2024/10/15 - 2024/10/24
29位(同エリア780件中)
3104ねえねえさん
- 3104ねえねえさんTOP
- 旅行記680冊
- クチコミ115件
- Q&A回答13件
- 765,647アクセス
- フォロワー245人
この旅行記のスケジュール
2024/10/18
この旅行記スケジュールを元に
コロナ禍以前のプランはJALプレミアステータスのサービス内容でのパリ旅行を満喫する事でした。更に特典航空券ファーストクラス往復分のためにマイルも貯め込んで準備万端でした!
しかし、悲しいかなプランは夢と消えてしまいました。プレミアの救済措置でマイルは保てても年金生活のシニアには既にステータスを保つ程のゆとりは失くなってしまいました。
でも諦め切れずにダメ元で往路のみ特典航空券ファーストクラスのキャンセル待ち(結果、ステータスが低いのでダメでした)を申し込み、往復エコノミーチケットを購入しました。
1986・1990・2000・2005年に続く5度目のパリ旅行を初パリの友人と2人で3104ねえねえツアー第11段の10日間、思う存分楽しんで来ました。今後パリ旅行を考えていらっしゃる方々の参考やオリ・パラリンピック後の現地の様子をエピソードと共に、お伝え出来ればと記憶が新鮮な内にルンルンして書き上げた自己満足的な長編の旅行記です。(笑)
①~(30)まであります。よろしければタイトルで興味が湧いた部分だけでも)目を通してみていただけたら嬉しいです。
①準備編
②1日目 前泊編 穴守稲荷神社&JALCITY羽田東京
③2日目 キャセイパシフィック航空ラウンジ&羽田空港サクララウンジ
④JAL機内・シャルル・ド・ゴール空港・ホテルサンシールエトワール
⑤3日目 ディズニーランド・リゾート・パリ&ウォルト・ディズニー・スタジオ前編
⑥ディズニーランド・リゾート・パリ&ウォルト・ディズニー・スタジオ後編
⑦4日目 ヴェルサイユ宮殿前編
⑧ヴェルサイユ宮殿後編
⑨バトームーシュ
⑩5日目 オルセー美術館前編
⑪オルセー美術館後編
⑫ロダン美術館&アンヴァリッド&クリュニー美術館
⑬サンジェルマン・デ・プレ&モンパルナスタワー
⑭6日目 サント・シャペル教会&シテ島
⑮ポンピドーセンター
⑯サントゥ・スタッシュ教会&新凱旋門
⑰7日目 ルーヴル美術館前編
⑱ルーヴル美術館中編
⑲ルーヴル美術館後編
⑳パレ・ロワイヤル&ギャラリーラファイエット
(21)8日目 オペラ・ガルニエ
(22)モンマルトル界隈
(23)サン・マルタン運河&オペラ界隈
(24)9日目 オランジュリー美術館&チュイルリー公園
(25)コンコルド広場&シャンゼリゼ通り
(26)凱旋門&エッフェル塔界隈
(27)シャルル・ド・ゴール空港
(28)10日目 JAL機内から自宅
(29)滞在中パリの物価
(30)今回のパリ旅行個人費用決算[共通費は半分で計算]
-
10月18日7:16 夜更けから大雨だったみたいです。けっこう道路も濡れています。今日は傘差したくないなぁと思いながらパチリ!本日のスケジュールは①『ヴェルサイユ宮殿』②憧れの『ORE』で〈モーニング〉③『グラン・トリアノン』④『プチ・トリアノン』⑤『王妃の村里』⑥『シャンド・マルス公園からエッフェル塔観光』⑦『バトームーシュ』⑧『モノプリ』です。
-
7:28 RERのC線で『エッフェル塔』のある『シャンド・マルス・トゥール・エッフェル駅』で乗り換えます。
-
RERのホームは長いです。
-
メトロと違い車両が長いです。
-
独特の壁画が描かれています。
-
見事なくらいドリンクボトルが逆さまです。
-
ごみ箱をパチリ!
