一乗谷・丸岡城・永平寺で初の福井観光を満喫１泊２日の旅③

2024/10/14 - 2024/10/15

55歳、オヤジの一人旅です。
初めて福井県に行ってきました。
１泊２日のショートトリップです。
北陸新幹線敦賀開業で行きやすくなった福井県に初めて行きました。
１日目は、一乗谷朝倉市遺跡をたっぷりと見学して、福井市内に宿泊。
２日目は、現存12天守の丸岡城を訪問し、永平寺へ移動。
永平寺では、座禅を体験しました。
その２日目、現存12天守のひとつ丸岡城を訪問。
その後は、永平寺へ移動、人生初めての座禅を体験してきました。

エリア 福井市(福井)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 3.5
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 高速・路線バス 新幹線 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

２日目のスタートです。
ドーミーインで朝食をしっかり食べて、２日目の観光の出発です。
ＪＲ福井駅から路線バスで移動です。
１日目もバスに乗りまくったけど、２日目もバス移動だらけの旅になりました。
50分乗車してようやく到着。
バスを降りたところからも遠目に見えましたぁ～。
そうです、今日もお城を見に来ました！

丸岡城 名所・史跡

入城料450円をお支払いして、攻め込みますよぉ～。
丸岡城だぁ～。
現存12天守の中で唯一北陸地方にあるお城です。
東京からだと中々訪問しづらかったのですが、北陸新幹線が敦賀まで延伸したので、ようやく来ることができました。
いやいや遠かったなぁ～。

丸岡城 名所・史跡

織田信長が越前の一向一揆を平定するために派遣したのが柴田勝家です。
豊原寺を攻略した恩賞として、柴田勝家は越前の国を与えられ、北の庄にお城を築きます。
柴田勝家の甥の柴田勝豊がこの豊原を含むこの地域を治めるために築城したのが丸岡城です。

丸岡城 名所・史跡

丸岡城は平野の丘（標高27ｍ）を本丸として建てられた平山城です。
天守は２層３階、高さ12ｍの独立式望楼型、天守台の石垣の高さは６ｍ、野面積みです。
屋根は石瓦で覆われていて、現存12天守で唯一だそうです。
石って、かなり重たいはずだけど、大丈夫なんですか？
ちょっと不安になりますね。

丸岡城 名所・史跡

真下から見上げると、狭間や石落としがよく分かりますね。
この天守台の石、墓石が使われているそうです。
墓石を転用した石垣なんて、いいんだか悪いんだか分かりません。。。
板張りが何とも無骨な雰囲気を醸し出しています。
これも、姫路城とは全く違うなと感じました。

丸岡城 名所・史跡

１階と２、３階を貫く通し柱はありません。
９月に訪問した姫路城は立派な大柱があったけどね。
１階が、２階と３階を支える構造になっています。
それで、柱が何となく細いってことですね。

丸岡城 名所・史跡

１階から２階に上がる階段です。
何と角度は65度です！
ちょっと急すぎでしょ。。。
自撮り棒を持ちながら、階段を上がろうとしていたおばさんが注意されていました。
そりゃ、そうだよね。

丸岡城 名所・史跡

そして、こちらは２階から３階へ上がる階段です。
その角度は、何と67度です！
いやいや、これは一歩間違えば大怪我するやつですよ。
ここで大怪我したら、大変なことになるし。
会社をさぼって（年休です！）、お城巡りをしていて、骨折したとかバレたら、えらいこっちゃですぜ。。。

丸岡城 名所・史跡

この階段を上から見るとこんな感じです。
ほば垂直な階段というか、はしごみたい。
ロープを掴み、一段一段、慎重に上がり下がりしましたよ。
階段の下の部分、踊り場がほとんどないんですよね。
これも珍しい構造だと思いました。

丸岡城 名所・史跡

1948年、丸岡を震源とする福井大地震で天守は倒壊しました。
しかし、研究されていた資料、市民の寄付等により、1955年に倒壊した部材の70％以上を再利用し、修復再建されました。
すごい努力。
城下町に住む人にとって、天守があるのとないのとでは大違いですもんね。
城下町に住んでみたいなぁ～といつも思っているんですよ。

