2024/10/11 - 2024/10/14
230位(同エリア298件中)
RiEさん
旅行4日目、最終日。
4日間ずっと晴天に恵まれたとはいえ10月らしからぬ夏日が続いて日差しが強く、初日の松本の夜以外は秋の気配など微塵も感じられなかったけど、山なら10月らしい景色も楽しめるかと思って日蓮宗の総本山“見延山久遠寺”へ。
いつものように何も調べずやって来たので、三門をくぐった途端に目に飛び込んできた菩薩梯という名の287段ある石段に慄きつつも、途中から男坂ルートに切り替えることで何とか境内に辿り着いたけど、休憩スポットのない急坂で息は上がるし、木陰を選んでのぼったのに汗だくだった。
車で移動して静岡県と山梨県の交通の要衝に位置する“道の駅 なんぶ“でおかしなネーミングのランチを食べてから、富士川沿いに南下して静岡方面を目指し、浮世絵師:歌川広重の作品を中心におよそ1400点もの版画を収集した“静岡市東海道広重美術館”を訪ねて旅を締めくくる。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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9:15にチェックアウトを済ませて下道で移動し、富士川を見ながら南へ。
六郷ICから無料で通行できる中部横断道を走行して10:30に“身延山久遠寺”三門横の駐車場に到着すると、雲1つない晴天で日向は暑くて強烈な日差しが降り注ぐ。身延山久遠寺 寺・神社・教会
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<三門>
空・無相・無願の三解脱をあらわす三門には、79世日慈上人の筆による「身延山」の扁額がかかっている。 -
三門を跨ごうとしたら、真っ白な犬が退屈そうに寝そべっていた。
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寺院だけど合格祈願などの絵馬が下げてある。
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参道はゴツゴツした大きな石が並べられているので、表面が凸凹していて歩きやすい靴でも足元が不安定だった。
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小さな太鼓橋の先は背の高い木々が参道を取り囲んでおり、木陰になっていて薄暗い。
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進んでいくと次第に目が慣れてきて、遠くに長い石段が待ち構えていることに気付く。
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<菩提梯>
石段下まで来ると聳えるように立ちはだかり、降りてくる人が想像以上に小さく見えて不安になる。 -
参道から外れて三門を振り返ってみると、ゆるやかな登り坂になっていた。
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男坂・女坂へ向かう脇道から見ると、石段の傾斜がよく分かる。
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<女坂>
ちなみに赤い橋を渡ると甘露門前に出る女坂が始まり… -
<男坂>
女坂と石段との間から、本堂前に出る男坂が始まる。 -
石段下にある案内板。
私の体力なら迷わず坂を選ぶべきだろうけど、この石段を上らないのもどうかと思い、チャレンジすることに。 -
この石段は287段の石段あり、登り切れば涅槃に達するという意味の梯は南無妙法蓮華経の7字になぞらえて、7区画に分けられている。
実際に真下に立つと1段1段が結構高いので、手摺を持っていないと足が進まなかった。 -
途中で何度も立ち止まりながらも1つ目の石段は登りきった!
