2025/10/04 - 2025/10/06
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sanaboさん
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この旅行記のスケジュール
2025/10/04
2025/10/05
2025/10/06
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ザクセン公国の首都として発展したドレスデンが最も繁栄を極めたのは18世紀初頭、アウグスト強王の治世でした。
『エルベ川のフィレンツェ』と称された華麗な街並みは第二次世界大戦の爆撃で一夜にして瓦礫と化してしまいましたが、東西ドイツ統一後に修復や再建を経てかつての美しい姿を取り戻しました。
今回の旅の目的(楽しみ)のひとつが、ドレスデンの「アルテ・マイスター絵画館」訪問でした。
なぜならラファエロの『システィーナの聖母』に描かれた天使たちが大好きで、ずっと逢いに行きたいと思っていたから^^
*・・*・・*・・《旅 程》・・*・・*・・*
10/01(水) HND発21:50(JL6877)→(機中泊)→
10/02(木) ヘルシンキ着04:40(乗り継ぎ)ヘルシンキ発07:40(JL6879)
→フランクフルト着09:20
フランクフルト発11:35(列車)→ニュルンベルク着14:04《泊》
10/03(金) バンベルク日帰り観光《ニュルンベルク泊》
★10/04(土) ニュルンベルク発10:06(列車)→ライプツィヒ着12:10
ライプツィヒ発12:31(列車)→ドレスデン着13:40《ドレスデン泊》
★10/05(日) ドレスデン観光《ドレスデン泊》
★10/06(月) ドレスデン発11:10(列車)→プラハ着13:23《プラハ泊》
10/07(火) プラハ観光《プラハ泊》
10/08(水) プラハ観光《プラハ泊》
10/09(木) プラハ発10:00(バス)→チェスキー・クルムロフ着12:35《泊》
10/10(金) チェスキー・クルムロフ発12:20(CKシャトル)→ウィーン着16:30《泊》
10/11(土) ウィーン観光《ウィーン泊》
10/12(日) ウィーン観光《ウィーン泊》
10/13(月) ウィーン観光《ウィーン泊》
10/14(火) ウィーン発11:35(JL6836)→ヘルシンキ着15:00(乗り継ぎ)
ヘルシンキ発17:45(JL6800)→(機中泊)→
10/15(水) NRT着13:05
※旅行時 1ユーロ≒182円(カード決済のレート)
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
ニュルンベルクからドレスデンまでICEで移動しますが、ライプツィヒでの乗り換え時間が21分しかありません。
次の列車は1時間後なのでホームで1時間21分も待つのは嫌だと思ったのが間違いで、噂にたがわぬドイツ鉄道の遅延のせいで見事に乗り継ぎに失敗しました(>_<) -
「ライプツィヒ中央駅」
そのまま後続列車に乗って問題ないそうですが、スーツケースを手元に置けるよう1等車の座席指定をしていたのでライプツィヒ中央駅の地下にあるチケットオフィスで座席指定をし直すと、後続便の新たなチケットも再発行して下さいました。
※ニュルンベルクからドレスデンまでのチケットは1等の座席指定込みで78.79ユーロ(≒14,100円) -
今回、ドレスデン用に配車アプリの"FREENOW"を入れてきましたが、雨が降っていたせいか駅付近に車がいなくて、駅前に並んでいたタクシーでホテルまで。
※チップ込みで12ユーロ(≒2,200円)
1泊目のホテルは旧市街のノイエマルクト広場に面した「シュタイゲンベルガー・ホテル・ドゥ・ザクセ "Steigenberger Hotel De Saxe"」(外観は夜撮影)
ドレスデン中央駅から旧市街は2キロほど離れていますが、旧市街はコンパクトなのですべて徒歩圏内です。シュタイゲンベルガー ホテル ド サックス ホテル
-
今日はランチを食べ損なったので、「コーゼルパレー "Coselpalais"」というカフェ・レストランに早めのお夕食にやって来ました。
(写真は翌日撮影)
アウグスト強王と愛人のコーゼル夫人との間に生まれた息子のために造られた、後期バロック様式の壮麗な館の1階にあります。コーゼルパレー カフェ
