2004春、台湾旅行記3(1）『台北、基隆を訪ねて』：はじめに

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＜旅の計画＞
　この小旅行は、出発日を3月末と決め、具体的には3月25日の木曜日から2日間の休暇をとって、翌日の26日の金曜日に台北に向けて出発しました。
　当初は25日の出発を予定していましたが、今池のHISの営業所でオンライン検索してもらった結果、25日は空きが無く駄目でした。しかし、26日出発の場合、帰りの28日の便も予約OKでした。　ただし、この場合もホテルはまだ決まりませんでした。こちらの方は何とかなると判断しました。ホテルは交通の便のいいハワードプラザホテルの予約を優先に頼みました、満室なら同じクラスで、MRTに近い別のホテルを探してもらうことで予約をしました。
　飛行便はチャイナエアラインで、朝の9時20分出発、帰りは夕方の便でした。短い旅程ですから、早起きをして時間の有効活用ができます。帰りの便も半日くらいは観光を楽しむことが出来ます。幸いＨＩＳからは、ハワードプラザホテルも確保できたと、翌日連絡がありました。

＜旅のテーマ＞
　今回の旅のテーマは、3つでした。その1つが、総統選挙後の大もめの実情をこの目で見ることでした。
　総統2期目を迎えた陳水扁候補と、その対抗馬である国民党とその協力政党の支援を受けた連戦候補の選挙戦は熾烈を極めました。最終盤には連戦候補の優位が日本のマスコミにも伝えられましたが、投票日の前日、陳候補達を狙った銃撃事件があり、同情票を得た陳候補が僅差で勝利すると言う、劇的な逆転劇が起きました。
　しかし、この銃撃事件にはいくつもの疑惑が取りざたされ、総統選挙後の台湾は大もめにもめていました。連戦候補は「この選挙は無効」「陳水扁候補銃撃事件は自作自演」と訴える抗議を表明し、これに呼応する連戦候補支持者が大規模な抗議行動に立ち上がっていました。この抗議行動の模様は日本のマスコミでも報道していました。今回旅行のテーマの１つにしました。
　2つ目のテーマは、恒例の故宮博物院見学です。60万点以上に上る世界の至宝は、半年に1回展示入れ替えがされていて、前回の旅行からは1年半ほど経っていました。間が空いたのは、サーズ問題や鳥インフルエンザの発生が原因でした。台北を訪れた際は、必ず立ち寄りたいと決めている旅のテーマです。
　3つ目は、タイトルの副題にも入れました「雨の基隆見学」です。台北近郊の観光地として、淡水、台中などを見学しましたので、次回は台湾北東端の港町、基隆への小旅行をテーマに挙げました。もともと雨が多い街で「雨港」の名前も持った観光地です。気候的にも「雨の基隆」見学が実現しそうでした。

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＊元資料の手造り出版『台湾旅行記3』、副題『台北、基隆を訪ねて』の目次です。

＜目　次＞

＜はじめに＞
旅の計画(1）
旅のテーマ(2)

＜2004年3月26日(金)＞
HISの現地ガイドさん(3）
ハワードプラザホテル(5)
久しぶりの龍山寺(6)
士林夜市(7)
華西街観光夜市(8)
夜のテレビ報道(9)
夜の中正紀念堂(10)
国民党本部(11)
バリケードの最前線(11)

＜2004年3月27日(土)＞
朝のテレビ報道(13)
雨の基隆へ(13)
基隆到着(15)
基隆の駅前、港(15)
基隆のお寺(16)
基隆の街角で(17)
バスの待合室で(17)
台北駅前での昼食(18)
台北駅の地下街で(19)
故宮博物院(20)
台湾の烏龍茶(21)
夜はいつものお店で(22)

＜2004年3月28日(日)＞
台北市孔子廟(24)
保安宮(25)
帰国(26)

＜あとがき＞
総統選挙疑惑・その後(27)
蛇足として(30)


＊元資料の写真と付録目次です。

＜写真・付録目次＞

総統選挙のしこり(1)
台北、ホテル付近の街路樹(9)
龍山寺(昼)(15)
士林夜市(39)
華西街観光夜市(41)

台北地下街(45)
26日夜のテレビ(47)
夜の中正紀念堂付近(51)
国民党本部、総統府前広場(55)
再びホテルのテレビで(61)

雨の基隆(65)
古道、故宮博物院特別展案内(85)
故宮博物院(95)
台北市孔子廟(113)
保安宮(122)

帰国(126)
総統選挙疑惑・その後(131)

＜付録1＞最近の台湾を巡るインターネット情報(139)
＜付録2＞歴代総統と総統選(147)