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:.。ヴァン・ダイクの気品あふれる肖像から、ルーベンスが描く愛の光へ.。:<br />今回の舞台は、ルーヴル美術館のリシュリュー翼3階(17世紀フランドル絵画エリア)です。<br />全30枚の写真とともに、劇的なバロックの光を堪能する極上ルートを3つの見どころでご紹介します。<br /><br />【前半】王侯貴族の威厳と、驚異的な質感描写(1~10番)「ルーム850」および「ルーム851」からスタート。アンソニー・ヴァン・ダイクによる『チャールズ1世の宮廷肖像』や、白馬にまたがるモンカダ侯爵の騎馬像など、貴族たちの誇り高い佇まいと美しい衣装の質感描写をじっくりと辿ります。<br />【中盤】麗しい家族の絆と、瑞々しい自然の叙情(11~20番)ヴァン・ダイクによる『ある女性と娘の肖像』などの上品なペア肖像画や、スナイデルスによる細密な動物静物画を巡ります。さらに、ジャン・ブリューゲル(父)ののどかな『宿屋の前の風景』など、画面の奥へと抜ける心地よい奥行きを堪能します。<br /><br />【後半】巨匠ルーベンスの真髄と、最愛の家族への眼差し(21~30番)旅のしめくくりは、「ルーム855」のルーベンス大作エリアへ。最愛の妻を描いた『エレーヌ・フールマンと子供たち』や、天使たちが軽やかに舞う『聖母子と聖イノセントたち』など、天から差し込む柔らかな光の明暗表現をすっきりと締めくくります。<br /><br /><br />全体の大まかな行程は以下になります。<br /><br />今日は,★☆★です (^^)/<br /><br />4/13(日) 成田⇒ドバイ⇒<br />4/14(月) ⇒アムステルダム フォーレンダム観光<br />4/15(火) アムステルダム,ホールン,エダム観光<br />4/16(水) アムステルダム国立美術館,市内観光<br />4/17(木) ギートホルン観光<br />4/18(金) キューケンホフ観光<br />4/19(土) ザーンセ・スカンス観光⇒ロッテルダムへ移動<br />4/20(日) デハール城,ユトレヒト観光<br />4/21(月) キンデルダイク,デルフト観光<br />4/22(火) ハーグ観光<br />4/23(水) プラハへ移動とプチ観光<br />4/24(木) プラハ観光+コンサート<br />4/25(金) プラハ観光+コンサート <br />4/26(土) プラハ観光<br />4/27(日) プラハ観光<br />4/28(月) プラハ観光<br />4/29(火) チェスキー・クルムロフへ移動⇒観光<br />4/30(水) チェスキー・クルムロフ⇒プラハへ移動<br />5/1(木) パリへ移動,観光<br /><br />★☆★5/2(金) パリ観光<br /><br />5/3(土) ヴェルサイユ宮殿観光<br />5/4(日) パリ観光<br />5/5(月) 体調不良により観光無し<br />5/6(火) 体調不良により観光無し <br />5/7(水) パリ観光<br />5/8(木) シャルトルへ移動・観光<br />5/9(金) パリ観光<br />5/10(土) パリ観光<br />5/11(日) パリ観光<br />5/12(月) ベルノンへ移動・観光,パリ観光<br />5/13(火) パリ観光<br />5/14(水) パリ観光後⇒ドバイへ移動<br />5/15(木) ドバイ観光⇒成田へ向けて出発<br />5/16(金) 成田着

308。*:.。オランダ,チェコ,フランス35日間の旅 ☆パリ-47 ルーブル-44☆.。.:* 

24いいね!

2025/05/02 - 2025/05/02

3840位(同エリア17273件中)

mitsu

mitsuさん

:.。ヴァン・ダイクの気品あふれる肖像から、ルーベンスが描く愛の光へ.。:
今回の舞台は、ルーヴル美術館のリシュリュー翼3階(17世紀フランドル絵画エリア)です。
全30枚の写真とともに、劇的なバロックの光を堪能する極上ルートを3つの見どころでご紹介します。

【前半】王侯貴族の威厳と、驚異的な質感描写(1~10番)「ルーム850」および「ルーム851」からスタート。アンソニー・ヴァン・ダイクによる『チャールズ1世の宮廷肖像』や、白馬にまたがるモンカダ侯爵の騎馬像など、貴族たちの誇り高い佇まいと美しい衣装の質感描写をじっくりと辿ります。
【中盤】麗しい家族の絆と、瑞々しい自然の叙情(11~20番)ヴァン・ダイクによる『ある女性と娘の肖像』などの上品なペア肖像画や、スナイデルスによる細密な動物静物画を巡ります。さらに、ジャン・ブリューゲル(父)ののどかな『宿屋の前の風景』など、画面の奥へと抜ける心地よい奥行きを堪能します。

【後半】巨匠ルーベンスの真髄と、最愛の家族への眼差し(21~30番)旅のしめくくりは、「ルーム855」のルーベンス大作エリアへ。最愛の妻を描いた『エレーヌ・フールマンと子供たち』や、天使たちが軽やかに舞う『聖母子と聖イノセントたち』など、天から差し込む柔らかな光の明暗表現をすっきりと締めくくります。


全体の大まかな行程は以下になります。

今日は,★☆★です (^^)/

4/13(日) 成田⇒ドバイ⇒
4/14(月) ⇒アムステルダム フォーレンダム観光
4/15(火) アムステルダム,ホールン,エダム観光
4/16(水) アムステルダム国立美術館,市内観光
4/17(木) ギートホルン観光
4/18(金) キューケンホフ観光
4/19(土) ザーンセ・スカンス観光⇒ロッテルダムへ移動
4/20(日) デハール城,ユトレヒト観光
4/21(月) キンデルダイク,デルフト観光
4/22(火) ハーグ観光
4/23(水) プラハへ移動とプチ観光
4/24(木) プラハ観光+コンサート
4/25(金) プラハ観光+コンサート 
4/26(土) プラハ観光
4/27(日) プラハ観光
4/28(月) プラハ観光
4/29(火) チェスキー・クルムロフへ移動⇒観光
4/30(水) チェスキー・クルムロフ⇒プラハへ移動
5/1(木) パリへ移動,観光

★☆★5/2(金) パリ観光

5/3(土) ヴェルサイユ宮殿観光
5/4(日) パリ観光
5/5(月) 体調不良により観光無し
5/6(火) 体調不良により観光無し 
5/7(水) パリ観光
5/8(木) シャルトルへ移動・観光
5/9(金) パリ観光
5/10(土) パリ観光
5/11(日) パリ観光
5/12(月) ベルノンへ移動・観光,パリ観光
5/13(火) パリ観光
5/14(水) パリ観光後⇒ドバイへ移動
5/15(木) ドバイ観光⇒成田へ向けて出発
5/16(金) 成田着

旅行の満足度
5.0
同行者
カップル・夫婦(シニア)
交通手段
徒歩
旅行の手配内容
個別手配
  • デイヴィッド・テニールス(子) 『レオポルド・ヴィルヘルム大公のサギ狩り』<br /><br />17世紀フランドルの風景画が並ぶリシュリュー翼3階の「ルーム850」へ移りました。<br />当時の総督レオポルド・ヴィルヘルム大公による優雅な狩猟の一幕を描いた風景画です。<br />画面中央では、大きな翼を広げたサギが襲いかかるタカと激しく戦う様子がダイナミックに描写されています。<br />画面の左側には、馬にまたがってその様子を静かに見守る大公や従者たちの姿がすっきりと配置されています。<br />空に広がる大きな雲と、差し込む柔らかな光の明暗表現が、狩りのスリリングな緊迫感を格調高く引き立てています。<br /><br />遠く霞む水平線へと視線が抜ける、心地よい奥行きを表現した素晴らしい大作です。

