2024/10/23 - 2024/10/24
129位(同エリア243件中)
芦花さん
滋賀県周遊の旅、今回は甲賀市の甲賀地方と信楽焼。
関東に住んでいるとイメージ湧かないですが、信楽は甲賀市にあるというので、どんな地理関係かも興味深いところでした。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 自転車
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水口のホテルから、路線バスに乗り貴生川駅へ。そういえば貴生川って前柏レイソル監督(2024年12月退任)にして元日本代表の井原正巳さんの故郷だったのですね。
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忍者をあしらった信楽高原鉄道ですが、いまだこの路線が廃線せず生き残っていることにちょっと驚きます。
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終点の信楽駅では早速タヌキの置物がお出迎え
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懐かしい朝ドラ「スカーレット」の看板とともに。
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信楽伝統産業館内にある信楽焼ミュージアムへ。
コンパクトながら信楽焼のエキスがギュッと詰まった美術館で、なるほど信楽焼ってこういうことだったのか、納得しつつ、実物を見ながら勉強にもある秀逸なるミュージアムでした。 -
岡本太郎作、信楽焼の「座ることを拒否する椅子」。
岡本太郎って信楽出身だとは知らなかった。 -
ミュージアムの掲示より
「信楽焼の発祥は13世紀後半(鎌倉時代)といわれ、14世紀には窯構造の発展によって独自の発展を遂げていきます。15世紀に入ると、京都という大都市に近い地の利を活かして商圏を拡大。茶の湯文化の振興と相まって茶陶として珍重されました。 -
「登窯」が導入された江戸時代には茶器や徳利などの日用品が大量に生産され、明治時代には工業製品としてその用途を広げるとともに、江戸時代から製造がはじまった火鉢は、その品質のよさから庶民に親しまれました。
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戦後の昭和には「信楽たぬき」が登場。信楽焼の名が全国に知れ渡るよらになりました。
その後、信楽焼は食器類から建築物まで様々な領域で用いられ、高い芸術性と技術力を両輪に、800年の伝統を今に受け継いでいます。 -
なぜたぬきなのか?
たぬきの置物は本当に縁起がいいんです。このたぬきを最初に作ったのは、明治時代の藤原鐵造というという陶芸家で、このたぬきのカタチは「八相縁起」と呼ばれる縁起を表現。 その八つの縁起とは以下の通り。
*笠:災難を防ぐため普段から準備
*大きな目:周りを見渡し気配りができるよう
*笑顔:お互いに愛想よく
*大きな腹:冷静さと大胆さを持つよう
*徳利:人徳を身につけるよう
*通い帳:信用が第一
*太いしっぽ:何事もしっかりした終わりかたを
*金袋:金運が良くなるように
このように、信楽のたぬきには、このような縁起担ぎが込められています。 -
ミュージアムを出て新宮神社へ。
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阿吽の狛犬も信楽焼製か。
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10分ちょっと歩いて宗陶苑へ。
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ここでも「スカーレット」。
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ショップで店員さんにお声がけのうえ、苑内を見学させていただきましたが、大量のタヌキの置物。
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高台になっていて、いかにも里山らしい雰囲気。
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NHK朝ドラ「スカーレット」の舞台になった丸熊陶業さんの「穴窯」。
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中を見学し、
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昔使ったというガス窯も。
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素敵な焼き物
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クリの釉薬を使ったという大型マグカップ(税込7,700円)を購入させていただきました。
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これが登窯。大迫力
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上から見た登窯
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通りには信楽焼にちなんだ名前がついている
「ろくろ」通り。 -
ランチは地元の人気うどん店「亀楽屋」へ。
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ココはほかにはなかなかない珍しいうどんやで、丼一杯がおおもりの大ボリュームで値段もほぼすべて1,000円以上。
ティッシュ入れも信楽焼の陶器でできている! -
天ぷらうどん1,600円選択。「こもり」つまり他店で一般的なサイズにもできますが、値段の割引はありません。したがって「おおもり」が標準なのです。
そして「天ぷらうどん」といっても、うどんの丼の上に天ぷらがトッピングされているのではなく定食形式で登場。したがって天つゆもついてきます。
さすがのおおもりスタイルなので、天ぷらもボリューム満点。中サイズのエビが三本に野菜天ももりだくさん。うどんは讃岐風で、関西らしいすっきりしたつゆです。 -
信楽の土の特徴もあって「形になるものはなんでもつくる」という信楽焼ということで、トイレのシンクも「明かりが漏れる」という半透明?の信楽焼。
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ここから歩いて30分ちょっと。滋賀県立陶芸の里へ。
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信楽焼のデザイン火鉢
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丘の上には陶芸館があって、東南アジアの陶器のイベントを見学
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信楽駅に戻ると巨大なタヌキの置物がハロウィーンスタイル。
