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2025年2月~3月のネパール→インド→パキスタンの旅を記録します。パキスタンのラホールを出て、古都タキシラを目指します。

ガンダーラ行路 14日目

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2025/03/02 - 2025/03/02

5位(同エリア6件中)

プロムナード

プロムナードさん

2025年2月~3月のネパール→インド→パキスタンの旅を記録します。パキスタンのラホールを出て、古都タキシラを目指します。

  • 朝、街に出ると、ひとびとが消えている。ラマダーンが始まったのだ。

    朝、街に出ると、ひとびとが消えている。ラマダーンが始まったのだ。

  • あの大喧騒がこうも静かになるとは。ぱらぱらと車やバイクが通りはするが、あっけないほどストレスなく歩ける。

    あの大喧騒がこうも静かになるとは。ぱらぱらと車やバイクが通りはするが、あっけないほどストレスなく歩ける。

  • 路上に椅子を並べて賑わっていた飲食店はもちろん、雑貨屋など色んな商店が軒並みクローズしている。そうはいってもホテルでなにか出るだろうくらいに思っていたが、そんなこともない(高級ホテルは別かも知れないが)。<br />昨夜フロントに「いやいや君らは自由に食べていいから」といわれたのは、(ただし自力で食糧を調達できるならな)ということだったのだ。<br />すると……もしやATMも&#8265;︎ 青くなって走る。今日ここラホールで今後必要なすべての現金を引き出しておかなければ、旅が詰んでしまう。

    路上に椅子を並べて賑わっていた飲食店はもちろん、雑貨屋など色んな商店が軒並みクローズしている。そうはいってもホテルでなにか出るだろうくらいに思っていたが、そんなこともない(高級ホテルは別かも知れないが)。
    昨夜フロントに「いやいや君らは自由に食べていいから」といわれたのは、(ただし自力で食糧を調達できるならな)ということだったのだ。
    すると……もしやATMも⁉︎ 青くなって走る。今日ここラホールで今後必要なすべての現金を引き出しておかなければ、旅が詰んでしまう。

  • ……果たして、稼働していた。へたり込むほどほっとした。この旅は常に薄氷を踏んでいる。

    ……果たして、稼働していた。へたり込むほどほっとした。この旅は常に薄氷を踏んでいる。

  • チェックアウトして、次の目的地タキシラへ。<br />フロントに教えてもらったバスステーションは滞在した旧市街ではなく新市街にあるようで、それなりに離れている。交通量がいつもの10%に激減した通りで、トゥクトゥクを探す。

    チェックアウトして、次の目的地タキシラへ。
    フロントに教えてもらったバスステーションは滞在した旧市街ではなく新市街にあるようで、それなりに離れている。交通量がいつもの10%に激減した通りで、トゥクトゥクを探す。

  • 今日はトゥクトゥクの数も少なく、交渉の流れで初めて「乗合」を使うことになる(※)。<br />むかしのバックパッカーには、トゥクトゥクに見知らぬ土地まで連れ去られて法外な運賃を請求されるリスクがついてまわった。だが、いまは違う。Googleマップがあるからだ。しかし「乗合」だとこの手がきかない。多ければ5~6人が同乗するため、その数だけ目的地がある。つまり走行中にGoogleマップで違うルートを走っていないかチェックができない。というか基本ルートを外すので、だれかを降ろしたあと復帰するだろうと祈るしかできない。なかなかスリリングだ。<br /><br />※3/3追記:パキスタンでは、1人乗りのバイクをリキシャ、乗合のバイクをチングチーと呼ぶようです。全部まとめてトゥクトゥクといってましたが……。

