
2025/06/08 - 2025/06/08
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チャムンパスさん
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今年2025年3月の石川県の2泊3日の旅を分割して、4トラに最後の旅行記を先月末でやっと投稿が終わった、と思ったら次の旅行の予定が目前に…
時間が経つのは早いですね。
今回は2025年6月上旬の週末に、福島県福島市と山形県米沢市にある滑川(なめがわ)温泉、そして米沢市他置賜(おいたま)地域を1泊2日で一人旅して来ました。
季節限定営業の山奥の『秘湯』の一軒宿、不便なところもありますが良かったですよ(*'▽'*)
本編は2日目の山形県米沢市の旅行記です。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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この前編は『2025年6月夏の週末一人旅~山形県滑川温泉・置賜②:『秘湯』滑川温泉福島屋さんでのんびり~』です。
https://4travel.jp/travelogue/11985050
旅の2日目、6月8日(日)8時頃に、宿泊先の滑川温泉福島屋さんをチェックアウトして、お宿の車で最寄駅のJR奥羽本線(山形線)の峠駅に来ました。
峠駅8時37発の米沢行きの普通電車に乗車しました。峠駅 駅
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予定時刻の8時54分頃に終点の米沢駅に到着しました。
2日目の旅の前半は、ここ米沢市を旅行しました。米沢駅 駅
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米沢はコロナ禍が始まった2000年1月以来、5年ぶり2度目の訪問です。
【前回の旅の米沢市内の主な訪問先】
①白布温泉(※宿泊先)
②笹野観音
③旧山形高等工業学校(※外観のみ)
④春日山林泉寺
⑤米沢市上杉博物館(『伝国の杜』内)
⑥松岬神社
⑦上杉神社(米沢城跡内)
⑧上杉記念館米沢駅 駅
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米沢駅舎は半分外装工事中でした。
今回は前回の旅で未訪の場所を訪れることにしました。米沢駅 駅
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米沢駅を出発し徒歩で最初の目的地に向かいました。
6月8日の米沢市の天気は曇り、午前中の気温は最高24℃でした。
駅西口から市街地に向かう県道232号線を通り、途中最上川に架かる『相生橋』を渡りました。 -
市街地を東から西へ横断する様に歩き、途中『善日山千勝院』の前を通りました。
善日山千勝院 寺・神社・教会
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千勝院は元々越後国(現在の新潟県)高田にあった『千手院』で、上杉謙信の祈願所だった寺院だそうです。
謙信は『刀八毘沙門天』を自身の守護本尊とし、出陣の際は毘沙門天の前で護摩を焚いて戦勝祈願をしました。
謙信の没後に刀八毘沙門天は千勝院で祀られる様になり、さらに江戸初期の上杉氏の転封に伴い千勝院は米沢に移転しました。善日山千勝院 寺・神社・教会
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視界の先に目的地の『上杉家廟所』の森が見えてきました。
上杉家廟所 名所・史跡
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廟所の入口に到着しました。
米沢駅から普通に歩いて40分位の場所にあります。上杉家廟所 名所・史跡
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入口から入って左手にある受付所で拝観料を支払いました。
拝観料は大人500円、高校生・大学生300円、小学生・中学生100円です。上杉家廟所 名所・史跡
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上杉家廟所は米沢藩祖、上杉謙信を筆頭に12代の上杉宗家当主の霊廟が建っています。
国の史跡に指定されています。
2代から8代までの当主(初代から7代までの米沢藩主)の霊廟は社殿造で、被葬者の埋葬方法は火葬。
9代から12代までの当主(8代から11代までの藩主)の霊廟は宝形造で、被葬者の埋葬方法は土葬、だそうです。
江戸後期の名君の誉高い『鷹山公』こと10代当主(9代藩主)上杉治憲が、米沢藩の財政再建のための方針の一つとして葬儀の簡素化を理由に変えたそうです。
ここにも上杉鷹山らしい、伝統に囚われない改革の精神が窺えます。上杉家廟所 名所・史跡