-
これで明日の『オルセー美術館』も行ける事を確認しました。
-
7:30 オリンピックマークが残っています。
-
新車みたいです。
-
乗り降りの際に誰もいなかったのでボタンを押して扉を開けました。
-
こちら『シャンド・マルス・トゥール・エッフェル駅』で乗り換えました。
-
行き先をしっかり確認します。
-
矢印に沿って移動します。
-
7:44 古い型の車両が私達を待っていました。
-
こちらのボタンです。日本みたいに自動で開くと待っていても本当に開きません。乗って来る人が外からボタンを押していました。
-
車内はガラガラです。
-
8:11 まだ夜明け前に『ヴェルサイユ・シャトー・リヴ・ゴーシュ駅』へ到着しました。
-
けっこう後ろに乗っていたらしく朝から余計に歩いてしまいました。(笑)
-
RERの改札は出る時もチケットやカードが必要です。メトロは入る時だけです。
-
駅から『ヴェルサイユ宮殿』までのルートを確認します。
-
横断歩道を渡って『ヴェルサイユ・シャトー・リヴ・ゴーシュ駅』の全景をパチリ!
-
『ヴェルサイユ市庁舎』をパチリ!
-
『ヴェルサイユ宮殿』が見えて来ました。
-
パリマラソンで選手の方々が走った道だと思うと感慨深いです。
-
大きさに感動しながら人の少ない宮殿へ向かいます。
-
『ヴェルサイユ宮殿』は1624年に《ルイ13世》がヴェルサイユに狩猟の館を建てたのが始まりです。《ルイ14世》が1682年に狩猟の館だった建物を史上最大の豪華絢爛な宮殿にしました。
-
8:25 この奥に総面積800ha(東京ドームの約175倍)を誇る宮殿が広がっているのですね。
-
【太陽王】とも呼ばれた華やかなフランスを象徴する《ルイ14世》の騎馬像をパチリ!
-
『ヴェルサイユ宮殿』前でパチリ!矢印の建物内は『ギフトショップ』です。屋外でのスタンバイ中、トイレを利用出来ます。
-
こちらのセキュリティチェックは「Bonjour」と挨拶して通過するだけでした。
-
門の中から振り返ってパチリ!私も友人も一番解りやすい《池田理代子》作【ベルサイユのばら】を読んでフランスの歴史を予習して来ました。(笑)
-
朝イチの9:00に予約をしています。Aラインへ並びに行きます。
-
傘は差したくないなぁと云う空模様です。20人程のスタンバイ列が見えます。
-
『礼拝堂』のあるBエリアは団体ツアー専用だそうです。
-
ゲートが光り輝いています。ブルボン王朝の栄華をしのばせる『ヴェルサイユ宮殿と庭園』は1979年世界遺産に登録されています。この門だけで10万枚の金箔が使用されているそうです。
-
『王の中庭』です。正面のバルコニーから押し寄せて来たパリ市民達に《ルイ16世》と《マリー・アントワネット》が頭を下げたのでしょうか?
-
一つひとつの細かい細工が素晴らしいです。
-
8:37 そろそろ私達も並び始めます。
-
車のライトが綺麗でパチリ!
-
9:00 少しずつ動き始めました。
-
後ろを見ると列が長くなって来ました。
-
9:03 手前で予約票とミュージアムパスのバーコードを提示してから空港同様のセキュリティチェックを済ませます。バッグとパーカーはエックス線検査です。スマホはゲートわきの台に置いてからゲートを通過します。
-
『王の中庭』に出て来ました。フリーなので、自由気ままにマイペースで回ります。
-
イチオシ
これは!あのオリンピックの開会式でフードを被った騎士と一体となってセーヌ川を下った金属製の馬【ゼウス】ですよね!
-
『ヴェルサイユ宮殿』はオリンピックで馬術競技会場でした。高さ2m重さ350kgの【ゼウス】は10月1日~11月24日まで展示されているそうです。間近で鑑賞出来てLUCKYでした。
-
こちらから入場して見学開始です。19年ぶりに『ヴェルサイユ宮殿』へ足を踏み入れます!
-
でもトイレ優先です。入って右下方向にありました。この後、宮殿出口まで私達はトイレを見つけられませんでした。(気ままに歩き回っていたからかも?)
