2009/09/20 - 2009/09/22
100位(同エリア145件中)
きっちーさん
「あんた、シルバー・ウィークの連休は仕事?」
「え?たぶん休めると思うけど。なんで?」
「石見銀山を観に行こうと思って~v」
「それ、群馬のどこにあるの?」
「群馬じゃない(怒)!島根!少しは勉強しなさいっ」
「へいへい」
母が、休みに行きたがる場所といえば、母の実家の群馬周辺&温泉地。
そんな先入観が、拭いきれません。
ところで島根って、どのあたり?
日本の都道府県の位置は、完全にあいまいです☆
「そんなわけで、宿の手配とかヨロシクねv出雲大社も近くにあるから、そこにも行こう」
「え・・?私が??」
そう言い渡されたのが、連休一週間前のコト。
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- JALグループ
-
一週間前って、あんな観光地でちょっとヤバいんじゃ・・?
不安は的中し、『じゃ●ん』も『ヤフー●ラベル』も『●天』も、ご当地観光協会の公式サイトでも、宿が見つからず!!
「とりあえず、行くだけ行って、宿はラブホでもいいじゃない。駅前に絶対あるって」
「お母さん、イヤよ。もうちょっと、よく探してよ」
「飛行機チケットは取れたけど、ホテルはどこもいっぱいだって。いっそやめちゃう?」
「ええ〜っ!」
「だって、宿決めないで行くの、やなんでしょ?」
私自身は、中国で行き当たりばったりに泊まっていますので、宿が有ろうと無かろうと行って探すだけなんですが。
母上は、そーいうのが嫌いです。
(まあ、今回はあきらめて、近場の群馬カナ〜?)
そう思っていた矢先、母上からの電話。
「ホテル、とれた!」
「え・・!!」 -
「どこ」
「ウェルシティ島根」
「そのホテル、予約サイトで満室だったんだけど!どうやってとったの?!」
「電話しまくった。身障者向けのお部屋が空室だから、入れてもらった」←得意そう
アリすかーっ?!
直電・・。
かなり強引な技を使う、母上。
きっと、ホテルの人も「押しまくられて仕方なく」に違いあるまい・・。
かわいそうに。
バタつきましたが、うまいこと休みも移動手段も宿泊も手配できましたので、一路、羽田空港へ〜♪ -
旅は好きですが、国内だと飛行機をめったに利用することが無いので、めっちゃ新鮮です。
いつもは、体力勝負の夜行バスか、プチ贅沢で新幹線だ。
つか、成田にくらべて、はるかに短時間で到着する、羽田空港にカンゲキ!
近い!
こんだけ近いと、移動が楽チンで幸せ! -
エル!オー!ブイ!イー!はっねっだ!!
ターミナルは、ちょいと古臭いですがー。
古くてもいい、近いほうがイイ。
まだまだヤバいJALに搭乗して、一気に出雲空港です。
おつまみも出なかった〜。
けち〜。
中国東方航空を見習えぇ〜。
マ●くても(笑)、同じ時間のフライトで、ご飯がでるぞー。 -
メシに釣られる現金な性格です。
「いつでるか、いつでるか」と期待したものの、ご飯は出ず(笑)。
出雲空港へ到着です。
「タクシーと空港バス!」
「安いほう!」
即決。
市内まで路線バスで行くことになりました。
出雲空港⇔JR出雲駅、700円。
空港ターミナルビル内に、このようなバスの発見機があります。
便利、便利。
とりあえず、最寄り駅の出雲駅まで行って、そっからウェルシティ島根まで徒歩で行くことに致しマス。 -
日もとっぷり暮れて、空港の外は真っ暗。
-
バス停発見。
-
到着ロビーを出て、すぐのとこにあります。
国際空港とそっくり。
空港って規格が統一されているんでしょうか?
どこもこんな感じで、初めて来た人にも分かりやすくなってますよねー。 -
出雲駅までは、所要25分。
あまり待つこともなく、バスがやって来ました。 -
さっき買ったばっかの、バスの切符を探す、マミー(笑)。
-
無事、見つかりました。
つか、仕舞いこみすぎじゃ。
夜の街を走り抜け、出雲駅前に到着です。
思ったより、あたりは淋しい感じです。
駅の明かりが、真っ暗な周囲を煌々と照らします。
駅ビルは?