既に息が上がっているし、モモ上げトレーニングをしているような石段をあと6巡繰り返すなんて無理、明日身体が起き上がれないと判断。 -
先を行く夫の姿は既に見えないけど、階段1つ目と2つ目の間を通る男坂へシフトする。
男坂と菩薩梯が交差するのはココだけなので、ここでルート変更したのは正解だった。 -
男坂は結構大きめの砂利道なので踏みしめるとザクザク音がする。
最初はまぁまぁな坂道だったけど歩みを進めるにつれて勾配が厳しくなり、肩で息をするようになった。 -
石段と男坂が交差する地点から休憩スポッットもなく、このくの字カーブまで一気に上るのが本当にツラくて、ずっと木陰を歩いているのに汗が滲む。
朱色の五重塔が見えたときには思わず「もう無理」と言葉が漏れた。 -
石段最上部では夫が涼し気な顔をして「普段から筋トレしてるから余裕だった(←翌日も筋肉痛無し)」と待っていたので、日陰をのぼってきたのに汗だくの私は殺意を覚える。
見下ろした方が傾斜がきつく感じるし、帰りも絶対無理なので別ルートを探すしかないと思っていたら、杖を突いた年配の人も歩いていて後で本堂近くまで車で上がれることを後で知った。 -
<五重塔>
1875年の大火による焼失から134年ぶりに、2009年5月に再建された高さ39mの五重塔。
設計から工法にいたるまで400年前に建てられた通りに復元した。 -
<大鐘>
二軒繁垂木の深い軒を支えた重厚な造りをしている。 -
<本堂>
1875年の大火により焼失した本堂は、1985年に日蓮聖人700遠忌の主要記念事業として再建されて間口32m・奥行51mある。 -
横並びに幾つも建物が並んでいるけど、靴を脱いで上がってみる。
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久遠寺内の全ての堂内は撮影禁止になっているので写真はないけど、本堂外陣天井には11m四方の23500枚の金箔に墨で巨大な墨龍が描かれており、身延山久遠寺を守護しているのだとか。
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各建物は回廊で繋がっているので、靴は本堂前に置いたまま見学できた。
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<祖師堂>
日蓮聖人の神霊を祀っており、こちらでは法要が行われていた。
扁額は「棲神閣」と書かれており、向拝の軒下を見ると組物や彫刻は極彩色の派手さに目を奪われる。 -
<報恩閣>
身延山の総受付窓口があり、休憩所も備えている。 -
<御真骨堂拝殿>
こちらは開放されておらず、ガラス扉越しに覗いた。 -
祖師堂は花があしらわれていたけど、拝殿は架空の生き物(鵺・亀・龍・獏・唐獅子など)の彫刻が多く見られた。
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逆光で直視できなかったけど、この位置からだと五重塔がきれいに見えた。
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<仏殿納稗殿>まで歩いてから本堂までUターンすると、本堂地階にある身延山宝物館の案内があったので降りてみることに。
身延山久遠寺宝物館 美術館・博物館
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大人1人:300円の拝観券を購入すると国宝・重要文化財・指定文化財を数多く所蔵する身延文庫の収蔵品が鑑賞出来る常設展示と…
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2024年9月13日-2025年2月4日まで開催の「見延山霊宝展」も一緒に鑑賞出来た。
あと宝物館前には写経スペースがあって、宝物館に入館者したら自由に簡易版写経体験が出来るようになっており、満席だったので今回はスルー。 -
入ってきた場所まで戻ると、正午近くのせいか一気に人の波が引いて境内は静かだった。
建物内を見学した後は、境内を散策しながら外から鑑賞する。 -
<祖師堂>
向拝に軒唐破風が付いており、いわゆる撞木造を彷彿とさせる。
直視できないくらい日差しが強くて、堂内のあの涼しさが懐かしくなる。 -
視線を上げると妻壁の虹梁の上に鬼が配置されていた。
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<御真骨堂拝殿>
入母屋造平入で軒唐破風付の向拝を設けており、この奥には日蓮の遺骨を納めた御真骨堂という御堂がある。 -
<仏殿納稗殿>
仏殿の左右後ろには納牌堂が備えられていて、久遠寺に納めた分骨や位牌が安置されており、さっき見学した時その数の多さに驚いたのを思い出した。 -
この建物は外から立ち入れないよう、柵と賽銭箱で塞がれている。
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<仏殿納牌堂 獅子口瓦>
仏殿納牌堂前には2012年に屋根瓦を銅版に葺き替えるまでの約80年間、かつて大棟西側に備えられていた鬼瓦が残されている。 -
<開基堂>
御真骨堂拝殿の向かいに建っている二重塔で、ぱっと見は多宝塔風。 -
扉が開いているので近づいてみると、身延山を開基した南部六郎実長の坐像が安置されている。
