キュンパスで祖母への思いとカメダとおばこ列車と②

2024/02/28 - 2024/03/01

キュンパスを使った秋田の旅二日目は、羽越本線羽後岩谷駅に隣接しているぽぽろっこを拠点に、昔祖母が亡くなった病院があった場所を歩き、その後砂の器の撮影地である羽後亀田に向かいます。
映画では冒頭に出てくる場所になりますが、ほかの方が調べたところ撮影が行われたのは羽後亀田周辺だけではなく羽後本荘より一つ先の西目地区。
移動距離も長いので、主にレンタカーで移動しました。
最終日の三日目は戴いたフリーきっぷを利用して再び由利高原鉄道に乗車。
おばこ姿のアテンダントが乗車するおばこ列車に乗りましたが、３月はおひなっこ列車として車内中がひな飾りになっていました。
酒田からちょっとトラブルがあったものの、特急いなほと上越新幹線で無事東京へ帰りました。

エリア 秋田

おはようの朝ごはん。

羽後岩谷駅のぽぽろっこと反対側。
もともとはこちらのみに駅舎があって街が形成されていました。

羽後岩谷駅 駅

今はだいぶさびれている様子。

駅前を暫く歩きましたが昔あったと思われる病院の痕跡は見当たりませんでした。
強いて言えば調剤薬局が一軒。
ただ、昔は病院で直接薬を出していたから関係があるかどうかは
分かりません。

羽後岩谷駅に戻ります。
待合室は広いけれど、ほとんど人はいない。

秋田行きの普通電車に乗ります。

羽後亀田駅。
駅舎は昔のまんま。

羽後亀田駅 駅

今西刑事(丹波哲郎)と吉村刑事(森田健作)が駅を降り、
「今西さん、メシ、どうします？」「そうだなぁ、うん、あそこにしよう」と
いう流れで駅前食堂に入るものの、今はその食堂はありません。
というより、あたりに飲食店自体見当たらない。

映画の冒頭は客車列車が駅に着き、構内踏切を渡って駅を出るところから
始まります。
跨線橋が出来て構内踏切が無くなりましたが、去年右側のホームも
使用停止となって跨線橋を渡ることも出来なくなりました。

レンタカーを借りるため羽後本荘駅に。

羽後本荘駅 駅

羽越本線がバックのシーンは羽後本荘駅隣、亀田とは反対の西目駅の近く。
別のサイトで映画の聖地巡りをされていた方が見つけ出したところ。
今西刑事が乗り移ったかのような執念深さ(誉め言葉)だと思う。

上の場所の近く、二人が畑の中を歩くシーンの場所。

映画と同様、風が強かったけれど季節が真逆。
まぁ例年なら雪が残っていたはず。

ここで早めのお昼。

寿楽 グルメ・レストラン

比内地鶏の親子丼と稲庭うどん。
秋田に来たのだし、これを食べないと。
ごちそうさま。

亀田のロケ地巡り。
不審者の情報を聞き出す場面だけど橋の脇に大きな木があったはずだけど今はない。

川で友禅流しをしていた地元の人に吉村刑事が
「おばちゃ～ん、その男はここに立っていたんですね？」と
訪ねるところ。

おばちゃんは「いやぁ～、その木の根っこの下でしたよ」と返事をしたけど、その木は根っこを残して切り取られていた。

龍門寺は山門がロケに使われました。

岩城家御霊屋(龍門寺境内) 名所・史跡

車を駐車場に停め、山門に降りていきます。

亀田の街を見渡せるロケーション。

案内をしていた地元の刑事が買った瓜を今西がこの仏像の角で割り、
半分を吉村に渡すシーン。

警察署として使われた建物。

車で秋田市内方面へ。
映画には出てこないけれど、原作で和賀英良ら「ヌーボーグループ」が視察をしたという日本ロケット発祥の地。
街道外れの道だか砂地だか分からないようなところにひっそりと記念碑だけが残っている。

原作が書かれる少し前の昭和30年の事なのでどれだけ話題になったか
よく分かりませんが、後年爆発事故があって閉鎖されたとのこと。

ここでおみやげ購入とひと休み。
支払った時、レジに財布を忘れた。

道の駅 岩城 岩城アイランドパーク 道の駅

撮影場所とは違うだろうけど２人が砂浜を歩くシーンがあるので。

羽後本荘駅に戻り車を返却。
ここからぽぽろっこまで今度は羽後交通のバスに乗ります。
実は昔、特急いなほに乗るためにこの路線で羽後岩谷から本荘に向かいましたが、途中で他の乗客がみんな降りたので駅と勘違いして一緒に降りたためにいなほに乗り遅れたというやらかしがありました。
そのリベンジのための乗車ですが、半世紀もよく路線が残っていたと思う。

２泊目の夕食。鍋を始め、洋風仕立てでした。

普段はあまりデザートは食べないけれど、こういう時は必ず食べるし美味い。出されたものは残すなと言われ育ったからね。

最終日の朝。部屋から電車が見られるのは最高だけど、本数が少ないので撮影は難しい。

朝食。魚がサバになった。

おばこ列車。３月はおひなっこ列車として走る。

おひなっこ列車車内。
凝ってる。

今回、撮影不可のもあったけど、おひな様はいくつ見ただろう。

こんなかわいいのも。

おばこによるご案内。ちょっと不慣れ？

鳥海山 木のおもちゃ館 美術館・博物館

唯一の列車交換の駅。

前郷駅 駅

この前郷駅でスタフとタブレットを交換。
閉塞がふた区間しかないのに、閉塞方式が違う。

交換して出発。

３日間で６度目の羽後本荘駅。

酒田駅。
ここで食料調達。

駅からすぐにテイクアウトが出来る食堂があったので注文。

定食屋 おおた グルメ・レストラン

美味そう。ところが発車してすぐ列車が急停車して悲惨な状態になってしまった。

いなほ乗車。

荒れてますね。

新潟駅到着。

柵を挟んでホームの反対から新幹線に乗り換えが出来る。
楽だけど写真を撮る余裕はない。