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*:.。ル・シュエールの清らかな調べから、プッサンの神話世界へ☆.。.:*<br /><br />今回の舞台は、ルーヴル美術館のリシュリュー翼からシュリー翼3階(17世紀フランス絵画エリア)です。全32枚の写真とともに、古典主義の端正な美を堪能する極上ルートを3つの見どころでご紹介します。<br /><br />【前半】カラヴァッジョ派の鮮烈な明暗と、人間ドラマ(1~10番)「ルーム830」からスタート。ヴァランタン・ド・ブーローニュの最高傑作『女占い師』など、暗闇から浮かび上がるリアルな質感と、登場人物たちの緊迫した心理戦をじっくりと辿ります。<br /><br />【中盤】聖ブルーノの生涯をたどる、清らかな静寂(11~26番)「ルーム826」へ移動し、ユスターシュ・ル・シュエールによる高名な連作『聖ブルーノの生涯』を巡ります。上品な色彩と柔らかな光が調和した、フランス絵画らしい端正な美に浸ります。<br /><br />【後半】巨匠プッサンの緊迫した神話と、フィナーレ(27~32番)旅のしめくくりは、プッサンによる傑作神話歴史画エリアへ。『パンとシュリンクス』の圧倒的な緊迫感や、フランソワ・ペリエの『アキスとガラテア』の心地よい奥行きを堪能し、すっきりと旅を締めくくります。<br /><br /><br />全体の大まかな行程は以下になります。<br /><br />今日は,★☆★です (^^)/<br /><br />4/13(日) 成田⇒ドバイ⇒<br />4/14(月) ⇒アムステルダム フォーレンダム観光<br />4/15(火) アムステルダム,ホールン,エダム観光<br />4/16(水) アムステルダム国立美術館,市内観光<br />4/17(木) ギートホルン観光<br />4/18(金) キューケンホフ観光<br />4/19(土) ザーンセ・スカンス観光⇒ロッテルダムへ移動<br />4/20(日) デハール城,ユトレヒト観光<br />4/21(月) キンデルダイク,デルフト観光<br />4/22(火) ハーグ観光<br />4/23(水) プラハへ移動とプチ観光<br />4/24(木) プラハ観光+コンサート<br />4/25(金) プラハ観光+コンサート <br />4/26(土) プラハ観光<br />4/27(日) プラハ観光<br />4/28(月) プラハ観光<br />4/29(火) チェスキー・クルムロフへ移動⇒観光<br />4/30(水) チェスキー・クルムロフ⇒プラハへ移動<br />5/1(木) パリへ移動,観光<br /><br />★☆★5/2(金) パリ観光<br /><br />5/3(土) ヴェルサイユ宮殿観光<br />5/4(日) パリ観光<br />5/5(月) 体調不良により観光無し<br />5/6(火) 体調不良により観光無し <br />5/7(水) パリ観光<br />5/8(木) シャルトルへ移動・観光<br />5/9(金) パリ観光<br />5/10(土) パリ観光<br />5/11(日) パリ観光<br />5/12(月) ベルノンへ移動・観光,パリ観光<br />5/13(火) パリ観光<br />5/14(水) パリ観光後⇒ドバイへ移動<br />5/15(木) ドバイ観光⇒成田へ向けて出発<br />5/16(金) 成田着

310。*:.。オランダ,チェコ,フランス35日間の旅 ☆パリ-49 ルーブル-46☆.。.:* 

10いいね!

2025/05/02 - 2025/05/02

16393位(同エリア17275件中)

mitsu

mitsuさん

*:.。ル・シュエールの清らかな調べから、プッサンの神話世界へ☆.。.:*

今回の舞台は、ルーヴル美術館のリシュリュー翼からシュリー翼3階(17世紀フランス絵画エリア)です。全32枚の写真とともに、古典主義の端正な美を堪能する極上ルートを3つの見どころでご紹介します。

【前半】カラヴァッジョ派の鮮烈な明暗と、人間ドラマ(1~10番)「ルーム830」からスタート。ヴァランタン・ド・ブーローニュの最高傑作『女占い師』など、暗闇から浮かび上がるリアルな質感と、登場人物たちの緊迫した心理戦をじっくりと辿ります。

【中盤】聖ブルーノの生涯をたどる、清らかな静寂(11~26番)「ルーム826」へ移動し、ユスターシュ・ル・シュエールによる高名な連作『聖ブルーノの生涯』を巡ります。上品な色彩と柔らかな光が調和した、フランス絵画らしい端正な美に浸ります。

【後半】巨匠プッサンの緊迫した神話と、フィナーレ(27~32番)旅のしめくくりは、プッサンによる傑作神話歴史画エリアへ。『パンとシュリンクス』の圧倒的な緊迫感や、フランソワ・ペリエの『アキスとガラテア』の心地よい奥行きを堪能し、すっきりと旅を締めくくります。


全体の大まかな行程は以下になります。

今日は,★☆★です (^^)/

4/13(日) 成田⇒ドバイ⇒
4/14(月) ⇒アムステルダム フォーレンダム観光
4/15(火) アムステルダム,ホールン,エダム観光
4/16(水) アムステルダム国立美術館,市内観光
4/17(木) ギートホルン観光
4/18(金) キューケンホフ観光
4/19(土) ザーンセ・スカンス観光⇒ロッテルダムへ移動
4/20(日) デハール城,ユトレヒト観光
4/21(月) キンデルダイク,デルフト観光
4/22(火) ハーグ観光
4/23(水) プラハへ移動とプチ観光
4/24(木) プラハ観光+コンサート
4/25(金) プラハ観光+コンサート 
4/26(土) プラハ観光
4/27(日) プラハ観光
4/28(月) プラハ観光
4/29(火) チェスキー・クルムロフへ移動⇒観光
4/30(水) チェスキー・クルムロフ⇒プラハへ移動
5/1(木) パリへ移動,観光

★☆★5/2(金) パリ観光

5/3(土) ヴェルサイユ宮殿観光
5/4(日) パリ観光
5/5(月) 体調不良により観光無し
5/6(火) 体調不良により観光無し 
5/7(水) パリ観光
5/8(木) シャルトルへ移動・観光
5/9(金) パリ観光
5/10(土) パリ観光
5/11(日) パリ観光
5/12(月) ベルノンへ移動・観光,パリ観光
5/13(火) パリ観光
5/14(水) パリ観光後⇒ドバイへ移動
5/15(木) ドバイ観光⇒成田へ向けて出発
5/16(金) 成田着

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
同行者
カップル・夫婦(シニア)
交通手段
徒歩
旅行の手配内容
個別手配
  •  ニコラ・プッサン 『バッカスの幼少期』<br /><br />フランス古典主義の名作が集まるシュリー翼3階の「ルーム826」です。<br /><br />1630年頃に制作された、ギリシャ神話に登場するワインの神バッカスの幼少期を描いた宗教歴史画です。<br /><br />画面中央では、半人半獣のサテュロスがひざまずき、幼いバッカスに器から直接、葡萄の果汁をすっきりと、あるいは優しく飲ませています。<br />画面の右側へと目を向けると、美しいニンフが地面に横たわり、静かに休息をとる姿が描写されています。<br />彼らの周りには、別のニンフや、楽しげに寄り添いながら見守る愛らしい幼子天使たちの姿が細密に表現されています。<br /><br />背景の暗い森の木々と、差し込む柔らかな光の明暗表現が、神話世界ののどかな空気感を格調高く引き立てている素晴らしい大作です。

    ニコラ・プッサン 『バッカスの幼少期』

    フランス古典主義の名作が集まるシュリー翼3階の「ルーム826」です。

    1630年頃に制作された、ギリシャ神話に登場するワインの神バッカスの幼少期を描いた宗教歴史画です。

    画面中央では、半人半獣のサテュロスがひざまずき、幼いバッカスに器から直接、葡萄の果汁をすっきりと、あるいは優しく飲ませています。
    画面の右側へと目を向けると、美しいニンフが地面に横たわり、静かに休息をとる姿が描写されています。
    彼らの周りには、別のニンフや、楽しげに寄り添いながら見守る愛らしい幼子天使たちの姿が細密に表現されています。

    背景の暗い森の木々と、差し込む柔らかな光の明暗表現が、神話世界ののどかな空気感を格調高く引き立てている素晴らしい大作です。

  • ニコラ・プッサン 『人々に洗礼を授ける聖ヨハネ』<br /><br />1635年から1637年頃に制作された、新約聖書に登場するヨルダン川での洗礼のエピソードを描いた、ニコラ・プッサンの代表的な宗教歴史画です。<br /><br />画面中央では、毛皮の衣をまとった聖ヨハネが立ち、ひざまずく人々に静かに洗礼を授けています。<br />画面の左側へと目を向けると、鮮やかな青いマントを着て馬にまたがる人物や、服を脱いで洗礼の準備をする人々の姿がすっきりと描写されています。<br />画面の右側を覗き込むと、生まれたばかりの幼子を愛おしそうに腕に抱く母親や、それを見守る女性たちのシルエットが細密に表現されています。<br /><br />背景に広がる豊かな緑の木々と、湧き立つ淡い白雲が広がるパノラマのような空、そして差し込む柔らかな光の明暗表現が、神聖な儀式の厳かさを完璧な調和とともに格調高く引き立てている素晴らしい大作です。

