2025/04/25 - 2025/04/29
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まつじゅんさん
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この旅のスタートは2025年1月26日に和歌山城ホールで開催された、小椋佳コンサートで受け取った1枚のパンフレットから始まります。
*和歌山の備忘録↓
https://4travel.jp/travelogue/11957891
小椋さんが、八ヶ岳音楽堂でLIVEを行っていたのは知っていましたが、どうやら今年で終了かも・・・・という情報が入っていて、パンフを見ながら「1回行っておきたかったな」と呟いていると、奥様から「長野と甲府に行ってみたかったから、良い機会じゃない」と思いがけない提案を受け、手配を開始しました。
八ヶ岳音楽堂のチケットも、無事確保できて、40年振りの長野善光寺、安曇野を廻り、初めての松本城から諏訪大社、八ヶ岳音楽堂でLIVEに参加して、こちらも初めての甲府から河口湖に抜けて忍野八海から御殿場から帰宅、という4泊の旅です。
先ずは1日目、長野駅・善光寺参拝 編です。
今回は7部作となります。
*2日目 川中島古戦場から安曇野 編
https://4travel.jp/travelogue/11997844
*3日目前半 松本城・開智学校から市内散策 編
https://4travel.jp/travelogue/11997862
*3日目後半 諏訪大社・八ヶ岳遊々舎 編
https://4travel.jp/travelogue/11999106
*4日目 平山郁夫美術館・三分一湧水・八ヶ岳音楽堂 編
https://4travel.jp/travelogue/11999111
*5日目前半 甲府市内散策から信玄餅工場見学 編
https://4travel.jp/travelogue/11999130
*5日目後半 大石公園・忍野八海 編
https://4travel.jp/travelogue/11999134
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
-
今日は長距離移動となるので、7時前に自宅を出発です。
多賀SAで軽く朝食を頂き、新東名→京滋バイパス→名神→中央道→長野・上信越自動車道、約450kmをひた走ります。
途中の駒ヶ岳SAで休憩、山にはまだ雪が残っています。駒ヶ岳サービスエリア (上り線) 道の駅
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昨年10月に車を軽から普通車(アクア)に乗り換えたのですが、高速運転も楽ですしエアコンも良く効いて、快適なドライブでした。
5時間程で無事長野市に到着です。
ホテル近くの提携駐車場に車を停め、荷物もホテルに預け、街歩きに出発です。
JR長野駅からバスで善光寺を目指します。長野駅 (JR東日本) 駅
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事前リサーチでは「びんずる号」というバスがあるという事でしたが、バス停の案内では普通の路線バスでした。
善光寺大門前まで、10分弱で料金も同じでしたが、特別なバスかなと思っていたので、少し拍子抜けです。 -
バスを降りると、目の前に善光寺に続く石畳で、両脇には宿坊が連なっています。
善光寺の山号は「定額山」で、無宗派の単立仏教寺院で、山内の天台宗の「大勧進」と25院、浄土宗の「大本願」と14坊によって護持・運営されているようです。
住職は「大勧進貫主」と「大本願上人」の両名が務め、「大勧進」の住職は天台宗の名刹から推挙された僧侶、「大本願」は尼寺で、住職は「善光寺上人」と呼ばれ、代々公家出身者から住職を迎えているそうです。善光寺 寺・神社・教会
-
仁王門は、1752年に建立されましたが、地震等により2度焼失しており、現在の門は1918年の再建です。
高さ約14m、間口約13m、奥行約7mのケヤキ造で登録有形文化財となっていて、善光寺の山号である「定額山」の額が掲げられています。
仁王像、仁王像背後の三宝荒神・三面大黒天は、高村光雲・米原雲海による作で、仁王像は一般的な配置と逆になっているようです。