    デイヴィッド・テニールス(子) 『レオポルド・ヴィルヘルム大公のサギ狩り』

    17世紀フランドルの風景画が並ぶリシュリュー翼3階の「ルーム850」へ移りました。
    当時の総督レオポルド・ヴィルヘルム大公による優雅な狩猟の一幕を描いた風景画です。
    画面中央では、大きな翼を広げたサギが襲いかかるタカと激しく戦う様子がダイナミックに描写されています。
    画面の左側には、馬にまたがってその様子を静かに見守る大公や従者たちの姿がすっきりと配置されています。
    空に広がる大きな雲と、差し込む柔らかな光の明暗表現が、狩りのスリリングな緊迫感を格調高く引き立てています。

    遠く霞む水平線へと視線が抜ける、心地よい奥行きを表現した素晴らしい大作です。

  • アンソニー・ヴァン・ダイク 『リナルドとアルミーダ』<br /><br />1629年に制作された、叙事詩『解放されたエルサレム』の有名なエピソードを描いた、非常に優美な神話風の歴史画です。<br /><br />魔女アルミーダが、敵の騎士リナルドを魔法で眠らせて命を奪おうとしたものの、彼の美しさに魅了されて恋に落ちる劇的な瞬間を描いています。<br />画面中央では、美しい金髪のアルミーダが鮮やかな赤いドレスをまとって佇み、眠るリナルドの頭にそっと手を添えています。<br /><br />彼らの周りには、二人の恋を祝福するように飛び交う愛らしい幼子天使たちの姿がすっきりと描写されています。<br />画面の左奥を覗き込むと、うっすらと夕暮れの雲が広がるパノラマのような空と山々が描かれ、心地よい奥行きを表現しています。<br /><br />差し込む柔らかな光の明暗表現が、登場人物たちのドラマチックな感情を格調高く引き立てている至高の大作です。

    アンソニー・ヴァン・ダイク 『リナルドとアルミーダ』

    1629年に制作された、叙事詩『解放されたエルサレム』の有名なエピソードを描いた、非常に優美な神話風の歴史画です。

    魔女アルミーダが、敵の騎士リナルドを魔法で眠らせて命を奪おうとしたものの、彼の美しさに魅了されて恋に落ちる劇的な瞬間を描いています。
    画面中央では、美しい金髪のアルミーダが鮮やかな赤いドレスをまとって佇み、眠るリナルドの頭にそっと手を添えています。

    彼らの周りには、二人の恋を祝福するように飛び交う愛らしい幼子天使たちの姿がすっきりと描写されています。
    画面の左奥を覗き込むと、うっすらと夕暮れの雲が広がるパノラマのような空と山々が描かれ、心地よい奥行きを表現しています。

    差し込む柔らかな光の明暗表現が、登場人物たちのドラマチックな感情を格調高く引き立てている至高の大作です。

  • 展示部屋は、巨匠ヴァン・ダイクの気品ある肖像画が一堂に会するリシュリュー翼3階の「ルーム851」(ヴァン・ダイクの部屋)へと移りました。<br /><br />シックな漆黒の壁面に、金色の美しい額縁に収められた3枚の傑作がすっきりと並んでいます。<br />

    展示部屋は、巨匠ヴァン・ダイクの気品ある肖像画が一堂に会するリシュリュー翼3階の「ルーム851」(ヴァン・ダイクの部屋)へと移りました。

    シックな漆黒の壁面に、金色の美しい額縁に収められた3枚の傑作がすっきりと並んでいます。

  • アンソニー・ヴァン・ダイク 『紳士の肖像』<br /><br />巨匠アンソニー・ヴァン・ダイクによる、極めて気品ある高貴な男性の肖像画です。<br /><br />画面中央では、ウェーブがかった長い黒髪と上品な口髭を蓄えた紳士が、体を少し斜めにしながら、こちらを静かに見つめています。<br />男性は、当時の富裕層のステータスであるシックな黒い上着をまとい、首元には清潔な白い平襟をすっきりと合わせています。<br /><br />最大の見どころは、袖口からのぞく精緻な白い「レースの装飾」と、その手元のリアルな質感描写です。<br />背景の左側には宮殿を思わせる石柱の影がどっしりと描かれ、右奥へと目を向けると、淡い雲が広がるパノラマのような美しい青空が描写されています。<br /><br />差し込む柔らかな光の明暗表現が、紳士の知的な表情を格調高く引き立てている素晴らしい名作です。

    アンソニー・ヴァン・ダイク 『紳士の肖像』

    巨匠アンソニー・ヴァン・ダイクによる、極めて気品ある高貴な男性の肖像画です。

    画面中央では、ウェーブがかった長い黒髪と上品な口髭を蓄えた紳士が、体を少し斜めにしながら、こちらを静かに見つめています。
    男性は、当時の富裕層のステータスであるシックな黒い上着をまとい、首元には清潔な白い平襟をすっきりと合わせています。

    最大の見どころは、袖口からのぞく精緻な白い「レースの装飾」と、その手元のリアルな質感描写です。
    背景の左側には宮殿を思わせる石柱の影がどっしりと描かれ、右奥へと目を向けると、淡い雲が広がるパノラマのような美しい青空が描写されています。

    差し込む柔らかな光の明暗表現が、紳士の知的な表情を格調高く引き立てている素晴らしい名作です。

  • アンソニー・ヴァン・ダイク 『男の肖像と息子』<br /><br />1628年から1629年頃に制作された、当時の高貴な市民の温あたたかな親子像を描いた肖像画です。<br /><br />画面中央では、立派なひだ襟を首元にまとい、シックな黒い上着を羽織った威厳ある父親がどっしりと佇んでいます。<br />父親の傍らには、白い上着と小さめのひだ襟をすっきりとまとった愛らしい息子が寄り添っています。<br /><br />最大の見どころは、画家の技量が光る親子のリアルな対比です。<br />父親は右手を優しく息子の肩に当て、左手には当時非常に高価であった贅沢な「革の手袋」をそっと携えています。<br /><br />漆黒の背景の中から差し込む柔らかな光の明暗表現が、親子の穏やかな表情や衣服の滑らかな質感を格調高く引き立てている素晴らしい大作です。

    アンソニー・ヴァン・ダイク 『男の肖像と息子』

    1628年から1629年頃に制作された、当時の高貴な市民の温あたたかな親子像を描いた肖像画です。

    画面中央では、立派なひだ襟を首元にまとい、シックな黒い上着を羽織った威厳ある父親がどっしりと佇んでいます。
    父親の傍らには、白い上着と小さめのひだ襟をすっきりとまとった愛らしい息子が寄り添っています。

    最大の見どころは、画家の技量が光る親子のリアルな対比です。
    父親は右手を優しく息子の肩に当て、左手には当時非常に高価であった贅沢な「革の手袋」をそっと携えています。

