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結婚25年を記念して中欧のワルシャワ・プラハ・ウィーンを11日間で周遊。特に記憶に残った場所を抜粋して記事にしたもの。完全版は以下のブログに記載。<br />https://aamns2021.livedoor.blog/archives/cat_434505.html<br /><br />***********************<br />帰りの飛行機は15時発だったので、この旅最後の食事を昼に食べてから空港に向かう予定とし、その店の選定には意を凝らした。めぼしい店は大体開店時間が12時となっていて、状況によってはかなりタイトな時間繰りになるのがネック。一方、午前中から開いている店は観光地の旧市街に集中していて空港から遠く、しかも食指の伸びるような店は見当たらなかった。<br /><br />そこで本来は夜に行こうと考えていたLotosに着目することになった。店は10時から開いていて、場所は中心街から南に下ったところにあり、方角としては空港に近い。伝統的なポーランド料理を食べさせる店として地元の人気は根強いとのことで、諸々好条件が揃っていた。「では、ここにしよう」と決心し、離欧最後の一食の命運をこの店に託す。<br />

銀婚記念中欧周遊1:Lotosで絶品タルタルステーキを堪能

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2025/07/18 - 2025/07/21

732位(同エリア1164件中)

Mr.noone special

Mr.noone specialさん

結婚25年を記念して中欧のワルシャワ・プラハ・ウィーンを11日間で周遊。特に記憶に残った場所を抜粋して記事にしたもの。完全版は以下のブログに記載。
https://aamns2021.livedoor.blog/archives/cat_434505.html

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帰りの飛行機は15時発だったので、この旅最後の食事を昼に食べてから空港に向かう予定とし、その店の選定には意を凝らした。めぼしい店は大体開店時間が12時となっていて、状況によってはかなりタイトな時間繰りになるのがネック。一方、午前中から開いている店は観光地の旧市街に集中していて空港から遠く、しかも食指の伸びるような店は見当たらなかった。

そこで本来は夜に行こうと考えていたLotosに着目することになった。店は10時から開いていて、場所は中心街から南に下ったところにあり、方角としては空港に近い。伝統的なポーランド料理を食べさせる店として地元の人気は根強いとのことで、諸々好条件が揃っていた。「では、ここにしよう」と決心し、離欧最後の一食の命運をこの店に託す。

  • 中心部セントラムからトラム16系統に乗って15分ほどで最寄りの停留所に到着。ほぼ真正面に店が見えた。

    中心部セントラムからトラム16系統に乗って15分ほどで最寄りの停留所に到着。ほぼ真正面に店が見えた。

  • 11時過ぎの入店となったが店内はほぼ自然光のみでの営業で少し薄暗く、朝食の時間帯がまだ続いていたので客もまばらな状態。

    11時過ぎの入店となったが店内はほぼ自然光のみでの営業で少し薄暗く、朝食の時間帯がまだ続いていたので客もまばらな状態。

  • 手作りしたという籐の室内装飾の風合いといい、噂に聞いていた共産時代を彷彿とさせるクラッシックな雰囲気が漂っていて個人的には気に入った。<br /><br />眼鏡をかけたエマ・ワトソン似の美人ウェイトレスが静々とテーブルに来てメニューを渡してくれる。英語が併記してあるのがありがたい。ただ公式HPで充分読み込んでいたのであまり迷わずにタルタルステーキ×2、冷製ボルシチスープのフォドニク×2、にしんのオイル漬け、ポークチョップ、それにビールを1本注文。

    手作りしたという籐の室内装飾の風合いといい、噂に聞いていた共産時代を彷彿とさせるクラッシックな雰囲気が漂っていて個人的には気に入った。

    眼鏡をかけたエマ・ワトソン似の美人ウェイトレスが静々とテーブルに来てメニューを渡してくれる。英語が併記してあるのがありがたい。ただ公式HPで充分読み込んでいたのであまり迷わずにタルタルステーキ×2、冷製ボルシチスープのフォドニク×2、にしんのオイル漬け、ポークチョップ、それにビールを1本注文。

