2013/03/21 - 2013/03/21
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世界攻略者さん
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ポカラに初めてやって来た旅行者が思うこと。それは、時間さえあれば自分も山でトレッキングしてみたかったなー、という軽い後悔の念。でも、ガイド付きで泊まりの登山をすることだけが、トレッキングとは限りません。すぐそこにあるじゃないですか、日帰りで行けて景色のいい場所が! そんなポカラ近郊の「さわやかトレッキング」を4つほど紹介してみたいと思います。まずは定番中の定番、サランコットの丘からご案内いたしましょう。
**情報は2013年3月のもの。1ルピー=1円で計算。
==ポカラ・ザ・トレック シリーズ一覧==
① サランコット編 <==
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10759203/
② ワールド・ピース・パゴダ編
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10759213/
③ フォクシン編
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10761488/
④ ダンプス編
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10838337/
==ポカラ旅行記==
ポカラ再発見 全4作
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10761427/
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[目次]
イントロ
アクセス
登山ルート1 - レイクサイドから登山口まで
登山ルート2 - 尾根上のルート
登山ルート3 - 集落からホテル街への道
サランコット展望台
展望台からの景色
ホテル・マウンテン・ガーデン
ゴタディ村
歩行ルート
帰り道
まとめ -
[イントロ]
ポカラ北側に広がる、雄大なヒマラヤの風景。これが、旅行者がポカラを訪れる一番の理由でしょう。マチャプチャレを始めとする雪山は、街中やホテルからも見ることができます。でも、手前の山や周辺の建物が邪魔で、点数をつけるとすれば、約60点。100点満点を目指すなら、やはり山の上の展望ポイントに向かうことになります。
地球の歩き方では、オススメのヒマラヤ展望ポイントを写真付きで紹介しています。具体的には、サランコット、日本山妙法寺、フォクシンの3ヶ所。現在これらの場所へは、すべて車で行くことができます。でも、それでは味気なく、印象に残らない。そこで、それぞれの展望ポイントへ歩いて向かうことにしました。つまり、「ビューポイントへのトレッキング」。このシリーズでは、ダンプスを含め、4つの近郊ビューポイントへのトレッキングを紹介していきたいと思います。 -
記念すべき一本目は、最も有名な展望ポイントであるサランコットの丘。よくタクシー運転手に勧められるので、耳にしたことくらいはあるでしょう。
場所は、フェワ湖の北側に見えている丘陵の一番高い部分(写真矢印)。意識するしないは別として、何十回も見ているあの山です。ぶっちゃけた話、レイクサイドからヒマラヤが半分しか見えないのは、この山のせい。その邪魔な山のテッペンからヒマラヤを見てやろうというのが、このサランコット訪問のポイントです。 -
[アクセス]
サランコットへのアクセスですが、車で行くなら、ビンドゥバシニ寺院の横から舗装道路を登っていくのが普通です(ピンクの線)。料金は、レイクサイドからタクシーをチャーターして往復1000ルピー(1000円)ほど。
また、バグルン・バスパークからカスキコットへ向かうバスも、サランコットのすぐ下を通過します。運賃は40ルピー(40円)で、1日3-4本の頻度。これは便利そうなのですが、朝早い便がないので、使い方が限定されます。
一方、歩いて行く場合ですが、レイクサイドからだと、尾根沿いの最短ルート(青い線)で登るのが一般的。道もわかりやすく、フェワ湖側の眺めがいいのが特徴です。目安は、レイクサイドから登りが3時間、下りが2時間。他にもルートはありますが、今回は、このルートを紹介したいと思います。
地図: 赤い点 - 上から、タシパルケル・チベット村、サランコット展望台、ハラン・チョーク(レイクサイド)、日本山妙法寺。水色の点 - ビンドゥバシニ寺院、バグルン・バスパーク、ダムサイド。 -
[登山ルート1 - レイクサイドから登山口まで]
朝6時、サランコットに向けて出発です。まずは、フェワ湖の北側にある登山口を目指します。まだ空が薄暗い中、レイクサイドのメインストリートをひたすら北上。ホテルエリアを抜けると、道路は湖の北側に回り込み、その後、岬のような場所を通過。ここで、湖畔の広い農地が左側に出てきます。写真はそこから見たサランコットの丘。