-
階段を降りて行きます。
-
『ヴェルサイユ宮殿』の莫大な建築費用は当然財政難を招き【フランス革命】の一因になった事は、この時点で充分納得していました。この後、更に2人の気持ちは「お金遣いすぎでしょう!」になりました。(笑)
-
『王室礼拝堂(La Chapelle royale)』です。礼拝堂の2階は国王や王族用、1階はそれ以外の信者が利用したそうです。
-
『王室礼拝堂(La Chapelle royale)』は《マリーアントワネット》と《ルイ16世》の結婚式が行われた場所です。パイプオルガンも素晴らしいです。
-
奥まで続く長い廊下をパチリ!
-
『ヴェルサイユ宮殿』内で7月2日~11月3日まで【シュヴァル・アン・マジェステ(威厳のある馬)】と題された大規模な特別展が開催されていました。芸術における馬のみに特化した展覧会だそうです。
-
《ルイ14世》自身が思い描いた最初の『ヴェルサイユ宮殿』を展示した博物館エリアから見学しました。
-
《ルイ16世》と《ルイ・フィリップ》国王の肖像画です。どうやら『ヴェルサイユ宮殿』の歴史ギャラリー みたいです。
-
『ヴェルサイユ庭園』の模型と解説図です。
-
『ヴェルサイユ宮殿』の模型です。
-
《ルイ14世》のお気に入りの建築家や画家の胸像が展示されています。
-
最近『ヴェルサイユ宮殿』のコレクションに戻された【中国の内閣】のパネルに装飾を施しましたものだそうです。。
-
『ヴェルサイユ宮殿』を歴史博物館として作り直した白馬に乗っている《ルイ・フィリップ》国王だそうです。こちらで博物館エリアは終わりのようです。
-
『Le Parnasse Français(フランスのパルナッソ)』です。学芸の女神達が住んでいたと伝えられるギリシャ中部の山の名前だそうです。
-
《モンテスパン侯爵》の肖像画だそうです。
-
入口方向をパチリ!この後、2階へ上がります。
-
《ルイ14世》の肖像画です。
-
博物館エリアの上のフロアには本当に様々な絵画が飾られています。
-
【1667 年 7 月 18 日、コートレイでの国王軍の行進の眺め】と云う作品だそうです。
-
テーブルの天板・脚のデザインが素晴らしいです。
-
【フランス王妃アンヌ・ドートリッシュとマリー・テレーズ・ドートリッシュ】《シモン・ルナール・デ・スト・アンドレ》
-
このような肖像画が飾られている部屋が続いています。フランスの歴史的人物達だそうです。
-
手前に紹介ボードが置かれています。
-
幾つも肖像画が飾られた部屋を通った最後の部屋は椅子が並べられていました。
-
『王室礼拝堂(La Chapelle royale)』前の天井も素敵です。
-
『王室礼拝堂(La Chapelle royale)』前のフロアです。床の大理石も当時の技術が伺えます。
-
『王室礼拝堂(La Chapelle royale)』は《ルイ14世》時代に『ヴェルサイユ宮殿』で建設された最後の建築物だそうです。三位一体をテーマにした天井画があります。
-
『王室礼拝堂(La Chapelle royale)』の祭壇上方には《シャルル・ド・ラ・フォス》作【キリストの復活】の作品が描かれています。
-
『王室礼拝堂(La Chapelle royale)』前にある
壁にはめ込まれた彫刻です。 -
本当にゴージャス扉です。こちらから王の居室へ入ります。この時代には移動のための廊下がなく移動するには隣の部屋を抜けて行かなくてはならない造りです。なんと!王の生活は公開され、王の居室への昼間の出入りは庶民であっても自由だったそうです。
-
『ヘラクレスの間(Le Salon d’Hercule)』の天井画は大き過ぎ撮影するのに苦労しました。【ヘラクレスの栄光(神格化)】という絵から部屋の名前になっているようです。
-
『ヘラクレスの間(Le Salon d’Hercule)』にも特別展『威厳のある馬』が一緒に展示されています。
-
『ヘラクレスの間(Le Salon d’Hercule)』は【シモン家の晩餐】を飾るために改修されたそうです。当時のフランス王国の権力の偉大さを感じられる大理石と金箔で覆われた豪華な部屋です。
-
『ヘラクレスの間(Le Salon d’Hercule)』には元々、礼拝堂があったそうです。
-
『豊穣の間(Le Salon de l’Abondance)』の天井画です。
-
『豊穣の間(Le Salon de l’Abondance)』はダイヤモンド・金・エメラルド・翡翠・真珠等々中国や日本の磁器など《ルイ14世》の貴重な所蔵品が置かれていた場所だそうです。
