2009/09/20 - 2009/09/22
1998位(同エリア2170件中)
きっちーさん
2009年シルバー・ウィーク!
国内旅行LOVEのお母様と、島根県は出雲地方をまわっております。
以前から母上が行きたがっておった、世界遺産『石見銀山』をガッツリ堪能。
少々早く見終わってしまったので、「午後は出雲大社行っとく?」という話に。
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- JALグループ
PR
-
大田市駅から一路、出雲市駅へ。
出雲市駅からは、ローカル線で出雲大社前までいく電車が走っておるのですが、本数がめちゃめちゃ少ないので、接続ならず・・!!
「しゃーない。バスで参るか」
「バスも無いわねえ」
イタタ。
「タクシーで行きましょ」
「ええ〜っ?!もったいなくない??」
「距離もないし、いいじゃない。時間がもったいないわよ」
母は、さっさとタクシー乗り場へ歩いて行ってしまいます。
どうして旅に出ると、人は浪費家になるのか・・?
観光産業が儲かるわけですね〜(笑)。 -
駅前でタクシーに乗り込み、「到、出雲大社」ではなく(そりゃ中国語)、「出雲大社までお願いしマス!」。
「お客さん達は、どこからいらっしゃったんです?」
「東京です」「神奈川です」
「それはそれは、遠い所から・・」
型どおりの営業トークを皮切りに、運転手さんのウンチクが始まります。
JR出雲市駅から出雲大社までは、前述の通り、一畑電鉄で『出雲大社前』駅下車か、バスを使うといいのですが、タクシーで行くと、道中はとバスお姉さん顔負けに名所案内をしてくれる、運転手さん。
しかし、途中から話がヘンな方向へ・・・。
「出雲大社をつかさどる北島さんと千家さんは、それぞれに派閥があってねえ。お金と人望を持っているのは●●さん。でも、△△には皇室からお嫁さんが来ているからね、●●さんより格がうえなんですよ」
「・・はあ・・」
ゴシップ週刊誌ネタのような、話が次々と飛び出します。
「出雲大社ではねお客さん、皇后陛下の書いたお歌が有名で・・あれ、暗記していたんだけど、ちょっと待ってね。年のせいかなあ〜・・」
わき見しながら、ゴソゴソ手帳を取り出す、運転手さん。
イヤ、皇室制度とか反対なんで。
別に聞きたくないんですけど。
「『国譲り祀られましし大神の・・』」
運転手さんの手帳には、ほかにも出雲大社にまつわる記事の切り抜きや、書付けがビッシリされています。
(ヤバイ・・。誰かと似ている・・)
つか、よそ見しないで〜(汗)。 -
古事記や日本書紀の中身を、とうとうと話して聞かせる、運転手さん。
ようやく、出雲大社の参道へ差しかかると、渋滞にハマってしまい、車はぴくりとも動かなくなってしまいます。
「お客さん、出雲大社はここからなら歩いてもすぐだから、降りられちゃいます?」
メーターが上がっていくだけで、動かないことにしびれを切らしたらしい運転手さんが、振り返ります。
「ハイ、そうします」
母上が珍しくさっさと、車を降ります。
「『すぐ』つっても、けっこう距離がありそうだね」
ガラガラの対向車線を走り去るタクシーを見送って、声をかけると・・
「あんなの・・。本読んでいるんだから、知ってるわよ!」
・・やっぱり、似ている。
運転手さんは、歴史マニアの母上の地雷を踏んでいたようです。
巨大な鳥居を見上げながら、せまい歩道を進むと、玉砂利の敷かれた大社の敷地に到着。
「出雲大社の前に、県立博物館ね」
と主張する、母上。
ハイハイ。 -
出雲大社から向って右に折れ、ゆるやかな坂道を登ると、『島根県立古代出雲歴史博物館』が見えてきます。
立派な――いわゆる箱モノ臭(笑)のする、大型博物館です。
展示は出雲大社の神殿の編成やら、縁起やらが紹介さています。
係員さんはよくある、見学者が展示を傷つけたり、写真を撮らないよう見張っている、というガードマン的な役割だけでなく、「えー、こちらの展示はですね・・」などと、コーナーごとにガイドしていらっしゃいます。
ちょっと、好感度が高いわv
「本当ですか?!」
『鐘をついてみよう!』みたいな、いかにも箱モノ的な体験型展示で遊んでいる私の背後で、マミーが素っ頓狂な声をあげます。
どったの?? -
「これよ、これ!お母さんの見たかった、荒神谷遺跡・・!」
マミーが指さす先には、壁一面のガラスケースに、ずらりと銅剣が並べられています。
「これは、本物なんですよ」
ボランティア・ガイドさんらしきおじさんが、ニコニコと話しかけてきます。
「ええっ?!」
なんだかよく分かりませんが。
マミーが見学したいと思っていた遺跡の出土品が、この県立博物館にあった、というコトらしい。
良かったじゃん。 -
鼻息も荒く、ガラス張りの壁に陳列された銅器に見入るマミーのうしろで見物。
いや、銅器をですよ(笑)? -
「来て良かった〜v」「見られるとは思わなかった〜vv」と、銅剣萌えしている母上を伴って、いよいよ出雲大社へ!
