2009/05/26 - 2009/05/26
86位(同エリア1672件中)
キートンさん
新聞広告で発見した格安トルコツアー。
観光4日目は、いよいよトルコツアーのハイライトともいえるカッパドキアを訪れます。
世界でも類をみないという不思議な奇岩の数々、紀元前から人が住み着き、外敵から身を守るために築いた人々の生活と信仰の歴史。
脅威の自然と人間の歴史が共存するアナトリアの複合遺産は、本当に旅人の心をとらえて放さない地となるのでしょうか・・・
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 観光バス
- 航空会社
- 大韓航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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-
コンヤの朝。
ホテルの部屋からの風景。
今日は出発が7:30と早いので、朝の散歩はしませんでした。 -
コンヤからカッパドキアまでは230kmと、昨日までの3日間と比較すると、1日の移動距離は半分程度。
でも、皆が期待するカッパドキアを目指すとあっては、少々早い出発でも文句を言う人はいません。 -
途中、キャラバンサライ(隊商宿)前で休憩がありましたが、入場してゆっくり見るには短か過ぎる休憩時間でした。
-
なんという澄んだ空気!
この青空のクリアさは、都会では見たことない気がする。
雲でさえ芸術的に見える・・・ -
海ちゃんはこのバスの旅のBGMとして、日本でもお馴染みのトルコに関するミュージック集を披露してくれました。
「シルクロードのテーマ」(喜太郎)
「飛んでイスタンブール」(庄野真代)
「シシカバブ」(江里チエミ)
「上を向いて歩こう」(坂本九)
「トルコ行進曲」(モーツァルト)等々
特に「シルクロードのテーマ」は雄大なトルコの大地を行く雰囲気にあまりに合いすぎていて涙が出そうになった。↓↓↓
http://www.youtube.com/watch?v=oU7JWTtJaL4&feature=fvwrel
「上を向いて歩こう」は直接トルコとは関係なさそうですが、欧米で「スキヤキ」というタイトルで大ヒットしたとあって、トルコでも最も知られた日本の歌であるらしい。 -
庄野真代、喜太郎は個人的にもその世代なのでなつかしいが、江里チエミの「シシカバブ」はさすがに初めて聞いた。
「シシカバブー」なら、「ゆず」も歌っていますが、ゆず版シシカバブーは歌詞がほとんど意味不明・・・ -
今日の海ちゃん先生の授業は、日本とトルコの友好関係について。(いつから授業になったんだ?)
トルコは世界で最も親日的な国でもある。
その原点は、1890年に起きたエルトゥールル号遭難事件。
和歌山県串本沖で遭難したトルコの海軍エルトゥールル号は587名の死亡者と行方不明者を出す大惨事となったものの、救出された69名の生存者は串本は大島の住民の献身的な介抱により奇跡的に生還した。
トルコでは小学校3年でこの事件のことを習うという。よってトルコの小学生は東洋人観光客を見ると、日本人だと思って「コ(ン)ニチワ」の嵐で歓迎してくれる。
昨年、私がスロベニアで小学生の団体に会ったときに「ニーハオ」の嵐を浴びたのとは大違いである・・・ -
時は経ち1985年、イラン・イラク戦争でイラン国内に残された日本人が、自衛隊も日航機も救援に向かえないという危機的状況に陥った際、トルコが航空機を派遣し215人の日本人を救出した。
さらに時は経ち、1999年、トルコ北西部で大地震が起き、ヤロワを中心に莫大な犠牲者と被害が出た時、1985年にイランから救出された日本人たちは、何の躊躇もなく自分たちの預金を義援金としてトルコへ救援に向かった。
そのときの日本人代表の談話は感動ものである。
「私たちがイランで窮地に追い込まれた時、いくらお金があっても何の役にもたたなかった。その時救出してくれたのはトルコの人たちだった。私たちはトルコとの絆を決して忘れない。この義援金でトルコの被災者を少しでも救うことができるのなら財産も惜しくはない」(言葉は変わっているが、大体このような内容だったと思う)
この言葉に全てのトルコ人が涙したという・・・ -
写真と関係ない雑談はこれくらいにして・・・いえいえ、これはトルコツアーの必須科目です。
先ほどから右手に見えておりますのは標高3268mのハサン山です。
今日は山頂に雲がかかってますが・・・ -
イチオシ
11:00前、突然カッパドキアの最初の景勝地、ウチヒサールの城塞があまりにも劇的に現れる。
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巨大な岩の城塞には「ハトの家」と呼ばれるたくさんの穴が開いている。
ハトの糞を集めて肥料にしたとか。 -
とんがり型の岩
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左側の道路から小径が延びてます。
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洞窟住居がたくさん見られます。
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とても雰囲気の良い小径