丸岡城 名所・史跡

天守最上階に来ました。
廻廊付きの望楼になっています。
窓も大きくて開放感たっぷり。
写真は窓から手を外に出して撮ったもので、廻廊部分に出ることはできません。
手すりが低いから、ふざけて落ちちゃう人がいるんだろうな。。。

丸岡城 名所・史跡

天守最上階からの眺めです。
絶景ですね。
本丸からの高さは18ｍ、麓からの高さは35ｍあります。
遠くには日本海まで見渡すことができるそうです。

丸岡城 名所・史跡

丸岡城は、柴田家が滅びると、安井、青山、今村、本多、有馬が統治することになります。
こちらの家紋は有馬家のものです。
ちなみに、本多家は４代目藩主は資質に欠けるとみなされ改易になりました。
有馬家は、九州のキリシタン大名でしたが、有馬晴信が切腹後、延岡（日向）、糸魚川（越後）、そして丸岡（越前）と移封されてきました。
有馬誉純は、江戸幕府に認められた名君です。

丸岡城 名所・史跡

丸岡城天守を国宝に！ってあるけど、何のためなんだろう？
９月に行った姫路城は、国宝かつ世界遺産ということで、観光客で大混雑していました。
明らかにオーバーツーリズムでした
まあ、丸岡に大勢の観光客が押し寄せるとは思わないけど、今のままでいいんじゃないかなぁ～。
訪問するのにハードルが高いと思っていた丸岡城に来ることができました。
北陸新幹線に感謝です。

丸岡城 名所・史跡

現存12天守の丸岡城を満喫しました。
これで、現存12天守コンプリートまであと３城、現実味を帯びてきました。
ここから、また路線バスに乗って移動です。
40分も乗っていたので、ちょっと居眠りしちゃったけど、無事に到着しました。
目的地の永平寺です。
先ずは、門前町でランチをいただきます。
ちょうどお昼時だったので、どのお店も大混雑、こちらのお店も10分ちょっと待ちました。
福井グルメのひとつ、越前おろしそばをいただきました。
お値段は、990円。
でも、お味は正直を言うと。。。
お値段の割には。。。
朝食のドーミーインで食べたおろしそばの方が数段美味しかったです。

山楽亭 グルメ・レストラン

それでは、気を取り直して、今回の旅の最後の目的に行きましょう。
曹洞宗大本山永平寺です！
一乗谷、北の庄城、丸岡城を巡って、最後は東尋坊にしようか、永平寺にしようか迷いました。
丸岡城から東尋坊に行くには、直行の路線バスがなくて、福井駅に戻る形になるので、時間ロスが大き過ぎる。。。
レンタカーなら行けたんだろうけど。
東尋坊は別の機会に行くことにして、今回は永平寺でやったみたいことがあったので、そちらを優先することにしました。

曹洞宗大本山永平寺 寺・神社・教会

日本曹洞宗第一道場　吉祥山永平寺、何とも、ありがたい感じがします。
永平寺をいう名前は知っていても、どこにあるか分からなくないですか？
今回の旅のプランニングを考えている時に初めて場所を知りました。
何とも恥ずかしい。。。
永平寺は、1244年、道元禅師によって開かれた座禅修行の道場です。

曹洞宗大本山永平寺 寺・神社・教会

それでは、こちらから境内を見学させていただきましょう。
10月中旬、紅葉じゃなくて、新緑の季節みたい。
天気が良くて、葉の緑がきれいでした。

曹洞宗大本山永平寺 寺・神社・教会

参道の正面、突き当りにある唐門です。
一般観光客は通ることができません。
住持が正式に入山する時など、特別な時のみ開きます。
何とも威厳がありますよね。
ゆく年くる年の中継で出てきそうなイメージじゃないですか？
立派な杉の木は樹齢500年です。

曹洞宗大本山永平寺 寺・神社・教会

手水舎のすぐ横に観音様がいらっしゃいました。
道元禅師が帰朝の際、海が荒れて大変なことに。
すると、観音経を唱えたところ、一葉の観音様が現れ、荒海は静まり、無事に帰国することができました。
片膝をついているの、、、と一瞬感じてしまった自分が何とも恥ずかしい。
ありがたい観音様です。

