2026/01/12 - 2026/01/24
47位(同エリア54件中)
壱岐照三さん
アラビア半島は日本よりはるか昔からの遺跡、文化がある。それらを見たいというのとやはり鉄分不足気味で・・・ということで、湾岸6か国(クウェート、サウジアラビア、バーレーン、カタール、アラブ首長国連邦、オマーン)を駆け足で回った旅行記。
中公選書に「謎の海洋王国 ディルムン」という本がある。ディルムンはインダス文明とメソポタミア文明をつないだ謎の王国で今のバーレーンに中心地があり、クウェートにも遺跡がある。このディルムン王国遺跡を筆頭にイスラム化以前のアラビアも見てみたい。・・・
また、私は30年ぶりのアラビア旅行だが(ドバイ、ドーハは何度も通過しているが、アラビアに降りるのは30年ぶり。)、当時からUAEは「インド化」が進んでいた。最近は「日本がイスラム化する」とか「日本が中国人に乗っ取られる。」とか騒いでいる人がいるが、一番怖いのは(?)「世界がインド化すること」と個人的には思ってる。(実際、中国人団体のインバウンドなどはかわいいもので、インド人が団体旅行で来ると大変なことになる(?)と心配している人が少数だがいる。)先行してインド化したアラビアで世界がどうなるかをみたい、というのもあった。・・・
なお以下の文章では特に断りがない限り、アラビア人=(GCC6か国+イエメン人)、インド人=(インド、パキスタン、バングラデシュ、スリランカ、ネパール人)をそれぞれ指すことにする。・・・
日程
1月12日・・・成田→イスタンブール(トルコ航空)
1月13日・・・イスタンブール→クウェートシティ(トルコ航空)
1月14日・・・クウェートシティ→リヤド(ジャジーラ航空)→ジェッダ(フライアディール)
ジェッダ→メディナ(サウジアラビア国鉄・ハラマイン高速鉄道)(←旅行記1/8)
1月15日・・・メディナ→リヤド(フライナス)
1月16日・・・リヤド(←旅行記2/8)
1月17日・・・リヤド→ダンマン(サウジアラビア国営Saptcoバス)→マナーマ(Saptcoバス)
1月18日・・・マナーマ(←旅行記3/8)
1月19日・・・マナーマ→ドーハ(カタール航空)→シャルジャ(エアアラビア)(←旅行記4/8)
1月20日・・・シャルジャ→ラアス・アル・ハイマ(Mowasalatバス)
・・・ラアス・アル・ハイマ→シャルジャ(RAKバス)(←旅行記5/8)
1月21日・・・シャルジャ→マスカット(オマーン国営Mwasalatバス)(←旅行記6/8)
1月22日・・・マスカット(←旅行記7/8)
1月23日・・・マスカット→イスタンブール(トルコ航空)
1月24日・・・イスタンブール→成田(トルコ航空)(←旅行記8/8)
写真はクウェート空港近くにある「Holiday Inn Kuwait al Thuraya City」の廊下。ここは同じIHGグループの「Crowne Plaza Kuwait al Thuraya 」と建物が物理的に一体化(?)していて、客室棟の中の廊下で行き来できる。3桁の客室番号がホリディイン、4桁の客室番号がクラウンプラザになる。(私が泊ったのはホリディイン)IHG系のブランドで、ロビーとかでなく、こんな風に客室部分が行き来できる・・・昭和の温泉旅館の「別館」みたいな感じで・・・のは初めての経験。
- 旅行の満足度
- 4.0
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成田空港第一ターミナルのカードラウンジNOAは少しずつ進歩している感じだか・・・まあ、こんなものか。作ってくれるおそば待ち。
今回は「ターキッシュ・エアラインズ」だったのだが、カウンターでは普通に「トルコ航空」と言っている。こういう公式の場所(?)でトルコ航空と言うなら、今後もそう呼ばせてもらう。・・・ちなみにトルコ航空、中華航空共に「事件」の後にそれぞれターキッシュ・エアラインズ、チャイナエアラインと「改名」している。 -
出来上がったおそば。かまぼこが4切れ入ってる。
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実は諸事情により、行きのイスタンブール、クウェートでの写真がほとんど撮れていない。写真はクウェートで泊った(一泊)Holiday Inn Kuwait al Thuraya Cityのロビーの吹き抜け。一日目はリハビリも兼ねて(?)世界チェーンのホテルに泊まることにした。奇しくも30年前の初アラビア・・・ドバイは今は亡きインターコンチネンタル・ドバイからスポンサードビザを発行してもらい、当時、セゾングループ傘下だったインターコンチに全泊した。縁があるのかも知れない。
クウェート国際空港は公共交通機関が貧弱で、タクシーか路線バスの二択。アラビア流儀を思い出す必要もあり、根性で(?)路線バスに乗ったが、このホリディインの前のバス停は、重要な乗換バス停でいろんなところに行ける。バスは運転手から直接チケットを買うのだが、空港のATMは10ディナールを指定すると、何と10ディナール札一枚(約5200円)が出てきて、空港内のハンバーガー屋でコーヒーを頼んで崩してもらった。 -
アラビアではシャワルマ、ファラフェル、ビリヤニに徹しよう、と思っていた。いずれも「アラビアの料理」ではないのだが・・・写真のファラフェルはホテルの近くの商店街でさんざん悩んだ末に入った食堂で食べたもの。400フィルス。(約207円)
