2004春、台湾旅行記3(12)：写真補遺・故宮博物院(篆刻、玉、木・金属製品等）

2004/03/26 - 2004/03/28

故宮博物院の展示品の紹介です。篆刻や玉製品、青銅器などです。ガラス戸越の撮影ですから、小物などが不鮮明ですが、お許しください。

エリア 台北(台湾)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 タクシー

篆刻の数々が展示してありました。これだけまとまったものを見るのは初めてです。ここに並べられているのは玉が材料のようです。

それぞれに朱肉での押印と、その説明書がありました。細かい文字までは読み取れませんが、年代、書体、内容などが記されています。

少し小振りの印鑑が整列して展示してありました。朱肉で押された文字は、人名ではなく、官吏が業務で使用したもののようです。

右側の篆刻は太い枠に大きく4文字が彫られた堂々としたものです。知識がなく、読めそうで読めません。｢輯堅殿宝｣でしょうか。

｢明文彭刻款・愛蓮説全文印拓｣のタイトルがある拓字の数々です。著名な作家の作品集でしょうか？陰と陽の彫り方の組合せです。

名石のコレクションのようです。故宮博物院の展示品ですから、玉ばかりかも知れません。形や大きさが様々です。

箱書は銘篆兼珍です。
既に彫られた石か、材料段階かは判りません。名石のコレクションに違いありません。

左：漢・銅印、｢龍驤将軍章｣
右：漢・銅印、｢左将軍假司馬｣
紀元前206年〜200年

左：紀元前6000〜5000年、玉耳飾･対
中：紀元前3300〜2000年、玉耳飾
右：紀元前1600〜500年、玉耳飾

左：新石器時代晩期、玉人形ペンダント
右：新石器時代晩期、獣首鳥身形ペンダント
(紀元前4000〜2000年)

紅山文化
紀元前4000〜3000年
手前：帯歯動物面紋玉飾

紅山文化
紀元前4000〜3000年
玉斧

紅山文化
紀元前4000〜3000年
玉勾雲形ペンダント

清
西暦1644〜1911年
青玉秋蝉桐葉水盛

清　乾隆
西暦1736〜1795年
白玉群獣挿屏

明
西暦1368〜1744年
玉鏤空龍紋帯飾(金属掛環：清代製)

明
西暦1368〜1744年
龍紋■ (木製架：清代製)
■の文字は、王偏に黄です。

清
西暦1644〜1911年
銅鍍金日出式鐘

清　康煕
西暦1662〜1744年
焔絲琺瑯冰梅紋燭台

清　乾隆
西暦1736〜1795年
画琺瑯双連蓋缶

西周早期
紀元前11〜10世紀
上：英文：葡萄酒容器
下：素勺
(英文：無飾勺)

西周早期
紀元前11〜10世紀
英文：儀式用料理器

西周晩期
紀元前9〜8世紀
宗周鐘

西周中期
紀元前11〜10世紀
服方尊
(英文：神聖碑文生贄ワイン器)

戦国中期
紀元前4世紀
トルコ石・金属絲犧尊(英文：生贄ワイン器)

戦国早期
紀元前5世紀
鳥首獣尊(英文：生贄ワイン器)

清　前期
西暦18世紀
黄楊西園雅集筆筒

清 前・中期
西暦18世紀
竹黄瓜式盒

曹国舅
小品ですが、表情などが写実的で素晴らしい木像です。

鐘離権
これも連作の一対です。何とも言えない、表情をしています。