曹洞宗大本山永平寺 寺・神社・教会

通用門を通り、中に入りましょう。
とにかく巨大な鉄筋コンクリートの建物は、吉祥閣です。
受付（法事等）や研修施設が整っている建物です。
階段を上がったところは、傘松閣（さんしょうかく）という大広間になります。
そぼ広さは、何と156畳敷！
別名、絵天井の間と呼ばれています。
この絵は、昭和５年当時の著名な画家144人が書いた230枚だそうです。
144人で230枚？
まあ、そんなところは気にしないようにしましょうかね。。。

永平寺 吉祥閣 寺・神社・教会

その絵の中から、５つの生き物の絵を見つけると、幸運が呼ぶとのこと。
唐獅子（口を開けている雄）、唐獅子（口を閉じている雌）、夫婦鯉、天に昇る鯉、リスです。
こちらは、唐獅子（口を閉じている雌）です。
５つ全部は見つけることができませんでした。
ずっと上を向いて探していると、首が痛くなっちゃったもんで（笑）

永平寺 吉祥閣 寺・神社・教会

敷地は約33万㎡、70もの建物が点在しています。
特に、その中でも重要な建物が七堂伽藍です。
七堂伽藍は、座禅や読経など雲水さんの修行が行われる７つの建物です。
全ての建物が回廊や階段でつながっています。
僧堂、法堂、仏殿、大庫院、浴室、山門、東司の７つです。
雲水さんは、禅宗の修行僧のことです。

曹洞宗大本山永平寺 寺・神社・教会

立派な階段ですね。
山門から法堂につながる階段です。
冬は何とも冷たくて寒そうです。
寒がりの自分では、全く修行になりそうにありません。
靴下の中にカイロを忍ばせたりしたら、怒られるんだろうな。

曹洞宗大本山永平寺 寺・神社・教会

一番上の段にある法堂（はっとう）、禅師が説法を行う道場です。
朝のおつとめ（読経）など色々な法要が執り行われます。
とても厳かな空気感でした。
ちょっとだけ、畳の上に正座して、気持ちを落ち着かせていました。
日本人だなぁ～。

曹洞宗大本山永平寺 寺・神社・教会

こちらは、仏殿（ぶつでん）、二重のや屋根と石畳の床で構成される伽藍です。
本尊の釈迦牟尼仏が祀られています。
とにかく規模が大きいです。

曹洞宗大本山永平寺 寺・神社・教会

階段の上にある門の向こう側には越前藩３代目藩主松平忠昌のお墓があります。
永平寺の中でも最も古い建物です。
きれいに整備されていて、特別な廟所だと感じました。
松平忠昌は、徳川家康の孫、結城秀康の次男です。
結城秀康は前日、福井城で像を見ましたね。
伽藍の途中の通路から、顔を出して（腕を伸ばして撮影しました）、見るしかありませんよね。

曹洞宗大本山永平寺 寺・神社・教会

浴室の入り口です。
雲水さんが厳粛な作法に従って、入浴する場所です。
貴重な水を大切に使うそうです。
この山奥、水は大切ですもんね。

曹洞宗大本山永平寺 寺・神社・教会

雲水さんは、全国から集まり、日々100人以上が修行されています。
座禅、朝課（朝の読経）、作務（清掃）などの修行を行っています。
自分の家は、曹洞宗ではありませんが、我が身を顧みる心の聖地だと感じました。
でも、ここでも外国人が自撮り棒を持ち歩いて、大騒ぎしていました。
何とも悲しくなるというか、怒りが湧くというか。

曹洞宗大本山永平寺 寺・神社・教会

永平寺でこちらを体験してきました。
人生初の座禅です。
500円を収めさせていただきます。
所要時間50分とありますが、実際に座禅をする時間は10分程度です。
座禅をする特別な場所に入らせていただきました。
手の組み方、胡坐の組み方、お辞儀の仕方等を教わります。
とても若いお坊さんが分かりやすく、解説してくれました。
普段、欲にまみれた生活をしているので、とても新鮮で貴重な時間を体験することができました。
心が乱れたら、肩を叩かれると思っていませんか？
叩かれるではなく、叩いていただくのだそうです。
自分で心が乱れたら、手を挙げて申告して、首を傾けます。
すると、お坊さんが叩いてくれるとのことです。
ちょっと怖くて、申告しませんでしたけどね。
私は、とにかく身体が硬くて、胡坐をかけません。
体育座りみたいになっちゃっいました、恥ずかしい。
それと、座禅を行っているときは、目を閉じないんですよ。
壁を向いて、目を見開いて集中します。
あっという間に10分が過ぎました。
帰宅してから、ずっと寝る前に10分ほど座禅をし続けています。
心が落ち着きますので、おすすめですよ。

