2009/09/20 - 2009/09/22
15位(同エリア27件中)
きっちーさん
島根旅行3日目。
13:35に東京行きの飛行機が出るので、実質、午前中で見学を終えられる場所を選ばなくてはいけません。
「お母さんひとりなら、松江や玉造温泉へ行けるのに・・。飛行機、キャンセルできない?あんただけ帰るとか・・」
「そんなあ~!薄情なりっ」
誰がSW直前に、飛行機を取ったと思っとるんじゃ!こりゃ!
「半日だってイイじゃん。どっか行きたいトコないの?近場で」
「う~ん・・・」
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- JALグループ
-
迷いに迷った母が、どうしても行きたい場所に挙げたのが、『荒神谷遺跡』!
-
出雲市駅の観光案内所の親切なお姉さんのお勧めに従って、最寄り駅『荘原』まで電車で行きます。
電車deゴーゴー。
「フラフラしてないで、さっさと乗りなさい!」
ふあ〜い。 -
そんな、怒っているマミーを1枚。
-
1時間に2本の電車・・。
バスも、同じくらい本数がありません。
これじゃあ、ほかに足がないと暮らすのは厳しいかも〜。 -
排気ガス削減社会へ脱皮するには、インフラが欠かせません。
住んでいる人たちだって、バスや電車がなかったら、車買うしかないもんな〜。 -
つか、この出雲地域路線は、驚くほど無人駅だらけ!
電車なんですけど、途中駅のほとんどで、一番前のドアが開き、運転手さんが運転席から出てきて乗車券(整理券)を回収します。 -
これが、回収ボックス。
ほとんど、バスと変わらないんじゃないでしょうか。 -
ひと気がないので、鉄子に変身!
つぎは、しょうばら〜しょうばらでございます〜♪
「はやく前の車両に行かないと、降りそこねるでしょっ」
へいへい。 -
初めての場所へ行くので、緊張しているマミー。
今回、オイラが同行できなければ、一人でも来るつもりだったようですが・・。
こんだけ、気張る性格じゃあ、やつれて帰ってきそうじゃのう。 -
荘原も無人駅です。
切符を運転手さんの見ている前で、回収ボックスへ落し、無人改札を通って駅舎を出ます。
出雲市駅観光案内所のお姉さんから、駅前タクシーがいなかった場合に備えて、タクシー会社の番号を教えてもらっていましたが、運良く2台停まっていました。
初乗り530円!
安っ!
横浜なんか、710円だぞ・・。
タクシーは軽快に飛ばし、あっという間に田園風景の真っただ中に突入します。
「むかしはねえ、ここいらまで海だったんですよ。ほら、そこの田んぼのとこまで水が来ていてねえ」
そういわれても、想像がつかないほど。
低い山に囲まれた、刈入れを終えた田んぼが続いています。
「学者さんを乗せたこともありますよ。やっぱりねえ、普通の人と違うんだよねえ。見ているところもね。急いで帰らなくちゃいけなかったみたいで、残念がってましたけどね」
荒神谷遺跡まで、と頼んだのでタクシーのおじさんは発見時のエピソードも交えて、話をしてくれます。
「発見された当時は、すごい人手で・・。道が狭いのに観光バスで乗りつけるでしょ!すれ違えないんですよ〜。この道路もね、わざわざ作ったんですよ」
雨のせいか、車がほとんど通らない大きな道路を曲がります。
「朝鮮半島にゆかりの名前がね、残ってますよ。きっと、あっちの人たちとも、船で貿易をしていたんでしょうねえ」
不思議なことに、こんなに出雲大社に近いわりに、タクシー運転手さんの古代認識は、「日本」的神話世界中心に語られません。
むしろ、出雲大社に象徴される、神と皇室権威の世界とは一歩距離を置いて、アジア世界の往来の中で、地域を位置づけた語り口で、なんだかとっても共感が持てます。
そのわけは、のちほどわかることになるのですが・・・。 -
荒神谷博物館へ到着。
荘原駅から、タクシーで1000円ちょっとでした。
蓮池のほとりにゆったりと建てられた、荒神谷博物館です。
タクシー運転手さんに、お礼を言って降りると、駐車場に隣接した小さな建物に、『遺跡無料ガイド』の看板が出ています。
「さきに現場を見てから、博物館へ入いろっか」
入口で「すみませーん」と、声をかけます。
「はい、はい」
引き戸をずらして出てきたのは、小柄なおじいちゃん。
この方が、ガイドさんのようです。
飛び込みでも大丈夫かな?
