2025/02/11 - 2025/02/11
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りゅうさん
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雪の北陸周遊旅行2泊3日。2日目は金沢でレンタカーを借りて朝いちで白川郷へ向かいます。大雪で白川郷行きバスが欠航するようだとレンタカーで白川郷まで行く勇気はありませんが、今日はバスも運行しているとの情報を確認して白川郷へ。雪の白川郷を見学した後は、高速をそのまま北上して氷見うどんを食べるために氷見市へ。昼食後は雨晴海岸に立ち寄った後、海王丸パークで前回は外観見学のみだった海王丸に乗り込んで観光。最後は高岡の瑞龍寺へ。いずれも雪景色を堪能できた一日でした。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- 楽天トラベル
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雪の金沢駅前。駅前でレンタカーを借りて、今日は白川郷へ向かいます。
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先週は大雪でバスも欠航していた白川郷。今週はバスも運行していたので、レンタカーでも訪問可能と判断しました。
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富山県に入り、城端サービスエリアで休憩。物凄い雪です。ここから岐阜県高山の雪山へと入っていきます。
城端サービスエリア 道の駅
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高速は除雪されて問題なかったのですが、白川郷インターチェンジの坂は雪も残っていて車の重みを利用しながらゆっくり下りました。無事に公営駐車場に到着。
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朝一8時でレンタカーを借りて、1時間半で白川郷に到着しましたので、まだ10時前。駐車場には空きがありました。
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駐車場からは、であい橋を渡って白川郷へ。
であい橋 名所・史跡
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雪の白川郷は初めて。どこもかしこも雪に埋もれています。九州の人間だから雪見るだけで興奮します。
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であい橋もそうですが、車が通る中央の通り以外は除雪されているわけではありません。
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雪用のブーツを履いてきて正解。九州じゃ雪用ブーツなんて使わないもんなあ。
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ところどころお店がある所はこんな感じで雪かきされてます。ありがたい。
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屋根にも雪が積もってますが、頻繁に雪かきされていました。じゃないとこんなに屋根に雪が積もってしまう。
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そして屋根からおろした雪はここへ。なるほど、雨水管になってて雪を流してくれるのか。
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さて大通りを北上して、まずは和田家へ。白川郷で唯一国の重要文化財に指定されている合掌造りです。
国指定重要文化財 和田家 名所・史跡
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和田家は江戸時代庄屋を務めておられたそうです。1階には広間や書院造の床の間などがあります。
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囲炉裏のある大広間から2階へと上がる階段。3階構造の合掌造りですが、1階と2階が公開されています。
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中二階です。物置や使用人の部屋などが置かれていた場所です。
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こちらが2階。凄い広さ。こちらでは養蚕を営まれていたそうです。その当時使われていた道具が展示されています。
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2階まで上がると合掌造りの屋根構造が良く分かります。太い木材で屋根下地を支え、その間に細いクダリという木材をいれて屋根を支えます。
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斜めに入っているのがオオハガイという、いわゆる斜材です(上まで届いているわけではないから斜材じゃない?)。いずれも釘ではなく縄で結束されています。
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2階からの冬景色。こんな素敵な冬景色があるのかあ~と、ついため息が出ます。しばらく白川郷の冬景色を楽しんで、次は展望台へ行けるバス乗り場に向かいます。
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さて、町を見下ろせる萩町城跡展望台に行くには、シャトルバスか徒歩なんですが、和田家を出てバスセンターに向かう途中にシャトルバス乗り場があります。
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しかし、この日は先週の大雪が、気温の上昇で雪崩を引き起こす可能性があるとして展望台行きのシャトルバスは運行停止。山の上に写っているのが展望台。
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徒歩の場合、ここから展望台まで上がっていくんですが、こちらも通行止め。残念。雪がない季節であれば、バスと同じ道を自分の車で上がっていくことも出来ます。
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展望台に行かないなら時間も十分あるので、今までお邪魔したことがなかった神田家をご訪問。江戸末期建造の合掌造りです。なんと1階から4階まで公開されています。
神田家 名所・史跡
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1階の大広間。天井が高くて立派な大広間です。木造住宅を長持ちさせるため、常に囲炉裏に火を入れておられます。
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中2階、2階、3階、4階と、かなり大きな合掌造り。
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中2階は使用人が寝起きする場所で、火の安全を確かめる為の火見窓というのがありました。
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これ根曲がりの木です。一般的には木は真っすぐが好まれていて、根曲がりは価値が下がるとか言われるんですが、ここではしっかり活用されてて感動。
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こちらは2階です。こちらも作業部屋として作られています。生活道具や酒造りの道具が展示されていました。
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神田家では屋根の構造が分かるように説明書きがなされていました。こちらのオオハガイも凄く立派な木材が使われています。
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2階からの冬景色。
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3階に上がると養蚕の道具がたくさん展示されていました。こちらで養蚕をされていたそうです。
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3階からの冬景色。位置的には白川郷集落のど真ん中辺りに位置するので、集落の素晴らしい景色が堪能できます。
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次は明治23年建造の長瀬家にお邪魔しました。
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入口はこんな感じです。これは住まれている方大変だ・・・。本当に雪かき有り難い。
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こちらは医者をされてた家なんだとか。明治建造の5階建て合掌造りです。1階は見事な床の間があります。
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この仏壇も見事。500年前のものなんだとか。凄い。
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2階へと登ります。途中の中二階は使用人の部屋。
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こちらも3階、4階は農機具や養蚕の用具がずらりと展示されていました。
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長瀬家の次は明善寺へ。もう明善寺だかどうだか分からないほどの雪。雪に覆われているのは桜で、前回桜の季節に訪問した時は満開でした。.