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「コーゼルパレー」にて
(上)ポルチーニのクネーデル(お団子)とラズベリーレモネード
(下)ブラックフォレストケーキもどき(サワーチェリーが少なすぎるし、四角いし、なんか違う、かなり違う、ブツブツ…)
チップ込みで34ユーロ(≒6,100円)お支払いしました。
この頃はカード決済のレートが1ユーロ180円くらいでしたが、帰国間際には184円近くになっていてギョギョ~
旅行記作成中の現在はさらに円安が進み、本当に困ったものです! -
外に出ると雨が止んでいて、陽が落ちた空にはうっすらと虹の名残りが。
明日は晴れますように~☆ -
(翌朝)ホテルの朝食ビュッフェ
朝食のお部屋が良い雰囲気です。 -
ビュッフェ台にバターがないと思ったら、ボタンを押すとこの装置から冷蔵されたバターが一回分ずつポトリと落ちてくる仕組みでした。
こんなの見たの初めて~ -
ゆったりとした朝食のひと時を楽しめました。
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朝食後、マイセン磁器タイルで描かれた『君主の行列』を見にやって来ました。
全長102mの壁画には1123年から1904年までのザクセン君主の騎馬像が描かれていますが、単なる王族の肖像画ではなく、ザクセン王国の歴史や文化的アイデンティティを示す記念碑的存在です。
17世紀ヨーロッパでは中国の磁器や日本の伊万里焼がもてはやされていましたが、純白で薄く艶やかな磁器はヨーロッパでは未だ作ることができず、王侯貴族や実業家たちがその製法を見出そうとしていたとか。
磁器のコレクターでもあったアウグスト強王は錬金術師ヨハン・フリードリッヒ・ベトガーに命じて白磁製法を解明させ、1710年にヨーロッパ初の硬質磁器窯「マイセン」が誕生しました。君主の行列 文化・芸術・歴史
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『君主の行列』
壁画は当初(1872年から1876年にかけて)、画家ヴィルヘルム・ヴァルターによりスグラフィット(特殊な漆喰装飾技法)で描かれましたが、風化による損傷が激しかったため、1904年から1907年にかけて耐久性の高いマイセン磁器のタイルへ差し替えられました。
行列の先頭に描かれているのはザクセン王家(ヴェッティン家)の祖先で、まだ地方領主でした。 -
中央に描かれているのが、ザクセン王家の黄金時代を築いたアウグスト強王です。
バロック建築の傑作「ツヴィンガー宮殿」や宝物館などを造り、街を『エルベのフィレンツェ』と呼ばれる芸術の都へと発展させました。 -
『アウグスト強王』(1670-1733)
アウグスト強王と呼ばれるのは、馬の蹄鉄を手で曲げたという伝説と愛人の多さからで、なんと360人もの実子がいたとか!?
ザクセン選帝侯としてはフリードリヒ・アウグスト1世(在位: 1694年~1733年)、ポーランド国王としてはアウグスト2世(在位: 1697年~1706年、1709年~1733年)と呼ばれます。
近くで見ると、壁画が20センチ四方のタイルで構成されているのが分かります。
(25,000枚ものタイルが使用されています) -
(写真上)12世紀の君主たち
(写真下)19世紀の君主たち
衣装の変遷なども興味深いです。 -
行列の最後尾には、王族ではなくドレスデンの文化や歴史を支えた一般市民たち(知識人・芸術家・職人)が描かれています。
これは、壁画が制作された19世紀はもはや王の国家ではなく、マイセン磁器の職人やライプツィヒ・ドレスデンの学者、バッハなどの音楽家・芸術家たちの活躍と当時の『国民国家思想』が反映されているからだそうです。
ちなみに一番右端の帽子を被り髭を蓄えた男性は、壁画の原画制作者ヴィルヘルム・ヴァルター自身と言われています。 -
壁画に向かって歩いてる時、テーブルに座ってる人たちがいると思ったら・・・
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座っていたのはこんな方達でした(´艸`*)
脇には"DANKE"と書かれたチップ箱が。
誰が、どこからチップを回収しに来るの~? -
「カトリック宮廷教会」(三位一体大聖堂)