尋ねてみると、「大丈夫ですよ」とのコト。
「ご案内できるのは、遺跡だけなんですけど、よろしいですか?」
「もちろんです!」
「じゃあ、荷物はそこへ置いて。傘を使ってください」
「お借りしまーす」
おじいちゃん自身は、傘は持たず、蛍光色のキャップをひょいと頭に乗せ、指し棒を手に取ると、霧雨の中を蓮池に伸びる小道へと、ゆっくり歩きだします。 -
「そもそも、なぜ遺跡が発見されたんですか?」
「はじめは、向こうの山から農道を建設する予定だったんですよ」
そういって、おじいちゃんは蓮池の向こうの、なだらかな小山を指さします。
「建設前の現場調査ということで、ここいらを調べていた人が・・・・おっと!」 -
遺跡発見の経緯がいよいよ明らかに!
息を飲んだ、その時!
おじいちゃんが、足をとめます。
「この蓮ね。2千年前のものを栽培したんですよ。花が咲くと壮観でねえ。その季節に、またいらして下さいな。
あの蓮羊羹にもなってますんで。おみやげにどうぞ」
いや、そんな話はイイから(笑)。 -
そんなに勧められたら、撮らずばなるまい!
コチラ、2千年前の種を育てた蓮!
羊羹にもなってます! -
「これです、これです」
おじいちゃんが解説を再開します。
「この場所で、土器の破片が見つかりまして。それが遺跡発見のきっかけです」
なるほど、レリーフがたっています。 -
荒神谷遺跡発見の流れは、以下の通り。
①農道の建設予定地のルート上であったこの場所で、古墳時代の土器の破片が見つかる
↓
②ルートの先にある山(つか丘っぽい)の斜面を調査したところ、南斜面から整然と埋められた銅剣358本が発見された!
↓
③この時、日本各地で発見されていた銅剣の総数は300本余りで、それを凌駕する銅剣の発見に、大ニュースとなる
↓
④他地域の銅剣と比較調査すると、この地域のオリジナル・デザインであることがわかった
↓
⑤見物者ラッシュがひと段落して、引き続き南斜面を掘ったところ、今度は銅鐸6個と銅矛16本を発見!
発見された銅器は、すべて国宝に指定されました~
大筋は、こんな感じ。
しかしですなー。
おじいちゃんの解説はそっから先が面白かったのです!! -
さあ!
いよいよです!
ちいさな杭に、『荒神谷遺跡』のプレートが貼り付けてあります。
杭の脇には、小さな登り坂が。 -
滑らないよう、注意しながら登ります。
-
小道の先には、ウッドデッキが作られており、向かい側の丘の斜面が、『H』型に掘り返されています。
ズバリ!
荒神谷遺跡!
ウッドデッキには、同じように見学に来ていたカップルが、別のガイドさんに引率されて説明を受けていたよう。
狭い坂道で、おっかなびっくりすれ違います。 -
さて、名高い出雲地域ですが。
出雲大社をのぞけば、見れるような考古学的な遺跡はない
と、ながらく見下すようなことを言われ続けてきたそうです。
その固定観念をひっくり返したのが、荒神谷遺跡!
前述したとおり、日本全国の銅剣を集めた数を凌駕する本数が一気に出たわけです。
発掘された銅器は、いろんな混ぜ物のある合金だそうですが、調査したところ、使われている銅は、中国からの輸入品!
つまり、新たな謎が出現したのです!
