四国を鉄道で巡る旅（おまけ）

2025/04/12 - 2025/04/13

ご覧いただき、ありがとうございます。

ぞうぷうでございます。

２週間前にＪＲ四国全線フリーきっぷ（３日間用）を利用してＪＲ四国の駅巡りをしましたが、仕事で徳島県に行くことになったため、そのついでに１日だけ駅巡りをすることにしました。
※仕事では年に数回徳島県に行ってます。

前回は特急列車の利用ができて、愛媛県・高知県の駅を中心に訪問しましたが、今回は普通列車しか利用できないきっぷを購入したために行動範囲は狭く、前回はあまり行けなかった徳島県と香川県の駅を少しだけ訪問しました。

なお、今回は鉄道のあとに自動車に乗るため「呑み」はありません。（泣）

写真はすべてスマートフォンで撮影したので、縦長の写真が多くて申し訳ございません。

エリア 吉野川・阿波・脇町(徳島)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: JRローカル 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

前日は徳島空港近くのビジネスホテルに宿泊しました。
土曜日の宿泊にもかかわらず、楽天トラベルで3,000円と格安でした。

ビジネスホテルニュースカイルート 宿・ホテル

部屋内はこのような感じで清掃は行き届いていました。
ただし喫煙可能の部屋だったので、タバコのにおいが少し染みついている感じでした。
このホテルの１階には居酒屋が、すぐそばにはスーパーマーケット・カレー屋がありますので飲食に関しては便利だと思います。

朝８時過ぎ、ホテルより車で20分ほどにある佐古駅に向かいました。
佐古駅は徳島駅の１つ隣にある駅です。
高架下にある駐車場は１日200円で、徳島駅に駐車するよりも格安でした。
※徳島駅の横にある駐車場は１時間320円で24時間最大料金は2,000円でした。

駐車する日数分の料金を先に支払います。（⇐これがミソ、日数分なので２日、それ以上でも大丈夫ですが、最大何日までいけるかはわかりません。）
チケットは自動車のダッシュボードに置くシステムでした。

私が駐車した高架下の駐車場はもともと駐車可能台数が少ないため、ほとんど埋まっていて、この日はギリギリで置くことができましたが、付近には１日250円の駐車場もあってこちらはかなりの空きがありました。
※こちらの駐車場のほうが若干佐古駅に近いです。

この日は残念ながら雨が降っていましたが、佐古駅より乗り鉄をスタートします。
佐古駅付近にはコンビニとスーパーマーケットがありました。

佐古駅 駅

コンコースには自動販売機が１台設置されていて、無人駅でした。
なお、今回使用するきっぷは「四国再発見早トクきっぷ」という商品です。
このきっぷの利用条件を「ざっくりと」説明すると、
①　ＪＲ四国全線の普通列車が利用できる
②　土曜日と休日のみ利用可能
③　前日までに購入で価格は2,400円
④　特急列車を利用する場合は、料金券・乗車券の両方が必要
とこんな感じで、私は前日に「しこくスマートえきちゃん」というアプリで購入しました。

佐古駅は高架駅で、高徳線・徳島線・鳴門線の列車が発着します。

そのため時刻表を見るとそこそこの本数の列車があるのですが、

特筆するのは７時台・９時台の発車時刻で、７時台は１分後に・９時台は２分後に徳島方面の列車が発車する等、極端な部分があるところです。

まずは鳴門駅に向かいます。
鳴門行きの列車が入ってきましたが、列車の傾きがすごいのもこの駅の特徴だと思います。
佐古 8:30⇒鳴門 9:01

列車は１両でお手洗いのある車両でした。
窓側座席も空席がありました。
さっそく朝ご飯を食べることとしました。
左側のパンに貼付されているピンク色の点数シールですが、地味に家庭で集めているみたいだったので、きれいに剥がして持って帰りました。（笑）