  • ポーランドで一番呑まれているというジヴィエツ(ZEWIEC)。爽やかな苦味と香ばしさを感じる後口が身上でそのバランスが良い。ポーランド航空の機内でもお世話になった。

    ポーランドで一番呑まれているというジヴィエツ(ZEWIEC)。爽やかな苦味と香ばしさを感じる後口が身上でそのバランスが良い。ポーランド航空の機内でもお世話になった。

  • 喉の渇きを癒すとお待ちかねのタルタルステーキが到着。一瞥して「これは旨いに違いない」と確信させる仕上がりで思わず唾が溢れた。肉は程好い塩加減で、ふんわりと空気をはらんだ優美な舌触りは肉を食べていることを忘れさせるほど。そこに黄身が艶を与え、一気に官能的な味わいに変化するのが堪らない。ピクルス・マスタード・レモンは三者三様の酸味を肉に与えるが、その変化の陰影が口中に谺すると肉の持つ旨味の輪郭がくっきりと舌の上に現出しては消える。簡単極まりない料理にも関わらず、なんという奥行きの深さを持っているのか・・・と驚嘆する。<br /><br />ウェイトレスが次の料理を持ってテーブルに現れた時には興奮して「これはたまらなく美味しいです。とっても気に入りました。」と英語で伝えたら、「タルタルステーキは当店の名物で、週末はこれ目当てのお客が店に殺到するんです。」とのこと。&quot;If I live in warsaw,I&#39;ll do so!&quot;(ワルシャワに住んでたら、私もそうします!)と応じたら、嬉しそうな笑顔を見せてくれた。

    喉の渇きを癒すとお待ちかねのタルタルステーキが到着。一瞥して「これは旨いに違いない」と確信させる仕上がりで思わず唾が溢れた。肉は程好い塩加減で、ふんわりと空気をはらんだ優美な舌触りは肉を食べていることを忘れさせるほど。そこに黄身が艶を与え、一気に官能的な味わいに変化するのが堪らない。ピクルス・マスタード・レモンは三者三様の酸味を肉に与えるが、その変化の陰影が口中に谺すると肉の持つ旨味の輪郭がくっきりと舌の上に現出しては消える。簡単極まりない料理にも関わらず、なんという奥行きの深さを持っているのか・・・と驚嘆する。

    ウェイトレスが次の料理を持ってテーブルに現れた時には興奮して「これはたまらなく美味しいです。とっても気に入りました。」と英語で伝えたら、「タルタルステーキは当店の名物で、週末はこれ目当てのお客が店に殺到するんです。」とのこと。"If I live in warsaw,I'll do so!"(ワルシャワに住んでたら、私もそうします!)と応じたら、嬉しそうな笑顔を見せてくれた。

  • 運んできてくれたのはフォドニク。ケフィアの爽やかな酸味とディルの香りが夏の火照った体にひんやりしみ込んでいく。ビブグルマンの店で食べたものより味わいに丸みがあって、こちらの方が美味しい。ゆで卵は彩りを添えるし、ほっこりさせてくれていい感じ。

    運んできてくれたのはフォドニク。ケフィアの爽やかな酸味とディルの香りが夏の火照った体にひんやりしみ込んでいく。ビブグルマンの店で食べたものより味わいに丸みがあって、こちらの方が美味しい。ゆで卵は彩りを添えるし、ほっこりさせてくれていい感じ。

  • にしんのオイル漬けは言うほど油が気にならず、どちらかというと酢漬け寄りの仕上がり。しかし日本のように酢がきつくなく穏やかで、にしんの持つ脂臭さを矯める任をきっちり果たしているようだった。このため雑味はなく、パンと一緒に食べると小麦の香ばしさとうまくマッチして、ビールを呼ぶ味わいが口に広がった。鰊の新しい一面を知った感じ。

    にしんのオイル漬けは言うほど油が気にならず、どちらかというと酢漬け寄りの仕上がり。しかし日本のように酢がきつくなく穏やかで、にしんの持つ脂臭さを矯める任をきっちり果たしているようだった。このため雑味はなく、パンと一緒に食べると小麦の香ばしさとうまくマッチして、ビールを呼ぶ味わいが口に広がった。鰊の新しい一面を知った感じ。