コンビニは?
もちろん、ラブホも見えません。
「ヤバかったね。そのまま来てたら、アウトだったね」
「ほら〜!だから、ちゃんと予約してかないと危ないって言ったでしょ」
日本だと、どうも勝手が違います。
ここはおとなしく、母に従うか。
駅に隣接したホテルのレストランで、夕食をすませます。 -
うす暗い、駅前の通りを眺めながら、
「どうする?タクシーで行く?」
「暗いけど時間的にはまだ早いし、歩きで行ってみない?」
「そうしよっか。タクシーもったいないしね」
完全に、ビンボー症な親子です。
てくてく歩きだして、すぐに後悔。
誰も歩いていない・・。
「こわい〜。誰も歩ってねー。出雲市民はどこーっ?!」
「どうして、歩道に街灯が無いの?市議はなにやってるの?」
ビクビクくっつきながら、真っ暗な夜道を文句言いつつ進みます。
ほどなく・・
「あったーッ!!あれだ、あれ!」
「行こう!早く行こう!」 -
気をつけよう、暗い夜道とわき見歩き。
ぼーっと歩いていると、うっかり体育館か公民館かと通り過ぎてしまいそうなウェルシティ島根は、なんだかホテルらしさ控え目の落ち着いた建物です。
到着、到着。
ひと気のないフロントでチェックインを済ませ、母上の電話攻勢で特別に入れてもらった、身障者用ツインへ。
とくに、普通の部屋と違いは無いみたい?
段差があまりナイのと、ドアが引き戸なくらい?? -
「あんま、たいして違わないんじゃない?あるだけマシ?どっかの有名チェーン・ホテルは、こういう部屋があるって、ウソの申請して補助金貰ってたしねー(笑)」
「あった、あった。そんな事件。
でも広いわよ、ここ。ちゃんと車イスが移動できるようになってるし。お母さんは、広い方が好き」
「いいのかなー?優先席に、陣取っている気分なんですけど。つか、『満室』ってことだったけど、全然お客さんがいる気配がしない」
「壁、薄そうなのにねー。人の声も聞こえないねー」
「ひょっとして、従業員の人少なくて、部屋はあっても稼働できてないとか・・」
失礼なことを言いあいながら、お部屋チェック。 -
おお〜っ。
座って洗える、お風呂用のイスだー! -
ト、トアレも広い〜。
洗面台も低くセットされていて、
「同じ装備でも、完全にリフォームが必要なんだなあ〜」
と、あらためて驚きます。
車イスで動くには、それなりのスペースが必要。
足が不自由になった時、自宅で暮らすならそれなりに環境を整えないと、ムズカシイ。
こんなふうに、車イスを想定したお部屋に泊まるのは初めてなので、なんか色々見といた方がいいかも。
いま、エコを意識したリフォームがよく言われますけど、加齢や体調に合わせたちょっとした変化に沿った住宅が、そのうち主流になるかも知れませんね。
こん時感じたのは、「ひろいトイレって、いいなあ〜v」ってことでしたけど(笑)。 -
翌朝。
相変わらずタクシー代をケチる親子は、宿泊先のウェルシティ島根から、てくてく歩いてJR出雲駅までやってきました。
ここからは、電車で石見銀山往きのバスが出ている、『大田市』駅まで参ります。
む!
電車が無いっ!!
驚いた事に時刻表には、ほとんど列車の発着時間が載っていません。
あ、そう・・。
こりゃ、車社会が無くなんない訳だなあ〜。
お年寄りなんか大変だな、これは。
バスしか、ナイってことか。
車の免許持ってないと。 -
あ、なんだ。
駅は、ふたつめか。
けっこう近いのかも〜? -
電車がホームへ入ってきました。
まさかの、一車両!! -
すごい・・。
いつも、ギュウギュウの京浜東北線を使っている自分には、カルチャーショックです。
「こんなんで、乗りきれるのか??」 -
乗る人が、ほとんど居ませんでちたーっ。
う〜ん。
フツーの街に見えるけど、過疎なのかなあ??
