雪の金沢、白川郷、高岡、加賀2泊3日（1日目は金沢）

2025/02/10 - 2025/02/10

久しぶりに雪景色を見に行こうと２月に金沢観光を計画。まあ金沢に行くなら白川郷も行こうかなと、大雪が収まった次の週に2泊3日で訪問。雪の状況を見ながらギリギリにホテルを予約したので、飛行機ではなく新幹線で金沢へ向かうことに。しかし気温も上がり、雪は結構溶けてしまった状況でした。でも福岡の人間からすればこれでも大雪。
初日は金沢市の観光。2日目は白川郷と高岡市。3日目は石川県南部の温泉郷と那谷寺。雪の北陸地方を周りました。
初日の金沢観光は、金沢駅前からバスで尾山神社へ。後は徒歩で長屋武家屋敷跡、兼六園、金沢城公園、ひがし茶屋街と周り、ひがし茶屋街近くのバス停からバスで金沢駅に戻りました。金沢駅に隣接するホテルに宿泊。

エリア 石川

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: レンタカー 新幹線 JR特急
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: 楽天トラベル

雪の北陸2泊3日。まずは金沢までＪＲで向かいます。博多から京都まで新幹線、京都からはサンダーバードで敦賀、敦賀から金沢までは北陸新幹線で移動。福井に入ると一面の雪。

