2024/11/18 - 2024/11/27
86位(同エリア1043件中)
まつじゅんさん
- まつじゅんさんTOP
- 旅行記680冊
- クチコミ1121件
- Q&A回答61件
- 889,614アクセス
- フォロワー160人
いつも甲子園球場に野球観戦に向かう途中に、気になっている建物があります。
フランク・ロイド・ライトの愛弟子 遠藤新氏が設計した「旧甲子園ホテル」で、1930年に甲子園ホテルとして竣工しました。
しかしながら、太平洋戦争の激化により、ホテルとしての営業は、わずか14年間で、1944年に国に接収されて海軍病院となり、終戦後はアメリカ進駐軍の将校宿舎として、10年にわたって使用されてきました。
その後は、旧大蔵省が管理していましたが、1965年「由緒ある建物を管理保存したい」と、学校法人「武庫川学院」が国から譲り受け、1991年には、内・外壁改修と、修復、造園工事が行なわれ、2006年には、建築学科の教室・スタジオ・図書館等の用途へ改修されました。
2007年には、国の近代化産業遺産に認定され、2009年に国の登録有形文化財に登録されています。
*ヨドコウ迎賓館↓
https://4travel.jp/travelogue/11729759
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
-
奥様は、学生時代にこちらで講義を受けていた(らしい)ようですが、当時の印象は暗く陰気な校舎、という事でした。
40年以上も昔の話ですので、今回生まれ変わった校舎の綺麗さに「いいな」と言っていました。
この建物は、西洋建築と日本建築を融合した独創的な建物で、屋根には緑の瓦、日華石と素焼きタイルの壁、ホールの光天井には市松格子の障子が施されていて、シンボルの打ち出の小槌のオーナメントが、随所に見られる等、洋式建築に巧みに「和」の要素が取り入れられています。武庫川女子大学甲子園会館(旧甲子園ホテル) 名所・史跡
-
旧甲子園ホテルは、1930年に関西屈指のリゾートホテルとして、西宮市の武庫川沿いに開業した、フランク・ロイド・ライトの意匠を継承する、独創的な名建築です。
-
隣接して建つ、景観建築学科の新校舎は、大きな屋根と深い庇を持つ外観で、2020年に竣工しました。
緑釉瓦や石、装飾タイル等の伝統的材料が、現代建築に取り込まれた優美なデザインとなっています。
この建物は、中央部に玄関・フロント・メインロビーを配置し、左右に食堂とホールが、庭に向かって張り出すように配置されています。
その両翼上階に、客室群が積み上げられて建物全体を形づくっています。 -
校舎南側の森は、庭園として整備されていて、建築と庭園が一体となった風景になっています。
-
設計概要:
・用途 ホテル→大学
・規模 地下1階・地上4階建
・構造 鉄筋コンクリート造
・敷地面積 35,614.75 m2
・建築面積 2,248 m2
・延床面積 6,172 m2
・設計 (株)大林組(既存建物:遠藤新)
・施工 (株)大林組 -
屋根には淡路産の緑の瓦、遠藤 新氏がフランク・ロイド・ライトの元で、帝国ホテル建設に携わった経験が活かされています。
水平の板が積層されたような建物の全体形、ボーダータイルとテキスタイルブロックによる仕上げ等、建物のいたるところにライトの影響を見てとることができます。
しかし、大谷石より耐久性に優れた日華石の使用や、設備の集約による更新への配慮等、独自の工夫が数多く見て取れる事例となっています。 -
皇族、閣僚をはじめ、文化人や海外の要人が数多く宿泊し、大リーガーのベーブ・ルースらも利用したそうです。
-
照明も、結構手が込んだ加工がされてます。
東西2つのホールをつなぐ1階廊下も綺麗です。 -
模型で見るのが、一番良く解りますね。
-
日華石とタイル「泰山タイル」の壁、シンボルの打出の小槌のオーナメント等、洋式建築に巧みに「和」の要素が取り入れられています。
華麗でモダンな姿は「東の帝国ホテル、西の甲子園ホテル」と並び称さていたようです。 -
ホールの光天井には、市松格子の障子がありました。
舞踏会では、作曲家の山田耕筰氏がオーケストラを指揮したと伝わっています。 -
中2階から、ホールを見たらこのような感じです。
-
ホールの装飾も見事です。
建築の設計においては、空間の質を決定するということが、建物全体の評価につながる重大な要素です。
