2010/03/24 - 2010/03/24
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SUR SHANGHAIさん
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安徽省南部の明清時代からの古民居群が美しい宏村。
今はその近くにある西遞(シーディ)の村と共に世界遺産の文化遺産にも登録されています。
これまでその宏村にある月沼や南湖、それに周辺の村をご紹介してきたので、この編では宏村の様子と、お気に入りの宿になった客桟≪碧園≫について、数日分まとめてご紹介しようと思います。
春先には冷たい雨模様の続く安徽省南部。
でも、そのお陰で、晴れ間晴れ間にはしっとりと風情ある村の様子が垣間見られました。
宏村は安徽省黄山市の[黒多]県にある村。
皖南(安徽省南部)の独特の風格を持つ明・清代の民家が美しく、2000年には世界遺産の文化遺産にも登録されました。
●注: 日本では、県の中に市がありますが、中国では逆。市の中に県があります。
表紙の画像は、宏村の路地裏の朝。お豆腐も天秤棒で運ばれて売られていきます。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.5
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-
これは、安徽南部の古村落の一つとして世界遺産に登録された宏村の地図。
別編にも同じ地図を出しましたが、ここにも便宜上載せておこうと思います。
画像をクリックして元画像で見てみても文字がはっきりしない場合は、一旦コピーで保存し、さらに拡大すると見えるようになります。
宏村見学のチケットは、2010年の3月下旬には80元。
古村地区への入り口数ヶ所にブースが置かれていて、チケット販売をしたり、出入りする観光客のチケットの有無をチェックしてました。
チケットには買った日の日付印が押されるほか、≪当日有効≫と記載されています。
SUR SHANGHAIは数日間滞在して古村地区には何度も出入りしようと思っていたので、チケットは毎日新しく買わねばならないのかと尋ねてみたところ、数日程度なら最初に1回買えばOKという返事がありました。
それに従って初日に1回だけチケットを購入し、宏村に4泊5日した間に何度も古村地区に出入りしましたが、最初に買ったチケットを提示して何の問題もありませんでした。
●注: チケットは古村地区を出る時にはチェックされませんが、入る時には必ず提示しなければならないので、買った後も常に携帯するのをお忘れなく。チケットを持ち忘れて古村地区から出てしまったらしい観光客が、再度入る時にチェックを受けて揉めていましたよ。 -
イチオシ
宏村は、朝一番の家並みや月沼、南湖の様子が美しい村。
この画像のように、雨上がりの早朝だと石畳が一層風情あり。
これは、お豆腐屋さんが商売を始めた村の小路。
売主の姿が見えないのは、お豆腐を届けに民家の一軒を訪れているらしい。
天秤棒の籠の上にお豆腐を乗せた板を置いて売り歩いているなんて、名人技だあ。
SUR SHANGHAIが担いだら、お豆腐も何もかも全部落としてしまう…。(^^ゞ
月沼と南湖は別編でまとめてご紹介したので、下記を併せてご参照下さい。
★早春の安徽省古村(4) −宏村の月沼と南湖
http://4travel.jp/traveler/casa/album/10529784/ -
宏村は水郷の村ではありませんが、村を築いた汪氏の77代目が風水に従って村に水を引いたので、至る所に画像のような水路があります。
ちなみに宏村の形はウシに例えられていて、村の北にある雷崗山が頭、村の古民居が密集するあたりが体、月沼が胃、民家を巡る水路が腸、村の南にある南湖が大腸、村に四つある橋が脚と言われているようです。
腸に例えられるこの水路の水は生活用水で、あちこちで洗い物をしている村の人々の様子が見られます。
水彩画を描きに宏村を訪れる方は、描き終わった後の汚水を流したり、絵筆を洗ってはいけない場所もあるのでご注意を。 -
早朝の宏村。
月沼の周囲にはカメラ愛好者さんたちの団体が押し寄せていたので、SUR SHANGHAIは逆行して村の中へ。
まだ村の人たちは朝ご飯中のようで、しっとりと落ち着いた雰囲気の村の道。
村の人がポツポツと道の向こうに見え始めた頃。
宏村では、一日くらい早起きして村の中を歩いてみるといいですよ。 -
安徽省南部の明清時代からの古民家は、その古びた色合いになった白壁が魅力の一つ。
この白い色はもちろんペンキではなく、石灰にもち米と卵の白身を入れて練り合わせたものなんだそう。
粘着性を持たせるためだったんだろうけど、ちょっと驚き。
その白壁に近寄ってよく見ると、この画像のように渦巻きのような小さい模様がたくさん浮き出ています。 -
宏村内の郵便局は、その入り口まで古民家風のデザイン。
上のほうに出した宏村の地図やこの画像の看板には郵政と出ています。
