2010/01/04 - 2010/01/04
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世界攻略者さん
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カトマンズ・タメルで両替したことあるでしょうか。その為替レートには驚くべき法則が隠されていた。タメルで最善の両替方法を指南いたしましょう。
**情報は2011年5月のもの。1ルピー=1.1円で計算。
シリーズ一覧:
カトマンズ通信① ネパールの停電対策 (計画停電)
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10442708/
カトマンズ通信② ネパールのカメラ事情 (デジカメ購入、修理)
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10442767/
カトマンズ通信③ タメル 両替屋のひみつ教えます (ネパール) <==
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10438076/
カトマンズ通信④ ネパールの携帯電話事情 (NTC、NCELL)
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10566797/
カトマンズ通信⑤ タメルのどうでもいい事情 (ダンスバー)
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10566509/
カトマンズ通信⑥ トレッキング・グッズ購入ガイド1 大物・衣類編
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10571988/
カトマンズ通信⑦ トレッキング・グッズ購入ガイド2 道具編
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10571993/
カトマンズ通信⑧ ネパールの遊園地事情 (高速観覧車、移動遊園地)
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10733279/
カトマンズ通信⑨ ネパールで取るインドビザ 2013年度版傾向と対策
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10733274/
両替・為替関連:
[タイ] バンコク両替事情 - 為替をめぐる知的冒険
http://4travel.jp/travelogue/10439814
[マレーシア] クアラルンプール 両替虎の巻
http://4travel.jp/travelogue/10797388
[香港] 香港両替事情 - 真の為替王は誰だ
http://4travel.jp/travelogue/10915799
[中国] 世界一詳しい人民元投資マニュアル
http://4travel.jp/travelogue/10608450
変更:
2011/05/11 カトマンズ通信に統合。
2011/05/14 「2011年版」に対応するため書き直し。
2013/01/05 最新ATM手数料、ポカラのレートなど追加。
2014/07/31 カード引出し手数料、クレカ前倒し返済の情報を追加。
-
[目次]
まえがき
2009年版レートの法則
2011年版レートの法則
銀行のレート
両替屋のレート
ATM - クレジットカード
ATM - 国際キャッシュカード
トラベラーズチェック
比較
再両替
まとめ
[まえがき]
タメルには両替ショップが星の数ほどあります。では、どのお店のレートが一番いいのでしょう? この質問に答えはありません。なぜなら両替屋のレートはどこも同じだからです。
では一体、どうやって店同士レートを合わせているのか。2009年末、私はその仕組みを偶然発見しました。しかし、2011年春タメルを再び訪れると、全く別の方法でレート計算が行われているのに気づきました。まずは、この新旧の「レート算出方程式」を紹介した後、タメルでの最善の両替方法について考えてみたいと思います。 -
[2009年版レートの法則]
両替屋の一日はカトマンズ銀行タメル支店の開店と共に始まります。両替ショップの人達は、毎朝10時ごろ銀行に行き、その日の銀行レートが印刷された紙切れを取ってきます。そして、その紙に書かれた各通貨の売りレートから、一定の数字を引くことによって店の売りレートを決めるのです。例えば、銀行のレートが1ドル=75ルピーなら、1を引いて、1ドル=74ルピー。これが店のレートになります。差し引く数字は通貨によって違いますが、常にキリのいい数字が選ばれます。それぞれの両替屋が、共通の計算式を用いるため、両替屋のレートは毎日どこも同じになるわけです。
==引く数字==
-1: USドル、カナダドル、シンガポールドル
-1.5: ユーロ、ポンド
-0.1: 円
