ロマンスに引かれて善光寺参り+姨捨駅

2025/05/31 - 2025/05/31

週末はロマンスカーに乗って温泉へ。
ただし箱根ではありません。長野県は志賀高原や渋温泉の手前にある湯田中温泉まで本物のロマンスカーが走っています。
かつて関東でフラッグシップとして走っていた特急電車がのんびり余生を過ごす長野電鉄に乗って温泉で身を清めてから善光寺にお参りしてきました。
おまけで雨の降る姨捨駅にも行ってきました。

エリア 湯田中渋温泉郷・志賀高原(長野)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 新幹線 JRローカル 私鉄
• 旅行の手配内容: 個別手配

東京駅からスタート。
北陸新幹線かがやき号に乗ろうとホーム上がったら新旧つばさ号が並んでいて写真撮りまくりました。E3系つばさは今年度で引退です。

東京駅 駅

東京8:11>>北陸新幹線かがやき505号>>長野9:38
名探偵コナンの映画が長野県舞台ということで長野駅はコナンだらけ。スタンプラリーの台紙を持ってきたのでここで押していきます。

長野駅 (JR東日本) 駅

長野電鉄に乗り換え。

地下ホームにラッチが並ぶ姿は、昭和のワンシーンの様。

長野駅 (長野電鉄) 駅

これに乗ります！
かつてはN'EX、現在はNERのロゴが入った特急スノーモンキー。
成田エクスプレスとして走っていたころに赤い顔して猿みたいなデザインだなと思っていましたが、本当に猿を名乗るようになるとは。

バラまつり期間だったので中野松川に臨時停車します。

長野9:53>>長野電鉄特急スノーモンキー>>湯田中10:37
駅の券売機で買った自由席特急券100円。乗車券はこれで使い納となった週末パス。
初めて座りましたが、集団見合い方式の固定式フランス製座席もJRの時のまま。自由席はリクライニングも回転もしません。

スノーモンキー (長野電鉄2100系) 乗り物

地下区間を抜けると長野らしい景色が広がる。こちらは蕎麦工場。
さらに進んでいくと白い大きな建物：えのきたけ工場もあった。

村山橋で渡る千曲川。左にちょこんと見えるのは斑尾山だろうか。晴れていればもっと奇麗な山が見えたのだが。
ちなみに国道と共用の橋なので反対側には道路が見える。

小布施の辺りでは栗の木があった。

東京メトロ03系も長野に来て5周年。

終点湯田中に到着。標高は約600m。温泉が目の前に！

今はホームが一つしかありませんが、反対側にはかつて使われていた曲線のホームが残っていました。昔はホーム長が足りずスイッチバック駅だったらしい。

湯田中駅 駅

駅を出てぐるりと回って温泉へ。向かいには足湯もありました。
露天風呂もあって気持ちよかったです。

湯田中駅前温泉 楓の湯 温泉

隣には旧駅舎が残っていて休憩所として開放されていました。
温泉むすめの湯田中渋穂波ちゃんサイン入り。苗字が長いがもっと長いキャラもいるらしい。

湯田中駅旧駅舎 名所・史跡

やってきました特急ゆけむり。これに乗って戻ります。

元小田急ロマンスカーHiSE。終点のホームでこうして見るのはまるで新宿駅。

先頭車両は普段は指定席なのですが、今回乗車する列車はのんびり号で中間車両はワイン列車として発売される関係で先頭車両が自由席。
早めに改札に来てくれれば展望席に座れるチャンス！とスノーモンキーを下りた時に駅員さんに教えてもらいました。

車内もロマンスカーのまま。

憧れの先頭最前列展望席が目の前に。

湯田中11:20>>特急ゆけむりのんびり号>>須坂12:04
気分は完全に箱根湯本。湯田中近くは40‰の急勾配もあって登山電車。

途中の小布施で行き違い待ちの停車。
長野電鉄創設者が大正15年に建てた水力発電の水車と鉄管。

駅の端の方では以前活躍していた長野電鉄のロマンスカー2000系が展示されていました。

小布施駅 駅

待ち合わせした対向列車のゆけむり号が来ました。
展望車付きのロマンスカー同士のすれ違いも見られるなんて感激。本家の小田急も展望車付き車両は今は2編成しか持っていないので貴重なシーンかも。