金沢駅に到着。2年ぶりの金沢ですが、雪の金沢は初めて。ロッカーは全部埋まってたので、駅からすぐ、本日宿泊予定のホテルに荷物を預けて観光へ出発。

この鼓門があるもてなしドームからバスに乗ります。周遊バスが便利ですが、大人気で乗車待ちの列が長かったので普通の路線バスに。

鼓門 名所・史跡

尾山神社へ行くルートはメインルートなので結構バスがあります。尾山神社は大通りからちょっと入ったところにあります。

まずは階段を登って神門をくぐります。和漢洋の三様式を混用とのことですが、凄いデザイン。明治8年建造の重要文化財です。

尾山神社 寺・神社・教会

神門をくぐって拝殿にてお詣り。ここは利家とまつをお祀りした神社です。

拝殿側から見た神門。一層目は石積み、2層目と3層目は漆喰、昼間だと良く分かりませんが、3層目はステンドグラスになっています。

拝殿から南に向かうと神苑があります。神苑の池が凍ってる！

神苑を東に進むと金沢城公園側の出口。こちらは東神門。旧金沢城の二の丸の唐門を移設したものです。なぜか前回訪問時は写真に撮っておらず、今回は忘れずに撮影。

こちらは金沢城公園の鼠多門。ここからも金沢城公園に入れます。玉泉院庭園に出ますが、五十間長屋に行こうとすると坂を登ります。

金沢城公園 鼠多門 名所・史跡

金沢城へ行く前に、まずは初訪問となる長屋武家屋敷跡へ。神社からは徒歩で10分くらい。雪の中を頑張って歩きます。

長屋武家屋敷跡に到着。この「こも掛け」が見たかったんですよね～。

長町武家屋敷跡界隈 名所・史跡

冬になると町並みの土塀を雪や凍結から守るために、「こも掛け」というのが行われます。

こんなにずらりと「こも掛け」が行われるんですね。石畳の小径もいいなあ。文字通り立派な武家屋敷が残っていて延々と土塀が続いています。

有名な観光地ではあるので、この界隈、こういう飲食店や小物の販売店などが並んでます。

個人の方が住んでおられるのか、表札の付いた立派な屋敷もありました。登録有形文化財の札も一緒にありました。

小径を進んでいくと大野庄用水に出ます。この用水に沿って、野村家、足軽資料館、老舗記念館、休憩所などがあります。

まずは用水を北に進んで武家屋敷野村家へ。お菓子屋さんのお隣にあります。前田利家の直臣だった人のお屋敷。

武家屋敷跡野村家 名所・史跡

こちらは庭園が見事。この庭園は海外でも有名らしく外国人観光客でいっぱいでした。

こちら野村家は大野庄用水の側に建っています。その水を庭に引き入れて曲水を作っています。広さはありませんが、とても凝った庭造り。

また野村家伝来の家具、書状、刀剣などを展示する、鬼川文庫という資料館も併設されています。

こちらは上段の間。藩主を招いたお部屋で、格天井になっている見事なお部屋です。2階には茶室もありました。30分ほど見学させてもらいました。

ここは高田家跡。野村家のすぐ近くにあります。門のみで屋敷は残っていません。この先には足軽資料館もありますが、時間がないのでここでUターン。

旧加賀藩士高田家跡 名所・史跡

Uターンして用水路沿いを老舗記念館まで歩きましたが、今日は定休日でした。残念。

元来た道を戻って次は兼六園へ歩きます。武家屋敷跡は野村家見学も含めて1時間程度の滞在時間でした。

次は兼六園ですが、普段なら10分程度の距離を雪の中20分程度かけて歩きました。この建物は石川四高という高校の校舎だったそうです。

こちらは旧石川県庁舎本館。今は迎賓館とのこと。

やっと金沢城公園が見えてきた。お堀もこの通り凍ってる。

兼六園に向かう途中、石浦神社という神社があったので立ち寄ってお詣りしました。

石浦神社 寺・神社・教会

お隣に小さなお稲荷さんがあって、そこまでの道がこんなことに。紫色のおみくじが赤い柵に結ばれて綺麗。

石浦神社にお詣りした後は、神社の側から坂を登って兼六園に入ります。あまり並ばずに入れました。

兼六園 公園・植物園

そのまま右の方向に進み、舟之亭の前を通ります。ほんと、このあずま屋は舟の形をしてるな。

さらに進むと成巽閣。ここは前田家の奥方御殿。兼六園から入れますが、別途入館料が必要。

成巽閣(歴史的建造物) 名所・史跡

いやね、もう何回も訪問してるしね、今日は時間もないし・・・。でも入っちゃうんだよなあ・・・。成巽閣大好き。

内部の撮影は出来ませんが、謁見の間の彩色豊かな両面彫りの欄間、二階群青の間に使われている美しい群青色。天井の組み方も工夫されていて何度見ても飽きません。

お庭も風情があります。つくしの縁庭園と万年青（オモト）の縁庭園があります。写真は万年青（オモト）の縁庭園。雪の御庭いいなあ・・・。

いつも兼六園滞在時間の半分はこの成巽閣で費やしてしまう・・・。ちなみに江戸末期建造で重要文化財です。

