2009/09/22 - 2009/09/22
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まみさん
小さい頃さんざん出かけたのよ、と言われても。
幼稚園の年少組のときの記憶なんてあるわけがなく。
子供の頃、週末というと父に遊んでもらおうと大騒ぎしていた私と妹のせいで、父は家ではゆっくりできず、毎週のように家族を外に連れ出して、出先で休んでいたそうです。
そして私が幼稚園年少組まで住んでいた横浜からは、当時、子供も退屈させない行き先となると、鎌倉ぐらいしかなかったとか。
しかし、たとえその頃の記憶があったとしても、大人になってからと当時とでは、同じものを見ていていもまるで違って見えるでしょう。
この連休にやっと、大人になってデジカメを手にしてさらに周りを見る目が変わってからの、鎌倉デビューとなりました。
きっかけは母の言葉でした。
他人と出かけるより娘と出かける方が気楽だけど花に興味のない母は、私の花の撮影に着いて行くのは飽き飽きしていました。
「せめて鎌倉とかならねぇ」と。
なら、この連休のどこか一日、鎌倉に日帰り旅行をするのはどうだろう、と思い付きました。
アジサイの時期でなければ、混雑もましだろうと踏んで。
どこへ行くかは全て私に任せるというので、ガイドブックを買って、老母の体力も考えて、少なめのメニューを立てました。
まず、鎌倉駅から江ノ電で3駅目の長谷駅まで行き、大仏のある高徳院と、四季を通じて花があるという長谷寺へ。
そして江ノ電で鎌倉駅に戻り、若宮大路のどこかで昼食をとった後、こんな私でも歴史エピソードがすぐに思い浮かぶ鎌倉のシンボルの鶴岡八幡宮へ。
帰りは小野小路でショッピングあるいはウィンドウ・ショッピングをしながら鎌倉駅へ。
はじめの予定では9月21日の月曜日あたりに行くつもりでしたが、9月22日に予定していた巾着田のヒガンバナが思ったより開花が早かったので、巾着田行きを繰り上げ、鎌倉日帰りは9月22日にしました。
そうしておいて良かったです。
この少なめのメニューなのに私も思った以上に疲れてしまって、翌日早起きして巾着田に出かけられたとはとても思えません。
自宅を出て2時間。9時過ぎに到着した長谷駅周辺は、まだまだ空いていました。
あいにく団体ツアーとはちあわせたので、大仏のある高徳院は空いているとは言い難かったですが、それでも昼からの鎌倉駅周辺や鶴岡八幡宮に比べれば、混雑とは言えないくらいでした。
昔のお出かけの記憶のある母は、昔は大仏の回りにこんなにいろんな建物はなかったわよ、と言うことしきり。
この日の天気予報は終日曇りでした。
歩き回るには涼しくていいじゃないとうそぶいたものの、大仏さまの撮影に青空を背景にできなかったのは残念でした。
と思ったら、ぐるっと境内を一周した後、いい具合に晴れてきました@
もちろん、青空を背景に、大仏さまの写真を撮り直しました。
大仏さまは、正面から見ると、肉厚の唇がなかなかラブリーでした。
ちょっとすねて、唇を突き出しているように見えてしまいました。
ほほに残る傷跡は、むちゃしてケガが残ったやんちゃ坊主に見えました。
しかし、やや前よりの横顔を眺めたとき。
深く静かな慈愛の心を感じました。
横から眺めているから、大仏さまと視線は合いません。
でも、大丈夫、大仏さまは次にこちらを見てくださるはずだ、と安心感すら持てたのです。
※母娘2人鎌倉日帰り旅行の写真は、順路どおり、次の3つの旅行記にまとめました。
■(1)鎌倉大仏の高徳院と長谷通り
□(2)さすがは花の長谷寺
□(3)鎌倉に戻って鶴岡八幡宮へ
行く前にはガイドブックの他に、公式サイトもチェックしました。
高徳院の公式サイト
http://www.kotoku-in.jp/
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- JRローカル 私鉄
-
クラシカルな江ノ電!
残念ながら我らが乗るのはこの車両ではないです。 -
我らが乗る江ノ電はこちらのチョコレート色の車両
車体に明治チョコの宣伝がありました。 -
江ノ電の長谷駅前の周辺地図
まずは大仏さまのいる高徳院に行き、それから長谷寺に行って戻ってきます。 -
江ノ電の長谷駅を記念に1枚
-
人力車があって絵になるぅ@
高徳院に向かう途中の長谷通りにて。 -
あの2階、面白い!
