2024/09/30 - 2024/10/01
383位(同エリア698件中)
まりも母さん
秋の長野旅 高ボッチ高原と奈良井宿歩き
https://4travel.jp/travelogue/11937383
の続き2日目の旅行記です。
昨年秋 20歳を3カ月過ぎた うちの飼い猫さんが天寿を全うしました。
最後の約1年は目も見えず 真っすぐ歩けなくなる事もあり介護生活
私は ニャンコのお世話で 2022年12月以来のお泊りでした。
その割には 宿泊を楽しみに来た・・・のではなく
ほぼ登山の前泊でしたが。
今回の長野旅のメインは 木曽駒ケ岳登山。
登山らしい登山も超久しぶりで 山頂まで行けるか?不安だらけ。
なんとか 山頂も踏め おまけに沢山の雷鳥さんにも会えました!
辛かったけど~楽しかった山行の一日です。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
-
朝は5時前に起きました。
泊まったお宿から徒歩で7分程(10分はかからなかった)の「駒が池」のバス停へ。
ロープウェイ始発は しらび平7時。
それに乗れるように このバス停から6時11分のバスだと調べてあります。
近隣のホテルからのお客さんで混む前に と5時半にはバス停着。 -
30分以上もあるから あたりの紅葉具合などを眺めつつバスを待つ。
徐々にバス停裏のホテル宿泊客なども並びだし
10人程が列に。
時間通り 6時10分過ぎにバスはやってきましたが・・・
扉は開かず。運転手さんがマイクで「満員なので次 30分後のバスをお待ちください」って~~~。なに~?そんなぁ~。
そういうのアリなの??
並んだ人の中には 菅の台バスセンターの乗り場を見に行く人もいました。
徒歩5分位?
戻って来てもそのまま駒が池のバス停に並んでいたので
菅の台の乗り場は大行列だったのでしょう。
こっちの方がマシとの判断かと。 -
30分後に駅方面からやってきたバスには 全員乗れました。
そして 菅の台に着くと やはりバス待ちの人は100人以上はいました。
しらび平までの道は山道なので
バスは着席できる人数しか乗せません。
補助椅子も使って満員になったらそれまで。
多分 一番乗車人数の多い菅の台バスセンターは
そこが発の臨時バスも出るのでしょう。
30分遅いバスになってしまいましたが
菅の台のひとつ手前で乗れたのが良かったのか?
最初から菅の台バスセンターに並んで乗れば良かったのか?それは判らん。
平日でも このような大混雑なのでありました。
結構狭い山道を大型バスはベテラン運転手さんのテクニックでスムーズに上がって行きます。
途中行き違いできる箇所で 3台のバスが降りて行きましたから
やはり臨時バスはあるのでしょう。 -
バスは約30分の乗車でしらび平の駒ヶ岳ロープウェイ駅へ。
しらび平は標高1662m 菅の台バスセンターは850mなので
すでに800mは上がってきています。
ロープウェイは7時30分のに乗れました。
ロープウェイのチケットが無いと まずチケット売り場に並ばないといけないので
先に購入しておいてよかったです。 -
駒ヶ岳ロープウェイは しらび平駅から千畳敷駅まで7分半。
高低差950mは日本一だそう。
千畳敷駅は標高2612mで駅としての標高も日本一。 -
すぐに雄大な景色が見えてきます。
ロープウェイ内は混んでいるので
自分の前 ガラス越しに見える景色しか楽しめませんが。 -
背の高い弟にカメラを渡し
皆の頭の上から下界の景色を撮ってもらいました。
霞んだ谷の向こうに 伊那谷方向が見えます。 -
千畳敷駅に到着しました。
ホテル千畳敷の建物周りに デッキが設えてあり
千畳敷カールの絶景が望めます。 -
宝剣岳の頂も見えました。
今年は 夏の酷暑のせいでどこも紅葉が遅れ
ここ 千畳敷カールもまだ紅葉のピークとは言えません。
暑さや雨の少なさなど場所にもよりますが
葉っぱはなんとなく水分が足り無さそうで 真っ赤にはならないのかも。
それでも 3000m級の高山の景色はやはりすばらしいです。 -
