2025/02/18 - 2025/02/25
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ミズ旅撮る人さん
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広いインド亜大陸で有名観光地は中央部より北に集中しますが、今回、あまりメジャーではない南部に行って来ました。エアインディアでデリーに着いて1泊。翌日、国内線でチェンナイに飛びます。ここからカーンチープラムとマハーバリプラムの観光に行きました。今回はカーンチープラム編です。カーンチープラムは、ヒンズー教の七大聖地の一つとなっています。パッラヴァ朝をはじめ、チョーラ朝なども、ここに寺院を建立したため、寺院都市と呼ばれています。200を越えると言われる寺院の中で、エーカンバラナータル寺院とカイラーサナータル寺院を訪れました。ドラヴィダ文化の大きな特徴であるゴプラムが聳える門が出迎えてくれました。ただ、折悪しくどのゴプラムも修復工事中でカバーが掛けられていて、全体を見ることが出来ませんでした。1997年に訪れた時のフィルム写真を添えておきます。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 観光バス 徒歩 飛行機
- 航空会社
- エアインディア
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- クラブツーリズム
-
成田からエアインディアでデリーに着きました。昨年の11月もそうだったのですが、なんと機内のモニターのほとんどが作動しませんでした。読書灯もつかず、窓を暗くする装置も壊れていて、機内泊の時に眩しい思いをさせられました。3か月たっても全く改善されていません。
デリーで1泊して、翌日午前2:15にモーニングコール。早朝の飛行機でチェンナイへ。今回のツアーは早朝出発が多くて辛かったです。チェンナイはタミルナドゥ州の州都で、インド第4の都市です。メトロが高架を走る大都市です。 -
インドは多民族国家なので、憲法で公認されている言語が21言語もあります。タミルナドゥ州ではタミル語が主に使われていて、丸っこい文字が可愛いです。現地ガイドはデリーから来たイスラム教徒で、同じインド人であっても言葉が通じません。インド人は英語を話す人が多いので共通語として英語が重宝されていますが、チェンナイのドライバーは英語がわからないので、ガイドが会社に電話を架けて通訳してもらっていました。
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チェンナイ空港からバスでカーンチープラムに向かう途中、止まっていた交差点で、赤いハート型の信号機を見つけました。ドイツのアンペルマンは有名ですが、ハートの信号機は初めて見ました。
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ドラヴィダ文化の最たる特徴は、この極彩色のゴプラムという塔門です。寺院によって形は様々ですが、新しく作られた寺院は見事なカラーリングが目を引きます。意外とパステルカラーなんですね。
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ただの店頭に並んだバケツなのですが。あまりにカラフルなので撮ってしまいました。このバケツは、浴室に手桶と共に置かれています。今回はすべてのホテルでバスタブなしのシャワーのみとなりました。
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タミル語だけだと、他言語の人がわからないので英語を併用していることが多いです。使用している人が一番多いヒンズー語じゃないんですね。英語なら外国人もわかるので、ちょうどいいのでしょう。
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カーンチープラムでもっとも大きなエーカンバラナータル寺院です。この巨大な塔門がゴプラムですが、修復工事のためにカバーを掛けられています。いくつかあるのですが、全部修復中でカバーが掛けられていました。順にやってもいいと思うんだけど。
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1997年に訪れた時に撮ったフィルム写真です。一般的なゴプラムはカラフルなのですが、エーカンバラナータル寺院のゴプラムは白色です。
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素晴らしく派手なバス。鼻先にベンツのマークが付いています。あり得ないと思うのですが。大型車はかつては殆どがTATAでしたが、近年はアショーク・レイランドが多いようです。
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エーカンバラナータル寺院の南門です。細かい網目状に組み上げた竹の足場に緑色のカバーが切れ切れに掛けられています。本当に必要なのかと思えてしまいます。
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足場の向こうの像を覗いて見ます。ゴプラムには無数の石像が付いていて、たいへん賑やかです。
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この寺院はシヴァ神を祀っているので、そこかしこにシヴァ神の乗り物である雄牛ナンディ君がいます。
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ヒンズー寺院のおもしろいところは、シヴァ神の寺だからと言っても他の神様もたくさん祀られていて、とにかく賑やかなこと。孔雀に乗ったスカンダーはシヴァ神の息子です。
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寺院への入口の真上には、仁王像のような対の像があります。ヒンズー教では「踊るシヴァ神」というモチーフがあって、踊る姿が多く描かれますが、特にドラヴィダ文化では、腰をくねらせて片足を上げたポーズが多く見られます。
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小さなモチーフの一つ一つがよく作り込まれたもので、修復作業でどうなるのか不安です。