-
『ヴィーナスの間(Le Salon de Vénus)』の天井画中央の楕円部の《ルネ・アントワーヌ・ウアス》作【神々と強大国を帝国に従わせるヴィーナス】が部屋の名前の由来となっています。
-
『ヴィーナスの間(Le Salon de Vénus)』は、1670年に造られたバロック様式の大広間です。主に夜会で軽食をとる場所だったそうです。天井にはヴィーナスの他《ルイ14世》に因んだ太陽の装飾や神話をモチーフにした天井画が描かれていました。《ジャン・ヴァラン》作【ローマ皇帝姿のルイ14世像】も飾られています。
-
『ディアナの間(Le Salon de Diane)』は月の女神ディアナに関する物で飾られ、ビリヤードの名手だった《ルイ14世》は夜になるとビリヤードルームとして使っていたそうです。
-
『マルスの間(Le Salon de Mars)』は1682年までは「衛兵の間」でした。その後、音楽や舞踏、賭博などの会場として使われるようになったそうです。
-
『マルスの間(Le Salon de Mars)』の天井には広間の名前の由来となったクロード・オードラン》作【狼の牽く戦車に乗るマルス】が描かれています。
-
『マルスの間(Le Salon de Mars)』の《ルイ15世》の肖像画です。
-
『メルクリウスの間(Le Salon de Mercure)』の天井には名前の由来となった《ジャン・バティスト・シャンペーニュ》作【2羽のニワトリに引かれた戦車に乗るメルクリウス】が描かれています。メルクリウスとは商人や旅人の守護神の事だそうです。
-
『メルクリウスの間(Le Salon de Mercure)』は贅を尽くし、目が覚めるような深紅のヴィロードに包まれています。
-
『メルクリウスの間(Le Salon de Mercure)』のカラクリ時計です。1706年に時計職人の《アントワーヌ・モラン》が《ルイ14世》に贈ったそうです。1時間ごとに扉が開き、女神《ペーメー》が《ルイ14世》に王冠を授ける仕掛けになっているそうです。
-
『メルクリウスの間(Le Salon de Mercure)』は《ルイ14世》の遺体が安置されていた事でも有名な部屋です。この天蓋付きベッドに安置されていたのでしょうか?
-
『メルクリウスの間(Le Salon de Mercure)』は盛儀用の寝室として使われ《ルイ14世》の孫《アンジュー公》はスペイン王に即位するまでの3週間をここで過ごしたそうです。
-
『アポロンの間(Le Salon d’Apollon)』の天井には《シャルル・ド・ラフォス》作【戦車に乗ったアポロン】が描かれています。
-
『アポロンの間(Le Salon d’Apollon)』も同じ赤い色で王家の紋章?タスペトリーも重厚感が溢れています。高さ2.6mの銀製の玉座が置かれていた【玉座の間】です。
-
『アポロンの間(Le Salon d’Apollon)』には、バレエのトウ・シューズを履いているような姿の《イアサント・リゴー》作【ルイ14世の肖像】の複製画が飾られています。オリジナルは『ルーヴル美術館』にあります。
-
『アポロンの間(Le Salon d’Apollon)』は王が客人と会う場所でした。『鏡の間』で公的行事がある時などは、この広間から玉座が運ばれて利用されていたそうです。
-
『アポロンの間(Le Salon d’Apollon)』の反対側の壁には《ルイ16世》の肖像画が飾られています。何となく優しそうで『ベルばら』の国王陛下がイメージ出来ます。
-
『戦争の間(Le Salon de la Guerre)』の天井画は天空に舞う旗を持った天使達が描かれています。
-
『戦争の間(Le Salon de la Guerre)』にも特別展示がされていました。
-
『戦争の間(Le Salon de la Guerre)』はオランダ戦争における《ルイ14世》の勝利と終戦をテーマとしています。暖炉も素晴らしいです。大きなメダイヨン(円形薄彫り肖像)にはローマ皇帝の扮装をした馬上の《ルイ14世》が描かれています。
-
19年前もそうでしたが『戦争の間(Le Salon de la Guerre)』にある馬上の《ルイ14世》ですが『ベルばら』世代のシニアには《オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ》にしか見えないのです。(笑)やはり友人も「オスカル!」と呟いていました。
