カーニャクマリ旅行記(ブログ) 一覧に戻る
南インドの旅3日目は、マドゥライからバスでひたすら南に向かいます。そしてインド最南端のカンニャークマリ(コモリン岬)に到達しました。この岬は、太陽が海から昇って海に沈む唯一の場所です。その海は、アラビア海・インド洋・ベンガル湾の3つの海が接しています。古代ギリシャの文献に既に聖なる場所としての記述がある程、歴史は古く、ヒンズー教徒たちはこの海に入って沐浴をします。<br />岬の目の前に、小さな島が2つあります。左の島にはヒンズーの記念堂が、右の島には詩人の巨大な石像があります。2つの島へは小型のフェリーで行くことが出来ます。本来はツアーでは島に行く行程はなかったのですが、マドゥライから乗って来たバスに不具合があったので、お詫びにと行くことになりました。さすがに3つの海がぶつかり合う場所で、フェリーの揺れっぷりは尋常ではなかったです。2つの島の間には橋が掛かっていて、足元が透明なガラス張りで海が見えるので大人気でした。島の観光を終えると、岬から少しずれた公園で太陽が海に沈むのを見学しました。実際には水平線より上で太陽は見えなくなりました。<br />

ドラヴィダ文化の南インドは南国ムード(4) カンニャークマリ(コモリン岬)

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2025/02/18 - 2025/02/25

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ミズ旅撮る人

ミズ旅撮る人さん

南インドの旅3日目は、マドゥライからバスでひたすら南に向かいます。そしてインド最南端のカンニャークマリ(コモリン岬)に到達しました。この岬は、太陽が海から昇って海に沈む唯一の場所です。その海は、アラビア海・インド洋・ベンガル湾の3つの海が接しています。古代ギリシャの文献に既に聖なる場所としての記述がある程、歴史は古く、ヒンズー教徒たちはこの海に入って沐浴をします。
岬の目の前に、小さな島が2つあります。左の島にはヒンズーの記念堂が、右の島には詩人の巨大な石像があります。2つの島へは小型のフェリーで行くことが出来ます。本来はツアーでは島に行く行程はなかったのですが、マドゥライから乗って来たバスに不具合があったので、お詫びにと行くことになりました。さすがに3つの海がぶつかり合う場所で、フェリーの揺れっぷりは尋常ではなかったです。2つの島の間には橋が掛かっていて、足元が透明なガラス張りで海が見えるので大人気でした。島の観光を終えると、岬から少しずれた公園で太陽が海に沈むのを見学しました。実際には水平線より上で太陽は見えなくなりました。

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
同行者
一人旅
交通手段
観光バス 徒歩
旅行の手配内容
ツアー(添乗員同行なし)
利用旅行会社
クラブツーリズム
  • 7時少し前、マドゥライのホテルの部屋から朝日が見えました。明日はカンニャークマリで日の出を見ます。

    7時少し前、マドゥライのホテルの部屋から朝日が見えました。明日はカンニャークマリで日の出を見ます。

  • 8時半にホテルを出発して南下、一路カンニャークマリを目指します。<br />

    8時半にホテルを出発して南下、一路カンニャークマリを目指します。

  • 随分バイクが増えました。かと言ってベトナムのようにバイクだらけにはなっていません。インドではヤマハが人気です。2021年にはインド最大の自転車メーカーであるHERO Motors社と電動アシスト自転車用モーターユニットの製造を行う合弁会社を設立しました。インドをヤマハのモーター搭載の電チャリが走ります。<br />

    随分バイクが増えました。かと言ってベトナムのようにバイクだらけにはなっていません。インドではヤマハが人気です。2021年にはインド最大の自転車メーカーであるHERO Motors社と電動アシスト自転車用モーターユニットの製造を行う合弁会社を設立しました。インドをヤマハのモーター搭載の電チャリが走ります。

  • マドゥライは都会なので特にそうですが、リキシャの姿は見られません。三輪車のオートリキシャも数が減っています。道路が綺麗になりました。今回の旅でインドが本当に豊かになった、一般庶民の経済力が上がったと実感しました。古くからのインド・ファンには、小綺麗になったインドはちょっと寂しいのですが。<br />