18世紀にアウグスト強王により建設されました。
ポーランド王も兼ねていたアウグスト強王は死去したワルシャワに葬られていますが、心臓だけこちらの地下納骨堂に安置されています。カトリック旧宮廷教会 (三位一体大聖堂) 寺院・教会
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逆方向から見た「カトリック宮廷教会」
ドレスデン・マイセン教区の司教座聖堂(三位一体大聖堂)です。
(ドレスデンとマイセンはエルベ川沿いに20数キロの距離)
二層式の屋根の欄干には3mの聖人像が78体並んでいます。 -
「ブリュールのテラス」と呼ばれるエルベ川沿いの展望テラス
1814年にブリュール伯爵により造られましたが、ドレスデンを訪れたゲーテがこの場所を気に入り、”ヨーロッパのバルコニー”と呼び賞賛したとか。ブリュールのテラス 散歩・街歩き
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エルベ川に架かる「アウグストゥス橋」
橋の歴史は13世紀(1220年頃)に遡りますが、1910年に9つのアーチを持つ橋に架け替えられました。
第二次世界大戦の爆撃で甚大な被害を受けましたが、忠実に修復・再建されています。アウグストゥス橋 建造物
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アウグストゥス橋を渡り、対岸から望む旧市街
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ドレスデンはクリスマスの伝統菓子シュトーレン発祥の地とされ、500年以上の歴史を誇る王室御用達の老舗「エミール・ライマン」では一年中シュトーレンが販売されているので、凄く楽しみにしていました。
シュトーレンの種類が多すぎて、お店の方にお薦めを聞いて買ったのがこちら(写真下)のマジパン入りのもの。自宅用とお土産用を購入し、スーツケースのかなりのスペースをとられたにもかかわらず、帰国後食べたらパサパサしていて日本のパティスリーのシュトーレンの方が断然美味しくて、もうがっかり!
バームクーヘンも日本の方がしっとりしていて美味しいとか。エミール ライマン 地元の料理
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「聖十字架教会」
13世紀初頭まで歴史を遡るドレスデン最古の教会ですが、現在の建物は19世紀初めにバロック様式で再建。
800年以上の歴史を誇る『ドレスデン聖十字架合唱団』は、ライプツィヒの『聖トーマス教会合唱団』とともに、ドイツを代表する最高峰の少年合唱団なのだそうです。聖十字架教会 寺院・教会
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「聖十字架教会」
第二次世界大戦の爆撃で内部は完全に焼け落ちてしまいましたが、戦争の悲惨さを伝えるため敢えて華美に復元せず、火災の傷跡(剥き出しのレンガや焦げ跡)が一部残されています。 -
「アルトマルクト広場」
1434年から続くドイツ最古のクリスマスマーケットのメイン会場となる広場です。アルトマルクト広場 広場・公園
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「アルトマルクト広場」
クリスマスでなくても、いくつかの屋台が並んでいました。 -
「アルトマルクト広場」
どの屋台も個性的な凝った造りで楽しいです。 -
昨晩泊まった「シュタイゲンベルガー・ホテル・ドゥ・ザクセ」は翌日の料金がとても高かったので、2泊目は「ホテル ズイーテス(Hotel Suitess)」に移動しました。
どちらもノイマルクト広場に面していて徒歩で2~3分の距離です。ホテル ズイーテス ホテル
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”教会View”のお部屋を予約していました。
「フラウエン教会」は戦後の復興を物語る街のシンボルで、「世界最大のジグソーパズル」と言われています。
外壁の所々に嵌め込まれている黒い石は、第二次世界大戦の爆撃を生き延びた当時の本物の石なのだそう。フラウエン教会 (聖母教会) 寺院・教会
-
「フラウエン教会」
1743年の完成ですが、第二次世界大戦(1945年2月)の爆撃で完全に崩壊し瓦礫の山となってしまいました。