    今日はトゥクトゥクの数も少なく、交渉の流れで初めて「乗合」を使うことになる(※)。
    むかしのバックパッカーには、トゥクトゥクに見知らぬ土地まで連れ去られて法外な運賃を請求されるリスクがついてまわった。だが、いまは違う。Googleマップがあるからだ。しかし「乗合」だとこの手がきかない。多ければ5~6人が同乗するため、その数だけ目的地がある。つまり走行中にGoogleマップで違うルートを走っていないかチェックができない。というか基本ルートを外すので、だれかを降ろしたあと復帰するだろうと祈るしかできない。なかなかスリリングだ。

    ※3/3追記:パキスタンでは、1人乗りのバイクをリキシャ、乗合のバイクをチングチーと呼ぶようです。全部まとめてトゥクトゥクといってましたが……。

  • バスステーションはきれいだ。カウンターでスムーズにチケットを購入する。<br />目的地タキシラへの直通バスはないので、まず交通の要衝ラーワルピンディへ向かう。

    バスステーションはきれいだ。カウンターでスムーズにチケットを購入する。
    目的地タキシラへの直通バスはないので、まず交通の要衝ラーワルピンディへ向かう。

  • そして、売店が営業している。ここに、食糧!!!!!!

    そして、売店が営業している。ここに、食糧!!!!!!

  • お菓子3つとジュース。これだけで570ルピー(約290円)とかなり高額だが地獄に仏。<br />なお宿のひとにいわれたのだが、たとえムスリムでなくともラマダーン中に大っぴらに飲み食いしないほうがいいとのこと。respectの問題だそうで、たしかにそのとおりだろう。このお菓子とジュースをバスのなかであけるわけにはいかない。昨日は夜を抜いているのでまたもそろそろ24時間飲まず食わずだが、もともとこの旅はそんな感じなので、バスの着く夕方くらいまではもつだろう。

    お菓子3つとジュース。これだけで570ルピー(約290円)とかなり高額だが地獄に仏。
    なお宿のひとにいわれたのだが、たとえムスリムでなくともラマダーン中に大っぴらに飲み食いしないほうがいいとのこと。respectの問題だそうで、たしかにそのとおりだろう。このお菓子とジュースをバスのなかであけるわけにはいかない。昨日は夜を抜いているのでまたもそろそろ24時間飲まず食わずだが、もともとこの旅はそんな感じなので、バスの着く夕方くらいまではもつだろう。

  • バスに乗り込むとあまりにきれいで驚愕する。むかし中国や東南アジアでバス移動したときのハードな記憶があったため覚悟をきめてきたのだが……。選んだバス会社(daewoo express)が高級だったらしい。お菓子も買えたし、感謝の気持ちでいっぱいだ。

    バスに乗り込むとあまりにきれいで驚愕する。むかし中国や東南アジアでバス移動したときのハードな記憶があったため覚悟をきめてきたのだが……。選んだバス会社(daewoo express)が高級だったらしい。お菓子も買えたし、感謝の気持ちでいっぱいだ。

  • USBによる充電サービスまでも。まあiPhoneの電池残量に意識をとられて旅をするというのもどうなのか、とは思うが……。

    USBによる充電サービスまでも。まあiPhoneの電池残量に意識をとられて旅をするというのもどうなのか、とは思うが……。

  • 外の風景は概ね変わらないが、陸路で旅をしていると、地球上のほとんどの面積には人間が存在しないことがよくわかる。

    外の風景は概ね変わらないが、陸路で旅をしていると、地球上のほとんどの面積には人間が存在しないことがよくわかる。

  • 途中でなんだか遠大に広がる高原の峠を越える。写真には写りにくいがかなり印象的な光景で、特に観光地でもないこうした地形もまた、地球上に無数にあるのだろう。

    途中でなんだか遠大に広がる高原の峠を越える。写真には写りにくいがかなり印象的な光景で、特に観光地でもないこうした地形もまた、地球上に無数にあるのだろう。

  • ラーワルピンディでタクシーに乗り換え。<br />ここでバスステーション内の高価だが低リスクのタクシーか、外の安価だが高リスクのタクシーか、どちらを使うか迷うが、前者が2000ルピー(約1000円)まで下がったのでそれで行くことにする。<br />一応運転手さんに断ってから、車内でポテチとジュースをいただく。ようやくひと息。<br />なお、大都市ラーワルピンディに泊まる手もあったが、小さなタキシラに泊まったほうがいい体験ができそうだと考えたのだった。そしてこの選択が、あとで大きく響く。