出雲大社創建にまつわる伝承は、大国主(オオナムチ)の国譲りエピソードが有名。
ほかにも、日本書紀や『出雲国風土記』で語られますが、有名なのはやっぱ古事記に登場する神話の数々でしょうか?
ちなみに『因幡の白兎』は、日本書紀には出てきません。
日本書紀が、官選の公的な「歴史書」扱いなのに対して、古事記は若干カラーが異なるようです。 -
『古事記』『日本書紀』は、原文ではむずかしゅうて、無学なオイラには読みこなせませんので、口語体で書かれた本を読んだんですけど〜。
まあ、これを歴史書扱いにするのは、ムリがあるかなあ〜。
学校では、「日本最古の歴史書」って習いますけど。
ほとんど、神話ですもんね。
天皇家の支配を正当化する趣旨で、編纂されていますから、神話自体がちぐはぐで、読み進むと古神話にありがちな近親相姦や虐殺や侵略をテーマにした話も多く、ビミョーな心持ちになります。
けれど、イデオロギーは切り離してフィクションとして読むと、「日本」神話には、ものすごい面白い特徴があります!
それが、ユーラシア大陸および南洋の足跡を残した、神話のあらすじ★ -
ギリシア神話が好きで、いっときマニアックに読んでました。
ギリシアと日本じゃ、地球のあっちとこっちで遥か遠くだし、時代的にも日本よか古いギリシア神話のなかに、日本むかし話として読んだ『古事記』(『日本書紀』)と、ものすごいカブる話があって驚いたんですけど。
短大で、じつはそういう伝承や神話の研究ジャンルがあると知って、もっとぶっ飛びました。
その神話、『死者の国への訪問』がテーマ☆
ギリシア&ニュージーランド&日本の神話、パラレルな中身です。
まずギリシア神話でわりと有名な、『オルペウスの冥府くだり』のエピソードは、以下の通り――
竪琴の名手オルペウスは、毒蛇に噛まれて死んだ妻、エウリュディケを探して、冥府へと向かいます。
彼の奏でる竪琴の美しさに、渡し守カローンも、冥界の番犬ケルベロスもおとなしくオルペウスに道をあけ、ついにオルペウスは、黄泉の国の支配者ハデスのもとへたどり着きます。
交渉のすえ、エウリュディケを連れ戻す約束を得ますが、ハデスは交換条件を持ち出します。
――地上へ帰りつくまで、彼女をふりむいてはならない――
オルフェウスは承諾します。
小道を通り、とうとう地上へ到着する直前、彼女がついて来ているのか不安になり、つい振り返ってしまいます。
すると、たちまち彼女は、ふたたび黄泉の国へ消えて行ってしまったのでした。
以上が、オルペウスの冥府くだりです。
これと、瓜二つの神話があります。 -
つぎはポリネシア神話。
ニュージーランドのマオリ族に伝わる、お話。
――配偶者がほしいタネ神は、土で作った女の人形に命を吹き込み、土女との間にヒネという娘をもうけます。
ヒネは成長し、タネ神は彼女を妻にしますが、ヒネは夫が実父であることを知ると、羞恥心のあまり自殺を図ってしまいます。
死んだヒネは地下の国へくだり、そこで夜の女神となります。
妻の死を嘆き悲しんだタネ神は、彼女のあとを追って冥界へと足を踏み入れます。
番人たちのところを通過して、ようやくヒネのいる家の扉をたたきます。
しかし彼女は戸を開けず、「いっしょに地上へ戻ろう」という彼の懇願に対し、
「ひとりで地上へ戻りなさい。明るい太陽の下、子孫を養うのです。私はこの地下世界から、その子らを暗黒の死の世界へいざなうでしょう」
と、にべもありません。
結局、タネ神は悲しみの歌をうたいながら、ひとりで帰っていくのでした―― -
さて、以上の神話と驚くほどパラレルな日本神話は、下記のお話。
――世界のはじめに高天原に生まれた、イザナギとイザナミの兄妹。
ふたりは、夫婦となります。
