「御船山楽園」「慧洲園」のもみじ祭り　～佐賀紅葉狩り旅行①～

2025/11/20 - 2025/11/21

いよいよ紅葉シーズンがやってきました。

今年の紅葉狩りはどこに行こうか考えたとき、真っ先に浮かんだのが「環境芸術の森」です。近年紅葉スポットとして大人気。タイミングが合わず、まだ、訪問したことがありません。ずっと、行きたいと思っていたのです。

ちょっと調べたら2016年ごろからSNSを通じて急激にに人気が出たようです。約10年前から人気が急騰したのね。よし、行こう！
「環境芸術の森」は唐津市にあるので、唐津市のホテルに宿泊して佐賀県で紅葉狩りすることにしました。

佐賀県は「九年庵」「大興善寺」「仁比山神社」に紅葉狩りに行ったことがあります。有名どころでまだ行ってないのは「御船山楽園」かなということで、初日は「御船山楽園」二日目は「環境芸術の森」を中心に旅程を組みました。

初日、御船山楽園を中心に紅葉狩りした旅行記です。

エリア 武雄・多久(佐賀)

８時３０分に自宅を出発してすぐに高速にのりました。

１１時すぎに御船山楽園に到着。入り口の駐車場には停車できなくて、かなり離れた駐車場に誘導されました。

１５分間隔で無料シャトルバスが入口まで連れて行ってくれます。

もみじ祭り開催中です。

入園料６００円を払って園内に入ります。私は今年、春・夏に続いて、３回目の訪問。
そして、車中で主人と話して気がついたけど主人は何と初訪問！　梅の時期に御船山梅林は行ったことがあるし、息子たちとサウナめあてに御船山ホテルに宿泊したことはあるけど、お庭には行ったことがないそう。びっくり！

入り口で、紅葉の見どころが分かるりっぱな地図がいただけました。

地図に載っている見どころ、
池→もみじのアーチ→樹齢１８０年の大もみじ→御船山→大楠→池の順に周ることにします。

入園するとすぐに池が広がります。

大きな池です。

紅葉は見ごろ。テンションが上がります。

池を見ながら進むと、御船山楽園のシンボル「御船山」が姿を現します。

「御船山楽園」は御船山を借景として佐賀藩第28代武雄領主・鍋島茂義が、1845年（弘化2年）までに約3年かけて完成させた別邸の庭園です。

中国の山水画に登場するような御船山の断崖絶壁。この風景が気にいって、ここに作庭させたと言われています。

池に沿ってしばらく歩くと、もみじのアーチになります。

美しく紅葉していました。

アーチが終わると池にお別れして、次の目的は樹齢１８０年の大もみじ。

大もみじの紅葉も見ごろでした。

全景が写せるようにバックすると、

おっ、御船山が見えてきました。

御船山と大もみじをパチリ。

御船山楽園は夜、日本最大級のライトアップが行われます。

この石の周りもライトがたくさん設置されていました。。

今夏のくそ暑い夜、チームラポのライトアップを見にここを訪問しました。園内は坂道が多いうえに暑くて暑くてヘロヘロになりました。最奥のここまで到達することができませんでした。(涙)

秋のライトアップは綺麗だろうと思います。

歩き進むとつつじ谷の向こうに、大楠が見えてきました。

御船山の真下を通って大楠に向かいます。

あちらこちらで、ツワブキの花が咲き乱れていました。

黄色い花が目をひきます。

大楠に近づいてきました。

大楠と道の間に大きな楓が植栽されていて、ちょっと、じゃまかも。

大楠だけとりたかったけど、紅葉と共演も良いかと思い、あきらめてパチリ。

近くの銀杏も鮮やかな黄葉だったのでついパチリ。

園内は、楓の木が多くて銀杏は少なかったな。気がついたのは２本か３本。

池にもどります。

行きとは反対側の道を通って入口に戻りました。

御船山楽園の紅葉は見頃で、佐賀の紅葉狩りは幸先よくスタートしました。

次は、御船山楽園のすぐそば(車で３分、歩いて１０分)にある「慧洲園」。
御船山楽園に行くとき側を通るけど、入園するのは初めてです。

初訪問なのでネットでちょっと調べたら、「昭和の小堀遠州」と称された中根金作によって作庭された池泉回遊式日本庭園だそう。中根金作は、足立美術館で有名ですよね。足立美術館の庭は立ち入り禁止でしたが、こちらは散策できます。

ここも紅葉まつり開催中。

入園料６００円を支払うと、受付の優しそうなおじちゃんが、「まだ、このパンフレットみたいな紅葉は見られないんですよ。最近の寒さで紅葉は進んでますけど、５分ぐらいです」と申し訳なさそうにおっしゃいました。６００円も支払ったのに！とショックを受けていると、「お茶畑と、物見櫓から見下ろすと紅葉が見られます。」と丁寧に行き道を教えてくれました。

「慧洲園」はダイナミックな石組みから流れる瀑布と茶畑が印象的に配された手入れが行き届いた美しい庭園でした。３０分もあれば散策できます。

入園すると、２０００ｔあまりの石組の間を流れる瀑布が出迎えてくれます。

太鼓橋を渡って、

２段の滝を身近に鑑賞できます。

この巨大な石組がこの庭園の一番の見どころだと思います。

太鼓橋の下も瀑布が配され、２段式の庭園になっています。

茶畑の築山。

こんな築山、みたことがあります？巨大な石組み、茶畑の植栽がこの庭園を個性的な庭にしています。

この上から紅葉が楽しめると受付の方が言っていたので後から上ることにして、まず、物見櫓に向かいます。

物見櫓に向かう道。

小高い場所に上る道なので、紅葉はかなり進んでいました。

この横道の黄葉もいい感じ。

吉野ケ里遺跡から移築された物見櫓が見えてきました。

物見櫓の前は茶畑。

茶畑の向こうには借景の御船山。御船山楽園から見るのとは表情が違います。

物見櫓からは茶畑の築山がよく見えました。

手前の林は受付の方が言われたように紅葉が進んでいました。

物見櫓の上からだと、御船山の断崖も見ることができました。

この後、茶畑の築山に向かいます。

築山の麓まで来ました。振り返ってパチリ。

物見櫓と茶畑です。

「えっ、この階段を上るの？」と主人。

もちろん、上ります。

茶畑には茶の花が、所々に残っていました。

茶畑は綺麗に整えられ、手入れされています。

築山の頂上到着。頂上にはベンチが置かれています。先客がいたので写真はなし。代わりに、物見櫓をパチリ。

紅葉は残念でしたが、九州随一の日本庭園と言われるだけあってとても美しい庭園でした。つつじがたくさん植栽されていたので春も美しいと思います。

帰るとき、物見櫓とお茶畑の築山ばかりパチパチして庭園を撮ってないことに気がつきました。

庭園は広くて、どこをどう切り取って撮影したらよいのか、難しいです。

美しい庭園ですが、みなさんに伝わっているのかどうか、心もとないなあ。

入園料が御船山楽園と同じ６００円なので正直すべての方にお勧めするのは難しいかな。(入園者も非常に少なかったです)でも、個性的で美しい庭園なので、お庭が好きな方には自信をもってお勧めします。私はつつじの綺麗な季節に再訪したいと思いました。

１日目前半の旅行記はここまで。②に続きます・・・。