2026/01/12 - 2026/01/24
214位(同エリア221件中)
壱岐照三さん
アラビア半島は日本よりはるか昔からの遺跡、文化がある。それらを見たいというのとやはり鉄分不足気味で・・・ということで、湾岸6か国(クウェート、サウジアラビア、バーレーン、カタール、アラブ首長国連邦、オマーン)を駆け足で回った旅行記。
中公選書に「謎の海洋王国 ディルムン」という本がある。ディルムンはインダス文明とメソポタミア文明をつないだ謎の王国で今のバーレーンに中心地があり、クウェートにも遺跡がある。このディルムン王国遺跡を筆頭にイスラム化以前のアラビアも見てみたい。・・・
また、私は30年ぶりのアラビア旅行だが(ドバイ、ドーハは何度も通過しているが、アラビアに降りるのは30年ぶり。)、当時からUAEは「インド化」が進んでいた。最近は「日本がイスラム化する」とか「日本が中国人に乗っ取られる。」とか騒いでいる人がいるが、一番怖いのは(?)「世界がインド化すること」である。(実際、中国人団体のインバウンドなどはかわいいもので、インド人が団体旅行で来ると大変なことになる(?)と心配している人が少数だがいる。)先行してインド化したアラビアで世界がどうなるかをみたい、というのもあった。・・・
なお以下の文章では特に断りがない限り、アラビア人=(GCC6か国+イエメン人)、インド人=(インド、パキスタン、バングラデシュ、スリランカ、ネパール人)をそれぞれ指すことにする。・・・
日程
1月12日・・・成田→イスタンブール(トルコ航空)
1月13日・・・イスタンブール→クウェートシティ(トルコ航空)
1月14日・・・クウェートシティ→リヤド(ジャジーラ航空)→ジェッダ(フライアディール)
ジェッダ→メディナ(サウジアラビア国鉄・ハラマイン高速鉄道)(←旅行記1/8)
1月15日・・・メディナ→リヤド(フライナス)
1月16日・・・リヤド(←旅行記2/8)
1月17日・・・リヤド→ダンマン(サウジアラビア国営Saptcoバス)→マナーマ(Saptcoバス)
1月18日・・・マナーマ(←旅行記3/8)
1月19日・・・マナーマ→ドーハ(カタール航空)→シャルジャ(エアアラビア)(←旅行記4/8)
1月20日・・・シャルジャ→ラアス・アル・ハイマ(Mowasalatバス)
・・・ラアス・アル・ハイマ→シャルジャ(RAKバス)(←旅行記5/8)
1月21日・・・シャルジャ→マスカット(オマーン国営Mwasalatバス)(←旅行記6/8)
1月22日・・・マスカット(←旅行記7/8)
1月23日・・・マスカット→イスタンブール(トルコ航空)
1月24日・・・イスタンブール→成田(トルコ航空)(←旅行記8/8)
写真はオマーン国立博物館の「オマーンと日本」コーナーの展示。説明文を読むと尾張徳川家に仕えていた石河(いしこ)家に伝わっていた甲冑がカーブース・ビン・サイード国王(2020年に死去)の時代に伝わってきた、とあるが、どういういきさつで伝わってきたのか、ジェミニ君に聞いてみると、へえという話を教えてくれるが、うーん、どこまで本当か。
- 旅行の満足度
- 4.0
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イビスでの朝食。明日の2時の便でイスタンブールに向かうので、アラビア最後の朝食。こういう世界ネットホテルはどこでもいっしょの朝食ビュッフェではあるが、ほっとすることも多い。ややアラビアテイストが入っている。
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明日の2時に出発なので、今日一日は荷物を預ける必要がある。方向が逆になのだが、空港まで行って荷物を預けることにした。この空港は珍しく出発ロビーの分かりやすいところに有人の荷物預けがあり、そこに預けることにした。
マスカットは大きく分けてオールドマスカット、マトラ、ルイの三つの地区がある。空港から一番遠いオールドマスカットにバスで行き、時間を見つつ、空港に少しずつ戻ってくることにした。写真はマスカット空港の入口。 -
オールドマスカットの終点が、マスカットで最大の目的地である国立博物館の前のアラムパレス。写真は開館直前のオマーン国立博物館。
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これは剣の図柄を模写しようコーナー。(だと思う。)触ってみようコーナーもあり、こういうことに熱心。
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季節風を利用した航路を示している。シンドバットの冒険に季節風が○○向きになる〇月まで待とう、みたいな話がよく出てくるが、そうなんだね、という感じ。
マガンはシュメール人の文書に出てくる謎の銅の供給地で恐らくオマーン近辺だろうという話、ラス・アル・ジンズはインダス文明の陶器やインダス文字が書かれた遺物が出てくる遺跡で、いずれも紀元前2500年~紀元前2000年くらいの話。ディルムンも出てきているが、どういう関係があったんだろう。 -
館内で特別展示をやっているコーナーがあり、よく見ると「クレムリンの至宝展(?)」とある。それよりもVTBってどこかで聞いたことが・・・あのVTBではないか。