右に高さ6.172mの吽形、左に高さ5.951mの阿形が安置されています。 -
こちら「なで牛」です。
善光寺と言えば、「牛に引かれて善光寺参り」という、有名なことわざが思い浮かびますが、これは、思いがけないことが縁で、偶然良い方に導かれること、という意味だそうです。
元々は、昔、信濃国に住んでいた強欲で、意地悪な老婆が、白い布を洗濯して干しておいたら、牛が角で引っ掛けて逃げてしまったのを見て、怒って牛の後を追いかけていくと、牛は善光寺に逃げ込んでしまいました。
恐る恐る金堂に入ってみると、牛のよだれでかかれた文字が光っていて、「牛とのみ 思いすごすな 仏の道に汝を導くおのれのこころを」とありました。
「ただの牛のしたことだと思うなかれ、こうしてあなたの心を仏の道へと導いてくれたのだから」という意味で、それを読んだ老婆は、私欲を捨てて信仰の道に入ることができた、という18世紀の「本朝俚諺」に収められている話のようです。 -
こちら山門です。
1750年の建立の重要文化財です。
五間三戸二階二重門、屋根は入母屋造の栩葺で、1847年の善光寺地震や、松代群発地震等の影響を受け、基礎の損傷や全体の老朽化も進んだ事から、2002年10月から2007年12月までの約5年間を掛けて、大規模な平成大修理が実施されました。
大修理により、檜皮葺屋根から建立当初の栩葺屋根に復原されて、国内に現存する最大の栩葺建造物となりました。
また、約40年中段されていた、2階への登楼参拝も2008年から復活しています。 -
私達も、本堂内陣、内陣お戒壇巡り、山門、経蔵、史料館のセット券を購入し、登楼しました。
楼門には、山門の本尊である文殊菩薩騎獅像と四方を守護する四天王像、色鮮やかに修復された仏間の障壁画、四国八十八ヶ所霊場分身仏等が安置されていました。
また、輪王寺宮公澄法親王筆の、「善光寺」の額も間近に見ることが出来ます。
約3畳もある大きさで、通称「鳩字の額」と呼ばれているそうです。
善光寺という文字の中に、鳩が5羽隠されており、「善」の一字は牛の顔に見えると言われているそうです。
現在の額は、平成の大修理の際に作られた二代目で、先代の額は史料館に展示されていました。 -
本堂です。
創建以来十数回も大火により燃失した善光寺ですが、その都度、全国の信徒らによって復興されていて、現在の本堂は1707年に再建されたものです。
江戸時代中期を代表する仏教建築で、1953年に国宝に指定されています。
高さ約27m、間口約24m、奥行約54mという、東日本最大級の木造建築で、煩悩の数と言われる百八本の柱で造られているようです。 -
ご本尊は、日本最古と伝わる一光三尊阿弥陀如来(善光寺如来)で、1,300年以上誰も見た事のない絶対秘仏です。
7年に一度行われるご開帳では、絶対秘仏である御本尊の身代わりである 重要文化財の「前立本尊」の中央、阿弥陀如来の右手に結ばれた金糸は五色の糸に変わり、白い「善の綱」として、本堂前に建てられた回向柱に結ばれ、回向柱に触れることは、前立本尊に触れるのと同じ高徳を得られるという事のようです。
右下の建物「日本忠霊殿」で、1906年建立で1970年に現在の三重塔構造に建て替えられました。
戊辰戦争から第二次世界大戦に至るまで、戦没者240万余の英霊を祀る、国内唯一の仏式による霊廟のようです。
日本忠霊殿の1階は、善光寺所蔵の什物を展示する「善光寺史料館」が併設されていて、額や絵馬、快慶一門の作による阿弥陀如来像、ダライ・ラマ14世が訪問された際に開眼された砂曼荼羅等、結構見所がありました。 -
本堂内では、賓頭廬様に触れたり、約150畳敷きの広大な内陣で、旗鉾や華慢等の装飾具や、来迎二十五菩薩像を拝まさせて頂きました。
また、お戒壇巡りもあり、真っ暗な回廊を巡り「極楽の錠前」に触れてきました。
錠前の真上におられる、絶対秘仏のご本尊様と結縁を果たし、極楽往生の約束をさせて頂きました。
1984年のご開帳の際に、善光寺に寄進されたという陶器の燈籠が、金網で保護されて立っていました。 -
善光寺を通り抜け、長野市城山公園方向に向かっていると、迷子郵便供養塔なるものがありました。
配達することも、返送することもできない郵便のための碑らしいです。
配達も返送もできないって、何か切ないですが、年間180万通もあるそうです。 -
善光寺に隣接しているような、長野市城山公園です。