ふたりの間に生まれた最後の神が、火の神カグツチであったため、イザナミは性器を焼かれ死んでしまいます。
妻の死を悲しんだイザナギは、彼女を追って黄泉国へ。
ふたりは死者の国の宮殿の前で再会します。
「いっしょに上の国へ戻ろう」と誘うイザナギに、「私はすでに、黄泉国の食物を口にしています。帰れるかどうか、黄泉の神と相談してまいりましょう。けれどそのあいだに、私の姿を見てはいけませんよ」そう答えて、イザナミは宮殿へ入っていきました。
それきり、なかなか姿を見せぬ妻に、しびれをきらしたイザナギは、櫛の歯を抜き取り火を燈すと、宮殿へ足を踏み入れます。
そこには、腐乱しウジが湧いたイザナミの遺骸が転がり、屍のそこかしこからは、雷神が発生していたので、イザナギは恐れをなして、彼女を残して逃げ出しました。
イザナミは約束をたがえ、逃げた夫に怒って、醜女たちに追跡を命じます。 -
イザナギは髪飾りと櫛の歯を、野ぶどうと竹の子に変えて、醜女たちに食べさせ追跡をかわします。
つぎに、イザナミの屍から出た雷神と、黄泉の軍勢が追ってきますが、イザナギは剣をふるって黄泉国との国境、ヨモツヒラサカまでたどり着くと、生えていた桃を投げて追っ手を払います。
最後に、イザナミ自身が追ってくるのを見て、イザナギは巨大な岩で道を塞ぎます。
岩を挟んで、ふたりは離婚協議をおこないます。
イザナミが不実な夫を責め、「こんな酷い仕打ちをするなら、あなたの国の人間を毎日1000人殺しますよ」という言葉に、イザナギは答えて「では、毎日1500ずつ産屋を建てよう」とやり返しました――
どうすか?
地域によって、夫婦のパワー・バランスを感じますが(笑)、「元ネタは、ひとつだなあ〜」と確信できるくらいに、中身がおんなし☆ -
ギリシア神話と中身が被ってるっていうのは、知っていたんですが、ポリネシア神話との親和性に注目したのは、ある本を読んだからなんです。
先日、『ミッキー×プロファイル』(http://4travel.jp/traveler/need/album/10451853/)のために、有隣堂でプラプラしていたら、この出雲旅行に関係する面白い本に出会いました。
それが、『日本神話の源流』(吉田敦彦 講談社学術文庫)!
少しむかしの本なので、前方後円墳が「日本独特」だとか書かれてたりするんですけど(実際には、朝鮮半島西南部にも存在する)、いままで知らなかった南洋神話の中身や、神話自体のイデオロギー分析など、古代社会の考え方が、神話成立にどう反映しているのかなど、前述の内容も含めて、すっごく興味深い内容でした。
ギリシア、ポリネシア、日本の3つの地域にまたがる神話は、たまたま似ている神話伝承されていたのではなく、元になった神話があり、人と地域を伝播して各地に伝承されていった、という論証がされています。
ご興味がある方は、ぜひ読んでみてください☆
お勧めっす! -
「神話」というフィクションも、読み方を少し変えるだけで、現代の価値観を更新させ、国境に留まらない人や物のダイナミックな行き来が再確認できて、とことんハマります!
もっと、もっと、面白い研究がでて来るかも知れない。
そのためには、神話を「現在の権力を正当化する道具」としてではない見方が出来ないといけないと思う。
けど、そんなコト気にしなくても、研究自体に力点が置かれれば、虚構は剝がれおちていくように感じました。
神話というちょっと変わった分野の研究も、いろいろなジャンルをまたいでいけば、横つながりのグローバル・フィクションなんでしょうね。 -
残念ながら、神話を呑みこみながら成立していく宗教は、どうしたって矛盾が多くて信心できませんが、信じてる人って、結構いるのかな??