東ドイツ時代は戦争の悲惨さを伝える記念碑として瓦礫は約50年間放置されていましたが、ドイツ統一後の1994年に再建プロジェクトが始動し、2005年に完成。
瓦礫を一つずつ回収・計測し、最新の3D技術を使って元々どの位置にあった石かを特定し、元の場所に嵌め込んだのが「世界最大のジグソーパズル」と呼ばれる所以です。 -
フラウエン教会を背にして見た「ホテル ズイーテス」
3色の建物がぶち抜かれてホテルとして使用されてるようです。
(私の部屋は左側のパステルグリーン部分の3階でした) -
フラウエン教会の前に建つのは「マルティン・ルターの像」
16世紀にマルティン・ルターがドイツで「宗教改革」を起こした際に、ドレスデンがあるザクセン地方はルターを命がけで守り、プロテスタントを熱烈に支持した本拠地でした。
ところが18世紀にアウグスト強王がポーランドの王位に就くという政治的野心のために自分だけカトリックに改宗したため、自分たちの街の信仰(プロテスタント)が脅かされるかもしれないと危機感を抱いた市民や市議会が「私たちが信じるのはルターの教えだ!」という強い意志を示すために「フラウエン教会」を建てたのだそうです。フラウエン教会 (聖母教会) 寺院・教会
-
「フラウエン教会」
白・ゴールド・淡いピンク・ミントグリーンを基調とした壮麗な内装が素晴らしくて、目を見張りました☆彡 -
「フラウエン教会」
4階建ての美しい木製バルコニー席がぐるりと取り囲む構造が圧巻です! -
「フラウエン教会」
バロック様式の豪華な祭壇には、キリストがオリーブ山で祈る姿が彫刻で描かれています。
祭壇の上のパイプオルガンは再建されたものですが、完成直後の1736年にここで演奏会を開いたバッハが初代のオルガンを弾き大絶賛したとか。 -
「フラウエン教会」祭壇
祭壇も1945年の爆撃でバラバラに砕け散ってしまいましたが、のちに瓦礫の中から約2,000個ものオリジナル破片が掘り起こされ、現代の職人たちが執念でジグソーパズルのように元の姿へ修復したのだそうです。 -
「フラウエン教会」
直径26mのドーム天井には4人の福音書記者とキリスト教の美徳(信仰・希望・愛・慈悲)がフレスコ画で描かれています。
有料ですがドームの展望台にも登れるので楽しみにしていましたが、お天気が悪かったので今回は諦めました。 -
次にやって来たのは、ドイツ・バロック建築の最高峰と称される「ツヴィンガー宮殿」
アウグスト強王がフランスのルイ14世(太陽王)に対抗し、自分の権力と富を世界に誇示するため造らせた宮殿で、1728年に完成しました。
フラウエン教会(=プロテスタント)が市民の誇りであるのに対し、ツヴィンガー宮殿は王(=カトリック・絶対王政)のプライドの象徴なのだとか。
(写真上)「ツヴィンガー宮殿」外観
・左端は『グロッケンシュピールパビリオン』
・右奥は『アルテマイスター絵画館』部分
(写真下)「ツヴィンガー宮殿」中庭ツヴィンガー宮殿 城・宮殿
-
(写真上)『グロッケンシュピールパビリオン』
(写真下)内部はカフェになっていてケーキが美味しそうでした~ -
『グロッケンシュピールパビリオン』のマイセン焼のカリヨン
どんな音色なのか聴いてみたかったな~ -
一番楽しみにしていた「アルテマイスター絵画館」へやって来ました♪
宮殿なので内部も豪華な造りです。
チケット(※)は公式HPから購入し16ユーロでした。
(2026年度は18ユーロに)
※「アルテマイスター絵画館」の専用チケットはなく、"Ticket Zwinger" という「陶磁器コレクション」と「数学物理学博物館」も入場できるチケットです。アルテ マイスター絵画館 博物館・美術館・ギャラリー
-
遂に念願のご対面で~す(^^♪
お目当ての絵画は一番人気なので、絶えず前に立って観ている人や一緒に写真を撮る人がいて、この写真はあまり人のいない瞬間を見計らって撮りました。 -
ラファエロ作
『システィーナの聖母』
"The Sistine Madonna"(1512~1513年)
ダ・ヴィンチ、ミケランジェロとともにルネサンスの三大巨匠といわれるラファエロ・サンティにより、イタリア・ピアチェンツァにあるサン・シスト修道院の祭壇画の一翼として晩年に描かれた作品です。
1754年にザクセン選帝侯でありポーランド王でもあったアウグスト3世が『システィーナの聖母』を購入し、自身のコレクションに加えて以来、ドイツ美術界に多大な影響を与えてきました。