観光客なら必ず通る道筋にあるので、村歩きをしていると必ず目に入ると思います。宏村のような小さい村でも、今はATMまであるのがシュール。
中国の筒型ポストは緑色。
宏村から絵はがきでも出してみては?(*^。^*)
営業時間は、冬季は7:30〜17:30、夏季は7:30〜18:00と出ていました。
で、宏村滞在中にSUR SHANGHAIがよく行った食堂がそばにあるのでご紹介。そのお店は、郵便局を背にして斜め左。屋号などの看板は出ていませんが、シアンバアラオが画像のように表に出ているのでこれもすぐに分かります。
シアンバアラオは、ニワトリやアヒル(中国語ではアヒルは鴨と言います)の骨付き腿肉を砂糖と醤油で煮〆たもの。
画像のように七輪のザルの上に乗って薄青い煙がほのかに立ち上がっているのを見ると、焼いた肉か燻した肉かと思うんですが、これはディスプレイとハエ除けのためなんだそう。
ニワトリの腿もアヒルの腿も小さく見えるんですが、もともとの肉質が締まって味が濃くおいしいので、宏村ではぜひ食べてみて下さいね。
個人的にはアヒルの腿肉の方が一層おいしいと思います。
このお店では、1本7元。
お店の中にはテーブル席がいくつかあります。肉と野菜入り麺類数種や焼き菓子も作って出しているので、一人の時の気軽な食事にもぴったり。
一人の食事の時には、一品でスープ、肉、野菜、主食が摂れる汁麺は貴重な存在。
画像に出ている麺は、青菜牛肉麺、10元也。素朴な醤油味がおいしい一品。
黒板に名が出ている他の麺もそれぞれによかったですよ。どれも10元で、一人で食べるのにちょうどいい分量。お試しを。
●注: 中国の簡体字では麺を面と書きます。 -
上記の食堂以外にも、農家の軒先で食事をさせてくれる所もある宏村。
食事が出来る民家の入り口には≪吃飯≫と看板が出ているので、お試ししてみては?台所でその日の食材を見て注文できます。一品数元程度からのお値段。
真ん中の画像は、板栗[米羔]という揚げ菓子。周りに付いているのは皮を剥いた板栗(大粒の栗)を砕いたもの、とお店のおばさんは言ってたのに、買ってその場で食べてみたらサツマイモとしか思えなくて(・・?
SUR SHANGHAIの後に来たお客さんも「ホントはサツマイモでしょ。<`ヘ´>」って言ってた。(^^ゞ
でも、けっこうおいしかったな。
右側の画像は、宏村でよく見る焼き菓子。クッキー風に見える中身は、漬物を細かく切った具だったり、中身は無くてほんのり甘い味付けがしてあったり。どちらも素朴な味わい。 -
宏村の朝は、お豆腐売りのおばさんたちをよく見かける。
狭い路地では天秤棒、車が入って行ける幅の道ではバイク・リヤカーが大活躍。
好きな大きさに切り分けてもらったら、天秤秤でご精算。
日本でも、地方の市場に行くとおばあさんが使っているのを今も見る。
その原型はやっぱり中国? -
門の脇に貼られた真っ赤な春聯。
その奥の庭には、双子をあやしているお母さんらしき女性。
中庭の壁にも腿一本丸ごとの蝋肉(豚肉をベーコン風に加工したもの)がいくつもいくつも干してある。 -
上の方でご紹介した宏村名物のシアンバアラオと焼き菓子が、朝の光の中で逆光になる小さい風景。
七輪から立ち上る薄い煙までおいしそう。 -
自宅の庭先で髪を洗うおばあさん。
洗面器と櫛を使って、立ったまま一人で器用に洗い上げていきます。
すすぎのお湯はそれだけで大丈夫? -
宏村には、××堂と名付けられた住居が多数。
上の方に出した宏村の地図にもいくつも出ています。
内部を公開しているので、村内の散策ついでに寄ってみるといいですよ。
表に標識が出ているのでお見逃し無く。
料金は最初に買う宏村チケットに込みの所がほとんど。
内部の造りはどこもほぼ同じ感じですが、細かい部分の透かし彫りや浮き彫りなどの細工が家々によって異なり見事。
画像は承志堂と呼ばれる清代に建てられたお宅の内部装飾。規模は2100?と大きく、民間故宮とも呼ばれているんだそう。
上段の画像はその中の庁堂だったと思いますが、丸で囲った部分の装飾は門[木眉]と呼ばれ、その家の主の身分を暗示する模様が隠されているんだそう。
よく、≪商≫の字が紋様化されて入っているそうです。
これはこの承志堂だけでなく、安徽省南部の古村群ではよく見かけました。 -
ふと通りかかった民家は、台所部分の扉が開け放たれていた。
今も薪を使っている竈と真っ黒になったヤカン。
パチパチとはぜる火の色が暖かい。 -
宏村は、カメラ愛好家団体がやって来るほかに、いつもどこかに画学生がいて水彩画やスケッチの紙を広げている姿が目に入る。
それがまた絵になる風情の宏村。
注: 今では月沼の周囲は、交通の妨げになるという理由から写生は禁止になっているのでご注意を。 -
黒瓦を乗せた白壁が続く宏村。
1階部分を食堂やお土産屋さんに改装した民家も増えた。
まだ早い時間はお店の前もひっそり。
雨に濡れた石畳の上を、自転車を押しながらやって来る人もいる朝。 -
ガラガラガラガラ…。
一日の活動の始まりの音が宏村を抜けて行く。 -
宏村も端っこのほうは、崩れた民家の合間に自家用野菜を作っている畑も混じる。
野菜の間引きをしているのかな?