https://4travel.jp/travelogue/12003097
(下から三枚目の写真)
こんなところで、スポンサーやってる場合じゃないだろう。「特別軍事作戦」の戦費を調達する方が大事じゃないの。・・・・オマーンもこの時期にロシアの展覧会をやるあたりはなかなしたたかである。国立博物館にて。 -
そのクレムリンから持ってきたもの。
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「ロシアと東方」とあるが、このВостокという単語だが、単に東、の意味しかないはず。東方を征服せよ、からきたウラジ・ボストーク=ウラジオストックはご存じの通り。
何を言いたいかというと、近東、中東、遠東(極東)の区別はロシア語ではしないのだろうか。内容を読んでないので関係ない話かも知れないが。 -
おーっと思ったのだが、何だったかメモしてない。
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これが触ってみようコーナーで5000年前のレンガ、とのこと。
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紀元前3世紀ごろのサバ語の古代南アラビア文字、とのことで、アラビア文字も元々ローマ字と同じくフェニキア文字から来ているはずだから、どこでどう変わってしまったのか。エチオピアのゲエズ文字はこの文字から派生したそうで、何となく似ているような気がする。
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明の鄭和に関する説明だが、彼はアラビア名を持っているのね。現代世界でさえ、ここに来るまでそこそこ苦労するのに、この時代に中国からアラビア、アフリカまで行ったというのは・・・AHはanno Hegirae(ヒジュラ歴=マホメットがメッカからメディナに移った西暦622年を起点にしている。)CEは前に書いたcommon era(西暦)だが、ぱっと見では分からない。・・・
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200万年前というとアウストラロピテクスの時代である。日本ではせいぜい4万年前に人類がやってきた、くらいのはず。
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最初に記載したマガン時代の出土品
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同じくラス・アル・ジンズ時代の壺。ラス・アル・ジンズはウミガメで有名だが、こういう遺跡と一緒に見られるんだろうか。
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世界中にはこびっている(?)「明の壺」である。欧米語のジョークとかでも、それって明の壺じゃない?、というのがあるが、昔はそんなにメジャーなものだったとは知らなかった。・・・
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これはイスラム時代の話だが、チュニジアのカイロウアンからのイスラムの伝播の話。きちんと「アンダルシア」も入っているが、西ヨーロッパはアンダルシアだけなのね。・・・
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この辺も見たかったのだが、タンザニアのザンジバル島に行くとオマーンのスルタン支配の痕跡が色々と残っている。本国側はどうだったのか・・・という話
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1868年となっているので、ザンジバルがオマーンから分離独立した後になるが、まだ英国、ドイツの影響を受ける前の最後の時代の王女様、なのだろうか。上の写真のように「アラビアン プリンセス」というのはどういうニュアンスなんだろう。
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Sultanate of Zanzibarとなっているが、オマーンもSultanate of Oman。
ざっと言うと、イスラム国でえらい順にカリフ、スルタン、アミール(英語ではエミール)とあって、カリフは政教一致の指導者なので、アラビア、トルコ等は廃止(このような制度があるのはイランくらいでは。・・・)スルタンを名乗るのが、Sultan state=Sultanateでオマーン、エミールを名乗るのがEmir state=EmirateでUAE、洋風な名前がいい(?)ということで、キング=Kingdomを名乗るのがバーレーン、サウジアラビア、そこまでこだわらず日本のように普通の立憲君主国ですというのがカタール、クウェート、という理解でいる。 -
英国から王様に送られたティーセットでウエッジウッド製、となっているが、全然ウエッジウッドっぽくないように見えるのは気のせい?