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カッパドキアも花の季節をむかえています。
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イチオシ
こんなところを見つけると、くぐってみたくなるのが人間の習性ってものだ。
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なるほど、こういう風に見えるのか・・・
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ラクダも風景を演出してくれます。
ただし、乗って写真を撮ると有料になります。 -
次に訪れたのは、ギョレメの谷を見渡せるパノラマポイント。
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目の前に感動的な素晴らしい風景が広がります。
「絶景」とはこういう風景のためにある言葉だと思います。
この風景の広がりを、写真や言葉で伝えるのはとてもむずかしい・・・
実際にこの場に立って体感しないと味わえない感動です。 -
奇岩の向こうにはギョレメの街が広がっています。
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奇岩の数々・・・
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イチオシ
ひときわ高い岩
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ギョレメの中の小カッパドキア
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花とギョレメの谷
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目玉とギョレメの谷
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こんな小径をハイキングしてみたい・・・
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遠くには侵食途中の台地。
この侵食が進むとキノコ岩が育っていくというわけです。 -
予定にはありませんでしたが、ギョレメからアヴァノスに向かう途中で、海ちゃんが運転手にお願いして、キノコ岩が見れる場所でフォトストップしてくれました。
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午前中に早くも2箇所の景勝地とキノコ岩1箇所を訪問し、昼食はアヴァノスの近くの高台にある洞窟レストランまで来ました。
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岩をくりぬいて造っています。
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椅子やテーブルも岩を彫刻して造っています。
ここではワイン等も販売していて、私はキノコ岩形のワインボトルのワインをお土産に買いました。中ビンで15TL。ボトルが置物になるので中身のワインは少なめです。 -
次の観光バスが到着。
この洞窟レストランの隣にはお土産屋があって、わりと品数があり値段もお手ごろだったと思います。ここでいくつか買っておけばよかったと後から後悔した。
このお土産屋の若い店員は(誰が教えたか)「バザールでござーる」を連呼していました。
ツアー客の一人は自分の片目に「目玉」をはめ込むパフォーマンスがウケて、「目玉」を1個無料でゲットしてました。どうやって目に「目玉」をはめ込んでいたかはご想像におまかせします・・・「両目でやれば2つもらえたのに・・・」という意見もありましたが「両目にはめたら前が見えなくなるじゃん」ごもっともです。 -
昼イチで訪れたのは、パシャバー地区。
カッパドキアのイメージでもあるキノコ岩がたくさん見られる場所です。
ここの風景も素晴らしいものです。 -
ここにも気持ち良さそうな散策路がたくさんあります。
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花とパシャバー
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青空に伸びる奇岩
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三本のキノコ岩
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奇岩の林立
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洞窟住居
住居として使用されていたかは不明ですが・・・ -
下から見上げれば壮観です。
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イチオシ