「無条件に受け入れることこそ、信仰である」
って、ある宗教家の方に伺ったことがありますが。
やっぱ、そゆのは苦手だな(笑)。 -
都合のいいトコだけ神頼みで、究極の選択をする場面では、やっぱ信じてないってのが、本音でしょうか〜。
つか、解析していくほうが、神話も宗教も面白い。
ウラにどういう主張がなされているのか?
この神話が語っている、禁忌ってなんなのか?
成立過程で、その価値観が持ち込まれて、どういう取捨選択があったのか?
背景が分かると、神サマじゃなくて人間が見えてきたりして、そーいうのがすごく楽しいです。 -
単純に、宗教施設の凝った建物ってのも、ツボですけどv
出雲大社も、補修や発掘がおこなわれているらしく、見学できないスペースもけっこうありました。
ちぇっ・・。 -
とりあえず、アンチ宗教でも関わらず、おみくじ買ってお守りも買って行く(笑)。
-
見学スペースの制限はイタイですが、出雲大社のむかしの建築スタイルは、スゴイです!
現在は、ふつーに平地に建ってますけど、再現ジオラマを見ると(諸説あるようですが)すんごい高層建築だったようです。
2000年4月5日に、境内で発掘された本殿の柱根は、直径1メートル以上の丸太を3本束ねて、ひとつの柱として使用されており、現在の柱と比較すると、3倍以上になるそう(汗)。
伝承によると、かつて出雲大社は現在の2倍の高さ、48メートル(現在約24メートル)だったとか。
ビルでいうと、ワンフロア4メートルとすると、12〜3階建ての高層建築になります。 -
木造建築で、そんなんが可能なのか?!
というのを、建設会社のプロジェクトチームがコンピューターで復元したところ、結果は『可能』だったそうです。
再現図が、展示されていました。
この社が、どーんっと中空にあったと思うと、感動ですねv
見てみたかったですね〜。 -
修復作業は、一ヶ所じゃなくて全体的にやっているもよう。
「すべての重要文化財を修造する」って、規模がデカそう。
つか、「そんなに重文があんのかー」って、別の意味でビックリしますね。
2013年に完了予定だそうです。 -
「寄付募集」の看板横に展示されている、傷んだ丸太の断面。
どこの部分かといいますと〜。 -
←このへん!
イヤ、わかんねーし。
ちゃんと説明しなさいよ。 -
出雲大社の解説プレートだって、そんな詳しくは載ってないんですけどー。
ようするに、本殿の屋根に渡してある木の断面でござる。
たしかに、端っこが腐っちゃってますね。
こいつが割れて落ちてきたら、下の人、ピンチかも。 -
建て直さないとヤバイ、というのはよく分かりましたが、あっちこっち『工事中』なのはイタイ。
-
せっかく来たんだから、奥も観たいよう〜。
-
「まあ、観れたからいいよね」
ママ上を振り返ると、建物凝視中。
へ?
なんかあるの??
「あの屋根を見なさい」
屋根? -
ええ〜っ!!
なにアレ、ヤバくない?! -
おわかりになりますでしょうかー?
庇(ひさし)部分が傾いでおりまする〜。 -
あぶないよな。
やっぱ修理した方がいいね、うん。 -
建物がコワいので、てくてく境内を歩いていると、なにやら人が固まっているコーナーが!
-
あv
牛だ。 -
ほかにも、『馬』とかあるんですが、手近なトコで牛さんをなでなで・・。
なにか、ご利益があるのだろうか?
冷静に考えれば、撫でたからってどうかなるモンでもないんですけど(笑)。
こーゆうのって、フィレンツェのイノシシや、成都の一角ヒツジちゃん(http://4travel.jp/traveler/need/pict/13203270/src.html)など、世界各地にありまする。
万国共通で、触りたくなる誘惑のオブジェっすね! -
よく分かんないけど、撫でると良いコトありそうなので!