曹洞宗大本山永平寺 寺・神社・教会

またまた路線バスに乗り、JR福井駅に戻ってきました。
今回の旅は、路線バスに乗りまくりました。
ＪＲ福井駅です。
北陸新幹線開業で生まれ変わったんだね。
立派できれいな駅でした、個性はないけどね。

福井駅 (福井県) 駅

福井県と言えば、恐竜王国です。
恐竜が生きていた頃、川や湖だったところに死んだ恐竜の骨が溜まりました。
その骨がたくさん埋まった地層（ボーンベッド）を発見できたからなんだって。
まあ、ラッキーだったってことね。
こちらの首長竜は、フクイティタンです。
こんな長い首を支えるだけで大変です。

福井駅 恐竜広場 名所・史跡

こちらは、スコミムス・テネレンシスです。
なに、なに？
読みづらいし、覚えられないですよ。
細長い口の中には、歯が120本以上もあったんだって。
魚を主食にしていたそうです。

福井駅 恐竜広場 名所・史跡

こちらの２頭は今にも争いそうな感じ。
フクイラプトル、フクイサウルスが睨み合っています。
まあ、もちろん戦うことはないんだけどね。
後ろのＪＲ福井駅の壁にも大きな恐竜が描かれています。
どこまでも恐竜推しなんだね。

福井駅 恐竜広場 名所・史跡

出たぁ～、ティラノサウルスだぁ～。
動くし、吠えるし、結構な迫力がありました。
小さな子供が驚いて、ギャン泣きしていたけど、トラウマになるんじゃないの。。。
センサーがついているようで、近づくと急に動き出していましたよ。

福井駅 恐竜広場 名所・史跡

こちらのカラフルな恐竜は、トリケラトプスです。
こちらも動いていました。
しかし、トリケラトプスって、こんなにカラフルだったの？
カメレオンみたいです。

福井駅 恐竜広場 名所・史跡

下には、子供のトリケラトプスもいましたよ。
子供でもかなりの大きさ、カバくらいなのかなぁ～？
それにしても、派手だね。
こんなカラフルだったら、天敵にすぐ見つかっちゃいそうですけど。

福井駅 恐竜広場 名所・史跡

ＪＲ福井駅の中に入ると、骨格の標本がありました。
逆光で写真を撮影したら、何だか味のある感じになりました。
フクイラプトル・キタダニエンシスだって。
これまた、覚えられないけどね。

福井駅 (福井県) 駅

もう夕方になっちゃいました。
この日は、ホテルの朝食、越前おろしそばの昼食だけだったので、小腹が空きました。
福井駅の駅ビルのレストラン街にあったラーメン屋に入りました。
８番ラーメン　くるふ福井駅店です。
富山、石川、福井の北陸を中心に100店舗以上もある巨大チェーンです。
注文したら、10分ほどでやってきました。
小さなＢセット（930円）
ラーメンは、味噌、塩、醤油、バター風味の４種類がありますが、味噌味を選びました。
ミニラーメンとミニ炒飯のセットです。
味噌の味が濃くて、野菜もたっぷり、ミニラーメンですが、小腹を満たすには十分な量でした。
炒飯は、パラパラ系ではなく、しっとり系でした。
私は、しっとり炒飯派です。

この後、お土産を買って、北陸新幹線で帰京しました。
北陸新幹線開業のお蔭で、福井に初めて行くことができました。
今までは、金沢駅乗換か、東海道新幹線で米原駅乗換だったので、とても便利になりました。
初めての福井、めちゃくちゃ楽しかったです。
時間と交通手段の関係で行けなかったけど、恐竜博物館や東尋坊にも行ってみたいです。
東尋坊に行って、サスペンスドラマの音楽を口ずさんでみたいよね。

８番らーめん くるふ福井駅店 グルメ・レストラン