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イチオシ
杉木立の中の参道を進んで、墓域に入ります。
正面中央奥に上杉謙信の霊廟があります。
謙信は戦国期の上杉家の本拠地、越後春日山城で亡くなり、当初は近くの林泉寺に葬られていました。
江戸初期の上杉家の転封に伴い遺骸は米沢城に移され、その後1876(明治9)年にここに改葬されたそうです。上杉家廟所 名所・史跡
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手前右側には宗家奇数代の当主(偶数代の藩主)の霊廟。
上杉家廟所 名所・史跡
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手前左側には偶数代の当主(奇数代の藩主)の霊廟が建ち並びます。
上杉家廟所 名所・史跡
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まずは謙信公にご挨拶しました。
上杉家廟所 名所・史跡
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その後は上杉家2代当主にして、米沢藩初代藩主の『上杉景勝』公。
上杉家廟所 名所・史跡
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そして10代当主で9代藩主の鷹山公の霊廟にお参りしました。
当日の廟所の訪問客は私を含めて2~3組で、大名の墓所らしい静かで厳かな雰囲気の場所でした。
因みに藩主の正室をはじめ家族の墓所は、ここではなく『春日山林泉寺』(前回の米沢旅行で訪問済)の境内にあります。
また直江兼続他重臣達のお墓もそこにあります。上杉家廟所 名所・史跡
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受付所近くにある資料館に立ち寄りました。
上杉家廟所 名所・史跡
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上杉家の紹介の他に廟所の学術調査や改修工事等で、発掘されたり交換された部材等が展示されています。
上杉家廟所 名所・史跡
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廟所の拝観を終えて近くの『法音寺』に立ち寄りました。
宗旨は真言宗豊山派でご本尊は大日如来、堂内の拝観は予約制です。法音寺 寺・神社・教会
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法音寺は奈良時代に越後で創建されたお寺ですが、室町末期に上杉謙信が帰依し、上杉家の菩提寺となりました。
江戸初期の上杉氏の米沢転封に伴い、ここに移転しています。
武田信玄との川中島の合戦で謙信が信濃から持ち帰った善光寺阿弥陀三尊像を、1934(昭和9)年に上杉伯爵家から譲り受けてお祀りしているそうです。法音寺 寺・神社・教会
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法音寺にあった『ウコギ』の生垣です。
ウコギの新芽は食用になることから、上杉鷹山が藩士達に自宅での栽培を奨励していたそうです。法音寺 寺・神社・教会
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法音寺の近くに建つ染織工房『わくわく館』さんでは、米沢の伝統産業『米沢織』の手織り体験や、紅花染の体験が出来ます。
そう言えば、米沢織も鷹山が藩領内の主要産業として位置付け、力を入れて振興を進めていたそうですね。 -
上杉家廟所を出て元来た道を米沢駅方面に向かって歩いていましたが、途中米沢牛のお店『紀伊國屋』さん(画像左上・右上)の角を右折し、米沢城跡の濠に沿って歩きました。
米澤紀伊國屋 グルメ・レストラン
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米沢城跡および上杉神社の入口にあたる『舞鶴橋』にやって来ました。
米沢のメジャースポットだけあって、参拝客や観光客は上杉家廟所よりも多かったですが、今回消しゴムマジックで画像を加工して掲載してみました。
右下の影がやや気になります。舞鶴橋 名所・史跡
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ここは前回2020年1月に訪れた場所ですが、近くを通りかかったので再訪です。
米沢城跡・松が岬公園 名所・史跡
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米沢城跡の濠に架かる舞鶴橋から上杉神社方面は米沢城の本丸跡です。
神社の参道沿いには上杉謙信公の銅像や…上杉謙信公像 名所・史跡
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16年前の2009年に放映されたNHK大河ドラマを記念して建てられた、上杉景勝と直江兼続像。