キノコの笠の部分の高さが一定していて、異なった地層が侵食されて出来たことが見た目にも想像できます。
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よく残っているなと思うほど茎が細いものもあります。
早めに見ておかないと、いつ折れるかわからない・・・ -
ここにもラクダが。
脚立のようなものがあるが、これを使って背中に乗るのかな? -
イチオシ
キノコ岩の整列
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「良いものを安く売ってくれるお店・第二弾」
ここはトルコ絨毯のお店です。
絨毯製造の作業場にもなっていて見学ができます。
カッパドキア地方は火山灰が降り積もった土壌なので農業には適さず、ブドウ以外はあまり育たないようです。そのため産業としては牧畜のほか、陶器(アヴァノスが有名)と絨毯の製造が発達したそうです。
なかでも絨毯織りの技術は国が運営する学校もある程、力を入れている産業だとか。 -
今日の講義は社長じきじきにしてくれました。
この社長の講義がなかなか味のあるトークで楽しませてくれます。
まずは絨毯の織り方。
図柄を見ながら手作業で丹念に織っていくので、1枚完成するのに大きなものだと数ヶ月を要することもあるといいます。
気の遠くなるような手作業のおかげで、トルコ絨毯の特徴でもある
?毛足のある表と毛足のない裏の両方とも美しく繊細な絵柄になり、四季に合わせて裏と表を使用できる
?家具を置いた痕がつきにくく、踏めば踏むほど良くしまって丈夫になり値打ちが出る
を実現することができ、一生もののお値打ち品となるということです。 -
シルクの絨毯は高級品。
その絹糸はこうやって繭から紡いでゆきます。
繭から出てきたサナギは、メチャクチャおいしいサナギスープになります・・・ウソです。 -
次の講義は良い絨毯の見分け方。
4枚の絨毯の中に1枚だけ良くない絨毯があります。
はずれた人は当たった人に絨毯を買ってプレゼントしてください・・・それはチョット・・・
良い絨毯を選ぶには裏の絵柄の繊細さを見るのがポイントです。 -
日本で同等のトルコ絨毯を買おうとすると3倍くらいの価格にはなっているとのこと。
現地で買うメリットは、品質の確かさと価格の安さ。観光客ならトルコの高い消費税(18%)も免税になること。
トルコ絨毯が欲しい人は日本で販売している金額で、トルコ旅行をして現地で同等の絨毯を買ってもおつりが残るなんてことがありえるかもしれません。
参考までに、お手ごろな玄関マットサイズで3万8千円。「3枚8千円じゃないですよ!」
子から孫へと代々使えるものと考えれば安い買い物?
それは各自の判断です。 -
トルコ絨毯を買いまくった後は、カイマクル地下都市へ(オヤ〜ジ〜)
入口には世界遺産の案内板。
ちなみに出口もここでした。 -
入口近くにあるのは家畜小屋。
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この地下都市は、発掘されているだけでも4〜5階あり、多い時は2万人が生活していたという。
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教会
この地下都市は紀元前からあったともいわれますが、謎も多く詳しくはわかっていないようです。
アラブ人の迫害を受けたキリスト教徒が隠れ住んだという歴史もあるようです。 -
ごらんのように天井はかなり低いです。
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なんだかいろんな部屋があります。
こんなところで1〜2日暮らしてみたら面白そう・・・ -
地下都市はまるで迷路なので、方向感覚を失ってしまいます。
順路は赤の矢印で示してあるので、もしはぐれたら赤の矢印に従って進めば出口にたどりつきます。
それでもはぐれて不安な時は、動かずにじっとしていれば、海ちゃんが次のツアー客を連れて1週間後にそこを通るので拾ってくれるそうです。おなかへって死にそうになる・・・ -
イチオシ
中央の円形の石は石扉。
非常時はこれをころがして右側の通路をふさいだらしい。 -
通路は一人通るのがやっと。腰をかがめないと進めない箇所もあります。
閉所恐怖症の人はもちろん、巨体の人も入らない方がよいかもしれない・・・ -
ここでブドウをつぶしてワインを造っていたらしい。
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地下深くへ続く階段
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台所
地下都市の中ではかなり広めの部屋でした。 -
地下都市の入口から駐車場の間にはお土産屋がたくさんあります。
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イチオシ
地下都市を出た後は、デヴェレントにやって来ました。
ここには有名な岩があります。
左の方をズームアップすると・・・ -
ラクダ岩
自然に出来たとは思えない不思議な形です。
実は古代人が彫ってたとか・・・ -
他にも多数の奇岩。
先っぽに丸く小さく残っているものが多い。 -
キノコ?ベレー帽?煙突?