-
イチオシ
『鏡の間(La Galerie des Glaces)』は『ヴェルサイユ宮殿』最大の見どころです。朝イチだったので、あまり人が入らず撮影出来ました。
-
『鏡の間(La Galerie des Glaces)』は元々テラスだった所を約8年かけ、国王の居室と王妃の居室を結ぶ回廊として改造したのだそうです。
-
『鏡の間(La Galerie des Glaces)』の回廊の長さは約75m、幅は約10m、高さは約12mもあります。17組の巨大な窓と357枚もの鏡が壁一面に張られています。
-
電気が発明されていない当時の『鏡の間(La Galerie des Glaces)』は鏡にシャンデリアの灯りを反射させて明るくしていたのでしょうが灯りを付けるだけでも大変な仕事だった事でしょう。
-
『鏡の間(La Galerie des Glaces)』で第一次世界大戦終結の【ヴェルサイユ条約】が署名されています。
-
『鏡の間(La Galerie des Glaces)』にも《ユストゥス・サスターマンス》作【幼少期のレオポルド・デ・メディチ王子の騎馬像】が展示されていました。
-
『鏡の間(La Galerie des Glaces)』にはシャンデリアの他に豪華な燭台もあります。
-
『鏡の間(La Galerie des Glaces)』の窓からはフランス式庭園の最高傑作と称される『ヴェルサイユ宮殿』の庭園を見る事が出来ます。
-
『鏡の間(La Galerie des Glaces)』でも記念撮影をパチリ!
-
『鏡の間(La Galerie des Glaces)』の鏡に向かってパチリ!この後、私達の撮影方法が『ヴェルサイユ宮殿』のゲストに広がって皆さん同じ撮影方法にチャレンジしていました。(笑)
-
『鏡の間(La Galerie des Glaces)』横にある『閣議の間(Council Study)』は国事をはじめ、財務など様々な事を決める部屋だったようです。
-
『王の中庭』の【ゼウス】が見えます。このバルコニーから1789年暴徒化してヴェルサイユ宮殿に押し寄せて来たパリ市民の要求に応えるため《ルイ16世》と《マリー・アントワネット》は姿を見せ、頭を下げたのですね。私には『ベルばら』で印象的な場面でした。
-
『王の寝室(La Chambre du Roi)』『ヴェルサイユ宮殿』の建物の中央に位置する大広間です。国王と王妃の共通の大広間として1688年に造られました。金襴に囲まれた天蓋付きの王のベッドは豪華絢爛そのものです。
-
『王の寝室(La Chambre du Roi)』を妻《マリー・ルイーズ》が亡くなった後《ルイ14世》自身の寝室と定め、1715年にこの部屋で息を引き取った場所もこの部屋だそうです。
-
『王の寝室(La Chambre du Roi)』を《ルイ15世》も寝室と定め、就寝の儀式を行っていたそうです。
-
『鏡の間(La Galerie des Glaces)』の横にある『牛眼の間(Salon de l'OEil de Boeuf)』は王の寝室の控えの間の役目を果たし、宮廷人はこの部屋で王の寝室に入る許可を待っていたそうです。
-
『牛眼の間(Salon de l'OEil de Boeuf)』には《ジャン・ノクレ》作【神話風に仮装した ルイ14世とその一族の肖像】や王家の人々を描いた複数の肖像画が飾れています。
-
『牛眼の間(Salon de l'OEil de Boeuf)』という名は広間の天井と鏡の間にある円形の窓の形に由来しているそうです。《ルイ14世》は政治のため、閣僚達と多くの時間をこの広間で過ごしたそうです。
-
『牛眼の間(Salon de l'OEil de Boeuf)』は国王の起床・就寝の儀式を執り行う際の待合室としても使用され、朝になると国王の引見を求める人達で溢れていた王に目通りを願う者の控えの間だったそうです。
-
『平和の間(Le Salon de la Paix)』は《ルイ14世》の治世の終わり頃からこの広間は王妃の居殿の一部となり『娯楽の間』として使用されていたそうです。
-
『平和の間(Le Salon de la Paix)』で《ルイ15世》の王妃《マリー・レクザンスカ》は毎週日曜日に音楽演奏会を開催し《マリー・アントワネット》もこの部屋で娯楽を楽しんでいたそうです。シャンデリアを見上げてパチリ!
