2021/11/26 - 2021/11/27
13位(同エリア31件中)
ソネッチさん
今週の月曜日、「金曜日に休みがとれそうだから、何処かに遊びに行こう」と主人から連絡がありました。もう、4日しかありません。慌てて、旅行の計画を立てることになりました。ネットで紅葉情報をみると「色あせ」「見ごろ過ぎ」の情報ばかりですが、例年遅くまで紅葉を楽しめる佐賀県方面ならば、ぎりぎり紅葉を楽しめるかもしれません。御朱印集めもかねて、佐賀市近辺で紅葉狩りをすることにしました。宿は、直近ということもあり苦戦しましたが、ネットの評判がよかった古湯温泉の「つかさ旅館」さんを、直前割りでお得に予約することができました。初めての宿泊です。
久しぶりに主人との二人旅だったので、お宿スティが目的でなくがっつり紅葉狩りを楽しむ旅行になりました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 3.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
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7時に自宅を出発。高速を使わず国道200号を使って佐賀県まで走ります。このバイパスはトラックが多い産業道路で、途中、道の駅や物産館のような休憩スポットがないのが難点です。コンビニを利用するしかありません。が、コンビニもないという・・・。
北九州市内のパン屋や鳥栖市のコンビニで、うだうだして予定よりも少し遅い10時30分ごろに「仁比山公園」の駐車場に到着。平日なのでガラガラです。 -
ここに駐車したのは、本日のメインイベント「仁比山神社」の紅葉を楽しむためです。「仁比山神社」にも10台ほど駐車できますが、紅葉の季節は近隣の仁比山公園の駐車場に停めることを観光協会のホームぺージで推奨されていたからです。
神埼町の中央を流れる城原川の周りに整備された広い公園で、キャンプ場も併設されています。
この公園のシンボル、愛逢橋と名付けられた橋を渡ると、「仁比山神社」はすぐそこです。 -
橋の上から見た、城原川、夏は絶好の水遊びスポットになるようです。
仁比山神社のすぐ近くに「九年庵」という佐賀県で一、二を争う紅葉の名所があります。庭園に紅葉がたくさん植えられた茅葺屋根の庵で、春と秋の限られた時期しか公開されません。公開時期は臨時駐車場が設けられ、シャトルバスでの移動になるぐらいの人気スポットですが、昨年に続いて今年もコロナのために「九年庵」の公開は中止になりました。私も一度だけ訪問したことがありますが、ともかくすごい観光客で「三密」は絶対に避けられないスポットでした。 -
橋を渡り切って駐車場方面を振り返ったところ。綺麗に紅葉している木のあたりにキャンプ場の受付がありました。
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橋を渡って県道21号を少し歩くと、仁比山神社参道入り口の鳥居が見えてきました。後方には江戸時代に建てられた仁王門が見えます。
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仁王門には金剛力士像二体が安置されています。木造なので、傷みが激しいです。
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参道を歩くとすぐ「伊東玄朴」生家がありました。ここも残念ながら臨時休業中。
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さらに参道を進み、まず、仁比山神社駐車場の奥にある仁比山地蔵院から訪問しました。境内は紅葉が綺麗でした。
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お寺のパンフレットによれば、地蔵院は聖武天皇の勅願により行基が創建したと伝えられています。
かつて仁比山には三十六坊があり、それらを総称して仁比山護国寺と称していました。地蔵院は仁比山護国寺の塔頭・不動院の子院で、もとは現在の九年庵の位置にあったそうです。 -
明治の神仏分離で次々と廃寺になり、仁比山護国寺三十六坊のうち、現存するのは仁比山神社と地蔵院のみ。先に見た仁王門は、護国寺の名残です。
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地蔵院の御本尊は観音様で、例年、九年庵の公開に合わせて御開帳があります。優しい雰囲気のお寺で、境内には白い山茶花の木がたくさん植えられていました。
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薬師如来様も、白い山茶花に囲まれています。
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尼僧のご住職から、御朱印を頂きました。その後、境内を散策しました。
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室町時代、修行僧が死後の冥福のために立てた六地蔵、
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長年、風雨に晒されてお顔は見えません。