列車は吉野川を渡ります。
お天気が悪いのが残念でした。

鳴門駅に到着、この駅では約７分で折り返します。

鳴門駅 駅

時間は少ないのでちょっと急ぎ目に駅前を撮影しました。

駅内は緑の券売機が１台設置されていて、この時間は有人でした。

鳴門駅は盲腸線の終着駅なのですが、

頭端式ホームのため、駅入り口からホームまでの段差はありません。
列車は鳴門駅に到着後は一旦ドアを閉めて、運転士が移動した後にドアを開けるオペレーションでした。
鳴門駅からは13名が乗車しました。
鳴門 9:08⇒佐古 9:45

途中の池谷駅では約８分停車しました。
この駅で高徳線と鳴門線が分岐します。
鳴門線が発着する４番ホームの脇に、鳴門線のゼロキロポストがあります。
雨が強くなっていたのですが、

池谷駅 駅

雨に濡れながら跨線橋上から鳴門線のホームと、

駅舎を撮影しました。
駅舎の左側が鳴門線、右側が高徳線となりますが、いずれも跨線橋を渡らなければホームに行くことができません。
この駅では高徳線上り・下り両方の特急列車との接続もあったのですが、上りの特急列車が遅れて到着したので、約３分遅れて発車しました。

列車が少し遅れたので、佐古駅での待ち時間は約８分となりました。
この駅から次は徳島線の列車に乗ります。
佐古 9:56⇒学 10:42

列車は１両でお手洗いのある車両でした。
徳島線では府中と書いて「こう」と読む駅があります。
府中駅は広島県の福塩線にＪＲ西日本の駅、東京都に京王線の駅があります。
（読み方は「ふちゅう」です。）
愛知県の名鉄線は「国府」と書いて「こう」と読みます。

府中駅 駅

途中の鴨島駅でたくさんの下車があり、そこから３駅先の学駅で下車しました。
この駅で約10分滞在します。

学駅 駅

この駅で３名が下車しました。
この駅は11年前に車で訪れたことがあるのですが、鉄道を利用しての訪問は初めてです。

学駅で有名なのは、この駅の入場券５枚（御入学）と縁起が良い「合格祈願きっぷ」です。
この駅は無人駅のため販売はしていませんが、主要駅・Webで販売されています。

駅舎はなかなか趣があり、

入口には地名の由来も掲示されていました。

駅前には商店がなく、自販機のみがあります。
この駅から吉野川に向かって15分ほど歩いたらコンビニと飲食店（とんかつ屋）があります。
当初の予定ではこの駅で１時間の時間を取っていたのですが、天気が悪かったので10分で折り返すことにしました。

折り返しの列車が入ってきました。
列車は２両つないでの運転で、お手洗いのある車両でした。
この駅からの乗客は、私ともう１名でした。
学 10:53⇒石井 11:27

学駅の次の駅、阿波川島駅では約８分の停車時間があったので、

阿波川島駅 駅

ちょっと駅の外に出てみました。
駅前から見る限り商店は見当たらなかったのですが、この駅始発・終着の列車が日中は１時間に１本設定されています。

牛島駅では約４分停車しました。
この駅では下り穴吹行き列車と行き違いをします。
乗り換えようと思ったのですが、跨線橋を渡っている間に発車しました。
さすがに列車行き違いでの１分乗り換えは不可能です。