第二次世界大戦時、坑道に保管されていたのをソ連軍に発見されモスクワに持ち去られましたが、のちに返還されました。 -
『システィーナの聖母』
ラファエロが自身だけで完成させた最後の絵画で、聖シクストゥス(※)と聖バルバラとともに聖母子が描かれています。
※聖シクストゥス(=サン・シスト)が描かれていることからも、絵画の発注元がサン・シスト修道院だったことが分かります。
絵画の下部に描かれているのが、私の心を鷲掴みにしている二人の天使たち.。.*:+☆
我が家の寝室にも天使たちの絵を飾っていて、ずっとオリジナルを観たい、天使たちに逢いたいと思っていたのでした。 -
どこか退屈そうないたずらっぽい表情がたまりません(*´▽`*)
この天使たちの絵は、ラファエロが『システィーナの聖母』を描いていたときにマリアのモデルとなっていた女性の子供たちが来て、見学している様子に惹かれたラファエロがその子供たちの姿勢を忠実に絵画に再現したものと言われています。 -
ジョルジョーネ & ティツィアーノ作
『眠れるヴィーナス』
"Sleeping Venus"(1508~1510年)
ティツィアーノの師であるジョルジョーネにより制作が進められていましたが、ジョルジョーネがペストで亡くなり、ティツィアーノが引き継いで背景の風景や空の部分などを完成させたとのことです。
ギリシャ神話の愛と美の女神ヴィーナスがまどろむ姿が描かれていますが、西洋美術史において「横たわる裸婦」というジャンルの先駆的な作品として、後の画家たちに多大な影響を与えた作品です。 -
レンブラント作
『ガニュメデスの略奪(誘拐)』
"The Abduction of Ganymede"(1635年)
ギリシャ神話に登場する美少年ガニュメデスを、鷲に姿を変えた最高神ゼウスが天空に連れ去り神々の宴席で給仕(不老不死の酒を注ぐ役)をさせた、というお話の誘拐の場面が描かれています。
西洋美術における古典的な画題の一つですが、ルネサンス期にミケランジェロやコレッジョが描いた美少年とは異なり、レンブラントは恐怖でお漏らしをしている幼児として描きました。
イタリア古典主義の美しい表現の絵画に対する写実主義的な反骨精神からとの解釈もあり、個人的には特に好きな絵ではありませんが、重要作品の1つなので載せておきます。
コレッジョが美少年を美しく描いた『ガニュメデスの略奪』がこのあと訪れたウィーンの「美術史美術館」に所蔵されていたようですが、見逃してしまい残念! -
(中には入れませんが)修復のお部屋を見ることができ興味深かったです。
修復中の絵画はコレッジョ作『聖セバスティアヌスの聖母』(1542年頃) -
コレッジョ作
『聖夜(羊飼いの礼拝)』(1529~1530年)
"La Notte"(伊)
"The Holy Night / Adoration of the Shepherds"(英)
キリストの誕生が描かれた作品ですが、幼子イエスがまばゆく輝き”キリストが世界を照らす光である”ことを象徴しています。 -
コレッジョ作
『聖夜(羊飼いの礼拝)』 -
コレッジョ作
『聖フランチェスコの聖母』
"The Madonna of Saint Francis"(1514~1515年)
コレッジョが20代前半に描いた最初期の大規模祭壇画のひとつで、もともとはコレッジョの故郷のフランチェスコ教会のために描かれました。(聖母子の左手に描かれているのが聖フランチェスコ) -
コレッジョ作
『聖ゲオルギウスの聖母』
"The Madonna of Saint George"(1529~1530年)
聖母子を中心に聖ゲオルギウス(竜退治の聖人)らが描かれた、16世紀イタリア・ルネサンスの優美さを伝える作品です。(右端が聖ゲオルギウス)
コレッジョの円熟期の作品で、前述の初期の『聖フランチェスコの聖母』と見比べると興味深いです。
もともとはイタリア・モデナの修道院のために描かれた作品ですが、18世紀にアウグスト3世(アウグスト強王の息子)がドレスデンを『芸術の都』にすべく、モデナ公国から『システィーナの聖母』などとともに購入した絵画の1枚です。 -
フェルメール作
『窓辺で手紙を読む女』(1657~1659年頃)
「部屋の隅で静かに佇む女性と、窓からの光」というスタイルを初めて確立したフェルメールの記念碑的な名作ですが、近年、美術史を揺るがす「世紀の大修復」が行われたことでも話題になりました。