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福徳地蔵尊。優しいお顔をされています。水掛け地蔵なので、お水をかけて参拝しました。
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なんだか、ほっこりする恵比寿天。周りの紅葉が綺麗です。
廃寺になった仁比山護国寺一山の遺物は、すべて地蔵院に引き継がれたそうで、小さいながらも見所の多いお寺でした。本尊の観音様の御開帳時期に合わなかったのは残念でした。 -
地蔵院を後にして、いよいよ仁比山神社境内へ。この神社は、楓の巨木が多いことで知られています。期待通り参道は紅葉した楓で彩られていました。
平日なのに、境内の駐車場は満車。紅葉目当ての観光客がたくさんいらっしゃいました。 -
仁比山神社は1200年以上の歴史があり、昔から山や農業の神様である「山王さん」として地元の方に親しまれています。
広い境内にはたくさんの巨木があり、荘厳な雰囲気の神社でした。 -
そして、紅葉は見ごろでとっても綺麗でした。
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主人は、「紅葉、ちょっと、遅かったんじゃない?」と言ってましたが、
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「いえ、いえ、十分見ごろでしょう。」と思いました。
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狛犬も紅葉と一緒に。
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残念ながら本殿へ向かう階段の紅葉はすでに落葉していました。参拝後、社務所で御朱印をいただきました。
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神社の裏山からは「金剛水」と呼ばれるご神水が岩窟から湧き出しています。
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水汲み場近くに置かれた石猿さん。苔むしていい雰囲気です。表情がいいですね。猿は、山王さんの使いと言われているそうです。
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期待以上に素晴らしい紅葉に満足して仁比山神社を後にしました。
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帰り道、今年は公開されない「九年庵」のお庭を外からパチリ。紅葉が綺麗だと昨日の夕刊にも出ていました。
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「九年庵」と「仁比山神社」をセットで訪問したかったです。
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でも、紅葉の綺麗な仁比山神社を散策できたから良しとしましょう。
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ちょうどお昼になったので、歩いて近くの「百年庵」へ。
神崎そうめんの老舗「井上製麺」直営の「美味しい麺料理」がいただける食事処です。 -
人気は、清流を眺めなら食事ができる窓際の席。前回訪問したときは店休日だったので初訪問になります。
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夏は特にいいでしょうね。
ここでは、そうめんやにゅう麺を頼むのが王道ですが、私たちが頼んだのは -
なべ焼きうどん。主人は無類のうどん好き。そして、私は最近よくいっしょに旅行に行く旅友が「鍋焼きうどん」大好きなので、その影響から「鍋焼きうどん」モードになってました。
もし、次回、日帰りドライブでここへ来たら、素麺コロッケ(パン粉の代わりに素麺をつけている)を食べてみたいです。今回は、旅館の夕食があるので夫婦そろって控えめな昼食にしました。 -
「百年庵」で食事をしながら、途中、道標を見た「道の駅 吉野ヶ里」が話題になりました。まだ、行ったことのない道の駅だからです。名前から何となく「吉野ヶ里遺跡」近辺の道の駅だろうと考えて、地図で確認もせずにナビで向かうと、予想に反してひたすら山中へ引導されます。何と、福岡県境の背振り山麓にその道の駅はありました。
周りには何もない国道386号沿いにありますが、広い駐車場には平日にもかかわらず結構な数の車が停まっていました。バイクもたくさん停まっていたので、福岡県から背振り山越えで佐賀県に入るよい中継点になっているのかもしれませんね。 -
深い山中にある道の駅です。
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食事処は面白いメニューが多くて、賑わっていました。物産館はコンパクトです。
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白石産の蓮根を発見。昨年、出来たばかりの「道の駅 白石」を訪問したら、野菜の直売コーナーに蓮根ばかり並んでいて、びっくりしたことがありました。懐かしくなって購入。