そして本家ではなくなってしまった車内販売が健在。
おやきと栗羊羹を買っちゃいました。

須坂で途中下車。

須坂駅 駅

かつては屋代線との分岐駅でもあり車両基地もある須坂駅。
2023年までに引退したはずの元日比谷線3000系がいくつか残っていました。

鉄道むすめの朝陽さくらちゃん。キャラクター総選挙で第1位になった実力派。
改札前の出店では山菜や佃煮などとともにグッズも売っていました。

駅を出ると跨線橋があったので渡ってみると親切な窓がついていました。これいいですね。

須坂12:21>>長野電鉄普通長野行き>>善光寺下12:41
普通電車で移動。地下区間の駅も趣があったので降りてみたかったし。

善光寺下駅 駅

マッコウクジラとロマンスカーが現役の張り紙がありました。

改札を出ると壁画がなかなか充実。善光寺目当てのお客さんもこれを見たら終点まで乗りたくなるかも。

地上へ出て少し坂を登ると参道に出ました。雨ですが賑わっていました。

仲見世通り 名所・史跡

到着。お参りをした後、建物の周りを一周して徳川家大奥との関係を知る。

善光寺(長野県長野市) 寺・神社・教会

この旅行記を読んでいる人はお寺よりもこっちの方が好みでしょ。
善光寺交差点前にある長野市道路原標。円盤には世界各都市までの距離と方位が刻まれています。

参道を下りていくと名物の七味屋さん本店がありました。
店舗限定の「牛に引かれて善光寺参り」パッケージ版を購入。

根元 八幡屋礒五郎 本店 グルメ・レストラン

参道沿いには長野オリンピックの聖火台もモニュメントとして残っていました。

表参道 長野オリンピック メモリアルパーク 名所・史跡

参道には善光寺からの距離を示す石碑があり、奥に見える長野駅の手前は十七丁。
1丁は109mなのでここまで2km弱歩いてきました。

そして長野駅構内に十八丁の石碑があります。
阿弥陀如来の四十八のうち十八願が王本願というありがたいものにあやかってこの距離に駅を作ったんだとか。

長野駅 (JR東日本) 駅

長野14:10>>篠ノ井線普通松本行き>>姨捨14:40
最後にあの場所へ。

川中島を過ぎ、篠ノ井でしなの鉄道と別れ徐々に高度を増していきます。善光寺平を見下ろすこの車窓は素晴らしいけど天気悪い。

姨捨駅に到着。この駅は現役スイッチバック駅でいったん駅を通り過ぎてからバックしてホームに入ります。

姨捨駅 駅

通過する特急はホームには寄らずスイッチバックもせずそのまま通過していきます。

駅舎。同じように観光で途中下車した家族や一人旅の人もいました。

時間があったので線路を渡って姨捨公園へ。

田毎の月と呼ばれる名月が映る棚田がちょっと見えました。
それから千曲川と反対側に山々があるところまでは分かるものの霧と雲に包まれてそれ以上は判別できず。
ここの標高は550mくらい。

姨捨公園 公園・植物園

駅へ戻るときは別の踏切に回ってみました。本線と駅へ向かう線の2回線路を渡ります。

姨捨15:19>>篠ノ井線普通長野行き>>長野15:49
帰りは211系でした。

雨の中散歩したので長野駅東口1階にある駅そば榑木川(くれきがわ)で鹿肉きのこそばをいただきました。
八割蕎麦美味しい。鹿肉もちゃんと乗っていて独特の味香りを楽しめました。

榑木川 長野駅東口店 グルメ・レストラン

長野16:25>>北陸新幹線あさま626号>>東京18:12
帰りはあさまの自由席。お土産に名探偵コナンコラボのりんごタルトを駅で買いました。

長野新幹線 乗り物

東京駅のNewdaysで長野駅で押してきたスタンプを見せてコナンのアクスタキーホルダーをゲット。
普段あまり来ない丸の内地下南改札には国鉄の名台詞とC62動輪が展示されています。
「この地下駅は、次代を目指し、鉄道100年の技術を結集して完成した。」
人に翼の汽車の恩。終売になる週末パス最後の旅行これにて終わり。

動輪の広場 名所・史跡