2025/04/25 - 2025/04/29
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まつじゅんさん
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2025年GW前半、小椋佳さんの八ヶ岳音楽堂LIVEをメインとした、40年振りの長野善光寺~安曇野~松本城から諏訪大社~八ヶ岳音楽堂~甲府、河口湖、忍野八海という旅の2日目です。
1日目は、長野駅・善光寺・長野県立美術館周辺を歩き、程よい疲れの中熟睡し、ホテルで朝食を頂き今日も快晴の中を出発です。
今回の旅で、一番余裕のある行程のはずでしたが 、いつもの盛り込み癖が出て、色々寄り道をしながら松本までの旅、スタートです。
2日目は、ホテルをチェックアウトし、川中島古戦場、おやきファクトリーに向かい、安曇野のワサビ園でワサビを食し、国営アルプスあずみの公園でチューリップの花畑を見て、穂高神社に参拝し、松本市内での夕食までです。
今回は7部作となります。
*1日目 長野駅・善光寺参拝 編
https://4travel.jp/travelogue/11991784
*3日目前半 松本城・開智学校から市内散策 編
https://4travel.jp/travelogue/11997862
*3日目後半 諏訪大社・八ヶ岳遊々舎 編
https://4travel.jp/travelogue/11999106
*4日目 平山郁夫美術館・三分一湧水・八ヶ岳音楽堂 編
https://4travel.jp/travelogue/11999111
*5日目前半 甲府市内散策から信玄餅工場見学 編
https://4travel.jp/travelogue/11999130
*5日目後半 大石公園・忍野八海 編
https://4travel.jp/travelogue/11999134
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
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ホテルから20分弱で、川中島古戦場史跡公園に到着。
武田信玄と上杉謙信が、北信濃の領有を巡る5度に渡る合戦を繰り広げ、特に1561年の第4次合戦は激戦で、武田信玄と上杉謙信の歴史的な一騎打ちが伝えられている場所です。
この辺りは、長野盆地の南にあり、犀川が千曲川へ合流する、古来より交通の要衝となっていた場所で、戦略上も重要な場所である事から、この地を抑える事が重要だったのでしょうね。川中島古戦場 名所・史跡
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公園内には、プロネタリュウムもある長野市立博物館があり、川中島の戦い展示室が常設されています。
1981年開館で、建物の設計は宮本忠長氏で、1981年に日本建築学会賞作品賞、建設省の公共建築百選にも選ばれています。長野市立博物館 美術館・博物館
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長野盆地を中心とする、地域の自然と人とのかかわりを究明し、新しい時代の文化創造の拠点とすることを目的に、天文・地質・歴史・民俗等の関係資料が展示されています。
川中島の戦い展示室では、激戦とされる1561年の、八幡原の戦いを紹介する映像や、上杉家に伝わる武具等が展示されています。 -
川中島の戦いは有名ですが、その戦闘は12年余りに及び、主に計5回もあり、実際にこの地で行われたのは、第2次の犀川の戦い、第4次のみですが、一般に「川中島の戦い」とは最大の激戦であった第4次合戦(1561年10月17日から18日)を指すらしいです。
多くの死傷者が出ましたが、勝敗は決着つかず、双方が勝利を主張していて、勝敗を明確に判断することは難しいらしいですが、知らなかった歴史の一端を学ぶことが出来ました。 -
「敵に塩を贈る」という格言がありますが、北条氏康が武田領内への食塩禁輸政策を採った事により、武田信玄の領民の生活が困窮し、健康被害が懸念される事態となった事から、越後の上杉謙信が敵対していた武田の領民を救うために、日本海産の食塩を送った、という伝説から生まれたとされていますが、史学的には信憑性は「?」らしいです。
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この辺りは、第4次川中島の戦いの際に、武田信玄が本陣を置いたとされていようですが、両軍激突の最前線は、ここから2、3km西方だったそうです。
こちらは、武田軍が討ち取った敵将兵の首実検を行い、勝鬨を上げたとされる八幡社です。川中島古戦場史跡公園 名所・史跡
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上杉勢の中から単騎乗り込んで来て、武田信玄に切りつけた武者がいて、後に武田陣営では上杉謙信ではなかったかと噂から、両将一騎討ちの伝説を生んだ地になっていて、その像がありました。
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川中島の戦で、武田軍の本陣に攻め入ったとされる謙信、その太刀を軍配で信玄が受け止めたという話を、海音寺潮五郎氏原作の、NHK大河ドラマ「天と地と」の放映を記念して、1969年に八幡社に寄進されたブロンズ像です。
馬上から斬りつける白頭巾の謙信、軍配団扇で受ける床几の信玄を表現しています。
