2026/01/12 - 2026/01/24
56位(同エリア55件中)
壱岐照三さん
アラビア半島は日本よりはるか昔からの遺跡、文化がある。それらを見たいというのとやはり鉄分不足気味で・・・ということで、湾岸6か国(クウェート、サウジアラビア、バーレーン、カタール、アラブ首長国連邦、オマーン)を駆け足で回った旅行記。
中公選書に「謎の海洋王国 ディルムン」という本がある。ディルムンはインダス文明とメソポタミア文明をつないだ謎の王国で今のバーレーンに中心地があり、クウェートにも遺跡がある。このディルムン王国遺跡を筆頭にイスラム化以前のアラビアも見てみたい。・・・
また、私は30年ぶりのアラビア旅行だが(ドバイ、ドーハは何度も通過しているが、アラビアに降りるのは30年ぶり。)、当時からUAEは「インド化」が進んでいた。最近は「日本がイスラム化する」とか「日本が中国人に乗っ取られる。」とか騒いでいる人がいるが、一番怖いのは(?)「世界がインド化すること」である。(実際、中国人団体のインバウンドなどはかわいいもので、インド人が団体旅行で来ると大変なことになる(?)と心配している人が少数だがいる。)先行してインド化したアラビアで世界がどうなるかをみたい、というのもあった。・・・
なお以下の文章では特に断りがない限り、アラビア人=(GCC6か国+イエメン人)、インド人=(インド、パキスタン、バングラデシュ、スリランカ、ネパール人)をそれぞれ指すことにする。・・・
日程
1月12日・・・成田→イスタンブール(トルコ航空)
1月13日・・・イスタンブール→クウェートシティ(トルコ航空)
1月14日・・・クウェートシティ→リヤド(ジャジーラ航空)→ジェッダ(フライアディール)
ジェッダ→メディナ(サウジアラビア国鉄・ハラマイン高速鉄道)(←旅行記1/8)
1月15日・・・メディナ→リヤド(フライナス)
1月16日・・・リヤド(←旅行記2/8)
1月17日・・・リヤド→ダンマン(サウジアラビア国営Saptcoバス)→マナーマ(Saptcoバス)
1月18日・・・マナーマ(←旅行記3/8)
1月19日・・・マナーマ→ドーハ(カタール航空)→シャルジャ(エアアラビア)(←旅行記4/8)
1月20日・・・シャルジャ→ラアス・アル・ハイマ(Mowasalatバス)
・・・ラアス・アル・ハイマ→シャルジャ(RAKバス)(←旅行記5/8)
1月21日・・・シャルジャ→マスカット(オマーン国営Mwasalatバス)
1月22日・・・マスカット
1月23日・・・マスカット→イスタンブール(トルコ航空)
1月24日・・・イスタンブール→成田(トルコ航空)
写真はラアス・アル・ハイマ博物館から5分くらいあるいたところのから見るペルシャ湾。このラアス・アル・ハイマから、ホルムズ海峡の対岸(ホルムズというのは、イランに同名の島があり、そこに由来)のオマーンのハサブまでバスが走っている、とのことで、そこまで行ってホルムズ海峡を見てみたい、というのもあったが、時間がなくて断念。この写真の沖合には、イランとラアス・アル・ハイマ(というか、厳密にはUAEだが、アブダピやドバイが関心を持っているかは不明)双方が領有権を主張している大トンブ島とアブームーサー島(いずれもイランが実効支配)があるが、さすがにその島影までは見えない。・・・
- 旅行の満足度
- 4.0
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翌日は7時20分発のラアス・アル・ハイマ行きのバスに乗るため、6時半頃ホテルを出発。明日も早いので、シャルジャのホテルでは朝食を付けていない。
ラアス・アル・ハイマはUAEの最北端にある首長国だが、移住先として最近人気が出てきている、とのことで、どんなところか見てみたい、というのがきっかけ。UAEに移住したいとは思わないが、アブダビ、ドバイ以外の各首長国が色々と頑張っているのは、ご承知の通り。また、湾岸地域で数少ない温泉があるという話だったのだが、内陸部にあるらしい、という以上は分からず。写真はそのラアス・アル・ハイマ行きのバス。27AEDだったのだが、30年前の10AED札を三枚出したら「too old・・・」と言いつつ、受け取ってくれた。今はプラスチック札になっているが、同じ緑の紙幣である。・・・
これを書いている現在、ラアス・アル・ハイマ沖にはホルムズ海峡を出ようとする船舶で沖合は一杯に(!)なっていて、表紙の写真のようなのんびりさはないはずである。また、イラン革命防衛軍はUAEが大トンブ島とアブームーサー島を攻撃する気配があるとして、攻撃を受けた場合はラアス・アル・ハイマは報復で廃墟と化すだろう(!)とラアス・アル・ハイマの全20万人の住民に避難するように警告を出している。イランはこの辺の事情をよく知ったうえで、巧みな宣伝戦をやっていて、これでラアス・アル・ハイマの不動産開発は全て止まるのでは。・・・ -
