魅惑のスペイン2000ｷﾛドライブ旅行⑥／帰国編

2024/11/03 - 2024/11/04

【２０２４年】《1EUR≒165円》
☆10/27 EX319成田(22：30)ードバイ(05：30)《12：10》A380-800
☆10/28 EX185ドバイ(08：15)ーバルセロナ(12：50)《7：35》A380-800 Hotel Castillo Bonavia《EUR67.5》
☆10/29『ランチ ﾊﾞｰﾚｽﾄﾗﾝSAN MIGUEL』 Hotel Alcazar Irun《EUR95》
☆10/30 『ランチTaberna Zelaieta』Hotel Metrokua《EUR110》
☆10/31 ﾊﾟﾗﾄﾞｰﾙ ﾃﾞ ｻﾝﾃｨﾘｬｰﾅ ｷﾞﾙﾌﾟﾗｽ《EUR107》
☆11/1 ﾊﾟﾗﾄﾞｰﾙ ﾃﾞ ｾｺﾞﾋﾞｱ《EUR127》
☆11/2 ﾊﾟﾗﾄﾞｰﾙ ﾃﾞ ｿﾘｱ《EUR127》
★11/3 EX188バルセロナ(20：25)ードバイ(05：55)《6：30》Ａ380-800
★11/4 EX312ドバイ(08：20)ー羽田(22：30)《9：10》Ｂ777-300 アパホテル羽田穴守稲荷

エリア バルセロナ(スペイン)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: レンタカー 徒歩 飛行機
• 航空会社: エミレーツ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

いよいよ帰国の朝。
帰りたくなくても、この日はやって来る。

飛行機の出発は、バルセロナ発20：25だが、ソリアから５時間はかかるから、余裕を持って午前8時にはチェックアウトした。

パラドール デ ソリア ホテル

起きられないかと思ったら、案外早くに目が覚めた。
私は時間が読めないので、必ず夫に「明日は何時に出発？」と聞く。
旅行中は、少し寝坊しても問題ないが、最終日はさすがに緊張する。

今回は、預ける荷物もないのでパッキングは楽なのだが、とりあえず全部の物を出して店開きして、並べて畳んで入れ直す。
室内に忘れ物はないか、最終チェックは怠らない。

以前、イタリアジェノバのホテルのコートルームに、とても気に入っていたコートを忘れて来た事があったからだ。
気付いたのが、帰国直前のフランスでの事。
もう取り返す事は出来なかった。

そんな事があってはショックが大き過ぎる。

今回のホテルは、どこも全てが満足だった。

１泊目の『Hotel Castillo Bonavia』は、探すのに苦労して、ナビもうまく作動しないしホテル難民になるかと思った。

高速道路脇にあるとは思わず、やっと着いたらホテルの外観も内装もアンティークな作りで素敵なこと。
疲れは一気に吹き飛んだ。

これで、１室２人で朝食付き67.5ユーロ。11131円。
あり得ない安さだった。

２泊目は『Hotel Alcazar Irun』
２人１室95ユーロ、約16100円。

星は３つだが、それは関係ない。
ここも内装がシックで、お値段以上の価値あり。
２日続けて良いホテルに泊まれて満足。

良いというのは、家にいるように過ごせて、居心地が良いという意味だ。

３泊目は『Hotel Metrokua』
２人１室110ユーロ、約18200円。

今回泊まったホテルの中でのイチオシ！！
何より目の前が海なのでロケーションが抜群に良い！
オーナーも陽気でとってもフレンドリー。
民泊している様なカジュアルさが気に入った。

４泊目は『パラドール デ サンティリャーナ ギル プラス』
２人１室107ユーロ、約17600円。

部屋は広くてゆったりしていた。
木の床は磨きがかかっていて黒光りしていて、歩くと独特の軋む音がした。
調度品の全てが見事。

リラックスした気持ちになり、ゆったりホテルライフを楽しむ事ができた。
美しい中庭で過ごすも良し。

ホテルのホームページには、読書に最適！と書いてあったが、本読む時間も惜しかった。

５泊目は『パラドール デ セゴビア』
２人１室127ユーロ、約20581円。
チェックインしてすぐに、私のテンションはマックスになった。

外にあるカフェで昼間からワインを飲み、夜はレストランでリッチな夕食をいただく。
部屋から見えたセゴビア城が美しく、そのおかげでアルカサルまで行ってみようとなった。