「疾きこと風の如く、徐かなること林の如く、侵掠すること火の如く、動かざること山の如し」という風林火山の旗と、上杉方軍旗の「毘」の旗が像の横にはためいています。 -
川中島八幡神社は1087~1093年、信濃の国に流された村上顕清が、この地を訪れ武運長久の神「八幡大神」を祀った事が起源とされていて、この辺り一帯の広原を神様の名に因んで八幡原と名付けられたという事です。
1561年の川中島の戦いで、八幡大神を崇敬する武田信玄が陣を構え、境内は上杉謙信との一騎討ちの地となったとされています。
1950年に旧本殿より現在の本殿に遷し、強運必勝・厄除・交通安全・安産等の神徳がある神社らしいです。
御祭神:誉田別尊、建御名方命 -
???左上が執念の石、一騎討ちの折に、武田方の原大隅が信玄目掛けて斬りかかる謙信に対し、とっさに信玄の脇にあった槍で、謙信を一突きしようとしたが外れてしまい、謙信を取り逃した無念さで傍らにあったこの石を手持ちの槍で突き通したと伝えられています。
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左下が三太刀七太刀之跡の石碑です。
上杉謙信が武田信玄の本陣に攻め込み、信玄を斬りつけ、信玄は腰掛にかけたまま、手にした軍配でそれを受け止めたといわれていますが、後に軍配を調べてみると?刀の跡が7か所あった事から、この地を「三太刀七太刀」と呼ぶそうです。
右は逆さ槐、今の樹は朽ちた古木の根から発芽した新木で、2代目です。
武田信玄が本陣を築く際に、防御の乱杭として打ち込んだ一本の槐の杭から根が出て、大木になったと伝えられているそうです。 -
川中島を出て、昨日見かけた近くのこちらに向かいます。
1925年創業で、長野県鬼無里村を拠点におやきを作ってきた「いろは堂」が、2022年に開設した工場併設店舗の「OYAKI FARM」です。OYAKI FARM グルメ・レストラン
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ここには、国内最大級の製造量を誇る工場で、年間500万個のおやきを製造することができるそうです。
そんな工場の見学通路があり、おやきの製造過程を見学できます。
おやきを購入し、2階のスカイデッキで山々を眺めながら、暫しゆったりとした時間を過ごしました。 -
今日の行程は、この旅で一番移動距離が少なくなっています。
おやきファームを出て、高速に乗り安曇野に向かいます。
安曇野と言えば「わさび」でしょう、という事で1時間程で大王わさび農園に到着です。
こちらに伺うのも、40年以上振りですね。大王わさび農場 公園・植物園
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先ずはランチタイム、混雑していて30分以上待ちましたが、こちらでわさびを頂きます。
湧水飯釜 大王庵 グルメ・レストラン
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私、わさびが大好きです。
という事で、私は「本わさび飯」を発注、温かいご飯にわさびを擦って軽く醤油を掛けるというシンプルなメニューですが、美味しいですね。 -
奥様は「わさびづくし蕎麦」、こちらも美味でした。
本日提供できる生わさびは、296本という事でしたが、ギリギリ間に合いました。 -
園内にある大王神社です。
1,200年以上前、大和朝廷は東北討伐を進め、安曇野地域でも住民が朝廷軍に貢物などが強いられていました。
当時、この地を治めていた魏石鬼八面大王が民の苦しみを見かね、坂上田村麻呂率いる朝廷軍と戦い、大王は倒されてしまいましたが、朝廷軍は大王が生き返ることを怖れ、体を分けて埋め、胴体が埋められたとされる塚が農場内にあったことから、「大王わさび農場」と名付け、大王を祀るため神社が建立されたそうです。 -
安曇野は北アルプスの扇状地に位置し、栄養豊富な湧き水が豊富で、わさびの生育に適した土地のようです。
大王わさび農場は、日本最大の平地わさび農場で、100年以上継続してわさびを育てています。
わさび栽培には清らかな湧き水が欠かせませんが、大王わさび農場の地下から絶えず湧き出ている水のおかげで、安定した条件でのわさびの育成が出来るそうです。 -
わさび栽培には涼しさも欠かせないため、畑の周囲には日陰を作るためにポプラやアカシアの木を多く植え、夏には黒い日よけネットも使用して、温度を一定に調節されています。
安曇野わさびは、生育に1年以上かかりますが、一般的な品種よりも辛味が強く、香りが強い高品質のわさびが生まれるそうです。 -
イチオシ
三連水車、いつまでも残したい安曇野の原風景ですね。
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水車を流れる川は蓼川と呼ばれ、すべて湧水です。
湧水の量は1日に70万tもあり、近くにある何十か所のわさび畑を巡って、安曇野で最も低い海抜520mのここに集まってきます。
この後は、犀川、千曲川、信濃川と名前を変えて、270km先の日本海へ流れていきます。安曇野わさび田湧水群 自然・景勝地
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イチオシ
様々なメディアでも紹介されている景色ですが、ここは黒沢明監督の映画「夢」の舞台になっています。
黒沢明監督・脚本による映画「夢」は1990年公開の8話のオムニバス映画で、撮影は 農場の脇を流れる二つの川の合流地点で行われました。