    ニコラ・プッサン 『人々に洗礼を授ける聖ヨハネ』

    1635年から1637年頃に制作された、新約聖書に登場するヨルダン川での洗礼のエピソードを描いた、ニコラ・プッサンの代表的な宗教歴史画です。

    画面中央では、毛皮の衣をまとった聖ヨハネが立ち、ひざまずく人々に静かに洗礼を授けています。
    画面の左側へと目を向けると、鮮やかな青いマントを着て馬にまたがる人物や、服を脱いで洗礼の準備をする人々の姿がすっきりと描写されています。
    画面の右側を覗き込むと、生まれたばかりの幼子を愛おしそうに腕に抱く母親や、それを見守る女性たちのシルエットが細密に表現されています。

    背景に広がる豊かな緑の木々と、湧き立つ淡い白雲が広がるパノラマのような空、そして差し込む柔らかな光の明暗表現が、神聖な儀式の厳かさを完璧な調和とともに格調高く引き立てている素晴らしい大作です。

  • シモン・ヴーエ 『ジョヴァン・カルロ・ドリアの肖像』<br /><br />部屋は、17世紀フランス・バロックの洗練された人物画が並ぶ、リシュリュー翼3階の「ルーム829」へと移りました。<br /><br />1621年に制作された、イタリア・ジェノヴァの非常に有力な大貴族ジョヴァン・カルロ・ドリアの姿を描いた高名な肖像画です。<br /><br />画面中央には、ウェーブがかった黒髪と上品な口髭を蓄え、こちらを静かに見つめるドリアの姿がすっきりと描写されています。<br /><br />最大の見どころは、首元を飾る驚異的な「襞襟」の細密描写です。<br />幾重にも美しく重ねられた真っ白な襞襟が、職人技の手法でリアルに表現されています。<br />彼のまとう衣装には、スピノーラ=ドーリア一族の象徴である「赤い十字の紋章」がすっきりとあしらわれています。<br /><br />オーバルの構図の中に描かれた漆黒の背景と、差し込む柔らかな光の明暗表現が、彼の知的な表情を格調高く引き立てている素晴らしい名作です。

    シモン・ヴーエ 『ジョヴァン・カルロ・ドリアの肖像』

    部屋は、17世紀フランス・バロックの洗練された人物画が並ぶ、リシュリュー翼3階の「ルーム829」へと移りました。

    1621年に制作された、イタリア・ジェノヴァの非常に有力な大貴族ジョヴァン・カルロ・ドリアの姿を描いた高名な肖像画です。

    画面中央には、ウェーブがかった黒髪と上品な口髭を蓄え、こちらを静かに見つめるドリアの姿がすっきりと描写されています。

    最大の見どころは、首元を飾る驚異的な「襞襟」の細密描写です。
    幾重にも美しく重ねられた真っ白な襞襟が、職人技の手法でリアルに表現されています。
    彼のまとう衣装には、スピノーラ=ドーリア一族の象徴である「赤い十字の紋章」がすっきりとあしらわれています。

    オーバルの構図の中に描かれた漆黒の背景と、差し込む柔らかな光の明暗表現が、彼の知的な表情を格調高く引き立てている素晴らしい名作です。

  • シモン・ヴーエ 『女占い師』<br /><br />部屋は、17世紀フランス・バロックの名作が集まるリシュリュー翼3階の「ルーム830」へ移りました。<br /><br />1617年頃に制作された、当時の風俗画で絶大な人気を誇った手相占いの様子を描いた傑作です。<br /><br />画面の右側では、金糸の入った美しい衣装をまとった世間知らずの高貴な若い女性が、そっと左手を差し出しています。<br />画面の左側へと目を向けると、彼女の手相を見るふりをして騙そうとする「女占い師」がすっきりと描写されています。<br /><br />最大の見どころは、人間の心理の隙を突く騙し合いのリアルな一幕です。<br />背後を覗き込むと、女性の気を引くために手料理や言葉で話しかける仲間の姿や、その隙に女性の腰から財布をこっそり盗み取ろうとする別の泥棒のシルエットが細密に表現されています。<br /><br />漆黒の背景の中から差し込む柔らかな光の明暗表現が、登場人物たちの生き生きとしたユーモラスな表情や、衣装の滑らかな質感を格調高く引き立てている素晴らしい大作です。

    シモン・ヴーエ 『女占い師』

    部屋は、17世紀フランス・バロックの名作が集まるリシュリュー翼3階の「ルーム830」へ移りました。

    1617年頃に制作された、当時の風俗画で絶大な人気を誇った手相占いの様子を描いた傑作です。

    画面の右側では、金糸の入った美しい衣装をまとった世間知らずの高貴な若い女性が、そっと左手を差し出しています。
    画面の左側へと目を向けると、彼女の手相を見るふりをして騙そうとする「女占い師」がすっきりと描写されています。

    最大の見どころは、人間の心理の隙を突く騙し合いのリアルな一幕です。
    背後を覗き込むと、女性の気を引くために手料理や言葉で話しかける仲間の姿や、その隙に女性の腰から財布をこっそり盗み取ろうとする別の泥棒のシルエットが細密に表現されています。

    漆黒の背景の中から差し込む柔らかな光の明暗表現が、登場人物たちの生き生きとしたユーモラスな表情や、衣装の滑らかな質感を格調高く引き立てている素晴らしい大作です。

  • バレンティン・ド・ブローニュ 『ソロモンの審判』<br /><br />1620年代に制作された、旧約聖書に登場する賢王ソロモンの有名な裁判の一幕を描いた宗教歴史画です。<br /><br />一人の赤ん坊をめぐって二人の母親が実母だと主張し合った際、王が「赤ん坊を剣で真っ二つに切り裂け」と命じることで、我が子を救うために親権を諦めようとする本物の母親の愛を見抜く劇的な瞬間を描いています。<br /><br />画面中央の高い玉座の上には、王冠を頭に戴いたソロモン王がどっしりと腰掛け、右手をすっきりと伸ばして峻厳な判決を下しています。<br />画面の左側では、兵士が赤ん坊の足を掴んで剣を振り上げようとしており、その足元で「その子を彼女に与えてください!」と必死に王へ懇願する本物の母親の後ろ姿がダイナミックに表現されています。<br />画面の右側には、すでに息絶えていた自分の子供を中央下に置きながら、冷酷な表情で判決を見つめる偽物の母親の姿が描写されています。<br /><br />漆黒の背景の中から差し込む柔らかな光の明暗表現が、極限の人間ドラマと法廷の厳粛な品格を格調高く引き立てている素晴らしい大作です。

    バレンティン・ド・ブローニュ 『ソロモンの審判』

    1620年代に制作された、旧約聖書に登場する賢王ソロモンの有名な裁判の一幕を描いた宗教歴史画です。

    一人の赤ん坊をめぐって二人の母親が実母だと主張し合った際、王が「赤ん坊を剣で真っ二つに切り裂け」と命じることで、我が子を救うために親権を諦めようとする本物の母親の愛を見抜く劇的な瞬間を描いています。

    画面中央の高い玉座の上には、王冠を頭に戴いたソロモン王がどっしりと腰掛け、右手をすっきりと伸ばして峻厳な判決を下しています。
    画面の左側では、兵士が赤ん坊の足を掴んで剣を振り上げようとしており、その足元で「その子を彼女に与えてください!」と必死に王へ懇願する本物の母親の後ろ姿がダイナミックに表現されています。
    画面の右側には、すでに息絶えていた自分の子供を中央下に置きながら、冷酷な表情で判決を見つめる偽物の母親の姿が描写されています。

    漆黒の背景の中から差し込む柔らかな光の明暗表現が、極限の人間ドラマと法廷の厳粛な品格を格調高く引き立てている素晴らしい大作です。

  • ヴァランタン・ド・ブーローニュ 『女占い師』<br /><br />1626年から1628年頃に制作された、当時の風俗画で絶大な人気を誇った手相占いの情景を描いた、ヴァランタン・ド・ブーローニュの最高傑作です。<br /><br />かつて国王ルイ14世も所有していました。画面の左側では、白い頭巾をまとったジプシーの女占い師が佇み、青い上着を着た若い男の手相を見ています。<br /><br />最大の見どころは、画中に巧妙に配置された「騙し合い」の構図です。<br />女占い師の背後を覗き込むと、一人の男が彼女のポケットから財布をこっそり盗み取ろうとしています。<br />しかしその泥棒の背後でも、別の男が彼の財布を狙っています。<br />さらに画面の右側では、女性がハープを奏で、その足元で子供が男の財布を盗むなど、複雑な連鎖がすっきりと描写されています。<br /><br />漆黒の背景と、左側から差し込む柔らかな光の明暗表現が、人々の緊迫した心理を格調高く引き立てている素晴らしい大作です。

