
2024/01/05 - 2024/01/06
217位(同エリア597件中)
赤い彗星さん
この旅行記スケジュールを元に
帰京前に米沢に立ち寄り、米沢牛の昼食を頂きました。
帰りの新幹線に乗るまでの短い時間で駆け足でしたが、米沢城址に鎮座している上杉神社や東北最大級の酒造資料館である東光の酒蔵を訪問しました。
上杉神社の稽照殿は、冬季休館中で見る事が出来なかったので、いつか再訪した際に見学したいと思います。
- 旅行の満足度
- 4.0
-
昼食を摂るために、米沢駅東口から徒歩約15分の米沢牛亭ぐっどにやってきました。
米沢牛亭 ぐっど グルメ・レストラン
-
折角米沢にやってきたので奮発したメニューを注文すればいいのだけど、牛すじという言葉にめっぽう弱い質のため、頼んだメニューは牛すじ丼。
ただイメージしていた牛すじと違って、まるでサイコロステーキのようなお肉が乗っていて、美味しいお肉を堪能出来ました。追加で頼んだ肉団子も、外がカリッとしていて食べ応えのある美味しい肉団子でした。 -
訪れる数日前に雪が積もったらしく、商業施設の大きな駐車場の一角に除雪された雪が積み上げられていました。
-
米沢駅から、2kmほどの場所にある上杉博物館にやってきました。
特に雪も積もっていなかったので普段なら歩いていたかもしれないけど、予約した帰りの新幹線の時間もあるのでタクシーを使用しました。
雪国のタクシーは、雪の多い時期(1、2月)は割増料金になるんですね。
在来線を走る新幹線もそうだけど、地域や季節によって状況が違うのは、経験して初めて知ることが多いなあ。米沢市上杉博物館 美術館・博物館
-
入口から館内に入ると、すぐに能舞台が目に入ります。
米沢藩4代藩主の上杉綱憲は、自ら舞うほど能楽に熱心で、米沢城二ノ丸で行われる能楽を庶民に開放したりもしていたそうです。 -
上杉記念館庭園の木々も雪に備えた囲いがされていますが、地面の一部に雪が散見されるだけで雪が積もっていませんでした。
-
江戸時代の米沢の街並みを再現したミニチュア。
-
上杉景勝と直江兼続の兜の前立てを模した展示品。
-
上杉神社の鎮座する米沢城址に向かう途中で見かけた上杉鷹山公座像。
-
米沢城址の手前に鎮座する松岬神社。
明治35年に上杉神社から、上杉鷹山を分祀して創建されました。松岬神社 寺・神社・教会
-
社号は、米沢城の別名である松岬城から名付けられました。
-
大正以降、米沢藩初代藩主の上杉景勝と重臣の直江兼続。
上杉鷹山の師である細井平洲、鷹山と共に藩政改革に励んだ重臣の竹俣当綱と莅戸善政が合祀され、6柱の祭神が安置されています。 -
米沢城を囲むように設けられた水堀。
米沢城跡・松が岬公園 名所・史跡
-
毘沙門天が由来の「毘」と総攻撃を懸ける際に掲げられた「龍」の二つの上杉軍の軍旗が、米沢城址に至る橋の両側に掲げられていました。
-
NHKの大河ドラマ「天地人」の主人公・上杉景勝と直江兼続の像が、上杉神社の参道に建てられています。
-
先程は座像を見かけましたが、上杉神社の参道には立像が建てられています。
上杉鷹山は、アメリカ大統領のジョン・F・ケネディが尊敬していた為政者で、江戸時代屈指の名君として知られていますね。
多額の借金で首が回らなくなっていた米沢藩を、質素倹約、現在まで名産品として残るような産業振興、藩校を設立し教育奨励など、多くの改革を行い藩政を立て直しました。 -
上杉鷹山の残した有名な言葉ですね。
我が身を省みると、ただただ耳が痛い。。 -
米沢城址に鎮座する上杉神社の鳥居が見えてきました。
-
上杉神社の二の鳥居。
-
唐破風を持つ唐門の先に、上杉神社の拝殿が見えてきました。
上杉神社 寺・神社・教会
-
上杉神社の御祭神は、最強の戦国大名としてよく名前が挙げられる「越後の龍」こと上杉謙信です。明治に入り、上杉家中興の祖として上杉鷹山も合祀されましたが、明治35年に分祀され、松岬神社が創建されています。
