2025年6月　海のそばの秘境の温泉にレンタカーで一泊旅行にでかける　モッタ海岸温泉、島牧村

2025/06/15 - 2025/06/16

以前から北海道の情報誌「Ho　ほ」でもよく見たモッタ海岸温泉、一度は泊まってみたいと思っていました。ラジウムを含むとてもいい温泉だということです。
一時帰国のときの旅行などはすべてネットから予約を入れていますが、この旅館は電話のみの予約受付でドイツからの電話は今のご時世（！）受けてもらえません。日本の友人に頼んで電話予約してもらいました。
島牧村は後志総合振興局の西の端で、東の端の小樽からは140キロ。電車はないので車で行くしか方法はありません。6月11日に実家に着いてから4日目レンタカーを借りて温泉旅館にでかけることにしました。
島牧村が函館・大沼・長万部の下に分類されていてびっくりです。（後志地方を知らないとびっくりできないです）

エリア 瀬棚・島牧(北海道)

• 旅行の満足度: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: レンタカー
• 旅行の手配内容: 個別手配

6月15日（日）

今日はだいたい140キロ、2時間半走って島牧村へ行く日です。
積丹半島を回って岩内町までは行ったことがありますが、その先は行ったことがありません。
早めの11時に家を出発しました。

後志総合振興局ってひょっとして道民以外には謎な言葉かも。北海道の行政区画の一つです。昔は支庁と言っていました。

途中に仁木町を通るので、当然きのこ王国に寄ります。
ここではいろいろなきのこの商品やそのほかお土産物が買えます。

わたしが絶対買うのはなめ茸。びん入りではなくてレトルトパウチに400グラム入っています。
ドイツに持って帰るのにすごく便利。

きのこ王国 仁木店 グルメ・レストラン

入り口近くのコーナー。

店内。
なめ茸は主力商品で（多分）壁際にずらりと並んでいるほかいろいろなところに置かれています。
なめ茸にいろいろ加えたものがたくさんありましたが、わたしはシンプルななめ茸が好き。

白い恋人のような北海道土産もおいてあります。

アイスが売っていて見たら食べたくなり買いました。何の味だったか忘れましたが普通のアイスです。

ニセコの山々。
天気は残念ながらもう一つ。

ここはビューポイント。
山にはまだ少し雪が残っています。

このあたりから海の方に向かいます。

この矢印は、道の端を示すものです。
冬の間雪がつもっているとわからない道路の境界を示しています。
北の国の住人には普通のものですが、これは何と思う人が多いらしいので書いてみました。

途中のシルエットがカッコいい海辺。

寿都町に来ました。寿の都と書いて「すっつ」
路の駅の前で休憩しようと思ったら、駐車場の前は漁港でした。

寿都町の特産品は牡蠣で、ここに来る途中の海沿いに牡蠣の食べ放題が売り物の「かき小屋」というお店もあります。

突然たくさんの車が駐車している駐車場があり、なぜここにこんなに車がある？と思いました。ここの牡蠣は春が旬です。この次帰ったら行ってみなきゃ。

道の駅の裏側。
ここの一階に二十四時間開いているお手洗いがあり、夫は二十四時間こんなにきれいなんてありえないと感動していました。
ドイツでは荒らされることが増えてきました。

にしん街道と書かれた碑（でいいのかな？）がありました。
鰊は昔このあたりでたくさん採れ、民謡の江差追分にも歌われました。

この道の駅はずいぶん混んでいました。
コーヒーは注文すると時間がかかりそうで、自販機で買いました。
前の日に六花亭で買った持参のおまんじゅうを食べて休憩です。

午後3時にモッタ海岸温泉旅館に着きました。
この温泉は7室。22名が定員の小さな旅館です。

モッタ海岸温泉 温泉

駐車場にレンタカーを停めます。
こちら側は日帰り入浴施設。

旅館の方にはこの看板が出ています。
「モンタ」になってますね。

入浴施設の方とは渡り廊下でつながっていて、宿泊客はそちらに入りにいきます。

駐車場のそばにある小屋。
イオウのにおいがします。おそらくここが源泉？

色合いでなんとなくムンクの叫びを思い出しました。

中に入ります。

受付がありますがいつも人がいるわけではなく、幼児があるときはベルを鳴らして奥の部屋から出て来てもらいます。

部屋の中です。
お手洗いと洗面所は部屋にはなく、共同です。

うちの夫は部屋にお手洗いがないのは苦手ですが、一泊なので大丈夫です。

冷蔵庫の中にはサッポロ黒ラベルが2缶とお水が2本入っていました。
ビールが無料というのはうれしい。
この周りにはお店は何もないので、外に買いに行くことはできません。