    漆黒の背景の中から差し込む柔らかな光の明暗表現が、親子の穏やかな表情や衣服の滑らかな質感を格調高く引き立てている素晴らしい大作です。

  • アンソニー・ヴァン・ダイク 『プファルツ選帝侯チャールズ1世ルイとロバートの肖像』<br /><br />1637年に制作された、イギリスのチャールズ1世の甥にあたる高貴な兄弟を描いた非常に華麗な集団肖像画です。<br /><br />画面中央の左側には、兄であるプファルツ選帝侯チャールズ1世ルイが佇み、その右側には弟のロバート(のちのルパート王子)の姿がすっきりと描写されています。<br /><br />最大の見どころは、画家の驚異的な技巧が光る「金属甲冑の質感描写」です。<br />二人が身にまとった重厚な鎧には、周囲の光が職人技の手法でリアルに反射しており、首元を飾る真っ白で非常に精緻なレースの襟が、彼らの気品あふれる若々しい表情を引き立てています。<br />兄は指揮杖を手に持ち、左手で剣の柄を握る堂々としたポーズをとっています。<br />背後をダイナミックに飾る金茶色の重厚なカーテンと、右奥にのぞく不穏な夕暮れの空が、彼らの波乱に満ちた運命を暗示しています。<br /><br />差し込む柔らかな光の明暗表現が、兄弟の知的な佇まいを格調高く浮かび上がらせている素晴らしい大作です。

    アンソニー・ヴァン・ダイク 『プファルツ選帝侯チャールズ1世ルイとロバートの肖像』

    1637年に制作された、イギリスのチャールズ1世の甥にあたる高貴な兄弟を描いた非常に華麗な集団肖像画です。

    画面中央の左側には、兄であるプファルツ選帝侯チャールズ1世ルイが佇み、その右側には弟のロバート(のちのルパート王子)の姿がすっきりと描写されています。

    最大の見どころは、画家の驚異的な技巧が光る「金属甲冑の質感描写」です。
    二人が身にまとった重厚な鎧には、周囲の光が職人技の手法でリアルに反射しており、首元を飾る真っ白で非常に精緻なレースの襟が、彼らの気品あふれる若々しい表情を引き立てています。
    兄は指揮杖を手に持ち、左手で剣の柄を握る堂々としたポーズをとっています。
    背後をダイナミックに飾る金茶色の重厚なカーテンと、右奥にのぞく不穏な夕暮れの空が、彼らの波乱に満ちた運命を暗示しています。

    差し込む柔らかな光の明暗表現が、兄弟の知的な佇まいを格調高く浮かび上がらせている素晴らしい大作です。

  • フランス・スナイデルス 『果物と野菜の静物画』<br /><br />フランドル・バロックの非常に豊かで生命力あふれる静物画が並ぶ、リシュリュー翼3階の「ルーム850」へ戻りました。<br /><br />17世紀フランドルを代表する静物画の大家フランス・スナイデルスによる、驚くほど豪華で瑞々しい最高傑作です。<br /><br />当時の市民の豊かな食卓や、大自然の恵みを賛美する風情が溢れる1枚です。<br />画面中央から手前にかけて、大きなカボチャやメロン、瑞々しい葡萄、アーティチョークなど、色鮮やかな果物と野菜が職人技の細密描写でどっしりと配置されています。<br /><br />最大の見どころは、画中にすっきりと忍び込んでいる小さな動物たちです。<br />画面の左奥を覗き込むと、リンゴをこっそり狙う「猿」が描かれ、右上には美しい羽を持つ「オウム」、手前には小さな「リス」のシルエットが隠れるように配置されています。<br /><br />暗い背景の中から差し込む柔らかな光の明暗表現が、野菜の皮の質感や動物たちの毛並みを格調高く引き立てている素晴らしい大作です。

    フランス・スナイデルス 『果物と野菜の静物画』

    フランドル・バロックの非常に豊かで生命力あふれる静物画が並ぶ、リシュリュー翼3階の「ルーム850」へ戻りました。

    17世紀フランドルを代表する静物画の大家フランス・スナイデルスによる、驚くほど豪華で瑞々しい最高傑作です。

    当時の市民の豊かな食卓や、大自然の恵みを賛美する風情が溢れる1枚です。
    画面中央から手前にかけて、大きなカボチャやメロン、瑞々しい葡萄、アーティチョークなど、色鮮やかな果物と野菜が職人技の細密描写でどっしりと配置されています。

    最大の見どころは、画中にすっきりと忍び込んでいる小さな動物たちです。
    画面の左奥を覗き込むと、リンゴをこっそり狙う「猿」が描かれ、右上には美しい羽を持つ「オウム」、手前には小さな「リス」のシルエットが隠れるように配置されています。

    暗い背景の中から差し込む柔らかな光の明暗表現が、野菜の皮の質感や動物たちの毛並みを格調高く引き立てている素晴らしい大作です。

  • アンソニー・ヴァン・ダイク 『フランシスコ・デ・モンカダ侯爵の騎馬像』<br /><br />1634年頃に制作された、当時のネーデルラント派遣スペイン軍最高司令官であったフランシスコ・デ・モンカダ侯爵の姿を描いた、高名な最高傑作の騎馬肖像画です。<br />画面中央では、光を浴びて神々しく輝く「美しい白馬」にまたがった侯爵が、堂々とした威厳に満ちた佇まいで配置されています。<br /><br />最大の見どころは、画家の驚異的な技巧が光る司令官としての凛としたポーズです。<br />黒い重厚な上着の首元には白い平襟をすっきりとまとい、右手に最高司令官の権威を象徴する「指揮杖」を掲げてこちらを見据えています。<br />白馬の引き締まった肉体や、なびく立派なたてがみが職人技の手法でリアルに表現されています。<br />背景の左側には深い森の木々がどっしりと描かれ、右奥へと目を向けると、淡い雲が広がるパノラマのような空が描写されています。<br /><br />差し込む柔らかな光の明暗表現が、侯爵の誇り高いポーズを格調高く浮かび上がらせている素晴らしい大作です。

    アンソニー・ヴァン・ダイク 『フランシスコ・デ・モンカダ侯爵の騎馬像』

    1634年頃に制作された、当時のネーデルラント派遣スペイン軍最高司令官であったフランシスコ・デ・モンカダ侯爵の姿を描いた、高名な最高傑作の騎馬肖像画です。
    画面中央では、光を浴びて神々しく輝く「美しい白馬」にまたがった侯爵が、堂々とした威厳に満ちた佇まいで配置されています。

    最大の見どころは、画家の驚異的な技巧が光る司令官としての凛としたポーズです。
    黒い重厚な上着の首元には白い平襟をすっきりとまとい、右手に最高司令官の権威を象徴する「指揮杖」を掲げてこちらを見据えています。
    白馬の引き締まった肉体や、なびく立派なたてがみが職人技の手法でリアルに表現されています。
    背景の左側には深い森の木々がどっしりと描かれ、右奥へと目を向けると、淡い雲が広がるパノラマのような空が描写されています。

    差し込む柔らかな光の明暗表現が、侯爵の誇り高いポーズを格調高く浮かび上がらせている素晴らしい大作です。

  • ダニエル・セーヘルス & ドメニキーノ 『愛の勝利と花飾り』<br /><br />1625年から1627年頃に制作された、オランダ・フランドル絵画とイタリア絵画の巨匠たちが奇跡の共演を果たした非常に貴重な静物宗教画です。<br /><br />花の描写で右に出る者はいないと言われたフランドルのダニエル・セーヘルスが周囲の花を、中央の人物をイタリアのドメニコ・ザンピエーリが手がけました。<br />画面中央には、小さな手押し車に乗り、二人の愛らしい幼子天使に引かれながら進む「幼子イエス・キリスト(あるいは愛の勝利の寓意)」の姿がすっきりと描写されています。<br /><br />最大の見どころは、中央をぐるりと取り囲む「驚異的な花のガーランド」の細密描写です。<br />チューリップ、バラ、アイリスなど、四季折々の瑞々しい無数の花々が職人技の手法でリアルに表現されています。<br /><br />漆黒の背景と、差し込む柔らかな光の明暗表現が、暗闇の中から鮮やかな花々の色彩と天使たちの白い肌の質感を格調高く浮かび上がらせている至高の最高傑作です。