    マドゥライは都会なので特にそうですが、リキシャの姿は見られません。三輪車のオートリキシャも数が減っています。道路が綺麗になりました。今回の旅でインドが本当に豊かになった、一般庶民の経済力が上がったと実感しました。古くからのインド・ファンには、小綺麗になったインドはちょっと寂しいのですが。

  • 郊外に出ると、ヤシの木とバナナの畑が広がります。一気に南国ムードが高まります。インドは北回帰線の通る国です。北回帰線とは、夏至の日に太陽が真上に来る場所で、北緯23度26分の緯線を言います。都市で言うと東はコルカタ(旧カルカッタ)と西はアーメダバードを結んだ線というイメージです。北回帰線と南回帰線の間が熱帯なので、インドは熱帯と亜熱帯を跨いだ国と言えます。<br />首都のデリーは亜熱帯ですが、4・5月には酷暑期があり、お世辞にも熱帯より涼しいとは言えません。ヒマラヤ山脈の南側まではモンスーンの影響を受ける地域だからでしょう。近年は7月も酷暑です。とても観光なんて出来ませんでした。<br />

    郊外に出ると、ヤシの木とバナナの畑が広がります。一気に南国ムードが高まります。インドは北回帰線の通る国です。北回帰線とは、夏至の日に太陽が真上に来る場所で、北緯23度26分の緯線を言います。都市で言うと東はコルカタ(旧カルカッタ)と西はアーメダバードを結んだ線というイメージです。北回帰線と南回帰線の間が熱帯なので、インドは熱帯と亜熱帯を跨いだ国と言えます。
    首都のデリーは亜熱帯ですが、4・5月には酷暑期があり、お世辞にも熱帯より涼しいとは言えません。ヒマラヤ山脈の南側まではモンスーンの影響を受ける地域だからでしょう。近年は7月も酷暑です。とても観光なんて出来ませんでした。

  • どこまでも続くヤシの木。熱帯だなあ。南インドは、一年を通して気温は高めですが、酷暑はなく、2月は薄い長袖1枚で過ごせる快適な時期でした。西側のコーチンが一番湿度があって、少し蒸し暑さを感じました。しかし、デリーに戻ったら予想外に涼しくてびっくりしました。朝晩は15℃を切るので上着が必要です。<br />

    どこまでも続くヤシの木。熱帯だなあ。南インドは、一年を通して気温は高めですが、酷暑はなく、2月は薄い長袖1枚で過ごせる快適な時期でした。西側のコーチンが一番湿度があって、少し蒸し暑さを感じました。しかし、デリーに戻ったら予想外に涼しくてびっくりしました。朝晩は15℃を切るので上着が必要です。

  • 牛がいました。グレーのこぶ牛ではありません。奥の池には一面に蓮が広がっており、作業をしている人がいました。まだ蓮の花の時期ではないので咲いていないのが残念です。<br />

    牛がいました。グレーのこぶ牛ではありません。奥の池には一面に蓮が広がっており、作業をしている人がいました。まだ蓮の花の時期ではないので咲いていないのが残念です。

  • 牛のいる風景は心が和みます。<br />

    牛のいる風景は心が和みます。

  • まだマドゥライ郊外ですが、大きな湖に並走しています。マドゥライ周辺は内陸部だと言うのに水溜まりが無数にあります。池・沼・湖。どれに当てはまるのか分かりませんが、インドとは思えない風景です。<br />

    まだマドゥライ郊外ですが、大きな湖に並走しています。マドゥライ周辺は内陸部だと言うのに水溜まりが無数にあります。池・沼・湖。どれに当てはまるのか分かりませんが、インドとは思えない風景です。

  • インドは国土が広いので、かなり高速道路が発達しています。そして当然ETCも活用されています。ただ、ゲートを見るから有料道路だと分かる程度で、一般道との違いはあまりよくわかりません。<br />

    インドは国土が広いので、かなり高速道路が発達しています。そして当然ETCも活用されています。ただ、ゲートを見るから有料道路だと分かる程度で、一般道との違いはあまりよくわかりません。