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明善寺の看板が雪に埋もれそう。明善寺は本堂、庫裏、鐘楼が合掌造りのとても珍しいお寺です。
明善寺郷土資料館 美術館・博物館
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まずは明善寺の庫裏を見学。庫裏は5階建ての合掌造りで、白川郷で一番大きい合掌造りです。
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庫裏は江戸末期建造の合掌造りで、明善寺庫裡郷土館として運営されています。こちらも民具、農具が展示されています。
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明善寺庫裡郷土館見学の後は、隣接する本堂にもお参りさせていただけます。
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本堂は桁行7間のかなり大きな建物で、江戸末期建造の合掌造り。こちらは京都の東寺や醍醐寺にもある、浜田泰介画伯の障壁画だそうです。
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最後は一階広間の炉端を拝見して見学は終了。囲炉裏にはいつも火が灯されています。木材を燻して強化するためには欠かせません。もちろん防虫効果もあります。
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見どころ一杯の明善寺を後にして外へ。屋根まで届かんばかりの雪が凄い。
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こちらも雪が凄いことになっていますが、明善寺の鐘楼です。
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また大通りに戻ってきました。これをまっすぐ行くと白川八幡神社がありますが、今回はこのまま駐車場へ。
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川向うの駐車場へ戻るためにであい橋へむかいます。昼近くになって到着する人が増えてきました。
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帰りはもうこんな感じ。12時前までいましたが、であい橋は行く人と帰る人で大渋滞。
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橋の柵も高いわけじゃないので、ゆっくり慎重に渡ります。こんなに人が乗れるってのはかなり荷重が高い橋なんだな。
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駐車場の近くには高山地区の合掌造りを集めた野外博物館があります。たくさんの合掌造りが見れてお気に入りの博物館なんですが、行ってみると雪の中。
野外博物館合掌造り民家園 美術館・博物館
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雪なので余り見れませんよ?と受付の方から言われましたが、いつもより安い料金で入場。
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確かに雪だらけでたどり着けたのは4軒ほどでした。雪が積もっていなければ25軒の合掌造りと小さな滝のある田園風景を楽しめる博物館なのでおススメ。
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いや除雪していないとこんな感じになるんだ~と実感できました。本当に一歩たりとも前に進めない。
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売店もこの通り雪の中。雪の中に細い道を付けて営業されていました。
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白川郷の次は高速を1時間ほどかけて富山県氷見市へ。前回の北陸旅行では時間の関係で氷見うどんが食べれなかったので昼食は氷見うどんを食べたい。
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もう13時になっていましたが、道の駅氷見に到着。氷見うどんいただきます。
道の駅 氷見 道の駅
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漁港なんで海鮮丼がおススメなんですが、もう気分は氷見うどんなんだ。スマン。コシのある細いうどんで美味しかった~。
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さて今日の目的は海王丸。氷見から海王丸パークまで海沿いをドライブ。途中で雨晴海岸に立ち寄りました。
能登半島国定公園雨晴海岸 公園・植物園
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でもほんと、ここの道の駅の駐車場は混むんだよなあ。一発で入れたためしがない。
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道の駅から道路を渡って踏切を渡ります。氷見線に列車が通るとそれはまたいい感じの写真が撮れます。
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こちらは義経岩。義経堂があります。この岩を弁慶が持ち上げ義経が雨宿りしたという伝説があります。
義経岩 名所・史跡
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義経岩からの雨晴海岸の景色。前回はここから雪の立山連峰が見えましたが今日は曇り。
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こちらは女岩。立山連峰は見えませんでしたが、穏やかな海でいい景色でした。さあ次は海王丸パークへ。
女岩 名所・史跡
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氷見からは車で30分、海王丸パークに到着。前回訪問時は海王丸が休業だったので、今日は乗り込むのが目的。
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ちなみに晴れの日はここからも海王丸の後ろに立山連峰が見れて綺麗です。雨晴海岸よりも近いので大きく見えます。
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海王丸は水曜日が定休日になっていて、4月の最初の辺りに整備休業があります。前回桜の季節は整備休業中で入れなかった覚えがある。
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進水は昭和5年、総トン数2,268トン、全長97メートルの帆船です。現役引退したのは平成元年。
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受付を済ませてスロープを登り甲板に乗り込みます。