    ヴァランタン・ド・ブーローニュ 『女占い師』

    1626年から1628年頃に制作された、当時の風俗画で絶大な人気を誇った手相占いの情景を描いた、ヴァランタン・ド・ブーローニュの最高傑作です。

    かつて国王ルイ14世も所有していました。画面の左側では、白い頭巾をまとったジプシーの女占い師が佇み、青い上着を着た若い男の手相を見ています。

    最大の見どころは、画中に巧妙に配置された「騙し合い」の構図です。
    女占い師の背後を覗き込むと、一人の男が彼女のポケットから財布をこっそり盗み取ろうとしています。
    しかしその泥棒の背後でも、別の男が彼の財布を狙っています。
    さらに画面の右側では、女性がハープを奏で、その足元で子供が男の財布を盗むなど、複雑な連鎖がすっきりと描写されています。

    漆黒の背景と、左側から差し込む柔らかな光の明暗表現が、人々の緊迫した心理を格調高く引き立てている素晴らしい大作です。

  •  ヴァランタン・ド・ブーローニュ 『リュートを持つ音楽家たちの集い』<br /><br />1625年頃に制作された、居酒屋に集い音楽やワインを楽しむ人々の私生活の一幕を描いた風俗画です。<br /><br />画面中央には石造りの古いテーブルが置かれ、その上で談笑する若者や子供たちの姿が描写されています。画面の左側では、青い衣装を着た男性が弦楽器を手に持ち、椅子に腰掛けています。<br />画面の右側へと目を向けると、立派な羽根飾りのついた帽子をかぶった紳士がリュートを抱え、静かにグラスにワインを注いでいます。<br />画面中央の手前をよく覗き込むと、金属製の重厚な甲冑を身にまとった兵士が頭を下げて深く座り込んでおり、画面に素晴らしい立体感を与えています。<br /><br />漆黒の背景と、左側から差し込む柔らかな光の明暗表現が、登場人物たちの生き生きとしたリアルな表情を格調高く引き立てている素晴らしい大作です。

    ヴァランタン・ド・ブーローニュ 『リュートを持つ音楽家たちの集い』

    1625年頃に制作された、居酒屋に集い音楽やワインを楽しむ人々の私生活の一幕を描いた風俗画です。

    画面中央には石造りの古いテーブルが置かれ、その上で談笑する若者や子供たちの姿が描写されています。画面の左側では、青い衣装を着た男性が弦楽器を手に持ち、椅子に腰掛けています。
    画面の右側へと目を向けると、立派な羽根飾りのついた帽子をかぶった紳士がリュートを抱え、静かにグラスにワインを注いでいます。
    画面中央の手前をよく覗き込むと、金属製の重厚な甲冑を身にまとった兵士が頭を下げて深く座り込んでおり、画面に素晴らしい立体感を与えています。

    漆黒の背景と、左側から差し込む柔らかな光の明暗表現が、登場人物たちの生き生きとしたリアルな表情を格調高く引き立てている素晴らしい大作です。

  • ニコラ・トゥルニエ 『合奏』<br /><br />1630年頃に制作された、当時の高貴な若者たちが集い、優雅に音楽を奏でる風俗画です。<br /><br />画面中央には豪華な東洋風の絨毯が掛けられた小型のチェンバロが置かれ、その上で楽譜を広げて歌う少年の姿が描写されています。<br />画面の右側では、立派な帽子をかぶった男性が椅子に腰掛け、大きなリュートを抱えて演奏しています。<br />その背後には、ヴァイオリンを構える別の音楽家の姿がすっきりと配置されています。<br />画面の左側へと目を向けると、赤い衣服をまとった年配の男性が大きなヴィオラ・ダ・ガンバを演奏し、その奥では美しいドレスを着た女性が静かに佇んでいます。<br />漆黒の背景の中から差し込む柔らかな光の明暗表現が、それぞれの楽器の質感や、登場人物たちの知的な表情を格調高く引き立てている素晴らしい大作です。

    ニコラ・トゥルニエ 『合奏』

    1630年頃に制作された、当時の高貴な若者たちが集い、優雅に音楽を奏でる風俗画です。

    画面中央には豪華な東洋風の絨毯が掛けられた小型のチェンバロが置かれ、その上で楽譜を広げて歌う少年の姿が描写されています。
    画面の右側では、立派な帽子をかぶった男性が椅子に腰掛け、大きなリュートを抱えて演奏しています。
    その背後には、ヴァイオリンを構える別の音楽家の姿がすっきりと配置されています。
    画面の左側へと目を向けると、赤い衣服をまとった年配の男性が大きなヴィオラ・ダ・ガンバを演奏し、その奥では美しいドレスを着た女性が静かに佇んでいます。
    漆黒の背景の中から差し込む柔らかな光の明暗表現が、それぞれの楽器の質感や、登場人物たちの知的な表情を格調高く引き立てている素晴らしい大作です。

  • ヴァランタン・ド・ブーローニュ 『無実の不実を暴くダニエル』<br /><br />旧約聖書「ダニエル書補遺」に登場する高名な裁判のエピソードを描いた宗教歴史画です。<br />邪悪な二人の長老から無実の罪を着せられ死刑を宣告された美しい人妻スザンナを救うため、若き預言者ダニエルが長老たちの嘘を暴く緊迫の瞬間を描いています。<br /><br />画面の左側では、石の台座の上に若いダニエルが立ち、右手をまっすぐ奥へと厳かに伸ばして罪を告発しています。<br />画面の右側へと目を向けると、胸に手を当てて深くうつむきながら無実を訴えるスザンナの姿が描写されています。<br />その背後には、彼女を捕らえようとする甲冑姿の兵士のシルエットが配置されています。<br />ダニエルの背後を飾る重厚な赤いカーテンと、差し込む柔らかな光の明暗表現が、暗闇の中に漂う法廷の厳粛な心理ドラマを格調高く引き立てている素晴らしい大作です。

    ヴァランタン・ド・ブーローニュ 『無実の不実を暴くダニエル』

    旧約聖書「ダニエル書補遺」に登場する高名な裁判のエピソードを描いた宗教歴史画です。
    邪悪な二人の長老から無実の罪を着せられ死刑を宣告された美しい人妻スザンナを救うため、若き預言者ダニエルが長老たちの嘘を暴く緊迫の瞬間を描いています。

    画面の左側では、石の台座の上に若いダニエルが立ち、右手をまっすぐ奥へと厳かに伸ばして罪を告発しています。
    画面の右側へと目を向けると、胸に手を当てて深くうつむきながら無実を訴えるスザンナの姿が描写されています。
    その背後には、彼女を捕らえようとする甲冑姿の兵士のシルエットが配置されています。
    ダニエルの背後を飾る重厚な赤いカーテンと、差し込む柔らかな光の明暗表現が、暗闇の中に漂う法廷の厳粛な心理ドラマを格調高く引き立てている素晴らしい大作です。

  • ルイーズ・モワヨン 『果物と野菜の売り子』<br /><br />1630年から1631年頃に制作された、17世紀フランスを代表する高名な女性静物画家ルイーズ・モワヨンの最高傑作です。<br /><br />当時のパリの瑞々しい市場の一幕と、静物画の美しさを見事に融合させた非常に価値のある風俗画です。<br /><br />画面中央の大きな木製テーブルの上には、溢れんばかりに盛られた葡萄や桃、リンゴなどの果物、大きなキャベツやメロンなどの新鮮な野菜が職人技の手法でリアルに描写されています。<br /><br />画面の左側には、当時の最高級の富を象徴する豪華な白いレースのひだ襟をまとい、黒い衣服に身を包んだ高貴な若い女性が佇み、桃をすっきりと手に取っています。<br />彼女の右側(画面中央)には、白い頭巾をまとった素朴な衣装の売り子の女性が立ち、果物のカゴを優しく差し出しています。<br />画面の右奥をよく覗き込むと、商品が載った棚の下の暗闇から、果物をそっと狙っている小さな「猫」のシルエットが細密に表現されています。<br /><br />漆黒の背景と、左側から差し込む柔らかな光の明暗表現が、新鮮な野菜の葉の立体感や女性たちの知的な表情を格調高く引き立てている素晴らしい大作です。