-
庭園を移動するカートが見えます。もちろん運転するには免許が必要です。
-
『王妃の寝室(La Chambre de la Reine)』は《ルイ14世》が王妃《マリー・テレーズ》のために作った部屋です。その後《ルイ15世》の王妃《マリー・レクザンスカ》1770年から1789年まで《ルイ16世》の王妃《マリー・アントワネット》の寝室だったそうです。
-
『王妃の寝室(La Chambre de la Reine)』は王妃の朝の特別な謁見や王位継承者の出産などでも使用され、この部屋で19人の王子と王女が誕生しています。王妃の私生活は起床から就寝まで公開されていたそうです。《マリーアントワネット》はこの場所で公開出産を行いったそうです。プライバシーはなかった?のですね。
-
『王妃の寝室(La Chambre de la Reine)』には国民からマリー・アントワネットに贈られた宝石箱のレプリカがありました。その横に隠し扉があり、1789 年 10 月 6 日に暴徒たちが宮殿内に侵入した時《マリー・アントワネット》はこの隠し扉を使って『王の部屋』まで逃げたそうです。矢印の指す場所が隠し扉のようです。
-
『王妃の寝室(La Chambre de la Reine)』の豪華なソファーです。思わず座ってみたくなりました!
-
『貴人の間(Le Salon des Nobles)』は王妃の寝室の隣にあります。王妃の公式な接見や宮廷に新しく迎えられた夫人達の紹介が行われた場所です。『ベルばら』の《マリー・アントワネット》と《デュ・バリー夫人》の関係を連想してしまいます。
-
『貴人の間(Le Salon des Nobles)』は《ルイ15世》王妃《マリー=レクザンスカ》が謁見の間として使っていた部屋です。《マリー・アントワネット》の時代に大改装が行われ、天井画だけを残して家具を含めた全てが新調されたそうです。
-
『大膳式の間(L’antichambre du Grand Couvert)』は王と王妃が皆の前で食事をとる儀式の行われた部屋で王族のみが着席を許されていたそうです。毎日【起床の儀】から始まる儀式の連続で過ごしていた《ルイ14世》は夜22時からの【公式晩餐】もほぼ欠かさず行っていたそうです。ここまで生活が公開されるのでは息が詰まってしまうと思いました。国王も大変なんですね。
-
『大膳式の間(L’antichambre du Grand Couvert)』には《マリー・アントワネット》の母、オーストリア女帝《マリーテレーズ》が織り込まれたゴブラン織りのタペストリーがありました。1764年《ルイ15世》と王《妃マリー・レクザンスカ》が幼少の《モーツァルト》と食事をしたのもこの部屋だそうです。
-
『大膳式の間(L’antichambre du Grand Couvert)』の王妃と子ども達の肖像画です。
額の上にブルボン家の紋章とオーストリアとハプスブルク家の紋章を合わせた《マリー・アントワネット》の紋章があります。《マリー・アントワネット》と同じ年齢の女性画家《ルブラン》が描いた、とても美しくて幸せそうな肖像画です。 -
『王妃の衛兵の間(Salle des gardes de la reine)』は王妃の護衛を務める兵士が待機していた部屋です。昼夜12人の衛兵が王妃の護衛に当たっていました。天井には正義と畏怖の神ジュピターの絵が描かれています。
-
『王妃の衛兵の間(Salle des gardes de la reine)』へ革命時、パリの民衆がこの部屋まで迫って来たそうです。
-
フランス式庭園とは17世紀から18世紀にかけてフランスで発達した庭園様式で左右対称の幾何学的な構成が特徴だそうです。この時は庭園は窓から眺めるだけのつもりでした。
-