写真: ある両替屋の壁で見つけた「計算済み」のレート表。 -
朝10時半から11時くらいにタメルを歩いてみて下さい。両替屋の人がレートを書き換えている姿を目にすることでしょう。両替屋を営んでいる以上、この作業は毎朝欠かせません。普通は計算結果を一度紙に書き出してから、ボードに記入しますが、中には暗算しながら書き込む人もいます。ちなみに、ユーロが一番下に来ることが多いのは、単にカトマンズ銀行のレート表の並び順に従っているだけです。
では、この両替屋のレートはどれくらいいいのでしょうか。まず、ベースになっている銀行のレートが1.5%程度のスプレッド(2009年時点)。そこに「レートの計算式」を適用した結果、メジャー通貨のスプレッドは、だいたい2.5%-3%程度の範囲に落ち着きます。つまり両替屋は、銀行より約1-1.5%レートを悪くすることで、儲けの源を得ているのでした。これが2009年12月に私が発見した「両替屋のひみつ」です。 -
ちなみに、ポカラの観光エリアも同じような計算式を使って両替屋のレートを揃えています。基準はマチャプチャレ銀行の現金レートで、差し引く数字は2012年12月現在、こんな感じです。
-2: USドル、カナダドル、豪ドル
-3.5: ユーロ、ポンド
-0.4: 日本円
先のタメルの数字と比較すると激悪なのがよくわかります。 -
[2011年版レートの法則]
2011年4月、再びカトマンズを訪れた時、両替屋のレートに何か変化が起きているのに気づきました。レートにぶれがあるのです。ある店は1ドル=70.68なのに、ある店は1ドル70.69。以前とは何かが違うようです。
少し調べてみた結果、わかったのがカトマンズ銀行のレート表にフォーマット変更があったこと。新しいレート表では、紙幣が50以上の額面(50ドル、50ユーロ、5千円)とそれ以下でレートを区別しています(写真)。大額のほうがスプレッド0.5%程度とT/C並。小額のほうがスプレッド1%程度。なぜだか知りませんが、以前よりレートがよくなっています。 -
この変更との関係は不明ですが、両替屋はレート計算方法を全く別のものに変えてしまいました。その計算方法とは、カトマンズ銀行の小額売りレートから一律1%レートを引く方法。これは以前の方法と比べ極めてフェアーなやり方です。というのも通貨にかかわらず、レートに差が出ないからです。最終的なレートを計算すると、1%(銀行スプレッド) + 1%(両替屋のもうけ) = 2%。2009年より0.5-1%レートが良くなっています。これはうれしい改善です。
この新しい法則は、コーヒー一杯飲んでる間に答えが見つかりました。「何か法則がある」と知っているだけで、こうも違うのです。この新しい計算式にはマイナス面もあります。暗算がしにくい、端数が出るので切り上げるか切り下げるかでレートに違いが出る、などです。
**2012/12現在も、この計算式が使われています。 -
[銀行のレート]
「でも、結局は銀行のレートが一番いいんでしょ?」。その通りです。「長い目でみるとATMが一番便利でしょ」。その通りです。ただ、人や時間帯によりベストの両替方法が違ってくるので、何ともいえません。この辺り、詳しく比較してみたいと思います。
まずは銀行から。タメルには、いくつか銀行の支店があり、両替業務も行っています。具体的には、
カトマンズ銀行 http://www.bok.com.np/
ヒマラヤン銀行 http://www.himalayanbank.com/
ネパール投資銀行 :http://www.nibl.com.np/
グローバル銀行 http://www.globalbanknepal.com/
写真: カトマンズ銀行タメル支店。カトマンズG.H.の前の道を北上。徒歩3分。 -
銀行の窓口にはレートが表示されていないので、事前にレートを知りたい場合は、銀行のホームページで調べるしかありません。銀行の現金レートは、通貨に関らずだいたい1%程度。以前は1.5%前後だったので、中央銀行で何か変更があったのかもしれません。カトマンズ銀行だけは、前述のように大額の両替にT/C並(0.5%)のレートが適用されます。
写真: カトマンズ銀行タメル支店の営業時間。 -
[両替屋のレート]
銀行の問題は支店が少なく場所がわかりにくいこと。営業時間が日中に限られることなどです。幸い、両替屋は営業時間は長いので、その点便利です。繰り返しになりますが、朝11時を過ぎればどの店のレートも同じです。2011年現在のスプレッドは約2%。
実は、カトマンズ銀行のレートは一日2,3回アップデー トされます。とはいえ、いちいち書き換えるのも面倒。そんなわけで両替屋は朝セットしたレートをそのまま放置しておきます。また、銀行が休みの土曜日は金曜のレートをそのまま使います。さらに言えば、レートボードを書き換えるまで、前日の朝のレートで商売しています。ということは、レートが大きく動けば両替屋のレートが銀行のレートを上回ることもあるわけです。でも、そういうことは滅多に起こりません。 -
[ATM - クレジットカード]
