2004春、台湾旅行記3(5)：3月26日(4)台北・士林夜市、華西街観光夜市、中正紀念堂

2004/03/26 - 2004/03/28

3月26日の旅行写真の続きです。士林夜市の見学の後、華西街夜市で晩酌を済ませ、一旦ホテルに戻りました。TV報道では、総統選挙の開票作業を巡って、緊迫の度を増していました。夜10時前に、その中心部に向かって外出しました。

エリア 台北(台湾)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道

龍山寺は華西街観光夜市に近いですが、先に士林夜市の見学です。晩酌を華西街観光夜市でするための時間調整でもありました。

ペット店付近には若い人が大勢取り巻いていました。子猫のショップや熱帯魚店などもありましたが、一番の人気は子犬の店でした。

建物の周りにも夜店が出ていましたが、こちらの方は少ない人出でした。お店の人も手持ち無沙汰のようでした。

早足に士林夜市の見学を終えた後、またMRTの駅に急ぎました。辺りはすっかり暗くなって、晩酌の時間に丁度よくなりました。

屋台や市場、それに夜市などを見学すると旅にやって来たことを実感します。士林夜市見学の後は華西街観光夜市の見学です。

あいにくの小雨模様で、今日は屋台の数も少ないようです。しかし、傘を差すかどうか迷う程度なので、次第に人出も増えてきました。

それぞれの屋台は、天蓋やビニルシートで雨対策も考えてありました。さすがに道路に品物を並べて売るには適していない天候でした。

華西街観光夜市見学は、一番の目的が晩酌の店探しです。目的の店は1年半振りでしたが、簡単に見つかりました。

｢伝統｣の看板がかかった店では、いつもどおり紹興酒を瓶ごと頼みました。サービスにデザートを出して頂き、締めて2千円以下でした。

中までは入りませんでしたが、服飾品から雑貨まで扱っている大き目の店です。店先には造花が沢山積み上げられていました。

暖色系統の方が食欲をそそります。照明も値段札も赤色が基調になっていました。粽のように竹皮で包んだ食品も並んでいました。

晩酌の帰り道のこの場所は、地下鉄龍山寺駅の近くです。この駅からホテルまでは、台北駅経由の乗換えなしですから、大変便利です。

華西街観光夜市のいつものお店で晩酌を楽しんだ後、一旦ホテルに戻りました。テレビでは陳政権の問題点等を放映していました。

台湾の失業率増加の原因は、日本と同じような産業空洞化や、車産業の不振、生産自動化による労働力余剰等が挙げられていました。

この地図では、交通規制路線や立ち入り禁止区域などを示しているようです。総統府は中段左手にあります。

陳政権の幹部の一人でしょうか、右手に｢教育部技職司・司長・周燦徳｣の文字があります。時計は9時半を回りました。

総統府付近で続く抗議集会で訴える女性弁士です。左手の｢美国白宮｣は｢アメリカ・ホワイトハウス｣発表声明の意味でしょうか？

テレビでは翌日の｢327｣抗議行動が14時に始まることを告げていました。この絵は陳水扁候補と連戦候補の和解を願ってのもの？

テレビでは両候補の写真とイラストを組み合わせて、それぞれの主張を説明していました。｢国民党が勝ち｣と万歳する連戦候補です。

総統府前広場は、ますます人で膨れ上がってきたようです。時計の針が10時近くになりましたので、現場に出かけることにしました。

テレビでの情報を元に、最初は中正紀念堂付近までMRTで出かけました。その地下鉄を使って移動するデモの人を沢山見かけました。

夜の10時を回っていましたが、中正紀念堂の入り口は開放されていました。守衛さんは詰めていましたが、規制はありませんでした。

普段は観光スポットの青屋根のこの美麗な門も、今日ばかりは緊張感が漂っていました。残念ながら、夜の撮影でピントが合いません。

雨の中での長期戦に備えて、普段はこの時間では見られないだろう屋台も出ていました。商売というより連候補支援の人達でしょう。