シャルジャからのバスはラアス・アル・ハイマ(RAK)の市街地のはるか手前のAl Dahtbus stationと呼ばれるターミナル(グーグルマップ上ではRAK Bus Station、歩き方の直近版ではPublic Taxi Stationと記載されている。)で降ろされる。
https://maps.app.goo.gl/PMLU4cMQmKv5dkr26
そこから市街地にあたるAl Nakheelまたはラアス・アル・ハイマに行く、となっているのだが、この乗り継ぎが良く分からない。とりあえずAl Nakheelの方がより中心地っぽい(?)ので、そこを目指す。
https://maps.app.goo.gl/JXoEJMECH9iPPfB47
写真はAl Nakheelのバスターミナルにあった時刻表。これをみると、天下の首都アブダビ(!)に行くバスよりドバイに行くバスの方が圧倒的に多い。さらに一応(?)ウム・アル・カイワイン(多分、最小の首長国)、アジマン(シャルジャとRAKの間にある首長国)行きがあり、これに東海岸のフジャイラを加えて7首長国全てになるが、フジャイラ行きはない。
さらにその下の「only weekends(これが金土か土日か分からないが)」のところに、一日二本、オマーンのムサンダム半島・ハサブ行きがある。・・・これがホルムズ海峡のアラビア側の一番端の街、ハサブに行くバスである。実際にあることが分かった(!)ので、次回は挑戦してみたい。・・・
ちなみにこれを書いている時もホルムズ海峡は予断を許さない状況だが、ボスポラス海峡とか津軽海峡のような「一国の中」の海峡とは異なり、イランとオマーンという二国の間の海峡なのに、イランはオマーン相談せずに勝手に通行料とか取れるんだろうか。・・・歩き方によれば、ハサブとイランは60キロ程度しか離れておらず、イランからの商売人がモーターボートでしょっちゅう来ている、となっているが・・・。アル・ナキールバスターミナルにて。 -
ちなみにアル・ナキールとアル・ダイトの間もそこそこ頻繁に走っている。アル・ナキールバスターミナルにて。
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写真の撮り方が悪いのは、撮影禁止っぽい札があったせいもあるが、UAE中央銀行のRAK支店で、何を言いたいかというと、周りに高い建物がある訳でなく、静かな田舎の首長国である。・・・日銀の各道府県支店の所在地を思いうかべるといいと思う。RAK・アル・ナキールにて。
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RAK Expo Center。展示会をやる場所だが、Ras Al Khaimah Free Trade Zoneという貿易特区があり、これの推進に役立てている。
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ラアス・アル・ハイマ国立博物館の入口。かわいい建物だが、なかなか見ごたえがある。
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ラアス・アル・ハイマを支配する首長一族、のようだが、この辺は分からない。前に来た時は「The Seven Rulers」とか言って、七人の首長が写ったポスターがアブダビ、ドバイ、シャルジャの色んなとこに貼ってあったが、今回は見なかった。最近はみんな勝手にやってくれ(?)となっているのか。RAK博物館にて。
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博物館のマップ。
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アラビアでヘブライ語(イスラエルの公用語)の表記を見るのは極めて珍しい、と思うが、このダビデ王の云々はどこまで信じるか・・・RAK博物館にて。
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ハジャール山脈の銅が青銅器時代に重要な役割を果たした。・・・とのことで、一番右のワディ・スーク文化はディルムンと同時代の話なので、ディルムンとの関係は・・とか言いたくなるが、この博物館ではディルムンに触れた文言はなかったと思う。ワディ・スーク文化の遺跡もUAE、オマーンにまたがってあるそうなので、いつかは見てみたい。RAK博物館にて