その向こうには水牛の姿もある春の雨。 -
これは、宏村の表玄関になる宏際橋のそばの広場。
上の方に出した宏村の地図には、赤い星マークで示されています。
その広場にあるのは、村を守るかのように立っている二本の大木。
左上の画像に出ているのは、紅楊樹と呼ばれる古木。樹齢500歳で、高さは19m、幹回りは6mあるそう。
そばにある建物と比べると、その大きさがよく分かると思います。
右側の画像は、白果樹(日本語だと銀杏)の古木。こちらも樹齢500歳。
以前は、老人が亡くなると、その棺はこの樹を三周してから村を出て行ったんだそう。
左下の画像は、その二本の大樹を見下ろした様子。
この二本の古木は、ウシの形に例えられる宏村の二本の角とされているようです。 -
さ、今度は宏村の村はずれの方もちょっとご案内。
まず、宏際橋から西渓に沿って遡って行ってみます。
その道端のコンクリートと石を割って生えていた桃の木。
日本なら、ど根性桃の木なんてテレビでも紹介されそう。(^◇^)
その桃の花も、降り続く雨の中でほとんど落ちていた。
あとは、実の生る季節を待つだけ? -
宏村からちょっと外に出ると、すぐに山間の農村の雰囲気。
春先は、雨に煙る菜の花畑と遠くの山の景色が美しい。
ウマやウシも草を食む朝。 -
春まだ浅い菜の花畑の道を、歩いていく二人連れ。
赤い傘が、雨の朝によく映える。
なんか、日本の某テレビ局のテレビ・ドラマにも出てきそうな雰囲気だね。
(*^。^*) -
イチオシ
たなびく雲の向こうの山のシルエット、芽を吹き始めたばかりの木立、明るい菜の花。
春本番まであと少し。 -
菜の花畑の向こうに霞む白壁の建物。
水気の多いにじんだ風景。 -
菜の花畑の中の道を歩く。
菜の花畑や桃畑の遠くに見えてきたのは、省道218号線にあるホテルらしい。
近くには、西渓を堰き止めて造ったような湖もありました。 -
これは宏村のそばを流れる西渓とは違う流れになるのかな。
歩き回っているうちに、ちょっと分からなくなってしまった…。(^^ゞ
ともかく、この流れは周辺の畑を潤す役目を負っているに違いない。
SUR SHANGHAIは、この川沿いの小道をしばらく歩いてみることに。 -
流れに沿った道をたどって行くと、向こうに結構大きな建物廃墟が見えてきた。
何だろう?
あそこまで行ったら折り返そうっと。 -
イチオシ
近寄って行ってみると、この建物廃墟は昔の花崗岩の石板の加工工場。
ここには写っていない部分の壁に書いてありました。
でも、何でこんな畑のど真ん中に一つだけ工場を造ったんだろ? (・・?