願い事をしながら、撫でます。
「ハーバード白熱教室in Japanが当たりますように・・ハーバード白熱教室in Japanが当たりますようにぃ・・・」
↑
全然、時期が違うだろが(怒)
「もとい。頭が良くなりますように・・割合計算が出来るようになりますように・・日本地図と都道府県名が合致しますようにぃ・・・」
牛に頼まんと、ベンキョーせえ!! -
「ホラ、もう行くわよ」
完全に具体的な願い事と、それが意味する我が子の学習レベルに耐えかねた母上が、苦い顔で促します。
「馬も触る、馬も触る」
「いいから来なさい。恥ずかしいわね!」
ズルズル引きずられて、出口へ向かいます。 -
出口近くの植え込みに、ふたたび怪しげなオブジェが・・。
出雲大社って・・・箱根彫刻の森・・・? -
オブジェから距離を置いて対峙している、大時代な服装の男性像も。
「ああ、これって神話をえがいた銅像か〜」 -
男性像は、正面の玉を迎えるようにも、戴いているようにも見えます。
玉は、立ち上がった波のてっぺんから、いまにも打ち寄せようとしており、周囲の植木も逆立つ大波みたいに刈り込まれてます。 -
説明ナシにこれだけだと、何にちなんだ場面か分かりづらいですけど。
古事記の『山幸彦と海幸彦』の物語かな、と。
ホデリ(海幸彦)とホオリ(山幸彦)の兄弟は、お互いの道具を取り換え、弟のホオリは漁へ出ますが、兄の釣り針を失くしてしまいます。
謝っても許してもらえず、海岸でホオリが悲嘆にくれていると、塩椎神が現われて・・・。
長いんでハショリますが〜。
ワタツミ神の宮殿で舅から、
「兄が攻めて来たら鹽盈珠で溺れさせ、苦しんで許しを請うてきたら鹽乾珠で命を助けなさい」
というアドバイスを受け、ホオリは渡された、鹽盈珠(しおみちのたま)・鹽乾珠(しおひのたま)を使って、兄を降伏に追い込みます!
↑
話が全然見えないんですけど! -
まあ、そんなカンジで。
ホオリ(山幸彦)が舅サンから、玉を受け取ったシーンなのかな、と思ったわけです。
「あ・・。でも、そうすっと、一個足りない・・・?」 -
なんだかこのネタはビミョーになってきたので(笑)、これまでに。
(正解は大国主の像らしいヨ) -
名高い出雲大社は補修中のため、あちらこちら目隠しされており、見学出来るスペースがかなり限られているので、見られる範囲ではそこらの神社とそれほど大差がないように感じます。
高層建築だった昔の雄姿を知ってしまうと、「そっちが観た〜い」なーんて思っちまいマス。
そんな大社をあとにし、帰路につきます。
アイスを買い食いしながら、ママ上とてくてく一畑電鉄『出雲大社前』駅へ。 -
←コチラ、一畑電鉄『出雲大社前』駅。
ちいさくて可愛らしい駅です。 -
すでに構内には観光客らしい人たちが、列車の到着を待っています。
お。
ジャスト・タイミング? -
と、ところが・・・!
時刻表は、時刻の欄がスッケスケ・・。 -
上下線ともに〜。
ヤバイね。
1本逃すと、1時間は留め置かれるちゅーわけです。 -
この時は運良く、少し待っただけで列車到着時刻。
ホームへ入ります。
おお〜っ!
すんごい、レトロ!! -
出雲大社前駅は、その先にレールがなく、この駅が終点であり始発になるようです。
列車がホームに入ってくる瞬間激写(笑)! -
オウ!
列車も、ちっちゃいv -
「早く乗んなさい!」
プラプラ写真を撮っていると、しびれをきらした母上が電車のドアから顔をのぞかせて、怒っています。
列車は定刻よりかなり早い到着で、ドア開きっぱで停車中。
焦んなくても、まだ発車時間じゃないのにー。
ぶーぶー。
それでも、1時間待ちはキツイので(笑)、おとなしく乗車。 -
のんびりゆったり走る列車は、旅情を誘うかと思いきや・・・!