デッキをぐるっと歩き 東の方へ行くと 蒼いシルエットの富士山が見えました。
薄っすらとした霞の向こうに 八ヶ岳や南アルプスの稜線も見えています。 -
朝のこの時間 ロープウェイに乗ってきた人はほぼ全員登山の格好。
それぞれザックを背負って歩き始めます。
千畳敷カールをぐるっと歩ける遊歩道を時計回りに進んですぐ
信州駒ヶ岳神社のお社に 安全登山のお詣りをして歩き始めます。
怪我無く無事に登って 帰って来られますように。 -
遊歩道を進みつつ 振り返れば千畳敷駅のデッキで景色を楽しむ人々と
蒼い山々。 甲斐駒ヶ岳が見えます。 -
散策路からは木や草が見られます。
赤い実をつけたナナカマド。
しかし本当なら真っ赤に色づいているであろう葉はまだ濃い緑ですよ。 -
20分程で八丁坂分岐点へ。
このまま時計回りに遊歩道を歩けば剣ヶ池脇を通って千畳敷駅に戻れます。
観光で来られる方も歩きやすい絶景散策路。
私たちは登山なので八丁坂をあがります。
すぐに石がゴロゴロする急坂。
ここより先は登山の装備は必要、との注意看板も。 -
上を見上げれば荒々しい岩の景色が。
そこまでのつづら折れの登山道に 沢山の人が登っているのが見えます。
下から見るととても急だし 尾根までは遠そう・・・。
ダンナは ここの標高差は300m位
良くピクニックで登る 家から近い峠の公園までの登りと変わらないと言います。
本当か?全然急坂に見える。また だまされている気がする・・・。 -
石も上手く置いてあり 歩きにくい道ではありませんが
急斜面なのと標高が高いので 高所に弱いまりも母には酸素が足りません~。
すぐ息切れする。
ちょっと登っては立ち止まりを繰り返す辛い道。
お花はとっくに終わった季節でしたが
石の隙間に少しイワツメクサが慰めるように咲いていてくれました。 -
急坂な分すぐに高度は稼げ 振り返ればカールの底はずいぶん下に。
素晴らしい景色を見ながら登る事が出来るのは
苦しい高度の中での救いです。 -
登山道左に尖った特徴的な岩が。
弟と「イルカ岩とか名前がありそう」と話しました。
どうやら「オットセイ岩」らしい。「イルカ岩」とも言われるみたいです。 -
コルの先が見えてきました。空は真っ青です。
この階段をあがればあと少し。 -
八丁坂 登り切りました!
歩いてきたカールの道と千畳敷ホテルの建物が見えます。
あ~きつかった~。
汗もかいた~。 -
乗越浄土に到着です。
山小屋も見えます。
今日のお昼は この先いくつかある山小屋で食べる予定です。
この辺りでちょっと休憩します。 -
そして・・・ここから中岳と言うひとつ手前のピークを越えて
その先の南アルプス最高峰 木曽駒ケ岳山頂へ行くのが本日の目標。
が、今いる乗越浄土のすぐ脇に
もう一つのピーク 宝剣岳があります。 -
この尖ったピークです。標高2931m
この先は 険しい事で有名です。
ダンナは 木曽駒ケ岳を登っての帰り道
体力に余力があったら宝剣岳も登ろうと言っていました。
しかし 落石の可能性も高い場所なのでヘルメット着用での登山が推奨の場所。
ダンナと弟は登山用のヘルメットを持参しています。
まりも母は~ヘルメット持ってないし~危なそうだから行くつもり無く。
と、言う事で 宝剣岳への道の脇で待っているので
2人で行って来て と言う事にしました。
難易度の高い場所なら 帰りより早いうちの方が良いでしょうし。 -
岩場を手足使って登るのはけっこう楽しいのは判ります。
荷物は私が預かり ダンナと弟 さっそく登って行きましたよ。
大体40分で往復できました。
山頂直下の鎖場だけ プチ渋滞で待ったそう。
私は 下からカメラのズームで登っている所を写真撮影。 -
そんなに難しい所もなく 楽しかったそうです。
戻って来て 今度はあの丸く見える中岳を越えます。
なにせ空気が薄いですから
まりも母的には 又登りか~。萎えるな~。 -
と、ダンナが登らないで巻き道行くルートもあると。
巻き道と言うのは山の側面をぐるりと進んで向こう側へ行く迂回ルートの事です。