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唯一のクウェート市内の写真・・・結果として、ファイラカ島には行けなかったのだが・・・
https://maps.app.goo.gl/XJ5sBfZQT4FGYtQS9
クウェート市のマリーナ地域にあたるサルミヤにMarina Crescent Buildingというショッピングモールがあり、この近くにファイラカ島へのフェリーを運航しているIkarus Marineという会社のチケットオフィスがある。・・・ここまでを日本では調べられず、現地に行って足で探さないと行けなかったのも敗因の一つである。
ここで聞いたところ、ファイラカ島へのフェリーは
金曜日・・・10時
土曜日・・・10時半
の週末の二便だけ、とのこと。デイリーで出ている訳ではないらしい。ファイラカ島内でも別途ツアーを見つける必要があるみたいだが、次回はクウェートを週末にぶつけて、ぜひ挑戦してみたい。 -
翌日は7時40分発のリヤド行きジャジーラ航空に乗る。朝の空港までのホテルのシャトルバスは4時に予約した。ジャジーラ航空専用ターミナルの第五ターミナルまで10分くらいだった。
ジャジーラ航空はアラビア語の綴りを見る限りでは、アル・ジャジーラとなっているように見えるが、「ジャジーラ」はアラビア語で「半島」を意味していて、「アラビア半島」のことを指している。ちなみにカタールの放送局の「アル・ジャジーラ」は「カタール半島」のことを指しているそうで、同じ「The Peninsula」と言っても指しているものが違うのか、というお話。
この会社はクウェートの民間資本で作られたLCC、というと聞こえがいいが、とにかく評判が悪い。何が悪いのだろう、と思いつつチェックイン。カウンターにはご丁寧にもアンカーの3製品について、持ち込み禁止、という表示がある。私はアンカー派(?)でいつもアンカーのモバイルバッテリーを持って歩いているが、中国以外でも名指しで禁止しているのは初めて見た。 -
カードラウンジは最近は「VISA infinite」とか「Mastercard World」のような日本でも同等のものが発行されてきているので、プライオリティパスでなく、文字通りカードのステイタスで入ることも可能。日本のダイナースはプライオリティパスと完全に提携しているみたいだが。クウェート国際空港にて。
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カードラウンジの利点の一つはすさまじく早い時(!)に空港で朝ごはんが食べられること。Hayakom Loungeにて。
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搭乗が始まったが、何と1時間半遅れ。今日の飛行機の目的地はジェッダで、リヤドでの乗り継ぎ時間を多めに取ったから良かったものの・・・写真のように女性はアバヤの着用率が高い。クウェート空港にて。
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リヤドに到着。国際線ターミナルから国内線ターミナルへのバスに乗る。この空港は世界最大でバーレーンより大きい(これはホント)と言われるが、まあ国内線ターミナルまでが遠かったこと。リヤド国際空港にて。
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中国語でわざわざ表示する必要があるのか・・・とは言え、ついつい漢字に目が行ってしまうのは日本人の悲しい性か。リヤド国際空港にて。
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メディナからリヤドに戻るときはこのサウジアラビアのLCCであるFlynasで戻ってくる。行きはサウジアラビア航空の子会社LCC、Flyadealでジェッダに向かう。リヤド空港にて。
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遠すぎてよく見えないが・・・エティハド航空のマンチェスター・シティのカラーリングの機体。日本にも飛んできているんだろうか。私は初めて見た。リヤド国際空港にて。
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いよいよジェッダ行きに搭乗である。やっぱりLCCだから沖止めなのかなあ。
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Flyadealの客室乗務員。みんなJALやANAのように髪は後ろで留めているだけで、いわゆる髪を隠すヴェールの類は付けてない。何しろ天下のサウジアラビアのしかも聖地に近いジェッダ行きの機内である。エミレーツやカタールの女性CAは「髪を隠して」いるが、あれはデザインであり「イスラムの国の航空会社だからうんぬん・・・」の説明は話半分に聞いた方がいい。フライアディール機内にて。
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無事ジェッダに到着。ここからは鉄分補給でメディナまではハラマイン高速鉄道に乗る。ドタバタしていたのがあり、事前にネットでチケットを取ることはせずに、窓口で勝負、と考えていた。1時間に一本走っているのだが、16時台のビジネスクラスしかなく、エコノミーは一杯、という。夜遅くまで待つわけにもいかず、泣く泣くビジネスクラスのチケットをゲット。366サウジアラビアリアル(SAR)もしたが、エコノミーは150SAR程度のはず。