窓からの景色。海が見えます。
露天風呂から沈む夕日が望めるということですが、今日は天気はどうかなあ。

ウグイスの鳴き声が聞こえました。

旅館の中。きれいに掃除されています。

ここは温泉施設の休憩所です。

まだ時間が早いので、島牧村を見ることにしました。
受付の女性に島牧村の見るところは聞くと海しかないですと言われました。
ネットで賀老の滝というのを見たので、そこへの行き方をききましたが、遊歩道が閉鎖されているということで諦めました。

ということで、海にやってきました。
温泉の前の浜には降りられないので、降りられる海岸の一つで一番温泉から遠い本目海岸に来ました。駐車場に車を停めました。

夏の海水浴シーズンにはたくさんの人が来るのでしょう。

ここが海岸です。
遠浅の砂浜の海岸です。
水に手を入れてみましたが、冷たかったです。

海はいいわ～。

次に来たのは、江の島海岸。
北海道だけど、江の島。
日本の渚百選にも入っているそうです。

ここは水がとてもきれいでした。
砂利があって、メノウやジャスパーが取れるそうです。

道の駅に寄ってから旅館に戻りました。
晩ご飯の前に温泉に入らないと。

江の島海岸 自然・景勝地

旅館の周りです。

国道229号線からこの看板が見えたら道を曲がります。
わたしたちは見落としました。

この字を見てUターンして旅館に着きました。
手書きがとてもいい味を出しています。

国道229号線、あまり車は走ってません。
この方向は茂津多岬の方向です。

部屋に戻って温泉に行きました。
ここの温泉は写真を撮るのは不可ということで撮っていませんが、本当にすごい効き目の温泉でした。内湯は熱くてあまり長く入っていられませんでしたが、露天風呂は少し温度が低くて入っていられます。洗い場は温泉の成分が固まってついています。
わたしはこの4日前のフライトで体中が凝ってしまって、首が曲がらなかったのですが、温泉に入ったら一度で治りました！すごい！

露天風呂から見えるという夕日は残念ながら見れませんでした。

晩ご飯です。
予約のときにカニを付けてもらいました。（2000円アップだったかな？）
おいしいお刺身やアワビのソテー、牡蠣の焼き物、いくらなど海のものが中心です。
丁寧に調理されていました。味わって食べました。