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マスト。4本のマストがあります。いやあ、おっきいねえ。総帆展帆といって帆を全部広げることがありますが、綺麗だろうな。
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こちらは船橋。レーダーなどの航海用器具がずらりと並んでいます。
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船橋から見た後甲板方向。右方向に見えるのが新湊大橋。ここは天気がいい時は立山連峰を前に見ながら渡れる橋。
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船橋の後は前甲板へ。ここから階段を降りて船内を見学できます。
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船内はこんな感じ。両側に部屋が並んでます。宿泊室、厨房、食堂、医務室などなど見学できます。
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訓練生の宿泊室。海王丸は商船学校の訓練船でした。1万人以上の訓練生を育てたそうです。
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お洒落な艦内用の階段。ほぼ二階分が公開されていて、かなり広い。
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機関室も見学できます。下には大きなエンジンが見えます。
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これは講義室。そっか訓練船だから講義もあるのか。図書コーナーもありました。
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船内にはこんな感じで子供用の展示もあります。
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こちらは船長公室。船長が賓客と会談したり、士官と会議したりする場所。
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船内には色々なパネルや写真も展示してあって、すごく充実しています。
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これは愛結びの部屋。進水がなんと2月14日なので、恋人の聖地に選定されているんだとか。「幸せの愛カギ」が部屋に結ばれています。
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これは士官が使う階段とのこと。さっきの階段よりゴージャス。お客さんを迎える時はこれを使うんでしょうね。
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士官サロン。とても広くて立派な部屋。船長や士官が食事や会議をするところ。
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後甲板に出てきました。これは舵輪。前にあるのかと思いきや、帆船は帆の状態を見ながら操船するので後ろにあるんだとか。
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船から見た新湊大橋。今回は渡りませんでしたが、立山連峰を見ながら渡るのは気持ちいいのでお勧め。
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一時間ほど見学を楽しんで下船。見学も面白かったし、雪と海王丸を撮影出来て最高でした。
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本日最後の訪問先は高山駅近くの国宝建造物、瑞龍寺です。海王丸パークからは下の道を30分ほどドライブします。
瑞龍寺 寺・神社・教会
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こちらは国宝の山門。瑞龍寺は建築好きならご存じ、山上善右衛門嘉広の作。那谷寺や気多大社などの名建築で知られる「加賀百万石の名匠」です。
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境内には雪が積もっていました。この瑞龍寺は禅寺特有の伽藍配置です。真ん中に山門、仏殿、法堂を置き、左右に禅堂と庫裏を置きます。同じく禅寺の永平寺と一緒。
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こちらは一番奥にある法堂。国宝建造物です。瑞龍寺建造当初からの建造物で1655年完成。唐破風の向拝が付いた入母屋造の立派な建物。
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桁行は十一間もあるそうです。とにかくでかい。すべてではありませんが、禅宗様の建築は土間を多用します。
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法堂の隣にある大茶堂。重要文化財に指定されています。この漆喰仕上げの天井が大好きです。微妙に湾曲している船底形の天井は防火対策として作られたもの。
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こちらは禅堂のお向かいにある大庫裏。こちらも漆喰仕上げの「土天井」になっています。
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真ん中にあるのが仏殿です。こちらも国宝指定。
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屋根は裳階付きの一重入母屋造り。禅宗様らしく、中はかなり高い空間が確保されています。
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仏殿の凄さはこの組物です。三手先の組物が所狭しと並んでいます。写真の三手先は裳階上の組物と繋がっています。
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江戸時代建造ですが、しっかりと禅宗様を踏襲した造りになっています。窓は火灯窓、扉は桟唐戸、木鼻も禅宗様。
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さて瑞龍寺の参拝は16時半まで。16時半になったため、瑞龍寺を後にして高速で石川県に戻ります。
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高岡から高速で1時間15分。石川県南部の山代温泉に到着。山下屋に宿泊しました。2日目は以上で終了。
大江戸温泉物語Premium 山下家 宿・ホテル
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