映画の企画者は、あのスピルバーグ監督だそうです。 -
奥様、わさびソフトを発注です。
不思議と甘いソフトとわさびが合うんですよね。大王わさび農場 テイクアウトコーナー グルメ・レストラン
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次に向かったのが、チューリップが綺麗と評判の、国営アルプスあづみの公園(堀金 穂高地区)です。
15分程で到着、入園終了時間近くの到着となりましたが、陽はまだまだ高いです。国営アルプスあづみの公園 堀金 穂高地区 公園・植物園
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国営アルプスあづみの公園は、春になると様々な花が咲く公園のようですが、中でも堀金・穂高地区のチューリップは、年々増えて数百種類・数十万本の規模があり、「チューリップ祭り」が開催されています。
丁度見頃のチューリップ、綺麗でした。 -
残雪を頂く北アルプスをバックに、桜の花との共演も見ることが出来ました。
また、チューリップ畑は公園の北東側、「田園文化ゾーン」の穂高口側にありますが、「里山文化ゾーン」には数百万本の菜の花の畑があり、少し遅れて見頃を迎えるそうです。 -
そろそろ今日の宿泊地、松本に・・と思いますが、最後に穂高神社に参拝してから向かう事にします。
式内社(名神大社)、信濃国三宮で、旧社格は国幣小社、現在は神社本庁の別表神社となっています。
安曇野市穂高に本宮、松本市安曇の上高地に奥宮、奥穂高岳山頂に嶺宮があることから、「日本アルプスの総鎮守」とも呼ばれている神社です。穂高神社 寺・神社・教会
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拝殿の前に神楽殿があり、その右手には若宮社と境内社数社が鎮座しています。
手洗石と手水舎、神橋は安曇野市指定文化財、写真右の欅は樹齢500年以上で、1970年、川端康成、井上靖、東山魁夷がそれぞれ夫婦で参拝された際、その若葉繁るこの木を仰ぎ見て絶賛したと言われています。
1971年には井上靖が、「欅の木」と題する小説を発表しています。 -
こちらの狛犬さんは、とにかく胸筋が凄く、四肢も太いです。
神馬舎には、絵馬が多数飾られていて、栗毛の像は木曽馬をモデルにしているようです。 -
境内には「泉小太郎」の像がありました。
この民話は、小太郎が自らの母親である竜と共に、安曇野周辺を開拓する物語ですが、内容こそ異なるものの、長野県上田地域に伝わる、人間の父親と大蛇の母親との間に産まれた少年にまつわる民話「小泉小太郎」物語との関連が指摘されていて、一つの物語に再編する試みがなされ、1960年に出版した童話「龍の子太郎」のモデルと言われているようです。
もう一つ、ものぐさ太郎のレリーフもありました。
そこには、ものぐさ太郎のお話「お伽草子」が記されていて、概ね次のようです。
昔この地にものぐさ太郎という男が草葦の小屋に寝転がって暮らしていた。
ある日里人からもらった餅の一つを過って道に転がしてしまい、通りかかった地頭に拾ってくれと頼んだ。
太郎のものぐさぶりに感心した地頭は、里人たちによく養うように命じた。
三年の月日が経った。この村にも夫役が割り当てられ、太郎はそれを引き受けて都にのぼり、秀でた才能が大宮人に知れて時の帝に仕え、信濃中将となって故郷に錦をかざり、甲斐・信濃両国を治めた。
百二十歳の長寿を送った。 -
穂高神社を後に、R19、R143経由で30分程でホテルに到着。
本日のホテルは、東横イン松本駅東口です。
慣れ親しんだ、安心できる造り(笑)ですね。
駅前の便利な場所にあり、バスターミナルも目の前と、明日の松本市内巡りの拠点になりますね。東横イン松本駅東口 宿・ホテル
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荷物を置いて、早速予約していた本日の夕食場所に向かいます。
JR松本駅前では、長野県内の18ワイナリー、92種のナガノワインの飲み比べイベントが行われていました。松本駅 駅
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JR松本駅は、長野駅と比べ新幹線が通っていない為かローカル駅という感じがしました。
東京までは、長野まで特急で2駅、普通なら13駅あり、どちらも小1時間掛かり、そこから長野新幹線で行くか、狩人の歌で有名になった特急あずさで新宿に出るかですが、接続連絡にもよりますが、3時間程掛かるんですね。
長野からなら新幹線で1時間半程、鳥取でもそうですが、新幹線格差って切に感じますね。
駅はこちらでも、コナン君推しですね。 -
予約していた「大人のてっぺん」で頂きます。
JR松本駅近くの、メニューのバリエーションも広く、味もとても美味しいとの評判のお店です。
人気店のようで、予約必須との事でしたが、料理は本当に美味しく、大満足のお店でした。
突き出し3品も美味しく、一杯の冷えたビールから始まり、山賊焼き、蟹クリームコロッケと続きます。 -
名物のホタテのカニ味噌焼き、ホント美味しかったです。
鯖の燻製 ポテトサラダや自家製ふわふわ海老団子、ナス一本焼き、炙り〆鯖棒寿司等々、どれも一工夫されていて、美味しく頂きました。
ほろ酔い気分で、少し夜の松本駅周辺を歩き、ホテルに戻り就寝です。
2日目これまで、まだまだ旅は続きます。
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