写真はそのビジネスクラスのラウンジ。改札口の前に待合室があるのだが、一つ上のフロアに専用ラウンジがある。ジェッダ空港駅にて。 -
お酒はもちろんないが、飲み物とお菓子が置いてある
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改札の前の時刻表だが、メディナ行きとメッカ行きがほぼ交互に走っているというそれだけ(!)なのだが、こんなに頻繁に走っているとは思わなかった。ジェッダ空港駅にて。
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ジェッダ空港駅のホームの全景。ここは珍しく中国資本がほとんど入ってない(はず)。ちなみにジェッダ国際空港自体はあのビン・ラディングループによって建設されている。このオサマ・ビン・ラディンさんが御曹司だった財閥「ビン・ラディングループ」の痕跡だけでもみたいと思っていたが、今回のサウジ旅行では見かけなかった。
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改札が始まらないとホームに入れないが、中国に比べれば緩い。いよいよ乗車である。
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アラビア語では目的地がメディナの正式名称の「アル・マディーナ アル・ムラウワラ」と表示されている。(アラビア語は右から左に読まないと。・・・念のため)
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スペインの企業体が受注しているのでタルゴベースの車体。ボンバルディア製とのことで、ヨハネスブルクのハウトレインなんかと一緒である。
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タルゴベース、というより、タルゴそのものなのかも・・・タルゴのロゴが表示されている。
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いいねえ・・・あのハラマイン高速鉄道のしかもビジネスクラスに乗るのか。・・・
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ビジネスクラスの車内は1-2の座席になっている。
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後述するが、この列車はSAB仕様となっていて、車内にも宣伝がたくさんある。
SAB(Saudi Awwal Bank)は1952年設立の英国中東銀行が源流だそうで、元々HSBCグループだったのだが、サウジの外資銀行国有化等紆余曲折を経て、今はHSBCとは資本関係はないものの、ロゴだけ借りている(?)らしい。私としては、このマークがある国は安心(?)できるので、精神安定剤にはなる。 -
最初にお手拭きとデーツが出てきた。このデーツは可もなく不可もなく、なのだが、おいしいものとまずいものがあるそうなので、いつかは極めたい。
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このようなエコノミーの機内食なみの食事が出てくるのは、やはり本家タルゴに習っているのか。
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メディナにもうすぐのところで見えたIKEAのお店。どうやら開業前のお店のようである。
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メディナ駅に到着。昔、歴史の教科書に出てきたメッカとメディナのあのメディナについに来たんだ、という感慨はあったが、今からホテルにどうやって行くかの方で頭は一杯。
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メディナ駅のホーム。
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このように先頭車両は派手にSABマークというか、HSBCのロゴが入っている。最近は空港でこのようなのは多いが、香港でもここまででかいロゴは見たことがない。メディナ駅にて。
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後で考えるとカリームを使えばよかったのだが、駅前のタクシー乗り場のタクシーに圧倒されて、100SARでdone。本来はざっと40SARくらいで行けそうなので、倍くらいぼられている。・・・
ホテルに荷物を置いて、散歩も兼ねて「預言者のモスク」に向かう。写真は「預言者のモスク」に向かうメイン通りのAl Hijrah Rd.。メディナにて。 -
「預言者のモスク」の遠景。日が暮れる前に行きたいのだが、その前にもう一つ行きたいところがある。・・・
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「預言者のモスク」にだいぶ近づいてきた。