しかし 登らなくて良いものの 巻き道の方が険しいと言う事もあります。
中岳の場合 狭い岩のデコボコの鎖場もあり
さっき見た真ん中を登る道の方が危険度は無いに等しい。
が、さっき宝剣岳も行かなかったし 巻き道のスリル(?)も楽しむ事に。 -
巻き道の脇は どこまでも続く谷底への岩の急斜面。
滑って落ちたら絶対死ぬ。
こりゃ~止まらないだろうなぁ。 -
狭い岩登りの場所もありました。
難しくはないので大丈夫。
まりも母もなんだかんだで登山歴10年になりましたわ。 -
この下は木曽谷。
標高3000mに近いのですから谷底までは深い。
よそ見せず 注意すれば滑落の危険はありませんが。
巻き道を通ったおかげでこの景色も見られた訳です。 -
あともう少し トラバースする道が続きます。
その向こう 木曽駒ケ岳のピークも見えてきました。 -
足元に赤く色づいた葉っぱが。
ミヤマダイコンソウの葉が紅葉したものだと思う。 -
駒ヶ岳頂上山荘の青い屋根が見えます。
あの坂をあがれば 目的地の駒ヶ岳山頂です。
今度は巻き道じゃなく 登るしかありませんな。 -
左手を見れば御嶽山が。
10年前の秋の日 あそこが噴火して大惨事に。
きっとその日 ここにも沢山の登山客がいた事でしょう。
突然上がった噴煙はここからも見えたはず。
なぜ あの噴火は一年で一番登山客の多い時だったのか?
ずっと問いてしまう 答えの無い疑問。 -
山頂への登山道を進みつつ 振り返ると早くもガスが湧き始めていました。
千畳敷カールを埋めるように ガスが上がってきています。 -
頂上木曽小屋の方はまだ晴れています。
その上10月と思えない暑さ。
汗も結構かきました。 -
今日たまに見つかるイワヒバリ。
木曽駒ケ岳のイワヒバリは 人に慣れているのか?
あまり逃げずに 登山者の近くに平気でいます。 -
山頂から見える北アルプス方面。
槍ヶ岳や穂高連峰も見えました。 -
木曽駒ケ岳2956m 山頂に到着!
他の登山者さんたちと交代で銘板を持って写真を撮りあいます。 -
山頂の木曽駒ヶ岳神社
こちらは信州駒ヶ岳神社の奥の宮だそう。
安全にここまで来られたお礼をします。 -
もうひとつその後ろ側にもお社が。
こちらは伊那駒ヶ岳神社のもの。 -
山頂から中岳方面。
宝剣岳の先っちょも見えます。
ここで折り返し 帰り道となります。 -
同じ道を下るのではなく せっかくなので行きとは違う道を。
ちょっとだけ遠回りですが 馬の背方面に進んでのルートを行く事にします。
これが大正解でした。
今日 あまり見かける事が無かったチングルマの穂をみつけました。
秋らしい景色がひとつ。 -
そして 前からやってきた女性が 雷鳥が居ると教えてくれました!
そりゃ~見なくちゃ!
確か立山でも同じ事がありましたな。
雷鳥が居ると聞き 高度があるにも関わらず
出来る限りのライチョウダッシュ!
見たい見たい見たい!
なんと3羽も!
白い羽毛に変わりつつある雷鳥さんが
トコトコ草を食みながら歩いています! -
かわいい~~うれしすぎる~~。
中央アルプスでは絶滅したと思われていた雷鳥。
2018年 北アルプスから飛来したらしいメスが見つかった事から始まった
雷鳥復活プロジェクト。
その内容は NHKの番組や 那須どうぶつ王国の雛育成などで良く知っています。
有精卵との交換で生まれた雛が天敵に捕食されてしまったり
協力施設で孵化させた雛が死んでしまったり
その活動は簡単ではありませんでした。
今年は 大町山岳博物館から8羽 那須どうぶつ王国から2羽を移送。
しかし大町からのうち3羽は移送途中で死んでしまいました。
その後 頂上山頂付近でケージ収容し
9月23日に放鳥されたのです。
この雷鳥たちは 放鳥された子供たちでしょう。
雷鳥の幼稚園状態ですね。 -
ここで10人程の登山者が写真を撮ったり観察。
すると登山道反対側の茂みから 更に2羽の雷鳥が出てきたではありませんか。
合計5羽の雷鳥が晴天の中 集まって来たのです。
ガスも出ていないのに無防備過ぎないか?