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<甘露門>
甘露門を出るとそんなに広くはないけど駐車場があり、ここで初めて「もしかして車で上がってこれたのでは?」と気付く。 -
でも私たちの車は三門横の駐車場に停めているので、自力で下山が必要。
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<女坂>
男坂よりはマシだろうと思い、女坂から降りることにしたけど… -
確かに男坂よりは傾斜がゆるくて、砂利も細かくいからザクザク感が無くて歩きやすかった。
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道幅は男坂よりやや狭め。
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とは言えこれくらいの傾斜はあるので、下り坂を歩くのが苦手な私は足の甲と足首に力が入りっぱなしで疲労困憊。
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12:40に“道の駅 なんぶ”に到着すると広い駐車場はほぼ満車で、ものすごく混んでいた。
道の駅 なんぶ 道の駅
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物販エリアは日本酒・銘菓・加工品・冷蔵品以外にも、山梨らしく葡萄など果物も販売していた。
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ちょうどランチタイムなので併設の“南部よろこび茶食堂”は、店の出入口まで長蛇の列が伸びていたけど、ランチ難民は避けたいので最後尾に並んだ。
南部よろこび茶食堂 グルメ・レストラン
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列に並びながら食事中の人に目を向けると、ドでかいステーキを食べている人が多くて気になったので、順番が来てMenu写真から探したところ「トンテキは飲み物」というふざけた名前だった。
会計は食券制だけど電子マネーに対応している。 -
【富士桜ポーク トンテキは飲み物 生姜ソース】1600円
肉質が柔らかくて香ばしく、生姜が効いてごはんが進むけど、白米の量が多くて食べても食べても減らなかった。
上に乗っている紅生姜とトンテキを合わせても美味しい。 -
【南部たけのこ 味噌もつ煮定食】850円
夫が注文したもつ煮はあっさり系の味噌味で、もつも柔らかだった。 -
この後、もう1つ恐ろしく長い石段がある寺院を観光しようと夫から提案があったけど、また階段地獄はさすがに身体が持たないので、私の希望で富士川に沿って南下して静岡方面へ。
1時間ほど車で移動して14:45に“由比本陣公園・東海道廣重美術館”に到着した。由比本陣公園 名所・史跡
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入口前の通路にはちょっと大きめのミドリガメが数匹生息していて、人間を見ると餌が貰えるかもとワラワラ泳いでくる。
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日本橋から16番目の宿場だった由比宿には、大名が宿泊する本陣1軒・脇本陣1軒・旅篭屋が32軒あって相当な賑わいを見せていたと伝わっており、表門・石垣・木塀など江戸時代のたたずまいを彷彿させ、生活文化を知ることができる東海道由比宿交流館も併設されていた。
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江戸時代に本陣で使われていた井戸で深さは5.5mくらいあるらしいけど、日差しが強くて何も見えず。
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芝生奥に建っている“東海道広重美術館”は、浮世絵師:歌川広重の作品を中心に約1400点もの版画を収集しており、「東海道五拾三次」の保永堂版・隷書東海道・行書東海道・名所江戸百景など、風景版画の揃物をコレクションしている。
東海道広重美術館 美術館・博物館
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ちょうど開催中の「東海道五十三次」(Part1 東海道五拾三次之内 保永堂版東海道)を、作品数は多くないけど静かにじっくり鑑賞できた。
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16:00に出発して、清水いはらICから新東名高速に乗って名古屋方面へ。
特に渋滞に巻き込まれることなく帰れたけど、19:00指定していたヤマトクール便が到着するから気が気じゃなく(この日が配送日から3日目で、受け取れなければ返品されるところだった)、ギリギリの時間で帰宅して10分後にチャイムが鳴り、無事受け取ることができて一安心。
急に決まった3泊4日の旅だけど、初めて行く美術館ばかりで目の保養ができ心も潤った。
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