駅舎も立派ですが、無人改札も多く。
出雲駅では、フツーに自動改札を通る
↓
降りるときは、駅に改札は無いので電車出口の切符回収ボックスへ切符を入れて降りる
という、なんだか不思議な世界。 -
駅に着くと、運転席にいた電車の運転手さんが、わざわざ出てきて切符をチェックします。
電車というより、バスって感じです。
日本は、広い・・。
いろいろ、常識が通じない。 -
国内旅行って高くつくから、あんまり行けてないんですが。
たまにこうやって母のお供で、自分じゃゼッタイ行かないような場所へ行くと、目からウロコのご当地体験が出来て、刺激になります。
そうこうしているうちに、大田市駅へ到着〜。 -
ホームに記念撮影用の看板。
「写真、撮る?」
「いらない」
母上完全にスルーです。
いちおう撮るのだ。
記念、記念。 -
観光客を煽りまくっている、大田市駅です(笑)。
-
駅を背に、すぐ左手へ歩くと、石見銀山行きのバス停があり、観光客ズが列をつくっています。
バスが、もうすぐ来るのかな。 -
電車より、バスの方が充実している・・。
往きだけじゃなくて、帰りの時刻も併記されています!
便利! -
あまり待つこともなく、バスが到着します。
乗り込むと、観光課の人(?)らしき人が、停車しているバスに乗り込んできて、
「地図を持っていらっしゃらない方は、おられますかあ〜?」
と呼ばわり、
「持ってません」
答えた人に、石見銀山マップを無料で配布していきます。
同じマップが駅のチラシ置き場にあったので、きっちー家はすでにゲットしておりましたが、いらっしゃる方は貰った方がいいです!
便利な地図でした。
バスは郊外を突き進み、山道の途中といったところで、駐車場へ入ります。
『大森代官所跡』バス停です。 -
代官所跡、というから「ひょっとして、原っぱに礎石しか残ってないんじゃ?」と思っていたのですが、ちゃんと建物がありました。
建物自体は改装され、博物館になっていて、歴史や銀のほかにも産出される鉱物、当時の記録と労働の実態など、さまざまな角度から石見銀山を紹介していて、けっこう見ごたえがあります。
銀山で働いていた人たちの平均寿命は、非常に短く、30歳まで生きれば長寿だったそうです。
信長の時代でさえ、「人生50年〜」なんて言っていたのだから、その短さに唖然としました。
「30歳・・じゃ、あんたは死んだわね」
「お母さんなんか、骨も残ってないね」
「親に向かって〜(怒)」
なにを、見学しているんだか分りません。 -
展示物は多いけど、敷地的にはこじんまりとした資料館をあとにします。
道路の斜め向かいのガソリンスタンドに、レンタサイクルの看板が掲げてあるので覗いてみましたが、聞くとすでに全部出払ってしまっているそう!
さすが、シルバー・ウィーク!!
「さきに自転車借りてから見学すれば良かったね〜」と言い合いながら、ぶらぶらと町屋がつらなる大森町の細い道を、『龍源寺間歩』へと歩きます。
気温が程よく上がってきて、すこし汗ばむ陽気。 -
「オ、オレに水分を・・!自販機は、無いのか・・っ」
あたりを見まわしても、それらしき目を引くカラーが見えずヨロヨロしていると、こんな小ジャレた自販機!!
おお〜。
すっごーい。
景観にジャストフィット! -
ネタだ!
旅行記のネタが(笑)!
