梅雨の合間、唐津方面にドライブする①～見帰りの滝の紫陽花・樫原湿原のトキソウ～

2025/06/17 - 2025/06/18

梅雨の合い間、今週はどうやらお天気が良さそうです。

遅れていた紫陽花も開花の情報が聞かれるようになったので、佐賀県・唐津市の見帰りの滝まで紫陽花を見に行くことにしました。近隣に紫陽花の有名スポットはいくつもありますが、ここは私のお気に入りの紫陽花スポットの一つです。

主人から「泊まりも兼ねて行こう」と提案されたので、唐津市にある「観音の滝」「樫原湿原」にも足を伸ばし唐津のホテルでゆっくりすることにしました。以前は「見帰りの滝」は相知町、「「観音の滝」「樫原湿原」は七山村にありましたが、町村合併で唐津市になっています。

主人は退職して自由な時間が増えたので、最近ドライブすると泊まってのんびりしたがります。私も家事から脱出できるのでありがたい。

エリア 唐津・虹の松原(佐賀)

自宅からすぐに高速にのって、本日最初の訪問地「見帰りの滝」へ向かいます。
途中、古賀SAでおやつタイム。最近、ボンサクの塩キャラメルロールがお気に入りです。

調べたら「見帰りの滝」には6年ぶりの訪問。自宅からはちと、遠い。

10時30分ごろ、「見帰りの滝」無料駐車場に到着。
滝周辺には50種、4万株の紫陽花が咲き誇り、14日からあじさい祭りが開催中です。

前回紫陽花めあてに訪問したときは紫陽花の見ごろ終盤でしたが、今回はちょっと早すぎたかな。駐車場周辺の紫陽花は5分咲き。

私たちが利用したのは、ほたる橋近くの一番大きな駐車場。

ほたる橋を渡ったところに、紫陽花の植栽エリアがあります。

まずはほたる橋を渡って、植栽エリアにGO！
植栽エリアのあずまやが見えますね

橋の上からパチリ。

先週は雨が降り続いていたので川の水量が多かったです。

前回訪問したときも、赤に近い色の紫陽花が咲いていたのを覚えていました。

遠くから見ると、本当に赤い紫陽花に見えます。

近寄ってみると、濃ピンク。

写真よりも、本物は赤に近く見えます。

山の斜面にたくさんの紫陽花が植栽されていました。

見頃はこれからですね。

さあ、戻ります。紫陽花の後方に見えるのが「ほたる橋」

橋を渡って、「見帰りの滝」に向かいます。

しばらく車道を歩くと見帰りの滝までつづく遊歩道入口に到着。ところが、何と、通行止めになっていました。楽しみにしてたのに！

紫陽花の開花情報が気になって、ずっとチェックしてましたが、遊歩道の通行止めはまったく寝耳に水。聞いてないよ～。(涙)

仕方ない。車道を通って見帰りの滝に向かいます。

あじさい橋到着。ここから佳境に入ります。

橋の上からパチリ。

「見帰りの滝」が姿を現し始めます。

橋を渡って少し進むと「滝見台」

樹々にじゃまされて滝の全景は見えませんが、滝つぼが見えます。

ここから、滝つぼまでの小道は紫陽花が綺麗でした。

斜面に植栽された紫陽花です。

「見帰りの滝」到着しました。

見帰りの滝を訪問したのは、今回で4回目。

今までで一番水量が豊富でした。

しぶき橋。

飛沫がすごくてマイナスイオンを浴びまくりです。今日は特に。

滝周辺に4万株も紫陽花が植栽されていますが、滝と紫陽花がいっしょに写せるスポットはあまりありません。

滝が遠いですが、ここは紫陽花と滝が一緒に写せる数少ないスポット。

滝見台のまわりの紫陽花。

アングルは少々違いますが、これは6年前に訪問したときの「見帰りの滝」

水の流れが全然違うのが分かると思います。

今回、紫陽花はちょっと早かったですが、滝は水量が多くてダイナミックな姿が見れたから良かったかな。

滝見台側の遊歩道入口。６年前は通れたんだよね。

(6年前の写真)

渓谷沿いの遊歩道は紫陽花が咲き乱れてました。

(6年前の写真)

この遊歩道の紫陽花がすばらしかったのに・・・。

遊歩道が通れないと、見帰りの滝の魅力は半減です。

(6年前の写真)