『大理石の階段』と呼ばれている大階段は1679年から1681年にかけて造られ、王妃の居室に続く専用の階段でした。1683年に《マリー・ルイーズ》が亡くなると王の居室にも通じる様になったそうです。
-
階段の踊り場には美しい飾りがありました。
-
『戴冠の間(La Salle du Sacre)』は《ジャック・ルイ・ダヴィッド》によって描かれた【ナポレオン1世の戴冠式と皇妃ジョセフィーヌの戴冠】が飾られた部屋です。中央のオベリスクも立派です。
-
『戴冠の間(La Salle du Sacre)』にある絵画【アブキールの戦い1799年7月25日】です。
-
『戴冠の間(La Salle du Sacre)』にある絵画は《ジャック・ルイ・ダヴィッド》本人による複製でオリジナルは『ルーヴル美術館』にあります。大きさはタテ6m×ヨコ10mの大作です。
こちらは後々アメリカの実業家の依頼で描かれたものだそうです。 -
『戴冠の間(La Salle du Sacre)』にある絵画は戴冠式に出席しているナポレオンの母が頭にベールを被っている事がオリジナルとは違っています。
-
『戴冠の間(La Salle du Sacre)』にある絵画は戴冠式に出席しているナポレオン家の5人の女性の内、左から2番目の女性(ナポレオンの妹ポリーヌ)の衣装がピンクでオリジナルと違っています。
-
『戴冠の間(La Salle du Sacre)』の絵画はベールを被っています。
-
『ルーヴル美術館』のオリジナルはベールを被っていません。後日、実際に鑑賞してオリジナルでも確認しました。
-
『戴冠の間(La Salle du Sacre)』の絵画はピンクのドレスです。
-
『ルーヴル美術館』のオリジナルは白いドレスです。当時はこういった複製画を同じ作者が描くことが珍しくなかったそうです。その際には必ずどこかを変えて描く事が決められていたそうです。
-
『戴冠の間(La Salle du Sacre)』にある絵画【鷲の軍旗の授与】です。
-
『戴冠の間(La Salle du Sacre)』にある《ナポレオン》の肖像画です。
-
『戴冠の間(La Salle du Sacre)』にあるオーストリア皇女で《ナポレオン》の2番目の妻《マリー・ルイーズ》です。19年前に見た時からずっと《ジョセフィーヌ》だとばかり思っていました。(笑)
-
階段や天井も何もかも本当に豪華絢爛です。
-
『戦闘の回廊(Galerie des Batailles)』は長さ120m、幅13mもあるこの巨大な回廊でフランスの戦争の歴史を絵で見る事が出来ます。まるで『ルーヴル美術館』に来たみたいでした。
-
モザイクタイルが印象的な回廊も歩きました。
-
たくさんの人々が歩くので大理石が磨り減っています。
-
10:00 『ヴェルサイユ宮殿』見学終了です。混雑していないと本当にスムーズに回る事が出来ました。
-
この先にトイレがあります。
-
10:03 贅沢モーニングを食べに『ore』へ向かいます。⑧へ続きます。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
シニアトラベラー!19年ぶりのパリ満喫の旅
-
前の旅行記
シニアトラベラー!19年ぶりのパリ満喫の旅⑧ヴェルサイユ宮殿後編
2024/10/15~
ヴェルサイユ
-
次の旅行記
シニアトラベラー!19年ぶりのパリ満喫の旅⑥ディズニーランドパリ後編
2024/10/15~
ディズニーランド・リゾート・パリ周辺
-
シニアトラベラー!19年ぶりのパリ満喫の旅①準備編
2024/10/15~
パリ
-
シニアトラベラー!19年ぶりのパリ満喫の旅(30)パリ旅行個人費用決算
2024/10/15~
パリ
-
シニアトラベラー!19年ぶりのパリ満喫の旅(29)滞在中パリの物価