あの眺望がなかったら、セゴビア城には行っていなかったと思う。

６泊目は『パラドール デ ソリア』
２人１室 127ユーロ、20581円

パラドールと言っても、古城・貴族や領主の館・歴史ある修道院を改装したものもあるが、景勝地に新しく建てられたものある。
ここは、比較的新しい近代的なホテルだった。

丘の上に位置し、ソリアの森林に囲まれてるといいながら、市街地までは徒歩10分。
他にはない立地で、素晴らしい景色を眺めながら、田舎の静かな環境の中、心穏やかに最後の夜を過ごすことができた。

ここは、最後に立ち寄ったサービスエリア。
７日間2000キロドライブしながら、色んなサービスエリアに立ち寄った。
それも楽しかった。

Ｐのマークがあって、トイレ休憩をしようと入ったら、そのパーキングエリアは高速道路をはずれ一般道の途中にあったり、いつも一般車は右に行くのでその通りに入ったら、そこのSAでは右側がトラック専用になっていて戻るに戻れず。

次に行こうと思ったら、その次が全然見つからなくて、いよいよ限界にきて脂汗が出た。

そうこうして、順調にバルセロナまで来た。

朝から何も食べていなかったので、ランチは以前入ってとても良かった
『Club Maritim Castelldefels』に行こうとなった。

Pg. Marítim, 11, L95, 08860 Castelldefels, Barcelona, スペイン

もちろん、そこに行くのに私にナビゲートせよ！と言っても無理な話。
空港のトイレに入ってさえ、出たら右？左？どっちに出たら良いかもわからなくなるのだから。

その辺をカバーしてくれるのが夫だ。
「このあたりだと思うんだよなー！」と言いながら、ちょっと小道を出たり入ったりしたらすぐに「あー、あった！あった！」と無事に到着した。

大したもんだ！！

ここで、パエリアとこのステーキを頼んだが、いずれも超が付く程に美味しかった。
スペインでの最後の食事という事で、名残惜しく感慨深いというのもあった。

帰って来て、この画を見ながら旅行記を書く作業って、とても残酷。
食べたくて食べたくてよだれが出る。

思わず我慢出来なくて、十勝ワイン町民還元用ロゼを飲みながら書いている。

今回の旅では、観光客のあまり行かない、地元民に愛されてるレストランを探そうと検索して行った。
それがどこも美味しくて良かった。

英語も通じない田舎のレストランでは、マンマが１皿１皿持ってきて「さぁ、どれにする？」と言う。
牛肉が通じないと、頭の上に人差し指を立てて角を作り、牛だとアピールしてくれた。

その地その地で出会った方々との思い出がたくさん出来た。

無事にバルセロナ エル プラット空港 (BCN)駐車場に到着。

このFIATは、力が無かったけど燃費はとても良くて、給油は途中１回と返却時の計２回。
よく走ってくれた。

ハーツレンタカーでは、国際免許証を取得しなくても発行手数料無料でオンライン発行が可能になったようだ。
今までもプチトラブルがあった際、帰国後に東京のオフィスに問い合わせると親切丁寧に対応してくれたので、これからもハーツレンタカーを利用しようと思っている。

レンタカー レンタル系（レンタカー・バイクなど）

11/2－11/3の移動距離
ソリア→バルセロナ 約486km
有料道路を使って約4時間25分。

途中サービスエリアで給油したり、休憩・珈琲ブレイクをしたので、時間は約５時間。

便出発約３時間前にバルセロナエルプラット空港に着いた。
空港出入口前に、飛行機の離発着がよく見えるスポットがあるのだが、今回は夜なので泣く泣くパスした。

バルセロナードバイの１食目。

今回のフライトは、乗継時間が短かったのが良かった。

ドバイ空港内出発ロビーは、高級店が軒を連ねゴージャスな感じだが、私に買うものは無く、きっともう来ないんだろうなぁ・・と思いながら歩いていた。

ドバイ国際空港 (DXB) 空港

出発前のカウンターでは、相変わらず手際の悪さが目立つ。
前の方で何か言ってるが、肉声なので何も聞こえない。
乗客だけが詰め寄って、収拾がつかないという感じ。

日本の様に、マイクを使って搭乗順のご案内をしっかり乗客にわかるように伝えるべきだと思った。

今までの３区間は、Ａ380-800だったが、ドバイー羽田はＢ777-300だった。
ＡＢの席だったが、Ｃに外国人の女性が座っていたので、トイレに行くのも立ちづらかった。
と言うのも、乗り込むや否やすぐに眠り始め食事も摂らないのだ。
やっと起きて彼女が立ったら、「それっ！」とばかりに一緒に立つという感じだった。