残念に思いながら、山の斜面に初夏の野草を探しながら、車道を歩いて駐車場まで戻りました。

テイカカズラ。

トキワツユクサ

ユキノシタは終盤花。

遊歩道が通れなかったのでちょっぴり残念な気持ちで、「見帰りの滝」を後にしました。

1時間ほど車を走らせ、次にやってきたのは「樫原湿原」

ひろい駐車場に車を停めて、まずは、湿原に隣接する溜池へ。

半周できる道があったので、野草を探しなが散策します。

池の木の上に止まっているたくさんの野鳥。

アオサギかな？　

池まわりの野花をパチパチ。いろいろな花が咲いていました。

ミヤコグサ

ウツボグサ

この後訪問した湿原にもたくさん咲いていました。

マンネングサ

ヌマトラノオ

キジムシロ

ヤマツツジ

思いのほか、あちらこちらで見ました。オレンジの花弁が目立ちます。

樫原湿原は多種類のトンボが見られるのが有名ですが、この日は蝶がたくさん跳んでいました。

アザミの蜜を吸っている蝶。近寄ってみます。

街では見ない蝶です。初めて見た気がする！

グーグル先生にお聞きすると、「ミドリヒョウモン」と出ました。

たしかに、ヒョウみたいな模様の羽です。

お食事に夢中のようで、下手な私のスマホでも撮影できて喜びました。

次いで、「樫原湿原」に。

標高600m。豊富な湧き水で形成された“九州の尾瀬”ともいわれる湿原です。

入り口に掲げられたパネル。この湿原は100種類を超える植物が次々と可憐な花を咲かせ、珍しい湿原植物の宝庫となっています。

８月に咲くサギソウで有名ですが、今回の私のお目当てはトキソウ。

レッドリストの準絶滅危惧（NT）の指定を受けている稀少植物です。HPには6月3日、トキソウのシーズン開始と出ていました。まだ、咲いているといいな。

以前から訪問したいと思っていましたが、念願の初訪問です。

入場しま～す。

木道が整備されています。

池が多いです。

池にヒツジグサが2輪開花しているのが確認できました。でも、咲いている場所が遠い！

ボケボケですが、パチリ。

トキソウも発見！あちらこちらで　群生していました。ただ、トキソウも木道から遠い！

HPに、トキソウはなかなか正面を向いてくれないと記載がありましたが、なるほどです。

少ない訪問者は、大きなレンズのカメラや三脚を持参している方ばかり。スマホで撮影するのは私ぐらいでした。

比較的、まともに撮影できた一枚。

トキソウはラン科の植物。可憐ですね。見れて良かったです。

トキソウとの出会いに気をよくして、湿原の花探しを続行します。

スイカズラ　たくさん、咲いていました。

ヤマボウシ

ノイバラ

12時～13時まで１時間ほど滞在して散策を楽しみました。日中の暑い時間だったのでまだ、粘りたかったけど、主人に拒否権を発動されて泣く泣く撤退しました。

ホテルのチェックインの時間は3時。どこかで時間をつぶさないと～ということで、樫原湿原から車で10分のところにある「観音の滝」に寄ってみます。

主人は広い駐車場の木蔭に停車して、ユーチューブでMLB視聴。大谷君を応援するそうです。私だけぶらぶらすることにしました。私は、滝も好きなのだ。

駐車場の正面にある観音大橋へ。

橋の上から日本滝１００選にも選ばれている「観音の滝」の全景をみることができます。

この滝には渓谷に沿って八つの滝と淵で構成された遊歩道が設けられていたのですが(上記の写真で分かりますね。終着点がこの橋)、２０２３年の豪雨のために現在遊歩道は閉鎖されています。滝の左側の遊歩道が破損しているのがわかります。

滝の近くには行くことができないので、滝を見ることができるのはこの橋の上のみになっています。

せっかく来たので、無駄とは知りつつ遊歩道に行ってみます。

この階段の下に虎ロープが貼られ、立ち入り禁止です。

滝のすごい水音は聞こえてくるのですが、樹々にじゃまされて滝はまったく目視できませんでした。

遊歩道階段の反対にある滝目観音の拝殿を抜けると、

滝の上流は見ることができました。

滝の上流。この左横に清めの淵があるのですが、淵のそばの岩上に男性が寝転んで涼をとっていたので、さすがにパチパチできず・・・。

この滝は、毎年８月「国際渓流滝のぼり IN ななやま」が開催され、ニュースなどで紹介されます。今年も開催されるようです。

この日は、関東などでは猛暑日。熱中症による死者も出た日でした。観光はここで終了して唐津市街に戻り、ホテルにチェックインできる３時まで、ジョイフルで涼みました。

「コーヒーでも飲もうか～」と入店したのに、あまりの暑さにアイスを頼む主人と私。
私は抹茶ミニパフェ、主人はコーヒーゼリー。自宅ではまずジョイフルは利用しませんが、旅先の時間つぶしにはよいです。

旅行記②に続く