    ラーワルピンディでタクシーに乗り換え。
    ここでバスステーション内の高価だが低リスクのタクシーか、外の安価だが高リスクのタクシーか、どちらを使うか迷うが、前者が2000ルピー(約1000円)まで下がったのでそれで行くことにする。
    一応運転手さんに断ってから、車内でポテチとジュースをいただく。ようやくひと息。
    なお、大都市ラーワルピンディに泊まる手もあったが、小さなタキシラに泊まったほうがいい体験ができそうだと考えたのだった。そしてこの選択が、あとで大きく響く。

  • 古都タキシラに到着。ガイドブックによればここに安めの宿がひとつあるはずだが……まさかの廃館(※)。Googleマップで調べても数キロ圏内にあるホテルは三つ星ホテルがひとつだけ。そんな高級ホテルに泊まっていては3日で宿泊予算が尽きてしまう。とはいえマップにないゲストハウスを探すなど雲を掴む話だし、リスクが高過ぎる。<br /><br />※15年前のガイドブックを鵜呑みにしてはいけない。「まさかの」ではない。ふつうは事前に宿をbookingする。

    古都タキシラに到着。ガイドブックによればここに安めの宿がひとつあるはずだが……まさかの廃館(※)。Googleマップで調べても数キロ圏内にあるホテルは三つ星ホテルがひとつだけ。そんな高級ホテルに泊まっていては3日で宿泊予算が尽きてしまう。とはいえマップにないゲストハウスを探すなど雲を掴む話だし、リスクが高過ぎる。

    ※15年前のガイドブックを鵜呑みにしてはいけない。「まさかの」ではない。ふつうは事前に宿をbookingする。

  • とりあえず、あたりにいたひとに聞きまくる……が、そもそも英語ができるひとがほとんどいないし、当然なんの情報もない。しかたなく、タクシーを降りた瞬間からつきまとうトゥクトゥクに乗って高級ホテルへ……。<br />ロイヤルサン・ホテル。まさかこんなところにバックパッカーが泊まるとは……。

    とりあえず、あたりにいたひとに聞きまくる……が、そもそも英語ができるひとがほとんどいないし、当然なんの情報もない。しかたなく、タクシーを降りた瞬間からつきまとうトゥクトゥクに乗って高級ホテルへ……。
    ロイヤルサン・ホテル。まさかこんなところにバックパッカーが泊まるとは……。

  • まさかこんな部屋に……(略)。<br />なお15,000ルピーだったが、これから隣町のホテルも見る予定なんだと謎のはったりなどの交渉によって(?)12,000ルピー(約6,000円)になった。それでも安旅には痛い。

    まさかこんな部屋に……(略)。
    なお15,000ルピーだったが、これから隣町のホテルも見る予定なんだと謎のはったりなどの交渉によって(?)12,000ルピー(約6,000円)になった。それでも安旅には痛い。

  • ちなみにこんなに部屋数があるのに、フロントに聞けば今夜の客は私ひとりとのこと。ロビーもレストランも真っ暗で、ここはかつて起こった惨劇の呪いに取り込まれるホテルか?<br />あとで知ったところでは、タキシラで外国人宿泊が認められているのはこのホテルだけとのこと(つまり、いまこの街にいる外国人は私だけという可能性がある)。都市のほうが、幅広い選択肢があったわけだ。誤ったか……。