大正天皇が皇太子時代の1900年、成婚記念として整備された、長野市内で最も古い公園だそうです。
市内随一の桜の名所でもあり、1948年以来続く花見茶屋という、仮設の茶屋が立ち並び賑わっています。
全国でも類を見ない、寒冷地でもゆっくりと花見を楽しむという素晴らしい文化ですね。長野市城山公園 公園・植物園
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公園内には長野県立美術館があり、「長野県に美術館を」という県民の声により、1966年に前身の信濃美術館が財団法人の運営で開館し、1969年に県に移管され、県立美術館となり、長野県唯一の県立美術館です。
菱田春草、荻原碌山、池田満寿夫、松井康成といった県出身作家の作品や、県内の風景を描いた作品が収蔵されています。
1987年に、東山魁夷氏がゆかりの地である長野県に作品、図書を寄贈した事を受け、1990年には東山魁夷館が併設されました。
その後、施設の老朽化、狭隘、学芸員不足等の問題が指摘され、東山魁夷館、信濃美術館は2017年から休館し、全面的な再整備を行う事となり、信濃美術館本館は改築、東山魁夷館は改修する事となり、延床面積は従来の2.5倍、12,000m2の県立美術館が2020年に開館しました。 -
新たな美術館は、設計を宮崎浩/(株)プランツアソシエイツにより、2020年3月19日に竣工し、2021年JIA日本建築大賞、2022年日本建設業連合会主催の第63回BCS賞を受賞しています。
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今回は、閉館時刻も迫っており、観覧時間も限られているので、本館の「鈴木敏夫とジブリ」展はパスしました。
長野県立美術館 美術館・博物館
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ジブリのフォトスポットでの一枚。
私、ジブリ作品を知りませんので、これが何なのか、全く分かっていない事、お許しください。 -
東山魁夷館です。
設計は存命だった東山魁夷氏の意向で、谷口吉生氏です。
吉生氏は、美術館に展示される東山魁夷氏の作品は、伝統的な日本画であると同時に、現代を代表する独創的な作風となっていると考え、美術館もいわゆる和風建築ではなく、現代の日本を表現するような建築を目標とされたようです。長野県立美術館 東山魁夷館 美術館・博物館
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「展示作品の額縁になるような建築」にするという方針で、これは額縁は絵よりも目立ちすぎて鑑賞の妨げになってはいけないし、絵を守る役目もあり「簡潔な意匠と十分な機能性」という事からの発想との事です。
建物の壁には、あまり重厚な材料は作品の特徴である繊細さと調和しないと考え、石ではなく軽快感を出すために、アルミ材を用いられています。
美術館はあまり重々しいと、権威的になって人を遠ざけてしまうとの考えで、外部は善光寺に近い環境との調和を考え、外側を低い塀で囲い、中庭と池を設け、公園の領域から美術館を、空間として分けています。
また同時に、公園に来た人も自由に池越しに美術館を眺めることができ、公共的な場所であることを意識して開放的な空間になっています。 -
中庭に面したラウンジの天井に、池の水に光が反射して波紋を描き、美術館は内部では展示物や人が空間をつくり、外部では自然、光や風や緑が四季折々の表情を与えてくれることが重要と考えられていて、静かな雰囲気の中で東山美術を見る素晴らしい建物だと思いました。
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東山作品の雄大さ、素晴らしさに触れ、余韻を楽しみながら徒歩で駅に向かう事にしました。
少々小腹が空いたので、参道の「たきや」で名物おやきを頂きました。滝屋本店 グルメ・レストラン
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こちらも有名なお店の、根元 八幡屋礒五郎です。
七味唐辛子のメーカーで、1736年初代 勘右衛門が、善光寺境内で唐辛子を売り出してから約280年以上も続く、東京 浅草寺の「やげん堀」、京都 清水寺の「七味家」と共に、日本三大七味唐辛子に数えられる老舗のようです。