①コレだけの銅剣を保有できる権力と、中国と取引した大きな集落の存在が窺われるが、いまだに遺跡周辺にそのような遺構が発見されていない
②当時、貴重な輸入品である銅と引き換えるような、地域の産物が特定されていない
玉造地域の『勾玉』が取引された可能性もあるが、量産できるものではない -
いやんv
太古のロマンだわ〜vv
荒神谷遺跡そのものは、建物の遺跡とかではないので、本当に小さい面積なのですが・・。
ロマンだーっ!!
あ。
コレがそうです。 -
手前の階段の上が、銅剣の埋まっていたスポット。
奥のほうが、銅鐸と銅矛の発見場所です。
先ほどの謎には、いまだ答えが出ていませんが、私的仮説!
出雲といえば、出雲大社周辺部の名称ような気がしますが、もともと出雲氏のルーツは (ヤマタノオロチ退治で有名な)上流にあったといわれます。
斐伊川上流周辺に、きっと集落跡が発見されるのでは!
また、銅鐸には、作成時の土が詰まったままだそうで。
地質調査で、何処の地域の土が使われたか分析できれば、集落発見の足がかりになるのではないでしょうか!
まして、荒神谷周辺も『かんば(=神庭)』と呼ばれる聖域扱いの地域!
古事記や日本書紀に組み込まれる前の、地域の神話・伝承を研究すれば、ヒントが隠されているかも知れません。
ロマンだ〜。 -
「わたしはね、『人間』だと思ってるんですよ」
おじいちゃんが言います。
量産できない匂玉。
それに代わる取引材料、それが人間!
「最近まで、欧米だってアフリカから奴隷貿易をしていたわけでしょう」
「ありえますね!たしか、生口(せいこう)でしたっけ!」
マミー大興奮!
「こないだ、NHKの『日本と朝鮮半島2000年』でもやってたじゃない!」
そうだっけ?
あー、なんとなく覚えてる気がする・・。
でも、奴隷貿易って・・ロマンがあああ〜・・!
「ちゃんと勉強しなさい!」
うるさいよ、ヲタク。歴女。
それにしても、最新研究まで押さえており、ヲタ母を興奮させるおじいちゃんの知識はさすがだ。
「いやいや、全部知ってて案内させるお客さんもいるんですよ。そういう人は、厳しくてね〜」
おじいちゃん、苦笑いです。 -
発掘現場には、レプリカが安置されていて、発掘時の整然とした銅剣のようすがわかります。
「これは、襲撃されて打ち捨てられたようなスタイルでは、完全にありませんね!大切に納められてるというか・・。戦でやられたのなら、もっとグシャグシャ、バラバラになってますね」
マミー感動中。
「そうですね。発見時の状態は傷みがひどくて、水に浸したクッキーのようだったそうです。
あれはレプリカですが、ご覧のとおり完全な形で発見されています。
権威を傷つけたいなら、徹底的に破壊しますからね」
「そうですよね〜」
「博物館にあるのもレプリカですが、ぜひ見て行ってください」
「えっ?!」
耳を疑います。 -
「今日はキルト展をやっていて、映像室しか入れないんですが、せっかくいらしたんだし。映像室だけなら無料ですから」
あたまが混乱します。
「あの・・・ここには、銅剣の現物がないのですか?」
母も声が裏返っています。
「ええ、レプリカだけです。本物は、出雲大社の県立博物館にありまして・・。
せめて、レプリカでも展示を見ていただきたいのですが、今日はキルト展をやっていて、映像室しか入れないんですよ。
私が声かければ、無料では入れますから。ぜひ」
うっわ!
ショック!! -
いや、こういう現場になら、レプリカが置かれるのは分かりますよ?
でも、発掘現場のそばに建てられた、発掘遺跡のための博物館に、本物が1本も展示されていない?!
しかも、雨で人出が少ないとはいえ、連休に荒神谷遺跡博物館が遺跡展示を閉めて、キルト展示をやっている!
いったいどうなっているんだ〜っ?! -
気になったことには、しつこい性質!