1979年に行われたレントゲン検査により、部屋の背後の壁に上塗りされた裸のキューピッドの「画中画」があることが判明しましたが、のちの最新科学調査で塗りつぶしが行われたのがフェルメールの死後数十年後であることが確定し、2017年から4年の歳月をかけて顕微鏡を使い上塗りされた絵の具を削り取る修復が行われ、約300年ぶりにレンブラントが描いたオリジナルの姿が復活しました。 -
(写真左)修復前の絵画
(写真右)修復後に現れたキューピッドの画中画
キューピッドが描かれていたことから、女性が読んでいるのがラブレターであることがわかり、絵の解釈がそれまでとは変わったのだそうです。 -
フェルメール作
『取り持ち女』(1656年)
取り持ち女とは売春の仲買人のことで、左から2番目の老女がその取り持ち女。
(左端の男性はフェルメール自身で語り手として登場しているという説も)
17世紀オランダでは道徳的教訓として売春宿や居酒屋がテーマの作品が好まれたそうです。
フェルメールの現存する作品は35点ほどですが、先ほどの『窓辺で手紙を読む女』や『真珠の耳飾りの少女』『牛乳を注ぐ女』などとは大きく作風が異なり、初期のフェルメールを代表する貴重な作品です。 -
ルーベンス作
『金髪を編んだ女性の肖像』
"Portrait of a woman with braided blond hair"(1620年頃)
ルーベンスの全盛期に描かれた作品の1つで、モデルは特定されていませんが、2番目の妻の若いころではないかと言われています。 -
ルーカス・クラナッハ(息子)作
『アダムとイブ』(1537年頃)
ドイツ・ルネサンス期の画家ですが、父親のルーカス・クラナッハが描いた『アダムとイブ』はフィレンツェのウフィツィ美術館に所蔵されています。 -
ベルナルド・ベロット作
『エルベ川右岸からのドレスデン』(1744年)
べロットは18世紀ヴェネツィアを代表する風景画家で、カナレットの甥だそうです。
建設途中の宮廷教会の鐘楼やフラウエン教会など、ドレスデン旧市街の遠景が描かれています。 -
ジャン=エティエンヌ・リオタール作
『チョコレートガール(ショコラを運ぶ娘)』
"Chocolate Girl"(1744年)
スイスの画家ジャン=エティエンヌ・リオタール作のパステル画です。
この絵がとても気に入りました^^
恋焦がれていた『システィーナの聖母』をはじめ、素晴らしい作品の数々を堪能し、「アルテマイスター絵画館」を後にしました♪ -
背後の建物は「ザクセン州立歌劇場」(ゼンパーオペラ)
ザクセン王ヨハンの命により1841年に建設。
1869年の火災後に再建され、1945年の大空襲でも全焼しましたが、1985年に完全復元・再建されました。
落成式が行われたのは1985年2月13日で、40年前に爆撃を受けたのと同じ日。
そしてこけら落としで上演されたオペラは、1945年の爆撃前夜にも演奏されていたウェーバーの『魔弾の射手』で、ドレスデンの人々にとって”戦争からの完全な復活”を意味する感動的な瞬間だったそうです。
※手前は「第4代ザクセン王ヨハンの騎馬像」
ザクセン王ヨハン(在位1854~1873年)は政治や戦争よりも読書や研究を愛する学者肌の人で、王の身分を隠し「フィラレテス(ギリシャ語で真実を愛する者、の意)」というペンネームで崇拝するダンテの『神曲』を翻訳・出版し、今でもドイツの文学界で高く評価されているそうです。ゼンパーオーパー (ザクセン州立歌劇場) 劇場・ホール・ショー
-
ザクセン王国の歴代君主の居城だった
「レジデンツシュロス」(ドレスデン城)
13世紀にザクセンを支配していたヴェッティン家により木造の砦が築かれたのが始まりで、15世紀に現在のお城の原型が出来、18世紀のアウグスト強王の時代に内部が豪華なバロック様式に改築されました。ドレスデン城 (レジデンツ宮殿) 城・宮殿
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「レジデンツシュロス」(ドレスデン城)中庭
1945年の大空襲で「レジデンツシュロス」も破壊され、1980年代に始動した復興プロジェクトは現在も進行中です。
すべてのエリアの修復が終わるのは2028年とのことで、2029年春には大々的な完成記念祭が計画されているとか。 -
「レジデンツシュロス」(ドレスデン城)中庭