写真: 赤い点は、下から売店、学校、展望台。 -
さらに進むと、売店(写真)とサランコットへの分岐が出てきます。特に案内表示はありませんが、ホテルの宣伝看板がいくつもあるるので、すぐにわかるでしょう。レイクサイドのハランチョークからここまで、約20分。
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道を右折した後、緩やかな石畳の道を登っていきます。10分ほど歩くと、左側にグレート・コンパッション・スクール(写真)が出てきます。調べてみると、これは、もともとアッパームスタンの小学生が、寒さの厳しい冬にだけポカラで勉強できるように建てられた学校。寄宿制ということで、生徒らは朝早くから校庭のバスケットコートで遊んでいました。
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学校の後、道はすこし右側にそれ、水のない川沿いの道を歩きます。ここで民家を過ぎた後、すぐ左側に登山口が出てくるので、見逃さずに。案内看板はありませんが、地面の石(写真矢印)の上に、「WAY TO SARANGKOT」と書かれています。
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[登山ルート2 - 尾根上のルート]
ここから先は山道を登っていくだけなので、体力勝負。特に険しいところもなく、普通の山道兼生活道です。 -
高度を上げるにつれ、フェワ湖及びその周辺の市街地の眺めがどんどん良くなっていきます。そうこうしているうちに、日の出の時間は過ぎ、東の山の上から太陽が顔を出しました(6:50AM)。
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しばらく石段をジグザグ登って行くと、森を抜け、見晴らしのいい稜線の上に出ます。下の売店からここまで約40分。
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登り始めからずっとそうですが、この辺りはとにかく野鳥が多い。少なくとも数種類の鳥が、朝から鳴き声をあげています。バードウォッチングも兼ねてトレックしたいところですが、あまり近くに姿を現さないし、小鳥は動きが速いため、なかなか写真に収められません。
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後半は、尾根に沿って造られた石段をひたすら登っていきます。このルート、民家は少なく、たまに現地人が道を下っていく程度。
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時々振り返ってはフェワ湖側の景色をチェック。このただ黙々と森のない尾根を登っていく感じ、どこかで見覚えがあるな..と思っていたら、阿蘇山のバカ尾根でした。
参考: 阿蘇山登山
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10719183/ -
[登山ルート3 - 集落からホテル街への道]
その後、ジープ道を2度横切り、さらに上へと続く石段を進みます。この辺りから、やっとまともなレストランやホテルが出てきます。ここまでも、簡易売店らしき小屋はありました。ただ、どこも閉まっていて、営業している様子はなし。このルートはトレッキング客しか訪れないため、たいして儲かっていないのでしょう。
写真: ルート上のレストラン。左上に展望台下のホテル街が見えています。 -
この後、数軒の民家が並んだ集落に到着。ここで、子供らから「スィート」、「ペン」攻撃を受けるかもしれません。
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ポカラ周辺の村々では、石で作られた壁を茶色く塗るのが伝統的なスタイル。田舎では、コンクリートの建物より、こちらの方がまだ優勢です。
建物から判断して、ここの住民は昔からこの地に住んでいる人達。主に農業や酪農などを営む一方、一部の村人は、ツーリストを当てにした土産物屋やレストラン業にも参入しています。 -
写真は、村を抜ける途中で目が合ったウシ君。こんな顔の人、いますよねー。ただ、それが言いたかっただけです。
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[登山ルート4 - ホテル街]
村の中の石段を歩いて、別のジープ道に合流。この道は、バスが通過するメイン道路でもあります。この後、さらに一段上にあるジープ道へと続く近道を登ります(写真青い線)。
近道を登り切った先に、ホテルやレストランが数軒。スーパービュー・ロッジを中心とした、展望台下のプチホテル街です。開けた尾根を登り始めてから、ここまで約30分。
写真: 青い線が歩行者用の近道。右上の大きな建物がスーパービュー・ロッジ。 -