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現在のインドでは、ヒンドゥー教徒79.8%、イスラム教徒14.2%、キリスト教徒2.3%、シク教徒1.7%、仏教徒0.7%、ジャイナ教徒0.4%となっています。しかし地域によってその比率は大きく異なり、特に南インドではキリスト教徒の割合が特に多くなっています。これはイギリス植民地の影響ではなく、ポルトガルの来るもっと以前からそうだったということです。
1997年に訪れた時のチェンナイのガイドさんがキリスト教徒の女性でした。インドでキリスト教徒の女性ガイドに会うとは思ってもみませんでしたが、キリスト教徒が余程多いのでしょう。 -
エーカンバラナータル寺院は、以前はエーカンバレーシュワラ寺院と教わりました。ヒンズー読みとタミル読みの違いかな?
修復中の本堂(ヴィマーナ)の前には、列柱ホールがあり、本堂の周りを内回廊が囲みます。 -
列柱ホールの上にあるドームです。四方にナンディ君がいます。
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屋根の上に並ぶ祠には彩色が見られます。
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本堂の上のゴプラムも真白です。天辺の飾りだけが金色。
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列柱ホールに入ります。列柱はどれも異なる彫刻になっていて、石柱なのに透かし彫りになっていたりします。
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並び立つ石柱のモチーフが同じなのに、すべて異なるのがわかりますか?手彫りならではの違いなのでしょう。そもそも全部判で押したように同じにしようとは思っていなかったのではないでしょうか。それが混沌のインドです。
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インドのヒンズー寺院では、石の床に色チョークで絵を描いてあることがあります。踏んでも誰も気にしません。そういう「緩さ」がインドの魅力です。
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屋根の下の彩色ははっきり残っています。
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回廊のある本堂に来ました。中心部にはヒンズー教徒しか入れません。異教徒たちは回廊をぐるっと回ってお参りします。
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柱にシヴァ神の息子ガネーシャが彫られています。シヴァ神には他にスカンダという息子がいます。孔雀に乗り、6つの顔と12本の腕を持っています。日本では韋駄天とされています。
アグニという地元の神に、その交わりの時にシヴァとパールヴァティーが乗り移っていたので、スカンダーはシヴァの息子とされています。ヒンズー神話は奇想天外で、インド各地の神々を三大神に取り込んでしまいます。スカンダーの誕生の話は信じられないほどあり得ない話なので興味のある方は、調べてみてください。 -
こんなに大きいものをどうやって描くのでしょう。意外とフリーハンドなんですよね。
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マンゴーの木の下でシヴァ神と妻パールヴァティーが祈りを捧げたという伝説を表した像。
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右に本堂(ヴィマーナ)があり、それを囲む回廊を巡って行きます。
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柱の模様が少しずつ異なっています。キッチリ同じにしなければならないというのは、私たちの勝手な思い込みなんですね。バリエーションを誇りたいのかもしれないし、石工の腕自慢なのかもしれません。それを許容できるインドが好きです。西洋文明では今頃になって「同じでなくていい」と言い出しているのです。
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回廊は左右に柱が並び、とても厳かな空間を創り出しています。
インドでは寺院に入る時は裸足(靴下は可)なので、足音がしないし、泥や砂も持ち込まれません。足の下の石の床は長い年月、人々がすり減らして気持ちよくなっています。 -
右側が本堂(ヴィマーナ)です。
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左側も同様の柱が並びます。
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左側の柱の向こうには、シヴァ神のシンボルであるリンガ(男根)が置かれ、ナンディ君がいます。これはぐるっと一周続きます。
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右側は柱と本堂の間が広くなっていて、そこにも柱がたくさんあります。ここは千本柱の間と呼ばれるくらい柱だらけです。とても美しい空間ですが、屋根が重いのでたくさんの柱が必要だったのかもしれません。この上にはゴプラムが乗っていますから。
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これらの柱は、模様が違うだけでなく、完成度もかなり幅があります。どう見ても未完成な柱も多々あるのです。途中で建設がストップしたのか、単に石工が手を抜いたのか。カンボジアのアンコールワットにも、かなりの未完成のデヴァター像がありました。王朝が終わると途中で放棄されることもあります。
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本堂に接している柱のモチーフはかなり精巧です。そして色鮮やかな模型が置いてあります。
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それらはお祭りのときに繰り出される山車なのです。手前の柱のなんと精巧なことでしょう。
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エジプトでいうならスフィンクスのような像です。ライオンではなく、雄牛かな?