大喜びで、本末転倒に自販機写真を撮ろうとしますが、伸びあがって前をふさぐ母上。
「チョイ、どいてよ。全体が撮れないじゃん!」
「それより、あんたは何飲む?」
「お水!じゃなくて。どいてって」
「お母さんは、どれにしようかなあ?」
「・・・・(怒)」
張り付いて離れない、マミー。
こんにゃろ。
わざとか? -
仕方ないので、部分的に撮る。
しっかし、お洒落だのう。
こんなん、はじめて見た。
工夫すると、同じ自販機でも全然ちがって見えますネ。 -
みやげ屋や軽食屋のならぶ町内を抜けると、杉林が空高く伸びる山道へと入ります。
-
『銀山』というと、人里離れた険しい山奥なイメージがあったのですが、町中から徒歩16〜17分という近距離。
しかも、傾斜も緩やかな坂道が目の前に伸びています。
鉱山労働者にとって、作業場が近いほうが、身体的にはラクかも知れないけど、囲い込まれてるっちゅーか・・。
自然のなかに居るのに、ものすごい息苦しさを覚えます。 -
やがて『龍源寺間歩』への入り口が見えてきます。
-
チケットボックスで、入場券を購入。
-
いよいよ、銀山の内部へ〜。
-
その前に(笑)。
解説を読みましょう。
――江戸中期以降に開発された、間歩(坑道)。
入口から水平に約630m続いており、現在公開されている坑道は、156m――
観られるのは、そんなに長くはないみたい? -
地図でみると、「へ」の字に坑道の向こうへ、抜ける形です。
-
長野の松代大本営へ行った時は、「せまい場所には、入りたくない!」「天井が落ちてきそうで、イヤ!」と懸命に主張していた母上ですが、『世界遺産』だと話は別のようで。
いそいそと、坑道へ入って行きます。 -
いくら世界遺産とはいえ、坑道なんて大したもんでもないように思いますが、大盛況です!行列です!
-
せっかくなので、写真をいっぱい撮ろう!と張り切りますが・・。
むずかしい〜。 -
「暗い場所でもよく撮れる」という、カメラ会社のキャッチフレーズは、案外的を得ているのかも知れません。
全然、うまく写らないんですけど(泣)。 -
フラッシュを焚くと、近距離しか写らないし、ノーフラだとブレる。
なんだか、分かんない写真で、すんません〜。 -
これが龍源寺間歩だ!
って言っても、分かんないですよね(汗)。 -
所どころに、採掘跡らしき横穴が開いています。
-
みんな立ち止まって写真を撮るので、こんな状態(笑)。
-
順番待ちして、撮りやシタ!
-
しっかし、どの横穴も狭いんですよね。
むかしの人が、若干今よりも小柄な体型であったとしても、狭すぎ。 -
「これって、ゼッタイ子ども使ってるよね・・・?」
「小さい子じゃなきゃ、こんな狭いとこまで入れないわよ」
ヒソヒソ言い合いながら、なおも奥へ。 -
30歳まで生きれば長寿!
という、恐ろしい銀山の一面を聞いてしまうと、やはり単純に「労働」と捉えるには、抵抗があります。 -
人間らしい働き方とかって、そーいう考え方が少しずつ言われるようになったのって、大事だなーと。
仮に、この銀山で当時働いとったら、要領の悪い自分じゃ、30代長寿は無理だったろうな(笑)。 -
ちなみに、銀ってどんなふうに埋まってるか、ご存知ですか?
-
天空の城ラピュタの飛行石じゃないですけど、岩の塊のなかに、ちょびっとずつ入ってるもの。とか、川でザルを振っていると、底に残っていたり・・?
そんな、イメージでした。 -
ところが、銀の鉱脈というのは、平面に続くものなんだそう!
えーと、わかり易くいうと、ベニヤ板が直立したカタチで地中深く埋まっている、としましょう。
銀の鉱脈は、まさにそんな感じなんです。 -
なので、銀の鉱脈をみっけたら、ヨコだかタテだかに平らに掘っていけばいい、と。
いっこ見つけたら、デカイですね! -
まあ、埋蔵がどのくらいの規模かで、違うんでしょうけど(笑)。
-
ぐずぐずしているうちに、置いてかれました。
「早くしなさい」
と、ふり返ってる、母上。
暗いトコで見るとコワい(笑)。 -
奥へ奥へと続く、メインの間歩は、大人が少し余裕を持ってすれ違えるくらいの幅しかありません。
これで鉱石(銀?)を運ぶって、ずいぶん難しそうに思えます。
やっぱ、男性がメインの職場ではあるんでしょうけど。
これじゃあ、狭すぎないのかな??
