Laos ロングステイの下見旅 (17) ブッダパーク

2009/12/14 - 2009/12/22

ヴィエンチャン郊外に面白いブッダパークがあると聞いていたので
行って見ました。
正式名称はワット・シェンクワンというそうです。

「ブッダパークを建立したスラリット師は1975年にタイへ亡命し、対岸のノーンカイにこれと同じような寺院ワットケークを建てている。」（地空の歩き方より）

どうして亡命したのかしら？


★Laos　ロングステイの下見旅 (1)　18編のサイトマップ
http://4travel.jp/traveler/tougarashibaba/album/10412540/

エリア ビエンチャン(ラオス)

Ｓさん御用達のトゥクトゥクの運転手に電話したけれども通じない。

それでファーグム通りにたむろしてるのをつかまえました。観光客目当てだから高い、と聞いてましたけど、英語を話すので便利です。

ここで大いなる誤算にあせる私達。

朝夕薄手のカーディガンでは肌寒いけれども歩き出すとじき暖かくなる。

でもトゥクトゥクに座ってたんでは暖かくなるどころかビュンビュンの風を受けて体感温度がみるみる下がる。

こここ・こんなにさぶいとは〜〜〜〜！！

ガソリンスタンドに止まってる間

日向に降りてあたたまる・・・。

到着したら運転手は待ってる間お昼寝です。

ハンモックをつるして。

おやすみなさ〜い。

ラオスのトゥクトゥクはベンチがこのように縦に並んでます。

タイやインドネシアでこのカタチは乗り合いトゥクトゥクでしたけどね。

ブッダパークでは

大きなお口をあいたかぼちゃがお出迎え。

熱心に食道を撮影中

こんなタコみたいなのや、いろんな彫刻がいっぱい。

シルク・ド・ソレイユ

シルク・ド・ソレイユの裏側で月をかじってる人

この華やかなお供えの主は

リーゼント

ロカビリー

あっちむいて、ほい

フィナーレ

あんら

こないだチベット展にいったら

こんなドクロのお帽子かぶってる仏様が

沢山いらしたけど。

ふう、朝方と違って

だいぶ日差しがきつくなってきました。

見物客は

外国人とは

限りません。

拝んでいるようにも

おねだりしてるようにも

誘惑してるようにも

気持ちよさそうにお昼寝中の親子

わっ、ワニ？に食べられてる

お暑うございますねえ。

おしぼりをどうぞ。

なんだか

怖いのもいる。

賢人たちがお話してるのかと思ったら

メコンを背にまったりとくつろいで

この女性達をみて

ネパールでの儀式を思い出しました。

こちらはヒンドゥーの儀式なんですけどね。


ネパールってお祭りがいっぱい　女性のお祭り
http://4travel.jp/traveler/tougarashibaba/album/10043922/

ハチャメチャな

ふきだしそうな像もいっぱいですけど

こういった

静かに瞑想中の仏様もたんといらして

ラホール（パキスタン）の「断食中のブッダ」の完成度にはおよびもつきませんけど

あたりに流れる静謐な空気に打たれます。

コンクリート製といってしまえばそれまでですけど

苔むして500年後には
まごうかたなき遺跡になっていたりして。

この広い土地にこんなに沢山の像を作らせるって
ハンパなエネルギーじゃありませんよね。

スラリット師はどうして亡命することになったのでしょう？
ヴィエンチャンに戻ってきたら、調べてみたいです。

ヒンドゥーのお話の中では

結構イタズラ者でもあるガルーダが

神妙な顔で座ってる。

韓国人の青年が

深々と頭を下げてお参りしていました。


そこだけ時間が止まったかのやう。

あ、ここにも大地の女神がいらっした。

ブッダパークにはなぜかお二人いらっしゃいますね。

大地の女神ナーン・トラニー（タイ語ではプラ・メー・トラニー ）

修業中の釈迦が悪魔マーラの軍団に襲われた。
釈迦は祈った。
「大地の女神よ、私が今までに積んだ善行を証明して下さい。」
地中から現れた大地の女神は長い髪の毛を絞って大洪水を起こし、悪魔を溺れさせた。