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小さな御堂もありました。
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カーンチープラム最大の寺院なので、インド人観光客もいっぱいいます。タミール人は、アーリヤ系の人に比べて肌が黒く少し小さい感じがします。南インドではカースト制が強く支配していたため、そこから逃れるために仏教やキリスト教に改宗する人が多かったそうです。
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ガイドと運転手には上下関係が見られます。あからさまなガイドもいれば、そうでない人もいます。デリーで乗ったバスには、運転席と客席との間にキッチリとした仕切りがありました。運転手と話す時はガラス窓を開けて声を掛けます。これは客席にはエアコンがあるけれど、運転席には無いからでした。すごく分かりやすい差別でした。
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列柱の回廊は4辺にぐるっと続きます。これを読経しながら歩くと考えたら、日本にも似たような回廊と本堂を持つ寺があることに気付きます。
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上に上って行く植物のモチーフでしょうか。現在のタミル文字に似て丸っこいのがユニークです。
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シヴァ・リンガは、全部で108あるそうな。煩悩の化身だわ。
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右に大蛇がとぐろを巻いたナーガの山車があります。カンボジアでは普通そこに神様や王様が座っているのですが、インドではナーガだけ?
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博物館級の柱です。でも博物館に行ってしまうとこんな風に写真が撮れないなあ。インドの有名寺院では、写真撮影料金があり、動画は更に別料金です。入場する時に一緒に支払いますが、レシートをガイドが持っているのか、各人には領収済みを表すシールなどはなく、どこで見分けるのか不思議です。20~50ルピーでした。
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石床には、途切れることなくチョーク絵が描かれています。随分長持ちするのですね。
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エーカンバラナータル寺院の本尊シヴァ神は、「破壊の神」とされます。宇宙を破壊し、そこから創造が始まるのです。青い肌をしたシヴァ神は、虎の皮の腰巻をしてコブラを首に巻き、結い上げた髪からはガンジス川が流れ落ちています。
ヒンズーの神々は変幻自在で、時には合体もします。シヴァとヴィシュヌ、シヴァとパールヴァティーが左右に表された彫像も見られます。何でもありのヒンズー教はとにかくユニークです。 -
キッチリ同じ彫刻が並んでいるより、少しずつどこかが違う彫像の方が、見ていて楽しいです。
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本堂の裏には中庭があり、樹齢3500年と言われるマンゴーの木があります。ここでシヴァとパールヴァティーが結婚したとされています。パールヴァティーは、地元の女神カーマークシに変化したということになっています。カーマークシはインドの三大女神の一人で、ヴァラナシのヴィシャラークシ・カーンチーのカマークシ・マドゥライのミナクシです。それぞれの女神を祀る寺院もあります。
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インドはムガール帝国がイスラム教だったのに、ヒンズー寺院が破壊されませんでした。それは征服者だけがイスラム教徒で、圧倒的にヒンズー教徒が多く、寛容的な政策を執らざるを得なかったようです。南インドではムガール帝国の支配が及ばなかったのも幸いしました(17世紀アウランゼーブ帝の時にチェンナイ付近は支配下に置かれました)。
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すごくおもしろいモチーフです。鳥に手綱を付けて乗っています。
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こちらも乗っています。何か説話があるのでしょう。
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壁に描かれたマンゴーの木の下のパールヴァティー。隣はシヴァ神かと思いきや、誰?地元神のアグニなのかな?