鉱山のお仕事って、細っこい人だとヤバそうですが、あんま大柄の人もタイヘンそうですね〜。 -
それでも、時おりライトが照らす坑内は、キレイです。
-
なんの鉱石だかわかんないけど、群青に輝いています。
-
たいていの鉱山の歴史は、過酷で、同じ働く庶民としての憤りを、感じざる得ない場合が多々ありますが。
それでも、廃坑になり、こうして静かに光をうけている石を見ていると、素直に「キレイだな」って思えます。
ちなみに、この細い通路は、照明が途切れるさらに奥まで続いています。
立ち入り禁止ですけどね(笑)。 -
地図にすると、こんな感じ。
右端で直線に延びているのが、さっきの小さな通路(間歩?)です。 -
『鉱脈鉱床』の出来かたの解説。
へえ〜。
銀って、熱水で蓄積されていくんですね!
銀の流れる川かー。
手を突っ込んだら、コーティングされてターミネーターみたいになるかなあ(笑)。 -
そんな情景も見てみたいものですが、『百数十万年前』じゃなあ〜(笑)。
タイムマシンが、発明されないものだろうか・・。 -
ま、そんな感じで。
地図で見ちゃうと短いようですけど、けっこう距離のある龍源寺間歩です。 -
出口が近いようです。
道の先から、眩しい光が差しています。 -
はっ!
ぐずぐずしとったら、お母様がエライ先へ行っちゃってるよ。
待って〜。 -
出口近くになると、間歩の幅は大きく広がり、足元も滑らかなスロープへと変わります。
最近、整備された感じですね。
照明も煌々と灯り、サイドには電光掲示板で、採掘が行われていた当時の、貴重な絵巻が映し出されています。 -
見えますかね?
大森代官所の資料館に、同じ物が展示されていますが、そちらは撮影禁止でした。
なので、「ここでなら!」と一生懸命撮ったのですが・・。 -
あんまし、見えないすね(汗)。
すんまちぇん。
実物をご覧になりたい方は、大森代官所の資料館までどぞ〜。 -
出口です。
けっこう、見ごたえがあった!
長野の松代大本営もそうだったけど、厳しい現場っていうのは労働者(奴隷労働も含めて)の人権をどう保障するかが、一番問われる場所だなあ、と感じました。 -
出口で記念撮影する人も多かったです。
いまは、こんな平和な光景だけど、この銀山が機能していた時代のことを考えると、複雑な気持ちになります。 -
鉱山労働って、現代だとダイヤモンド鉱山のおっかない話くらいしか思い浮かばないですけど。
どうなんですかね。
前にも書きましたが、『ダーウィンの悪夢』というドキュメンタリー映画で衝撃を受けた、ナイルパーチの魚産業に関わる恐ろしい貧困産業を目にすると、庶民を食い物にする利権の壁をつくづく感じます。 -
私自身は、人の良心を信じています。
振り子のように、後戻りしたとしても全体を眺めれば、少しづつ良い方向に向かうのだと。
性善説にも性悪説にも立ちません。
誰でも二面性があるし、ある人にとってはイイ人でも、別の人にとってはヒドイ人であるかも知れない。
人は社会的な生き物だから、立場によって、人や物事に対して良くも悪くも成りうる、と思います。
こういった、重労働を課す事業で利潤を得ていた、幕府や鉱山主が、まったくの悪人だとは思いません。
ですが、そこで働く人々の生死に関わるような劣悪な状況を放置しているとしたら、それは個人が「良心的であるか否か」の問題ではなく、システムそのものの改善が求められると考えます。
現代では鉱山労働をする人は、ほとんどいませんが、派遣労働問題をみていくと、人生と労働の関わりに思いが及びます。
非正規で働く人たちの厳しい現状は、スタートラインの立ち位置で、個々人でキャッチアップすることの限界を示唆しています。
「努力すれば報われる」という発想は、ともすれば「努力が足りないからダメなんだ」といった、弱者切り捨ての理論になりかねません。
鉱山の厳しい労働実態には、どこか現代の労働につながる一面があるように感じました。 -
ま。
とりあえず、マミー記念写真v
つか、スッゲつまんなそうな顔で写るの、やめてください。
スマ〜ィル♪ -
出口の向こうは、なんだか入った場所とよく似ているので、一瞬同じトコに出てきたのかと思いました。
-
一方通行なので、コチラからは入れませんよ。念のため。
-
出口でも、解説板発見。
-
石見銀山で銀が採掘された場所は、大きく分けて2ヶ所。
『福石鉱床』と『永久鉱床』。
このうち、『福石鉱床』のが時代が古くて、戦国時代に開発された、とあります。
おんなじように、地中に埋まっていたのかと思いきや、意外と地表の方にあったんですね!