事情に詳しい、ある地元の方たちから、ねっちこ〜く聞き出してきまちた!
銅剣・鐸・矛の出雲流出の経緯は、以下のようであったそうです。
荒神谷遺跡の大発見に、地元は非常に盛り上がりました。
同時に貴重な発見を展示する、博物館建設の気運が高まります。
寄付が募られ、なんと地元の募金だけで3億円が集まります!
しかし、痛みきった銅剣などを保存するには特別の施設が必要で、町費も投入され総額7億円かけてつくられたのが、荒神谷遺跡博物館。
まあ、ここまでは若干ハコ物事業の後付けくさいですが、地元の情熱が感じられるエピソードです。
問題はここから!
肝心の銅剣などの展示場所として、出雲大社横の島根県立古代出雲歴史博物館、松江の博物館(美術館?)が手を挙げ、争奪戦に!
結局、県立古代出雲歴史博物館へすべて持って行かれてしまったとのコト・・・。
半分くらい、地元に置いておくのが筋ってもんでしょう!
私がじもちーだったら、「寄付したお金返してよ!」って言っちゃうと思うな。
「たまに里帰りはしますがね・・」
話をしてくれた人たちは、そうおっしゃっていましたが。
『里帰り』たって、こんな大型連休に戻してくれないなんて・・。
キルト展がわるいとは言いませんが、やっぱ荒神谷遺跡博物館に来たなら、現地でこそ!
本物が見たいっす。
これで、タクシー運転手さんが、出雲大社中心の世界観ではなく、中央権威から一歩距離を置いた、アジア全体の中で神庭の意味を位置づけていた心情が、リアルに理解できます。
いや〜、聞けば聞くほど。
地元がかわいそうなウラ話。 -
そんな、つばぜり合いがあったことなど、感じさせず。
霧雨の中、黒々とした地肌をさらす、荒神谷遺跡です。
やんでいた雨がふたたび落ち始め、雨足が強くなってきました。
「さて、博物館も見て行って下さい」
おじいちゃんが促がします。
「ここは、神庭です。
スサノヲ神話に置き換えられてしまいましたが、その前からいらっしゃる神の名も伝わっています。
またいつか、すごい発見がありますよ。神話に書かれていたことに、少しずつ、現実が近づいている気がしますよ」
「ありがとうございました」
「ありがとうございました」
頭を下げたとたんに、でっかい蜂が寄ってきます。
ひいいい〜いっ(泣)!
これだから、野山は嫌いじゃ〜。
「あー、ダメダメ動かないで。じっとしていれば、行っちゃうから」
おじいちゃんが注意してくれます。
うっうっうっ。
怖いだー。
蜂に追われて、撤収! -
博物館へ戻ると、入口の女性におじいちゃんが声をかけます。
「この人たち、遺跡の方の見学ね。案内してあげてよ」
「あ、はい。遺跡の方は、無料になりますので。こちらからお入り下さい」
建物の横へ案内されて、エントランスの端から中へ入れてもらいます。
遺跡見学のお客さんも何人かはいて、備え付けのベンチに腰かけて、大型スクリーンを眺めています。
映像は2本立てで、交互にエンドレスで放映されています。
1本目は、発掘にまつわる苦労話。
おじいちゃんの解説にあった通り、見た目は堅そうでもシケたクッキーのように、ふにゃふにゃの銅器を慎重に取り出すシーンや、暑い中、汗だくで作業する調査員の人たちが次々に映し出されます。
まだ、研究段階なので目を見張るような中身ではないせいか、退屈したらしきおばさんグループが背後でおしゃべりを始めます。
それが、徐々にヴォリュームアップしていき・・
「ちょっと!観てるんですけど!」
母上が一喝ッ!
おばさん達、コソコソと退散します。
周囲にいた、お子ちゃま達までも。
マミーこわすぎ。 -
もういっこは、イメージ映像のようなもので、学術的な話でもないので席を立ちます。
公開されている、ほんの少しの展示物をまわります。
現物が少ないぶん、映像を駆使した展示が目立ちます。
中でも印象深かったのは、銅器をプロの職人さんがいろいろな方法を使って再現する試み!