    ルイーズ・モワヨン 『果物と野菜の売り子』

    1630年から1631年頃に制作された、17世紀フランスを代表する高名な女性静物画家ルイーズ・モワヨンの最高傑作です。

    当時のパリの瑞々しい市場の一幕と、静物画の美しさを見事に融合させた非常に価値のある風俗画です。

    画面中央の大きな木製テーブルの上には、溢れんばかりに盛られた葡萄や桃、リンゴなどの果物、大きなキャベツやメロンなどの新鮮な野菜が職人技の手法でリアルに描写されています。

    画面の左側には、当時の最高級の富を象徴する豪華な白いレースのひだ襟をまとい、黒い衣服に身を包んだ高貴な若い女性が佇み、桃をすっきりと手に取っています。
    彼女の右側(画面中央)には、白い頭巾をまとった素朴な衣装の売り子の女性が立ち、果物のカゴを優しく差し出しています。
    画面の右奥をよく覗き込むと、商品が載った棚の下の暗闇から、果物をそっと狙っている小さな「猫」のシルエットが細密に表現されています。

    漆黒の背景と、左側から差し込む柔らかな光の明暗表現が、新鮮な野菜の葉の立体感や女性たちの知的な表情を格調高く引き立てている素晴らしい大作です。

  • リュバン・ボージャン 『五感の静物画』<br /><br />1630年頃に制作された、人間の「五感」と地上の快楽の虚しさを象徴的に表現した、リュバン・ボージャンの生涯における最高傑作として世界的に名高い静物画です。<br /><br />画面中央の少し右側には、三本脚の木製台の上に「チェス盤」がどっしりと配置され、その隣には美しい花々が活けられた花瓶がすっきりと描写されています。<br /><br />最大の見どころは、画中に巧妙に隠された五感の寓意です。<br />画面の左奥を覗き込むと、壁の窓から遠くのパノラマのような空がのぞいており、その手前に置かれた「楽器」が聴覚を表現しています。<br />さらに手前のテーブルの上には、ワインの入ったガラス瓶(味覚)、瑞々しい果物(触覚)、カードやチェス盤(視覚)、そして美しく咲き誇る花々(嗅覚)が職人技の手法でリアルに配置されています。<br /><br />漆黒の背景と、差し込む柔らかな光の明暗表現が、地上の富や快楽がいずれ消え去るという厳粛なテーマを格調高く浮かび上がらせている素晴らしい大作です。

    リュバン・ボージャン 『五感の静物画』

    1630年頃に制作された、人間の「五感」と地上の快楽の虚しさを象徴的に表現した、リュバン・ボージャンの生涯における最高傑作として世界的に名高い静物画です。

    画面中央の少し右側には、三本脚の木製台の上に「チェス盤」がどっしりと配置され、その隣には美しい花々が活けられた花瓶がすっきりと描写されています。

    最大の見どころは、画中に巧妙に隠された五感の寓意です。
    画面の左奥を覗き込むと、壁の窓から遠くのパノラマのような空がのぞいており、その手前に置かれた「楽器」が聴覚を表現しています。
    さらに手前のテーブルの上には、ワインの入ったガラス瓶(味覚)、瑞々しい果物(触覚)、カードやチェス盤(視覚)、そして美しく咲き誇る花々(嗅覚)が職人技の手法でリアルに配置されています。

    漆黒の背景と、差し込む柔らかな光の明暗表現が、地上の富や快楽がいずれ消え去るという厳粛なテーマを格調高く浮かび上がらせている素晴らしい大作です。

  • ニコラ・プッサン 『ソドムの住民の盲目』<br /><br />旧約聖書「創世記」に登場する有名なエピソードを描いた宗教歴史画です。<br />義人ロトの家にやってきた神の遣わした天使たちを襲おうとしたソドムの不道徳な住民たちが、天使の力によって突如として目を眩まされ、周囲が見えなくなる混沌の瞬間を描いています。<br /><br />画面の左側には、大きな石の台座と大理石の円柱がどっしりとそびえ立っています。<br />その玄関先で、青と赤の衣服をまとったロトを、美しい羽を持つ「天使たち」がすっきりと引き戻しながら住民を遮っています。<br />画面の右側へと目を向けると、突然目が見えなくなった大勢の住民たちが、衣服を乱して床に倒れ込んだり、手を前に伸ばして壁を探ったりしているリアルなポーズがダイナミックに描写されています。<br />背景には、幾何学的で非常に美しい古代の石造り建築がどっしりと左右に立ち並び、完璧な透視図法で画面に素晴らしい心地よい奥行きを与えています。<br /><br />中央の奥へと視線が抜けるパノラマのような青空の描写と、差し込む柔らかな光の明暗表現が、道徳的なドラマの厳かさを格調高く引き立てている素晴らしい大作です。

    ニコラ・プッサン 『ソドムの住民の盲目』

    旧約聖書「創世記」に登場する有名なエピソードを描いた宗教歴史画です。
    義人ロトの家にやってきた神の遣わした天使たちを襲おうとしたソドムの不道徳な住民たちが、天使の力によって突如として目を眩まされ、周囲が見えなくなる混沌の瞬間を描いています。

    画面の左側には、大きな石の台座と大理石の円柱がどっしりとそびえ立っています。
    その玄関先で、青と赤の衣服をまとったロトを、美しい羽を持つ「天使たち」がすっきりと引き戻しながら住民を遮っています。
    画面の右側へと目を向けると、突然目が見えなくなった大勢の住民たちが、衣服を乱して床に倒れ込んだり、手を前に伸ばして壁を探ったりしているリアルなポーズがダイナミックに描写されています。
    背景には、幾何学的で非常に美しい古代の石造り建築がどっしりと左右に立ち並び、完璧な透視図法で画面に素晴らしい心地よい奥行きを与えています。

    中央の奥へと視線が抜けるパノラマのような青空の描写と、差し込む柔らかな光の明暗表現が、道徳的なドラマの厳かさを格調高く引き立てている素晴らしい大作です。

  • ニコラ・プッサン 『三人のマリアの前に現れるキリスト』<br /><br />新約聖書に登場する、キリストの復活の劇的な瞬間を描いた非常に神聖な宗教歴史画です。<br /><br />画面中央では、純白の衣服をまとい、両手をダイナミックに広げたキリストが、光を浴びて神々しく宙へと浮き上がっています。<br />キリストの足元には、彼の復活を目撃し、驚きと敬虔な祈りを捧げる「三人の聖マリア」の姿がすっきりと描写されています。<br />画面の左側では、鮮やかな青いマントをまとったマリアがひざまずき、画面中央の少し右側でも、もう一人のマリアがオレンジ色の衣服をまといながら、驚きの表情でキリストを見上げています。<br /><br />背景にどっしりと生い茂る大きな木々と、右奥へと広がるパノラマのような美しい雲の空、そして差し込む柔らかな光の明暗表現が、奇跡のドラマを格調高く引き立てている素晴らしい大作です。

    ニコラ・プッサン 『三人のマリアの前に現れるキリスト』

    新約聖書に登場する、キリストの復活の劇的な瞬間を描いた非常に神聖な宗教歴史画です。

    画面中央では、純白の衣服をまとい、両手をダイナミックに広げたキリストが、光を浴びて神々しく宙へと浮き上がっています。
    キリストの足元には、彼の復活を目撃し、驚きと敬虔な祈りを捧げる「三人の聖マリア」の姿がすっきりと描写されています。
    画面の左側では、鮮やかな青いマントをまとったマリアがひざまずき、画面中央の少し右側でも、もう一人のマリアがオレンジ色の衣服をまといながら、驚きの表情でキリストを見上げています。

    背景にどっしりと生い茂る大きな木々と、右奥へと広がるパノラマのような美しい雲の空、そして差し込む柔らかな光の明暗表現が、奇跡のドラマを格調高く引き立てている素晴らしい大作です。

  • ジャン・レストレ(子) 『 supplice(刑場)へ連れて行かれる大ヤコブ 』<br /><br />1731年に制作された、新約聖書の使徒の一人である聖大ヤコブの殉教の一幕を描いた、非常にドラマチックな歴史宗教画です。<br /><br />画面中央では、鮮やかな赤い衣服をまとった聖ヤコブが、彼を刑場へと力ずくで連行しようとする兵士たちに囲まれています。<br /><br />最大の見どころは、ヤコブの前にひざまずく男との劇的な和解の瞬間です。<br />画面の右側では、ヤコブを告発したものの彼の信仰心に深く心を打たれ、自らもキリスト教徒になることを決意した男(ヨシア)が、鮮やかな青いマントをまとってひざまずき、ヤコブにそっと許しを請うています。<br />画面の左下を覗き込むと、広げられた赤い布のシルエットがどっしりと配置されています。<br />背景には、巨大な石のアーチや古典主義的な古代建築物がどっしりと立ち並び、画面に素晴らしい心地よい奥行きを与えています。<br /><br />差し込む柔らかな光の明暗表現が、登場人物たちの極限の感情を格調高く引き立てている素晴らしい大作です。