  • 沿道の家々が綺麗に塗られています。カラフルでない淡色の家も塗りが新しいです。<br />

    沿道の家々が綺麗に塗られています。カラフルでない淡色の家も塗りが新しいです。

  • 私たちのバスが追い越しを掛けているトラックの荷台には、2段式の檻が乗っていて、それぞれに山羊が入っています。荷台が2階建てというのは初めて見ました。バイクのハンドルに生きた鶏が数羽ずつぶら下げられているのが当たり前の国です。

    私たちのバスが追い越しを掛けているトラックの荷台には、2段式の檻が乗っていて、それぞれに山羊が入っています。荷台が2階建てというのは初めて見ました。バイクのハンドルに生きた鶏が数羽ずつぶら下げられているのが当たり前の国です。

  • チャイ屋さんに人々が列を作っています。美味しいのでしょうね。かつて現地ガイドに飲んでみたいとお願いして立ち寄ってもらった掘立小屋のチャイは、史上最高の美味しさで、今でも忘れられません。<br />ああ、美味しいチャイが飲みたい・・<br />

    チャイ屋さんに人々が列を作っています。美味しいのでしょうね。かつて現地ガイドに飲んでみたいとお願いして立ち寄ってもらった掘立小屋のチャイは、史上最高の美味しさで、今でも忘れられません。
    ああ、美味しいチャイが飲みたい・・

  • キリスト教徒の墓地です。宗教がいろいろあると、墓地も別々で先祖代々の墓にするのは難しいかもしれません。<br />

    キリスト教徒の墓地です。宗教がいろいろあると、墓地も別々で先祖代々の墓にするのは難しいかもしれません。

  • とても綺麗な色のモスクです。<br />

    とても綺麗な色のモスクです。

  • 商店が立ち並ぶところには、バイクがずらっと並んでいます。インドでは、バイクに積載する荷物の多さも、見どころの一つです。親子5人が乗っている時代もありました。3人乗り禁止の交通標識を何度か見掛けました。それでも各バイクに後部座席があるのが標準のようです。<br />

    商店が立ち並ぶところには、バイクがずらっと並んでいます。インドでは、バイクに積載する荷物の多さも、見どころの一つです。親子5人が乗っている時代もありました。3人乗り禁止の交通標識を何度か見掛けました。それでも各バイクに後部座席があるのが標準のようです。

  • 川の向こうに鉄橋が見えます。Satur駅を過ぎた所です。マドゥライからカンニャークマリまでの鉄道が通ります。13~14時間掛かるようです。私たちはバスで5時間の予定です。<br /><br />

    川の向こうに鉄橋が見えます。Satur駅を過ぎた所です。マドゥライからカンニャークマリまでの鉄道が通ります。13~14時間掛かるようです。私たちはバスで5時間の予定です。

  • カラフルなゴプラムがありました。<br />

    カラフルなゴプラムがありました。

  • 南インドの真ん中で、こんなに水が豊かな地域があるとは思いませんでした。2月は乾季です。雨期になったらどうなるのでしょうか。<br /><br />

    南インドの真ん中で、こんなに水が豊かな地域があるとは思いませんでした。2月は乾季です。雨期になったらどうなるのでしょうか。

  • ティルネルベリ(Tirunelveli)。タミルナドゥ州のティルネルベリ県の県庁所在地です。<br />

    ティルネルベリ(Tirunelveli)。タミルナドゥ州のティルネルベリ県の県庁所在地です。

  • ティルネルベリから南には珍しく岩山が所々に現れます。<br />

    ティルネルベリから南には珍しく岩山が所々に現れます。

  • 昭和新山のような小山が現れました。そう言えばインドには活火山はあるのかしら?調べてみると唯一つありました。ベンガル湾のミャンマーに近い場所にあるアンダマン・ニコバル諸島のバレン島にあります。南アンダマン島のポートブレアから北東に約135㎞に位置するバレン島の最初の噴火は 1787 年で、以来、島は 10 回以上噴火しており、最新の噴火は2022 年に記録されています。火山だらけの日本と比べると、ミャンマーとの国境にある島に1つしかないなんて驚きです。<br />