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お供えには香りの強いジャスミンのレイが掛けられます。
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なんとも不思議な絵です。いつも同じ絵を書き足しているのではないのですね。
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今回の表紙です。いいタイミングでサリーを着た人が通ってくれました。
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サリーは年配者が多く、若い人はパンジャビーが多いようです。脇の肌を露出することに抵抗があるのかもしれません。
カーンチープラムには絹織物の工房が集まる集落があるそうです。 -
そろそろ一周かな?賑やかになって来ました。ヒンズー教徒は本堂の中を目指すので、回廊は人が少なく静かでしたが、正面はとっても賑やかです。
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お供え物がいっぱいの像。神像は持ち物によって誰だかわかるようになっていますが、こうなると難しいですね。左側の像には輪が付いているので「踊るシヴァ神(ナタラージャ)」のようです。
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本堂への入口です。ヒンズー教徒のみが入れます。
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外の列柱ホールとの出入り口。
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パールヴァティーはいくつもの変化(へんげ)を持っています。代表的なのはカーリーとドゥルガーで、どちらも怒りを表した凄まじい姿です。両者を見分けるのは舌を出しているかどうかだそうです。女神の怒りは悪魔を倒すためであり、災いを遠ざけ、平和をもたらす女神として信仰されています。
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カーリーは悪魔との戦いに勝ち、勝利に酔って足を踏み鳴らしました。あまりの激しさに大地が揺れ、崩れてしまったので、シヴァ神が地面に仰向けになってカーリーに踏まれて治めたという説話が有名です。カーリーに踏まれているシヴァ神のモチーフはとても多いです。
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目玉がとても大きくて普段見るシヴァ神とは異なって見えますが、手足のポーズはナタラージャのようです。
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ヒンズー寺院には付き物の沐浴池。
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入れないようにしてあるけれど、立入禁止でなかったら、ここで沐浴するのかしら?
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手に持っているのがインドの弦楽器シタールだとしたら、伎芸天かな。
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片手で髪を押さえ、鏡を見るポーズはよく見られるモチーフです。
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珍しく猿神ハヌマーンがいました。
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建物のそばには、大きなナンディ君がいます。向こう側が沐浴池で、本堂は左の奥です。
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さて、こちらのナンディ君は屋根が無くなり、随分と厳しい姿です。ここがカイラーサナータル寺院です。
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8世紀のパッラヴァ朝時代に建てられました。ナンディ君で分かる通り、シヴァ神を祀っています。
カイラーサナータル寺院 寺院・教会
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本堂(ヴィマーナ)とゴプラム(塔門)は漆喰で白く塗られています。
カイラーサナータル寺院 寺院・教会
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壁に描かれた像ですが、新しく修復されたものらしく、出来がいいとは思えません。
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こちらも全面修復してあります。頑張って作業したのでしょうが、溜息しか出て来ません。どこかにオリジナルはないのかしら。
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屋根と内陣は無事のようです。手前のマンダパはヴィマーナとは独立して建てられていましたが、後に連結されてしまいました。
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カイラーサナータル寺院は、初期のドラヴィダ様式と言われます。この屋根が巨大化してゴプラムになって行くのです。
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本堂を取り巻く回廊に面して小祠堂が続きます。
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寺院内には至る所にパッラヴァ朝のシンボルである獅子が彫り込まれています。
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ナンディ君とどちらが多いのかな?