さすがの両替屋も、深夜や早朝はやっていません。それでは、24時間引き出し可能なATMはどうでしょう。タメルにはATMがたくさんあり、気軽に現金を引き出せます。ただ、困ったことに、最近引き出し手数料(400ルピー=440円)を徴収する銀行ATMが増えてきました。割合にして半分くらい。2012年11月現在、手数料を取らない銀行は、スタンダード・チャータード、ネパールバンク、マチャプチュレ、カトマンズ銀行、ラストリア・バニージャなど。
最近、タメル中心部に複数の銀行ATMを並べたATMラウンジ(写真)なるものが出現しています。全部で3−4ヶ所。これは、各銀行の手数料状況を比較するのに非常に便利です。 -
ビザやマスターのカードでキャッシングした場合のレートですが、
(VisaやMasterの)インターバンク・レート + 利息
となります。ネパールルピーの対円インターバンク・レートは、だいたい0.3%-0.7%くらいで推移しているようです。仮に18%の金利で25日-55日間借りたとすると(一括払い)、利息が1.23%-2.71%。両方あわせて1.53%-3.41%、平均2.47%になります。これはあくまで平均的なカードの例で、優遇利息(15%以下)のカードもあれば、締め日の関係で累積金利が高くなるものもあります。ご自分のカードをご確認下さい。
クレカ旅行者にとって、最近金利よりも重要になってきているのが、海外ATM引出し手数料の有無。これは、カード会社が引出しごとに請求する手数料で、先ほどのATM使用料とは別ものです。私が知る範囲では、オリコ・セゾン・三井住友ビザなどは引き出し額1万円以下で108円、1万円以上で216円という国内同様の手数料を課しています。つまり、引出し額により、1-3%のオーバーヘッドがかかる計算です。
一方、ライフカードなど一部の発行会社は、何とか0円手数料で踏ん張っています。必要な分だけ引き出すのがATMの理想的な使い方なのに、何とかなりませんかね、このトレンド! -
ところで、カード利用者側に自衛策がないわけではありません。引き出し手数料はどうにもなりませんが、利息分は一手間かけることで、減らすことができます。クレカでキャッシングする場合、為替にではなく借金の金利に対してお金を払うという仕組みになっています。そのため、仮に締め日が月末の場合、月始めに引き出すのと、月末に引き出すのとでは、約一ヶ月分(18% x 30/365 = 1.48%)も利息に差が出るわけです。だからって、前半は耐え忍んで月末に引き出せ、というつもりはありません。ある程度利用した後に、まとめて繰り上げ返済しておけばいいのです。
どのカード発行会社も前倒し返済を受け付けており、カスタマーセンターに電話して振込予定日を伝えると、その日までの利息を含めた支払い金額と振込み口座を教えてくれます。これは海外にいても可能で、スカイプで電話して、新生銀行などの無料振込ができる口座から振り込めばコストもかかりません。
例えば1週間旅行した後、3日後に返済するとします。平均の借り入れ期間は7日程度(18% x 7/365 = 0.34%)。Visaの為替スプレッドと合わせても、1%以内に収まります。唯一の問題は、この作業を面倒くさいと感じるかどうか。「オレはそこまでお金に困っていない」と考える人もいるでしょう。そのため、この技は思いの外、普及していません。でも、お得なのは間違いないので、沢山お金を引き出した人は、少し考えてみましょう。5万円使って、1000円程度節約できる計算です。 -
次に、クレカでショッピングした時のレートですが、
インターバンク・レート + (1.6%または1.63%の手数料)
というのが一般的です。こちらも計算すると、1.9% - 2.33%で平均2.11%になります。これは、レートとしてはまずまず。クレジットカード万歳!と叫びたいところですが、ネパールの場合、たいていカード払いには3.5-4%程度のコミッションが上乗せされます。結果として、ショッピングをした場合は6%程度の為替損を覚悟しておいた方がいいでしょう。
写真: ネパールの銀行が加盟するSCTネットワークで引き出せるのは、VISA系、マスター系、中国の銀聯系など。JCBも多分OK。 -
[ATM - 国際キャッシュカード]
比較的利用者の多い国際キャッシュカードはどうでしょうか。クレジットカードのキャッシングと違い、各銀行かなり恣意的にレートを決めています。
シティバンク: インターバンクレート + 4-4.5% (約5%)
新生銀行: インターバンクレート + 4% (約4.5%)
楽天銀行(Visaデビット): インターバンク・レート + 3.024% (約3.5%)
2014年7月現在、この中でATM引出し手数料を取るのは、シティバンク(216円)だけです。
[トラベラーズチェック]
最後にトラベラーズチェックです。自分は使わないので、銀行、両替屋の各窓口で聞いてみました。カトマンズ銀行タメル支店の場合、T/Cレート(約0.5%) + 手数料1%。両替屋のほうは現金と同じレートでコミッションなし。 ただし、日本でのドルT/C作成コスト(2.0%-3.3%)をお忘れなく。 -