なぜか途中駅で停車乗り換えです。
なんでーっ。
降りてすぐ、ホームの反対側に停まっている車両に乗る、のではなく。
いったん線路を渡らなくてはいけません。
群集心理。
少しでも前に行きたく、構内の踏切にかたまるエヴリバディ〜。
せ、せまい・・。 -
手前の列車から。奥のに乗り換えまする。
-
「早くしなさい!」
ママ上、お怒り中。 -
無事乗車(笑)。
-
やがて、重い身震いをして、車両が動き始めます。
-
こんな、乗る人少なくて採算とれてんのかな?
でもこの電鉄、バス路線も持っているようで・・。
総合運営なんだろうなー。 -
ようやく、出雲駅へ戻りました。
すっかり暗くなってます。
夕飯だ、夕飯だv -
駅前のホテルレストランで、石焼ビビンバなどを注文・・・。
「あ。写真、写真」
そう思った時には、この有様です。
つか、なんも残ってないわさ! -
「駅前だし、このホテルに泊まりたかったね」
「予約がいっぱいで、と断られたのよ?それにしてはガラガラじゃない?」
「そだねー」
部屋は空いてそうなのに、宿泊は満室で断られる。
「ひょっとして、従業員体制が薄いのかもよー?」
真相は、藪のなかです。 -
ウェルシティ島根に戻り、バリアフリーのお部屋で、くつろぎのひととき。
「どう?楽しみにしてた石見銀山どうだった?」
「暑かった」
「出雲大社は?」
「んん~・・?」
「なに、その反応」
母上の歯切れはイマイチですが、石見銀山の観光はそれなりに楽しかったようです。
明日は、もう帰宅日。
早いなー。
「ところで帰りの飛行機、午後からだし。どこか行こうよ」
「行くとこ無いわよ」
「えー!どっかあるでしょ。なんか行きたいって言ってたじゃん。どこだっけ?」
「荒神谷遺跡?空港には近そうだけど、地図で見るのと実際は違うでしょ。遠いんじゃないかしら?飛行機に乗り遅れたら大変だし・・」
「じゃあさ、朝イチで駅の観光案内所で訊こうよ。アクセスが難しそうだったら、近くのレトロな町並みが残るっていう、地域を散歩すればいいんじゃない?」
「そうねー」
そんなわけで!
急きょ、予定外の観光へ繰り出します!!
次回、『神話と史実の見分け方③』。
お楽しみにー。
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この旅行記へのコメント (12)
-
- ジェームズ・ボンドさん 2010/05/21 00:30:28
- 次は
- 出雲は行った事、有りません。
距離的には遠くないと思いますが、交通の便が良くないので。
出雲に行ったのなら次は伊勢か奈良へどうぞ。
- きっちーさん からの返信 2010/05/22 00:18:02
- 午前さまだ〜(泣)
- 真夜中に、失礼しますっ!
ししょー!昇進することになってしまいました・・イタタ・・おなか痛い(涙)。
上司が移動になってしまって、新しいボス!がやってくるのでゴザイマスが、うちの担当場には、残るはオイラと新人くんしか居ないので、自分に「副」の肩書きが・・。いらんがな。
はあ〜。
夜仕事が増えるのに、手当て一切ナシ!
ぶーぶー。
ヒラがいいぶー。サー残やだぶー。
そんあわけで、今日も(昨日か?)しごかれて帰って参りました〜。
ぶーぶー。ヒラに戻して。
そんなつらい日々決定ですが(笑)、奈良には以前行きましたよん。(http://4travel.jp/traveler/need/album/10145575/)
お伊勢さんへは行ったこと無いですが、そのうち行ってみたいですね!
そんでは〜。
へろへろ〜。
- ジェームズ・ボンドさん からの返信 2010/05/24 01:23:07
- 祝 御昇進
- エラいなぁ。
ちゃんと働いてるんだね。
サービス 0円 なんか平気だいっ。
でもねー、通常勤務時間を残業時間が超える事なんか無いだろう。
「残業手当の原資は有りませんので」と言いながら残業を命じるのは楽しいぞぅ、ぜひやってみてね。
ある人の言葉「有能な者は仕事を勤務時間内で終えて帰ってしまう。無能な者は仕事を時間内に終えることが出来ず、残業をする。優秀な者に残業手当が無くて無能な者が残業手当を貰うのはオカしい。だからドチラにも出さないのだ」。
正論だなぁ。
- ジェームズ・ボンドさん からの返信 2010/05/24 01:29:03
- 無言の
- 不満を言葉で表現すると摩擦が起きます。
そこでメッセージ入りプリントTシャツを作って貰うのです。
言葉は「検便」なんて、どう。
胸に「検便」と大書されたTシャツで厨房パトロールやろうぜ!