これなら、掘ればオイラにも見っけられるかも〜vv -
銀山ドリーム幻視中・・。
(10分経過)
もどってきました(笑)。
ええと、この図で見ると、やっぱり「銀は水脈にリンクする」というのが、よく分かりますね!
タテヨコに広がってます。
おもしろーい! -
お帰り順路図(笑)。
かわいい名前だな。 -
お帰り順路にしたがって、戻ることに致します。
-
じゃーねー。
-
せっかくなので、マミーをもう1枚。
-
穴を出たみなさんが、同じように引き返して行きます。
-
うっそうと茂る杉が林立する風景をながめながら行くと、まるで深い山の奥のようですが、道幅はひろく、傾斜もゆるやかで、全然ゆったり歩けます。
龍源寺間歩の入口と出口の道が合流し、杉林のすそがきれるころ、平屋の街が見えてきます。 -
龍源寺間歩の見学が終わったので、もう見るものは見ちゃった気分です(笑)。
そうなると、街の情景にも自然と目がいきます。 -
いかにもっつー古い家屋から、レトロに扮した新しい家屋まで、観ているだけでもかなり楽しめます。
ウチのアパートも、こーゆうドアにして欲しい! -
ま、玄関いじるなら、このくらいの家じゃないとカッコつかないか(笑)。
-
そのままトコトコ帰ろうと思っていたのですが、見つけてしまった『五百羅漢』の矢印をっ。
-
「どしよっか?」
「行くだけ行ってみる?」
バスの時間もまだなので、ちょいと寄り道を。
大田市駅行きのバスが出ている、ターミナルをスルーして、矢印に従って歩きます。 -
え・・・。
お寺の境内へ入っちゃったんですけど(汗)。 -
このお寺に、五百羅漢があるのか!
といえば、そういうわけではないようで。
なんで、通らせるかな〜(笑) -
ほかにも、矢印に従って寺へ入って来た人たちが、「????」という顔で、とりあえずお参りしています。
順路に従って行ってしまうのは、集団行動に慣らされた性質かも?? -
流されやすいのは同様で、きっちー家もお参り中。
本堂、めちゃ混みです。 -
境内のガラスケースに、安置された仏像。
イイ感じだったので、撮って来ましたv -
こっちの、お地蔵さんもvv
こういう素朴テイストの彫り物って、好きです。 -
なんで通らなきゃいけないんだかわからない、お寺の門を出ると、目の前の通りをはさんだお向かいの岩壁に、小さな磨崖仏が並んでいます。
これが、五百羅漢かー! -
ここへきて、ようやくお寺の境内を歩かされた理由に、合点がいきます。
-
五百羅漢の前の道路は、道幅が狭いうえに、交通量がガンガンなため、大勢が行き来するには、ちょっとあぶない。
なので、あえてお向かいのお寺の境内を安全に通行してもらっている、と。
そんな感じのようです。 -
さっそく、見学しようと思いますが。
なんとなく、デジャヴ・・。
この光景って・・。 -
慶州の仏国寺(불국사)を彷彿とさせるすむにだ。
-
「橋だけじゃない」
と、マミーに突っ込まれつつ・・。
そですね。
ままっ、とりあえず写真撮っちゃるから、そこに立ちんしゃい。
立て、と言うと直立する、真面目な50代(笑)。 -
「なんかポーズとればいいじゃん」
と言うと、カメラ目線。
あんま、変わらんがな〜。 -
そんなカメラ・シャイな母上に、それ以上要求するのは難しかろうと諦めて。
橋を越え、五百羅漢の岩穴に近づきます。 -
入れる穴と、外からしか拝めないのと、あります。
-
五百羅漢?