  • ポークチョップは日本のものとは異なり、いわゆるカツレツの仕上がり。ポーランド語でもkotlet(コトレット)と呼ばれていて、シュニッツェルに極めて近い。さくっとあくまで軽い衣が食べていて楽しくなる。もちろんビールを追加した。<br /><br />驚いたのは副菜のふかしたジャガイモ。エッジがしっかり残っているのに、口に入れるとしどけなくほどけ、一気にマッシュポテト状になる。そこにディルの爽やかな香りが立ち上って、いかにも旨い。

    ポークチョップは日本のものとは異なり、いわゆるカツレツの仕上がり。ポーランド語でもkotlet(コトレット)と呼ばれていて、シュニッツェルに極めて近い。さくっとあくまで軽い衣が食べていて楽しくなる。もちろんビールを追加した。

    驚いたのは副菜のふかしたジャガイモ。エッジがしっかり残っているのに、口に入れるとしどけなくほどけ、一気にマッシュポテト状になる。そこにディルの爽やかな香りが立ち上って、いかにも旨い。

  • 大満足してお勘定をしてみると、240ズロチ弱(9500円)と納得のお値段。こちらが期待していた以上の料理だったので、翻訳アプリで「素晴らしい料理の数々に感激しました。またこの店に来るためにポーランドを再訪することに決めました。日本人旅行者にもお勧めしておきます!」とウェイトレスに伝えたところ、胸に両手を当てて「Super happy!」といたく感激してくれたのは嬉しかった。<br /><br />元はと言えば5年前、旅行計画を練った時に「warsaw steaktartare recommend restaurant」と検索して現地の方のブログにヒットしたのがこの店だったのだが、そのブログを書いてくれた方と5年前にそれを発掘した自分に感謝したくなる程素敵な店との出会いとなった。

    大満足してお勘定をしてみると、240ズロチ弱(9500円)と納得のお値段。こちらが期待していた以上の料理だったので、翻訳アプリで「素晴らしい料理の数々に感激しました。またこの店に来るためにポーランドを再訪することに決めました。日本人旅行者にもお勧めしておきます!」とウェイトレスに伝えたところ、胸に両手を当てて「Super happy!」といたく感激してくれたのは嬉しかった。

    元はと言えば5年前、旅行計画を練った時に「warsaw steaktartare recommend restaurant」と検索して現地の方のブログにヒットしたのがこの店だったのだが、そのブログを書いてくれた方と5年前にそれを発掘した自分に感謝したくなる程素敵な店との出会いとなった。

  • 創業67年、厳しい共産時代もくぐり抜け今も高い人気を誇ると聞き期待していたが、地に足着いた滋味あふれる皿の数々で見事旅の大団円を飾れて感無量。もうワルシャワに思い残すことは何もない。まったく清々しい気分で空港に向かうバスに乗り込んだ。満ち足りた気分で眺めた夏空の美しかったこと!ワルシャワに咲く大輪の蓮Lotosとともにいつまでも忘れえぬ風景となるだろうと思う。

    創業67年、厳しい共産時代もくぐり抜け今も高い人気を誇ると聞き期待していたが、地に足着いた滋味あふれる皿の数々で見事旅の大団円を飾れて感無量。もうワルシャワに思い残すことは何もない。まったく清々しい気分で空港に向かうバスに乗り込んだ。満ち足りた気分で眺めた夏空の美しかったこと!ワルシャワに咲く大輪の蓮Lotosとともにいつまでも忘れえぬ風景となるだろうと思う。

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この旅行記へのコメント (2)

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  • Poponさん 2025/09/07 22:45:18
    行かなくては
    今週末からワルシャワ行きます。是非Lotos行ってタルタルステーキを食べたくなりました。
    1人でも大丈夫かな?

    Mr.noone special

    Mr.noone specialさん からの返信 2025/09/08 22:14:48
    RE: 行かなくては
    > 今週末からワルシャワ行きます。是非Lotos行ってタルタルステーキを食べたくなりました。
    > 1人でも大丈夫かな?

    昼なら大丈夫だと思います。

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