    昭和新山のような小山が現れました。そう言えばインドには活火山はあるのかしら?調べてみると唯一つありました。ベンガル湾のミャンマーに近い場所にあるアンダマン・ニコバル諸島のバレン島にあります。南アンダマン島のポートブレアから北東に約135㎞に位置するバレン島の最初の噴火は 1787 年で、以来、島は 10 回以上噴火しており、最新の噴火は2022 年に記録されています。火山だらけの日本と比べると、ミャンマーとの国境にある島に1つしかないなんて驚きです。

  • 線路の向こうは風力発電の風車畑です。<br />

    線路の向こうは風力発電の風車畑です。

  • Panakudiという町は、町中が風車だらけです。<br />

    Panakudiという町は、町中が風車だらけです。

  • 風車の数だけ家がある?それにしても家々が綺麗で大きいことに驚きます。<br />

    風車の数だけ家がある?それにしても家々が綺麗で大きいことに驚きます。

  • 突然、カンニャークマリの岬の風景が目に飛び込んで来ました。<br />

    突然、カンニャークマリの岬の風景が目に飛び込んで来ました。

  • 一旦ホテルにチェックイン・小休止してから、岬の観光に出掛けます。岬の東側がベンガル湾、正面がインド洋、西側がアラビア海です。これはインド洋かな?<br />

    一旦ホテルにチェックイン・小休止してから、岬の観光に出掛けます。岬の東側がベンガル湾、正面がインド洋、西側がアラビア海です。これはインド洋かな?

  • 14:45にホテルを出発してカンニャークマリの観光です。と言っても、ツアーの日程表では街散策と夕日観賞だけでした。ところが、マドゥライから乗って来たバスがかなり年代物で、最後部の席のシートベルトは使用不能でした。昨今、シートベルト着用は旅行会社からの指示により厳密に必須となっています。横に1-2席、それが5列だけのバスです。長距離を移動するにはちょっと過酷な環境でした。それをガイドが会社に交渉して、お詫びにフェリーで島に渡り観光することになりました。参加者の中には飛び上がって喜ぶ人もいました。<br />

    14:45にホテルを出発してカンニャークマリの観光です。と言っても、ツアーの日程表では街散策と夕日観賞だけでした。ところが、マドゥライから乗って来たバスがかなり年代物で、最後部の席のシートベルトは使用不能でした。昨今、シートベルト着用は旅行会社からの指示により厳密に必須となっています。横に1-2席、それが5列だけのバスです。長距離を移動するにはちょっと過酷な環境でした。それをガイドが会社に交渉して、お詫びにフェリーで島に渡り観光することになりました。参加者の中には飛び上がって喜ぶ人もいました。

  • 岬への入口のロータリーでバスを降り、フェリー乗り場に向かいます。それにしても、すごい海の色です。<br />

    岬への入口のロータリーでバスを降り、フェリー乗り場に向かいます。それにしても、すごい海の色です。

  • 右から左へと、ずらっと人の列が続いています。フェリーのチケットを買う人の列です。うひゃ~~!乗れるのはいつになるの?<br />

    右から左へと、ずらっと人の列が続いています。フェリーのチケットを買う人の列です。うひゃ~~!乗れるのはいつになるの?

  • ところがです。インドは人口が多くてどこも混んでいます。そして貧富の格差が激しい国です。高い料金を払えば、優先してフェリーに乗ることが出来るようになっていました。「SPECIAL ENTRY」若干の後ろめたさを感じつつ、ありがたく通らせていただきました。<br />

    ところがです。インドは人口が多くてどこも混んでいます。そして貧富の格差が激しい国です。高い料金を払えば、優先してフェリーに乗ることが出来るようになっていました。「SPECIAL ENTRY」若干の後ろめたさを感じつつ、ありがたく通らせていただきました。

  • カンニャークマリの名前の由来は処女神であるクマリであり、古代ギリシャ・ローマの文献にも「聖なるコモリ」と記されているそうです。ネパールには、実際に少女たちが生き神クマリとしてあがめられています。<br />

    カンニャークマリの名前の由来は処女神であるクマリであり、古代ギリシャ・ローマの文献にも「聖なるコモリ」と記されているそうです。ネパールには、実際に少女たちが生き神クマリとしてあがめられています。