    ダニエル・セーヘルス & ドメニキーノ 『愛の勝利と花飾り』

    1625年から1627年頃に制作された、オランダ・フランドル絵画とイタリア絵画の巨匠たちが奇跡の共演を果たした非常に貴重な静物宗教画です。

    花の描写で右に出る者はいないと言われたフランドルのダニエル・セーヘルスが周囲の花を、中央の人物をイタリアのドメニコ・ザンピエーリが手がけました。
    画面中央には、小さな手押し車に乗り、二人の愛らしい幼子天使に引かれながら進む「幼子イエス・キリスト(あるいは愛の勝利の寓意)」の姿がすっきりと描写されています。

    最大の見どころは、中央をぐるりと取り囲む「驚異的な花のガーランド」の細密描写です。
    チューリップ、バラ、アイリスなど、四季折々の瑞々しい無数の花々が職人技の手法でリアルに表現されています。

    漆黒の背景と、差し込む柔らかな光の明暗表現が、暗闇の中から鮮やかな花々の色彩と天使たちの白い肌の質感を格調高く浮かび上がらせている至高の最高傑作です。

  • アンソニー・ヴァン・ダイク 『狩り場のチャールズ1世』<br /><br />1635年頃に制作された、イギリス国王チャールズ1世の姿を描いた、ヴァン・ダイクの生涯における最高傑作として世界的に名高い宮廷肖像図です。<br /><br />画面の左側では、光沢のある白い上着と鮮やかな赤いズボンをまとい、大きな黒い帽子をかぶった国王チャールズ1世が、片手を腰に当てて誇らしげに佇んでいます。<br /><br />最大の見どころは、王の絶対的な権威をあえて自然体に表現した画期的な構図です。<br />王は右手にステッキをすっきりと持ち、遠くを見つめる知的な表情が描写されています。<br />画面の右側には、王の愛馬の頭を優しく下に向ける従者と、その奥で王のマントを大切そうに持つ若い小姓のシルエットが細密に表現されています。<br /><br />背後にどっしりと広がる大きな樹木の緑と、左奥の水平線へと視線が抜けるパノラマのような夕暮れのパノラマ空、そして差し込む柔らかな光の明暗表現が、王の高貴な品格を格調高く引き立てている至高の大作です。

    アンソニー・ヴァン・ダイク 『狩り場のチャールズ1世』

    1635年頃に制作された、イギリス国王チャールズ1世の姿を描いた、ヴァン・ダイクの生涯における最高傑作として世界的に名高い宮廷肖像図です。

    画面の左側では、光沢のある白い上着と鮮やかな赤いズボンをまとい、大きな黒い帽子をかぶった国王チャールズ1世が、片手を腰に当てて誇らしげに佇んでいます。

    最大の見どころは、王の絶対的な権威をあえて自然体に表現した画期的な構図です。
    王は右手にステッキをすっきりと持ち、遠くを見つめる知的な表情が描写されています。
    画面の右側には、王の愛馬の頭を優しく下に向ける従者と、その奥で王のマントを大切そうに持つ若い小姓のシルエットが細密に表現されています。

    背後にどっしりと広がる大きな樹木の緑と、左奥の水平線へと視線が抜けるパノラマのような夕暮れのパノラマ空、そして差し込む柔らかな光の明暗表現が、王の高貴な品格を格調高く引き立てている至高の大作です。

  • ヴァン・ダイクのペア肖像画<br /><br />シックな漆黒の壁面に、金色の美しい額縁に収められた2枚の対の肖像画がすっきりと並んでいます。

    ヴァン・ダイクのペア肖像画

    シックな漆黒の壁面に、金色の美しい額縁に収められた2枚の対の肖像画がすっきりと並んでいます。

  • アンソニー_ヴァン_ダイク 『ある女性と娘の肖像』<br /><br />ヴァン・ダイクのペア肖像画の左側に飾られていた、作品です。<br />1630年前後に制作された、当時のアントウェルペンの富裕な貴族の母親と、その愛らしい娘の姿を瑞々しく描き出した等身大の二連肖像画です。<br /><br />画面中央では、首元に大きく扇状に広がった美しい白い「ひだ襟」をまとい、光沢のある重厚な黒いドレスに身を包んだ高貴な母親が、品格高く椅子に腰掛けています。<br /><br />最大の見どころは、母娘のあたたかな絆を表現した手元のポーズです。<br />母親は左手を優しく伸ばし、隣に佇む小さな娘の右手をそっと握り合っています。娘は白い衣服をすっきりとまとい、手には高価な革の手袋を大切そうに持っています。<br />背後を飾る金茶色の重厚なカーテンや大理石の円柱の影、そして差し込む柔らかな光の明暗表現が、彼女たちの陶器のように白い肌や気品あふれる表情を格調高く引き立てている素晴らしい大作です。

    アンソニー_ヴァン_ダイク 『ある女性と娘の肖像』

    ヴァン・ダイクのペア肖像画の左側に飾られていた、作品です。
    1630年前後に制作された、当時のアントウェルペンの富裕な貴族の母親と、その愛らしい娘の姿を瑞々しく描き出した等身大の二連肖像画です。

    画面中央では、首元に大きく扇状に広がった美しい白い「ひだ襟」をまとい、光沢のある重厚な黒いドレスに身を包んだ高貴な母親が、品格高く椅子に腰掛けています。

    最大の見どころは、母娘のあたたかな絆を表現した手元のポーズです。
    母親は左手を優しく伸ばし、隣に佇む小さな娘の右手をそっと握り合っています。娘は白い衣服をすっきりとまとい、手には高価な革の手袋を大切そうに持っています。
    背後を飾る金茶色の重厚なカーテンや大理石の円柱の影、そして差し込む柔らかな光の明暗表現が、彼女たちの陶器のように白い肌や気品あふれる表情を格調高く引き立てている素晴らしい大作です。

  • アンソニー・ヴァン・ダイク 『ある男性と息子の肖像』<br /><br />ヴァン・ダイクのペア肖像画の右側に飾られていた作品です。<br />1630年前後に制作された、先ほどの母親と娘と対になるペアの全身肖像画です。<br /><br />画面中央では、見事な白い「ひだ襟」を首元にまとい、シックな黒い上着と重厚なマントを羽織った父親が、威厳高く佇んでいます。<br /><br />最大の見どころは、父親を優しく見上げる愛らしい息子の姿です。<br />画面の左下には、小さな白い襟をまとった息子がすっきりと配置されており、手には白い布を大切そうに持っています。<br /><br />宮殿を思わせる石柱の背景と、差し込む柔らかな光の明暗表現が、父親の知的な表情や黒い衣装の滑らかな質感を格調高く浮かび上がらせている素晴らしい大作です。

    アンソニー・ヴァン・ダイク 『ある男性と息子の肖像』

    ヴァン・ダイクのペア肖像画の右側に飾られていた作品です。
    1630年前後に制作された、先ほどの母親と娘と対になるペアの全身肖像画です。

    画面中央では、見事な白い「ひだ襟」を首元にまとい、シックな黒い上着と重厚なマントを羽織った父親が、威厳高く佇んでいます。

    最大の見どころは、父親を優しく見上げる愛らしい息子の姿です。
    画面の左下には、小さな白い襟をまとった息子がすっきりと配置されており、手には白い布を大切そうに持っています。