-
上杉神社の少し奥にひっそりと佇む春日神社の鳥居。
-
越後国司の藤原遠成が、越後の春日山頂に春日大社から分霊を受け、春日神社を創建したのが始まりです。越後-会津-米沢と上杉家の移封と共に遷座してきました。
大正時代の大火で焼失した社殿は、昭和56年に再建されました。 -
上杉神社から、徒歩で約15分程の東光の酒造にやってきました。
米沢藩上杉家御用達だった酒造です。
現在は、東北最大級の酒造資料館として公開されているので早速入場してみます。酒造資料館 東光の酒蔵 美術館・博物館
-
入口で入館料350円を支払って建物に入場すると、エントランスが拡がっています。エントランスには、かつての商家の様子が再現されています。
-
当時の帳場を再現した部屋。
説明書きに書かれていますが、創業が慶長2年(1597)と関ケ原合戦よりも前で400年以上も続く造り酒屋さんです。 -
帳場横の中の間。お客さんたちと世間話したり、休憩スペースとして使用していたのかもしれないですね。
-
納戸には、何故か仏像が展示されていました。
-
エントランスと帳場ゾーンを真っ直ぐに進んで行くと、酒の仕込みに使用されていた大きな桶が展示されています。
-
東北最大級の仕込蔵の入口。
実際に酒の仕込みを行っていた土蔵の中には、当時の作業場の様子が復元されています。 -
日本酒が出来るまでの行程が、1枚の図に図示されています。
説明書きだけでなく、図で示してくれるとよりイメージしやすいですね。 -
図の下には、より視覚的に理解できるように、各工程の立体模型が展示されていました。
-
仕込み蔵の中にずらりと大桶が並ぶさまは、壮観な光景です。
大桶の並んだ奥の壁には、「東光」の暖簾が掛けられています。 -
熟成したもろみを搾るための酒槽。
こちらの大きな木枠に並べて、二日かけて人力で搾り、新酒と酒粕に分けていたそうです。 -
麹室の様子。室床に広げられた蒸米に種麹を撒き、二日かけて温かい麹室で麹づくりをしていました。
-
蒸し米を扱う道具が、纏められて展示されています。
-
こちらには出来上がった日本酒を入れるための甕が並んでいます。
-
仕込蔵の奥にひっそりと佇む三輪明神御分社の社。
奈良県の三輪山に鎮座する三輪明神大神神社の分社です。
お酒の神様である大物主大神と少彦名神が御祭神として祀られています。 -
全国で見てきた豪商や豪農住宅ぐらいの広さがある大きな台所です。
板の間に囲炉裏があり、食器や甕などが置かれている風景は、他の住宅と変わらないですね。 -
台所横の茶の間にも囲炉裏が設けられています。
神棚もありますし、一家団欒の場所だったんでしょうね。 -
上段の間の床の間には仏画が飾られていて、酒樽やお餅がお供えされています。向かい側に先ほど見学した帳場が見えています。
-
当時、小島酒造本店に実際に備えられていた消防ポンプ。
ドイツから輸入した消防ポンプを分解模倣し、全国に普及したものだそうです。 -
フリースペースとして休憩も可能なお休み処。
正面の扉の向こうは、試飲も出来る売店になっています。 -
大桶を棒でかき回して本仕込み中の立体模型。
-
有料試飲コーナーで何杯か頂き、酔っぱらうまではいかないもののほんのりといい感じ。日本酒は廻るのが早い。梅酒が特に美味しかった。
-
新幹線の帰りの便の時間が近づいているので山形駅に戻ります。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
山形訪問
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったスポット
もっと見る
この旅行で行ったグルメ・レストラン
米沢(山形) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 山形訪問
0
46