どっちかっちゃ、お地蔵さんじゃないか?? -
「奥の方にあるんじゃない?」
「そっかな?でも、500はなさそじゃない?」
ヒソヒソ言いながら、覗いて歩きます。 -
これは、菩薩っぽいし。
五百羅漢って、お釈迦さんの弟子で、香港でひとり無間道ツアーをやった時の(http://4travel.jp/traveler/need/pict/10211284/)、サム親びんがお参りに行ってた沙田萬佛寺にあった、あのしょーもなく金ぴかの怪しげなヤツだよな?? -
「ないないない」
と大騒ぎしていたら、出てきました(笑)。
イヤ、おもてからは見えなかったのですが、入れる岩屋の小さな木戸をくぐると、ありとあらゆる表情の羅漢がゴソッとひな壇に並んでいます。
写真撮影禁止だったので、撮って来ませんでしたが、けっこう壮観! -
写真撮影禁止だったので、身代わり地蔵ってコトで。
五百羅漢は、香港のほど派手派手ではありませんでしたが、一体一体、表情が違って面白かったです。
イヤだ、どーしても見たいんじゃ!という方は、石見銀山まで行っちゃってください〜。
今年の連休など、イイかも知れませんよー♪ -
昼近くなると、気温もぐぐっと高くなり、マミーがまたヘンな格好をしようとする気配・・。
長野行った時は、アリババみたいな恰好でござった。→http://4travel.jp/traveler/need/pict/13784333/ -
桃太郎侍かっ。
「だって、まぶしいんだもーん」
帽子かぶってんじゃん。
「日焼けすると、シミが増えるのよ。あんたも何かかぶったら?」
ふたりして、そのカッコで歩けと・・・? -
このように、ぞくぞくと観光客ズが押し寄せる中、ハロウィンの仮装みたいな恰好で歩いて行く、母上。
大物だ。 -
そんなグレート☆マザーも、世界遺産『石見銀山』とその周辺をたっぷり堪能できて、満足したようす。
「そろそろ帰る?」と、おっしゃっておられます。
ん。
じゃあ、出雲市内へ帰るかの。 -
慶州の石橋によく似た、美しいアーチを渡って、帰路に。
バスで帰るのかと思ったら、乗客を降ろしているタクシーに走り寄る、ママゴン。
「丁度良かったわ〜v」
などと、喜んどります。
コリャ!
まだ、人が降りてる途中でしょが(汗)。 -
親ってのは、旅に出ると普段はしない、ゼータクな行動をとるのは、どうしてなんでしょうか??
バスでいいじゃん。
「時間の節約よ」
うーん。
どっかで聞いたセリフ。
オイラが、せっかちなのは遺伝かもな(笑)。
タクシーは、軽快に道路を飛ばして、あっという間に駅前に到着です! -
大田市駅ホーム。
どうでしたか?
石見銀山。
「お母さんは、せまいトコ通るの嫌い」
ええ〜っ?
何しに来たのよ??
「まだ時間あるし、出雲大社観に行く?」
はあ・・・。 -
あまり待つこともなく、列車が到着します。
それでは、出雲大社を目指すことに致しましょう!
NEXT旅行記『神話と史実の見分け方②』へ続きまっす☆
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この旅行記へのコメント (10)
-
- tabinakanotaekoさん 2010/10/03 20:52:11
- 声をだして笑わせてもらいました。
- きっちーさん、
コメントが面白くて何度も笑いました。ママンを茶化しているのが
愛そのもので、微笑ましいし、可笑しいだけでなく過酷な労働を強いられた
銀山の労働者を現代の非正規労働者と重ねるあたり、きっちーさんは
タダモノじゃないなあと思いました。
また時々、訪問させていただきます。
来週、石見銀山へ行くので、検索していたらきっちーさんに当たりました。
tabinakanotaeko
- きっちーさん からの返信 2010/10/03 21:14:42
- ありがとうございます〜!
- tabinakanotaekoさん、へなちょこ旅行記をお読み頂きまして、ありがとうございます!