    ちなみにこんなに部屋数があるのに、フロントに聞けば今夜の客は私ひとりとのこと。ロビーもレストランも真っ暗で、ここはかつて起こった惨劇の呪いに取り込まれるホテルか?
    あとで知ったところでは、タキシラで外国人宿泊が認められているのはこのホテルだけとのこと(つまり、いまこの街にいる外国人は私だけという可能性がある)。都市のほうが、幅広い選択肢があったわけだ。誤ったか……。

  • しかし食べものを得に外に出ると、物哀しいくらい静かな光景にすこし見入ってしまう。右の大型トラックたちは停車していて、いまは騒音も排ガスも出さず恐竜のように眠っている。他に動くものはほとんどない。<br />これはやはり、田舎に泊まってこそ見れるものだと思い直す。

    しかし食べものを得に外に出ると、物哀しいくらい静かな光景にすこし見入ってしまう。右の大型トラックたちは停車していて、いまは騒音も排ガスも出さず恐竜のように眠っている。他に動くものはほとんどない。
    これはやはり、田舎に泊まってこそ見れるものだと思い直す。

  • 色とりどりのフルーツが並ぶ屋台。都市のものよりよほど美味しそうだ。知らないが。

    色とりどりのフルーツが並ぶ屋台。都市のものよりよほど美味しそうだ。知らないが。

  • だだっ広い空がオレンジ色に暮れゆくなかで、ぽつぽつと店の灯りがともる。

    だだっ広い空がオレンジ色に暮れゆくなかで、ぽつぽつと店の灯りがともる。

  • 飲食店の灯り。つまりラマダーンの断食が解けたのだ。

    飲食店の灯り。つまりラマダーンの断食が解けたのだ。

  • ひとが集まってきているらしく、飲食店前にはだいたい大型トラックたちがいる。<br />パキスタンのデコトラ文化についてはいずれ記したい。

    ひとが集まってきているらしく、飲食店前にはだいたい大型トラックたちがいる。
    パキスタンのデコトラ文化についてはいずれ記したい。

  • 食堂のような広いところは特に賑やかだ。田舎の夜は暗く寂しい分、ひとびとの声と灯りがとても暖かい。これは陳腐な比喩ではなく、外でひとりでいると死ぬという生物学的な反応だ。

    食堂のような広いところは特に賑やかだ。田舎の夜は暗く寂しい分、ひとびとの声と灯りがとても暖かい。これは陳腐な比喩ではなく、外でひとりでいると死ぬという生物学的な反応だ。

  • 特に賑わいのある食堂に入ると、だれもが珍しそうに眺めてくるが、決して嫌な感じではない。<br />ルーフに上がってみると、数人のおじさんたちがほんのり笑顔を向けている(ようにみえた)ので、「なにか食べてもいいですか」と話しかけてみる。

    特に賑わいのある食堂に入ると、だれもが珍しそうに眺めてくるが、決して嫌な感じではない。
    ルーフに上がってみると、数人のおじさんたちがほんのり笑顔を向けている(ようにみえた)ので、「なにか食べてもいいですか」と話しかけてみる。

  • そこから堰を切ったように会話が始まる。そうして3人の若い青年グループが「良ければもてなしますよ! ほらほらこっち!」とテーブルに呼んでくれる。<br />どうやらラマダーンの初日の断食明けは特別で、みなが集まって平和や友愛を確かめ合うらしい。<br />もしラーワルピンディに泊まっていたら、あるいは安宿が潰れずに残っていたら、そもそも旅の行程が一日でもずれていたら、今日の日をこの人気食堂で過ごすことはなかったわけだ。あり得ない偶然だと思う。

    そこから堰を切ったように会話が始まる。そうして3人の若い青年グループが「良ければもてなしますよ! ほらほらこっち!」とテーブルに呼んでくれる。
    どうやらラマダーンの初日の断食明けは特別で、みなが集まって平和や友愛を確かめ合うらしい。
    もしラーワルピンディに泊まっていたら、あるいは安宿が潰れずに残っていたら、そもそも旅の行程が一日でもずれていたら、今日の日をこの人気食堂で過ごすことはなかったわけだ。あり得ない偶然だと思う。