    宮殿を思わせる石柱の背景と、差し込む柔らかな光の明暗表現が、父親の知的な表情や黒い衣装の滑らかな質感を格調高く浮かび上がらせている素晴らしい大作です。

  •  アンソニー・ヴァン・ダイク 『二人の寄進者のいる聖母子』<br /><br />1630年頃に制作された、崇高な信仰と慈愛を描き出した非常に優美な宗教画です。<br />画面の左側では、静かな岩陰のもと、鮮やかな赤い衣服と青いマントをまとった聖母マリアが、ふくよかで愛らしい「幼子イエス・キリスト」を優しく膝の上に抱いています。<br /><br />最大の見どころは、画面の右側にすっきりと配置された、この絵画を寄進した高貴な夫婦の敬虔な佇まいです。<br />シックな黒い上着を羽織った夫が、幼子イエスの差し出した小さな右手にそっと口づけを捧げています。<br />その隣には、白いひだ襟をまとった妻が静かに手を合わせ、二人で深い祈りを捧げています。<br />画面の右上には、二人の愛の祝福を告げるように、湧き立つ大きな雲のなかを飛び交う愛らしい幼子天使たちの姿が描写されています。<br /><br />差し込む柔らかな光の明暗表現が、聖母子の神聖な輝きと、寄進者夫婦の厳かな心理を格調高く浮かび上がらせている素晴らしい大作です。

    アンソニー・ヴァン・ダイク 『二人の寄進者のいる聖母子』

    1630年頃に制作された、崇高な信仰と慈愛を描き出した非常に優美な宗教画です。
    画面の左側では、静かな岩陰のもと、鮮やかな赤い衣服と青いマントをまとった聖母マリアが、ふくよかで愛らしい「幼子イエス・キリスト」を優しく膝の上に抱いています。

    最大の見どころは、画面の右側にすっきりと配置された、この絵画を寄進した高貴な夫婦の敬虔な佇まいです。
    シックな黒い上着を羽織った夫が、幼子イエスの差し出した小さな右手にそっと口づけを捧げています。
    その隣には、白いひだ襟をまとった妻が静かに手を合わせ、二人で深い祈りを捧げています。
    画面の右上には、二人の愛の祝福を告げるように、湧き立つ大きな雲のなかを飛び交う愛らしい幼子天使たちの姿が描写されています。

    差し込む柔らかな光の明暗表現が、聖母子の神聖な輝きと、寄進者夫婦の厳かな心理を格調高く浮かび上がらせている素晴らしい大作です。

  • ヤン・ファイト 『猫に発見された狩猟用具と獲物』<br /><br />動物や静物の描写で圧倒的な人気を誇った巨匠ヤン・ファイトによる、大変ドラマチックな狩猟静物画です 。<br /><br />画面中央から右側にかけて、仕留められたばかりの大きな「野うさぎ」が頭を下にして吊るされており、そのリアルな毛並みが職人技の手法で描写されています。<br />野うさぎの周りには、カゴから溢れんばかりに盛られたさまざまな狩猟の鳥の姿がすっきりと配置されています 。<br /><br />最大の見どころは、画中に潜む動物と狩猟道具の細密描写です。<br />画面の左上を覗き込むと、暗闇の中から仕留められた獲物をじっと狙い澄ます「猫」がすっきりと描写されています。<br />さらに画面の左端には、当時の「狩猟用の鉄砲」がどっしりと立て掛けられています 。<br />漆黒の背景と、左側から差し込む柔らかな光の明暗表現が、動物たちの質感や緊迫した空気感を格調高く引き立てている素晴らしい大作です 。

    ヤン・ファイト 『猫に発見された狩猟用具と獲物』

    動物や静物の描写で圧倒的な人気を誇った巨匠ヤン・ファイトによる、大変ドラマチックな狩猟静物画です 。

    画面中央から右側にかけて、仕留められたばかりの大きな「野うさぎ」が頭を下にして吊るされており、そのリアルな毛並みが職人技の手法で描写されています。
    野うさぎの周りには、カゴから溢れんばかりに盛られたさまざまな狩猟の鳥の姿がすっきりと配置されています 。

    最大の見どころは、画中に潜む動物と狩猟道具の細密描写です。
    画面の左上を覗き込むと、暗闇の中から仕留められた獲物をじっと狙い澄ます「猫」がすっきりと描写されています。
    さらに画面の左端には、当時の「狩猟用の鉄砲」がどっしりと立て掛けられています 。
    漆黒の背景と、左側から差し込む柔らかな光の明暗表現が、動物たちの質感や緊迫した空気感を格調高く引き立てている素晴らしい大作です 。

  • アンソニー・ヴァン・ダイク 『画家のピエター・ハウトマンの肖像』<br /><br />巨匠アンソニー・ヴァン・ダイクが手がけた、極めて格調高い男性の肖像画です。<br /><br />画面中央では、ウェーブがかった豊かな黒髪と上品な口髭を蓄えた紳士が、こちらを鋭くも深い眼差しですっきりと見つめています。<br />男性は、当時の富裕層のステータスであるシックな黒い上着を身にまとい、首元には清潔な白い襟を合わせています。<br /><br />最大の見どころは、ヴァン・ダイクならではの気品ある上品な手のポーズです。<br />左腕をそっと下ろし、右手をマントのひだにそっと添えた洗練された佇まいが描写されています。<br />背後の右側には、宮殿を思わせる壮麗な大理石の円柱や階段の影がどっしりと描かれ、画面に素晴らしい立体感を与えています。<br /><br />漆黒の背景の中から差し込む柔らかな光の明暗表現が、彼の知的な表情や黒い衣装の滑らかな質感を品格高く引き立てている素晴らしい名作です。

    アンソニー・ヴァン・ダイク 『画家のピエター・ハウトマンの肖像』

    巨匠アンソニー・ヴァン・ダイクが手がけた、極めて格調高い男性の肖像画です。

    画面中央では、ウェーブがかった豊かな黒髪と上品な口髭を蓄えた紳士が、こちらを鋭くも深い眼差しですっきりと見つめています。
    男性は、当時の富裕層のステータスであるシックな黒い上着を身にまとい、首元には清潔な白い襟を合わせています。

    最大の見どころは、ヴァン・ダイクならではの気品ある上品な手のポーズです。
    左腕をそっと下ろし、右手をマントのひだにそっと添えた洗練された佇まいが描写されています。
    背後の右側には、宮殿を思わせる壮麗な大理石の円柱や階段の影がどっしりと描かれ、画面に素晴らしい立体感を与えています。

    漆黒の背景の中から差し込む柔らかな光の明暗表現が、彼の知的な表情や黒い衣装の滑らかな質感を品格高く引き立てている素晴らしい名作です。

  • フランス・スナイデルス 『果物のカゴの周りで悪戯をする猿たち』<br /><br />静物画の巨匠フランス・スナイデルスが手がけた、非常に躍動感のある動物静物画です。<br />画面中央には、瑞々しい葡萄やリンゴ、ベリー類が溢れんばかりに盛られた「大きな果物のカゴ」がどっしりと配置され、その手前には果物が載った美しい白磁の皿がすっきりと描写されています。<br />最大の見どころは、果物の周りでコミカルに動き回る「三匹の猿」の細密描写です。<br />画面の左側では、一匹の猿が長い手をすっきりと伸ばしてカゴの果物を盗み取ろうとしており、カゴの上や画面の右側の暗闇の中にも、果物に夢中になる別の猿たちのシルエットがリアルに表現されています。<br />画面の左奥へと目を向けると、うっすらと夕暮れの雲が広がるパノラマのような空が描かれ、心地よい奥行きを与えています。<br /><br />漆黒の背景の中から差し込む柔らかな光の明暗表現が、瑞々しい果物の質感や猿たちの毛並みを格調高く引き立てている素晴らしい名作です。

