桂離宮を訪ねる★京都・滋賀で紫式部・織田信長をたどる一人散歩旅４泊５日⑮５日目

2024/11/17 - 2024/11/17

やっと秋めいた１１月半ば、京都に4泊しました。
紅葉にはちょっと早めの時期でしたが、駅周辺はインバウンドに日本人もごった返し状態でした。
混んでる所は避けて京都を廻ろう。
大河ドラマの　「光る君へ」関連を廻ってみよう。
京都駅八条口を起点に、京都と滋賀をひたすら
時々旦那、女史と合流ありでしたが・・・・そんなに歩くかって言うくらい歩いた・・ほぼひとり旅記録です。

行ってよかった感動ものだったのは・・・晴明神社・石山寺・安土城・山崎山荘美術館のアンドリューワイエス展

１日目・・イノダコーヒーでランチ
　　　　　京都平安京の跡を巡る(平安京朱雀門跡・平安創生館・一条院跡・晴明神社・紫式部墓所・大徳寺)
　　　　　和久傳のディナー　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ダイワロイネット八条口プレミア泊
２日目・・京都御所・迎賓館・今出川・瑠璃光院・一乗中谷で一休み・詩仙堂・圓光寺・祇園・八坂の塔
　　　　　花街芸術資料館　・マメトラ
３日目・・石山寺・三井寺・宇治(宇治神社・宇治上神社・源氏物語ミュージアム・平等院)
４日目・・彦根城・安土城郭資料館・安土城・近江八幡(ハリエ・たねやのスィーツ)
５日目・・桂離宮・山崎山荘美術館

エリア 嵐山・嵯峨野・太秦・桂(京都)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

大山崎山荘後、阪急に乗り、桂に戻ってきました。

桂駅 駅

桂離宮に朝８時40分に訪れ、13時からの観覧ツアー予定、戻ってきました。
各回20名ずつ9時から16時まで一時間ごとに約60分の観覧ツアーが行われています。

桂離宮 名所・史跡

受付で参観料を支払ったら

待合室のようなところで、全員揃うのを待ちます。

桂離宮の概要などが流れています。

桂離宮の歴史は古く、17世紀の初頭、後陽成天皇の弟・八条宮　初代智仁親王により宮家の別荘として創建されました。その後二代智忠親王によりほぼ現在の姿に整えられ、明治時代には宮内庁所管となり、保持されています。広大な敷地は6万む9千㎡ほど

待合室で注意事項など説明があり、宮内庁の方の先導でツアーが始まります。
中央に複雑な形の池があり、その周囲に茶室などが配置されています。

どこも完璧に整えられています。

御幸門　の左手にずっと行ったところが離宮の北側にある正門の表門特別の場合以外は開けられることはありません

御幸門をくぐりずっーと左手が正門の表門

御幸門をくぐり右手・・完璧に整った小径でさえ、息をのむ整い方

小径の脇道を進み

小山があったり、小径に飛び石がつくられていたり

変化のある庭園です。

南国の　蘇鉄が植わっていたり
蘇鉄は薩摩　島津家から献上されたと伝えられています。

変化にとんだ庭園で、進んで行くと、驚くほど景色が変わります。

灯籠などにも歴史を感じる
二重枡形の手水鉢

外腰掛

屋根の下の自然席と真っ直ぐにのびた小径

外腰掛けあたりの木々

行けの向こうには松琴亭

景勝地を模して造られた池

州浜
は先端に灯籠が置かれ、岬の灯台に見立てています。
その先の石橋あたりは、天橋立に見立てられたと言われています。

岬の突端から池の向こうを見る

桂離宮で最も格の高い　藁ぶき入母屋造りの茶亭　松琴亭

一本の切り石で造られた橋が渡されています。

先導されて進みます

茶室に通じる　躙り口
三畳台目　茶室用の畳　の本格的な茶室

茶室を池側から見てみます。一の間

茶室前の池の風景

松琴亭の銘は　拾遺集巻八雑上の　
琴の音に峯の松風通ふらし・・・の句からとられています。

市松模様が大胆な襖

斬新な造りとデザイン

現在見ても、新しさも感じます。

一つ一つが凝っています。

厚みのある茅葺屋根

天橋立に見立てられた橋の後方には鼓の滝

四季折々　春にはツツジや燕子花、夏にはコウホネ、秋には紅葉と彩を添える庭

鳥たちものんびりと過ごしていました。

複雑な方の池が入り組んでいます。

紅葉した木々も

創建当初とほぼ同じ姿の桂離宮、江戸時代と同じ景色が広がります。

障子の貼り方も独特で御所貼

壁になっているその裏側にも和室がある複雑な造りになっていました。

一の間から二の間と続いています。

緑が深く

池には島も造られていて、橋がかけられていたり

高低差のある小山になっていたり

変化にとんだ離宮です。

進んで・・賞花亭
中島の小高いところに置かれた茶屋風の小亭

消夏の為の小亭とあって、涼し気

なんとも優雅な小亭

南側の竹の連子窓を通してみる景色は真山幽邃の趣があるんだとか

また進み・・正面にはおおきな建物　古書院が見えて来ました

小径の途中にある　園林堂

橋を渡って

本瓦葺宝形造りで、他の建物とは趣が違いました。

持仏堂　ですが、現在は何も安置されていません。

園林堂からの景色

飛び石の形が斬新

園林堂から、池の入り江を挟んで見えてきたのは　笑意軒

田舎屋風の茶室

扁額　は　曼殊院良にょ法親王の筆

杮葺きの廂

六つの丸い下窓がついていますが、それぞれの下地の組み合わせも違うという凝りよう

内部は広い

襖で区切られるようになっています。

天井は一つに繋がって、広さを感じさせる配慮と考えられています。

笑意軒からの景色

そして、書院

書院は広く、古書院、中書院、楽器の間、新御殿と雁行形に造られています。

古書院二の間の正面には月を見る為の月見台が設けられていたりしますが、外観を見るだけでした。

庭園の苔までも、抜かりなく美しく整えられています。

出口方面へ歩く途中に・・不思議な燈籠

キリシタンとして祈りの対象になっていたものらしい。

当たり前でしょうが・・現代のようなバリアフリーの配慮はない・・だけに・・風情のある離宮でした。

こちらの長く続く障子の貼り方も

独特な障子の貼り方をしていました。一見何気ない感じでシンプルに見えますが、全てに手が込んでいるのに驚きます。

一時間ほどかけての散策ツアーでした

ツアー終了で皆さん解散

何気にある松もりっぱ

広い園内・・小径が続く

離宮を離れ、桂川駅から

桂川駅 駅

京都駅へ戻り

最後はお決まりの伊勢丹地下で京都のものを物色
京都限定品がどの店にも並んでるので

京都駅 駅

こちらは

美味しそう・・あれこれ買って

伊丹空港

伊丹空港3階サクララウンジ 空港ラウンジ

サクララウンジ　

早朝から歩き、やっと一休みして

帰りましょ

お土産に買ったもの・・並べてみる

季節柄、お芋に栗多い

秋っぽい面々

お漬物など

北陸土産にこれいただきまして・・エビとタコがそのままプレスされたお煎餅、美味でした。
・・・京都の旅記録終了です。