ここに来てはじめて、ダウラギリなどのヒマラヤの一部が見えます。サランコットには、宿が全部で10軒ほど。この近辺に一泊して、夜はポカラの夜景、朝は御来光、というのも悪くありません。ただ、それは翌日の天気がいいとわかっている時や、時間がない人向けの選択。私なら、朝天気がいいのを確認してから、この場所を訪れます。
写真: ジープ道沿いのホテル街。大半のホテルはフェワ湖側を向いているため、ヒマラヤの景色は限定的です。 -
[サランコット展望台]
ここから展望台へは、そのままお店が並ぶ階段を進むか、少し左に進んだ先にある石段から登ります。私は、前者をスーパービュー・ロッジへ続く道と勘違いしたため、後者の方を歩きました(赤い線)。
写真: 黄色い点は、上から、展望台、スーパービュー・ロッジ。 -
その石段を3,4分で登りきり、ついにサランコット展望台に到着です。思ったより長かった! レイクサイドからここまで1時間40分(歩行時間のみ)。実際には、写真撮ったり鳥追っかけたりしたため、二時間以上かかっています。
2時間といえば短いように聞こえますが、急に雲が湧き上がり山を半分覆うには十分な時間です。登山開始時点で快晴でも、着いた時には雲が多かった、というのはよくある話。それが、タクシーを使わず徒歩で向かう場合の最大の弱点です。ここまでヒマラヤがほとんど見えないこともあり、展望台の上に立つまでは、全く安心できません。 -
入口で入場料25ルピー(25円)を払って展望台の敷地へ。展望台のすぐ横には、ヒンドゥーの廟(上の写真)のようなものがあります。恐らく、展望台ができる前からある古いものでしょう。
なお、この入場料は、現在同じ敷地内に建設中の大型シバ寺院にも充てらるようです。それが完成すると、展望台の外観も一変しちゃいますね。
写真: 完成予想図 -
[展望台からの景色]
階段を登り展望パビリオンの上へ。ジャジャ〜ン。これが待ちに待ったサランコットからの眺め。おっ、まだほとんど雲がないぞ。間に合いましたね。いきなり見せられる大パノラマにここまでの苦労が吹き飛びます。一直線に続く雪山と眼下に広がる平野部。そのコンビネーションが実に見事です。
サランコットから見える山は、基本的にポカラから見えているものと同じです。しかし、距離が近く高さがある分、迫力は一枚上。さらには、視界の邪魔をするものがないため、余計なストレスも感じません。 -
展望台からは、フェワ湖やポカラ市街も見渡せます。ただ、トレッキング途中の道や、ホテル街を少し下った辺りのほうが、より良いフェワ湖の展望ポイント。おまけ程度に考えて下さい。
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フェワ湖対岸で白く光っているのが、日本山妙法寺の仏塔。こちらもサランコットと並ぶ人気の展望ポイントです。妙法寺に関しては、次の旅行記で詳しく紹介する予定です。
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こちらは、展望台のすぐ東側に見えているゴタディの集落。朝日が昇るのは、ちょうどこの方向になります。サランコットにやって来る観光客の多くは、ご来光目的で早朝に訪れます。その時間帯に来ることができれば、ヒマラヤに朝日が当たり色を変えていく様子が目撃できるはずです。ただ、その時間に到着しようとすると、まだ真っ暗なうちにホテルを出なくてはなりません。そうなると、どうしてもタクシーになっちゃいますね。
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これは北側の平野部。すぐ下に、タシパルケル・チベット村(左の点)と、大きな僧院学校(右の点)があります。サランコットからこの北側の集落までは、直接下る道があるにはあるのですが、現在、土砂崩れで通行できないとのこと。
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これは、チベット村から見たサランコットの丘。展望台とその隣のアンテナ塔で、すぐに場所が特定できます。
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時刻は朝8時。御来光目的の観光客はもういません。ほとんど貸切状態の展望台で、ベンチに座ってしばしヒマラヤ鑑賞。団体客がやってきて居心地が悪くなるまで、まったりさせてもらいました。
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[ホテル・マウンテン・ガーデン]
この展望台とは別に、丘の稜線上には、似たようなヒマラヤの景色が望める場所がいくつかあります。その一つは、先ほど登ってきた石段の途中から、トラクター道を少し下った所。ここには開けた草地(写真)があり、多分村の人が集会や宴会とかで使ったりするのでしょう。展望台と違い、フェワ湖やゴタディ村の方は見えません。でも、逆にアンテナ塔など邪魔な物がないためスッキリしています。ここでなら、地面に寝そべってヒマラヤ鑑賞しても何も問題なし。サランコットのアネックス的な場所とお考え下さい。 -
