2025/10/30 - 2025/10/31
146位(同エリア509件中)
ソネッチさん
佐賀県の東与賀海岸に群生するシチメンソウはヒユ科の一年草で有明海の一部に生息する世界的にも珍しい塩生植物です。10月下旬には、まるで山々の紅葉のように鮮やかに色づくため「海の紅葉」と呼ばれ秋の風物詩となっています。
一度見てみたいと思っていましたが、シチメンソウは2018年に半数近くが立ち枯れ状態となりニュースになりました。地域の方々による懸命な再生活動が行われ、2021年ごろから徐々に復活。再生がかなり進んだとニュースに出ていたので、今年、初訪問することにしました。
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我が家のお気に入りドライブコースは、大分県くじゅう方面なので、佐賀方面に行くのは珍しい。年に1回か2回かな。
自宅からすぐに高速にのり、佐賀市にGO!今回の旅行は佐賀市で完結します。まず金立SAで休憩。
このSAから、佐賀市有数のコスモス園「金立コスモス園」に行くことができます。観光予定でしたが、今年は酷暑の影響で金立コスモス園の出来がよくないとネットに出ていたのでスルー。 -
金立コスモス園の代わりにやってきたのが、佐賀空港コスモス園。
コスモスまつりが開催中でした。 -
佐賀空港に隣接した広大な敷地に300万本のコスモスが咲き誇ります。
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スケールの大きなコスモス園ですが、先週見た三光のコスモス園が広大すぎて・・・。やっぱり、見劣りします。(ごめんなさい)
前方には、有明海の干潟が広がります。 -
コスモスを見ながら、有明海方面に進むと、
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有明海とコスモス畑に挟まれて、そば畑が広がっていました。
蕎麦は小さな花なので、遠目には地味ですが、 -
近くで見ると可愛い花です。
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ね、可愛いでしょう?
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蕎麦の花を見られたことに満足して戻ります。
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コスモス園の入り口にはヒマワリの植栽コーナーもありました。
最近、秋のひまわり畑がよく見られるようになりましたね。 -
残念ながら、ひまわりはやや終盤でした
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綺麗に咲いていた花をパチリ。
この後、佐賀空港のすぐ近く(車で10分)の「干潟よか公園」にGO! -
シチメンソウの自生地は干潟よか公園に隣接しています。
11月1日からシチメンソウ祭りが開催されるので会場がすでに準備されていました。 -
有明海の干潟に広がるシチメンソウ自生地に到着。
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ちょっと霞んでいますが、正面に見えるのが看板にあった多良岳。
干潟とシチメンソウ自生地の間には柵と散策路があり、 -
柵向こうの干潟にもサンゴソウ自生地が広がっています。
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今年は訪問する気満々で、サンゴソウの紅葉情報をずっとチェックしていました。
訪問した二日前に「みごろになりました」と出たので、あわてて宿を予約して訪問しました。
宿の予約をしたときは、有明海の干潮はまったく頭にありませんでした。 -
後で知ったのですが、有明海は日本一干満差がある海。満潮のとき、サンゴソウは海に浸かって自生地に近づくことができない日もあるそうです。
私たちが訪問したときは干潮だったので良かったです。 -
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干潟の人気者「ムツゴロウ」の姿を見ることができました。みなさん、競ってパチパチしてました。
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整備された自生地は1600mあり、私が想像していたよりもずっと広かったです。
堤防と自生地の間にも散策路があります。 -
シチメンソウの紅葉は長く楽しめ、この旅行記を書いている11月の中旬もまだ見ごろが続いています。
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私は待ちきれませんでしたが、もうちょっと待てば、多分、もっと、深い赤色になっているのではと思います。
でも、十分に楽しめました。九州では他では見ることができない景観ですからね~。 -
今回の旅の目的は果たせました。この後、30分ほど車を走らせ「佐賀県立美術館」へ。
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私は2回目の訪問。
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「売茶翁と若冲」という魅力的な特別展が開催中でした!
お目当てはもちろん若冲。煎茶を世に広めたとされる売茶翁のことは、この展覧会で初めて知りました。
若冲の「果蔬涅槃図」や「石灯篭図屏風」のような水墨画の代表作を見ることができました。(写真撮影不可)
展示されていた水墨画は、奇才という面が強くて、知らなかった若冲の一面が見られて面白かったです。 -
展覧会には若冲の代表作「 動植綵絵」の複製品30幅が展示されていて、これは撮影可でした。
南天雄鶏図 -
超絶技巧!