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何となく模様が縄文土器に似ているなあ、と思っただけ。鉄器時代なので時代的にも合う。ひょっとして・・・RAK博物館にて。
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この博物館はこのジュルファルの紹介に力を割いていて、RAKはジュルファルの後継者だ、みたいにも読める。
https://www.jcic-heritage.jp/japan-projects/projects/9230/
ご参考。
余談だが
https://www.town.arita.lg.jp/rekishi/kiji0031943/3_1943_20_sarayama-0020.pdf
こんな話も面白い。17世紀にイエメンのモカ宛てに二万個の有田焼を受注した・・・案外、各地のアラビアの王様も有田焼を持っているかも。 -
時代は全く下るが、やっぱりベレッタの拳銃は文化遺産だよねえ。私もベレッタのライフルを持つことが夢。ちなみに最近の熊の駆除にはベレッタの散弾銃、ライフルが多く使われているはずである。RAK博物館にて。
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アル・ナキールのバスターミナル。博物館と海岸、ショッピングモールを冷やかして戻ってくる。この写真からみても分かるように、高い建物はないし、このバスターミナルもただのバスの駐車場みたいで、とにかく田舎というか牧歌的というか・・・
ちなみに市内で二回ほど流しのタクシー(RAKは流しのタクシーがじゃんじゃん走っている。)を拾ったが、でかいメーターで会計明瞭で、最近のUAEはタクシーはこんなにきちんとしているのかと感心(これは多分各首長国によって違ったりはしてないと思うが・・・) -
Al Dahitバスターミナルに戻ってきたのだが、乗るバスを間違えて、アル・ナキールから相当ぐるぐる回ってたどり着いた。ただ、おかげで郊外の高級コンドやカルフールがあるショッピングセンターなども見られて、これがRAKの片鱗ね・・・というのが勉強になった。写真はそのバス。
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シャルジャのアル・ジュバイルバスターミナルにに戻ると、夕方便のマスカット行きが止まっていた。この模様のバスに乗るのね。・・・アル・ジュバイルバスターミナルにて。
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大都会になってしまったシャルジャの街並み。今回は寄らないが、これだとドバイは超大都会になっているかも。・・・
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ホテルに一番近い「MegaMall」というショッピングセンターを冷やかすことにする。
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遅い遅い昼食。メガモールの中に入ってるジョリビーでハンバーガー。ジョリビーは21世紀になって初めて食べるのでは、というくらい久しぶりである。どうしてここがマックより強いのかは、やっぱり分からない。
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スーパーにはどこももうすぐ始まるラマダンに合わせて、このような「ラマダンセット」というのを山積みにして売っている。ラマダンの間は買い物に出ずに、日が暮れてからひたすらこの材料を使ってご飯を作る、ということなのか、調べても今一つピンと来るものがない。6か国すべてで見たが、アジアのイスラム国ではこういうのは見たことがない。メガモールにて。
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この手のデリバリー屋はやはり世界共通よね。・・・シャルジャにて。
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今日の夕食は明らかにインド系(しかも文字の形からタミル系)のレストランでビリヤニを食べる。私は外人なのでビリヤニにもスプーンを付けてくれているが、やはり私以外はみんな手で食べている。(当たり前だが、必ず食事前に手を洗う習慣があるので、あれはいいことだと思う。)スプーンの方が早いとおもうけどなあ。28AED(約1,232円)
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