2024/10/15~
パリ
-
シニアトラベラー!19年ぶりのパリ満喫の旅(28)JAL機内~自宅
2024/10/15~
パリ
-
シニアトラベラー!19年ぶりのパリ満喫の旅(27)シャルル・ド・ゴール空港
2024/10/15~
パリ
-
シニアトラベラー!19年ぶりのパリ満喫の旅(26)凱旋門・エッフェル塔界隈
2024/10/15~
パリ
-
シニアトラベラー!19年ぶりのパリ満喫の旅(25)コンコルド広場&シャンゼリゼ通り
2024/10/15~
パリ
-
シニアトラベラー!19年ぶりのパリ満喫の旅(24)オランジュリー美術館&チュイルリー公園
2024/10/15~
パリ
-
シニアトラベラー!19年ぶりのパリ満喫の旅(23)サン・マルタン運河&オペラ界隈
2024/10/15~
パリ
-
シニアトラベラー!19年ぶりのパリ満喫の旅(22)モンマルトル界隈
2024/10/15~
パリ
-
シニアトラベラー!19年ぶりのパリ満喫の旅(21)オペラ・ガルニエ
2024/10/15~
パリ
-
シニアトラベラー!19年ぶりのパリ満喫の旅⑳パレ・ロワイヤル&ギャラリーラファイエット
2024/10/15~
パリ
-
シニアトラベラー!19年ぶりのパリ満喫の旅⑲ルーヴル美術館後編
2024/10/15~
パリ
-
シニアトラベラー!19年ぶりのパリ満喫の旅⑱ルーヴル美術館中編
2024/10/15~
パリ
-
シニアトラベラー!19年ぶりのパリ満喫の旅⑰ルーヴル美術館前編
2024/10/15~
パリ
-
シニアトラベラー!19年ぶりのパリ満喫の旅⑯サントゥスタッシュ教会&新凱旋門
2024/10/15~
パリ
-
シニアトラベラー!19年ぶりのパリ満喫の旅⑮ポンピドーセンター
2024/10/15~
パリ
-
シニアトラベラー!19年ぶりのパリ満喫の旅⑭サント・シャペル教会&シテ島
2024/10/15~
パリ
-
シニアトラベラー!19年ぶりのパリ満喫の旅⑬サンジェルマン・デ・プレ&モンパルナスタワー
2024/10/15~
パリ
-
シニアトラベラー!19年ぶりのパリ満喫の旅⑫ロダン美術館・アンヴァリッド・クリニュー美術館
2024/10/15~
パリ
-
シニアトラベラー!19年ぶりのパリ満喫の旅⑪オルセー美術館後編
2024/10/15~
パリ
-
シニアトラベラー!19年ぶりのパリ満喫の旅⑩オルセー美術館前編
2024/10/15~
パリ
-
シニアトラベラー!19年ぶりのパリ満喫の旅⑨バトームーシュ
2024/10/15~
パリ
-
シニアトラベラー!19年ぶりのパリ満喫の旅⑧ヴェルサイユ宮殿後編
2024/10/15~
ヴェルサイユ
-
シニアトラベラー!19年ぶりのパリ満喫の旅⑦ヴェルサイユ宮殿前編
2024/10/15~
ヴェルサイユ
-
シニアトラベラー!19年ぶりのパリ満喫の旅⑥ディズニーランドパリ後編
2024/10/15~
ディズニーランド・リゾート・パリ周辺
-
シニアトラベラー!19年ぶりのパリ満喫の旅⑤ディズニーランドパリ前編
2024/10/15~
ディズニーランド・リゾート・パリ周辺
-
シニアトラベラー!19年ぶりのパリ満喫の旅④ホテル編
2024/10/15~
パリ
-
シニアトラベラー!19年ぶりのパリ満喫の旅③移動編
2024/10/15~
パリ
-
シニアトラベラー!19年ぶりのパリ満喫の旅②前泊編
2024/10/15~
羽田
旅行記グループをもっと見る
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
ヴェルサイユ(フランス) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ シニアトラベラー!19年ぶりのパリ満喫の旅
0
159