    フランス・スナイデルス 『果物のカゴの周りで悪戯をする猿たち』

    静物画の巨匠フランス・スナイデルスが手がけた、非常に躍動感のある動物静物画です。
    画面中央には、瑞々しい葡萄やリンゴ、ベリー類が溢れんばかりに盛られた「大きな果物のカゴ」がどっしりと配置され、その手前には果物が載った美しい白磁の皿がすっきりと描写されています。
    最大の見どころは、果物の周りでコミカルに動き回る「三匹の猿」の細密描写です。
    画面の左側では、一匹の猿が長い手をすっきりと伸ばしてカゴの果物を盗み取ろうとしており、カゴの上や画面の右側の暗闇の中にも、果物に夢中になる別の猿たちのシルエットがリアルに表現されています。
    画面の左奥へと目を向けると、うっすらと夕暮れの雲が広がるパノラマのような空が描かれ、心地よい奥行きを与えています。

    漆黒の背景の中から差し込む柔らかな光の明暗表現が、瑞々しい果物の質感や猿たちの毛並みを格調高く引き立てている素晴らしい名作です。

  • 金色の美しい額縁に収められた3枚の傑作がすっきりと並んでいます。<br />

    金色の美しい額縁に収められた3枚の傑作がすっきりと並んでいます。

  • 左上 ジャン・ブリューゲル(父)(あるいはルーベンスとの共同制作) 『居酒屋の前の旅人たち』<br />「ビロードのブリューゲル」として世界的に高名な巨匠ジャン・ブリューゲル(父)による、大変情緒豊かな風俗風景画です。<br /><br />当時の旅人や騎士たちが、旅の途中で素朴な田舎の居酒屋の前に立ち寄り、ひと息入れるのどかな日常の一幕を描いています。<br /><br />画面の左側には、煙突からうっすらと煙を上げる茅葺き屋根の古い宿屋がどっしりと描写されています。<br />その前に集まる乗馬姿の紳士や旅人たちの姿がすっきりと小さく表現されています。<br />画面の右側へと目を向けると、湧き立つ白い雲が広がる美しい青空の下、豊かな森の木々やなだらかな丘が広がり、画面に素晴らしい心地よい奥行きを与えています。<br />差し込む柔らかな光の明暗表現が、田舎道ののどかな空気感を格調高く引き立てている、職人技の技巧が詰まった素晴らしい傑作です。

    左上 ジャン・ブリューゲル(父)(あるいはルーベンスとの共同制作) 『居酒屋の前の旅人たち』
    「ビロードのブリューゲル」として世界的に高名な巨匠ジャン・ブリューゲル(父)による、大変情緒豊かな風俗風景画です。

    当時の旅人や騎士たちが、旅の途中で素朴な田舎の居酒屋の前に立ち寄り、ひと息入れるのどかな日常の一幕を描いています。

    画面の左側には、煙突からうっすらと煙を上げる茅葺き屋根の古い宿屋がどっしりと描写されています。
    その前に集まる乗馬姿の紳士や旅人たちの姿がすっきりと小さく表現されています。
    画面の右側へと目を向けると、湧き立つ白い雲が広がる美しい青空の下、豊かな森の木々やなだらかな丘が広がり、画面に素晴らしい心地よい奥行きを与えています。
    差し込む柔らかな光の明暗表現が、田舎道ののどかな空気感を格調高く引き立てている、職人技の技巧が詰まった素晴らしい傑作です。

  • 左下 アダム・フランス・ファン・デル・ミューレン 『橋の上の騎兵の戦い』<br /><br />17世紀後半に制作された、戦場で激しくぶつかり合う騎兵隊の凄まじい戦闘の瞬間を描いた、非常に躍動感のある歴史風景画です。<br /><br />画面の左側には、大きな石造りの「アーチ橋」がどっしりとそびえ立ち、その上で大勢の兵士や馬が激しく入り乱れる様子が描写されています 。<br />画面の手前中央には、青い旗を掲げて黒馬や茶色い馬にまたがった騎兵たちがすっきりと配置され、緊迫した戦いを繰り広げています。<br /><br />画面の右奥へと目を向けると、淡い雲が広がるパノラマのような美しい空の下、のどかな平原が広がり、画面に心地よい奥行きを与えています 。<br />差し込む柔らかな光の明暗表現が、激しい戦闘の混沌と静かな自然のコントラストを格調高く引き立てている素晴らしい大作です。

    左下 アダム・フランス・ファン・デル・ミューレン 『橋の上の騎兵の戦い』

    17世紀後半に制作された、戦場で激しくぶつかり合う騎兵隊の凄まじい戦闘の瞬間を描いた、非常に躍動感のある歴史風景画です。

    画面の左側には、大きな石造りの「アーチ橋」がどっしりとそびえ立ち、その上で大勢の兵士や馬が激しく入り乱れる様子が描写されています 。
    画面の手前中央には、青い旗を掲げて黒馬や茶色い馬にまたがった騎兵たちがすっきりと配置され、緊迫した戦いを繰り広げています。

    画面の右奥へと目を向けると、淡い雲が広がるパノラマのような美しい空の下、のどかな平原が広がり、画面に心地よい奥行きを与えています 。
    差し込む柔らかな光の明暗表現が、激しい戦闘の混沌と静かな自然のコントラストを格調高く引き立てている素晴らしい大作です。

  • 中央 ペーテル・パウル・ルーベンス 『満月、鳥刺しのいる夜の風景』<br /><br />バロック絵画の巨匠ペーテル・パウル・ルーベンスによる、非常に叙情的な風景画です。<br />画面中央の少し右側には、夜空に淡く光る「満月」がすっきりと描写されており、穏やかな夜の自然の神秘を伝えています。<br />画面の左側には、うっそうと生い茂る大きな木々がどっしりと配置され、そのふもとで静かに罠を仕掛ける鳥刺しの姿が小さく表現されています。<br />画面の右側へと目を向けると、オランダ・フランドル地方を象徴する「風車」のシルエットが配置されています。<br /><br />パノラマのように広がる夜の曇り空と、差し込む柔らかな光の明暗表現が、画面全体に素晴らしい立体感と心地よい奥行きを与えている見事な名作です。

    中央 ペーテル・パウル・ルーベンス 『満月、鳥刺しのいる夜の風景』

    バロック絵画の巨匠ペーテル・パウル・ルーベンスによる、非常に叙情的な風景画です。
    画面中央の少し右側には、夜空に淡く光る「満月」がすっきりと描写されており、穏やかな夜の自然の神秘を伝えています。
    画面の左側には、うっそうと生い茂る大きな木々がどっしりと配置され、そのふもとで静かに罠を仕掛ける鳥刺しの姿が小さく表現されています。
    画面の右側へと目を向けると、オランダ・フランドル地方を象徴する「風車」のシルエットが配置されています。