さらにその道を下った先に、風変わりなホテルを発見しました。マウンテン・ガーデンという比較的新しいホテルで、稜線上に並んだキノコ型のバンガローが印象的です。このホテルは、普通の3階建てホテルも併設しており、料金は、共に1200ルピー(1200円)。眺めを味わうなら、ノーマルな部屋(バス・トイレ付き)、雰囲気を味わうならバンガロー(トイレ・バス共同)といったところでしょう。
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このホテルとサランコットとの位置関係はこんな感じ。写真左上のアンテナ塔が立っている場所に、展望台があります。
残念ながら、キノコ部屋からヒマラヤは見えません。でも、一番端にあるダイニングと、すぐ裏にある丘の上からなら見えます。 -
その丘ですが、ちょっとしたテラスのようになっていて、お茶を飲んだり、ヨガ(写真)をしたりできます。ひょっとすると、ホテルオーナーは、瞑想好きのヒッピーをメインターゲットにしてデザインされたのかもしれません。
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[ゴタディ村]
ホテル街に戻った後、ゴタディの集落にも行ってみます。道は、スーパービュー・ロッジ前のジープ道を左折した後、近道の石段を下りていくだけ。
一般的に、車でサランコットに来た人は、この集落の入口に車を停めて、土産物屋が並ぶ稜線上の道を歩いて上までやってきます。私は、今、そのルートを逆に歩いているわけ。 -
石段を下り、ヒマラヤビューGHを過ぎた後、見晴らしのいい茶屋が二軒ほど現れます。そのうち一軒は、畑の中に東屋(写真)を持っており、ここが私のお気に入りのポイント。ゴタディには、他にも青空茶屋が何軒かありますが、ここが一番のんびりできます。
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しばらく紅茶を飲みながら、店の男性と話をしていると、空にパラグライダーが舞い始めました。そう、サランコットは、ポカラ名物パラグライダーのジャンプオフポイントでもあるのです。
一番大きい離陸ポイントがすぐ近くにあるので行ってみます。場所は、この茶屋から畑を横切る道を歩いて5分くらいのところ。この日は天気がいいこともあり、数十人が10時から11時の間に飛び立っていきました。そこで観光客の様子を観察するうちに私もだんだん興味が湧いてきて、後日、自分もパラグライダーに挑戦することになりました。その時の様子は、別の旅行記で詳しく紹介する予定です。
参考: 自称世界一のパラグライダーを体験
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10774546/ -
再び茶屋まで戻った後、石段を降りて土産物屋ストリートへ。写真は、その土産物屋街と、すぐ下を走るジープ道。この尾根上の狭いエリアは、ヒマラヤ側とフェワ湖側の両方が見える場所として知られています。大変眺望のいい場所のため、以前、日本人が購入(1000万円+)しようとして拒否されたとか。
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この通りには、レストランと土産物屋が数軒。その中で注目は、手織りのショールなどを売る店。全部で2−3軒あり、中でオバサンが実際に編み機を使って作業しています。ちょっと覗いてみましょう。
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これが、編みかけのショール。よくも、こんな複雑な柄編めますよねー。 これはとても手のかかる作業で、大きなもので5日(2000ルピー=2000円)、小さなものでも1-2日(600ルピー=600円)かかるとか。ちなみに、写真のギザギザ模様は、マチャプチャレのとんがった山頂がモチーフ。言われて、初めて気づきました。
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ここから展望台側を振り返るこうなります。赤い点は、右から、パラグライダー離陸ポイント、お気に入りの茶屋、展望台、茶屋の東屋。
土産物屋街には、レストランはあるもののホテルはありません。その代わり、すぐ下のジープ道と、ここまで下ってきた斜面沿いに、それぞれ1,2軒づつ。安い所だと、300-500ルピー(300-500円)あれば一泊できます。 -
土産物屋通りが終わると、下のジープ道(写真)に合流します。ここが、タクシーやスクーターが駐車する場所。実際、スクーターを借りてここまでやってくる旅行者もいます。
多くの観光客が勘違いしていますが、展望台下のホテル街までは、普通にジープ道が通じています。つまり、スクーターでもタクシーでも行こうと思えば、そこまで行けたのです。ただ、ここから先は未舗装なので、タクシー運転手が行きたがらないだけ。まあ、ゴタディの稜線部分は眺めがいいので、ここから展望台の部分だけは徒歩で移動するのも悪くありません。このショート・トレック込みでのサランコットと考えましょう。 -