さて成巽閣を後にして再び兼六園を散策。もう時間は15時。

ヤマトタケルの像も寒そう。

春になると満開になる旭桜もこの通り。

雪の雁行橋。

兼六園眺望台からの金沢の眺望。

唐崎松の雪吊り。雪の重みで松が折れないように吊ってありますが、ちょっと温かくなって雪は積もってません。

また今日は雨になったんで、雪が落ちたのかな。でも池は凍ったまま。

兼六園のシンボル、徽軫灯籠と凍った霞が池。

徽軫灯籠からそのまま出入口に行くのはもったいないので霞が池をぐるりと散策。

成巽閣も含めて1時間くらいの滞在でした。いつもよりは観光客は少なかったかな。

そのまま入り口前の橋を渡って次は金沢城公園へ。

こちらは石川門です。金沢城跡の重要文化財は、この石川門、鶴丸倉庫、三十間長屋の３つ。

石川門 名所・史跡

石川門をくぐると一面の雪。三の丸広場です。正面に五十間長屋と菱櫓が見えます。

金沢城公園 公園・植物園

石川門も雪の中。前回訪問時は公開されていましたが、この雪じゃ公開してないな。

五十間長屋は入場できますが、最終入館が16時までと結構早い。ちょうど時間は16時で、ちょうど閉館時間でした。

五十間長屋は平成になってから復元されもの。奥にあるのが文字通り菱形の菱櫓。一緒に復元されました。

こちらも一緒に復元された橋爪門続櫓と橋爪門。これらを有料で見学できます。公園自体に入るのは無料。

こちらが重要文化財の三十間長屋。前来た時には中が特別公開されていました。

次は玉泉院丸庭園。利家の子、利長の正室玉泉院の屋敷があったところ。

坂を下って玉泉院丸庭園に降りていきます。庭園からは重要文化財の三十間長屋が見えます。

雪の玉泉院丸庭園も良いねえ。もう16時を過ぎて誰もいません。静かな雪の庭園。

金沢城公園 玉泉院丸庭園 名所・史跡

こちらが鼠多門。これを出て進むと先ほど訪問した尾山神社に行くことが出来ます。

金沢城公園 鼠多門 名所・史跡

さてこのままいつものように第六旅団司令部に進もうかと思いきや、雪で通行止め。元来た道を引き返しました。引き返しは登り道。

坂を登って再び二の丸広場へ。広場の北側の道をぐるりと進むと河北門に到着。

こちら、数年前に建てられたばかりの河北門から新丸広場に向かいます。

河北門から見た新丸広場。とにかく広い。北海道の雪景色みたい。

新丸広場は元々、前田家重臣の屋敷が立ち並んでいた場所なんだとか。だからひたすら広いんですね。

新丸広場は周りになにも遺構がないので、北海道のような風景が撮れてしまった。

新丸広場を北上して大手門に出てきました。この門を出てきたのは、ひがし茶屋街まで一番近い門のため。

大手門からひがし茶屋街まで徒歩で10分ほどです。浅野川大橋を渡って茶屋街へ。また雪が降ってきた。

ひがし茶屋街に到着。時間は17時。一度は夕方の茶屋街にも行ってみたかったので丁度いい時間。

ひがし茶屋街 名所・史跡

でもお店はまだ開いてます。18時くらいまでは開いているようです。

おお、志摩が開いてた。でも17時までだし、今回は見学しないでおこうと素通りしたんですが、後で調べたら17時半まででした。見学できたのに～。

志摩は江戸時代建造の茶屋で、我が国で唯一、重要文化財に指定されている茶屋で、一般公開されています。

一階が帳場や準備の間、二階がベンガラ色のお遊びの間になってます。茶屋を見学できる貴重な建物なのでおススメ。

ひがし茶屋街の建造物と言えば、この出格子(道側にせり出した格子)。

お店がまだ開いている時間だと、出格子から漏れる光が美しい。

ひがし茶屋街をぐるりと散策し、途中でお土産にきんつばを買って元来た道へ。

んんん？いつも金箔ソフトを買い求める人が列をなす箔一さんに人が並んでない？閉店間際だから？雪が降ってるから？

箔一 (東山店) 専門店

これはチャンス！こんな機会は滅多にないと金箔ソフトを注文。ちゃんとお写真どうぞ？と撮影タイムを取ってくれます。

店内でいただきました。初めて金箔ソフトを食べました。

ひがし茶屋街の後は橋を渡って主計町茶屋街を通りました。こちらはひがし茶屋街のようにお土産さんなどはなく、料亭や茶屋が立ち並ならんでいます。

主計町茶屋街 名所・史跡

この中の橋まで行って引き返しました。欄干がライティングされて綺麗。渡るのはもったいない。

中の橋 名所・史跡

主計町茶屋街からは橋場町のバス停まで戻り、バスで金沢駅に。

金沢駅に到着。荷物を預けたホテルにチェックインして夕食へ。駅内には金沢名物のおでんや寿司が食べれる店が並んでますが、人も並んでます。

鼓門 名所・史跡

そこで駅近くの金沢フォーラスにある牛タン東山で夕食。名物にはこだわらないので金沢に来た時は金沢フォーラスのレストラン街で食事してます。これで一日目は終了。