その他にも新鮮なお野菜をいくつか購入して、道の駅を後にしました。いつも佐賀県から三瀬越えをして福岡市に出るけど、背振り山越えもチャレンジしようかと主人と話しました。
佐賀市に向かいます。 -
佐賀市の景勝地「川上狭」にある「與止日女神社」に到着しました。肥前一宮です。
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川上峡は、それこそもう何度も何度も訪問しています。古川温泉、熊の川温泉に宿泊するときは通るし、福岡市と佐賀市を結ぶ三瀬ドライブの入り口でもあります。でも、今までこの神社のことは知らなくて、今回初訪問でした。肥前一宮なので御朱印を貰わないわけにはいけません。
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神社から撮った写真です。
写真右に、何度も宿泊したことがある川上峡温泉「龍登園」。中央に、春、両側にたくさんの鯉のぼりが泳ぐ赤い「官人橋」が見えます。いつも通ったり見たりしている官人橋のすぐ近くにある神社でした。 -
神社からいただいたパンフレットによると、御祭神は、八幡宗廟(応神天皇)の叔母、神功皇后の妹である與止日女の命です。御朱印をあつめるようになると、祭神や神社の歴史が気になるようになりました。応神天皇や神功皇后の名前はさすがにもう覚えました。
川のすぐそばにあり、開放的な雰囲気の神社です。 -
拝殿天井に新しい天井絵馬が奉納されていました。
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江戸時代、鍋島家によって再建された社殿は、風格があります。奥のイチョウの木が綺麗だったので行ってみると、
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落ち葉で絨毯になっていました。
欽明天皇二十五年(564年)創祀で、平成26年には神社創建1450年を迎えたそうです。(この時に拝殿天井絵馬が奉納されました) 境内には歴史を感じさせる巨木がたくさんありました。 -
焼き楠。当時霊木の大楠として名高かったそうですが、文化十年の火災で焼けてしまいました。
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今は、切株だけ大切に保存されています。
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夫婦杉
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神社と同じ、樹齢1450年の大楠。
この後、社務所ですごく達筆な御朱印をいただきました。 -
最後に、熊の川温泉と古湯温泉の中間地点にある雄淵・雌淵公園に行きました。
ネットで紅葉の名所を検索していたらヒットした公園です。與止日女神社から古湯温泉に向かう道沿いにあるので、寄ってみました。
仁比山神社はたくさんの観光客、與止日女神社はちらほらの観光客がいましたが、ここは誰一人観光客はいませんでした。知る人ぞ知る観光地? -
駐車場は整備されていますが、こういう寂しい場所を主人は嫌がります。
ここも渓谷沿いに橋が架かっていました。仁比山公園の愛逢橋、川上峡の官人橋、今日は橋ばかり渡る一日でした。 -
駐車場から階段を下りて渓流沿いを歩いてみます。主人は駐車場付近で留守番。
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残念ながら紅葉はほぼ散り果ててました。でも、急流は迫力があります。
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小径を上ると小さな滝もありました。
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雄淵はその昔、イカダ流しの難所として恐れられていたそうで、
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何人もの人が亡くなったそうです。
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こちらは、砂州もできている雌淵。
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最後に主人と橋を渡って、橋の上からの眺めを楽しみます。
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下流方面。主人には不評でしたが来てよかったです。
もう、3時を過ぎました。これから宿のある古湯温泉に向かいます。 -
3時30分ごろ、本日のお宿「つかさ旅館」さんに到着。総部屋数9室の小さなお宿です。
私にとって、古湯温泉のお宿といえば、温泉街からちょっと離れたところにある大型ホテル「ONCRI」さんでした。料理よし、お風呂よしのいいホテルです。なので、古湯温泉街の旅館は初めての利用になりました。 -
まずは、フロントで手製の水羊羹をいただいて、検温とチェックインの手続きをしました。