亡くなった父方の祖父が、若いころ鉄道工事をしていたと聞いているので、
「トンネル掘るときも、こんななのかなあ・・」
と、少し身近に感じました。
現在でも、鉱山労働は重労働だし、安全面が軽視されやすいのも、そう変わらないのかも知れませんが、働く人たちの息吹を感じるひと味違った世界遺産ですので、楽しんでいらして下さいませ☆
素敵な旅になるといいですね。
ではではっ。
-
- okuyanさん 2009/09/25 11:04:36
- 私めも行かなきゃ・・・
- こんちは!きっちーさん。(^ω^)/
石見銀山行ってきたんですね。そうかぁ、島根県にあったのか。
一度行かなきゃいかんなぁと思っていた世界遺産スポットですが、
意外と観光地化されてんですね。
これなら私めも母上を連れて行っても良さそうです。
あんまり歩かせるとわが母上もブータレるもんで・・・。(苦笑)
なにはともあれ、旅行記の完成を楽しみにいたしております。
ではでは〜♪
- きっちーさん からの返信 2009/09/25 12:30:52
- 人生の再起動(^^)
- パクリ・・。
どうもです!
石見銀山、良かったですよ。
山といっても、かなりなだらかな「坂」ていどなので、レンタサイクルでまわれます。
電動自転車レンタルもあり!
ただ、早めにいかないとレンタサイクルは、ぜ〜んぶ出はらっちゃうのでご注意ください。←借り損ねたきっちー家
徒歩でも、ゆっくり歩いて1時間ほどなので、足に自信のない人でも安心です。
あと、坑道(間歩)も地図で見るとえらい短い距離のようですが、十分楽しめますので、おすすめです。
たまりにたまった旅行記を消化中ですが、宜しかったらまた覗きに来て下されv
そいでは!
-
- 権天使さん 2009/09/23 11:24:30
- 面白い自販機!
- きっちーさん、おはようさん!
昨日はどうも〜〜〜 (^ ^)V
いいネタ持ってますねー
これは早速コミュ行きですね!
- きっちーさん からの返信 2009/09/23 23:07:09
- RE: 面白い自販機!
- おばんどす。
ディスプレイでいけますかねー?
きれいな自販機でびっくりしたので撮ってみまちた。
「お母さん、邪魔っ」
とマミーをどかそうとしましたが、母は動じず(笑)。
はしっこに、写り込んでます!
- 権天使さん からの返信 2009/09/23 23:11:37
- RE: 面白い自販機!
- いえいえ、もろ 「自販機」 というトピがありますねん♪
- きっちーさん からの返信 2009/09/23 23:17:13
- RE: RE: 面白い自販機!
- あれ・・・。
ちゃんと読めって感じですね(笑)。
今日も、島根土産をスダちゃん(同級生)に、
「バナナのうさぎっていうお菓子だから!」
と渡した後で、よく見たら「イナバのうさぎ」というタイトルでした。
きっちー家は、こういう事をよくやります。
先日も母が、
「デジタルクリニックっていうから、どんな診療所かと思ったら、デンタルクリニックだったわ」
と言っていました。
遺伝だす。←責任転嫁
- ジェームズ・ボンドさん からの返信 2009/09/25 23:17:43
- 言い間違い・聞き間違い
- 以前「せみかえる」という幼稚園の所在地を尋ねられた事がありまして。
「せみかえる」「せみーかえる」「せみかーえる」「せーみかえる」?
あっ、そうか「聖ミカエル」かぁ!
ええ加減な思い込みで問い合わせなんかするなー!
- きっちーさん からの返信 2009/09/26 13:27:25
- RE: 言い間違い・聞き間違い
- そりゃわからん(笑)。
つか、「蝉孵る」と間違えそう!
でもなんだろう・・せみかえるの人に親近感が・・(笑)。
聞き違いとは違うんですけど、CD屋さんでバイトしていた時、ちっちゃい女の子がすっごい丁寧な言い方で、
「あのう、イエモン(イエローモンキー)のシングルはどこにありますか?」
と訊いてきたので、最近の子は聴く音楽もしゃべり方もオトナっぽいなあと笑いながら、
「あそこだよー」
とコーナーを案内したんですが、シングル棚の前で困った顔をしているから、
「どうしたの?」
声をかけたら、バンド名は英語なので読めなかったらしい。
やっぱり、ちっちゃい子だなあ、と反省しました。
思い込みは良くないですね〜。
相手ときちんとコミュをとらないと、そそっかしいタイプの人間は失敗が多くて困ります(反省)。
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