  • 向かって右側の島には、タミール人の詩人ティルヴァッルヴァルの像が立っています。<br />

    向かって右側の島には、タミール人の詩人ティルヴァッルヴァルの像が立っています。

    ティルヴァリュヴァール銅像 モニュメント・記念碑

  • 左側の島には、19世紀末にヒンズー教の宗教改革者ヴィヴェーカーナンダが瞑想したので、記念堂が建てられました。ああ、看板が邪魔・・・<br /><br />

    左側の島には、19世紀末にヒンズー教の宗教改革者ヴィヴェーカーナンダが瞑想したので、記念堂が建てられました。ああ、看板が邪魔・・・

    ヴィヴェーカナンダ岩記念堂 建造物

  • お馴染み1991年の写真です。当時は詩人の像はありませんでした。記念堂へはフェリーで行くことが出来ましたが、上陸すると靴だけでなくカメラまで預けなければならず、島での写真は撮れませんでした。<br />

    お馴染み1991年の写真です。当時は詩人の像はありませんでした。記念堂へはフェリーで行くことが出来ましたが、上陸すると靴だけでなくカメラまで預けなければならず、島での写真は撮れませんでした。

  • フェリー乗り場周辺にはカラフルな建物がいっぱいです。正面奥の建物が古いだけで、どれも綺麗に塗られていて、活気があります。<br />

    フェリー乗り場周辺にはカラフルな建物がいっぱいです。正面奥の建物が古いだけで、どれも綺麗に塗られていて、活気があります。

  • 白い教会は、塔の先端に十字架が付いているからキリスト教会だとわかりますが、まるで中国寺院かモスクのようです。文化が混淆(こんこう)しているのでしょう。

    白い教会は、塔の先端に十字架が付いているからキリスト教会だとわかりますが、まるで中国寺院かモスクのようです。文化が混淆(こんこう)しているのでしょう。

  • 南インド、タミルナドゥ州はキリスト教が強いなあと感じます。<br />

    南インド、タミルナドゥ州はキリスト教が強いなあと感じます。

  • フェリーが帰って来ました。あれだけの人数が並んでいるのです。当然フェリーも満席状態です。<br />

    フェリーが帰って来ました。あれだけの人数が並んでいるのです。当然フェリーも満席状態です。

  • まさかインドでフェリーに乗るとは思っても見ませんでした。ツアーの皆が興奮状態でした。インド人たちに負けず劣らず、わーわー騒いでいました。<br />

    まさかインドでフェリーに乗るとは思っても見ませんでした。ツアーの皆が興奮状態でした。インド人たちに負けず劣らず、わーわー騒いでいました。

  • フェリーを降りるとライフジャケットを籠の中に入れます。乗客が降り切ると待っていた人たちがまたそれを掴んで首を通します。ライフジャケットは、最後の1個まで使用されます。すごい稼働率です。<br />

    フェリーを降りるとライフジャケットを籠の中に入れます。乗客が降り切ると待っていた人たちがまたそれを掴んで首を通します。ライフジャケットは、最後の1個まで使用されます。すごい稼働率です。

  • 右端の長い屋根は、フェリー待ちの列です。今渡って来た人たちは、階段を上がって記念堂に行くか、階段脇の建物で靴を預けます。以前は手荷物一切を預けたのですが、今回は靴だけでした。<br />

    右端の長い屋根は、フェリー待ちの列です。今渡って来た人たちは、階段を上がって記念堂に行くか、階段脇の建物で靴を預けます。以前は手荷物一切を預けたのですが、今回は靴だけでした。

  • 島から本土に向かうフェリーは、直行せずに一旦右に大きく迂回します。西に向かうと直行なのに先ず北に向かって防波堤の前まで行ってしまいます。何故なのかと不思議でした。3つの海がぶつかる岬は波が高く、フェリーは大揺れです。潮の流れを迂回するためなのか、本土を出発するフェリーの進路を大きく空けるためなのか。本土のフェリー乗り場は写真の左側はるか向こうです。<br />

    島から本土に向かうフェリーは、直行せずに一旦右に大きく迂回します。西に向かうと直行なのに先ず北に向かって防波堤の前まで行ってしまいます。何故なのかと不思議でした。3つの海がぶつかる岬は波が高く、フェリーは大揺れです。潮の流れを迂回するためなのか、本土を出発するフェリーの進路を大きく空けるためなのか。本土のフェリー乗り場は写真の左側はるか向こうです。