背中に「大腸菌」なんかもイイかもしれない。
- きっちーさん からの返信 2010/05/24 17:09:37
- RE: 祝 御昇進
- 祝ってくれるのは、師匠だけすよ。
みんな、「大変だと思うけど、頑張ってね」とか「お前しかいないんだから、分かってんだろうな!しっかりやるんだぞ!」とか、プレッシャーかけまくりですよ。
ちょっとは祝えよ、コラ。
オヤジたちに囲まれ飲まされ、お腹こわしました(笑)。
フツー昇進ていうと、運転手つきの黒塗りが、昼近くに自宅までお迎えに来てくれるのを言うんですよ。←ちがうから
残業、70時間超えてるんですけど。
無能で結構なので、残業なしで定時に帰ってみたかとです!
夜打ち合わせを入れるのやめてくれれば、フツーに帰れるのになあ〜(涙)。
つか、その時間に帰れんなら、平日遊びに行けますよー!
- ジェームズ・ボンドさん からの返信 2010/05/24 23:35:35
- 適当に頑張ろう
- 九州の牛さん豚さんに比べたら、なんと恵まれた環境!!
きっとイイ事がありますよ。
- きっちーさん からの返信 2010/05/24 23:42:06
- RE: 適当に頑張ろう
- 同感です。
畜産業の人の苦労に比べたら、たいしたことじゃないですね。
種牛って、まあまあいっぱい居るのかと思ってたので、サラブレッドなみに別格なんだと今回の件でニュースで知り、あらためて食について無知だったなあ、と感じました。
- ジェームズ・ボンドさん からの返信 2010/05/26 23:19:30
- RE: 次は
- 「種牛」って言葉、チョッと恥ずかしいぞ。
そうそう、責任ある立場となると携帯電話が必要。
やっぱり防水機能は必須でしょうか?
- ジェームズ・ボンドさん からの返信 2010/05/27 01:20:22
- RE: 次は
- 「種牛」って言葉、チョッと恥ずかしいぞ。
そうそう、責任ある立場となると携帯電話が必要。
やっぱり防水機能は必須でしょうか?
- きっちーさん からの返信 2010/05/27 10:11:46
- ケータイ、キライす
- なんで「種牛」単語に萌えてんすか(笑)!
どーせなら、
「亀屋万年堂 ナボナ」とかv
「福砂屋 カステラ」とかv
「豊島屋 鳩サブレー」vv
などに、萌えてくださいよ♪←それはおまはんだろ
ちなみにオイラが、会社から強制的に持たされているケータイ・ストラップは、黒にゃん根付と鳩サブレ(鳩三郎)です(笑)。
あー。
ナボナが、食べたい・・。
- ジェームズ・ボンドさん からの返信 2010/05/27 23:20:39
- 昇進祝い
- 「昇進祝いに立派な種牛を見つけてあげよう」うーん セクハラかなぁ。
その代わりに月をあげよう。
実は「お月さん」はオイラの個人所有なのだ!!
ヘンなバーチャル空間なんかじゃないんだょう。
月の所有権は誰が主張してもイイんだからヨー(最も有名な所有者は、かぐや姫でおますが)。
キミには表側の、プラトークレーターからアルキメデスクレーターあたりをプレゼントします、大事に使ってくれぃ。
- きっちーさん からの返信 2010/05/27 23:37:15
- どこだか分からん場所を頂きました(汗)
- ええ〜。
ナボナがいいなあ〜。
一応、もらっときます。サンクスです(笑)。
月に所有権が無いのって、初めて聞きました。
師匠、博学。
土地の所有権が無い、といえば、最近『南極料理人』つう邦画を観たんですけど、すっげ面白かったです。南極も共有スペース?
観ると何か作りたくなる(笑)!
ジュリエット・ビノシュとジョニーの『ショコラ』は、必ずチョコを食べたくなりますが、堺雅人の『南極料理人』はゴハンを作りたくなります☆
ある材料で「どうすっかなー」と立ち止まる部分とか、人の作ったものに、うるせーくて、手厳しいトコとか(笑)。
心理的に良く分かります〜。
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