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客室は全部2階にあります。私たちが泊まったのは突き当りの「菊」というお部屋でした。
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十畳の和室に
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テーブル席。
お布団は、お宿の方が敷きに来てくれます。
受付時に、家族風呂の予約ができたので4時10分から5時までの予約をしました。 -
家のお風呂と同じぐらいの大きさの小さな家族風呂です。主人は大浴場に行ったので、私一人でのんびりしました。
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コロナ感染防止のため、スリッパにはお部屋の札が貼られています。
古湯は有名なぬる湯なので、私には珍しく長湯しました。アルカリ性単純温泉ph9.5のぬるっとする美肌湯です。 -
家族風呂からの帰り、女風呂も偵察しました。
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誰もいなかったのでパチリ。館内のお風呂は内風呂のみです。
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お楽しみの夕食は、久しぶりの部屋食です。
先付は、子持ち鮎の甘露煮、刺身蒟蒻、ぜんまいの白和え -
旬魚 四点盛り
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米茄子のみそ田楽
この料理が私的にはMVP。美味しかったです。 -
海老と旬野菜の天麩羅
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茶わん蒸し
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海鮮寄せ鍋
お腹いっぱいになって、鍋は少し残しました。典型的な旅館料理、美味しくいただきました。 -
お腹いっぱいでも、ご飯一口は食したい。日本人です。
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デザートは、フルーツ盛り合わせ。メロンが甘くて美味しかった。
この後、運転を頑張った主人は、9時前には沈没。(笑) 翌朝6時ごろまで熟睡したようです。
私は、9時過ぎに大浴場に行きました。誰もいなかったので古湯のぬる湯を堪能しました。 -
翌朝、6時30分に大浴場に行ったら今度は4人もの宿泊客と遭遇。コロナなので、みんな黙々と入浴しました。
朝食は広間のテーブル席で。12月からは夕食も会場食になるようです。 -
朝食。
給仕をしてくれたのが、若くてかわいい2名の外国のお姉さんだったので、ちょっとびっくりしました。こんな山奥の小さな温泉宿でもグローバル化は進んでいます。 -
温泉豆腐と味噌汁が後から運ばれてきました。
「つかさ旅館」さん、宿の直前割と旅行サイトのポイントを利用したので、普段母と泊まるお宿の半分の値段で宿泊できました。主人も満足してくれたようだし、退職すると平日にお安く宿泊できるのがいいわと思いました。 -
2日目は、観光はなし。近場で買い物をして帰宅します。まず、佐賀市内に戻って「道の駅 大和」へ。川上峡の近くにある道の駅です。
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川上峡の名物は白玉饅頭です。有名なお店が何軒もあります。白玉饅頭はあっさりして美味しいのですが、日持ちしないのが難点です。その日のうちに食べないと固くなります。毎度、道の駅にもずらりと並んでいるのでそそられるのですが、とても一日では食べられないのであきらめます。今回、初めて3個入りの小パックを発見。これなら食べられそうです。もちろん、購入。
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そして、ここに来たら必ず購入する鰻の白焼き。それなりのお値段ですがとっても美味しいです。今日の夕食はこれで~。
昨日訪問した「道の駅吉野ヶ里」に引き続き、野菜や漬物などいろいろ購入しました。品揃えはこちらの道の駅が充実してますが、お値段は前日の道の駅の方が安かったかな(私見です) この後、三瀬方面に向かいました。 -
三瀬の人気のパン屋さん「ベルボワーズ」私好みのパンが多くて、いつも、何を購入しようかと悩みます。
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最後は、主婦の友・野菜直売所「マっちゃん」 野菜の直売所ですが、名物は大きなザル寄せ豆腐や揚げ豆腐。うどんやおでんが食べられるイートインスペースやバイキング形式のレストランもあります。
人気スポットで、いつも駐車場にたくさん車が停まっています。ここの、バイキングレストランが出しているお惣菜セットの弁当が美味しくて、母のお気に入りです。これを母のお土産にゲットし買い物は終了。三瀬越えをして福岡市に入り、高速を使ってお昼には自宅に帰宅できました。
晩秋の紅葉を楽しめたよい旅でした。
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