早春のイタリアでおなか一杯　熟年夫婦の欲張り珍道中（その７：チンクエ・テッレ編）

2025/03/06 - 2025/03/06

【旅行記グループの概要】
32年ぶりにイタリアを旅行しました。前回は1993年1月の新婚旅行でした。定番の4都市で6泊したものの、外から見るだけ、写真を撮るだけ、バスの中から眺めるだけ・・・で終わってしまったところも多く。
今回は、21泊23日の行程で、思い出の地を再訪し、早春のイタリアを満喫しました。
フライトは、日系や欧米系に比べ割安の中国国際航空を利用。往路は羽田発北京経由ローマ着、復路はミラノ発北京経由羽田着の便に搭乗。
宿泊地は、滞在順に、ローマ6泊、ナポリ5泊、フィレンツェ5泊、ヴェネチア3泊、ミラノ2泊。
イタリア国内の移動手段は、主要5都市間は、民間の鉄道会社であるItaloの特急電車を利用しました。
旅行記は、滞在地ごとに、数冊に分けてしたためました。
【この旅行記（その７）の概要】
5日間のフィレンツェ滞在中、フィレンツェ発着で、あこがれのチンクエテッレに日帰りで行ってきました。移動は、往復とも、ピサ、ラスぺツィア乗り換えのトレ二タリアを利用。チンクエテッレ内も、リージョナルの電車で移動しました。最初はラスペツィアから一番遠いヴェルナッツァへ（といっても電車で20分）、次に、ラスペツィアに戻る電車で、マナローラへ、さらに戻って、リオマッジョーレの順で。3スポットそれぞれ1時間から1.5時間ほど滞在。写真をとりながら余裕をもって回ることができました。移動に約6時間、現地滞在は約4時間のスケジュールになりました。

エリア チンクエ・テッレ(イタリア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

フィレンツェSMN駅からピサまでリージョナルに乗車。ピサからラスペツィア間は、リージョナルに比べると、運賃がちょっと高くなりますが、乗り継ぎの関係で、フレッチャビアンカ（写真）を利用。白い車体が特徴的な座席指定の特急ですが、車内は狭く、スピードも速くありません。

1時間弱乗り、10分遅れでラスペツィアに到着。ヴェルナッツァまでの切符を買い、プラットフォームに停まっていたSESTRI行きのリージョナルに飛び乗ります。

ラ スペツィア駅 駅

ローカル線とは思えないきれいな2階建ての電車です。すでに多くの乗客が乗っていました。

ラ スペツィア駅 駅

20分ほどでヴェルナッツァに着きました。ヴェルナッツァのメインストリート。両側にお店が立ち並び、にぎやかな通りです。

ヴェルナッツァ 散歩・街歩き

メインストリートを進むと、海岸が現われます。入り江を囲むようにカラフルな建物が建っています。岩の上にサンタ・マルゲリータ・ディ・アンティオキア教会が見えます。

ヴェルナッツァ 散歩・街歩き

拡大しました。

ヴェルナッツァ 散歩・街歩き

絶景ポイントの入り口がわかりにくく、地元の人に道を教えてもらいました。親切に教えてくれたので、助かりました。イタリアでどこでも見られるような細い路地を登っていきます。

ヴェルナッツァ 散歩・街歩き

さらに階段を上ります。

ヴェルナッツァ 散歩・街歩き

トレッキングルートを進むと、ヴェルナッツァの絶景が現われます。

ヴェルナッツァ 散歩・街歩き

トレッキングルートを高台に上がっていきます。写真でよく見る、美しい絶景。こじんまりとまとまった街の全体像がよくわかります。

ヴェルナッツァ 散歩・街歩き

ヴェルナッツァには1時間ほど滞在し、駅に戻りました。

次の目的地マナローラまでの切符を買い、ラスペツィア行きの電車を待ちます。オフシーズンにも関わらず、この路線は、ほぼ、30分間隔で運行しているので、スケジュールが組み立てやすいです。

観光客がたくさん並んでいます。10分もかからず、マナローラに到着。

マナローラのメインストリート。

ポルトヴェーネレ、チンクエ テッレ及び小島群（パルマリア、ティーノ及びティネット島） 文化・芸術・歴史

ショップが立ち並び、にぎやかです。

ポルトヴェーネレ、チンクエ テッレ及び小島群（パルマリア、ティーノ及びティネット島） 文化・芸術・歴史

高台に登ると、チンクエテッレの有名な絶景が目の前に広がります。

ポルトヴェーネレ、チンクエ テッレ及び小島群（パルマリア、ティーノ及びティネット島） 文化・芸術・歴史

カラフルな建物が岩にへばりつくように建ち並んでいます。絶景を堪能したので、最後の目的地である、リオマッジョーレに行きましょう。

ポルトヴェーネレ、チンクエ テッレ及び小島群（パルマリア、ティーノ及びティネット島） 文化・芸術・歴史

マナローラから、リオマッジョーレまで、電車でひと駅、5分もかかりません。切符を毎回買うのが面倒ですね。

マナローラ駅 駅

車内はとてもきれいで、ゆったりとしています。

駅をおりると、徒歩10分もかからず、船着き場に着きます。展望台に上ると、ちょうど空が晴れ上がり、カラフルな建物が映えます。

ポルトヴェーネレ、チンクエ テッレ及び小島群（パルマリア、ティーノ及びティネット島） 文化・芸術・歴史

展望台から岩場に下りて違う角度から。さらに岩場の先に行けば、全景が収められたと思いますが、安全第一で自重。チンクエテッレは、どこに行っても、それぞれに違った魅力があり、絶景を堪能した1日でした。日帰りではもったいなかったです。さて、そろそろ帰りの電車の時間が近づいてきました。このころから、右足の親指の先が、だんだん痛くなってきました。うーん、いやな予感。名残惜しいですが、帰路を急ぎましょう。帰りは、行きと逆方向に、ラスペツィア、ピサ乗り換えで。帰りの電車が遅れたので、ピサからは、予定より1本あとの電車で、フィレンツェには18：30に到着しました。ホテルに帰ると、親指の先が赤く腫れあがっていて、痛みもひどくなってきました。これは、持病の痛風発作に相違ありません。旅行中に、食事で不摂生を続けていたので、てきめんですね。薬を飲んで抑えるしかないです。しばらく、暴食を控えないとなりません。（涙）

ポルトヴェーネレ、チンクエ テッレ及び小島群（パルマリア、ティーノ及びティネット島） 文化・芸術・歴史

この旅行記へのコメント （2）

• じんざえもんさん 2025/09/28 13:51:20

  チンクエ・テッレは２００９年に行きました。

  旅行記にもありますが、リオマッジョーレからヴェルナッツァまで、海岸線を歩きました。

  laoyeさん からの返信 2025/09/28 17:53:39

  RE: ご投稿ありがとうございます←チンクエ・テッレは２００９年に行きました。

  > 旅行記にもありますが、リオマッジョーレからヴェルナッツァまで、海岸線を歩きました。
  ＞＞じんざえもんさん様
  ご投稿ありがとうございます。チンクエテッレには、2009年に、すでに行かれておられるのですね。旅行記拝読いたしました。それ以外にも、すばらしい旅行を数多く続けてこられ、大変うらやましく思います。とても参考になりますので、これからもよろしくお願いいたします。