牛島駅 駅

ということでさらに２駅先の石井駅で下車して下り列車に乗り換えます。

石井駅 駅

石井駅では約18分の待ち時間が発生しました。
特急剣山号も停車する駅ですが、日中の３号と４号（いずれもアンパンマンカー連結）はこの駅を通過します。

この駅ではちょっと珍しいこのような駅名標がありました。
石井 11:45⇒鴨島 11:58

１両の普通列車で鴨島駅に向かいました。
鴨島駅は沿線の主要駅で、すべての特急列車が停車します。

鴨島駅 駅

鴨島駅では約35分の待ち時間があったので、

駅前商店街を少し歩いたところに食堂を発見、こちらで昼食を頂くことにしました。
鴨島駅併設のコンビニは閉店していたので、これは助かりました。

※撮影の許可を頂いています。
入店時は私１人で、懐かしい雰囲気のある食堂でした。

肉うどん（650円）を注文しました。
雨が降っていたこともあり、食べてホッとした感じがしました。
メニューは麺類・寿司・定食・丼物と豊富で価格は、
きつねうどん：520円
にぎり寿司：1,280円
トンカツ定食：1,150円
カツ丼：870円
カレーライス：680円
といったところです。

雨はまだ降っていましたが、商店街に食堂があったおかげで傘をささずに済みました。

鴨島駅は「一応」有人駅なのですが、
平日の7:10～11:30と13:10～15:30しか窓口は開いていないようです。
なお、みどりの券売機が設置されていました。

特急剣山号が入ってきましたが、手持ちのきっぷでは乗ることができないので、

10分後に入ってきた普通列車に乗りました。
鴨島 12:33⇒佃 13:40

列車は２両つないでの運転で、お手洗いのある車両でした。
私は後寄りの車両に乗りましたが、前寄りの車両とあわせて乗客は20名程度でした。
車内には朝の連続テレビ小説の吊り広告がありました。

穴吹駅の１つ手前の川田駅を過ぎたあたりから列車は吉野川に沿って走行します。
徳島線に乗っていて残念なことは、沿線にソーラーパネルの設置が多かったことです。

車窓右側より土讃線の線路が見えてくると、

佃駅に到着します。
この駅での乗り換えは約２分で、すでに土讃線上り普通列車がとまっていたので急ぎ目に乗り換えをしました。
佃 13:42⇒多度津 14:46

佃駅 駅

列車は１両でお手洗いのある車両でした。
雨は上がり、だんだんと明るくなってきました。

列車はこの前訪問した坪尻駅に停車、この駅から少年４名が乗ってきて、２名下車しました。
実は今乗っている列車がこの駅の上り最終列車で、この駅はすぐの発車でした。
下車した２名は間違いなく１時間後の下り列車で阿波池田方面に折り返すと思います。
スイッチバック駅なので一度側線に入ってから、

坪尻駅 駅

坪尻駅を後にしました。
なお、暖かくなってくるとマムシやいろんな虫が発生するので、訪問する際はそれなりの対策をしたほうが良いと思います。

讃岐財田駅では約９分停車して、下り南風11号との行き違い通過待ちをしました。

讃岐財田駅 駅

この駅は土讃線の普通列車を利用した際に、対向列車の行き違い通過待ちで数分間停車することの多い駅なのですが、駅舎はなくてこのような簡素な駅でした。
駅舎の維持が大変なので、これからもこのような駅が増えるのだろうと思います。

ホームでは坪尻駅から乗った少年が一生懸命に撮影をしていました。

琴平駅からはインバウンドが４名乗車しました。

JR 琴平駅 駅

多度津駅では約15分の時間があったので、駅前のコンビニで買い物をしました。
今回は「呑み」がないのが非常に残念ですが、自動車なので仕方がありません。（泣）

多度津駅 駅

多度津駅からはこの日初めて「電車」に乗ります。
観音寺発の快速「サンポート南風リレー号」で、この駅で12分間の停車中でした。
多度津 15:02⇒端岡 15:25

列車は２両つないでの運転で、お手洗いはありませんでした。
乗客は多くありませんが、ロングシートに着席しました。
この列車は坂出駅までは各駅に停車して、そこから高松駅までは快速運転で途中端岡駅のみに停車します。
端岡駅はちょっと変わった構造の駅なので下車してみました。