[歩行ルート]
ここまでのルートをまとめると、こうなります。青い線が登りのルート。黄色い線が、帰りのルート。赤い点は、下から、分岐の売店、寄宿学校、下のジープ道合流地点、展望台。ピンクの点は、左から、ホテル・マウンテン・ガーデン、スーパービュー・ロッジ、眺めのいい茶屋、ゴタディ土産物ストリート、ゴダディ入口(駐車エリア)。 -
[帰り道]
さて、ここからの戻りですが、いくつか選択肢があります。この道は、カスキコット発バグルン・バスパーク行きのバスが通過する道。この日は、朝7時45分と11時30分頃にバスがやってきました。時間的にちょうどよかったので、私は11時半のやつで帰ることにします。 -
もしバスを逃したら、パラグライダー客を載せて来た車をヒッチしてポカラに戻るのも可能です。写真のようなジープの場合、バグルン・バスパークまで50ルピー(50円)。レイクサイドまで100ルピー(100円)が相場。スズキアルトなどの小型タクシーの場合、恐らくもうちょっとするでしょう(200くらい?)。午後はパラグライダーの客が少なくなるので、狙うなら午前中です。
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バグルン・バスパーク行きのバスに乗り込み、出発。このバスは、しばらく稜線沿いの道を走った後、後半、丘をジグザグに下り始めます。私は、あえて丘の上で途中下車し、ここから歩いて帰ることにしました。丘からの眺めがいいのに気づいたからです。
写真は、丘から見下ろしたポカラ市街地の風景。左端にあるのが、ビンドゥバシニ寺院(赤い点)。 -
ここから下の道路までは、近道を見つけては、農地や民家の間を下っていきます。途中にあるのは、なぜか貧相な作りの民家ばかり。そのほどんどが、コンクリートブロックの壁に、トタンの平屋根を載せて石で重ししただけのものです。正面から見ると普通の家。でも上から見ると、バラックのスラム。妙な違和感を覚えます。
察するに、ここの住民たちは、平らな市街地に家を建てるお金のない、外からやってきた人たちだと思います。農家というわけでもないので、家には牛もいません。 -
写真は、そんな集落の中にいた少女。写真を撮り終わるかどうかのタイミングで、すでに右手が「なんかくれ」ポーズに向けて動き出しています。こんな所歩く外国人などいないはずなのに、なぜスレている?
この後、下の道を大通りまで歩いて、すぐ向いのビンドゥバシニ寺院を見学。驚くことに、ここの境内からも、サランコットの頂上部分が見えるのでした。もしかすると、ポカラ近辺で一番高いこの山は、とても意味のある神聖な山なのかもしれませんね。それが今では、観光客なら誰もが知っている、メジャーな観光スポットになっています。 -
[まとめ]
パノラマあり、レイクビューあり、ホテルあり、土産物屋街あり、パラグライダーあり。現地民との交流はやや不発でしたが、サランコットには、必要なものすべてが揃っていました。この場所が、これからも一番人気のポカラ・ビューポイントであり続けることは、間違いなでしょう。そう確信したところで、ポカラ・ザ・トレック - サランコット編を終わりにしたいと思います。ごきげんよう、さようなら。
[リンク集]
==ポカラ旅行記一覧==
ポカラ再発見 全4作
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10761427/
==ネパール・トレッキング==
最速のアンナプルナ 全8作 (2009年秋)
http://4travel.jp/travelogue/10444950
エベレスト・トレッキングのすすめ 全10作 (2011年春)
http://4travel.jp/travelogue/10581163
ポカラ・ザ・トレック 全4作 (2013年春)
http://4travel.jp/travelogue/10759203
トレッキング装備購入ガイド 全2作
http://4travel.jp/travelogue/10571988
==ネパール旅行記一覧==
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album?view_mode=list&dmos=os&level1=1&level2=771&level3=&sort=when
==海外旅行記一覧==
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/?dmos=os&wide=&middle=&sort=when&view_mode=list
==国内旅行記一覧==
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/?dmos=dm&wide=&middle=&sort=when&view_mode=list
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