  • ヴィヴェーカーナンダ記念堂。中は撮影禁止です。<br />

    ヴィヴェーカーナンダ記念堂。中は撮影禁止です。

    ヴィヴェーカナンダ岩記念堂 建造物

  • サンライズ・カレンダー。カンニャークマリは夕日も朝日も見られる貴重な場所です。

    サンライズ・カレンダー。カンニャークマリは夕日も朝日も見られる貴重な場所です。

  • 水平線の上のように見えますが、山の上に風車が無数に立っています。<br />

    水平線の上のように見えますが、山の上に風車が無数に立っています。

  • ここは僧侶が瞑想したので有名になった場所です。この中で、一緒に瞑想しましょうという部屋です。静かにぐるっと回って左から出て来ます。<br />

    ここは僧侶が瞑想したので有名になった場所です。この中で、一緒に瞑想しましょうという部屋です。静かにぐるっと回って左から出て来ます。

  • 岩は波で削られないようにコンクリートで覆われています。<br />

    岩は波で削られないようにコンクリートで覆われています。

  • 日差しが暑いので人々は記念堂の影に固まって座っています。<br />

    日差しが暑いので人々は記念堂の影に固まって座っています。

  • 記念堂の前にある平屋の建物。<br />

    記念堂の前にある平屋の建物。

  • 2つの島は近年、橋で繋がれました。これでティルヴァッルヴァル像にフェリーで行かなくて済むようになりました。<br />

    2つの島は近年、橋で繋がれました。これでティルヴァッルヴァル像にフェリーで行かなくて済むようになりました。

  • では、橋を渡って行きましょう。裸足で橋を渡るというのは滅多にない経験です。<br />

    では、橋を渡って行きましょう。裸足で橋を渡るというのは滅多にない経験です。

  • 橋の中央部分はガラス張りになっていて、海が見えます。<br />

    橋の中央部分はガラス張りになっていて、海が見えます。

  • 島と島の間を波が通るので、なかなかダイナミックな眺めです。<br />でも、あまり立ち止まっていると笛がピリピリと鳴って追い立てられます。インドでは民衆を誘導する時は警笛を鳴らします。それでもあまり効果は無い気がします。<br />

    島と島の間を波が通るので、なかなかダイナミックな眺めです。
    でも、あまり立ち止まっていると笛がピリピリと鳴って追い立てられます。インドでは民衆を誘導する時は警笛を鳴らします。それでもあまり効果は無い気がします。

  • 裸足でガラスの上を歩くのは結構気持ちよくて楽しかったです。<br />

    裸足でガラスの上を歩くのは結構気持ちよくて楽しかったです。

  • 像の台座に上って、橋を見ています。<br />

    イチオシ

    地図を見る

    像の台座に上って、橋を見ています。

  • フェリー乗り場が見えます。<br />

    フェリー乗り場が見えます。

  • カンニャークマリの岬の突端です。<br />

    カンニャークマリの岬の突端です。

  • ティルヴァッルヴァル像のある島周辺は岩がたくさん露出していて、フェリーで近付くのは大変だったことでしょう。<br />

    ティルヴァッルヴァル像のある島周辺は岩がたくさん露出していて、フェリーで近付くのは大変だったことでしょう。

  • 白波の上を小さな漁船が走って行きます。彼らの収穫は明日の朝、岸壁で行われる朝市で売られます。<br />

    白波の上を小さな漁船が走って行きます。彼らの収穫は明日の朝、岸壁で行われる朝市で売られます。

  • 本土からのフェリーが高波にどんぶらこっこと大揺れに揺れながら近づいて来ます。島から見ていると、あまりの揺れ具合に心配になる程です。ここは3つの海が互いにぶつかり合う場所なので、いつもこうなのでしょうか。帰りのフェリーは「乗っている時間が短かったからセーフだったけど、かなり危なかった。」と言う人が多かったです。<br />