端岡駅 駅

この駅では約15分の時間があります。
端岡駅は快速サンポートは停車するのですが、快速マリンライナーは一部の列車（早朝・深夜）しか停車しません。

以前は有人駅でしたが、昨年（2024年）３月より無人駅となってしまいました。

右側のホームは０番線で、左側のホームは１・２番線です。
駅の時刻表を見ると、高松方面の列車は０番線と２番線に停車しますが、どのような時に１番線のドアを開けるのかはわかりません。

坂出方面の列車はすべてこちらのホーム（左から３番線・４番線）に停車します。
ホームが千鳥配置になっていて、珍しい造りだと思いました。
端岡 15:40⇒高松 15:51

高松駅ではQRコード専用の自動改札機があったので、「しこくスマートえきちゃん」アプリでQRコードを出してかざしましたが、私がかざす画面を間違えたみたいでエラーが出ました。（泣）

高松駅 駅

まだ時間があるので、高松駅からは快速マリンライナーで瀬戸大橋を渡ることとします。
列車は５両つないでの運転で、高松方１両は指定席（グリーン席）です。
発車10分前なら前寄り車両（岡山方）は空いていたのですが、発車時には一部の通路側座席のみに若干空きがある状態になりました。
高松 16:10⇒児島 16:39

快速マリンライナー (高松～岡山) 乗り物

午前中は雨模様でしたが、この時間は天気が回復して坂出駅付近で讃岐富士を眺めて、

飯野山(讃岐富士) 自然・景勝地

瀬戸大橋を渡り、

瀬戸大橋 (香川県) 名所・史跡

児島駅で下車しました。
ＪＲ西日本の駅でしたが、スマホ画面を提示して普通に改札を出ることができました。

児島駅 駅

瀬戸大橋を列車で渡るためだけが目的で児島駅に来たのですぐに折り返しました。
児島 17:06⇒高松 17:36

再び高松駅に戻り約６分の接続で、

切り欠きホームの２番線に停車中の普通列車で徳島駅に向かいます。

高松⇒徳島間を直通する下り普通列車は１日６本が設定されていて、上りは１日５本の設定です。
列車は２両つないでの運転で、お手洗いのある車両でした。
高松 17:42⇒徳島 20:07

高松駅発車時はボックス座席にも空きがあったのですが、栗林公園北口駅・栗林駅で乗車があり、立ち客が発生しました。
讃岐牟礼駅発車時に琴電志度線の列車が見えました。

列車が三本松駅に到着したころには暗くなってきて、

三本松駅 駅

ついにこのような状態になりました。

徳島駅に到着しました。
ここからは適当な行程となります。

徳島駅 駅

徳島県は全国で唯一「電車」が走っていない都道府県でかつ、県都の駅で自動改札がないのも徳島駅のみです。
※山口駅は簡易改札機が設置されているのでここでは除外しています。

この郵便ポストもおなじみの光景となりました。

実は徳島駅近くの飲食店で「徳島ラーメン」を頂いたのですが、麺が粉っぽくてイマイチだったので、この旅行記では不掲載といたします。

徳島駅からは普通列車で、

車を置いている佐古駅に戻りました。
スマートフォンの電池がほとんどなくなったので、徳島駅発車時に車掌さんに画面を先に見せて確認いただきました。
徳島 20:52⇒佐古 20:54
これで乗り鉄は終了です。

これからは自宅に帰るのですが、ちょっと足を伸ばしてこちらのコインスナックに立ち寄りました。
佐古駅から約40分もかかりました。（泣）

こちらのコインスナックは2022年１月以来、約３年ぶりの訪問です。
レトロ自販機を置いているのですが、瓶入り飲料はほとんど売り切れで、

麺類の自販機も相変わらず故障中だったのですが、

全国でも珍しいカレーの自販機が唯一稼働していました。
今回は徳島ラーメンを食べてからあまり時間がたっていなかったため食べませんでしたが、次回は食べてみたいと思います。
徳島県へは年に数回は仕事でお邪魔するので、次は違うルートで駅巡りをしようと思っています。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。