夫は一人でカニを剥いて食べられないので、いつもわたしが身をはずしていました。ここは食べやすく切ってくれていたので、夫も一人で食べれらました。

夫はお酒を注文しました。
男山　辛口の特別純米酒です。

この日はわたしたちと男性が一人の宿泊でした。

ご飯をゆっくり食べてから部屋に引き揚げました。
WIFIは使えます。わたしは寝る前まで少しネットをしました。

寝る前に強い温泉に入るとなぜか眠れなくなったりするので、寝る前は控えます。

6月16日（月）

朝食前に温泉に入りました。お湯に油のような膜がはっていました。お湯の成分なんでしょう。前の日には白い糸くずのような湯の花（かな？）がありました。

7時半に朝ごはんに来ました。日本の朝ごはん。
たくさんおかずがついてうれしいです。

ガラスの器に白いものが少し入っていて、夫がこれは何だろう？と。
ヨーグルトでした。おしょうゆとかかけなくてよかったね。

だいたい9時に出発しました。
宿泊料は確か一人13500円、夕食のときのビールやお酒なども入れて全部で29800円でした。現金のみの支払いです。

国道229号線は海岸のそばを走ります。

こんな岩とか。

海のそばに立つ不思議な建物を見ながら車を走らせます。

なかなかドライブに快適なところです。

本目岬灯台です。
ここから見る夕日がきれいだそうです。

寿都町に入り、弁慶岬に通りかかりました。
国道からすぐのところに駐車場があり、行ってみることにしました。

弁慶岬の名前は義経弁慶伝説からついたとか諸説あるようです。

弁慶岬 自然・景勝地

すぐそばにある灯台、弁慶岬灯台です。

案内板もありました。
1888年に最初の灯台が建てられたそうです。

今日は全然波がありません。

道路の近くで、わりと低いところにある灯台というのは、なんとなく珍しいような気がします。

黄色い花が咲いていました。

エゾスカシユリとか？
よくわかりません。

ここは道立狩場茂津多自然公園の一部です。
島牧村の海岸線も含まれています。

あんまり有名じゃないけどきれいなところでした。

この後は蘭越町の路の駅でトイレ休憩のあと2時半ころ帰宅しました。
とてもいい温泉で満足しました。島牧村には他にもいい温泉があるのでまた別のところにも行ってみたいです。

この旅行記を見ていただきありがとうございました。

この旅行記へのコメント （8）

• abianさん 2025/11/03 11:24:23

  チコちゃんにしかられないように。。

  nekochanさん
  ありがとうございます。
  友だちを急になくしてしまった気持ちわかっていただけて。
  共感してくれるってすごい。何気に言った言葉でわかっていただけたのすごい！
  
  ちょうど旅行記を書いていた、2000年ドイツの旅に一緒に行った友達だったの。
  予期せぬ訃報で5日間トボトボと苦しい気持ちでやるせなくて、悲しみに底があるなんてとても信じられない状態でしたが、感じきると、なくなるんですね。不思議。地獄の苦しみがパッと消えるというのはこういうことなのかな。
  そして旅行記をちゃんと残すのだ！という気にまたなっています。
  自分の消え行く記憶のためにも。
  このサイトが消えることもあるでしょうけど、書いたことは書かないより残る気がしています。誰かが見てくれるしね(^^♪
  今を噛みしめて生きますよ。
  

  nekochanさん からの返信 2025/11/04 05:59:25

  Re: チコちゃんにしかられないように。。

  2000年にドイツに一緒に旅行したお友達が急に亡くなったんですか。
  ほんとに悲しいときに自分の気持ちにふたをしても悲しみは長く残ってしまうんですよね。ヘンな書き方ですけど。
  そして今旅行記をちゃんと残すのだという気持ちになったんですね。
  読みたいです。
  
  消え行く記憶、わたしの場合、加速度ついてます。
  …少しでも対策を取らないと。書くとか。
  

• りちおin USAさん 2025/10/14 07:19:52

  わぁあー懐かしい！

  Nekochan さん
  
  日本海側絶景ドライブいいですねー！
  若かりし時、北海道の道の駅スタンプ全ドリをしていて
  何度かドライブしました。
  
  キノコ王国楽しいですよね！私も普通のナメタケを
  よく買います。あと、キノコ汁を飲むのが大好き。行きたいなぁ。
  
  温泉も最高ですね！私も体カチカチなので
  つかりたいーー！
  ご飯も美味しそう。温泉入って、美味しい藻に食べて
  そのまま寝るのは日本でしかできない貴重な時間でしたね。
  
  カニまで！北海道ではカニむくのは男の仕事なのに
  道外(含むドイツ)の男の人には難しいですね^_^
  
  懐かしい地名ばかりで楽しかったです！
  
  りちお
  
  

  nekochanさん からの返信 2025/10/15 05:10:59

  Re: わぁあー懐かしい！

  りちおさん　こんにちは。
  
  コメントありがとうございます。
  
  路の駅スタンプ全ドリってすごいですね。
  ものすごい走行距離になりそう。
  日本に帰った時にレンタカーで道内旅行はしてるんですけど、スタンプ集めればよかったなあ。
  前まで後志スタンプラリー（だったか？）っていうのをやってて、がんばったんですけど、やはり時間が限られているのでなかなか難しかったですね。
  
  温泉はいいですね～。ほんと。
  コリが取れて体がよくなるのがわかりますもん。
  でも、日本の水は柔らかいので、普通のお風呂でも入ると肌がすべすべになるかんじです。温泉かって思っちゃう。
  顔を洗うときに感じますね。ああ、水がいいって。
  