    ジャン・レストレ(子) 『 supplice(刑場)へ連れて行かれる大ヤコブ 』

    1731年に制作された、新約聖書の使徒の一人である聖大ヤコブの殉教の一幕を描いた、非常にドラマチックな歴史宗教画です。

    画面中央では、鮮やかな赤い衣服をまとった聖ヤコブが、彼を刑場へと力ずくで連行しようとする兵士たちに囲まれています。

    最大の見どころは、ヤコブの前にひざまずく男との劇的な和解の瞬間です。
    画面の右側では、ヤコブを告発したものの彼の信仰心に深く心を打たれ、自らもキリスト教徒になることを決意した男(ヨシア)が、鮮やかな青いマントをまとってひざまずき、ヤコブにそっと許しを請うています。
    画面の左下を覗き込むと、広げられた赤い布のシルエットがどっしりと配置されています。
    背景には、巨大な石のアーチや古典主義的な古代建築物がどっしりと立ち並び、画面に素晴らしい心地よい奥行きを与えています。

    差し込む柔らかな光の明暗表現が、登場人物たちの極限の感情を格調高く引き立てている素晴らしい大作です。

  • ニコラ・プッサン 『聖母被昇天』<br /><br />1650年に制作された、地上での生涯を終えた聖母マリアが天国へと迎え入れられる場面を描いた、ニコラ・プッサンの重要な宗教歴史画です。<br /><br />画面の上方では、美しい青いマントをまとった聖母マリアが、湧き立つ白い雲のなかを大勢の愛らしい幼子天使たちに囲まれながら、すっきりと、あるいは優雅に天へと昇っています。<br />画面の下方へと目を向けると、地上に残された大理石の「聖母の墓」がどっしりと配置されています。<br />墓の周りには、突然の奇跡を目の当たりにして驚き、あるいは天を仰いで議論を交わす使徒たちの姿がダイナミックに描写されています。<br />画面の左側では、青と赤の衣服をまとった使徒が身をかがめて空になった墓をすっきりと指差し、右側ではもう一人の使徒が天を指差して奇跡を讃えています。<br /><br />背景の広大な曇り空の描写と、差し込む柔らかな光の明暗表現が、神聖な世界の圧倒的な品格を格調高く引き立てている素晴らしい大作です。

    ニコラ・プッサン 『聖母被昇天』

    1650年に制作された、地上での生涯を終えた聖母マリアが天国へと迎え入れられる場面を描いた、ニコラ・プッサンの重要な宗教歴史画です。

    画面の上方では、美しい青いマントをまとった聖母マリアが、湧き立つ白い雲のなかを大勢の愛らしい幼子天使たちに囲まれながら、すっきりと、あるいは優雅に天へと昇っています。
    画面の下方へと目を向けると、地上に残された大理石の「聖母の墓」がどっしりと配置されています。
    墓の周りには、突然の奇跡を目の当たりにして驚き、あるいは天を仰いで議論を交わす使徒たちの姿がダイナミックに描写されています。
    画面の左側では、青と赤の衣服をまとった使徒が身をかがめて空になった墓をすっきりと指差し、右側ではもう一人の使徒が天を指差して奇跡を讃えています。

    背景の広大な曇り空の描写と、差し込む柔らかな光の明暗表現が、神聖な世界の圧倒的な品格を格調高く引き立てている素晴らしい大作です。

  • ニコラ・トゥルニエ 『十字架のキリストと聖母、マグダラのマリア、聖ヨハネ、パオラの聖フランチェスコ』<br /><br />17世紀前半に活躍したカラヴァッジョ派の画家ニコラ・トゥルニエによる、厳かな宗教歴史画です。<br /><br />画面中央には、大きな木製の十字架に架けられたイエス・キリストの姿がどっしりと描写されています。<br />十字架のふもと(画面の左側)には、深い悲しみに暮れる聖母マリアがすっきりと青いマントをまとって佇んでいます。<br />その隣には、鮮やかな赤い衣服を着た聖ヨハネの姿が配置されています。<br />画面の右下へと目を向けると、十字架にすがりついて激しく泣き崩れるマグダラのマリアの姿が描写されています。<br />その背後には、静かに手を合わせるパオラの聖フランチェスコのシルエットが表現されています。<br /><br />漆黒の背景と、天から差し込む柔らかな光の明暗表現が、キリストの白い肉体と人々の深い哀悼を格調高く浮かび上がらせている素晴らしい大作です。

    ニコラ・トゥルニエ 『十字架のキリストと聖母、マグダラのマリア、聖ヨハネ、パオラの聖フランチェスコ』

    17世紀前半に活躍したカラヴァッジョ派の画家ニコラ・トゥルニエによる、厳かな宗教歴史画です。

    画面中央には、大きな木製の十字架に架けられたイエス・キリストの姿がどっしりと描写されています。
    十字架のふもと(画面の左側)には、深い悲しみに暮れる聖母マリアがすっきりと青いマントをまとって佇んでいます。
    その隣には、鮮やかな赤い衣服を着た聖ヨハネの姿が配置されています。
    画面の右下へと目を向けると、十字架にすがりついて激しく泣き崩れるマグダラのマリアの姿が描写されています。
    その背後には、静かに手を合わせるパオラの聖フランチェスコのシルエットが表現されています。

    漆黒の背景と、天から差し込む柔らかな光の明暗表現が、キリストの白い肉体と人々の深い哀悼を格調高く浮かび上がらせている素晴らしい大作です。

  • ユスタス・ファン・エフモント 『エフェソスで説教する聖パウロ』<br /><br />新約聖書の「使徒行伝」に記された極めて有名なエピソードを描いた宗教歴史画です。<br />使徒パウロが古代都市エフェソスでキリストの教えを熱心に説き、心を打たれた人々がそれまでの魔術の本を広場に持ち寄って次々と焼き払う劇的な瞬間を描いています。<br /><br />画面中央の石段の上には、鮮やかな赤いマントをまとった聖パウロが厳かに立ち、右手をすっきりと掲げて力強く説教を行っています。<br />最大の見どころは、画面の手前で繰り広げられる「魔術書の焼却」の細密描写です。<br />足元を覗き込むと、地面にくべられた炎のなかに高価な本や楽譜がどっしりと投げ込まれており、一人の男が身をかがめてさらに本を火の中にすっきりと投じています。<br />画面の左側では、青い衣服を着た男性が本を大切そうに抱えながら議論を交わし、右側では青いマントをまとった老人が大きな本を運ぶ姿が描写されています。<br /><br />背景に立ち並ぶ巨大な古代の石造り建築や、差し込む柔らかな光の明暗表現が、信仰の勝利を伝えるドラマを格調高く引き立てている素晴らしい大作です。

    ユスタス・ファン・エフモント 『エフェソスで説教する聖パウロ』

    新約聖書の「使徒行伝」に記された極めて有名なエピソードを描いた宗教歴史画です。
    使徒パウロが古代都市エフェソスでキリストの教えを熱心に説き、心を打たれた人々がそれまでの魔術の本を広場に持ち寄って次々と焼き払う劇的な瞬間を描いています。

    画面中央の石段の上には、鮮やかな赤いマントをまとった聖パウロが厳かに立ち、右手をすっきりと掲げて力強く説教を行っています。
    最大の見どころは、画面の手前で繰り広げられる「魔術書の焼却」の細密描写です。
    足元を覗き込むと、地面にくべられた炎のなかに高価な本や楽譜がどっしりと投げ込まれており、一人の男が身をかがめてさらに本を火の中にすっきりと投じています。
    画面の左側では、青い衣服を着た男性が本を大切そうに抱えながら議論を交わし、右側では青いマントをまとった老人が大きな本を運ぶ姿が描写されています。

    背景に立ち並ぶ巨大な古代の石造り建築や、差し込む柔らかな光の明暗表現が、信仰の勝利を伝えるドラマを格調高く引き立てている素晴らしい大作です。

  • ユスターシュ・ル・シュエール 『二人の天使に支えられたパリ・シャルトルーズ修道院の平面図』<br /><br />1645年から1648年頃に制作された、パリのシャルトルーズ修道院のために描かれた高名な連作『聖ブルーノの生涯』の一篇です。<br /><br />画面の右上には、二人の愛らしい有翼の幼子天使が、修道院の広大な「建築平面図」を空中で手際よくすっきりと広げている姿がダイナミックに描写されています。<br /><br />画面の左手前へと目を向けると、大きな樹木のもと、純白の修道服をまとった聖ブルーノと建築家がどっしりと佇み、計画について静かに語り合っています。<br /><br />最大の見どころは、眼下に広がる17世紀当時のリアルな「パリの都市風景」です。セーヌ川の穏やかな水面が中央を流れ、左岸には当時の修道院の壮麗な建物がすっきりと配置されています。<br />川の奥へと視線を向けると、遠く霞む水平線へと抜けるパノラマのような空の下、名高きノートルダム大聖堂のシルエットやシテ島の街並みが卓越した職人技の手法で細密に表現されています。<br /><br />差し込む柔らかな光の明暗表現が、歴史的な風景に素晴らしい立体感と品格高い奥行きを与えている素晴らしい傑作です。