    本土からのフェリーが高波にどんぶらこっこと大揺れに揺れながら近づいて来ます。島から見ていると、あまりの揺れ具合に心配になる程です。ここは3つの海が互いにぶつかり合う場所なので、いつもこうなのでしょうか。帰りのフェリーは「乗っている時間が短かったからセーフだったけど、かなり危なかった。」と言う人が多かったです。

  • この距離で船酔いになるなんて考えられませんが、本気で心配するほど大揺れでした。<br />

    この距離で船酔いになるなんて考えられませんが、本気で心配するほど大揺れでした。

  • フェリー乗り場からロータリーに戻る手前のテンプルロードを辿ってクマリ・アンマン寺院(Sri Kanniyakumari Amman Temple)に来ました。<br />

    フェリー乗り場からロータリーに戻る手前のテンプルロードを辿ってクマリ・アンマン寺院(Sri Kanniyakumari Amman Temple)に来ました。

    クマリ アンマンジイン 寺院・教会

  • ここから先は撮影禁止です。<br />

    ここから先は撮影禁止です。

    クマリ アンマンジイン 寺院・教会

  • 岬の突端は一大観光地です。インド人向けの露店がひしめいています。<br />

    岬の突端は一大観光地です。インド人向けの露店がひしめいています。

  • 黄色い皮つきのトウモロコシ。何度かトウモロコシを売っているのを見たけれど、とうとう食べられませんでした。気を付けなければいけないのがマサラです。インド人は何にでもマサラを用います。小粒のピーナッツを炒って売る店でもマサラをまぶした物を売っていました。ここの商品でも先端にマサラの付いたフルーツを売っているようです。<br />

    黄色い皮つきのトウモロコシ。何度かトウモロコシを売っているのを見たけれど、とうとう食べられませんでした。気を付けなければいけないのがマサラです。インド人は何にでもマサラを用います。小粒のピーナッツを炒って売る店でもマサラをまぶした物を売っていました。ここの商品でも先端にマサラの付いたフルーツを売っているようです。

  • 岬の突端は岩場になっていて、その手前に東屋があります。<br />

    岬の突端は岩場になっていて、その手前に東屋があります。

  • ティルヴァッルヴァル像の台座にたくさんの人が見えます。でもあそこからは真下過ぎて像の顔は見えないのです。<br />

    ティルヴァッルヴァル像の台座にたくさんの人が見えます。でもあそこからは真下過ぎて像の顔は見えないのです。

  • こんな感じです。ティルヴァッルヴァルは、5~6世紀にタミール地方に生まれたジャイナ教徒の詩人でタミール語で書かれた「ティルックラル」という箴言(しんげん)を集めた詩集は現在でも読まれています。<br />

    こんな感じです。ティルヴァッルヴァルは、5~6世紀にタミール地方に生まれたジャイナ教徒の詩人でタミール語で書かれた「ティルックラル」という箴言(しんげん)を集めた詩集は現在でも読まれています。

  • 東屋の中も外も人でいっぱいです。落日までそこで待つのかな?<br />

    東屋の中も外も人でいっぱいです。落日までそこで待つのかな?

  • 東屋の隣のレインボーカラーのステージにも、人が集まって来ています。<br />

    東屋の隣のレインボーカラーのステージにも、人が集まって来ています。

  • ベンガル湾とインド洋とアラビア海の混ざった波です。<br />

    ベンガル湾とインド洋とアラビア海の混ざった波です。

  • 日常的に沐浴を行うヒンズー教徒にとっては、海でも同じようなものなのでしょうか。<br />

    日常的に沐浴を行うヒンズー教徒にとっては、海でも同じようなものなのでしょうか。

  • 荒々しい波が打ち付けるインド亜大陸の先端です。<br />

    荒々しい波が打ち付けるインド亜大陸の先端です。

  • 海へと入れる階段がちゃんとありました。<br />

    海へと入れる階段がちゃんとありました。

  • 海岸通りを歩いていると、貝殻細工を売る店がありました。かつての日本でも貝細工は海水浴場の定番土産でした。先程ホテルにチェックインした際には、小さな貝殻を繋いだネックレスをもらいました。<br />

    海岸通りを歩いていると、貝殻細工を売る店がありました。かつての日本でも貝細工は海水浴場の定番土産でした。先程ホテルにチェックインした際には、小さな貝殻を繋いだネックレスをもらいました。