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ナンディ君はここにもいます。
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回廊は本当に小さな祠堂がずっと続きます。
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残っている彩色から推すとかなり華やかな像だったことでしょう。
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小祠堂の壁には厚い漆喰の下に色彩豊かな壁画があったことが分かります。
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オリジナルを大事にして欲しいなあ。
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この列柱はエーカンバラナータル寺院にも受け継がれています。
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建物にも彩色があったようで、建立当時は相当華やかな寺院だったことが伺えます。現代の寺院が誠にカラフルなように、当時もカラフルだったのでしょう。こうした彩色の跡を見ると、石造、木造の違いはあっても、日本と同じなのだと感じます。
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インドの寺院は、参詣者が裸足になるので、常に綺麗に掃かれていて綺麗です。
以前ここを訪れた時は7月で日差しが強かったので日傘を差しました。ガイドの女性も雨傘を日傘代わりに差していたのですが、寺院に入る時に呼び止められました。ヒンズー寺院では傘を差していいのは神様だけなのだそうです。ガイドさんはキリスト教徒だったので知らなかったのでしょう。 -
ラインダンスのように座る神々。少しずつ足の組み方が違うのがインドらしいです。そして、天井裏には阿修羅たち。彼らは何ともユニークな存在です。
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この円形の冠のようなデザインが発達してゴプラムの側面を飾るようになったのでしょう。まだ神像の数は少ないですね。
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丸くなったナンディ君。インドの寺院は、側面をギザギザにして凹凸を付け、そこにびっしりと彫刻を施します。全くもって労を惜しまない人々です。
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ああ、見事な彫刻群ですね。あまりべったり修復しないでくれるといいのだけれど。モチーフは建物と神獣が大多数です。いつから神様だらけになるのでしょう。
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神像のざんばら頭が珍しいと思うのですが、この時代のデザインなのかな?両脇にライオン、椅子の下に鹿、その下には象。多様な動物が出現します。
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髪を高く結い上げている方が好みです。
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シヴァ神は、カイラス山に住んでいて、修行僧の姿で表されることが多いです。寺の名前はカイラス山にちなんでいます。
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孔雀パラヴァーニに乗ったスカンダー。他の地方でスカンダーは滅多に見られませんが、南部ではよく登場するようです。6つの顔と12本の腕を備え、孔雀に乗り槍を持つ若い青少年の姿で表されます。
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足を頭の上まで上げたシヴァ神。妻パールヴァティーとどちらが踊りが上手いかを競った際に、足を高く上げて勝利した様子を描いています。
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四角く囲んでいる筈の回廊が、複雑に穿(うが)たれた祠堂を内包しています。
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回廊の屋根の上にあるドームのような飾り。顔が描かれています。この飾りはマハーバリプラムの海岸寺院の本堂の屋根の物と同じです。建立時期は同じですが両者は建築様式はかなり異なっていて比較するとおもしろいです。
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本堂の中で掛けられた水が外に流れ出したのを受ける受水槽。
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カイラーサナータル寺院は、パッラヴァ朝のラージャシンハ王が、海岸寺院をモデルに規模を大きくして都に建設したものです。砂岩で作られているので、長い年月風雨にさらされて、すっかり丸くなってしまいました。
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シヴァ神は大抵隣に妻パールヴァティーを伴っています。そして二人の息子も一緒に描かれることが多くあります。破壊の神が一家団欒というのも、おもしろいですね。
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これらの像はライオンまたは架空の動物ヤーリです。ヤーリは「象の牙と蛇の尻尾をもつライオン」と言われ、時代によって頭が象だったりします。カンボジアのアンコール遺跡群にも多く用いられ、国章にも描かれています。国章の向かって左側がガジャシンハ(ヤーリ)で、右がライオンです。※国旗はアンコールワットです。
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寺院の外に出て来た観光客たちが靴を履いています。寺院巡りの度に靴を脱ぐので、着脱しやすいサンダルがお勧めです。
次回は午後に訪れたマハーバリプラムです。
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