鋳型で作ってみたり、刀剣のように叩いてみたり、削りだしてみたり、なんだかすごいたくさんの方法で、何の変哲もないその剣に、すんごい時間と手間をかけて、ベテランそうな職人さんが近づいていくんです。
その静かな闘志に、ちょっと感動しました。
だって、今の時代だと、実用品でも何でもないんですよ。
再現しても、所詮は「模造品」とか「レプリカ」っていわれちゃうのだ。
つか、言ってるよ。おれっち。
それをみたとき、「絵画の復元や、模写に似ているな」と思ったんです。
ただコピー品を作りたいわけじゃなくて、方法をなぞることで、作り手やその時代の価値観とか、環境はどうかとか、この技術でどこまで出来るのかとかが、テクニックを通じた研究、というのでしょうか・・。
うまくいえないんですけど、そういう面白さを感じました。
こんだけメディアも含めて、手間もお金もかかっている事を感じる、博物館です。
見学終了。
なんだか、本当に寄付をした地元の人たちが気の毒になってきます。
こんなに、気張ったんだから、やっぱ半分は地元に常設展示すべきだよー!
1本も無いって、おかしいよー!
こっから、帰路につくわけですが、空港方面への市営バスや公共交通機関らしきものが、ナッシング。
どっかの駅行きのバスの発着所はありましたが・・。
ただ、荒神谷遺跡博物館と出雲空港は、距離的にはすごく近いらしい。
「タクシーで行く?」
「でも、タクシーどころか、車が道を走っていないんですけど・・」
駐車場でキョロキョロしていた母が、突然走り出します。
「なに?なに?」
「タクシー!タクシーが停まってる!!」 -
なるほど、駐車場にタクシーが停車しています。助手席の窓ガラスを叩いて、中にいた運転手さんに「乗れますか?」と尋ねると、「タクシーじゃないんで・・」とのこと。
???
一見、タクシーにしか見えないのですが、見学に来ているお客さんのどなたかがチャーターされた、ハイヤーのようです。
ハイヤーのっとり犯、きっちー家です(笑)。
呆れたハイヤーの運転手さんが、「タクシー呼んであげますよ。すぐですから、ちょっと待っていてください」と、無線で会社へ連絡を取ってくれます。
それを見ていた(見られていた・・)先ほどのガイドのおじいちゃんが、ガイドさんの待合室へ招いてくれて、お茶を振舞ってくれます。
何から何まで、スンマセン(汗)。
ごちになりやす。
ほどなく、タクシーが到着し、ガイドさんたちにお礼を言って、博物館を出発します。
空港までは、本当にわずかな距離でした。
ここって、ホント出雲空港へ近いんだなー。
航空券の発券を終えて、空港のお土産屋さんをまわっても、まだ離陸まで1時間30分ほどあります。
「宍道湖でも見にいこっか」
と、マミー。
「え!タクシーで行くの??時間そんなにナイよ?」
「大丈夫。そこの道路渡ったトコがそうだから」
ええ〜っ?!
マジすか。
知らんかった!
母上の言うとおり、空港の向かい側の道路を右手に進み、土手を隔てる小さな水路を渡ると・・・ -
じゃーん!
-
じゃららーん!
-
宍道湖ぉ〜!
雨にけぶる静かな湖。
『八雲立つ出雲』の、『雲』が今にも生み出されそうな、瑞々しい空気をいっぱいに吸い込みます。
なんか、全然高い建物が見えないな。
「こうやって見ると、あまり高い山はないのねー」
母上がつぶやきます。
そういわれてみれば、たしかに。 -
「そんな、宍道湖のまえで1枚」
「ちょい待ち」
飛行場をじっと見詰めるマミー。
「どったの?」
「飛行機が飛ぶところを見るの」
子どもかッ。 -
国際空港に比べると本数が少ないので、「まだか、まだか」と待ち構えるマミー。
-
キターッ!