-
ちょいと粋な玄関のお店
-
ここで帽子と木彫りのペンダントを買った@
今日は一日曇りだと思ったから、母の忠告を聞かず、帽子を持参しませんでした。
ところが長谷駅に着いたら思いがけず晴れて、むし暑いくらいでした。
帽子を持参しなかったことを後悔したら……この店先に手作りの1,050円の帽子があったので、それを買いました。
他にも可愛い小物がいっぱいありました。
でも、まだ目的地には1つも着いていない段階であんまりのんびり物色してもいられず、木彫りのペンダントだけ買いました。 -
長谷通りのちょいと素敵なお店
ここでちょっとお店を覗きながら行くのでもいいじゃないかと思わなくもなかったのですが。
高徳院まで徒歩10分程度なのに、母がこんなに歩くなんて……と、まだなんにも見ていないうちから早速、音を上げましたから、余計な寄り道はできず。 -
大仏さまの顔が見えてる@
高徳院に到着しました。
仁王門をくぐったあと、入場料を払って入れるエリアの手前にて。
残念ながら天気は曇ってしまいました。 -
実物を前にすると感慨深い
たぶん小さい頃には何度も見に来ているはずです。
少なくとも母はそう言っていました。
でも、私の記憶には、あるような、ないような。
大仏の前に立った臨場感は、ほとんど覚えのないものでした。
だからかえって感動しました。 -
人ごみをファインダーの外に出して
空が真っ白なのが残念です。 -
ほほのキズと突き出た唇が愛らしい
目を細めてしらばっくれてる小さな男の子みたいに見えてしまいました。 -
こうやって撮ると威厳がでてくるかな
-
このアングルだと、とても穏やかで慈悲深い仏らしい表情に見える!?
いや、仏さまですけどね。 -
このアングルだと、ちょっとさらし者ってかんじが……(苦笑)。
-
回廊内壁に飾られた巨大なわらじ
「大仏像に向かって右側の回廊内壁には、常陸太田市中野町郡戸地区に活動拠点を置く松栄(まつざか)子供会によって奉納された、長さ1.8m、幅0.9m、重量45kgにも及ぶ大きな藁草履がかけられています。こうした草履の制作・奉納は、戦後間もない1951年、「大仏様に日本中を行脚し、万民を幸せにしていただきたい」と願う、茨城県久慈郡の子供達によって始められました。松栄会はその事績も後世に伝えつつ、1956年以降、数年に一度巨大な藁草履の制作を試み、当院への寄進を続けておられます。」
(公式サイトの「境内案内」より)
http://www.kotoku-in.jp/grounds_info.html -
胎内拝観の行列がぞろぞろ
どうやらちょうど団体客が到着したせいで、こんな行列になってしまったようです。
胎内拝観に興味はあったのですが、母を待たせているので、こんな行列では並ぶ気はしなくなりました。 -
せっかくだから与謝野晶子の歌碑を拝む
……よ、読めない。 -
そばに歌碑のアンチョコがありました@
-
観月堂を詣でる
「15世紀中頃、漢陽(今日のソウル)の朝鮮王宮内に建築されたと伝えられる建物で、1924(大正13)年当時これを所持されていた「山一合資会社」(後の「山一證券」)の社長、杉野喜精氏によって、東京目黒の私宅から移築・寄贈されました。鎌倉観音霊場23番札所ともなっている当山では、今日この建物の中に、江戸後期の作品とみられる観音菩薩立像を安置しています。」
(公式サイトの「境内案内」より)
http://www.kotoku-in.jp/grounds_info.html
残念ながら、中の観音像はよく見えませんでした。 -
後ろから見ると面白い@
大仏さまのところに戻ってきました。 -
額の真ん中の白毫(びゃくごう)がぼっこり
むむっ。大仏さまの鼻の穴がつながってる!?
いや、黒くなってるだけか。焦りました@ -
お香立ての浮彫にも注目
-
大仏さまの恵みか!? 青空が見えてきました@
穏やかな表情を見せるこのアングルで、うっすら青みがよみがえった空を背景にもう1枚。 -
やっぱり青空が背景だと嬉しいネ
なんだか、慈愛あふれる、肝のすわったおっかさん、ってかんじ@ -
理想の青空になりました〜@
そうなのです、こういう写真が撮りたかったのです。嬉し@ -
大空の下で悟りを開く大仏さま
-
境内で色づくヤマモミジ
ヤマモミジは紅葉しないのよ、と母。
ふうん、と素直にうなずいた私。
じゃあこれは珍しいの?
後で調べたら……そんなことないじゃん! -
山を背景に、お名残り惜しや〜。
「子供の頃の記憶にない鎌倉へ母娘2人日帰り旅行(2)さすがは花の長谷寺」に続く。
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10379645/
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