  カニは大変なんです。うちは。
  いや、他のものもかもしれない。
  うちの夫が行くゴルフ場に栗の木があって、夫が人に教えてもらったんです。最近、ゴルフのついでに栗を取ってくるんですけど（わたしの命令）焼き栗してもむけないんです。むいてあげないと食べられない。
  王様と呼んでます。
  
  ドイツ人は栗をよく知らないようですね。拾わないなんてもったいない。おいしいのに。
  
  nekochan

• abianさん 2025/10/14 00:13:19

  首の凝りがなくなったのスゴイ！

  すばらしい温泉ですね！たった一度でそんなに効果あるなんて。とても、行きたくなりましたー！
  私も仕事が忙しかったのでとても首と肩が凝ってしまい、ギックリ腰もやって，身体中湿布だらけになっています。
  
  お料理も食い入るように見てしまいました。
  絶対美味しいよねー
  北海道はなんでも美味しいからいいですよねー
  
  一昨年小樽と積丹半島に行ったのですが、その時バスで神威岬まで行きました。
  モッタ海岸までバスはないですよねーーやはりレンタカーかなー
  一緒に行く人を見つけるとこからやらなきゃならない(^^;;
  ひとまずこちらの写真を見て行った気分になるとしましょう🎶

  nekochanさん からの返信 2025/10/14 05:00:23

  Re: 首の凝りがなくなったのスゴイ！

  abianさん　こんにちは！
  
  そうなんですよ。すごい効き目でした。
  わたしはもともと首が痛くなることが多くて、いろいろな症状がでるんです。この時は首を曲げて後ろを向くとかができないタイプの凝りでした。
  一回温泉に入っただけで、痛みを忘れていました。
  日帰り温泉もやっているので、近かったら本当に通うんですけどね～。
  1回500円です。
  
  バスは寿都町から島牧村までの路線がニセコバスという会社で運行しているようです。寿都町まで行くのも小樽からバスですけど。
  それかJRで小樽から黒松内駅まで行って、そこからバス。でも、黒松内まで行くのも大変そう。無人駅らしいし。
  
  島牧村でバスに乗りさえすれば、タクシーのように多分モッタ海岸温泉旅館には連れて行ってもらえるような気がします。今時、人気のない変なところで降ろさないでしょうね。
  
  結論はやっぱり車ですね。
  途中の景色もきれいでほんといいですよ～。
  

  abianさん からの返信 2025/10/25 16:21:26

  RE: Re: 首の凝りがなくなったのスゴイ！

  nekochannさん
  
  交通のこと教えてくださってありがとうございます。(*^^*)
  路線バスはあるみたいで安心しました。一日に１本ぐらいかもですが、
  行くときは調べて野宿にならないように行きつきたいと思います。
  レンタカーを借りる手もありますが、運転、１０年ぐらいしていない(;'∀')
  でも楽しそう。ひとりで北海道を巡るのも。
  
  こちらの記事を拝見してからというもの、北海道に別荘がほしいな～～とか
  夏場だけ、ガーデニングしながら庭でお茶飲みたいな～、温泉に通い放題なんていいだろうな～とか
  夢が湧いてきました。
  現実を見ると絶対無理な夢でも、ずっと思い続ければ叶うから。。
  
  北海道はドイツと同じぐらいの緯度とかで、バラが奇麗に咲くんですよね♪
  
  そして北海道は、つい先日亡くなった友達の故郷。。
  私も生きているうちに北海道をもっと味わってみたい。
  

  nekochanさん からの返信 2025/10/27 00:52:07

  Re: 首の凝りがなくなったのスゴイ！

  abian　さん
  
  こんにちは。
  時間をかけてバスで旅行というのも楽しいとは思うんですよね。
  でも、北海道は公共交通機関が高いと思うんですよ。
  JRの新千歳小樽間も1900円とかして、5000円で買ったICカード一気に使いました。
  金額を調べていないけど、小樽からのバスはとても高くつくと思います。
  だから車になっちゃうんですよね。北海道民の足。
  
  お友達残念でしたね。abianさんとても悲しかったことでしょう。
  
  時間は限られているので、今を大切にして生きること！とはいつも思うのですが、ぼーっとして時間を無駄にしてしまう。
  ちこちゃんにしかられるなんてもんじゃないと思います。わたし。