やっぱり凄い! -
老松白鳳図
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細かい!細かすぎる! 若冲のことを自閉スペクトラム特性の強いアーティストと見る意見がありますが、納得できる気がします。
素敵な展覧会に満足して、今夜のお宿に向かうことにしました。 -
今日のお宿は、佐賀市古湯温泉の「つかさ旅館」さん。2度目の利用になります。
いつものように3時にチェックイン! 早めに旅館に入ってのんびりするのが我が夫婦の旅スタイル。旅館で美味しいものを食べてお湯につかるのが楽しみ。 -
ロビーで美人の女将さんからお茶の接待がありました。
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お手製のわらび餅。
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2階建て建物の2階が客室。
偶然にも前回と同じ「きくの間」でした。
荷物の整理をして、すぐに、館内のお風呂にGOしました。 -
大浴場の利用者は私だけ。古湯温泉はぬる湯で有名です。
右の小さな浴槽に熱湯が出る蛇口があり、「ぬるい」と思ったら熱湯で熱くしても良いと女将さんから言われていたので、すぐに蛇口をひねりました。ぬる湯は夏はよいけど、この時期はちょっときついです。 -
家族湯も無料で利用できます。チェックイン一番乗りだったので、好きな時間に予約できました。
前回宿泊したときは、私が家族湯を使ったので、今回は主人に譲りました。家族風呂はごくコンパクトで浴槽は一人しか入れません。 -
お楽しみの夕食は6時30分にお願いしました。
部屋食でも個室の食事処でもよいと言われましたが、部屋食をチョイス。
先付 鴨のロッティー 焼き茄子梅肉トロロ掛け -
前菜
蟹水雲 秋刀魚の檸檬寿司 柿玉子 紫芋乾酪 鰻小袖巻織 子持鮎甘露煮
どの料理も目でも舌でも楽しめました。 -
お造り
旬魚盛り合わせ -
松茸の土瓶蒸し
自宅では絶対に食べられない料理。私は好きです。 -
秋の味覚奉書焼き
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鮭、きのこ、零余子、銀杏がはいっていました。
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揚げ物は、午房万十と下にうむくじ天
うむくじ天というのは、沖縄の郷土料理だそうで、紫芋の天ぷら。カリっと揚がっていてもちもちとした食感が美味しかったです。 -
天山恵比寿豚の沢煮鍋
茸のたくさん入ったお出しにしゃぶしゃぶして、ポン酢でいただきました。
ここでお腹がいっぱいになって、ご飯とお汁はパス!デザートをもってきてもらいました。 -
デザートは、栗のしぼりと焼き芋がのったシルキーコッタ。
しゃれたお料理で美味しかったです。
前回宿泊したときは、王道旅館料理だったのでお料理はかなりランクアップした感じがしました。 -
朝食はいつものように8時から。
個室の食事処でいただきました。 -
とっても感じのよい日本のご婦人が朝、夕、担当してくださいました。これもポイントが高かったです。
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蒸籠は、お野菜と鶏肉。
ゴマダレでいただきました。
朝食も美味しかったです。季節を変えて、また、利用したいと思いました。
今回は朝食後、お宿をゆっくり出発して自宅に直帰しました。
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この旅行記へのコメント (2)
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- ゆんこさん 2025/11/12 15:35:13
- シチメンソウとサンゴソウ
- ソネッチさん
シチメンソウ、どこかで聞いたことがあるなと思ったら、サンゴソウのお仲間でしたね。
網走のサンゴソウを見に行った時に、確か九州の一部と北海道のオホーツク沿岸の一部にしか咲いていないと聞いていたんです。
2021年の様子→https://4travel.jp/travelogue/11712227
北海道よりはちょっと草丈が高いような気がします。
網走のサンゴソウはほとんど地べたに這うような感じです。
でも不思議ですね、暑さ寒さに関係なく、北海道と九州の一部にしか咲かないなんて。
いい物見せていただきました。
★ゆんこ★
- ソネッチさん からの返信 2025/11/12 16:30:18
- Re: シチメンソウとサンゴソウ
- ゆんこさん、こんにちは
前から気になっていたシチメンソウ。ようやく見ることができました。
北海道のサンゴ草は有名で、観光雑誌などにもよく登場するのでいつか見てみたいと思っていたら、灯台下暗し、同じひゆ科のシチメンソウがお隣佐賀県に自生しているなんて、最近まで全く知りませんでした。
ゆんこさんの旅行記を拝見すると、サンゴソウとシチメンソウはおっしゃるように草丈が少し違いますね。サンゴソウは珊瑚のように見えますが、シチメンソウは茎がひょろひょろしているので珊瑚には見えないかな。シチメンソウの名前の由来は七面鳥のように全体が色変わりすることに由来するそうです。これも、面白いです。
ソネッチ
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