみかも。
    文楽のある小劇場では食堂を利用したり、お弁当を買ったりしましたが、結構お気に入りです。美味しいです。
    外で同じようなものを食べたら。。。。という値段考証はしてないですが@

    歌舞伎もイヤホンガイドがあるのですが、残念ながら文楽ほど威力はなかったです。
    が、もしかしたら分かりにくい筋立てのものは、すっきり解説してもらえるかもしれません。
    なにしろ、たいていの歌舞伎や文楽の演目って人物関係がややこしいですから。
    西遊記は単純だったので説明不要でイヤホンガイドも言葉少なかったのかもしれません。

    前庭は、梅や桜が自慢のようですよ。
    もっとも梅は、ほかにいろんな名所に出かけたり、近所でもたくさん見られるので、由緒ある木だと分かっていますが、しょぼいなと思ってしまいました。
    白加賀、小田紅、富山白というのがあって、私は前者2つは写真を撮ったことがあります。フォートラにはアップしてないけど@
    梅の仲間だと思うのですが、利休梅というのはすごくすてきです。

    それから桜は、あえてソメイヨシノを外しているようです。
    ちょっと調べたら

    駿河桜(スルガザクラ)・駿河小町(スルガコマチ)・仙台屋(センダイヤ)・神代曙(ジンダイアケボノ)・八重紅枝垂(ヤエベニシダレ)・小松乙女(コマツオトメ)・関山(カンザン)

    とありました。
    この中で、八重紅枝垂は見る機会がありましたが、とてもすてきな花です。

    というわけで、晩春くらいまでと紅葉のときは見ごたえがあるなと思っていたのですが、この季節にネジバネに出会えるとは思いませんでしたヨ@

    私は絵画を好きになったのは印象画からというベタな出発で、そのあとしばらくずっと欧米かぶれだったのですが、そのうちに日本画も好きになりました。
    おっしゃるとおり私も、すっきりした抑制のきいた画面、なんとも味のあるに美人画が好きです。
    そしてその一方で、平面的でとても装飾的な華やかなところも好きです。

    白い華さんも劇場シリーズみたいなのをやれたらとても面白い旅行記ができそうですよ。
    だって、東京の、なじみがあるようでいて思いがけなく雰囲気のがらっと路地裏などに丁寧に注目されてるから@
  • コクリコさん 2009/06/27 23:31:37
    国立劇場で旅行記できちゃうんだ(^^)
    まみさん、こんばんは。

    この旅行記、どう説明してよいかわからないけれどなんだか面白かったです。
    国立劇場や歌舞伎座で歌舞伎は観ますけれど、文楽はまだ見たことがないのよ。
    でも「西遊記」は観たことないです。やっぱり猿之助なんだ。

    で、国立劇場の大劇場にこんなに日本画がたくさん飾ってあったなんて気がつきませんでした!
    さすがまみさんだわ!
    私は山口蓬春が好きかな。
    葉山の山口蓬春記念館にいらしたことありますか?
    もしなかったら是非。
    最寄の駅は湘南新宿ラインの逗子だから遥々行くって感じかなあ。
    まあ、ウクライナの旅から帰ってきてからですな。
    蓬春は虫眼鏡を使って花の絵を描いたんじゃないかと思えるくらい精密でかつ繊細、でもモダン、と思っていたら、アトリエのテーブルに虫眼鏡が置いてありました(^^;)

    ネジ花って、どうしてだか我が家の庭に1本咲いているのですが、昼間草むしりしていたら間違えて刈ってしまいました(><)

    まみ

    まみさん からの返信 2009/06/30 07:56:18
    RE: 国立劇場で旅行記できちゃうんだ(^^)
    コクリコさん、コメント&投票ありがとー。お返事おくれてすみません。


    > この旅行記、どう説明してよいかわからないけれどなんだか面白かったです。

    あ、そうですか。なんか嬉しいな@

    > 国立劇場や歌舞伎座で歌舞伎は観ますけれど、文楽はまだ見たことがないのよ。
    > でも「西遊記」は観たことないです。やっぱり猿之助なんだ。

    おーっ、コクリコさんは歌舞伎は通なんだ@
    私は文楽はもう随分見ましたが、最近やっと、太夫さんの名前に気をつけるようになったけれど(すごい上手だととりわけ感動したときの太夫さんと、文楽の見方の書籍を書かれた太夫さん)、いつも演目で注目してしまいます。

    > で、国立劇場の大劇場にこんなに日本画がたくさん飾ってあったなんて気がつきませんでした!

    もしやあまり2階へ行かれません?
    でも私がすぐに2階に注目したのは、高校生軍団の存在感に圧倒されたからかもしれませんね。
    ふだんあまり集団の高校生と接しないから、ラッシュの混雑とは違う種類の圧倒感があって、それですぐにエスカレーターであがってしまいました@
    今度ぜひご覧になってみてください@
    ここに撮った写真はだいたい絵の印象は捉えてますが、全部をそのまま撮ったものはないし、、、ライトの写りこみが気になりますよね。
    肉眼で見たときもあるあんだけど、肉眼で見るときって、都合悪いものはさりげなく排除して鑑賞してますから@

    > 葉山の山口蓬春記念館にいらしたことありますか?
    > もしなかったら是非。
    > 最寄の駅は湘南新宿ラインの逗子だから遥々行くって感じかなあ。

    ないです。ちょっと遠いね。
    日本画は主に企画展と竹橋の近代美術館で見るくらいかなぁ。

    > 蓬春は虫眼鏡を使って花の絵を描いたんじゃないかと思えるくらい精密でかつ繊細、でもモダン、と思っていたら、アトリエのテーブルに虫眼鏡が置いてありました(^^;)

    ええっ、そんな花あったっけ!と思ったら、ここにある蓬春さんの絵は金地に花菖蒲でした。
    屏風絵に似合いそうでしたよ。

    > ネジ花って、どうしてだか我が家の庭に1本咲いているのですが、昼間草むしりしていたら間違えて刈ってしまいました(><)

    おやーーっ! 貴重な一本が。
    しかし、また来年咲かないですかしら。

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