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忍者列車に乗って貴生川に戻ります。
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単線で実にローカル線らしい鉄道
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信楽高原鐵道は、実は過去に列車と列車が衝突する大事故があって多くの人がなくなりましたが、その慰霊碑が事故現場にもありました(別の日に現地訪問)。
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翌日は自転車で忍者の里「甲賀」へ。
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甲賀の里に入る。
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なんと言っても甲賀流忍者=侍衆が会合を開いていたという油日神社
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甲賀忍者ゆかりの神社です。
ちなみに「忍者」という言葉が、一般的に使われるようになったのは昭和30年代。当時司馬遼太郎や山田風太郎などの時代小説が流行り、そのブームの一環として「忍者」という言葉が浸透。 -
黒装束を着てさまざまな超人的身体能力を保持しつつ、特殊なツールを使って魔法的な技をみせるという、世界中に広まった「忍術」は、江戸時代後期の歌舞伎や浮世絵の世界の中で作られたそう。
この油日岳を御神体として祀った神社が油日神社。 -
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忍術の発祥はというと、どうやら修験道からのようです。
今でも甲賀地方では製薬業(近江製薬・塩野義製薬工場・キョーリン製薬工場等)が盛んですが、この辺りも修験道の伝統が絡んでいるのではないでしょうか? -
効果流忍者の姿(くすり学習館内にて)
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もちろん薬の展示もあります。
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ランチは地元の人気ラーメン店「宇奈月」。
平日の開店時間11時のタイミングでお伺いしましたが、ラーメンを食べ始めたのは11時40分ぐらいだったので、相当な人気店ではないかと思います。
草津線の間際にある店舗なので、電車が通るたびに揺れるのが面白い。エル字型カウンターのみの店舗で、お客さんは地元のなじみの方も多いようです。
外が行列でも中はまったりとした雰囲気漂うお店で、通っている方には居心地のよさそうな店舗ではないかと思います。
もちろん私のような観光客にも、丁寧な対応で間口の広い人気店のようです。 -
中華そば「おおもり」におしずしをセットしてちょうど1,000円と、イマドキのインフレ時代にしてはリーズナブルな価格設定。
柔らかめの麺に京都風らしい、脂の程よく絡まったスープで、ちょっとなつかしい印象のラーメン。 -
押し寿司は、作り置きではないので、ご飯が持ち帰りによくある押しずしにありがちなの固めなシャリ(仏舎利のシャリが語源)になっていなくて、しっとりした触感が程よい。具は青魚系で中にインクルードされているタイプ。奈良の柿寿司みたいに極薄の具です。
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途中、もっこりした生垣がどうにも気になります。
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大島神社へ。大原氏の同名中が集まったという大島神社(旧大原祇園社)。
同名中とは(または同名中惣)とは、室町時代に発展した指導的農民層でもある小領主・地侍層がムラの運営を担う自治組織。
戦国末期には郡レベルでの自治を行う「甲賀郡中惣」をも成立。地元の守護大名「六角氏」はこれを黙認したことで、甲賀地方を中心に南近江内で組織化され甲賀忍者のルーツに。 -
看板がおもしろい。
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忍術屋敷にお伺いしたものの残念ながら定休日では入れず。
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一応、屋敷の前までは見学。
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その近隣にある「観光インフォメーションセンター甲賀流リアル忍者館」
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忍術の技などのルーツは修験の行者からではないかとも言われています。
比叡山を拠点とする天台宗は、密教化と神仏習合によって修験とも深く結びつくようになり、天台宗が盛んな甲賀地方でも天台宗の寺は、すっかり修験を取り込んだ神仏習合化して地元の油日神社や矢川神社の神主も天台宗の住職が兼務するようになったらしい。
こちらは、その矢川神社 -
最後に時間があったので、再び信楽に入り、信楽宮跡地にも行ってみましたが、看板があるのみでその実態は現地で走る由もありませんでした。
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後日、信楽の山の中にある「ミホミュージアム」にも行ってきました。石山駅のバスターミナルから14時10分発のバスに乗り、50分で到着。
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山の奥の奥の方にあって、さすがの新興宗教の美術館。
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トンネルは、俗の世界から聖の世界に向かうための舞台装置。
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そして美術館に到着。催事自体は撮影不可ですが、この建物自体は撮影可能。
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建物は、ルーブルのピラミッドや香港の中国銀行を設計した建築家「I.M.ペイ」によるもので、ピラミッドの構造と似たようなデザインが「らしさ」を見せてくれてます。
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この辺りは早くも紅葉し始めていました。
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バス停留所の待合室も実に立派で、寒い中バスを待つ必要もありませんでした。
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