    パノラマのように広がる夜の曇り空と、差し込む柔らかな光の明暗表現が、画面全体に素晴らしい立体感と心地よい奥行きを与えている見事な名作です。

  • 右上 ジャン・ブリューゲル(父) 『宿屋の前の風景』<br /><br />「ビロードのブリューゲル」として名高い巨匠ジャン・ブリューゲル(父)による、大変情緒豊かな風俗風景画です。<br /><br />旅の途中で素朴な田舎の居酒屋の前に立ち寄り、休息をとる旅人たちや馬たちののどかな日常を描いています。<br />画面の左側には、うっそうと生い茂る大きな木々がどっしりと描写されています。そのふもとには、白馬や茶色い馬にまたがった乗馬姿の紳士たちが集まり、ひと息入れる様子がすっきりと描写されています。<br />画面の右奥へと目を向けると、淡い雲が広がる青空の下、なだらかな丘が広がり、画面に素晴らしい心地よい奥行きを与えています。<br /><br />差し込む柔らかな光の明暗表現が、田舎道ののどかな空気感を格調高く引き立てている、職人技の技巧が詰まった素晴らしい小品です。

    右上 ジャン・ブリューゲル(父) 『宿屋の前の風景』

    「ビロードのブリューゲル」として名高い巨匠ジャン・ブリューゲル(父)による、大変情緒豊かな風俗風景画です。

    旅の途中で素朴な田舎の居酒屋の前に立ち寄り、休息をとる旅人たちや馬たちののどかな日常を描いています。
    画面の左側には、うっそうと生い茂る大きな木々がどっしりと描写されています。そのふもとには、白馬や茶色い馬にまたがった乗馬姿の紳士たちが集まり、ひと息入れる様子がすっきりと描写されています。
    画面の右奥へと目を向けると、淡い雲が広がる青空の下、なだらかな丘が広がり、画面に素晴らしい心地よい奥行きを与えています。

    差し込む柔らかな光の明暗表現が、田舎道ののどかな空気感を格調高く引き立てている、職人技の技巧が詰まった素晴らしい小品です。

  • 右下 アダム・フランス・ファン・デル・ミューレン 『橋を渡りながら戦う騎兵隊』<br /><br />1657年に制作された、戦場で激しくぶつかり合う騎兵隊の混戦を描いた非常に躍動感のある歴史風景画です。<br /><br />画面の左側には、大きな石造りのアーチ橋がどっしりとそびえ立ち、その上で大勢の兵士や馬が激しく入り乱れる様子が描写されています。<br />画面の手前中央には、黒馬や茶色い馬にまたがった騎兵たちがすっきりと配置され、緊迫した戦いを繰り広げています。<br />画面の右奥へと目を向けると、淡い雲が広がるパノラマのような美しい空の下、のどかな平原が広がり、画面に心地よい奥行きを与えています。<br />差し込む柔らかな光の明暗表現が、激しい戦闘の混沌と静かな自然のコントラストを格調高く引き立てている素晴らしい大作です。

    右下 アダム・フランス・ファン・デル・ミューレン 『橋を渡りながら戦う騎兵隊』

    1657年に制作された、戦場で激しくぶつかり合う騎兵隊の混戦を描いた非常に躍動感のある歴史風景画です。

    画面の左側には、大きな石造りのアーチ橋がどっしりとそびえ立ち、その上で大勢の兵士や馬が激しく入り乱れる様子が描写されています。
    画面の手前中央には、黒馬や茶色い馬にまたがった騎兵たちがすっきりと配置され、緊迫した戦いを繰り広げています。
    画面の右奥へと目を向けると、淡い雲が広がるパノラマのような美しい空の下、のどかな平原が広がり、画面に心地よい奥行きを与えています。
    差し込む柔らかな光の明暗表現が、激しい戦闘の混沌と静かな自然のコントラストを格調高く引き立てている素晴らしい大作です。

  • ルイ・ブーケ 『旗手(旗を持つ若い男の肖像)』<br /><br />17世紀に活躍したフランス出身の画家ルイ・ブーケによる、圧倒的な品格を放つ等身大の全身肖像画です。<br /><br />画面中央では、長い黒髪をなびかせた凛々しい若い男性が、軍旗を手に携えて誇らしげに佇んでいます。<br />男性は、当時の最高級の富を象徴する鮮やかな黄色の衣装をまとい、首元には清潔な白いレースの襟をすっきりと合わせています。<br /><br />最大の見どころは、画家の驚異的な技巧が光る「豪華な布地の質感描写」です。<br />左腕に抱えられた大きな軍旗には、金糸や様々な色彩のシルクが職人技の手法でリアルに表現されており、画面の左側には羽根飾りのついた立派な帽子がどっしりと配置されています。<br /><br />背景の重つるし雲が広がる薄暗い空と、差し込む柔らかな光の明暗表現が、彼の知的な表情や華やかなポーズを格調高く引き立てている素晴らしい大作です。

    ルイ・ブーケ 『旗手(旗を持つ若い男の肖像)』

    17世紀に活躍したフランス出身の画家ルイ・ブーケによる、圧倒的な品格を放つ等身大の全身肖像画です。

    画面中央では、長い黒髪をなびかせた凛々しい若い男性が、軍旗を手に携えて誇らしげに佇んでいます。
    男性は、当時の最高級の富を象徴する鮮やかな黄色の衣装をまとい、首元には清潔な白いレースの襟をすっきりと合わせています。

    最大の見どころは、画家の驚異的な技巧が光る「豪華な布地の質感描写」です。
    左腕に抱えられた大きな軍旗には、金糸や様々な色彩のシルクが職人技の手法でリアルに表現されており、画面の左側には羽根飾りのついた立派な帽子がどっしりと配置されています。

    背景の重つるし雲が広がる薄暗い空と、差し込む柔らかな光の明暗表現が、彼の知的な表情や華やかなポーズを格調高く引き立てている素晴らしい大作です。

  • ペーテル・パウル・ルーベンス 『エレーヌ・フールマンと子供たち』<br /><br />バロック絵画の大巨匠ペーテル・パウル・ルーベンスが、その晩年に最愛の若き後妻エレーヌ・フールマンと子供たちを描いた、世界的に非常に有名な家族肖像画の傑作です。<br /><br />画面中央では、大きな羽根飾りのついた帽子をかぶり、光沢のある白いドレスに身を包んだエレーヌが、幼い我が子をすっきりと、あるいは優しく膝の上に抱いています。<br />最大の見どころは、画家の愛情がそのまま映し出された、子供たちの生き生きとした無邪気な表情描写です。<br />母の膝の上で帽子をかぶって愛らしく座る子供と、その左側で静かに佇みながらこちらを見つめる幼い娘の姿が細密に表現されています。<br /><br />全体にルーベンス特有の、軽快で滑らかな筆さばきと、差し込む柔らかな光の明暗表現が、エレーヌの陶器のように白い肌や子供たちの健康的な愛らしさを格調高く浮かび上がらせている至高の大作です。

    ペーテル・パウル・ルーベンス 『エレーヌ・フールマンと子供たち』

    バロック絵画の大巨匠ペーテル・パウル・ルーベンスが、その晩年に最愛の若き後妻エレーヌ・フールマンと子供たちを描いた、世界的に非常に有名な家族肖像画の傑作です。

    画面中央では、大きな羽根飾りのついた帽子をかぶり、光沢のある白いドレスに身を包んだエレーヌが、幼い我が子をすっきりと、あるいは優しく膝の上に抱いています。
    最大の見どころは、画家の愛情がそのまま映し出された、子供たちの生き生きとした無邪気な表情描写です。
    母の膝の上で帽子をかぶって愛らしく座る子供と、その左側で静かに佇みながらこちらを見つめる幼い娘の姿が細密に表現されています。