  • 夕日観賞は岬の先端ではなく、バスに乗って少し西に向かった海岸ですることになりました。既に駐車場はかなり満杯です。<br /><br />

    夕日観賞は岬の先端ではなく、バスに乗って少し西に向かった海岸ですることになりました。既に駐車場はかなり満杯です。

    サンセット ポイント 自然・景勝地

  • どうやら、ここら辺りが観賞に適していそうです。<br />

    どうやら、ここら辺りが観賞に適していそうです。

  • 海岸には白馬がいました。観光客を乗せるようです。<br />インド人は何故か白馬が好きです。結婚式に新郎が白馬に乗って登場するのは有名です。実際に泊まったホテルで結婚式が行われていて、白馬で入って来るのを見たことがあります。<br />成田に向かうNEXの中で隣に座った人がアメリカ在住のインド人でした。友人の結婚式に招待されたので、地球の裏側のインドまで行くのだと言っていました。当然、白馬が登場するのだそうです。IT産業に従事して成功したインド人はグローバルです。<br />

    海岸には白馬がいました。観光客を乗せるようです。
    インド人は何故か白馬が好きです。結婚式に新郎が白馬に乗って登場するのは有名です。実際に泊まったホテルで結婚式が行われていて、白馬で入って来るのを見たことがあります。
    成田に向かうNEXの中で隣に座った人がアメリカ在住のインド人でした。友人の結婚式に招待されたので、地球の裏側のインドまで行くのだと言っていました。当然、白馬が登場するのだそうです。IT産業に従事して成功したインド人はグローバルです。

  • 早速お客さんです。乗りたいものなんですね。<br />千葉県の御宿(おんじゅく)では海岸にラクダがいます。童謡「月の砂漠」のモデルの場所です。日本人も同じようなものですね。

    早速お客さんです。乗りたいものなんですね。
    千葉県の御宿(おんじゅく)では海岸にラクダがいます。童謡「月の砂漠」のモデルの場所です。日本人も同じようなものですね。

  • インドではサーフィンはやらないのでしょうか。メッカになりそうなんだけど。<br />

    インドではサーフィンはやらないのでしょうか。メッカになりそうなんだけど。

  • だんだん太陽の高度が下がって、海の上に光の道が出来て来ています。<br />

    だんだん太陽の高度が下がって、海の上に光の道が出来て来ています。

  • カンボジアでは、寺院の上から夕陽を見たっけ。バングラデシュではとうとう太陽が顔を出さなかったけれど、ボートに乗ったのは楽しかったな。ぼんやりと夕日を見ていると、これまでに夕日を見て来た時のことを思い出します。どれも同じ一つの太陽です。

    カンボジアでは、寺院の上から夕陽を見たっけ。バングラデシュではとうとう太陽が顔を出さなかったけれど、ボートに乗ったのは楽しかったな。ぼんやりと夕日を見ていると、これまでに夕日を見て来た時のことを思い出します。どれも同じ一つの太陽です。

  • 太陽の下辺がちょっと色が変わって来ました。あの辺りで沈んでしまうようです。水平線に沈むところが見たかったなあ。<br />

    太陽の下辺がちょっと色が変わって来ました。あの辺りで沈んでしまうようです。水平線に沈むところが見たかったなあ。

  • ああ、綺麗だなあ。<br />

    イチオシ

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    ああ、綺麗だなあ。

  • 下の方が消え始めました。<br />

    下の方が消え始めました。

  • 下半分が色を失ってしまいました。<br />

    下半分が色を失ってしまいました。

  • 天辺に最後の光が集まります。<br />

    天辺に最後の光が集まります。

  • 「今日の日はさようなら、また逢う日まで~」<br />明日は朝日観賞です。また半日後に会おうね。<br />次回は、朝日観賞の後、ケララ州のアレッピーに行き、ハウスボートに乗ります。<br />

    「今日の日はさようなら、また逢う日まで~」
    明日は朝日観賞です。また半日後に会おうね。
    次回は、朝日観賞の後、ケララ州のアレッピーに行き、ハウスボートに乗ります。

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