というわけで、訪問時の一番の見どころである『歴史的緑の丸天井』と呼ばれる宝物館を見学してきました。(一部の柱や天井が緑だったことが名の由来です)
世界的に有名なザクセン王家の財宝コレクションが並ぶ宝物館なのですが、個人的にはあまり興味はなく写真撮影も禁止だったので、入らなくてもよかったかも…
※時間指定のチケットで16ユーロでした。 -
お夕食はほかに特に行きたいレストランもなかったので、昨晩と同じ「コーゼルパレー」にやって来ました。
-
『ザウアーブラーテン(※)』と付け合わせの紫キャベツとマッシュポテトもとても美味しかったです。
※ザウアーブラーテンは酢漬けにした牛肉をローストしてスライスしたもの
アイスティーをオーダーしてしまったのですが、もしかしてフェーダーヴァイサーもあるかなとダメ元で聞いてみたら、"Yes"と言われてびっくり。
というのも、どちらかというとワイン酒場的なレストランに置いてることが多く、こちらのようなお洒落っぽいカフェレストランにはないだろうと思っていたので。
大喜びしてオーダーすると、見た目が白ワインのようなものが来た(通常は黄色っぽくて濁ってる)のでかなり発酵が進んでアルコール度数も高いのかと思ったらそうでもなく、酔っぱらうこともなくて本当に美味しかった~☆彡
(昨晩オーダーしなかったのが悔やまれる…) -
夜のフラウエン教会は壮麗かつ荘厳な佇まいです。
-
(翌朝)
ルーフトップの朝食のお部屋からはフラウエン教会のドームが目の前に。 -
(翌朝)
丁寧に用意された朝食ビュッフェのディスプレイが美しい~.。.*:+☆ -
茹で卵の後ろのプラカードにエッグベネディクトやパンケーキなどもオーダーできると書かれてましたが、その時は全然気づかず…
こういうプラカードはテーブルに置いてほしいですよねぇ。 -
でもこんなに食べたから、まぁいいかっ(´艸`*)
-
今日はこれからプラハまで移動します。
(写真上)ドレスデン中央駅構内
(写真下)構内のお店で目撃した『三角おにぎり』
ヨーロッパのスーパーで右側のSushiセットのようなものはよく見かけますけど、海苔の付いたコンビニおにぎりのようなものは初めて見ました。
スパイシーツナや照り焼きチキンのおにぎりが1つ3.79ユーロで680円也~@@ドレスデン中央駅 駅
-
ブダペスト行きの列車でプラハまでは2時間ちょっと。
(ドレスデン発11:10 → プラハ着13:23)
※チケットは1等の座席指定込みで51.89ユーロ(≒9,300円)でした。
プラハ編へ続きます。
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この旅行記へのコメント (1)
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- ドロミティさん 2026/07/08 02:02:46
- ドレスデン☆彡
- sanaboさん、こんばんは。
ドイツ鉄道は評判悪いのね。遅延や運休が慢性的に発生してるとか@@
ドイツ人はラテン系と違ってきっちりしてるイメージなので意外です。
老朽化?人出不足?って日本も他人事ではなくなるかも、、、
1泊目の朝食会場のモザイクの床が素敵ね。
バターのマシン、初めて知りました@@
経済的(無駄がない)で衛生面(プチカップだと使い回し?)でも心配
いらなくて良いかも~
シュトーレン、本場産もパサパサしているのね。ラム酒に漬け込まれた
ドライフルーツが入っているはずなのに私も何回か試したけどパサパサ
の感想でした。重たい思いをして持ち帰ったのにそれはがっかりよね。
バロック様式のフラウエン教会、慎ましい外観に比べて中は荘厳で圧巻!
バルコニーもドーム天井もとても美しいわ~
祭壇は爆撃で砕けた破片を集めて修復したとは、想像するだけでも気の
遠くなるような作業だわ。
念願のラファエロの「システィーナの聖母」を鑑賞できて良かったですね。
何だか私も嬉しいです。sanaboさんのイメージはローズのバラとこの天使
たちよー
2泊目のホテルの朝食のコラージュはもちろん1食分よね?
思わず私も頑張らなくちゃって思っちゃった。食い意地が張っているので
変な所に対抗心が湧いたわ(爆)
目的のフェーダーヴァイサーも飲むことができて充実のドレスデンでしたネ!
ドロミティ
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