    全体にルーベンス特有の、軽快で滑らかな筆さばきと、差し込む柔らかな光の明暗表現が、エレーヌの陶器のように白い肌や子供たちの健康的な愛らしさを格調高く浮かび上がらせている至高の大作です。

  • ルーベンスの壮大な大作がずらりと並ぶ、リシュリュー翼3階の「ルーム855」に大切に展示されています。

    ルーベンスの壮大な大作がずらりと並ぶ、リシュリュー翼3階の「ルーム855」に大切に展示されています。

  • 中央上 ペーテル・パウル・ルーベンス 『聖母子と聖イノセントたち』<br /><br />聖母マリアと幼子イエスが、雲の上で大勢の愛らしい天使たちに優しく取り囲まれている聖なる場面を描いています。<br /><br />画面中央では、鮮やかな赤い衣服と青いマントをまとった聖母マリアが、ふくよかな幼子キリストをすっきりと腕に抱いています。<br />彼女たちの周りを覗き込むと、湧き立つ大きな白い雲のなか、美しい羽を広げた無数の幼子天使たちが輪になって二人を祝福し、軽やかに飛び交う姿が描写されています。<br />ルーベンス特有の、ふくよかで瑞々しい肉体表現と、天から差し込むまばゆく柔らかな光の明暗表現が、神聖な世界の圧倒的な輝きを格調高く引き立てている、職人技の技巧が詰まった素晴らしい大作です。

    中央上 ペーテル・パウル・ルーベンス 『聖母子と聖イノセントたち』

    聖母マリアと幼子イエスが、雲の上で大勢の愛らしい天使たちに優しく取り囲まれている聖なる場面を描いています。

    画面中央では、鮮やかな赤い衣服と青いマントをまとった聖母マリアが、ふくよかな幼子キリストをすっきりと腕に抱いています。
    彼女たちの周りを覗き込むと、湧き立つ大きな白い雲のなか、美しい羽を広げた無数の幼子天使たちが輪になって二人を祝福し、軽やかに飛び交う姿が描写されています。
    ルーベンス特有の、ふくよかで瑞々しい肉体表現と、天から差し込むまばゆく柔らかな光の明暗表現が、神聖な世界の圧倒的な輝きを格調高く引き立てている、職人技の技巧が詰まった素晴らしい大作です。

  • 左下 ピーテル・パウル・ルーベンス 『フランス宮廷オラニエ大使アンリ・ド・ヴィック男爵の肖像』<br /><br />1625年頃に制作された、当時のフランス宮廷派遣オラニエ大使であったアンリ・ド・ヴィック男爵の姿を描いた高貴な肖像画です。<br /><br />画面中央では、トレードマークである綺麗に整えられた口髭と顎髭を蓄えた男爵が、こちらを静かに見つめています。<br />男爵は、当時の外交官のステータスを象徴するシックな黒い上着を身にまとい、首元には大きな白い「襞襟」をすっきりとまとっています。<br /><br />ルーベンスならではの、光沢を帯びた衣服の質感描写と、差し込む柔らかな光の明暗表現が最大の見どころです。

    左下 ピーテル・パウル・ルーベンス 『フランス宮廷オラニエ大使アンリ・ド・ヴィック男爵の肖像』

    1625年頃に制作された、当時のフランス宮廷派遣オラニエ大使であったアンリ・ド・ヴィック男爵の姿を描いた高貴な肖像画です。

    画面中央では、トレードマークである綺麗に整えられた口髭と顎髭を蓄えた男爵が、こちらを静かに見つめています。
    男爵は、当時の外交官のステータスを象徴するシックな黒い上着を身にまとい、首元には大きな白い「襞襟」をすっきりとまとっています。

    ルーベンスならではの、光沢を帯びた衣服の質感描写と、差し込む柔らかな光の明暗表現が最大の見どころです。

  • 中央下 ピーテル・パウル・ルーベンス 『ローマのパラティヌス丘の遺跡のある風景』<br />1615年頃に制作された、古代ローマの面影を残す名高き史跡を描いた、非常に情緒豊かな歴史風景画です。<br /><br />画面の左側には、長い年月を経て植物が生い茂り、古びた石肌を見せる「パラティヌス丘の巨大な遺跡」がどっしりと描写されています。<br />画面の右下へと目を向けると、穏やかな水辺のふもとで語らう旅人や市民たちの姿がすっきりと小さく表現されています。<br /><br />画面の右奥へと広がるパノラマのような美しい空と、差し込む柔らかな光の明暗表現が、画面に素晴らしい立体感と心地よい奥行きを与えている見事な大作です。

    中央下 ピーテル・パウル・ルーベンス 『ローマのパラティヌス丘の遺跡のある風景』
    1615年頃に制作された、古代ローマの面影を残す名高き史跡を描いた、非常に情緒豊かな歴史風景画です。

    画面の左側には、長い年月を経て植物が生い茂り、古びた石肌を見せる「パラティヌス丘の巨大な遺跡」がどっしりと描写されています。
    画面の右下へと目を向けると、穏やかな水辺のふもとで語らう旅人や市民たちの姿がすっきりと小さく表現されています。

    画面の右奥へと広がるパノラマのような美しい空と、差し込む柔らかな光の明暗表現が、画面に素晴らしい立体感と心地よい奥行きを与えている見事な大作です。

  • 右下 ピーテル・パウル・ルーベンス 『スザンナ・フールマンの肖像』<br /><br />大巨匠ペーテル・パウル・ルーベンスによる気品あふれる肖像画です。<br /><br />1622年頃に制作された、ルーベンスの2番目の妻エレーヌの姉にあたる女性、スザンナ・フールマンの姿を描いた大変美しい肖像画です。<br /><br />画面中央では、知的な黒い衣装を身にまとい、胸元に繊細なレースをあしらった彼女が、こちらを静かに見つめる様子がすっきりと描写されています。<br /><br />最大の見どころは、画家の洗練された筆さばきが光る、彼女の優美な佇まいと手の描写です。<br />右手をそっと胸元に添えた上品なポーズが美しく、首元の細いネックレスや、衣装に施された細密な金色の装飾が職人技の手法で表現されています。<br /><br />背景の重厚な赤いカーテンと、差し込む柔らかな光の明暗表現が、彼女の白く美しい肌の質感を格調高く引き立てている至高の名作です。<br /><br />つづく

    右下 ピーテル・パウル・ルーベンス 『スザンナ・フールマンの肖像』

    大巨匠ペーテル・パウル・ルーベンスによる気品あふれる肖像画です。

    1622年頃に制作された、ルーベンスの2番目の妻エレーヌの姉にあたる女性、スザンナ・フールマンの姿を描いた大変美しい肖像画です。

    画面中央では、知的な黒い衣装を身にまとい、胸元に繊細なレースをあしらった彼女が、こちらを静かに見つめる様子がすっきりと描写されています。

    最大の見どころは、画家の洗練された筆さばきが光る、彼女の優美な佇まいと手の描写です。
    右手をそっと胸元に添えた上品なポーズが美しく、首元の細いネックレスや、衣装に施された細密な金色の装飾が職人技の手法で表現されています。

    背景の重厚な赤いカーテンと、差し込む柔らかな光の明暗表現が、彼女の白く美しい肌の質感を格調高く引き立てている至高の名作です。

    つづく

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