[比較]
すべて比較するとこうなります。
KTM銀行大額(0.5%) > クレカATM前倒し返済(0.6-1.0%) > 銀行レート(1%) > 銀行T/Cレート(1.5%) > 両替屋レート(2%、現金/TC、2011年版) > クレカATMレート(平均2.47%) >= 両替屋レート(2.5-3%、現金/TC 2009年版) > 楽天銀行ATMレート(約3.5%) > クレカATM引き出し手数料込み(平均3.5-4.5%) > 新生銀行ATMレート(約4.5%) >クレカで買い物(約6%)
結論としては、日本から直接行く場合、円を持っていけばそれで十分です。銀行が開いている時間帯なら銀行で両替、そうでなければ両替屋で両替します。他の通貨の場合でも、その優先順位は同じです。もし、手元に現金がなければ、最後はATMに頼ります。その時は、引出し手数料のかからないATMで、手数料のかからないカードを使うのを忘れずに。でも、いつもすべてが思い通りに行くとは限りませんよね。
じゃあ、そんなに詳しいお前はどうやって両替してるんだ!って話ですが、私は長期旅行者なので、現金はほとんど持っていません。カードは、楽天銀行(楽天がかかわるまでは、レートが良かった!)や、セゾンカード(2010/10までは手数料なし)などを主に使っていました。特に強い理由はなく、たまたまこれらのカードを持っていただけっす。もし今度ネパールに行くとしたら、恐らくライフカードを中心に使うことでしょう。私の滞在費は恐ろしく低い(1日1000円程度)ため、いちいち前倒し返済はしないかもしれません。 -
[再両替]
と、ここまでは外貨からネパールルピーへの両替の話でした。その逆、ネパールルピーから外貨への両替はどうでしょうか。聞くところによると、それほど簡単ではありません。まず、銀行や店で両替する時、両替レシートを発行してもらいます。最両替できる場所は空港などにある銀行のみ。なおかつ両替した額の15パーセント程度しか再両替できません(ソース: ガイドブック)。話を聞いただけでも面倒くさそうですね。しかし、空港出発ロビーの銀行を観察したところ、それほど厳格に運用されていないように感じました。レシートなしで現金を再両替していた人を見たからです。
最悪の場合、現地人にインドルピーに交換してもらうてもあります。インドルピーなら、海外でも一応両替可能だからです。
写真: 両替屋の両替証明書。自分で個人情報と額を書き込み、店のスタンプをもらいます。「賄賂を払って大き目の額を書いてもらう」というアイデアが一瞬頭をよぎりました。 -
[まとめ]
こんな感じで、ネパールの両替事情をまとめてみました。世の中は、円高に触れたり円安に触れたりと忙しいですが、ネパールはいつ訪れても、日本人にとっては物価の安い国です。だから、ケチケチしてても始まらない。お金をガンガン使って、ネパール・ヒマラヤの世界を楽しんでこそ、遠くからやってきた価値があると言えます。ここで述べた事柄は、あくまで豆知識。ネパールの両替事情を少しだけ頭の片隅に入れ、ネパール観光を楽しんで来てください。それでは良い旅を!!
[リンク集]
==ネパール街案内==
カトマンズ通信 全10作
http://4travel.jp/travelogue/10442708
沈没地としてのポカラ 全4作
http://4travel.jp/travelogue/10761427
==ネパール旅行記一覧==
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album?dmos=os&level1=1&level2=771&level3=&sort=when
==海外旅行記一覧==
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album?dmos=os&sort=when&view_mode=list
==国内旅行記一覧==
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/?dmos=dm&sort=when&view_mode=list
== 両替、為替関連 ==
[タイ] バンコク両替事情 - 為替をめぐる知的冒険
http://4travel.jp/travelogue/10439814
[ネパール] カトマンズ タメル 両替屋のひみつ教えます
http://4travel.jp/travelogue/10438076
[マレーシア] クアラルンプール 両替虎の巻
http://4travel.jp/travelogue/10797388
[香港] 香港両替事情 - 真の為替王は誰だ
http://4travel.jp/travelogue/10915799
[中国] 世界一詳しい人民元投資マニュアル
http://4travel.jp/travelogue/10608450
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