まだ子供だからだろうか?
人を全く恐れる様子もありません。これもニホンライチョウならではの事。
なにせ神の使いですから。
どうか 猛禽類や猿、キツネなどに捕まる事無く育って欲しい。
間もなくやって来る真っ白な冬を無事に乗り越えて欲しいと願います。 -
あ~馬の背方面へ歩いてよかった~。
本当にこっちでよかった~。
何度も北アルプス登山に行っているダンナは 何度も見たことがあるのですが
私は、山で会うのは今回が2度目。うれしかったです。
いつまでも見ていたかったが そうもいかん。
馬の背分岐で中岳方面に曲がります。
上に人が溜まっているのが雷鳥の居た場所。
まだまだ雷鳥は居るようですね。 -
頂上山荘まで下って来ました。
ここでおトイレをお借りします。
1回200円の有料です。
お昼はこのあたりで・・・と思っていましたが
あんがいお腹が空いていなくて
おやつとみかん等でちょっとの休憩で済ませてしまいました。 -
中岳の登り返し 今度は巻き道を行かず真ん中の登山道を行きますよ。
-
登りながら 振り返って。
この登りが本日最後の「登り」です。
ここをあがり切ればあとは全部下り。
もうお昼は過ぎましたが 酸素の薄さに慣れないのかやっぱ登りは息が切れます。 -
一応2925mの中岳山頂も制覇(?)
下りは・・・膝がヤバイけど息は切れないはずです。 -
中岳山頂からカール方面を見るとやっぱ ガスが湧いてきていますね。
ちょっと急ぎ足で中岳を下ります。 -
八丁坂の上部まで戻って来ました。
下からどんどんガスが湧き続けています。
やっぱり 宝剣岳は先に行っておいてよかったです。
午前中は晴れて 視界良好。バッチリでしたもの。 -
八丁坂下りつつ振り返るとあら~宝剣岳が霞んじゃったよ。
長い下り坂 気が緩んでこけないように降ります。 -
散策路のコース内に戻るとたまにガスは晴れますが
やはり何となく霞んでいる。 -
まだまだ観光でロープウェイで上がって来る方の多い時間です。
朝程 くっきり景色が見えないだろうなぁ。 -
千畳敷駅に戻る手前で真っ赤なチングルマの葉を見つけました。
朝は気づかなかったのかな?
こういう真っ赤な草は 今日ほとんど見られなかったと思います。 -
結構暑かったし 売店でアイスでも食べたいな、と思ったのに
ロープウェイは臨時便も出ていて
ほとんど待たずに乗れた為 降りる事にしました。
あがって来るロープウェイの下もガスがかかっていますねぇ。 -
行きよりは空いた状態でロープウェイ出発。
さよなら木曽駒ケ岳。さよなら千畳敷カール。
良いお天気と雷鳥にも会えて 紅葉具合ちょっと残念は 帳消しの100点です。 -
ロープウェイから見える急峻な谷を下る流れも
なかなかの景色。
滝もいくつもありました。 -
バスも臨時便が出ていて 菅の台バスセンター終点ならすぐに乗れました。
車をとりに 泊まった宿まで行かないとなりませんが、
ダンナが行ってくれるって。 -
バスではウトウトしている人ばっかだったみたい。
中御所発電所の脇などを通り 菅の台バスセンターまで戻りました。
ダンナは荷物を置いて 徒歩で宿まで車を取に行ってくれました。
案外すぐに戻ってきた。
3人で駒ヶ根ファームスですずらんソフト(なぜ すずらん?)を食べ
お土産を買い 駒ケ根高原を後にしました。 -
帰りは 中央高速→圏央道利用で。
帰りの高速道路から今日は富士山も良く見えた。
結局 お昼ご飯は山小屋で食べることなく終わってしまった。
双葉SAのフードコートで夕食
「ラーメン大皇」のラーメンは麺が細くてびっくりした!
なんか・・・食べても食べても無くならなくて・・・。
渋滞もほとんど無く 帰宅できました。
久しぶりの本格登山は 私にはハードだったなぁと思った。
空気が薄いのと 急登のダブルは体質的にキツイ。
が、この後 怒涛の週一登山に駆り出されるとは・・・。
この時は全く思ってもいませんでしたよ・・・。
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