飛んだよっ。 -
満足顔。
ヨカッタね。 -
雨が少し強くなってきたので、てくてく空港へ帰ります。
-
出雲空港のレストランで、昼食を摂ることにします。
タクシー運転手さんのおススメの、出雲そば。 -
私の蕎麦を凝視する母。
え・・食べる・・?
「いらない」
自分も、お蕎麦を頼んだでしょ?
「そっちのほうが、良かったかしら・・」
同じ蕎麦だがや。
人の芝生は青いのね〜。 -
食事を終えると、出発まで若干お時間がございます。
そーなると、つい嗅ぎまわるクセが・・(笑)。
国内空港は、ほとんど利用する機会がなくて、ものめずらしい。
キョロキョロみやげ屋さんを徘徊してまわります。
思ったより、閑散とした印象を受けます。
これが過疎化なのか。
それとも、空港利用者が減っているのか・・。
国内線が、JALとANAしかないのも、少し意外でした。
当たり前っちゃ、そうかも知んないけど。
もっと、参入してるのかと思ってたし。
カウンターが2種類しかないのって、なんか寂しい。 -
ま、おみやげ屋さんが充実しているのは、嬉しかったですけど☆
ターコイズっぽい石の、勾玉を購入。
あくまで、自分のおみやは厳選するワタクシ〜v -
飛行機が、到着しました。
オイラたちが乗る便ですね。 -
国際線とちがって、乗客も少ない。
あくせくせずに、ご搭乗〜。
窓の外は、雨でけぶっています。 -
つか、けっこう降ってきたな。
本格的だぞ。
うん、ヨカッタ。
本降りになる前に、見学できて。
母上とふたり、シートに身を沈めます。
あと、3時間もすれば羽田空港。
シルバー・ウィークの遠出も、あっという間でした。
「また、どっか行く?」
「お母さん、台湾行きたいわ〜v」
「はっ?」
ママ上の野望は、尽きません。
んー。
考えとくわ。 -
いずれ旅の空の下に、母子ふたりで飛び出すのも、時間の問題かも知れません。
その時はまた、1年がかりの旅行記になってしまうかも(笑)。
ここまで読んでいただきまして、ありがとうございます!
埒もないふたり旅ですが、楽しんでいただけていたら幸いです。
機会がありましたら、お目にかかりましょう。
ひょっとしたら、台湾旅行記で(笑)。
それでは〜☆
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この旅行記へのコメント (5)
-
- ジェームズ・ボンドさん 2010/09/09 23:17:43
- タイムスリップかぁ
- イタリヤのはずが出雲に先祖返り?
歴史ブームも凄い事になってますな?
あっしは、歴史音痴なんで分からないのだ。
未来にしか興味がないのさ。
- きっちーさん からの返信 2010/09/10 12:21:29
- ウチの押入れには、某ネコ型ロボットがいるんです!えっへん!
- ではなく(笑)。
うちゃりっぱなしになってた、去年の旅行記を完成させました!
「ヤバイ・・1年の賞味期限が・・」と、常々気にはしていたのですけど〜。
これで、残るはイタリー旅行記だけですよ。
ガンバルすよ。
ところで、師匠のプロフ写真が変わってる!
ロリ化してる!!
- ジェームズ・ボンドさん からの返信 2010/09/10 18:34:13
- 期間限定
- 写真は期間限定でおます。
この春、ダチが女の子を産んだんだ。
本人は猫好きで、この子に飼い猫の名前を付けた程。
その飼い猫の名付け親がオイラなもんだから、身内も同然なのだ。
- きっちーさん からの返信 2010/09/10 22:25:14
- おめでとうございまーす!
- なんか遠いですが。
Mブランド的な?
「借りを返してもらう時がきた・・」
みたいな事をゴツイ指輪して、言ってみたりするんですね!
GFJB(ゴッドファザー・ジェームズ・ボンド)ですね(笑)。
- ジェームズ・ボンドさん からの返信 2010/09/11 21:28:25
- RE: おめでとうございまーす!
- アル パチーノ カッコいいですね。
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