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「預言者のモスク」のすぐ西側にある旧ヒジャーズ鉄道の終点、旧メディナ駅。今は博物館になっているが、博物館は閉鎖中。
ヒジャーズ鉄道はオスマン帝国が1908年に完成させたシリアのダマスカスからメディナを結ぶ鉄道。よくまあ砂漠の中を1300キロも鉄道を作ったものである。ドイツ主体で作ったそうで、3B政策(ベルリン、バグダッド、ビザンティウム(イスタンブール))の一環でもある。アラビアのロレンスがこの鉄道を徹底的に壊したのは有名なお話である。
今でもヨルダン国内では一部路線が現役で使われている。イスラエルのハイファへの支線もあり、ガザを通り、そのままカイロまで抜けてもよさそうな気がするが、それはただの妄想、というのはご存じの通り。
アンゴラのベンゲラ鉄道、泰緬鉄道、などもそうだが、植民地時代の方が鉄分については豊富だった、というのは、色々と考えさせられる。 -
旧メディナ駅構内。鉄道駅としての面影を残している
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旧メディナ駅駅舎をほぼ真横から写したもの。
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次回、博物館が再開されたときにまた来ようと思う。
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いよいよ「預言者のモスク」の敷地内に入る。マホメットが初めて説教をした、というモスクである。これも非ムスリムは入ってはいけない、みたいな話がネットにはあるが最新の公式情報を得たほうが良い。
https://www.haj.gov.sa/Home
メッカについては今も非ムスリムの立ち入り制限があるが、メディナについては特にない。「預言者のモスク」の敷地内も特に表示はなく「大きな荷物は禁止」「禁煙」の二つくらいである。写真は敷地内のモスクで日本の神社のようにメインの周りに子神社(?)がたくさんあるみたいな感じではないだろうか。 -
そもそもアラビア人は昼間は動かず、夜に出歩くように社会が出来ているが、やはり宵っ張りなのか、真冬の20時過ぎでも非常に混んでいる。
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と言いつつ、実は「預言者のモスク」の中には入らなかった。お祈りが始まる時間で、あれに紛れるのはさすがに難しい。・・・カトリック教会だったら、テキトーに口パクで賛美歌を歌ったりするが、そういうわけにもねえ。・・・
写真は「預言者のモスク」の正面入り口。中に入らず外でお祈りをする人も多く、通行者とお祈りをする人を分けている。 -
この蛇口は最初何か良く分からなかったが、メッカで取水される「ザムザムの聖水」を持ってきて、蛇口から提供しているとのこと。私もコップ半分くらいをありがたくいただいた。
アマゾンとかでも売っていて、お土産で母国に持って帰る(航空会社によっては、ザムザムの水については荷物制限を緩めているところもある)人もいるとかで、どれが本物かは案外難しい気もするが、ここはサウジアラビア政府が最高の衛生基準をもって輸送してきている(もちろん無料)、と書いているのでそれを信じよう。さすがにここではスーパーの水のように、大容器に入れてる人はいなかった。 -
先述した敷地内に入る時の注意事項。大きなカバンはテロ対策と思うが、いずれにしろトロリー付きのバッグをガラガラ引いている人は皆無でいいことである。預言者のモスクにて。
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私も詳しくはないが、預言者のモスク内の一定の場所でお祈りするには、このスマホのアプリで予約して、許可を持もらって入ることになる。その人たち専用の入口。
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いずれにしろ中に入らないと分からないよね、というのは今回の教訓。チュニジアのカイロウアンにあるアフリカ最大最古のモスク「グランド・モスク」は中に入って色々と説明を聞いたが、あのレベルでないと良く分からないような気がする。
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預言者のモスクを出てすぐにあるAs Safiyyah Museum & Park。この博物館の前の通りから、First ring roadと呼ばれる預言者のモスクを環状に囲む道路の中に高級ホテル、ショッピングモールが集中していて、富裕層の巡礼者はこの辺のホテルに宿泊する。
一方で一般ピープルの巡礼者はこの道路から10分~15分くらい歩く安宿や巡礼者専用ホテルに泊まるため、そちらに行き来する人たちで周辺道路は一杯である。日本の門前町はこれほどあからさまに(?)貧富の差が現れることはないと個人的には思うが、アッラーの神様もこの辺については力が及ばないのかも。
私は一時間以上歩いてホテルに戻った。・・・・ -
サウジアラビアで見た唯一の自転車専用道路。自転車で走るのはそもそも危ない、というのが私の見たアラビア事情、であるが、自転車の普及はどうしているんだろう。
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