徳を積むということは大地に水を施すことと同じなので、釈迦は500回生まれ変わるまでに洪水を起せるほどの徳を積んできたのだ、ということだそうです。

大地の女神はヒンズーの神様だけれども釈迦を救ったということで人気があるようで、バンコクでは水道局のロゴだし、マリア崇拝みたいな感じかしら、いろんなところでお目にかかります。

つづきの「お寺さんめぐり」にはカラフルな大地の女神が。
http://4travel.jp/traveler/tougarashibaba/album/10423729/

この旅行記へのコメント （4）

• azianokazeさん 2010/01/27 09:43:22

  神々・仏の世界

  シルク・ド・ソレイユ･･･確かに。
  仏はおごそかに拝むものという日本人の感性からすると、楽しかったり、おどろおどろしかったり、「なんじゃ、こりゃ？」というものをアジアの国々ではよく見かけます。
  それだけ、人々の暮らしと仏の世界が近いところにあるということかも。
  
  ギリシャ神話でもヒンズーの神々でも、東南アジアや日本の神話の世界でも、神々は自由奔放で、歌い、踊り、恋し、時に怒り、嫉妬し･･･、むしろ、生真面目一辺倒の日本的仏教とかキリスト教的な世界の方が異質なのかも･･･なんて、朝から深遠な神々の世界に格調高く思いを馳せるazianokazeでした。何かいいことあるかも。
  

  唐辛子婆さん からの返信 2010/01/28 11:32:01

  RE: 神々・仏の世界

  > 仏はおごそかに拝むものという日本人の感性からすると、楽しかったり、おどろおどろしかったり、「なんじゃ、こりゃ？」というものをアジアの国々ではよく見かけます。
  > それだけ、人々の暮らしと仏の世界が近いところにあるということかも。
  
  そうでしょうね。
  それともともと仏教はヒンドゥー教の土台のなかから生まれたので、500回生まれ変わってやっとブッダになるまでにさまざまな神々とのかかわりがあったとされるので、仏像と他の神様達が一緒にいる風景もめずらしくないのでしょう。
  
  > むしろ、生真面目一辺倒の日本的仏教とかキリスト教的な世界の方が異質なのかも･･･
  
  そうかもしれません。
  すくなくとも多神教である日本人にはそう思えますね。
  
  >朝から深遠な神々の世界に格調高く思いを馳せるazianokazeでした。
  >何かいいことあるかも。
  
  Buddha bless you!!
  
  
  
  >

• コクリコさん 2010/01/24 21:07:32

  仏陀パーク

  唐辛子婆さん、こんばんは〜
  
  私がラオスで一番見たかった旅行記が登場ですね!
  
  表紙の仏像たちの中で肋骨をあらわにしたお方が仏陀ですか?
  欲望を絶ち修行すればおのずとこうなりますよね〜リアルだわ。
  
  唐辛子婆さんの面白いコメントがつくのが楽しみです。
  
  先に投票しちゃうね(^o^)/
  
  

  唐辛子婆さん からの返信 2010/01/25 10:25:50

  RE: 仏陀パーク

  > 私がラオスで一番見たかった旅行記が登場ですね!
  
  お待たせいたしております（＾＾）
  
  > 表紙の仏像たちの中で肋骨をあらわにしたお方が仏陀ですか?
  > 欲望を絶ち修行すればおのずとこうなりますよね〜リアルだわ。
  
  パキスタンのラホールには断食で骨と皮になった
  ブッダの像があります。
  私は写真で見ただけですけどそれはそれは崇高で
  心にせまるものがあります。
  「これを造った人は実際にこのような状態の人間を多数みてきたに違いない、というコメントにも心を打たれました。」
  
  それに比べればここのはシンプルで稚拙なんですけど
  とりまくお弟子と一体の静謐な時間が感じられました。
  
  > 唐辛子婆さんの面白いコメントがつくのが楽しみです。
  > 先に投票しちゃうね(^o^)/
  
  あいがと！