    ユスターシュ・ル・シュエール 『二人の天使に支えられたパリ・シャルトルーズ修道院の平面図』

    1645年から1648年頃に制作された、パリのシャルトルーズ修道院のために描かれた高名な連作『聖ブルーノの生涯』の一篇です。

    画面の右上には、二人の愛らしい有翼の幼子天使が、修道院の広大な「建築平面図」を空中で手際よくすっきりと広げている姿がダイナミックに描写されています。

    画面の左手前へと目を向けると、大きな樹木のもと、純白の修道服をまとった聖ブルーノと建築家がどっしりと佇み、計画について静かに語り合っています。

    最大の見どころは、眼下に広がる17世紀当時のリアルな「パリの都市風景」です。セーヌ川の穏やかな水面が中央を流れ、左岸には当時の修道院の壮麗な建物がすっきりと配置されています。
    川の奥へと視線を向けると、遠く霞む水平線へと抜けるパノラマのような空の下、名高きノートルダム大聖堂のシルエットやシテ島の街並みが卓越した職人技の手法で細密に表現されています。

    差し込む柔らかな光の明暗表現が、歴史的な風景に素晴らしい立体感と品格高い奥行きを与えている素晴らしい傑作です。

  • 壁面展示(ユスターシュ・ル・シュエールの連作)<br /><br />『聖ブルーノの生涯』の連作が2枚並んでいます。<br /><br />画面左側は、『聖ブルーノの昇天』です。<br />画面右側は、『祈りの中で奇跡を目撃する聖ブルーノ』です。<br /><br />どちらの作品も、17世紀フランス絵画らしい上品で清らかな色彩がすっきりと表現された素晴らしい空間です。

    壁面展示(ユスターシュ・ル・シュエールの連作)

    『聖ブルーノの生涯』の連作が2枚並んでいます。

    画面左側は、『聖ブルーノの昇天』です。
    画面右側は、『祈りの中で奇跡を目撃する聖ブルーノ』です。

    どちらの作品も、17世紀フランス絵画らしい上品で清らかな色彩がすっきりと表現された素晴らしい空間です。

  • ユスターシュ・ル・シュエール 『聖ブルーノの昇天』<br /><br />先ほどの展示風景の左側に飾られていた作品の美しい正面カットです。<br /><br />1645年から1648年頃に制作された、カルトージオ会の創設者聖ブルーノの生涯を描いた高名な連作の1枚です。<br /><br />画面中央では、純白の修道服に身を包んだ聖ブルーノが、両手を天へと大きく広げてすっきりと浮き上がっています。<br />彼の体を下から力強く支え、天上へと導いているのは、大きな羽を広げた美しい天使です。<br />彼らの周り(画面の左右)には、聖なる上昇を祝福するように飛び交う、数人の愛らしい有翼の幼子天使たちの姿が細密に表現されています。<br /><br />画面の下部をどっしりと覆う黒い暗雲と、背景に広がる鮮やかな青空の色彩、そして差し込む柔らかな光の明暗表現が、神聖な奇跡の瞬間を格調高く引き立てている素晴らしい傑作です。

    ユスターシュ・ル・シュエール 『聖ブルーノの昇天』

    先ほどの展示風景の左側に飾られていた作品の美しい正面カットです。

    1645年から1648年頃に制作された、カルトージオ会の創設者聖ブルーノの生涯を描いた高名な連作の1枚です。

    画面中央では、純白の修道服に身を包んだ聖ブルーノが、両手を天へと大きく広げてすっきりと浮き上がっています。
    彼の体を下から力強く支え、天上へと導いているのは、大きな羽を広げた美しい天使です。
    彼らの周り(画面の左右)には、聖なる上昇を祝福するように飛び交う、数人の愛らしい有翼の幼子天使たちの姿が細密に表現されています。

    画面の下部をどっしりと覆う黒い暗雲と、背景に広がる鮮やかな青空の色彩、そして差し込む柔らかな光の明暗表現が、神聖な奇跡の瞬間を格調高く引き立てている素晴らしい傑作です。

  • ユスターシュ・ル・シュエール 『建築家にパリ・シャルトルーズ修道院の平面図を提示する聖ブルーノ』<br /><br />右側の美しい正面カットです。<br />1645年から1648年頃に制作された、カルトージオ会の創設者聖ブルーノの生涯を描いた高名な連作の1枚です。<br /><br />画面中央では、建築計画が描かれた「建築平面図」が大きく広げられています。<br />画面の右側には、純白の修道服をまとった聖ブルーノが立ち、左手をすっきりと掲げて計画を見つめています。<br />画面の左側へと目を向けると、鮮やかな青いマントを背中にまとった建築家がどっしりと佇み、図面を両手で大切に支えています。<br />背景には、穏やかな雲が広がるパノラマのような空の下、のどかな平原や修道院の建物が描写され、画面に心地よい奥行きを与えています。<br /><br />差し込む柔らかな光の明暗表現が、二人の静かな対話の場面を格調高く引き立てている素晴らしい傑作です。

    ユスターシュ・ル・シュエール 『建築家にパリ・シャルトルーズ修道院の平面図を提示する聖ブルーノ』

    右側の美しい正面カットです。
    1645年から1648年頃に制作された、カルトージオ会の創設者聖ブルーノの生涯を描いた高名な連作の1枚です。

    画面中央では、建築計画が描かれた「建築平面図」が大きく広げられています。
    画面の右側には、純白の修道服をまとった聖ブルーノが立ち、左手をすっきりと掲げて計画を見つめています。
    画面の左側へと目を向けると、鮮やかな青いマントを背中にまとった建築家がどっしりと佇み、図面を両手で大切に支えています。
    背景には、穏やかな雲が広がるパノラマのような空の下、のどかな平原や修道院の建物が描写され、画面に心地よい奥行きを与えています。

    差し込む柔らかな光の明暗表現が、二人の静かな対話の場面を格調高く引き立てている素晴らしい傑作です。

  • 壁面展示(聖ブルーノの生涯の連作)<br /><br />ユスターシュ・ル・シュエールによる『聖ブルーノの生涯』の連作が3枚すっきりと並んでいます。<br /><br />画面の左側は、『レイミの聖ブルーノの眠り』です。<br />画面の中央は、『貧しい人々に財産を分配する聖ブルーノ』です。<br />画面の右側は、『教皇ウラヌス2世の前で枢機卿の職を辞退する聖ブルーノ』です。<br />17世紀フランス絵画らしい、上品な色彩と柔らかな光の明暗表現が美しく調和した素晴らしい空間です。

    壁面展示(聖ブルーノの生涯の連作)

    ユスターシュ・ル・シュエールによる『聖ブルーノの生涯』の連作が3枚すっきりと並んでいます。

    画面の左側は、『レイミの聖ブルーノの眠り』です。
    画面の中央は、『貧しい人々に財産を分配する聖ブルーノ』です。
    画面の右側は、『教皇ウラヌス2世の前で枢機卿の職を辞退する聖ブルーノ』です。
    17世紀フランス絵画らしい、上品な色彩と柔らかな光の明暗表現が美しく調和した素晴らしい空間です。

  • ユスターシュ・ル・シュエール 『聖ブルーノの夢』<br /><br />1645年から1648年頃に制作された、カルトージオ会の創設者聖ブルーノの生涯を描いた高名な連作の1枚です。<br /><br />画面の右側では、鮮やかな青い天蓋付きのベッドのなかで、青い衣服をまとった聖ブルーノが静かに眠っています。<br /><br />最大の見どころは、暗闇のなかに光をまといながら現れた天使たちの描写です。<br />画面の左上を覗き込むと、大きな羽を広げた美しい三人の天使たちが宙にすっきりと舞い降り、眠るブルーノの元へと優しく手を伸ばしています。<br />ベッドの足元には、脱ぎ捨てられた靴のシルエットが小さく表現されています。<br /><br />差し込む柔らかな光の明暗表現が、夢のなかの神聖な出来事を格調高く引き立てている素晴らしい傑作です。

    ユスターシュ・ル・シュエール 『聖ブルーノの夢』

    1645年から1648年頃に制作された、カルトージオ会の創設者聖ブルーノの生涯を描いた高名な連作の1枚です。

    画面の右側では、鮮やかな青い天蓋付きのベッドのなかで、青い衣服をまとった聖ブルーノが静かに眠っています。

    最大の見どころは、暗闇のなかに光をまといながら現れた天使たちの描写です。
    画面の左上を覗き込むと、大きな羽を広げた美しい三人の天使たちが宙にすっきりと舞い降り、眠るブルーノの元へと優しく手を伸ばしています。
    ベッドの足元には、脱ぎ捨てられた靴のシルエットが小さく表現されています。