いろんなものに見えてくる・・・ -
台地状のところにも洞窟住居らしき穴が見えます。
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ラクダ岩とワン公
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駐車場からの全景
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土産屋とラクダ岩
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らくだ岩は横から見るとぽっちゃり型ですが、後ろ姿は想像していたよりスリムでした。(中央の岩)
今日のカッパドキアの観光は、ウチヒサール、ギョレメの谷、キノコ岩、洞窟レストラン、パシャバー、絨毯のお店、カイマクル地下都市、デヴェレントとなんと8回の下車観光(昼食とお店を除けば6回)と、あわただしかったもののとても充実した1日でした。 -
17:30頃、ホテルに到着。
ここはアヴァノスの街に近い「イルトゥック ホテル」 -
今日泊まる部屋
バルコニーもついてます。 -
今日も夕食までの時間、散歩に出かけました。
-
アヴァノスからギョレメに続く道路。
-
一番高いところの岩がウチヒサールの城塞だと思われます。
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アヴァノスの方向の山々。
陽が傾き、山の陰影がきれいです。
実は今日訪れたパシャバーとデヴェレントは、明日訪れる予定でした。
また、今日はトルコ石のお店に行く予定(約1時間)でしたが、明日の予定だった絨毯のお店(約1時間30分)に行きました。
その結果、明日の予定はかなり時間的に余裕が出てきた気がします。
天候の具合、店の予約の状況、道路の混み具合等、総合的に判断して柔軟に旅程をアレンジしているところは、さすがベテランガイドだけのことはあります。
明日の天気は雲行きが怪しいようで、今日のうちに多くの観光を消化できたのは良かったです。
でも、やっぱり明日も天気がもってくれますように・・・
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この旅行記へのコメント (2)
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- tanakaさん 2009/06/28 09:20:47
- 2年前を思い出し・・・
- こんにちは。キートンさん!
キートンさんのトルコ旅行記、2年前に訪れたトルコを
懐かしく思い出しながら拝見させていただきました。
参考までに私たちのトルコツアーは7泊9日1人149,800円プラス
燃油サーチャージ20,000円でした。
その時,関空から来てた卒業旅行の学生たちは8日間で旅行費用
99,000円の驚き価格(バス2台に添乗員1人)でしたが燃油サーチャージ
が20,000円だったので、やっぱりキートンさんが一番ですね。(笑)
でも、ホントにトルコツアーはリーズナブルですよね。
機会があれば、もう1度行ってみたい国の1つです。
写真枚数も多く人物も風景も綺麗に撮れ、私たちの見逃した
場所も拝見させていただき再感動しました。
これからも、よろしく。
tanaks
- キートンさん からの返信 2009/06/28 11:11:38
- RE: 2年前を思い出し・・・
- こんにちは、tanakaさん。
掲示板に書き込み、ありがとうございます。
ガイドさんの話では、トルコは国をあげて観光に力を入れているようで、特に親日的ともあって日本のツアーは優遇されている面があるのかもしれませんね。
ホテルもそこそこのレベル以上で全食事付だったので、この内容でこの価格は個人旅行ではとても実現は無理かなと思います。
トルコの特産品のお店にも3箇所(革製品、絨毯、トルコ石)寄りましたが、それほど押売り的でもなく、商品をアピールするのにトークやショーで楽しませてくれるところは好感がもてました。
燃油サーチャージや通貨の為替の状況は行く時の運としか言いようがないですよね。
昨年ノルウェーに行った頃は燃油サーチャージと円安がピークに近かった上に、物価は世界一高いともいわれる国だったので、食費を切り詰めてもかなり高くつきました。
それに比べると今回は半分未満の費用で済んで、お得感はかなり高かったです。
> 機会があれば、もう1度行ってみたい国の1つです。
同感です。ツアーで行かなかった地中海沿岸も良さそうだし、カッパドキアとイスタンブールはもう一度じっくり歩いてみたいですね。
> これからも、よろしく。
こちらこそ、よろしくお願いします。
キートン
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