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ざっと二時間くらいで博物館を見て回り、向かいのアラム・パレスに。ここは今でも迎賓館的役割を果たしている、とのことで、オマーン仲介のイランと米国の交渉なんかもここでやっているのでは。・・・
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アラム・パレスの横にある山々だが要塞みたいにもなっている。
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アラム・パレスに立ち寄る観光バス。このようなツアーバスを利用する方が手っ取り早いと思う。
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乗り降り自由式の観光バスのバス停。今回はドタバタしていて、この手のは研究不足であった。
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やっぱ縦書きにする、という発想はないだろうなあ。日本語も左から右に書くんだ、という驚きで精いっぱいで、文字を縦に書いても通じる、とか言ったらひっくり返るかも。アラム・パレス近くにて。
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路線バスでマトラまで戻る。クルーズ船の寄港地で何隻か泊まっている。
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有名なマトラ・スークの中の屋根の部分。オールドファッションなスーク、なのだろうが、値段の表示が全くないので、なかなか手ごわいと思う。マトラにて。
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遠くに見えるマトラフォート。
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マトラ・スークから10分くらい歩いたところに、文字通りの魚市場、がある。午後だったので既に終わっていたが、外国の魚市場は全く訳が分からなくて(?)好きである。ザンジバルでも行ったので(ダル・エス・サラームでも行ったが、こちらは日本風な魚市場で、魚市場というのはどこでも似たようなものになるんだ、日本からは遠いアフリカでも・・・と感激してたら、日本の援助で作られたもの、だった。・・・)本国の魚市場も見たかった。マトラにて。
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さらに路線バスでルイまで戻る。地理の教科書にでてきてもいいような、典型的なワジ(枯れ川)である。本格的なオアシスはまだ未体験なので、次回は挑戦したい。
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ちゃんとワジと記載のあるstreamである。「Nantoka-kawa river」と同じやつである。ルイにて。
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このように証券取引所があり、そういう意味からもルイが経済の中心地なのかも。
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証券取引所の建物。
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このルイで探し回って見つけた、シャウルマ屋。次は空港になったので、アラビアの街中での最後の食事になった。最初と最後はシャウルマで、と計画していた訳ではないのだが。2.1OMR(869円)。ルイにて。
ちなみに路線バスは空港-ルイ、またはオールドマスカットが1OMRで他は全て300バイサ。ここも補助通貨が3桁になる。 -
マスカット空港のすぐ東側にCity Centre Mascutという大きなショッピングセンターがあり、最後はここで時間をつぶそう、とバスで行った。が、帰りの空港行きのバスがどうしても来ない。かつ、バス停にはタクシー乗り合いが頻繁に来るのだが、これは「乗り合いタクシー」でなく、「タクシーに相乗り」していて、どういうルールでやっているのかさっぱり分からず、かつ英語も通じそうにないので、単独タクシーで空港に行く羽目になった。どうしてバスが来なかったのか、タクシー相乗りのルールが次の課題である。
写真は全く関係ないのだが、そのショッピングモールに入っていたシネコンの時刻表。シネコンでどういう映画がかかっているかを各国で見るのは好きなのだが、よく見ると「グリーンランド2」というのがある。だいぶ前だが地球滅亡系SF映画で「グリーンランド」というバカ映画があったのだが、続編ができるレベルでなく、こんな映画もあるよなあ、と思っていたのだが・・・帰って調べると、何とその続編でさらに日本では公開予定がない、とのこと。そりゃそうだろう。ちなみに「2」も世界で盛大にコケているので、さもありなん、というとこ。City centre Muscutにて。
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