天地人像 名所・史跡
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イチオシ
こちらは名君、上杉鷹山公像です。
この銅像のそばに本編旅行記の冒頭の画像として使用した、彼の名言『成せばなる…』の石碑があります。上杉鷹山公之像 名所・史跡
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現在は上杉氏の本拠地のイメージの強い米沢ですが、戦国時代は伊達氏の領地でした。
奥州の風雲児、伊達政宗はここ米沢城で誕生し、青年期までここで過ごしました。
現在は仙台が彼のホームタウンですけどね…伊達政宗公生誕之地 名所・史跡
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前回上杉神社を訪問した時は境内にうっすら雪が積もっていましたが、今回は初夏の訪問です。
画像右下は消しゴムマジックで加工済。上杉神社 寺・神社・教会
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『神門』を潜って…
上杉神社 寺・神社・教会
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本殿の前で参拝しました。
この画像も消しゴムマジックで加工しています。上杉神社 寺・神社・教会
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参拝を終えて境内を散策しました。
画像左側は神社宝物殿の『稽照殿(けいしょうでん)』、右側は『赤穂事件殉難追悼碑』です。
4代藩主の上杉綱憲は先代藩主の甥で、実父は赤穂事件の当事者、吉良上野介義央です。
嫡男が上杉家の養子になったことで後継ぎがいなくなった吉良家に、今度は綱憲の息子が養子に行きました。
元禄15年12月14日(新暦1703年1月30日)の赤穂浪士の吉良邸討ち入りでは、養子『左兵衛義周(さひょうえよしちか)』の警護のため吉良邸に詰めていた米沢藩士達が戦闘に巻き込まれて死傷者を出しました。上杉神社 寺・神社・教会
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上杉神社を出て舞鶴橋を渡ると、右手の濠の向こうに前回の旅で訪れた『上杉記念館』が見えました。
明治期に旧藩主の上杉伯爵邸として建てられた屋敷ですが、庭園を無料で参観できます。
前回の訪問では『雪囲い』された庭の樹々にうっすらと積もった雪が印象的でしたが、今回は訪問を見送りました。舞鶴橋 名所・史跡
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舞鶴橋を渡り観光施設『上杉城史苑』に向かう途中で、参道左手に鎮座する『松岬(まつがさき)神社』にも参詣しました。
こちらも前回の旅で訪れた場所で、再訪になります。松岬神社 寺・神社・教会
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上杉神社が上杉謙信公を祀るのに対して、こちらは上杉鷹山公を祀る神社です。
上杉神社を訪れる参拝客や観光客は多かったですが、こちらは訪れる人も少なくひっそりとしていました。松岬神社 寺・神社・教会
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参道を歩いて右手に前回の旅で訪れた『米沢市上杉博物館』のある『伝国の杜』が見えました。
今回はスケジュールの都合で再訪を見送りました。米沢市上杉博物館 美術館・博物館
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米沢駅からここまでほぼ歩きっぱなしでしたので、休憩を取るため上杉城史苑に入りました。
上杉城史苑 グルメ・レストラン
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上杉城史苑で冷たいお茶を買って、屋外の日陰のベンチで峠駅近くの『峠の茶屋・最上屋』さんで買い求めた『峠の力餅』2個入り税込330円を頂きました。
峠駅の立ち売りで販売されているものは8個箱入り税込1,000円だけですが、私はそんなに沢山は要りません。
程よい甘さのこし餡の入った柔らかいお餅は、確かに美味しかったです。
本編旅行記を最後までご覧いただき、ありがとうございます。
この続きは『2025年6月夏の週末一人旅~山形県滑川温泉・置賜④:南陽市~』(仮題)となります。
(※来月公開予定です)上杉城史苑 グルメ・レストラン
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2025年6月夏の週末一泊一人旅〜山形県滑川温泉・置賜〜
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