今までに「用事があったら遠慮なく言ってくださいね」というＣ席の方がいて、私も通路側になったらそう言う様にしている。

ビジネスクラスやプレミアムエコノミーでは、そのストレスが無いのだろうが、今のところまだエコノミーで良いと思っている。

夫は、小麦粉と乳製品を控えてる事もあって、機内食は完食出来なかった。
ある方が、糖尿病食をリクエストしていると仰っていて、診断書も追加料金も不要で頼めるらしい。
今度チャレンジしてみようと思った。

今のスペシャルミールは種類も豊富になったんだと改めて感心した。

機内で何本か映画を観たが、役所広司さん主演『PERFECT DAYS』を観られたのが良かった。

この映画の影響で、渋谷の公衆トイレが観光名所になっている。
渋谷区と日本財団の共同プロジェクト『THE TOKYO TOILET』が立ち上がったそうで、汚い・臭い・暗い・怖いというネガティブなイメージを一掃しようとデザイン性を重視したおしゃれなトイレが完成。
外国人観光客に人気らしい。

ドバイー羽田の機内には、日本人ＣＡが５人乗務していた。
私の座る左側のコンパートメントにも日本人ＣＡが担当していたが、cold lookで笑顔はなかった。

素敵な制服に身を包み、日本人は主に東京線にフライトしているのだと思うが、ドバイに住みながら外資系企業で働くとはどうなのか、ちょっと話を聞いてみたいと思った。

一見華やかに見える仕事ではあるが、時差との戦い・体力勝負・各国から集まっているクルー間のコミュニケーションなど、難しい事も多々あるのだろうと思った。

だが、そんな事を言っていたら勤まらない。
きっと、皆さんタフなのだろう。

バルセロナ エル プラット空港 (BCN) 空港

おかげさまで、無事に日本に戻って参りました。
『ようこそ東京へ』の看板が出迎えてくれました。

到着が遅れて、今日は帰れないので穴守稲荷で１泊する事にした。

羽田空港 第3旅客ターミナル 空港

７日間の走行距離、地図上では1809kmだが、途中 道に迷ったし、寄り道もずいぶんしたので2000km以上は走ったと思う。
なにより無事であった事が良かった。

バルセロナでは、オーバーツーリズムに抗議する大規模デモが行われていたようだが、私たちが行った北部は長閑で人も優しく食べ物も美味しく最高の旅となった。

最終日に、食事を終えてパラドールに戻る時、「日本人ですか？以前日本に行ってすごく良かったので、また行きたいです！」とスペイン人の女性2人組に声をかけられた。
「私たちのこと、日本人ってわかるんだね！」なんて驚いたりして…、ほっこりする瞬間だった。
なかなか、見ず知らずの外国人に話しかけるって勇気のいる事だと思う。
嬉しかった。

行く先々で色んな方と出会い、話をしてコミュニケーションをとる。
この一期一会こそが、旅の醍醐味だ。

深夜にアパホテル羽田穴守稲荷駅前に着いた。
当然この遅い時間、ホテル無料シャトルバスは運行していないし、アパは対象外。
京急空港線を利用した。
駅から近くて便利だった。

最近、なんだかんだとアパホテルを使う事が多くなった。
専用サイトからの予約が安く、ポイントが付くので有難い。
欲を言えば、大浴場があると良いのだが。

アパホテル 羽田 穴守稲荷駅前 宿・ホテル

海外から帰ると必ずと言っていいほどお蕎麦が食べたくなる。
ここは、ホテルから歩いてすぐの蕎麦処『田毎』さん。
創業百余年だそう。
かしわ蕎麦とざる蕎麦をいただく。
良いお店があって良かった。
やっぱり蕎麦は美味しい。

これで、今回のスペイン旅すべてが終わりました。
ちょっと燃え尽き症候群気味です。

またスペインに行きたいという気持ちと、アルペンスキーの中継を観てるとスイスにも行きたくなったり、東欧も良い。

またゆっくり楽しみながら検索を続け、次を見つけて行きます。
ご覧いただき、ありがとうございました。