    差し込む柔らかな光の明暗表現が、夢のなかの神聖な出来事を格調高く引き立てている素晴らしい傑作です。

  • ユスターシュ・ル・シュエール 『貧しい人々に財産を分配する聖ブルーノ』<br /><br />1645年から1648年頃に制作された、聖ブルーノの生涯を描いた高名な連作の1枚です。<br />画面の右側には、荘麗な宮殿の石段の前に立つ聖ブルーノと従者たちの姿がどっしりと描写されています。<br /><br />最大の見どころは、聖ブルーノを敬虔に出迎える人々のドラマチックなポーズです。<br />石段の下(画面中央から左側)には、鮮やかな青とピンクの衣装をまとった男性をはじめ、多くの人々がひざまずき、あるいは身をかがめて聖ブルーノにそっと深い敬意を表しています。<br />画面の左奥を覗き込むと、アーチ状の門の向こうに白馬を引く従者たちの姿がすっきりと表現されており、遠くの建物へと視線が抜ける心地よい奥行きを与えています。<br />差し込む柔らかな光の明暗表現が、聖なる出会いの一幕を格調高く引き立てている素晴らしい傑作です。

    ユスターシュ・ル・シュエール 『貧しい人々に財産を分配する聖ブルーノ』

    1645年から1648年頃に制作された、聖ブルーノの生涯を描いた高名な連作の1枚です。
    画面の右側には、荘麗な宮殿の石段の前に立つ聖ブルーノと従者たちの姿がどっしりと描写されています。

    最大の見どころは、聖ブルーノを敬虔に出迎える人々のドラマチックなポーズです。
    石段の下(画面中央から左側)には、鮮やかな青とピンクの衣装をまとった男性をはじめ、多くの人々がひざまずき、あるいは身をかがめて聖ブルーノにそっと深い敬意を表しています。
    画面の左奥を覗き込むと、アーチ状の門の向こうに白馬を引く従者たちの姿がすっきりと表現されており、遠くの建物へと視線が抜ける心地よい奥行きを与えています。
    差し込む柔らかな光の明暗表現が、聖なる出会いの一幕を格調高く引き立てている素晴らしい傑作です。

  • ユスターシュ・ル・シュエール 『教皇ウラヌス2世の前で枢機卿の職を辞退する聖ブルーノ』<br /><br />1645年から1648年頃に制作された、聖ブルーノの生涯を描いた高名な連作の1枚です。<br /><br />画面の左側には、豪華な金茶色のマントをまとい、司教冠を頭に戴いた教皇ウラヌス2世が、立派な椅子にどっしりと腰掛けています。<br />教皇の前(画面中央下)には、純白の修道服を着た聖ブルーノが深くひざまずいています。<br />彼は教皇から提示された枢機卿の地位を、謙虚に、そしてすっきりと辞退するポーズを見せています。<br />彼の隣には、同じく手を合わせて祈る仲間の修道士たちの姿が細密に表現されています。<br />背景を飾る大きな白い天蓋と、差し込む柔らかな光の明暗表現が、聖職者たちの厳粛な決断の場面を格調高く引き立てている素晴らしい傑作です。

    ユスターシュ・ル・シュエール 『教皇ウラヌス2世の前で枢機卿の職を辞退する聖ブルーノ』

    1645年から1648年頃に制作された、聖ブルーノの生涯を描いた高名な連作の1枚です。

    画面の左側には、豪華な金茶色のマントをまとい、司教冠を頭に戴いた教皇ウラヌス2世が、立派な椅子にどっしりと腰掛けています。
    教皇の前(画面中央下)には、純白の修道服を着た聖ブルーノが深くひざまずいています。
    彼は教皇から提示された枢機卿の地位を、謙虚に、そしてすっきりと辞退するポーズを見せています。
    彼の隣には、同じく手を合わせて祈る仲間の修道士たちの姿が細密に表現されています。
    背景を飾る大きな白い天蓋と、差し込む柔らかな光の明暗表現が、聖職者たちの厳粛な決断の場面を格調高く引き立てている素晴らしい傑作です。

  • 壁面展示(聖ブルーノの生涯の連作その2)<br /><br />ユスターシュ・ル・シュエールによる『聖ブルーノの生涯』の連作がさらに3枚すっきりと並んでいます。<br /><br />画面の左側は、『教皇ウラヌス2世の宮廷における聖ブルーノ』です。<br />宮殿の大理石の円柱を背に、赤い衣装をまとった廷臣たちが並ぶ厳かな宮廷の様子がどっしりと描写されています。<br /><br />画面の中央は、『教皇から祝福を受ける聖ブルーノ』です。<br />白と赤の衣服に身を包んだ教皇の前で、純白の修道服を着たブルーノがひざまずき、すっきりと祝福を授かる様子が表現されています。<br /><br />画面の右側は、『カラブリアの山中でロジェ伯爵に出会う聖ブルーノ』です。<br />なだらかな山々が広がるパノラマのような美しい空の下、白い修道服をまとったブルーノたちと、狩猟姿の伯爵が静かに出会う場面が細密に描写されています。<br /><br />17世紀フランス絵画らしい、計算された完璧な構図と柔らかな光の明暗表現が美しく調和した素晴らしい空間です。

    壁面展示(聖ブルーノの生涯の連作その2)

    ユスターシュ・ル・シュエールによる『聖ブルーノの生涯』の連作がさらに3枚すっきりと並んでいます。

    画面の左側は、『教皇ウラヌス2世の宮廷における聖ブルーノ』です。
    宮殿の大理石の円柱を背に、赤い衣装をまとった廷臣たちが並ぶ厳かな宮廷の様子がどっしりと描写されています。

    画面の中央は、『教皇から祝福を受ける聖ブルーノ』です。
    白と赤の衣服に身を包んだ教皇の前で、純白の修道服を着たブルーノがひざまずき、すっきりと祝福を授かる様子が表現されています。

    画面の右側は、『カラブリアの山中でロジェ伯爵に出会う聖ブルーノ』です。
    なだらかな山々が広がるパノラマのような美しい空の下、白い修道服をまとったブルーノたちと、狩猟姿の伯爵が静かに出会う場面が細密に描写されています。

    17世紀フランス絵画らしい、計算された完璧な構図と柔らかな光の明暗表現が美しく調和した素晴らしい空間です。

  • ユスターシュ・ル・シュエール 『教皇ウラヌス2世の宮廷における聖ブルーノ』<br /><br />1645年から1648年頃に制作された、聖ブルーノの生涯を描いた高名な連作の1枚です。<br /><br />画面の右側には、鮮やかな赤い法衣に身を包んだ枢機卿や廷臣たちが、ひな壇の上にどっしりと並んでいます。<br />彼らは中央奥に座る教皇の言葉を聞き、驚きや当惑のポーズを見せています。<br />画面の左側へと目を向けると、大理石の円柱が立ち並ぶ壮麗な宮廷のなかに、青い衣服を着た聖ブルーノがすっきりと配置されています。<br />彼はテーブルの前に静かに腰掛け、厳かな裁判や会議の様子を冷静に見つめています。<br />背景の幾何学的な古代建築の描写と、差し込む柔らかな光の明暗表現が、宮廷のなかに漂う一瞬の緊迫感を格調高く引き立てている素晴らしい傑作です。

    ユスターシュ・ル・シュエール 『教皇ウラヌス2世の宮廷における聖ブルーノ』

    1645年から1648年頃に制作された、聖ブルーノの生涯を描いた高名な連作の1枚です。

    画面の右側には、鮮やかな赤い法衣に身を包んだ枢機卿や廷臣たちが、ひな壇の上にどっしりと並んでいます。
    彼らは中央奥に座る教皇の言葉を聞き、驚きや当惑のポーズを見せています。
    画面の左側へと目を向けると、大理石の円柱が立ち並ぶ壮麗な宮廷のなかに、青い衣服を着た聖ブルーノがすっきりと配置されています。
    彼はテーブルの前に静かに腰掛け、厳かな裁判や会議の様子を冷静に見つめています。
    背景の幾何学的な古代建築の描写と、差し込む柔らかな光の明暗表現が、宮廷のなかに漂う一瞬の緊迫感を格調高く引き立てている素晴らしい傑作です。