向こうに見える水車は工場用じゃないよね。
ついでなので、門のあたりまで行ってみると…、 -
…もうすっかり看板も取り払われた花崗岩加工工場廃墟。
敷地の中も見てみようかと思ったSUR SHANGHAI。
でも、中では水牛の放し飼いをしているようで、番犬もいる気配。
こんな所で角で突かれたり、噛み付かれたくは無いので止めておきました。 -
花崗岩加工工場の廃墟そばには低い山があって竹林の風情がよさそう。
で、その上り口まで行ってみたところ、今度は≪筍掘るな。筍泥棒は、一本に付き30元の罰金。≫という宏村委員会の立て札が。
SUR SHANGHAIは別に筍泥棒しに行くわけではありませんが、『瓜田に履を納れず。李下に冠を正さず。』に倣い、『筍山に履を納れず。』を実行しておきます。 -
じゃ、宏村の北側にある雷崗山に上ってみよう! と思い付いたSUR SHANGHAI。
雷崗山は、風水に従ってウシの形に造り上げられた宏村の中では、頭に当たる部分。
この雨で足元がどうなのか気になりますが、行ってみます。 -
菜の花畑の合間を縫って、また宏村の外れまで戻って来たSUR SHANGHAI。
上の画像で見えている車道は、省道218号線ではなく、それより細い宏儒公路だったと思います。
行く手に宏村の民家や人々も見え始めて、「ああ、また村に戻って来た。」という実感が。 -
宏村のすぐ北側にある雷崗山。
風水によってウシの形に造られた宏村のその頭に当たる雷崗山にちょっと上ってみます。
SUR SHANGHAIが気付いた限りでは、特にこれといった上り口はなかったので、半分農道のような小道をあてずっぽうに行ってみました。
これはその道の途中で振り返ってみた宏村の民家方向。 -
降り続く雨でぬかるみになった雷崗山のてっぺんまでは結局行かなかったSUR SHANGHAI。
それでも、中腹からの宏村の眺めで満足満足。(*^。^*) -
他の古い町とも同じように、宏村の夕暮れには赤い提灯が点る。
ちょっと怖いような懐かしいような、日本で言えば岩手県遠野の『遠野物語』を思い起こさせる夕景色。 -
イチオシ
宏村の中は、街灯がほとんど無い。
頼りになるのは、民家から漏れてくる灯りだったり、軒先に吊るしてある提灯。
水路に落ちたり、石畳に足を取られて転ばないようにご用心。
小さくてもちょっと強力なライトを持って行くといいのでは。
宿へのお帰りもお早目に。
暗い道の向こうに人影が見えると、ドキッとしてしまう宏村の夜の始まり。 -
宏村には古民家を改装した風情のいい客桟という宿も多数ありますが、厳密に言うと外国人は宿泊不可の場所の方が多くて残念。
それでも外国人が正規に泊まれる宿もあるので、古村地区内を丹念に探してみるといいですよ。
で、今回見つけて泊まったのは、宏村でのお気に入りの宿となった碧園。
所在地:宏村上水(土川)4号。 チケットが必要な古村地区内にあります。
場所がちょっと分かりにくいんですが、西渓に架かる宏際橋のあたりからだと、上のほうでご紹介した村のシンボルの紅楊樹脇にある宏発飯店右脇の小道をまず入ってきます。その後、樹人堂→水源の標識に従って行くと、赤い提灯形の看板が壁に出ています。徒歩数分。
この画像の扉は夕方になると内側から鍵をかけてしまうので、泊まる人はあらかじめ開け方を教えてもらわないと立ち往生します。ご用心。
碧園のサイトはこちら。http://www.biyuan2008.com/ (中国語簡体字版)
部屋の様子や、名物料理の紹介画像もあり。
この碧園周辺にも雰囲気のいい宿がいくつもありましたが、外国人を正規に受け入れているかどうかは未確認です。 -
客桟≪碧園≫は、小さいながらそのお庭も見事。
宿泊客以外には、宏村のチケットとは別に入場料5元で公開しています。
客室は、この庭を囲む形になっている建物に入っています。
1階の台所脇などの条件の悪い部屋は80元という言い値でしたが、ここではせっかくなので2階や3階の景色のいい部屋に泊まるのが○。
SUR SHANGHAIは、この日空いていたいくつかのお部屋を見せていただいた後、画像奥に見える楼閣風の建物2階のお部屋に決めました。 -
SUR SHANGHAIが泊まった碧園のお部屋は、控えの間がついたちょっとしたスイート風。寝室部分はダブルベッドで満杯と言った感じでしたが、テレビ、扇風機、エアコン付き。
それに付随して、ベランダと簡単な造りのトイレ&シャワールームもありました。これで言い値は150元。(^◇^)数日泊まるならお値段は交渉してみるといいですよ。
客桟にしては珍しく歯ブラシなどのアメニティ付き。
ただし、タオル類は提供していないので、持参するか階下で買うといいと思います。
シャワーは水圧が低かったのがちょっと惜しい。トイレは和式水洗でした。