現在では、長野県内各土産店・スーパーは勿論、百貨店を中心に20都道府県に取扱店があり、確かに良く見かけますが、こちらが本店だったのですね。根元 八幡屋礒五郎 本店 グルメ・レストラン
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セントラルスクゥエアは、長野市街地中心部の善光寺表参道沿いに、憩いのオープンスペースとして整備されました。
ここは、1998年長野冬季オリンピックの表彰式会場だった場所で、2012年4月に奥にあった、表彰台やミニ聖火台を移動し、ミニパークとして整備されました。
日本人メダリストのプレートや表彰台もありました。
船木選手の個人金メダルや、原田選手が特に記憶に残っているスキージャンプ団体等の活躍で熱狂した、長野オリンピックは1998年開催ですから、もう27年が経ったのですね。表参道 長野オリンピック メモリアルパーク 名所・史跡
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長野駅に戻って来ると、見慣れたコナン君達がお出迎えしてくれます。
2025年公開の、劇場版「名探偵コナン 隻眼の残像(フラッシュバック)」の舞台は長野県という事で、大盛り上がりのようです。長野駅 (JR東日本) 駅
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映画は長野県 八ヶ岳連峰未宝岳で、長野県警の大和敢助がある男を追っていた時、ライフル弾が敢助の左眼をかすめ、大きな地響きとともに雪崩が発生し敢助を飲み込んでしまう。
10ヶ月後、国立天文台野辺山の施設研究員が何者かに襲われたという通報を受け、雪崩から奇跡的に生還した敢助と、上原由衣が現場へ駆けつけ、事情聴取のさなか巨大パラボラアンテナが動き出すと、負傷で隻眼となった敢助の左眼がなぜか突如激しく疼きだす。
その夜、毛利探偵事務所に、小五郎の警視庁時代に仲の良い同僚だった刑事から電話が入り、未宝岳で敢助が巻き込まれた雪崩事故の調査で、事件ファイルに小五郎の名前があった事から、後日会う約束を交わした小五郎にコナンもついて行くが、待ち合わせ場所に向かっていた途中、突然響き渡った銃声・・・・というオープニングのようです。
この映画は、4月18日の公開から90日間で、累計観客動員数1,000万人、興行収入は144億円を突破し、シリーズ初の2年連続観客動員数1,000万人突破という邦画新記録という大ヒットしたようです。長野市観光情報センター 名所・史跡
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駅直結のMI・DO・RIビルで、夕食を頂いてからホテルに戻る事にしました。
色々お店を見て廻りましたが、私達の嗜好に一番合っているのは、こちら「長野県 長寿食堂」という事で奥様と意見が一致しました。長野県 長寿食堂 グルメ・レストラン
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私は「お出汁で味わう信州山賊焼き定食」、どう使えばいいのか解らないですが、根元 八幡屋礒五郎 本店七味が添えられていて、出汁に大根おろしを入れて、山賊焼きをつけて頂きますが、カリッと仕上がった食感が美味しいですね。
「きのこと信州ポークの自家製醤油麴バターポン酢炒め定食」(長いなぁ)、どちらも大ぶりのお皿に盛られたメイン料理に具沢山の味噌汁と小鉢。
美味しく頂きました。 -
MI・DO・RIビルにも、根元 八幡屋礒五郎 本店のお店があり、気になる掲示があったのでお店の方に聞くと、パッケージがコナン君の七味で、大人気で大体1日分は開店から1時間で売り切れるとの事でした。
お土産に良いかなという事で、翌朝開店少し前から並び、ゲットいたしました。 -
今回の宿は、東横イン3泊と東横シリーズです。
3泊とも、貯まっていたポイントを利用して、お得に宿泊出来ました。
初日は、東横イン長野駅善光寺口で、部屋はユニバーサルルームでした。
初めてでしたが、車椅子スケールなので、部屋だけでなく、トイレも風呂も広かったです。
1日目これまで、まだまだ旅は続きます。東横イン長野駅善光寺口 宿・ホテル
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