  • ユスターシュ・ル・シュエール 『教皇ウラヌス2世から祝福を受ける聖ブルーノ』<br /><br />1645年から1648年頃に制作された、聖ブルーノの生涯を描いた高名な連作の1枚です。<br /><br />画面中央の石段の上では、鮮やかな赤い衣服をまとった教皇ウラヌス2世が立ち、深くひざまずく聖ブルーノの頭へ優しく手を置いてすっきりと祝福を授けています。<br />画面の右下へと目を向けると、その神聖な儀式を共に見守りながらひざまずく、別の白い修道服の僧侶の後ろ姿がどっしりと配置されています。<br />画面の左側には、青いマントをまとい悲しげに顔を覆う人物や、静かに祈りを捧げる黒い修道服の人物たちのシルエットが細密に表現されています。<br /><br />背後にうっすらと広がる薄暗い聖堂の祭壇と、差し込む柔らかな光の明暗表現が、厳かな祝福の瞬間を格調高く引き立てている素晴らしい傑作です。

    ユスターシュ・ル・シュエール 『教皇ウラヌス2世から祝福を受ける聖ブルーノ』

    1645年から1648年頃に制作された、聖ブルーノの生涯を描いた高名な連作の1枚です。

    画面中央の石段の上では、鮮やかな赤い衣服をまとった教皇ウラヌス2世が立ち、深くひざまずく聖ブルーノの頭へ優しく手を置いてすっきりと祝福を授けています。
    画面の右下へと目を向けると、その神聖な儀式を共に見守りながらひざまずく、別の白い修道服の僧侶の後ろ姿がどっしりと配置されています。
    画面の左側には、青いマントをまとい悲しげに顔を覆う人物や、静かに祈りを捧げる黒い修道服の人物たちのシルエットが細密に表現されています。

    背後にうっすらと広がる薄暗い聖堂の祭壇と、差し込む柔らかな光の明暗表現が、厳かな祝福の瞬間を格調高く引き立てている素晴らしい傑作です。

  • ユスターシュ・ル・シュエール 『教皇からのメッセージを受け取る聖ブルーノ』<br /><br />ています。1645年から1648年頃に制作された、聖ブルーノの生涯を描いた高名な連作の1枚です。<br /><br />画面中央では、純白の修道服に身を包んだ聖ブルーノが、教皇からの書簡を両手ですっきりと広げて静かに読み進めています。<br /><br />彼の右側(画面中央の少し右)には、緑色のマントを羽織った教皇の使者が佇み、その背後には連れてきた茶色い馬のシルエットがどっしりと描写されています。<br />画面の左側へと目を向けると、書簡の内容を心配そうに見守りながら、静かに手を合わせる別の修道士たちの姿が細密に表現されています。<br />背景には、険しいカラブリアの山々と湧き立つ白い雲が広がるパノラマのような空が描かれ、画面に素晴らしい心地よい奥行きを与えています。<br /><br />差し込む柔らかな光の明暗表現が、修道院に届いた重要な一幕を格調高く引き立てている素晴らしい傑作です。

    ユスターシュ・ル・シュエール 『教皇からのメッセージを受け取る聖ブルーノ』

    ています。1645年から1648年頃に制作された、聖ブルーノの生涯を描いた高名な連作の1枚です。

    画面中央では、純白の修道服に身を包んだ聖ブルーノが、教皇からの書簡を両手ですっきりと広げて静かに読み進めています。

    彼の右側(画面中央の少し右)には、緑色のマントを羽織った教皇の使者が佇み、その背後には連れてきた茶色い馬のシルエットがどっしりと描写されています。
    画面の左側へと目を向けると、書簡の内容を心配そうに見守りながら、静かに手を合わせる別の修道士たちの姿が細密に表現されています。
    背景には、険しいカラブリアの山々と湧き立つ白い雲が広がるパノラマのような空が描かれ、画面に素晴らしい心地よい奥行きを与えています。

    差し込む柔らかな光の明暗表現が、修道院に届いた重要な一幕を格調高く引き立てている素晴らしい傑作です。

  • 美しい金色のバロック額縁に収められた、ドラマチックな神話歴史画が2枚すっきりと並んでいます。<br />画面の左側はニコラ・プッサンの『パンとシュリンクス』、右側はフランソワ・ペリエの『アキスとガラテア』の壁面展示風景

    美しい金色のバロック額縁に収められた、ドラマチックな神話歴史画が2枚すっきりと並んでいます。
    画面の左側はニコラ・プッサンの『パンとシュリンクス』、右側はフランソワ・ペリエの『アキスとガラテア』の壁面展示風景

  • ニコラ・プッサン 『パンとシュリンクス』<br /><br />左側に飾られていた作品の美しい正面カットです。<br /><br />1637年頃に制作された、オウィディウスの『変身物語』に登場するギリシャ神話のエピソードを描いた傑作です。<br />牧神パンに恋い慕われ、追いかけられた美しいニンフシュリンクスが、川のふちへと追い詰められて逃げ惑う緊迫の瞬間を描いています。<br /><br />画面の右側では、頭に角を生やした半人半獣の神パンがどっしりと身を乗り出し、彼女を捕まえようとすっきりと両手を伸ばしています。<br />画面中央では、鮮やかな青い布をなびかせたシュリンクスが、恐怖の表情で川の神々へと必死に助けを求めています。<br /><br />彼女の足元(画面中央下)を覗き込むと、水瓶から水を流す川の神が背中を向けてどっしりと横たわっており、彼女を隠そうとする他のニンフたちのシルエットが細密に表現されています。<br />このあと彼女は川の神の手によって、水辺の「葦」へと姿を変えることになります。<br />背景の深く暗い森と、差し込む柔らかな光の明暗表現が、神話の劇的なドラマ性を格調高く引き立てている素晴らしい大作です。

    ニコラ・プッサン 『パンとシュリンクス』

    左側に飾られていた作品の美しい正面カットです。

    1637年頃に制作された、オウィディウスの『変身物語』に登場するギリシャ神話のエピソードを描いた傑作です。
    牧神パンに恋い慕われ、追いかけられた美しいニンフシュリンクスが、川のふちへと追い詰められて逃げ惑う緊迫の瞬間を描いています。

    画面の右側では、頭に角を生やした半人半獣の神パンがどっしりと身を乗り出し、彼女を捕まえようとすっきりと両手を伸ばしています。
    画面中央では、鮮やかな青い布をなびかせたシュリンクスが、恐怖の表情で川の神々へと必死に助けを求めています。

    彼女の足元(画面中央下)を覗き込むと、水瓶から水を流す川の神が背中を向けてどっしりと横たわっており、彼女を隠そうとする他のニンフたちのシルエットが細密に表現されています。
    このあと彼女は川の神の手によって、水辺の「葦」へと姿を変えることになります。
    背景の深く暗い森と、差し込む柔らかな光の明暗表現が、神話の劇的なドラマ性を格調高く引き立てている素晴らしい大作です。

  • フランソワ・ペリエ 『アキスとガラテア』<br /><br />右側に飾られていた作品の美しい正面カットです。<br /><br />17世紀に活躍したフランスの画家フランソワ・ペリエによる、ギリシャ神話の悲恋を描いた神話歴史画です。<br />画面の右上には、岩山の上に腰掛けた一つ目の巨人ポリュフェモスがどっしりと描写されています。<br /><br />彼は、愛する海のニンフガラテアへの恋心をリュートを奏でて歌っています。<br />画面の左側へと目を向けると、青い布をまとい、イルカが引く貝殻の船にすっきりと乗った美しいガラテアと、その恋人アキスの姿が仲睦まじく描写されています。彼らの周りの水辺には、海の神々や愛らしい有翼のクピドたちが細密に表現されています。<br />このあと巨人に嫉妬され、アキスは岩を投げつけられて命を落とすという劇的な物語を内包しています。<br /><br />背景に広がるパノラマのような美しい空と、差し込む柔らかな光の明暗表現が、神話世界の心地よい奥行きを格調高く引き立てている素晴らしい大作です。<br /><br />つづく

    フランソワ・ペリエ 『アキスとガラテア』

    右側に飾られていた作品の美しい正面カットです。

    17世紀に活躍したフランスの画家フランソワ・ペリエによる、ギリシャ神話の悲恋を描いた神話歴史画です。
    画面の右上には、岩山の上に腰掛けた一つ目の巨人ポリュフェモスがどっしりと描写されています。

    彼は、愛する海のニンフガラテアへの恋心をリュートを奏でて歌っています。
    画面の左側へと目を向けると、青い布をまとい、イルカが引く貝殻の船にすっきりと乗った美しいガラテアと、その恋人アキスの姿が仲睦まじく描写されています。彼らの周りの水辺には、海の神々や愛らしい有翼のクピドたちが細密に表現されています。
    このあと巨人に嫉妬され、アキスは岩を投げつけられて命を落とすという劇的な物語を内包しています。

    背景に広がるパノラマのような美しい空と、差し込む柔らかな光の明暗表現が、神話世界の心地よい奥行きを格調高く引き立てている素晴らしい大作です。

    つづく

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