この画像は、控えの間のあたり。
3月下旬はジメジメと雨が多く湿った寒さで、部屋にいる時にはエアコンのヒーターを付けていました。 -
SUR SHANGHAIが泊まった碧園2階からの眺め。
大きい建物はないから、十分にいい景色。
上段、下段の画像とも、中庭を隔てた所にある黒瓦の平屋は碧園の母屋。
この宿を経営している人たちの住居になっています。
3月末の春まだ浅い頃は、庭の緑が少なくて侘び寂びの世界。
木々の葉が生い茂る季節には、印象ががらりと変わるかも。
下段の画像で、お隣のお宅の屋根辺りの壁が段々に造られているのが見えてます。
この独特のスタイルは、火事の際の火を防ぐためという用途から封火墻と呼ばれたり、形状から馬頭墻とも呼ばれるようです。
これは江南一帯でもよく見られる民家の造り。 -
碧園の楼閣風になった部分に上ってみる。
わ〜! いい眺め! (^◇^)
宏村の古村地区には2階建てより高い建物はほとんど無いから見晴らしよし。
雨模様の景色が、水墨画のようににじむ宏村。 -
碧園は宏村古村地区のど真ん中ではなくて、北の外れに近い場所にある宿。
なので、楼閣からはSUR SHANGHAIが歩いてみた、菜の花畑方向の景色も家々の合間から見えてます。
しんみりといい眺め。 -
これも碧園の楼閣風に造られた部分から眺めてみた宏村。
ずいぶん遠くまであたりを見回せる碧園の屋上。
昔は物見櫓として使われていたのかも、と思ってみる。
今は、訪れる観光客にとっては展望台代わり。
碧園には泊まらなくても、この楼閣部分は訪れてみては? -
これも碧園の楼閣風に造られた部分から見下ろしてみた碧園の庭と宏村周辺の景色。
壁に囲まれて細長い造りになっている碧園の庭が可愛らしい。
画像奥のほうには、3階建て以上の建物も見えてますが、これは西渓向こう側にある省道218号線沿いの新しい家並み。
弘村の古びた風情を損なわないようにという配慮もされているのか、新しい建物でも奇抜なスタイルになっていないのがよし。 -
眺めはよくても、ジッと座っていられない寒さで、SUR SHANGHAIはそそくさと下へ。
天候・気候がいい夕暮れには、この碧園の楼閣風に造られた部分で月が昇ってくる風情を愛でるのもいいだろうなあ。
これはその楼閣部分に上り下りするための階段。
階段というより、梯子に近い急角度で足を乗せる板も幅が狭い。
これはここだけではなく、安徽省南部一帯の古民家の階段はこんな感じ。
踏み外して転がり落ちないようにご注意を。 -
イチオシ
客桟≪碧園≫の庭と池に面して張り出した部分。
この宿を経営しているおばあさんは、この角度から見た風情がお好きなようで、「ここに立って、写してみたら?」とSUR SHANGHAIにアドバイス。
お陰できれいな写真になりましたよ、おばあさん。(*^。^*)
おばあさんご自慢のこの丸テーブルではお茶や食事が楽しめます。
一応簡単なメニューがありますが、その日のお勧め食材を聞くのがよし。
3月末の宏村では、筍が旬。おいしいですよ〜。
SUR SHANGHAIも筍と蝋肉(豚肉をベーコン風に加工したもの)と一緒に炒めてもらいました。
暗すぎておいしそうな写真に撮れなかったのでアップはパス。 -
客桟≪碧園≫のお庭の一角。小さいお庭ながら、目の保養になる造りと植え込みがありました。
古びた白壁に映える木蓮の赤紫色の花がいい感じ。
宏村や宏村周辺のご紹介はここまでにして、次編では歙県の徽商大宅院(西園)と棠[木越]牌坊をアップしようと思います。
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この旅行記へのコメント (2)
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- lonさん 2018/08/02 10:42:31
- 懐かしい
- 久しぶりに訪問させてもらいました。宏村は11年前でしたか友人の建築写真家と訪れたました。黄山屯渓の橋のたもとのホテルに泊まってバスに揺られての日帰りでした。
いつもながら貴女の旅の記録には感心したり嫉妬したり感激したりしています。
宏村も泊っての紹介は何倍も楽しんでおられるのがわかります。
- SUR SHANGHAIさん からの返信 2018/08/02 16:54:06
- Re: 懐かしい
- お久しぶりです。(^◇^)
ご訪問、ありがとうございます。
ここしばらく、昔の紙焼き写真整理の方に手を取られて新規旅行記はあんまりアップしていませんが、そのうちに昔の思い出旅行記もボツボツと書いて行こうかと思っています。
古い内容のものでもよろしければ、またご覧くださいませ。
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