それを建築がもつ表情、と言えるものかもしれませんが、来館者は建物に親しみを感じたり、逆に無表情な感じを覚えたりもします。
そこに格調や高貴、という質を建物に纏わせるのは、なかなか難しい事だと思います。
決して、価格の高い材料を使えば実現できる・・・・、という類のものではなく、甲子園会館は、格調高い高級ホテルとして建てられました。
使用されている材料も、安くはないものですが、それだけでなく立体的に展開される平面構成や、入念に考え抜かれた装飾。
職人の細やかな手仕事の集積が一体となり、この建物の外観や、内部空間を実現させているものと思います。 -
建物の耐震改修は、既存の構造を補強するという主旨で行なわれました。
この建物の地盤は、強固な場所に建設されていて、なおかつ、その構造体も設計・施工においても精度の高い仕事が成されています。
阪神淡路大震災の際にも、ヒビひとつ発生しなかったといわれていて、大規模な構造改修が不必要であったことも、当時の姿のまま見せることに貢献したと思われます。
設備機器の更新も、節目毎に行なわれてきましたが、中央部地下に設備パイプを集約したダクトスペースが設けるという、当時としては画期的な考えのようです。 -
1965年当時に、大蔵省の管理下にあったこの建物譲渡に際しては、色々な案があったようです。
もう一度ホテルとして利用する、といったものや、市立の博物館というのもあったそうです。
武庫川学院が権利を取得したのは、いくつか理由があったと考えられていますが、
ひとつは、大学の教育施設として利用するという事で、今後も継続的に施設の運営管理が行なえるということです。
もうひとつは、甲子園ホテル建設時の姿へ復元を約束した事です。 -
昨今、公共建築においては、このような建物は少なく、また求められなくなっ来たように思います。
しかし、建築に格調を与える、あるいは空間の質を向上させる技術は、設計者にとって必要な能力で、この建物を教材として、建築を学ぶ学生が、実際に手で触れ、そのなかで生活を送れるという事は、貴重な体験だと思います。 -
庭と一体となって、素晴らしい空間となってます。
-
当時、周囲の土地は、阪神電鉄の所有で、大蔵省からの譲渡分には含まれていなかったようですが、武庫川学院はこの約束を守り、1991年の造園工事において、ホテル時の面積には及ばないものの、周囲の土地を取得し、庭園の池を再現し外観を水面に映すなど、過去の姿の復元に努められています。
もし、商業施設等への運営媒体に譲渡されていたら、今日の姿はなかったと言えますね。 -
春爛漫の池泉式庭園から見る、甲子園会館。
-
バーに使われた、空間のモザイク床タイルも味がありますね。
-
「打出の小槌」の日華石レリーフです。
-
今回のツァーは、旧甲子園ホテルで提供されていた「オールドファッション」と珈琲がセットされています。
バタークリームのバラが綺麗ですね。 -
ここからは、11月27日に行った「甲子園歴史館」の展示です。
何度目かの歴史館ですが、奥様は、先ずは素戔嗚神社で、今シーズンのお礼参りだそうです。甲子園素盞嗚神社 寺・神社・教会
-
甲子園は、100年を迎えます。
球団にお金はあるようで、アルプススタンドに銀傘を設置する工事が始まっていました。阪神甲子園球場 名所・史跡
-
チャンピオンフラッグが、ドーンと迎えてくれます。
甲子園歴史館 美術館・博物館
-
岡田監督が言われていた、普通の事をしたらええねん、という言葉が深いですね。
-
阪神はG党の私から見ても、暫くは強いと思います。
30歳前後の働き盛りの選手が、揃っていますからね。 -
若い力が台頭してきたら、どうしてもはじき出されていく選手が出ますね。
私達が、初めて甲子園に来た頃は、秋山投手の活躍がありましたねぇ。 -
高校野球では、やはり出場校のボールを見てしまいます。
頑張って、また甲子園に来て欲しいですね。 -
色々な方の、サインボールもありました。
道上さん、どうされているかな。。。。 -
バックスクリーンからの景色、本当に広いですね。
今回、これまで。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったスポット
西宮・芦屋(兵庫) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
31