  • メニューを見せながら説明してくれるが互いに片言英語なのでよくわからない。いや英語力は青年たちのほうが遥かに上なので、主にこちらの問題なのだが。<br />ひとまず、フルーツと野菜類を衣で揚げたらしいものが乗ったプレートが出てくる。ラマダーンの断食明けスペシャルでみなに無料で配られるらしい。バナナ、りんご、そして濃厚で甘いデーツなどが空腹にしみる。祝祭のムードに相応しいひと皿だ。

    メニューを見せながら説明してくれるが互いに片言英語なのでよくわからない。いや英語力は青年たちのほうが遥かに上なので、主にこちらの問題なのだが。
    ひとまず、フルーツと野菜類を衣で揚げたらしいものが乗ったプレートが出てくる。ラマダーンの断食明けスペシャルでみなに無料で配られるらしい。バナナ、りんご、そして濃厚で甘いデーツなどが空腹にしみる。祝祭のムードに相応しいひと皿だ。

  • そしてこれも無料で振る舞われるらしい飲み物。ローズウォーターがベースで甘くすっきりしている。油が多い料理にやられがちな私にとって、現状最高の飲み物だ。

    そしてこれも無料で振る舞われるらしい飲み物。ローズウォーターがベースで甘くすっきりしている。油が多い料理にやられがちな私にとって、現状最高の飲み物だ。

  • そして注文してくれたのがケバブらしいセット。<br />食べ方の実演を頼むと「チャパティをこうちぎって、こうケバブを巻いて、ヨーグルトにつけてから食べる!」と料理番組風にノリノリで教えてくれる。この楽しさが最高の味だ。いや、ほんとうに最高だラマダーン。

    そして注文してくれたのがケバブらしいセット。
    食べ方の実演を頼むと「チャパティをこうちぎって、こうケバブを巻いて、ヨーグルトにつけてから食べる!」と料理番組風にノリノリで教えてくれる。この楽しさが最高の味だ。いや、ほんとうに最高だラマダーン。

  • あまりずかずか輪に入って写真を撮れないのが残念だがだれもが笑って、なにかを祝福する空気に満ちている。男性しかみかけないのは気になるが……。

    あまりずかずか輪に入って写真を撮れないのが残念だがだれもが笑って、なにかを祝福する空気に満ちている。男性しかみかけないのは気になるが……。

  • 青年たちはエンジニアで、特に食べ方を実演してくれた右の彼は外国人と話すのが夢だったそう。「今日、彼の夢が叶ったんだ」と、最初にひとりが嬉しそうに笑うのでなにかと思った。<br />旅の行程を話したり、ウルドゥー語を教えてもらうなどお決まりの会話を楽しんだのち 、Instagramでフォローし合って解散(なおWhatsAppが主流のようで、ほかにFacebookなどがあがった)。

    青年たちはエンジニアで、特に食べ方を実演してくれた右の彼は外国人と話すのが夢だったそう。「今日、彼の夢が叶ったんだ」と、最初にひとりが嬉しそうに笑うのでなにかと思った。
    旅の行程を話したり、ウルドゥー語を教えてもらうなどお決まりの会話を楽しんだのち 、Instagramでフォローし合って解散(なおWhatsAppが主流のようで、ほかにFacebookなどがあがった)。

  • 最後はなんとホテルまでバイクで送ってくれるという。後部シートに乗っての夜のタキシラの疾走が、ラマダーン初日のラストシーンとなった。この旅のハイライトかも知れない。

    最後はなんとホテルまでバイクで送ってくれるという。後部シートに乗っての夜のタキシラの疾走が、ラマダーン初日のラストシーンとなった。この旅のハイライトかも知れない。

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